登録日:2023/06/14 (水曜日) 02:46:21
更新日:2024/07/05 Fri 13:57:44NEW!
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ファイブスター物語 騎士 剣聖 ミラージュ騎士団 シュペルター クーン 剣聖の中の剣聖 大剣聖 カイエンの師匠 ディモス・ハイアラキ
ディモス・ハイアラキは永野護の漫画作品『ファイブスター物語』の登場人物。
因みに、以前は“デイモス”とも表記されていたのだが、後に“ディモス”表記に統一、改められた模様。
物語開始時点の時系列では既に故人であったようだが、その最期に関しては現在でも明かされておらず、運命を共にして同じくジョーカー太陽星団から姿を消したと思われていたパートナーのクーンが後に復活していたりする等、ハイアラキの最期にも謎が多い。
【概要】
『ファイブスター物語』にて初めて名前を言及された“剣聖”であり、星団暦2000年代を代表する最強の騎士と讃えられている。
因みに、現在とは全く騎士称号としての意味合いが違っている感もあるが、初めて名前が出てきた頃には既に本編に登場していた2代目“黒騎士”ロードス・ドラグーンとも並び称されると語られていた。
……ここから後に“天位”称号を持つ騎士が実は何人も居ることが判明したり、超帝國の設定が登場したりする中で“剣聖”の概念が拡大していったのも今では懐かしい話。それこそ当初は宮本武蔵や伊藤一刀斎がジョーカーにも居た!…的な感覚だったのだが。
本編に初めて登場した“剣聖”であり、作中屈指の人気を誇る最強騎士ダグラス・カイエンの師匠としても名高く、ハイアラキが本編にて登場、言及される場合もカイエン絡みの過去編や回想が多いが、実は作品の根幹となる設定部分での言及が非常に多い人物である。
ハイアラキもカイエン同様に生涯で2度も剣聖の座を預かっている。(第5、7代剣聖。)
歴代の剣聖の中でも特に在位期間が長く、これには本来は後継者である筈のカイエンが長期に渡り姿を消し、その後で復帰したことで他の剣聖よりも在位期間が長くなったという事情もあるのだろう。(普通の剣聖の在位期間は数十年~百年ちょっとと現役時代でも全盛期と呼べる時期位のもので、その後は力を失っていなくても後継者に引き継いで隠棲するのが殆ど。)
それ故にか、星団史の(表に出せる部分の)中でも特に重要な役割を果たしている剣聖である。
それ等の功績を踏まえてか、近年の設定では“大剣聖”や“剣聖の中の剣聖”とも呼ばれている。
後に出現したカイエンとその遺児、更には封印を解かれる形で目覚めたり、何かしらの理由から現在への転生者が増えてきているA.D.世紀の純血の騎士のような直接の超帝國生まれではない、
完全に星団暦に入ってから生まれた剣聖の中では史上最高の騎士と呼んでも差し支えがないだろう。*1
生国はアドラー星のレント王国(現在のトラン連邦共和国)で、生名はディモス・ルース。
“ハイアラキ”は騎士として独り立ちした後に名乗った名前である。
父はレント国王で星団史で初めてファティマである“ザ・ニーブ”より“マスター”と呼ばれたジェスター・ルース。
母は元々はA.K.D.の秘密結社“典星舎”に属していたバイター(旧名ダイバー=魔法使い)のアラド・バスコ・スバースであり、剣聖の力は実は騎士でもあった母親から引き継いだ。
三人兄妹で、兄に父ジェスターの後を引き継いでレント国王となったウゴード・ルース。
ウゴードは、ミッション・ルース(ボード・ビュラード)とマロリー・ハイアラキ(ルース/マイスナー)兄妹の祖父である。
そして妹にティティンシャ・バスコ。
彼女は後にバキン・ラカン帝国の聖帝に嫁ぎ、娘(皇女)として生まれたのが姪の慧茄である。
……つまり、本編での登場人物から見ると水戸黄門野郎ことビュラードと、ツンデレヤンキーのマロリーにとっては栄光あるルースの家系の中でも特に偉大なる大叔父様に当たり*2、
マロリーは大好きなお兄ちゃんを虐げてきた母親の居る家名を嫌って家出をしつつも、大叔父であるディモスを頼って最後の弟子となり“ハイアラキ”性も継いだ形となる。
