バンピーラ

ページ名:バンピーラ

登録日:2012/09/25 Tue 01:11:36
更新日:2023/08/12 Sat 19:24:48NEW!
所要時間:約 4 分で読めます



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ウルトラマンネクサス スペースビースト ウルトラマン ultra_n_project 蜘蛛 短命 ウルトラ怪獣 怪獣 大怪獣バトル 実は重要エピソード やたら出番が多い バンピーラ





バンピーラとは、『ウルトラマンネクサス』に登場したスペースビーストである。




【データ】

別名:アースロポッドタイプビースト*1
体長:45メートル
体重:4万トン



【概要】

EPISODE.29「幽声 -コーリング-」にのみ登場する、沢山の節足を持つ蜘蛛のような姿をしたビースト。
ペドレオンやクトゥーラなど、グロいデザインの多いスペースビーストの中では、「ありがちな虫の怪獣」といった感じの比較的大人しいデザインで、言うほど見た目はグロく無い。
……それでも、虫嫌いの人が見るとゾワゾワする姿には変わりないが。


実際、蜘蛛を思わせるような能力を多く持ち、口や尾から白く発光する糸を吐く。これを戦闘で用いる他、獲物の人間に対しては糸で絡め取って捕食する。
また、体からはビースト振動波を遮断する霧を放出する事も可能であり、これを使って逃走も行える。
振動波でスペースビーストを探知するナイトレイダーにとってはかなり痛手となる能力。


他にも、これまでのビースト達が捕食してきた人間の悲鳴を振動波で収集したものを合成・鳴き声とし、人間の意識や記憶を奪うという悪意に満ち足りた能力も持つ。
これは「メモリーポリスがビースト目撃者の記憶を消して回っているのを模倣したのではないか」と推測されている。



【来歴】

山間部に出現し、キャンプ中の人々を捕食していた。
ナイトレイダーに発見され、交戦。駆けつけたネクサス(千樹憐)とも戦った。
最後はジュネッスブルーのアローレイ・シュトロームで倒された。




【総評】

『ネクサス』においてはエピソードを跨いで登場するスペースビーストが多い中、一話の内に、それも初戦で撃破された初めてのビースト。
実際、バンピーラについて話すと上記のみでだいたい活躍が終わってしまう。


その後のエピソードで再登場もしないため、スペースビーストとしては取り分け派手でもなく、ぶっちゃけ影が薄くて地味という印象が強い。
(流石に回想にしか登場しないフログロスやアラクネア、未放送回登場のバグバズンブルードとかよりかはマシだが……)


これは、本来なら「バンピーラが一旦逃走し次のエピソードで倒される」予定だったのが、
『ネクサス』放送短縮の影響で1話にまとめられたのが関係している(要はしわ寄せ)。DVD8巻にはおまけとして未公開映像を加えたディレクターズカット版が収録されている。



ただ、バンピーラが登場した29話は


溝呂木再登場
ノスフェルに襲われた理子のその後
◆ビーストの生態について一部判明


と、重要な要素が多く、『ネクサス』のターニングポイントと言える内容だったため、ついでにバンピーラを覚えてる人はいるかもしれない。
実際、ノスフェル戦の直接的な続きのエピソードとなっており、併せて見ることをおすすめする。



本話の辛い目に遭った子供、心の闇を表した絵、死んだ両親の声に導かれるストーリー展開は『ウルトラマンレオ』の第49話のオマージュである。





【その後の活躍】

ここからがバンピーラの本領(?)発揮。
『ネクサス』本編では影が薄かったバンピーラだが、蜘蛛らしいデザインや出番が少なくて着ぐるみが綺麗な状態で残っていた関係で、後発の作品での再登場がやたら多い。
事実、『ウルトラマンギンガ』でガルベロスに抜かれるまで、スペースビーストの中で外部出演数最多を誇っていた。



