キャンピングシェルター(Splatoon)

ページ名:キャンピングシェルター_Splatoon_

登録日:2023/06/21 (水) 15:00:00
更新日:2024/07/05 Fri 13:59:04NEW!
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こっちにはキャンピングシェルターがある!
お前の攻撃は効かないぜ!

―――『Splatoon イカすキッズ4コマフェス』より



キャンピングシェルターとは、Splatoon2にて新たに登場したシェルターの一種である。




概要

テントをモチーフとした、巨大なカサをもつ重量級シェルター。通称はキャンシェル、またはキャンプ。
カサによる持久力が持ち味のシェルター種だが、コイツはもはやカサですらない
そのヘビーな見た目に違わず攻撃力は高く、テントらしくちょっとやそっとのことでは壊れない。
開けば鉄壁、閉じれば大砲とまさにタンクな立ち回りが出来る。



性能

と、良いとこだけを概要で紹介したが……はっきり言ってこの武器はとっつきにくい面がある。
その理由を性能も含めて紹介していこう。
(「これはこうしたらカバー出来る!」「こういう弱点もある!」「いや、こんないいトコがあるぞ!」という意見があるキャンピング使いがいたら、気軽に追記修正してほしい。)


攻撃

ZR短押しで、散弾銃のように1発17.0ダメージのインク弾を複数発射する。至近距離でぶちかませばワンショットで相手を倒せるのが強み。
だが確殺射程はかなりシビアであり、試し撃ちライン1.9本あたり、2.4本ぐらいまでは当たり方次第で確殺、それより遠いと確殺不可となっている。
パラシェルターやスパイガジェットは複数射撃で仕留めるのが前提だが、キャンピングシェルターは他2種よりも遥かに連射フレームが遅い。
しかも1確が不安定になる範囲があるせいで、一撃必殺のつもりで放ったショットを相手に耐えられ、あたふたしている間に返り討ちされるのは誰もが通る道。
試し撃ち場での確認はもちろんだが、実際のバトルでは射程ラインの表示が無い以上、身体で覚えていくしかない。いきなりガチルールに行かず、ナワバリバトルを通してで地道に覚えていこう。
それだけに、相手を1発で倒した時のしてやったり感とても気持ちいい


ちなみにダメージが入る射程はライン3本くらいで、エイムさえあれば問題無く不意打ちや援護射撃を行えるえる。連射速度は遅いものの、1確が出なくても絶望的に弱いなんてことは無い。
ただし、インク消費が大きい上インクロック*1がかなり長い。その辺はプレイスキルやギアパワーでカバーしたいところ。上級者でもインク効率系ギアパワーをつけているプレイヤーは多い。


カサ展開

ZR長押しで1発撃ったのち、大きなテントを開いて防御する。『2』での実装当初は絶望的にモタモタしていたが、後に上方修正を受けパラシェルターほどではないがかなり素早く出せるようになった。
上記の通り耐久力は高くハイドラントスパッタリーやべー刀レベルではないと倒せない、しかも高耐久ゆえそれすらもめったに倒せないタフなシールドとなるぞ。
とはいえ、パラシェルターのように対面中に開閉を繰り返せるほど早くなくいため、そちらと同じような立ち回りはおすすめ出来ない。ではどんな戦法なのかと言うと……。


パージ

ZR長押しすると、接触30ダメージを持つカサを前方に飛ばす。展開からパージまでの時間がパラシェルターとて明らかに短く、展開から素早くカサを飛ばすことができる。


そしてこのパージこそが、キャンピングシェルターの必殺技にして立ち回りの生命線
いくら1確だろうと重厚な防御だろうと、パージがなければはっきり言って勝てない。というかたぶん勝てるわけがない。


あの巨大な壁が迫ってくる威圧感は対面上の相手からすれば苦しいもので、なおかつあのテントと一緒に突撃して自由に攻撃できるのは間違いなくキャンピングシェルターの利点。自分はパージしたカサを使わず、味方に使ってもらうのも強力だ。


だがシェルターの宿命か、スプラッシュボムなどのめくり攻撃に注意を払わなくてはならない。ただただパージすれば万事解決、というわけではないのだ。
しかもこのカサ、実は端っこの方には防御判定が無い。実際に守れるのは中央あたりのみで、その他にはダメージ判定とボム起爆判定のみ。これだけでも厳しいのにノックバックなどの移動妨害機能なんてものはなく、相手は30ダメージと引き換えにすり抜けられる…。すり抜けられる防御ってなんだよと思ったあなたは間違っていない。
まぁ連続ノックバック判定でハメられても困るがもう少しなんかなかったのだろうか…?