実際、ハイアラキ自身の婚姻関係やら直接の子孫の情報とかは全く聞かれておらず、生涯を独身で過ごしたのかもしれない。
“剣聖”の力を持ちながらも戦場に出ることはなかった母アラドの力を早々に引き継いだようで*3、若くして強力な騎士能力を発揮。 アラド同様に剣聖の力を持ちながらも此方も戦場には出なかった叔母ネリスの子である、
ネリスから続くもう一方の“純血の騎士”の血統に生まれた、従兄弟に当たるハスハの剣聖デューク・ビザンチンに師事して鍛え上げられた。
修行後に“剣聖”の号も引き継いだハイアラキはアドラー星に帰還したものの、生国のレント王国ではなく、同星の最大国家バキン・ラカン帝国の筆頭騎士となる。
……尤も、これはアドラー星自体がデルタ・ベルンの衛星と言われる程に小さい星であり、バキン・ラカン帝国すらが元々はフィルモア帝国の属国であった事実もあってか、アドラー星に属する都市国家にはアドラーの地位を挙げようという、一種の連帯感のようなものが共有されていたので特に問題にもされなかった。
それに、そもそもとして“剣聖”という立場にあっては“強天位”以下の普通の騎士のように完全に一つの国家に帰属する訳にもいかないという事情もあったようなので、国家は違えども同じ星に居てくれるならオッケー位の話だったのかもしれない。
そしてここで、本来は“敵”という立場で出会いながら生涯を通しての親交を深めることになったのが若き日のクローム・バランシェ博士と天照帝=レディオス・ソープで、この出会いを経てバランシェの手掛けた“クーン”をパートナーとして娶ったこともあり、ここからA.K.D.とも深く関わりを持つことになった。
因みに、母アラドが元々はA.K.D.の人間であったという過去を考えると、この出会いには天照の思惑もあったのかも……?
また、所属するバキン・ラカン帝国としても上述の事情もあってか様々な大国家との繋がりを持てることは重要*4なので、実は後押しすらしていたとする説も囁かれる。
実際、ハイアラキの後にも皇女として生まれた慧茄も“剣聖”となったり、アドラーを代表する天才科学者であるバランシェの息子であったカイエン等によって“騎士の力を正確に見抜き称号を与える権限を持つ”聖帝の居るバキン・ラカンは守られて独立独歩の道を歩むことに成功したのだ。
ハイアラキとA.K.D.の関わりとしては、矢張り晩年に就いたミラージュ騎士団の最高指南役としての役割が有名で、最初に公開されたキャラクターイラストでは、この頃の老成した如何にも“剣聖”な姿であった。
これについては口の悪い人間からは「王族だらけの私設騎士団に剣聖の名を借りて箔をつけただけ」…等と言われることもあるものの、ハイアラキは実際に指導まで行っていたらしく、
天照の他にも多数のミラージュ騎士団員が教えを受け、世間的に抹消扱いとなっている重犯罪人の団員の中でも代表格と言える“シャフト”が後々まで慕っている様子を見せていた程である。
因みに、ハイアラキのミラージュNo.はAを示す“1”で、このミラージュNo.もカイエンが引き継いだものの、カイエンの場合は更にミラージュ騎士団の永世的なリーダーとなることを期待されていたのに出奔。
以降は、この“No.1”は正式なメンバーではなかったりした場合でも“剣聖”が引き継ぐNo.となっており、マドラ(スパーク)やマキシのように、元からミラージュ騎士であった場合でも“剣聖”の号を受けた後には“No.1”を付けるのが慣例となっており、総司令官とも並ぶ権限を与えられる。
【人物】
上述の通り、アドラー星のレント国王ジェスター・ルースと、彼の後妻*5となった、最後の超帝國剣聖である初代剣聖ナッカンドラ・ビュー・スバースの娘であるアラド・バスコ・スバースとの間に生まれた次男であり、所謂“純血の騎士”の血統に連なる星団暦の剣聖の一人。
ルース家の優れた統治者、政治家としての地位を兄ウゴードが継いだ後は、母から引き継いだ超帝國剣聖の血により若い時分から騎士としての道を歩み、剣聖デューク・ビザンチン(第2代)に師事すると共に成長してから後に剣聖の号を受けた。
これに伴い姓を“ハイアラキ”に変えた。
