ガーディアンフォース(FF8)

ページ名:ガーディアンフォース_FF8_

登録日:2010/01/28(木) 19:35:08
更新日:2023/08/07 Mon 15:26:52NEW!
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ff 一覧項目 ff8 召喚獣 g.f. zとoとiとdとs←は関係無い 生命体 生命体? ドローし忘れ注意 記憶障害 おうえん バラムガーデン公認 ガーディアンフォース ジャンクション



ガーディアンフォースとは、ゲーム『FINAL FANTASY Ⅷ』に登場する生命体の総称。
早い話が、他のFFシリーズにおける召喚獣の立場。
作中では基本的に「G.F.」と略される。


【概要】


主人公達の重要な戦力であり、その存在と『ジャンクション』という概念は、
本作のシステムとストーリーの根幹を為す存在と言っても過言ではない。
って言うか、こいつらがいないとまず始まらない。



最大の特徴は、パーティメンバーにジャンクション(接合)ができること。
要するに仲間に召喚獣を装備できるのである。


G.F.をジャンクションすると、そのキャラクターには魔法をジャンクション(装備)できるようになる。
魔法をジャンクションすると、その部位によって

  • ステータスにジャンクション…そのステータスを強化
  • 属性(攻撃・防御)にジャンクション…攻撃に属性を付与したり、敵の属性攻撃への耐性が得られる
  • ST(攻撃・防御)…攻撃にステータス異常付与(即死効果含む)を付与したり、ステータス異常への耐性が得られる。

といった効果がある。


今作では「防具」「アクセサリ」などといった概念が存在しないので、魔法のジャンクションが一般的なRPG作品における「装備」の位置づけということになる。
魔法を装備して物理で殴るのがこのゲームのスタイルと言える。
一応「武器」の概念はあるが、それも「固定の武器を上位の武器に改造し、攻撃力と命中力を上げていく」というだけである。
因みに一つの魔法を複数箇所にジャンクションするという事は不可能*1だが、ある特定の手順を踏むと全部のステータスに同じ魔法をジャンクションできる。
バグ技……と言いたいが当時の攻略本にも書いてあったりアーカイブスでも修正されていないので恐らく裏技として意図的に仕込まれたものだろう。


また、G.F.はジャンクションしたキャラクターに様々な戦闘コマンドも付加してくれる。
と言うより、本作ではG.F.をジャンクションしないと『アイテム』『魔法』といった基本的なコマンドすら使用できない。
その場合は『たたかう』かHPが減った時に使える『特殊技』、もしくは逃げるしかとれる手段が無い。
要するにこいつらがいなきゃまともな戦闘が出来無い、って位、重要なポジションを占める連中。
後、イベントで操作キャラクターが変更される場合装備状態は引き継がれないので注意。
ステータス画面で確認しないと悲惨な事になる。


入手は普通にストーリーで強制的に取得するものと、そうでない任意入手のものがある。
強制入手のものはもちろん、何らかのサブクエストややり込み要素の類が入手条件になっているものはいいのだが、一部には取り逃すと二度と入手できないものが含まれている。
特に「ストーリー中のボスから「ドロー」コマンドで奪わないと入手できない」ものは忘れやすいため厳重に注意を要する。



【それぞれのG.F.について】


G.F.には、「任意型」と「乱入型」の二種類が存在し、それぞれ違う性質を持つ。


◇任意型G.F.

パーティーメンバーに「ジャンクション」(装備)可能なG.F.。
ジャンクションしていれば、「G.F.」コマンドで自分の好きな時に召喚、攻撃してもらうことができる。


また、普通のダメージ型のG.F.は、どれも10APで習得可能な「おうえん」により召喚魔法の威力を上げる事ができる。
これは、G.F.召喚のシークエンス中にセレクトボタンでダメージ倍率表示を出した後に□ボタンを連打するというもの。
100%から始まり、ボタンを押すごとに1%ずつ威力が増して行き、最大で250%、すなわち通常の2.5倍のダメージを与えられる。
当然、ムービーが長いG.F.の方が有利。
ただしひたすら連打すればいいのかと思えばそうでもなく、時々×マークが出現する。
この時にボタンを押してしまうと威力が75%に低下するペナルティーが発生、そこから上げ直しとなる。


