冒涜の君主、ライカード

ページ名:冒涜の君主_ライカード

登録日:2023/04/26 (曜日) 15:09:52
更新日:2024/07/05 Fri 13:13:38NEW!
所要時間:約 7 分で読めます



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elden ring ボス デミゴッド エルデンリング イベント戦 蛇王 特徴的なボイス トゥゲダァ!




very well.よいではないか



You... Join the Serpent King,as familyお主…我、蛇の王の家族となり


Together, we will devour the very gods!共に神をも喰らおうぞ!



冒涜の君主、ライカードとはELDEN RING に登場するボスの一人である。



概要


赤髪の英雄、ラダゴンとカーリア王家の女王、レナラの間に生まれた息子。アルター高原西部のゲルミア火山を拠点に「法務官」としての地位を賜った。デミゴッドの一人であり大ルーンの力を持った破片の君主の一人である。
しかし、エルデンリングが砕けた後に起こった破砕戦争から「大いなる意志」黄金樹から与えられた力の残滓を奪い合うだけの生き様を強いられることに憤り、「黄金樹に弓を引く」として大いなる意志への反逆を企てる。
そのために自らを大ルーンごと大蛇に食わせ、永遠に生きながらえながらいずれ神をも喰らう力を得ようと画策するも、大蛇に食われた後の彼は「下卑た貪欲」に落ちてしまい、かつての雄心を失ってしまったらしい。
カーリア王家の女王、レナラの息子であるためか魔術の素養もあり、ゲルミアの古い呪術であった溶岩の力を魔術として復興している。余談であるが、溶岩の魔術は必要ステータスに知力だけではなく信仰も要する、元が「呪術」であったことを考えるとDARK SOULS Ⅲのセルフパロディだろうか(同ゲームでは呪術の使用に信仰と理力を要する)。



火山館


彼の本拠地にして彼の邸宅。
現在は蛇に自分自身を食わせたためか、側妃であるタニスが主人として振る舞っている。
黄金樹に弓を引く勢力、背律者の本拠地としても使われ、仲間に引き入れられた者たちも滞在している。
一見すると拠点の邸宅でしかないのだが、客間の隠し通路から先はレガシーダンジョンとなっている。
溶岩ゆえのスリップダメージ床や強力なモブが出現する。
行き方はこのゲームにおいてトップクラスに多彩、自らゲルミア火山を登頂してもいいし、招き手、小狡い男に連れて行ってもらうこともできる。また、レアルカリアにいる人攫いの乙女人形と呼ばれる敵に殺されることでも火山館に入ることができる。


火山館関係者

ライカードの関係者、彼らもまた黄金樹への疑念や反発から黄金樹への反逆を試みており、そのために黄金樹から使われた存在である褪せ人、同胞を狩っている。
プレイヤーも関わることができる、黄金樹を滅ぼすことに加担するか、それを拒み使命を全うするかは君次第。


タニス

ライカードの側妃にして現在の火山館の主人である女性。側には常に護衛として坩堝の騎士が控えている。
元々は異国の踊り子でありライカードに見初められたことで彼の妃となった。
仮面を被り、冷徹な印象を受けるが、後述するラーヤのセリフなどから必ずしも「悪人」であるわけではないようだ。
ゲーム的な立ち位置としては「同胞狩りの依頼人」彼女の依頼をこなすと報酬がもらえる。


招き手のラーヤ、ゾラーヤス

タニスの養女であり火山館の招き手として働くやたら猫背な少女。タニスとは血のつながりはないが愛情を注がれて育てられているらしく、彼女を慕うセリフもある。タニスもまた彼女を「いい娘」として認識しており、本当の親子のような微笑ましさを見ることができる。
プレイヤーとは湖のリエーニエで出会い、「同胞狩り」ができるかのテストをされ見事彼女の期待に応えるとアルター高原に至ったプレイヤーを火山館に招待してくれる。ちなみにテストは「首飾りを取り戻すこと」であるが、首飾りを持ったNPCは殺さなくても火山館には連れて行ってくれる、いいのかそれで