剣聖となった後は前述の通りアドラー星に戻りバキン・ラカン帝国の筆頭騎士“クレイジー・モス”として勇名を馳せていたのだが、その中で前述のようにバランシェと天照という、生涯を通じての友との邂逅を果たすと共に、彼自身もまた星団史に於いて一人の騎士、剣聖という以上の大きな役割を果たしていくことになった。
因みに、このバランシェと天照との出会いの場面がハイアラキ自身の本編初登場時の姿(『トラフィクス1』の幕間『五つの星の物語』)なのだが、それ以前に公開されていたイラストが前述の通りの如何にも“剣聖”風な老師的な姿だったのに対して、バリバリ現役時代の“クレイジー・モス”の異名がピッタリなお姿だったので、少なからず当時の読者を驚かせた模様。(更に言えば、その後も本編に登場した時は若い時ばかりの豪快な性格の兄ちゃん時代ばかりである。)
その豪快な性格は名君、歴史に名を残す程の大人物でありながら変わり者だった父譲りらしく、この辺は現在のルース家の当主で名君のビュラードあたりを見れば理解出来る所。
母のアラドは剣聖にしてバイター(旧ダイバー)であるというトンでも能力の持ち主だったのだが性格的には全く普通で優しい人だったらしく、母親に似て落ち着いた性格だったのは妹のティティンシャだけだったとか。
さて、一応はバキン・ラカン帝国の筆頭騎士であるにもかかわらず、繰り返すが“敵”と呼べる立場のバランシェや天照を見逃すばかりか友人関係を結ぶに至ったのは、作者曰く余りにも“強すぎる”ので細かいこと(世の中の倫理やらルールやらややっこしいことその他)を“気にしない”面もあるからとのこと。*6
……お前は何を言ってるんだと思うかもしれないが、ガチで地上最強で何者をも止められない力なんか持っていたのなら、人間もそういう境地にまで至ってしまうものなのだろう。マドラなんか影で大虐殺かましてる訳だし。
幸いなのはハイアラキは善人と呼べる人間で差別意識とか偏見の類が無いようなので、その辺で倫理観がバグっているバランシェや自身がこの世で最大の異物である天照とも気が合ったのかもしれない。
重犯罪人を多数抱えているミラージュ騎士団でも、そのやべー奴等の代表格であった“シャフト(バーグル・デ・ライツァー)”辺りからも“師匠”として尊敬されているあたり、色んな意味で別け隔てのない公平で立派で怖い人物だったのだろう。
実際、この時には既にサロメというパートナーが居たのにもかかわらず交戦を通して惚れられたクーンを後に正式にパートナーにしているのだが、サロメも捨てた訳では無いらしいのでファティマを二人連れしてても“気にしない”状況だったのかもしれない。
本編では描かれていないものの、姪であり同じく剣聖の慧茄共々に主を失った後のエストの仮のマスターを務めたりしていたらしいし。
史上最強のMH(GTM)剣技として名前が挙げられている“ブレイクダウン・タイフォーン”は、ハイアラキがこのエストの仮のマスターをしていた頃に編み出してコーラス王朝に残していった物とのこと。
この他、ハイアラキに関わる現時点で判明している事柄で言えば“壊園剣(ミスト・ブレーカー)”の雌剣を恐らくは星団暦で最初に所有していたと思われ、上記の本編登場時にも振るっていた。
雌剣は恐らくは剣聖の号と共にカイエンに(意識せずとも)引き継がれ、後にミースを通じて雄剣と共に本来の主であるマキシに渡ったと思われる。
また、星団史から姿を消す前には兄の孫にあたるトラン連邦共和国大統領ミッション・ルース(ボード・ビュラード)の年齢の離れた実妹であり、兄とは違って幼少期から強力な騎士能力を発揮しつつも兄とは別の形で家名(というよりは母親)に反発したマロリー・ルースから依頼されて、彼女を最後の直弟子とすると共に“ハイアラキ”の名を引き継がせた模様。
現在、マロリーは学生時代には“金ヅル”として近づいたのが縁で婚約に至ったコーラス王朝のイェンテ・マイスナーの未来の嫁で后候補ありながら、その強力な騎士能力を買われて元ヤン故にか同じ匂いを感じたのであろうエルメラ王太妃により魔導大戦に工作員的に介入させられている。