連打システムにはつきものだが毎回使うのは面倒、またボタンの寿命を縮めるという欠点がある。


  • ケツァクウァトル

雷属性のG.F.。
まともなプレイでは最初に入手するG.F.その一。名前がとても言い辛い。
シリーズお馴染みの雷属性召喚獣「ラムウ」は本作では登場せず、こいつが変わりに登場する。
召喚魔法は「サンダーストーム」。



  • シヴァ

冷気属性のG.F.。
まともなプレイでは最初に入手するG.F.その二。惜し気も無く素肌を晒すけしからんG.F.。
召喚魔法は「ダイアモンドダスト」。



  • イフリート

炎属性のG.F.。
一番最初に戦闘で入手するG.F.。
他のG.F.はあえて入手しない縛りプレイも可能だが、これだけは入手することがスコールにとっての課題なので入手しないと話が進まない。
といっても入手してからもジャンクションする義務はないので縛る人は手元におかれたままとなる。
アーヴァインをレギュラー登用する場合、イフリートの弾薬精製はほぼ必須レベル。
召喚魔法は「地獄の火炎」



セイレーン
無属性のG.F.
初のドロー入手G.F.。ドローが入手手段のG.F.はその戦闘でドローし損ねると二度と入手出来無いので注意が必要。属性を持たず、威力も低いが沈黙の追加効果がある。
シヴァ同様、けしからん姿を晒す。リマスター版では微修正された。
召喚魔法は「サイレントヴォイス」



ブラザーズ
地属性のG.F.。
唯一、ミノタウロスとセクレトの二体で一体のG.F.。ボスとして出現、倒すと使用可能になる。召喚演出は結構コミカル。体の小さいミノタウロスが兄、大きいセクレトが弟。ジャンケンをするが兄の後出しにより毎回敗北させられ、上までぶん投げられる弟がダメージ源。
召喚魔法は「兄弟仁義」



ディアボロス
無属性のG.F.。
相手の防御に関わらずディアボロスのLVと同じ%のダメージを与える(上限は9999だが)の「重力魔法」を使うG.F.。またとあるボスの天敵。
悪魔の様な姿をしていて召喚演出時に蝙蝠が登場するあたり、吸血鬼のようでもある。
あるアイテムを使うと戦闘に入り、倒すと使用可能になるのだが、ラグナ編で使うとバグによりジャンクションされないまま戦闘になることもあり、泣きを見たプレイヤーもいるかもしれない。わざわざラグナ編までとっておくかは自由。G.F.はどちらの世界でも使えるので問題はない。
戦闘では「グラビジャ」ばかり使ってくるので、これを逆用して特殊技を連発すると楽に倒せる。また特殊な攻撃に特殊なカウンターをするのでそれに気づくと楽。割と気づきやすい。
召喚魔法は「闇よりの使者」



カーバンクル
数少ない攻撃能力の無いサポート型G.F.。
愛らしさNo.1。効果はシリーズおなじみの味方全体にリフレク。
召喚魔法は「ルビーの光」



リヴァイアサン
水属性のG.F.。
召喚魔法名が目茶苦茶読み辛い。
召喚魔法は「大海嘯」(だいかいしょう)



パンデモニウム
風属性のG.F.。
『風神・雷神』の風神に似た姿をしている。(ドローする相手が相手なだけに)
召喚魔法は「暴風圏突入」



ケルベロス
ボスとして出現、倒すと使用可能になる。
攻撃的な見かけに反し、サポート型のG.F.全員を「ダブル」「トリプル」状態にしてくれる。
魔法を多用する場合、ラスボス戦以外では、頻繁に召喚される事請け合い。
え?もったいないから魔法使わない……?
召喚魔法は「反撃の狼煙」



アレクサンダー
召喚魔法名まんまな、聖属性のG.F.。
どう見ても生き物に見えないが、れっきとしたG.F.の一種。
山と肩を並べる程デカい。
召喚魔法はスクウェアクレi(ry……ではなく「聖なる審判」



グラシャラボラス
毒属性のG.F.。
生命体に見えないG.F.その二。
魔列車なのに生命体って…
入手までに異常に手間がかかる。
攻撃の仕方がエグい+状態異常と敵からしたら散々。
鉄道好きの人は名前変更時に列車名(特に新幹線、特急列車名の場合は名前によって腹筋崩壊を招く場合あり)や車両系式、鉄道路線名にした人が多いのでは。
召喚魔法は「果てしなき暴走」