彼女の正体は人間ではなく蛇人、人間にしては猫背すぎる姿勢はおそらく伏線であろう。火山館で過ごしていた際、プレイヤーにうっかり蛇の姿のまま会話してしまい、正体がバレることになる。しかし、蛇の姿でもプレイヤーはおどろかず、優しく接してくれたことで心を許してくれ、自分自身の素性を明かしてくれる。ラーヤは偽名であり本名はゾラーヤス。養母であるタニスからは「祝福されて生まれた存在」と伝えられていたが、自分自身の出生に疑問を持ったゾラーヤスはプレイヤーと共にそれを探すことになる。彼女に関する一連のイベントは人気であり、ラニに次ぐ「エルデンリングのメインヒロイン」として扱う人も。


騎士ベルナール

豪華な装飾と大槌を纏った騎士、彼もまた黄金樹への疑念を持つものである。
プレイヤーとは初対面ではなく、リムグレイブの「戦学びのボロ家」にて戦技を教えてもらうことができる。
ただボロ家では素顔だったのがこちらでは異形の兜を被っており、同一人物と気付かないかも。
はじめは背律者という道を歩む覚悟があるのか主人公を疑ってかかるが、依頼をこなせば新たな戦技を教えてくれたり、火山館の依頼を進めると彼と共闘もできる。
主人公がライカードを撃破すると驚きこそすれそれもひとつの道と認め、自身の目的のために姿を消す。


パッチ

時空を超え、時代を超え、世界を超えてプレイヤーに干渉してくるシリーズ恒例の鉄板のハゲ。相変わらず小狡い商売をしているようであり、彼との初対面は「彼の売り物を盗もうとした」として戦闘になることから始まる。ある程度HPを減らすとこれまたお得意の命乞いをはじめ、攻撃の手を止めるとショップを始めてくれる。忌み鬼、マルギットに関連するアイテムである「マルギットの拘束具」は彼から入手できる、苦戦しているならパッチ商店に立ち寄ろう。
もちろん蹴り落としイベントもあるのだが、進行順次第ではスキップされてしまうことに注意。


ディアロス・ホスロー

円卓で会うことになる家柄のよさそうな騎士。
「ホスローは血潮で物語る」という勇ましいフレーズが口癖だが、優秀すぎる兄にコンプレックスを持っている。
行方不明になった従者ラニアが背律者に殺されたと知り、復讐のために火山館に潜入を試みるがタニスにあっさり丸め込まれる。
英雄の道を歩むのだとノリノリになっていたのもつかの間、結局自身の愚かさと無能ぶりに直面して嘆き続けるようになってしまう。
なお、火山館の最後の依頼は彼の兄にしてホスロー家の当主、ユーノ・ホスローの殺害。
出血鞭二刀流に猟犬のステップという対人でも通用するガチ構成であり、本当に兄は有能とプレイヤー達から認められている。
ライカードを倒したあとは意外な生き方を選ぶことに。



ボス戦

タニスの依頼を最後までこなすと謁見と称して王の間に通されるのだが、ライカードの実情は前述の通りなので戦闘となる。
なお、それ以外に火山館の裏側のレガシーダンジョンを踏破することでも彼の元にたどり着くことが可能。
ボスとしてはソウルシリーズでちょこちょこあった「特別な武器を使って倒す」タイプのボス。
周囲に常時溶岩を纏っており、近づくとダメージを受けてしまううえに恐ろしくHPが多い。
ボス部屋手前にある大槍「大蛇狩り」を用いることで遠距離からでも大ダメージを与えられる。
第1形態は「神喰らいの大蛇」として噛みつき攻撃や毒吐などを使うが、これを撃破するとムービーが流れ第2形態「冒涜の君主、ライカード」として主人公を迎え撃つことになる。
ライカードとしての形態もこの大蛇の腹にライカードの人面瘡が浮かんだような形であり、蛇の口から引き抜いた名状しがたい外見の大剣「冒涜の聖剣」と溶岩や怨霊の魔術で戦う。