コーラス王朝の王女であるセイレイ・コーラスのサポートというかストッパー役にもかかわらず潤沢な軍資金を散財により使い果たすという大馬鹿をやらかしつつもアイシャに拾われ、当初は敵愾心を持っていたものの似た者同士のためか年齢差も関係なしに意気投合し、序にヨーン・パインツェルを拾う等(いい意味で)やらかしまくっている最中である。
魔導大戦では、上述のセイレイに加えてコーラスからは反逆者とされつつも同情論も飛び交うメロディ家王女にして“もう一人の詩女”であることが判明したアルル・フォルテシモを加えたコーラスの“暴風三王女”として悪名勇名を馳せることに。
因みに、この三王女、コーラス王朝に“ブレイクダウン・タイフォーン”が伝えられていたのは前述の通りだが、マロリーもハイアラキから伝授されていたのか全員が“ブレイクダウン・タイフォーン”使いである。
【得意剣技】
さて、カイエンとハイアラキは言うに及ばず、ハイアラキ自身もビザンチンに弟子入りしている。
生まれついて“最強”である剣聖にとって師弟関係ってそこまで重要なの?……と思わないでもないのだが、近年のエピソードでのカイエンの遺児であるデプレとマキシのエピソードからも“剣聖”とはいえ幼少時代は色々と不完全なので、(マキシみたいに壊れてなくとも)やっぱり導いてやったり、戦いの基本みたいなのを教えてやる必要なんかはあるのだろう。
このビザンチン~ハイアラキ系統の剣聖に引き継がれた有名な技と言えば天位剣技“飛燕剣”が挙げられる。
これは、『ファイブスター物語』でも初めて明確に名前の登場した天位・剣聖剣技であり、この技の登場によって『ファイブスター物語』にも往年の忍者漫画のような必殺技が存在することが明らかになった。*7
劇中で最初に披露したのはA.T.こと素性を隠して放浪していた時代のアトロポスだったが、それを食らった……そしてコピー元だったカイエン曰く「師匠(ハイアラキ)の技」とのことで、この辺の情報を素直に解釈するならハイアラキが姿を消した後はカイエンしか継承している騎士が居ない筈……ということになり、アトロポスが使えたのもバランシェが遺伝子的に仕込んだものらしいので、この辺の認識はまあ正しいのかもしれないが、近作ではある程度以上のレベルの騎士ならば剣聖・天位剣技を色々と身につけたりしてるので他に使い手が出て来ないとも限らないが。
因みに、後の設定の追加によって技を生み出した元祖はハイアラキの師であるデューク・ビザンチンであったということになった。
……是非ともハスハ動乱でも描いて貰って、敵に飛燕剣をかますカイゼリン(エンプレス)の姿を見たいものである。
また、いつからか高レベルの騎士には当たり前の技術と化してきた感があるが“分身”も初披露はカイエンだが、本編初登場時にはハイアラキより伝授された技と認識されていた節があった。
……この頃は分身されただけで驚かれてたなんて隔世の感があるが、実のところは一般の騎士の中では未だに天位・剣聖剣技なんて噂だけの眉唾ものの世界の話なのかもしれないし。
ハイアラキ自身がオリジナルとされる剣聖剣技には“連弾衝撃波”がある。
片手から息を吐かせぬ程の連続した小型の衝撃波を放ち続ける技で、劇中での初公開は初登場時にて互角の腕前と語られていたログナー。
その後はカイエンが同時攻撃時に他の剣聖剣技と共に繰り出しているのが確認出来たり、システム・カリギュラからミラージュ騎士団入りしたユーゴ・マウザー(ワスペン・クラック)が使用している。
これ程の剣聖剣技でも例の如く高レベルの騎士同士の戦いでは牽制や足止め、フェイント目的が主となる扱いの技なのだが、その中でも単純に破壊能力に優れた技である模様。
そして、本項目でも幾度か名前が挙がっているが最強のMH(GTM)剣技である“ブレイクダウン・タイフォーン”もハイアラキが生み出した技。
3分身の三重真空斬りからの突進攻撃とのことで、初公開は生身ながらハイアラキがこの技を編み出した時にパートナーとしていたエスト(バーシャ)であった。
【パートナー】
- サロメ
クーンと出会う前から連れていたファティマ。
ファクトリー製だが、実は独立する以前にバランシェが手掛けていたファティマであり、実際の性能は後のバランシェファティマにも匹敵するとのこと。
クーンをパートナーとしてからは主従を解除したのかと思いきやそういう訳でもないらしい?
