可児江西也

ページ名:可児江西也

登録日:2023/04/17 (月) 00:10:27
更新日:2024/07/05 Fri 12:38:20NEW!
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お前らは必ず見る事になる。

お前らが嫌いなどこぞのガキが、これから二週間で奇跡を起こすのをな!



出典:甘城ブリリアントパーク、5話『お金が足りない!』、
2014年10月7日~12月26日まで放送。
京都アニメーション、KADOKAWA、甘ブリ再生委員会、TBSテレビ
C)賀東招二・なかじまゆか/甘ブリ再生委員会



概要

『可児江西也』とは『甘城ブリリアントパーク』の主人公。


CV:内山昂輝


甘城高校に通う1→2年生。
家族は父親と義母と義妹の4人だが、現在は父の妹である久武藍珠の元で暮らしている。
魔法の国『メープルランド』からの神託を受けて、高1の3月から『甘城ブリリアントパーク』の支配人代行(時給850円)というバイトを始めた。
(本当なら二週間だけのはずだったが、高2の間もすることになった)


イケメンであり、一声出せばクラス中から注目される美声の持ち主。
さらに成績優秀、運動神経も抜群で、そのうえ歌も上手いしダンスも上手で、デザインセンスも良いと様々な才能に恵まれたハイスペック男。
しかしそれらの美点を帳消しにしてしまうほどの俺様な性格で、そのうえ重度のナルシスト
高圧的に他人と接し、相手を不快にさせても態度を改めないし意にも解さない(ただし相手が目上の人だと相応の態度をする)
これらの欠点から友達はおらず、校内で孤立している。そのため便所か屋上の出入り口でぼっち飯をしている。
勿論そのイケメンさと残念さで悪い意味で校内の有名人。
そのため西也がぼっち飯をしていることは在校生にとっては周知の事実なのだが、西也は体裁を気にして隠している……つもり。
ただティラミーは「西也の俺様キャラは人を遠ざけるための仮面」と称し、西也はそれを否定しないため、どうも意図的に傍若無人に振る舞っているだけのようだが、その理由は不明。


溺れる者は舟板にしがみつく。舟板の持ち主の事は助かってから考えろ」という信条を持つ。
つまり「目の前の危機から脱するためには手段を選ばないし、後の事は後から考える」という考え方をしているのだ。
作中では二週間で10万人(アニメでは三ヵ月で25万)の集客をしなければならないという無理難題に対し、
上記の考えの元「入場料30円キャンペーン」「パーク内のスタジアムにサッカーチームを招待」という奇策で見事解決してみせた。


しかし30円キャンペーンをした事でパークは存続したが経営難になりスタジアム周辺の土地を売却せざるをえず、
それに伴って敵対している甘城企画から「一年間で300万人の入場者数を得る事」という超無茶振りをされてしまう。
またサッカーチームを招待するために、「他所のスタジアムを放火する」という犯罪行為に及んだ結果、その後ずっと罪悪感に耐える羽目になるし、栗栖隆也から放火の件で脅迫されるなど、尾を引いている。
しかしこれらを実行しなければ『甘ブリ』を救う事は出来なかったので、難しい所である。



過去

かつて『児玉誠也』という芸名で活動していた子役。本名『久武西也』
演技力も魅力も備えた天才子役であり、しかも大物芸人との掛け合いも絶妙。まさに大スターだった。
本編の5年前に突然「学業と家族との生活に専念する」と言って引退したという。


しかしどうやら引退間際の頃は家族間が上手くいっていなかったらしく、そのせいで母親の事を今でも毛嫌いしている。
さらにその状態の時助けてくれなかった父親の事を母親ほどではないにしろ嫌っている。


そして引退と同時期に両親が離婚。父親の方に引き取られる。
この時どういう訳か児玉誠也の本名が久武西也である事がネットに流出してしまう。
子役だった過去バレを防ぐべく、止む無く毛嫌いしている母親の性『可児江』に改性するはめになった。