勝てない場合は「大蛇狩り」を強化するか、「写し身の雫」の遺灰を用いて火力をあげよう。


基本的には「大蛇狩り」を使って倒すことを想定されているが、使わなければ倒せないということもない。
「大蛇狩り」以外では魔術「渦巻くつぶて」や「結晶の解放」、祈祷では「蟲糸」や「古竜の雷撃」、他の武器では「死かき棒」や「死儀礼の槍」などが非常に刺さる。
「大蛇狩り」以外でも根気よく殴れば倒せるので、普段と違う戦いがしたい褪せ人は試してみるのもいいかもしれない。
ついでにいうと今作の溶岩は比較的ヌルいので、回復ガブ飲みしながら溶岩に突っ込み近接攻撃だけで倒してしまうことも不可能ではなかったりする。


冒涜の君主の猛攻を凌ぎ、見事大蛇狩りを為すと「ライカードの大ルーン」と「冒涜の君主の追憶」を得ることができる。
なお彼の撃破は火山館勢力の壊滅・解散を意味し、関連イベントの多くが即時終了してしまう。
火山館ダンジョンを踏破した場合は特に、そのまま倒してしまうべきかよく考えよう。


関連アイテム


ライカードの大ルーン

破片の君主、ライカードの大ルーン
恩恵により、敵を倒したときにHPを回復する


ライカードは、レナラとラダゴンの子の一人である
彼らは、ラダゴンが女王マリカの王配となった時
外戚としてデミゴッドとなった


そしてライカードは、冒涜の蛇に喰らわせたのだ
己が身と共に、偉大なる大ルーンを


ライカードの持っていた大ルーン、アルター高原の「封印された坑道」を超えた先、西アルターの神授塔で大ルーンの力を得ることができる。
効果としては敵の撃破時にHPを回復する効果、ラダーンやゴドリックなどの大ルーンとは違い補助的な効果であるが、各地に点在するダンジョンなどでの利便性はピカイチ、他の同様の効果を持つアイテムたちとも重複するため、組み合わせればエストいらず。


冒涜の聖剣

冒涜の君主、ライカードの聖剣
彼の喰らった無数の人々、英雄たちの亡骸が
剣身の表面でうねうねと蠢いている


それらは、いまや血を同じくした家族であり
敵を倒したとき、HPを回復する


「冒涜の君主の追憶」を指読みのエンヤに渡すことで入手ができるライカードが持っていた剣。必要能力値は筋22技15信21で、+10での補正は筋技C信Bとなかなかに優秀。「剣の刀身にちっこい人のようなものがウネウネしている」という人を選びそうな見た目をしている。武器の戦技「略奪の炎」はヒット時に自分のHPを回復する効果を持つ。武器も敵撃破時にHP回復効果を持ち、背負っていても発動する。


ライカードの怨霊

冒涜の君主、ライカードのおぞましい力


燻る怨霊を放ち、その軌跡に
間をおいて連続する爆発を生じる


それは、英雄たちの非業の怨霊である
彼らは、王に見え、歓迎と共に貪り食われ
大蛇の中で、王の家族になったのだ


「冒涜の君主の追憶」を指読のエンヤに渡すことで入手ができる魔術。溶岩の魔術であるため信仰のステータスも要する。赤い髑髏が飛び、その軌道上を爆発させるド派手な魔術。強力な魔術であり、消費FPに対するダメージ効率も良好であるため使用を検討してみてもいいだろう。欠点は決して低くない18という信仰の要求ステータス。同じく信仰を要する死の魔術と組み合わせてみてもいいかもしれない。