クーン同様に、何とハイアラキが姿を消した現在も存命していることが明かされており、現在はミラージュ入りしたプリンセス・タイトネイブがマスターとなっている。
- クーン
バランシェファティマNo1。
Dr.バランシェが独立後に“人類を越えた生命体”の雛形として、ファティマの常識を越えることを目的に調整と実験を施したファティマの女王。
一般の騎士を超える力を持つ故に、その自身を遥かに超える力を持つハイアラキに惚れ込みパートナーとなった。
ハイアラキの後は後継者のカイエンのパートナーともなっていたものの、色々あって二人の関係は破綻。
その後は再びハイアラキのパートナーとなり、その最期にも付き添った……と思われており、実際に高次の精神体となって出現したりもしていたのだが、後に現在のパートナーであるDr.ダイヤモンド・ニュートラルの登場に伴い復活している。*8
【搭乗騎体】
- MHウォータードラゴン(プロトタイプK.O.G.)
天照よりハイアラキに贈られたオリジナルMHで、その後のミラージュマシンの原型となった騎体。
the K.O.G.のプロトタイプ。
元々は自分のMHとして製作していたがハイアラキに贈られたとされる一方でハイアラキ氏用に用意してたとへーか自ら語ってる場面があったり。
“ナイトマスター”の紋章を持つ最強のMHの一つであり、後に生み出されるL.E.D.ミラージュの指揮駆逐用騎として生み出されたミラージュ騎士団のエースNoを持つ騎体。
剣聖ハイアラキとクーンの搭乗騎として、単体でも星団屈指のキルスコアを誇るMHである。
本来は、後を引き継ぐカイエン用には兄弟騎となるオージェ・アルスキュルが用意されていたのだが、ハイアラキとクーンへの思慕もあってかカイエンはウォータードラゴンの継承を選んだ。
……後のシュペルターである。
カイエンの継承にあたり改修を施されたとの記述もあるが、シュペルターの登場エピソードにて“シュペルターを見たことがない”ミハエル・レスターが「見覚えがある」と語っているので、外見的には大きな改修を施された訳ではなかった模様。
ハイアラキ仕様でも本来の組み合わせ(ハイアラキ×クーン)で出撃しているシーンは未だに未登場である。
- GTMデムザンバラ
設定改変後はハイアラキもこのGTMに搭乗していたと思われるのだが、詳細は不明。
追記修正はファティマと連れションかましながらお願いします。
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▷ コメント欄
- 師匠がいる話は「優秀な師や上司がいないと才能あっても上手くいかない」というFSSの不文律の現れだろうな。千里の馬は常にあれども、伯楽は常には有らずと諺もあるし。 -- 名無しさん (2023-06-14 16:34:26)
- ↑そうだろうか?FSSは「指導も経験もなしに、本能(天才)で押し通る人物」がフィクション界でもかなり目立つお話だと思うのだけど。まあ登場人物めちゃ多いから統一された共通性を見出すのは無理か。 -- 名無しさん (2023-06-14 20:14:38)
- 歴代剣聖の例にもれず、かなりの偉丈夫よね。恐らくカイエン並(約220cm)かそれ以上にデカい。この人の偉業は、物語中(彼が活躍した数百年後の時代)でなお、受け継がれ続けている技の数々を編み出した所にあると思う。また、超帝国剣聖はこうだったんだよっていう生きながらの見本でもあったんだろう。騎士と剣聖は似てはいるけどその実全くの別物だし -- 名無しさん (2023-06-14 21:23:42)
- ↑2 -- 名無しさん (2023-06-15 11:10:16)