運用

このブキが『とっつきにくい』と言った理由、それはガードという長所に弱点があるという点と、苦手とするブキが多い点にあるだろう。
しかし、めげずに使っていれば自ずととカサ展開→パージ→キルの流れが分かってくる。たしかに最初は難しいかもしれないが、手に馴染んでくれば楽しさがわかってくるはずだ。


キャンピングシェルターが敵陣に攻め込む場面で狙うはただ一つ、ワンショットキルである。
不意を突こうが対面だろうが一気に間合いに侵入し、一撃で相手を沈めることだ。
とはいえ真っ向勝負で戦う義理など無い。カサをパージして、隠れながら攻撃しよう。
基礎的かつ単純な戦法だが、それゆえにほとんどのブキ、ローラースロッシャー以外なら有利対面に移れる。


ではなぜキャンピングシェルターが難しいかと言うと、慣れないうちはカサを開く前に敵にやられてしまうからである。
パージをするにはショットを撃つ→テントを広げる→パージという段階が必要で、不意の遭遇から放つのは理想的では無い。先手必勝、先に相手を見つけ出し、テントを射出して接近しよう
1確を確実に決められる腕があれば、大きなカサをうまく使って集団戦も切り抜けられるかもしれない。
こちらについてくる味方がいたら、あけっぴろにパージしてみるといい。味方にとってもパージしたカサはありがたいもので、特にカチコミで無類の強さを誇るが一人では不可能なローラーやフデには大きな助けになる。
ソロキャンもよし、友達とも楽しいキャンピングシェルターである。


ただし、パージしたカサに2人以上が乗るのは基本的に非推奨
というのも、複数人が乗っている時にボムが飛んできた場合、カサにヒットしたボムが即起爆して全員まとめてあの世行きという大惨事になりかねないため。これが起こると敵チームに大きなチャンスを与えてしまう。
同様の事態はカサ展開時にも起こり得るため、戦闘時は細心の注意を払うこと。



攻め込んできた敵を相手にする防衛の場面は、キャンピングシェルター使いとしての腕の見せ所。
たしかにテントの防御性能は高いが、鈍重な動きで短射程シューターについていくのは難しい。そのため、パージを利用した搦め手で仕掛け、相手をうまく倒そう。
ここでは予想される対面対策を挙げるが、所詮は心理戦に過ぎないのでこの限りではない。自分なりの戦い方を見つけるのは、このブキに限らず本作の醍醐味だろう。


  • 1. カサと一緒に攻める ~壁を使って一方的に攻撃!~

最もおすすめの方法。相手→自分は通らないが、自分→相手は通ると言う無理ゲー同然のスタイルだ。
しかし、散々言ったようにボムなどのめくりには注意。特にシェルター上部にボムをぶつけられるとがテントの裏側まで確殺爆風が来る
テントすり抜けを狙った前衛ブキの特攻や、回り込みには注意すべし。初心者のうちはでかいテントで敵が見えないという事態も本末転倒な気もするがあり得るので、モタモタ狙っていてはやられてしまうぞ。
攻めにも使えるが、インクのナワバリが広い自陣近くで真価を発揮する。


  • 2. パージを囮に横から攻める ~テントの向こうに自分がいるとは限らない~

パージだけして自分はそれに乗らず、カサに注意が向いた敵の横っ面にぶちかます戦法。
キャンピングシェルターといえばパージ→隠れて射撃という王道戦法故に、相手の不意を突きやすい。中でもシェルター種の天敵とも言える バケツは「テントを開こうと無駄だ!」とインクを被せてくることが大半のため、相手取った時にはおすすめできる。


  • 3. パージを囮に逃げる ~三十六計逃げるに如かず~

Q:( 'ω')君は強大な相手に出会った。
    正直、どんな手を使っても倒せそうに無い。
    そんな時、どうする?


A:(;´Д`) 逃げます!