その後父親の再婚で新たな家族が出来、自分に懐いてくれる義妹・久武早紀が出来た。
そしてなんやかんやで西也は叔母の家に転がり込んで、今に至っている。


そして5歳か6歳ごろ、甘ブリに遊びに行った際に空中庭園に迷い込んだ事がある。
その時にラティファと出会い、泣いていた彼女に「必ず助ける」と約束した。
この約束が西也の奮闘の源になっている。


王統の魔法

ラティファとキスした事で授けられた魔法。
西也の場合「相手の心を読む」魔法と、その魔法を使うための莫大な魔力を授けられた。
この魔法には制限もあり、

  • 同じ人間には一度のみ
  • 読み取れるのは数秒間だけ
  • 固有名詞の漢字までは分からない(田中一郎の事を考えていた人の心を読むとタナカイチロウと表記される)

といった制限がある。
また知りたい情報を得るには、会話で誘導しなくてはいけないといった欠点も存在する。
そのうえ西也は「アイテムを残しておいて、ラスボス戦後大量に残ったアイテムを見て後悔するタイプ」なため、なかなかこの魔法を使わない。
(場面外の交渉などでは使っているらしい)


……とここまでがメープルランドの記録にも残っていた情報だが、何度も使っているうちにこの魔法に変化が現れた。
なんと同じ人物に二回目以降も使えるという驚くべき変化。
以下詳細。

  • 二回目以降も使える
  • 敵意を持ってこの魔法を使うと答えを強制的に引き出せる
  • この魔法は巨竜を討伐できるほどの魔法使いでも抵抗できない
  • 連続使用するほど使用者と対象者が疲弊する

とそれまでとは比べ物にならないほどの便利な魔法になった。
……しかしデメリットも発生した。それは二回目以降は使う度に対象者に関する記憶がランダムで消える
このせいで自分がこの魔法を使っている動機すら忘れてしまいかねない。
西也はこの魔法のデメリットでいすずの名前と出会いの記憶を忘れてしまった(名前は改めて覚え直した)
なのでこのデメリットが判明して以来、使用前に相手の事をメモしておき後で記憶の補完をするようになった。



恋愛関係

イケメンなので初対面の女性からはモテるが、俺様キャラが判明すると遠ざかるので結果的にはモテない。なので彼女なし。
しかし甘ブリのために必死に頑張る姿を身近で見ていたいすず・ラティファ・ミュースから好意を抱かれている。
西也は鈍感ではないためいすずの好意に気付いているが、確証がないため保留にしている。
ラティファの方は彼女に告白されたので好意に気付いたが、告白したラティファが本人ではなかった事もあり返事は保留。


後にいすずとラブホに泊まるというイベントでパッフする寸前にまでなるほど、関係性が一気に進んだ。



さなみブリリアントパークルート

年間入場者数300万というノルマを破棄するために佐波湖近くの廃棄された遊園地に甘ブリを移転させる。
移転後しばらくしていすずと正式に交際を始める。
また高2の間だけの仕事のはずが、それ以後も支配人代行を務める事に。


移転直後は西也の想像通り好調に運営できていた。
しかし移転によるキャストの退職(通勤や私事の事情など)、伴う人間関係の変化によるさらなる退職。
西也の想像以上だった交通便の不便さによる客数減少、追い打ちに地元トラブル。
客数減少によってキャストを減らさなくてはいけなくなり、過密スケジュールによりモッフルが過労死
それを契機にするように甘ブリレギュラー陣が次々と退職。
致命的なまでにアニムス不足になったことでラティファ昏睡状態。
経営破綻してしまい、西也は仕事もせずに飲んだくれては目覚めないラティファに芸を見せる日々。
そして移転から25年目に西也に言えないような仕事をしていたいすずが過労死