- 誤送信してしまった。↑3 不文律は言い過ぎだったかもだが、ちゃんとした人に会わないと道を踏み外したりしたろうな(或いはすでに踏み外してる)ってキャラも相当数いるのも確か。プラフォードやヨーンとか。作者自身が才能あるやつは不遇な扱いを受けやすいとコメントした事がある。 -- 名無しさん (2023-06-15 11:14:56)
- ↑ 確かに。凸とかマキシとかセイレイとか、本編には「本能でやってる事が正解」な人物がやたら目立っている…ように、ワタシの目に見えていただけですね。 -- 名無しさん (2023-06-15 18:34:50)
- デコって師匠いるんだろうか -- 名無しさん (2023-06-15 22:33:35)
- デコにはいないと思う。ただ、エストに黒騎士と認定されて少し変わった感はある。 -- 名無しさん (2023-06-16 12:42:28)
- ブラフォードがエストに鍛えられたヨーンの剣を品があると評したりと何だかんだでちゃんと剣を教える人間の大事さを説いてるのがFSS。その中で完全に我流だけど強いのは凸助位よ?アイシャも本能云々とはいうが剣自体は学んでると思うし。 -- 名無しさん (2023-06-16 12:56:40)
- ブラフォードも剣の修行だけしていればいいとは限らないって言ってたし、そういう意味でも師匠は大事なんだろう -- 名無しさん (2023-06-16 13:26:52)
- 剣を学ぶだけでなく謙虚さを身に着けたり、師匠の伝手で他の上位者に会ったりという事も大事なんだろうな。 -- 名無しさん (2023-06-16 18:26:08)
- ↑ あのシャフトもそうだったのだろうかw の場合、ヤクトミラージュすら「だいたい」で扱ってるんがヤベエ。 -- 名無しさん (2023-06-16 21:40:47)
- サロメの現在のマスターはプリンセスタイトネイブっす -- 名無しさん (2023-06-17 17:51:00)
- 老人の姿が描写されたり弟子ぽいのがミラージュに何人かいたりで結構長生きなんだけど、最後については誰も触れてないんだよね。アマテラス的にはバランシェと並んで思い入れがあって結構重要ポジだと思うんだが。個人的にはAKDにおいてはMH(GMT)の天照、ファティマはバランシェ、騎士はハイアラキの3本柱で支えてたイメージだったし。 -- 名無しさん (2024-02-26 09:59:46)
#comment(striction)
*2 他にも有能な騎士や統治者、アトールの巫女(詩女)なんかも排出しているのだが、やっぱり世間的には“剣聖”のインパクトが強いらしい。
*3 純血の騎士の家系ではナッカンドラ・スバースより続く強力な騎士と魔法使いの血が連綿と受け継がれているが、それでも“剣聖”が誕生するのは一つの時代に一人である。
*4 特にA.K.D.等は一つの星で諸々と完結してしまいかねない秘密の多い国家であるし。
*5 先妻は病弱な人で早逝。故にジェスターの血を残すことも叶わず、アラドの正式な嫁入りを支持したし、母親違いの血統問題も起こらなかった。
*6 尤も“剣聖”ともなればハイアラキに限らずとも国家間の枠組みを越えた“特別な依頼”なんてものを受けることもあるらしいのは本編でのカイエンの姿からも窺えること。
*7 作者曰く元ネタは『カムイ伝』の“変移抜刀霞斬り”……なら、ソニック・ブレードは『赤胴鈴之助』の“真空斬り”からなのだろうか。
*8 アースドラゴン(セントリー=マグマ)の下で眠っていたらしい。
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