テントを撃って囮にする 身も蓋もない戦法。
正直キャンピングシェルターは連射・移動が遅いため、高速旋回でテントの防御が意味無しになるパブロ、スライドの申し子クアッドホッパーなど、素早いブキ相手に対面で勝利するのは望み薄である。
「ワンチャンあるかも…」と突っ張ってやられてしまえば、敵数が減った相手の思う壺。復活時間短縮などのギアがあればまだマシなのだが、キャンピングシェルターのインク効率という弱点故に、慣れないうちにそのギアを積むのは余裕がないだろう。
やられなきゃいくらでも活躍の場はあることを忘れないようにしよう。



弱点

罰ゲームのようなインクロックやその鈍重さ、何より燃費の悪さが欠点。ある程度はプレイヤースキルやギアパワーでカバー出来るが撃った後隙だけはどうにもならないので、敵ならばそこを突こう。
テントがないキャンピングシェルターなどカーモ カモである。
また、大きなカサのボム即爆判定を利用して、近くのイカタコを破ァ!しても良い。味方にキャンピングシェルターがいる時は、あまり前に出過ぎないよう注意すべし。



相性の良いギアパワー(『3』参照)

  • インク効率アップ(メイン)、インク回復力アップ

インク周りがカツカツになりがちなキャンピングシェルターにはありがたい、ルーキーからベテランまでおすすめできるギアパワー。パージ後は特にインクロックが長いが、その分テントと一緒に攻めるチャンス。「この距離…もらったぞ!」→「ピピッ(インク切れ!)」なんて笑い話にもならない事態も防げるぞ。


  • イカダッシュ速度アップ

鈍重なキャンピングシェルターの機動力をフォローするギアパワー。微妙な射程である以上、重量級の癖して敵に接近する必要があるため、機動力の上昇は生存力に繋がる。



ブキセット一覧


【Splatoon2】

・キャンピングシェルター(無印)

サブウェポン:ジャンプビーコン
スペシャルウェポン:バブルランチャー
解放ランク:23
価格:14200


初登場のテント。短射程ながら1確の攻撃力、巨大カサ(?)の登場はスプラ界隈の話題となったが、長所と弱点がはっきりしてくるにつれて強すぎず弱すぎずの立場に落ち着いた。
あちこちにジャンプビーコンを設置して味方を呼び、バブルランチャーを第二のシールドに敵陣へ特攻。
入門セットにしては少しハードルが高いが、味方との連携次第でいくらでも化ける構成。


・キャンピングシェルターソレーラ

サブウェポン:スプラッシュシールド
スペシャルウェポン:カーリングボムピッチャー
解放ランク:28
価格:18600


ギアブランド『シグレニ』とコラボしたモデル。
カサの防御に加え、スプラッシュシールドで相手の攻撃をテコでも通さない。
カーリングボムピッチャーによる塗り能力もあり、ヤグラ上での耐えやカーリングによるエリア塗りなど、ここぞという場面には刺さるブキ。
だが、v5.2.0でメインのインク効率が弱体化を受けて以降、ギア補正無しではパージしてすぐにシールドも出すといったプレイが出来なくなってしまう。
ガチルールでの汎用性も後述のカーモに劣るなど、どうにも微妙な立ち位置になってしまった。


・キャンピングシェルターカーモ

サブウェポン:トラップ
スペシャルウェポン:ウルトラハンコ
解放ランク:30
価格:29800


迷彩柄にネットと葉っぱが付いたブキチセレクション版。
トラップとウルトラハンコという攻撃的な構成。
トラップは1人で見れない場所をカバーするのに使ったり、詰めてきた相手を引っ掛けて逆襲したりと汎用性抜群。
パージを盾にしながらウルトラハンコで敵を潰す暴力的なプレイも可能。これまで対処が難しかった遠距離の相手にも届く、まさしく力に物を言わせたブキセットである。


【Splatoon3】

・キャンピングシェルター(無印)

サブウェポン:ジャンプビーコン
スペシャルウェポン:キューインキ
解放ランク:16


バンカラ地方でもテントは現役。前作同様、味方との連携を重視した構成。
……なのだが、とてつもない物体破壊性能をもつ天敵の台頭や、曲射が得意な遊撃手の登場、さらにはラグの多発(余談参照)によって強い逆風に見舞われることとなった。
新スペシャルのキューインキはここぞという場面で光るものの、吸引中も天敵であるワイパーの直当てが通るという致命的すぎる欠点を抱えている。
おまけにXマッチ等ではよりにもよってそのジムワイパーと同じ振り分けになっており、多くのキャンプ使いが苦い思いをすることに……。*2
一応、危険な場面をジャンプビーコンに飛んで脱出したり、相手のスペシャルをキューインキで無力化したりと強みはあり、上達するほど味が出てくる。
ただ、それらを加味しても依然ガチルールでの採用は厳しい状況が続いている。


・キャンピングシェルターソレーラ

サブウェポン:トラップ
スペシャルウェポン:ウルトラショット
解放ランク:22


ソレーラも2023年夏シーズンより追加。だが、セット内容は前作のカーモに寄せたアグレッシブなもの。
ハンコの代わりに強力な大砲・ウルトラショットを貰い、自衛能力が格段に上がったおかげで天敵達とも渡り合えるようになった。
カサで防ぎながら狙った相手に砲撃をお見舞いする、さながら重戦車のようなプレイングを得意とするブキ。トラップでマーキングすればより狙いやすいだろう。



