間宮卓司

ページ名:間宮卓司

登録日:2010/06/02(水) 10:55:32
更新日:2023/08/18 Fri 10:34:38NEW!
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素晴らしき日々 救世主 ネタバレ項目 オナニー 主人公 佐山森 救世主様 割れ厨 ……まるで工業製品みたいに綺麗だよ…… 2012年7月20日は救世主様の葬式 間宮卓司



しくじった?

何言ってるんだよ…

これは必然なんだよ…


予定調和なんだよ…


※ここでは『素晴らしき日々~不連続存在~』の世界での間宮卓司について説明する。


第2章「It's own Invention」の主人公。声優は佐山森。担当原画は基4%。


漫画、アニメ、エロゲーが好きなオタクだが、気が弱く、妄想癖が強く、自他共に認めるキモオタである。勿論童貞。そして割れ厨。


「魔法少女リルル」がお気に入りのアニメ。
上記のような性格から、不良達からいじめにあっている。いじめは暴力的なものから男として屈辱的なものまで受けていた。


間宮羽咲は妹。
ゲーム開始以前に母と双子の妹を亡くしているらしい。


以下第2章のネタバレ。













高島ざくろの自殺を目撃した事をきっかけに、人々を空へ還す「救世主」へと覚醒する。
その覚醒ぶりは、魔法少女リルルと話したり、事件について嗅ぎ回る由岐を押さえ付けたり、それまで暴力を振るっていた皆守を捩じ伏せたり、
机とセックスしたり、西森の怪我を奇跡で直したり、神にあったり、画面いっぱいの選択肢を表示させてしまう程である。



ざくろの自殺と、世界の終わり、かつて母親が自分を「救世主」として育てたことから世界に予定調和を見る。


そして、リルルとの邂逅により本格的に救世主へと覚醒する。


人々を空へ還すべく、彼は教室で演説を行う。


全ては嘘であること、
ざくろと 城山は贄としたこと、
新たに贄となる者がいること、
そして世界は7月20日に確実に終わる、
と。


この時の彼のあまりの神々しさから、一部から「間宮様」と呼ばれる。


その後、橘希実香を初め、多くの信者を「秘密基地」に集め、説法を行ったり、乱交を行わせたり、歌って踊らせたりなどの活動を行う。


正規ENDでは信者たちを空へ還し、自身も空へ還る。
その直前に由岐と対峙し、「君が好きだった」と語る。
おそらく恋愛的な意味ではない。
HAPPYENDでは、希実香と屋上にて「素晴らしい時間」を過ごす。
救世主の魔法、空飛ぶ牛、通販箱から花火、奏でられる旋律…


そして、彼と希実香以外の人々を空に還し、希実香から本当の事を告げられる。


希実香が間宮の下へ来た目的
ざくろへの複雑な想い


そして、


間宮は自分にとって本当に救世主であったこと。


抱かれてもいい程好きな人となってしまったが、それを叶えてしまってざくろへの償いとならない、
自分のご褒美は、「屋上でのひと時」で十分だと、彼女は言う。


そして、間宮に「生きて償う」事を望みながら彼女も地面へと身を傾ける。


救世主も

世界の終わりも

どうでもいい


ただ僕は

彼女を抱き締めたい。


その想いのままに、垂直落下の中、間宮は希実香を抱き締める。



「彼女は言った。」
「償いだと。」
「彼女は言った。」
「充分だと。」
「彼女は言った。」
「それが、私の世界の価値であったと。」
「僕は思う。」
「そんなの糞喰らえだと。」
「世界がなんだ。」
「償いがなんだ。」
「高島がなんだ。」
「呪いがなんだ。」
「死がなんだ。」
「ボクは彼女を抱きしめたい。」
「ただ抱きしめたい。」
「これ以上生きなくてもいい。」
「誰も生きなくてもいい。」
「世界も、」
「ボクも、」
「希実香も、」
「何も残らなくていい。」
「全て消えていい。」
「ただボクは、」
「ただボクは彼女を抱きしめたかった。」
「死の直前であろうが、」
「それが、瞬時の世界の事であろうが、」
「ボクは彼女の生きたぬくもりを感じたかった。」
「だからボクは飛んだ。」



ある意味この作品のテーマを最も表しているENDなので是非見て頂きたい。


ちなみに基4%のお気に入りキャラ。



以下最大のネタバレ











間宮卓司はすでに死亡している。
現在間宮卓司として振舞っている身体は本来卓司の兄、皆守のものである。


皆守の母・琴美は病に冒された夫を救おうとするあまり新興宗教にいれこみ、巫女の家系であったことに目をつけられ教祖の子を身籠る。
それが卓司と羽咲である。
しかし教祖に飽きられた琴美は「生まれた子供が双子だったため卓司は救世主としての力を失った」と告げられ教団を追いやられる。
しかしその後も卓司を救世主として育て続けた琴美は夫の死後、救世主として覚醒させるために羽咲を卓司に殺させようとする。


それを止めようとした皆守は誤って卓司を殺してしまい、羽咲をかばった由岐は命を落とす。
事件後皆守は卓司の呪いなのか、皆守、卓司、由岐の三人の人格を持つようになる。
そして罪悪感から肉体の所有権を卓司に奪われ続けていたが精神を病んだ琴美は卓司に関心を抱かなくなった。
結果、卓司は物語序盤のような内向的性格となる。


だが卓司が思いを寄せていた少女ざくろが自殺したことをきっかけに卓司が自分を救世主と思い込み始める。
卓司の強い意思に皆守と由岐の存在が消滅しかけてしまう。
皆守は長い間眠りについていたせいで自分の事を卓司の副人格だと思いこみ、卓司を道連れにしようとしていたが由岐の後押しもあり記憶を取り戻す。
羽咲のヒーローとして、羽咲を守り素晴らしき日々を過ごすために皆守は再び自己の中にやどる卓司に立ち向かう。


つまるところすば日々は死後も続く兄弟喧嘩と兄妹愛の物語であったのだ。

























………だと思ったか?


もちろんこれらに意味が無いわけではないが、
実はこの一連の凄い伏線回収やら劇的な場面展開やら熱い流れやらは主題でも何でもない。


そしてそれまでのシーンと最後のシーンに、作中で度々引用されている哲学などを考慮すると……。




ちなみに彼と同じく電波キャラとして名高いざくろとの関係性については、
思っていることとざくろ視点での発言にやばいぐらいの隔たりがあったこと、ざくろが気になっていたのは別人格だったという事情があり、
ざくろ本人からも拒否られてはいたのだが彼女のことを最も理解できていた…というかまともに理解出来ていたのは作中彼しか居ない(最も事情を知っている希実香ですら理解出来ていたとは言い難い)。


もっともこれも作中の色々な発言(特に最後のエピソードによる発言)やら視点やら哲学などのせいで、結局「よく分かんない」ってことになるのだが*1
やはり良くも悪くも電波ゲーである。






「追記・修正する」「追記・修正する」
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*1 作者の中に色々と想定している答えはあるかもしれないが、それを明言したら本作で最も強く押し出している哲学などが結構台無しになる

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