大蛇狩り

大剣でもあり槍でもある武器
古い時代、不死の大蛇を狩ったとされ
大蛇と対した時、長き光の刃を生じる


覇王の雄心が、下卑きった貪欲に堕した時
騎士たちは、主を止める武器を探したのだ


ライカードのボス部屋で入手ができる大槍、ライカード戦ではリーチが伸び、嵐の刃のようなもので攻撃する。テキストに光の刃って書いてあるのに全然光じゃないのはご愛嬌
同名の専用戦技は長いタメのあとに槍を振り抜く豪快なもので、ライカード戦では確定でダウンを取れる。
以前はFPの続く限りハメることができたが、アップデートで一度怯むとしばらく耐性がつくようになったので大技を潰す形で使用するのが理想。
今作のストームルーラー枠だが、フロムのこの手の武器では珍しく、普通の槍としても使える。*1イベント武器であるためか必要ステータスが存在しない上、+10で筋力補正がAまで到達するので脳筋なら持ってみてもいいだろう。欠点は圧倒的重量、鎧と組み合わせる際にはスタミナと相談しよう。



余談


  • 特徴的な彼のボイスはイギリスの俳優、サイモン・クレーガー氏によるもの、結構耳に残る。トゥゲダァ!

  • OPには登場していないデミゴッドのように見えるが、蛇に食われるショッキングな画像こそが彼である。




よいではないか


お主…
我、wiki篭りの家族となり
共に項目しあおうぞ!


…何者も、我を追記・修正できぬ…
蛇は不滅よ…


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  • 逆恨みも大いに含まれてるとはいえ、復讐の動機自体には一理あったのが、自己強化の建前になってたんだろうな。過去の気骨のあった時代の姿も見てみたい気がする -- 名無しさん (2023-04-26 20:21:27)
  • ライカードと蛇、別々の状態で戦ってみたい。少なくとも蛇狩りはライカードには効かなくなるだろうし、そっちの方が何か強そう -- 名無しさん (2023-04-26 21:34:22)
  • 白呼ぶと未だにすぐ召喚できる。お前らそんなにルーンがほしいのか -- 名無しさん (2023-04-26 21:47:09)
  • 25万ルーンは美味しすぎる -- 名無しさん (2023-04-27 00:16:22)
  • 元々は多くの者に慕われついて行きたいと思わせるカリスマ溢れる人だった、正直そっちの方が見てみたい、全盛期ラダーンとかと同じように -- 名無しさん (2023-04-27 01:15:12)
  • エルデン世界はラダーンといいこの人といい、様々な英雄による群雄割拠の時代が終わった斜陽の時代を強調してる気がする。何もかもが盛りを過ぎていてわずかな残滓から在りし日を想像するしかない。 -- 名無しさん (2023-04-27 02:10:07)
  • まあ破砕戦争に至るまでで黄金律の限界ってのも見えてるし、褪せ人が歪みが行き届いた狭間の地のその後をどうするかって大筋よな。そういう意味じゃこの人を含むデミゴッドを殺して回らなきゃならんのも当然か。 -- 名無しさん (2023-04-27 02:23:39)
  • 見た目も所業も悪役感マシマシだけどラニちゃんとの関係は良好っていう -- 名無しさん (2023-08-12 15:57:59)
  • 家族を嘯くし母レナラが父ラダゴンに裏切られた事も君主軍参入の理由になってる気がする」 -- 名無し (2024-06-04 09:20:48)
  • ダクソ世界において、蛇は竜のなり損ないだった。エルデン世界においては別の系統の存在に見える。 -- 名無しさん (2024-06-12 19:40:04)
  • ところで、ライカードの指はユビムシの指と似ているんだよね。血色の無い肌。イボ、装飾品など。 -- 名無しさん (2024-06-23 23:43:17)

#comment(striction)

*1 デモンズソウルでは補正値が存在せず強化不可と完全にイベント用、ダークソウル3では低い耐久値と基礎攻撃力がネックだが大剣自体が優秀なので使えなくはない

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コメント

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