全てを失った西也は、さなブリ跡地でホームレスをしながら、アニムス不足でハムスターになってしまったラティファと過ごす――




……というのが時の妖精バクロスに見せられた、西也が辿る最悪の未来。
変えられる可能性はあるが、8巻時点ではほぼ100%でこの未来に辿り着いてしまうようだ。
というのも甘ブリの設備的に300万人呼ぶのは物理的に無理なので、引っ越ししない場合は普通に潰れる。
甘ブリの予算的にも立地的にも佐波湖近くが一番いい条件なので、ここ以外に引っ越ししても、やっぱり潰れてしまうので、さなブリルートに近しい未来になるようだ。


西也はいざとなったら魔法で金儲けしようと考えていたのだが、経営難になった時、西也の王統の魔法は消滅していたようだ。
またラティファは「遊園地が生み出すアニムス」ではないと存在を維持できなかったため、さなブリを見捨てる事も出来なかった。
そして、加齢によって高2の頃より能力が衰えていた西也は打開策を思い浮かばず、頼れるキャストたちは辞めていったので、手の施しようがなくなったのだという。


このような状況が重なってバッドエンドになったという。


余談

  • 名前の由来

ラッパーや音楽プロデューサーであるカニエ・ウェストから。


  • アニメ版

「いすずの好意に気づかない鈍感系」「スタジアムの火事ではなく、芝の整理の遅れが原因で甘ブリのスタジアムへ」など変更が加えられている。





追記・修正は遊園地の支配人代行に任命されてからお願いします。


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  • うお、何故今になって甘ブリ?はよ再開はしてほしいけどなぁ。 -- 名無しさん (2023-04-17 06:52:03)
  • バッドエンドが明確に示唆されてるのに解決策が念入りに潰されて活路が見いだせない珍しいタイプの主人公 案外そのへんが原作の続刊が出ない理由なのかも… -- 名無しさん (2023-04-17 09:03:23)
  • 作者さんも念入りに潰しすぎてどうするか悩んでるのかもしれんよね… -- 名無しさん (2023-04-17 20:37:57)
  • 今は3つ出した案の内、一番駄目として却下した「都心部にコンパクトな遊園地を作る」と言う案に何か活路を見出した所で止まってるんだっけ。 -- 名無しさん (2023-04-17 21:21:35)
  • 作者ツイによれば書いてはいるみたいだけどね メリダ島襲撃後のミスリル並に苦しい状況だが、果たして可児江君に明るい未来はあるのか -- 名無しさん (2023-04-17 22:07:48)
  • 念入りにつぶすも何も問題がはっきりと教えてもらったからそれを解決していけばいいだけじゃないの?解決方法そのものは作者が決めていいわけだし -- 名無しさん (2023-04-18 21:45:22)
  • ↑それがねぇ…問題がそもそも無茶苦茶困難、加えて解決策も良さ気なのは劇中で既に却下されたり問題点指摘されたりだから… 作者も8巻後書きで展開に迷っていると書いてたが -- 名無しさん (2023-04-18 22:01:54)
  • 8巻のあとがきは本当は引っ越しさせて甘ブリを終わらせてさなみで新シリーズを始める話で進めてたのにしっくりこないから甘ブリ続投で主人公も作者も苦しいルートに入ったみたいな感じだったはずだったような。 -- 名無しさん (2023-04-18 22:14:10)
  • そもそも御時勢的に遊園地存続モノとか普通にやりにくくなったのでは?という気もする。仮にコロナが甘ブリ世界に来たらどうあがいても絶望過ぎる -- 名無しさん (2023-04-20 14:26:47)
  • チート能力は使うためにあるって言葉を聞くが使わないとどうなるかの末路がさなみルートに思える。チートを使わなかった結果が恋人のいすずは身体を売って金を稼いで過労死したあげくラティファがハムスター化で最終的にはホームレス生活だもの -- 名無しさん (2023-04-24 00:55:25)

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