シン(殺戮の天使)

ページ名:シン_殺戮の天使_

登録日:2023/03/31 Fri 16:36:10
更新日:2024/07/05 Fri 12:32:09NEW!
所要時間:約 4 分で読めます



タグ一覧
殺戮の天使 芸術家 殺人鬼 双子 天使 シン 家具職人 双子じゃなくなった ハイテンション芸術家



いらっしゃいませ


本日は 何をお求めでしょうか


1~7の数字もしくはsmallなどで指定してください。


シンは『殺戮の天使』の登場人物。
ただし、ゲームおよびコミック本編には登場しない、前日譚であるコミカライズ版「Episode.0」のみに登場する。


Episode.0での活躍

双子の家具職人。それぞれ、右目の下と左目の上にタトゥーを入れている。右目側にタトゥーを入れているほうが設計を、左目側にタトゥーを入れている方が組み立てを担当しているが、どちらが兄でどちらが弟なのかは作中では説明されていない。


初登場時には街の路地裏でひっそりと家具屋を開業していた。
表向きは普通の家具屋だが、裏では人体のパーツを素材として用いた家具を制作している。
ただし、この行為に人体や死者・死体を冒涜する意図は微塵もなく、むしろ「生前の有様を素材として生かす」という美学に基づいており、生前の人となりを反映させた芸術作品に仕上げている*1


ひょんなことからダニー、キャシーと出会い、ダニーによって勧誘されグレイの下へと導かれる。
シンもグレイの下に仕えたいという気は最初からあったようだが、グレイからは「不完全」「二人はいらぬ」「互いに強く依存している、それをどうにかできた者のみを認める」と拒否されてしまう。
双子はこれまで「二人でうまくやってきた」「足りないものは補ってきた」「一緒に作品を作っている」ということに疑いを持っていなかったが、グレイの言葉により初めて違和感を覚えた模様で、さらにダニーやキャシーの挑発に近い問いかけにより、二人の間に亀裂が生まれる。
そして、ある晩にシンは双子の片割れを殺害。両方の目にタトゥーを入れ「完成した一人になった」と、改めてグレイの下に加わった。


ここまで記載した通り、シンは双子の片割れの名前であり、もう片方の名前は作中で呼ばれすらしていない
そして、もともとの設計側と組み立て側のどちらがシンだったのかについても明かされていない*2


グレイの下に加わったシンは、本編で舞台となった「実験場」の内装設計や家具作りなどに励んだ。
その際に、当初グレイの教団関係者の墓守をしていたエディに自身の設計図を見られたことで、墓荒らしと勘違いされ一時エディと対立。つまり、エディが「天使」に加わる直接のきっかけをつくった人物でもある。
ちなみにその後は、無事に墓荒らしの疑惑を晴らし、「死者を(彼らなりに)尊重する」という倫理観が一致し、意気投合した。
実験場が完成した後には、シンは実験場のB4フロアを割り当てられ、エディと共に実験対象の死体の処理も担当していた模様。


――殺戮の天使のゲーム(またはコミック)本編をご覧になった方は知っての通り、B4フロア担当はエディであり、本編にシンは出てこない。
その理由は……


+ なぜシンは本編時系列時にいなかったのか?-

シンは、実験場が開かれて暫くはB4の天使の任についていたが、「完璧なものを作ることが出来ない」と芸術に煮詰まっていた。
そんな中、作業中の事故で自らの右人差し指を切断。その指を拾い上げ、まだ完成していなかった自らの身体を完璧な家具として完成させることを閃いた。
そのままインスピレーションに飲まれ、傍にいたエディに「次に来た時には必ず、完璧に完成したものを見せてやろう」と宣言。
狂喜の面持ちでそれを決行し、最高傑作の完成をもって絶命した。


シンの最後の芸術は双子という性質を現すかのような大鏡。エディもその大鏡を見て「完璧に完成させられた」「すごく綺麗だ」と絶賛していた。
エディはシンとの別れを惜しんでいる様子だったが、彼の芸術に敬意を表し、他の作品たちと共に彼を埋葬してB4の後任についた。


なお、グレイもその顛末を監視していたものの、一切の介入なく静観を決めていた。
つまり、シンは本編時系列前に天使の役を解任されていたのである。


普段は職人という立場も含め、紳士的な態度をとることもあるが、家具製作や芸術談義の際には猛烈にテンションが高くなる癖がある
また、彼は上述の通りあくまでも人体を素晴らしい素材として尊重している節があるので、死体を粗末に扱う者に対しては激しい嫌悪感を抱く。
実はキャシーにいくらか気があった模様。女性としてではなく素材としてだが。


【余談】

  • ある殺人鬼たちの記憶

「殺戮の天使 公式ファンブック」掲載の「ある殺人鬼たちの記憶」に、B4フロアのエディの前任の天使について語られている。
その際には名前は語られなかったが、「Episode.0」第2巻の巻末にて、真田まこと氏よりこのキャラクターがシンであることを明言された。



シンの手で人体家具になりたいみなさん、追記・修正をよろしくお願いいたします。


[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,2)

[#include(name=テンプレ3)]


#comment(striction)

*1 後に、死体に詳しいであろうエディが彼の作品を見て「この家具になった人たちがどんな人だったのか分かる気がする」「すごくきれいに見える」と評価していることから、独りよがりな探求をしていたというわけでもない模様
*2 シンが片割れを殺害するシーンは描写されているが、暗所での出来事であり、目のタトゥーが描かれていない

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