バハムート
無属性のG.F.。
G.F.の王たる存在。非常にカッコいい
召喚魔法は防御力無視の能力を持つ。
召喚魔法は「メガフレア」



サボテンダー
無属性のG.F.。
レベルに応じた1000単位の固定ダメージの召喚魔法である。
召喚演出は全G.F.中一番のコミカルさ。
召喚魔法は「針ン千本」



トンベリ
無属性のG.F.。
入手にそこそこ手間がかかるくせに全召喚魔法中最低レベルの威力を持つ。
むしろこのG.F.の真価はショップ関連のメニューアビリティの豊富さによる精製のサポートにあると言っても過言でないだろう。
召喚魔法は「ほうちょう」



エデン
無属性のG.F.。
G.F.中最大にして規格外の巨体を誇るトンデモG.F.。(アルケオダイノスが霞む程)
G.F.中唯一のダメージ上限(9,999)突破持ち。(サボテンダー以外で)
召喚演出が兎に角、長い。そして、スケールが無駄にデカい。
……ホントに生命体か……?
おうえんで楽にカンストまで辿り着ける。おうえんを放棄してセルフィのスロット調整を行うのもアリ。
召喚魔法は「エターナル・ブレス」



◇乱入型G.F.

キャラクターにジャンクションすることができず、戦闘中の召喚魔法だけが存在するG.F.。
効果や発動条件は様々。



コチョコボデブチョコボ
ギザールの野菜で現れ、敵全体を攻撃。
技は「チョコファイア」「チョコフレア」「チョコメテオ」「チョコボックル」の4種類。
ポケットステーション対応のミニゲーム「おでかけチョコボ」のチョコボのレベルで技が変化する。
そのためチョコボックルに出てくるデブチョコボはPS版ではその姿を拝むのは一苦労だった。
ポケステ機能がオミットされたリマスター版では、普通にレベルを上げればデブチョコボを観ることが可能。



コモーグリ
ポケステ連動アイテムで習得。
「モーグリダンス」でG.F.を回復する。
召喚する度にギルを要求する守銭奴。
といってもG.F.のHPはそうそう尽きないし、ギルも大した額ではない。鑑賞して癒されよう。


ムンバ
アイテム「ゆうじょうのあかし」使用で発動。
敵単体に(残りHP-1)ダメージの「ムンバムンバムンバ」が発動する。
ただし最大は9999ダメージ。



フェニックス
全滅時にランダム発動し、フェニックスの羽を消費し全員蘇生の「転生の炎」を使う守護神。(ただし、一度でも羽を自主的に使用しないと発動しない)
自分で羽を使用すると、敵全体への炎属性ダメージも追加。



オーディン
お馴染み「斬鉄剣」。成功率がいまいち心許なかった従来と違い、なんと成功率100%!
火竜臭いメロンと出会った時の有り難さったらない。
しかし、発動は完全ランダムである上に、発動したら必ず敵を倒してしまうため、「ぶんどる」「カード変化」「食べる」の妨げになる憎い奴。
しかも今作には彼を上回る「斬鉄剣返し」の敵が…



[[ギルガメッシュ>ギルガメッシュ(FF) ]]
Ⅴのアイツ。次元の狭間へ向かう途中で迷い込んだらしい。
戦闘の途中に登場し、4種の武器のいずれかで攻撃して去っていく。
使う技は「斬鉄剣」「まさむね」「エクスカリバー」「エクスカリパー
エクスカリパーは全体1ダメージというギャグ技。
サイファーを見て例のアイツと間違える。
オーディンをイベント時までに取得しておかないと加入しない。



以下、ネタバレ







G.F.はエネルギー生命体であり、人の記憶の中に自分の居場所を作る。
それがG.F.ジャンクションに伴う副作用の記憶障害の発生原因となっており、G.F.批判の声を高めさせている(一応、完全に証明はされていない)
傭兵を育成するガーデンでも、記憶障害のリスクを危険視してバラム以外では使用禁止になっているほどである。
また、これが原因でリノアとアーヴァインを除いたスコール達はある重要なことを忘れている。