『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル』

第5話「ベラルゴシティの罠」に登場。
ベラルゴシティへ生存者の探索に訪れたZAP SPACY一行を襲撃する。
レイが使役するゴモラと戦い、糸や霧も出す暇もなく超振動波で瞬殺された。


なお、直接の共演は無いが本エピソードではバンピーラと同じく「霧を出して人を喰う」怪獣であるサドラも登場する。



大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE

ウルトラマンベリアルが召喚した怪獣軍団の一体として登場。
怪獣墓場での決戦ではウルトラセブンに襲い掛かるが、投げ飛ばされただけで爆死
(バンピーラだけに限らず、一連の戦闘シーンはこんな感じに不自然に爆発する怪獣ばっかである。)



ウルトラゾーン

ドラマパート「スフラン島の秘蜜」に登場。
スフラン島と呼ばれる無人島にて、何故か島に生息する野良怪獣として出現する。
その後は同じく島に生息しているレッドキングバードン相手に三つ巴の乱闘を繰り広げる。


スペースビーストのくせに理由も無く野生の怪獣として出てくるのはおかしいだろ」という声が今にも聞こえてきそうなくらい突っ込みどころが満載だが、
一応怪獣の人選がこうなったのは、かの『三大怪獣 地球最大の決戦』に登場する怪獣をオマージュしているため。
レッドキングは「ゴジラ」、バードンは「ラドン」だとすれば、即ちバンピーラは「モスラ」という訳か。
多分、使用可能な着ぐるみの中で「糸を吐く虫怪獣」がバンピーラしか居なかったのだと思われる。




『ウルトラゾーン』以降、映像作品での出番はここで途切れており、『新世代ヒーローズ』作品での登場は未だに無し。
恐らく着ぐるみにガタが来て撮影には耐えられなくなり、アトラクション用か展示用に回されたか、廃棄になったものと思われる。




【余談】

デザイン担当は酉澤安施。
決定稿は同じく酉澤氏が担当した『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』に登場するスコーピスの初期デザインに近く、
人が入ってないデザインの追求」というコンセプトの実質的なリベンジ的な側面も持っている模様。


着ぐるみは『ウルトラマンコスモス』のカオスバグの改造と推察されている(公式からは明言されてない)。
同じ昆虫系怪獣であることに加え、色こそ違えど尻尾がそっくりそのままである。





追記・修正は1話で倒されてからお願いします。


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  • ギンガに出てほしい。 -- 名無しさん (2013-09-24 14:13:01)
  • グロくはないけど、虫っぽさ全開でキモくはある。 -- 名無しさん (2013-11-24 00:09:03)
  • ↑俺は割と可愛いと思う -- 名無しさん (2014-03-02 14:02:17)
  • わろたw -- 名無しさん (2014-03-02 15:47:24)
  • 虫が好きか嫌いかで賛否が分かれてそうだな。 -- 名無しさん (2014-03-02 16:06:10)
  • 孤門を食おうとしたとき糸をゆっくりと引き上げることで恐怖心を煽らせるということをした つまりそれ以前の被害者も… -- 名無しさん (2014-09-26 17:50:54)
  • そしてビーストの記憶を持っているリコの住んでいる場所の近くに現れたこともビーストが恐怖を餌にしているという伏線 -- 名無しさん (2014-10-13 15:37:33)
  • かわいいおしり -- 名無しさん (2015-01-15 19:58:00)
  • 憐が登場してきてからビーストのデザインがグロくなくなった。 -- 名無しさん (2015-12-07 18:32:18)
  • 自分はなんかワキワキトゲトゲしててキモいと思う -- 名無しさん (2016-01-16 18:17:50)
  • ↑×2 姫矢の時もノスフェルとかクトゥーラとかも結構グロかったぞwww -- 名無しさん (2017-03-03 03:07:54)

#comment

*1 「Arthropod」=節足動物。実際の発音は「アートロポッド」が正しい。

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