サーモンランでは


雑魚処理能力と高い火力を併せ持った強力なブキの一つ


運用方法はローラーやブラスターに近く、雑魚処理をしながらオオモノも相手にする必要がある。
中シャケとコジャケにはパージを使うとあっという間に一掃することができ、最初にパージして取り巻きの雑魚を処理しつつ、ドスコイやオオモノの相手をするといった立ち回りが多い。雑魚処理とオオモノ処理を同時にこなせるのがこのブキの強みだ。


メインの威力もチャージャー並に高く、大体のオオモノは2~4発で倒せてしまう。余裕があるなら、味方が交戦しているシャケに削りを入れるのも良い。


ただし、無駄な射撃やパージはくれぐれもしないこと。何をするにも燃費の悪さとインクロックが付きまとうこのブキは、攻撃を外してしまうと時間とインクを無駄に使うことになってしまう。むやみやたらにパージはせず、きちんと敵の位置を見て運用しよう。
テクニックを要するブキではあるが、慣れればまさに戦車の如きパワーを発揮するぞ。


ちなみに、『2』と『3』で使い勝手が結構異なるブキでもある。


まず前提として、サーモンランのシェルターには、射撃で敵1体へ与えられるダメージの上限値が設定されている。
『2』の場合、キャンピングシェルターのダメージ上限は245という中途半端な値。加えて連射も遅いため、数値上は高火力なのに硬い敵を手早く倒せないという弱みがあった。
特にバクダンの処理では、ワンターン撃破を狙うのにタイミングを慎重に計る必要があった。
『3』の初期も同様の使用だったが、アップデートでダメージ上限が360に強化。これによってバクダンを1発で倒せるようになった他、テッキュウやテッパン、コウモリなどHPの多いオオモノの処理能力も向上した。


またハシラを処理する際のテクニックとして、上に登って端の方に寄ってからカサを開くと簡単に倒すことができる。他のブキがハシラ処理に回れない場合は試してみると良いだろう。



余談

キャンピングシェルター、というかシェルターの歴史を語る上で外せないのは、『3』における『貫通』である。


『3』では。メインウェポンなど多くのダメージ判定が攻撃側の画面に依存しているという仕様が存在する。
例えば攻撃側の射撃が当たる寸前で防御側が壁に隠れたとする。
本来なら攻撃側のショットは壁で防がれるはず…だが、通信のラグなどが発生して攻撃側と防御側の画面の表示に食い違いが起き、攻撃側から見れば隠れていない状態になり、そこに攻撃を当てると防御側は壁に隠れたのに攻撃が当たるという現象が起きる。
上記では壁としたがシェルター種のカサも同様であり、こちらはカサを開いて防御したはずなのにカサを貫通しているかのようにやられる事態が多発。
これ以外にもキャンプには、「地面を向いてパージするとカサの位置が横にずれる」「サーモンランでパージしたカサが空を飛ぶ*3」など数々の怪奇現象に見舞われ、まさしく冬の時代を迎えている。
プレイングでは解決できない大問題であるため、全国のシェルター使いから今日も泣き声が上がっている……。


だが、アップデートによりカサの厚みを増やすなどのテコ入れがされ、ラグを誤魔化せるくらいにはなった。これにより防御性能が向上したので、敬遠していたヒトも使ってみてはイカがだろうか?まったく起こらなくなったとは言っていない。




🌙



🔫( ;´Д`)「もう夜だわ!早く追記・修正をしないと!」


バサッ🏕(・x・) バサッ🏕(・x・)


🔫(;゚Д゚)「相手は二つもキャンピングシェルターがあるの!?」
   「アニオタ、こっちへ!」バサッ⛺️\(°ω°)
🔫(*⁰▿⁰*)「Wiki籠り!」


🏕(-x-)zzz 🏕(-x-)zzz


   「続きは明日だね」⛺️\(°ω°)
🔫(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)/「普通のテントかーっ!」*4





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  • 結局ラグでシールド抜けられる問題はシールド判定をラグを吸収するレベルで厚くすることで無理やり解決しに行った模様 -- 名無しさん (2023-06-21 17:36:09)

#comment(striction)

*1 インクが回復できない時間。
*2 V6.0.0でマッチングの仕様変更がされてからは、キャンプとマッチするブキが増えたため比較的マシにはなった。
*3 23年11月現在は修正済み。
*4 補足1と同じく

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