G.F.の使用が容認されているSeedひいてはバラムガーデンの生徒が本職の兵士を相手に互角以上に立ち回れるとされるのは、記憶と引き換えにG.F.により身体能力が引き上げられていることも要因の1つ。
更にジャンクションの恩恵でバラムガーデンの生徒が使用する魔法はガルバディア軍の魔法よりも威力が跳ね上がっており、これはかつて魔女のみが扱えた本来の魔法に擬似的に近付いているためである。
ちなみにラグナたちの発言から、G.F.装備者の意識を別の人間にジャンクションさせてもG.F.装備の恩恵を受けられる模様。





以下、さらにネタバレ








ティアマト
敵専用G.F.。
ラストステージのボスの内の一体として登場。ラスボスの力に屈し、敵として立ちはだかる。外見はバハムートに似ているが、

  • 召喚魔法(?)しかしない
  • 発動までに時間がかかる
  • しかも、炎属性

と、バハムートとはエラく性能に開きがある。









グリーヴァ
敵専用のG.F.
魔女アルティミシアとの最終決戦にて、スコールが考える最も強き存在として召還される。
スコールが気高き存在として憧れている(FF8の世界では)想像上の動物ライオンがモチーフで、
スコールはこのグリーヴァのシルバーアクセサリーを大事にしている。
ガルバディアガーデン突入時に好きな名前をつけられるのだが、
この時には、まさか最終決戦で出てくるとは思わないので、変な名前つけてたりすると、最終決戦で引き締めた気分が萎える。




『ふふっ、記憶が無くなる?』


『本当のG.Fの恐ろしさはそんな物ではない!』


『その力、見せてやれ!グリーヴァ!』


《ショックウェーブパルサー》





???
以前にセルフィがジャンクションしていたという謎のG.F.
一切の詳細が不明で本編中でも詳しい事は語られない
一説では上記のティアマトがそれではないかとも言われている。
しかし、セルフィ本人もどんなG.F.をジャンクションしていたか忘れている為、謎は謎のままである。
ていうか公式も特に考えていないだろう。




その追記・編集に答えは見えたか?


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  • セルフィのGFは記憶喪失の辻褄合わせ以上の意味はないだろw -- 名無しさん (2013-09-26 23:46:43)
  • 逆を言えばこいつらの助力もなしに目から怪光線を発射したり成層圏に届く光の剣を延ばしたり徒歩で地球を一周したりするスコールたちっていったいなんなんだろうねw?リアリズムに徹するならこういうところどうにかしてもらわんと・・・個人的にはして欲しくないけど! -- 名無しさん (2014-03-28 15:43:23)
  • コチョコボ関係のは、コチョコボがポケステから「おかえり」してないと使えませんが? -- 名無しさん (2014-03-28 15:55:51)
  • グリーヴァの名前を例えば「らいおんたろう」とかにした日にゃあエラいことになるわけか…ゴクリ -- 名無しさん (2015-01-06 23:21:27)
  • バラムガーデンの生徒はほとんどがGFジャンクションしてるだろうからこいつら以外にも多くの種類がいるんだろうか?それとも同じGFが何匹もいるとか? -- 名無しさん (2015-02-02 08:23:46)
  • ↑2 逆にアクセサリーの名前をデフォ名で流したせいで、いざグリーヴァが出てきてもまったく伏線だと気づけなかったの俺だけじゃないと思いたい -- 名無しさん (2019-02-15 23:11:49)
  • ガルバディア兵とか一般人の敵はどうやって魔法使ってるの -- 名無しさん (2019-12-11 09:42:38)
  • ↑FF8世界の魔法は「魔女の使う真の魔法」「←を過去のFFで言うボムのかけらとかのような感じでアイテム的に再現した疑似魔法」に分かれる。FF8の魔法がアイテムのようにストックして消費するのはこの為。SeeDが使うのはGFを介する事で真魔法に近づけたもの(通常の2倍の威力)だがそれでも本物には及ばない。ゲーム中では真魔法はヴァリー状態のリノアが使うもののみで疑似魔法の5倍の威力がありストックも消費しない -- 名無しさん (2019-12-11 14:18:56)
  • スコール達のGFで記憶障害、早くからガーデンに居たスコールやサイファーは兎も角、後から来た勢のゼルやキスティスはスコールとサイファーに気付かなかったのか? -- 名無しさん (2022-10-23 15:41:49)

#comment

*1 例えばHPにアルテマをジャンクションしたらもうアルテマは他の箇所にはジャンクションできない。

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コメント

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