登録日:2023/02/23 Thu 23:55:56
更新日:2024/07/05 Fri 10:49:54NEW!
所要時間:約 ? 分で読めます
▽タグ一覧
迷宮 地下迷宮 ラビリンス ダンジョン 魔国連邦 テンペスト 転スラ 転生したらスライムだった件
『これよりお見せするのは、この魔国連邦が誇る難攻不落の地下迷宮で御座います。魔王リムル陛下が冒険者達へ解放する、最難問。果たして、これを突破出来る者は現れるのでしょうか――ッ!?』
地下迷宮とは、『転生したらスライムだった件』に登場する施設である。
●目次
【概要】
主人公リムルの治める国・魔国連邦に造られた巨大な迷宮。
リムルの盟友である魔王ラミリスのスキル『迷宮創造』によって生み出され、リムル・ヴェルドラ・ラミリス・ミリムが知恵と悪意を出し合って創った難攻不落の大迷宮。
『迷宮創造』の効果により、内部で死んだ者の内ラミリスが許可を出した者は生き返ることが可能。
魔国連邦における観光の目玉となるほか、上述の特性によりどれだけ厳しい訓練をしても死なない最高の訓練施設にもなる。
また、内部の構造はラミリスが自由に変化させられるうえ地上の街を迷宮内に入れる事も出来るため、戦争時の防衛拠点としても非常に優れている。
【構造】
百階層まであり、数字が大きいほど深い場所にある。
普段は深い階層ほど面積の狭い逆ピラミッド型になっているが、ラミリスの意思次第で階層の入れ替えは自由自在。
階層ごとの構造も部分単位で自由に変えることができ、実際に数日ごとに変えられている。
罠
- 毒矢
毒の塗られた矢がどこからともなく飛んでくる。
- 毒沼
見るからに毒々しい沼。嵌ると毒ダメージと状態異常を受ける。
- 回転床
方向感覚を狂わせる。
- 移動床
勝手に走り出す床。かなり怖い。
- 切断糸
気付かずに通り抜けると、首が落ちる。移動床とセットだと凶悪。
- 落とし穴
底に槍衾があったりするので、落下ダメージよりもそっちの方が怖い。
場合によってはむしろショートカットになり挑戦者に有利。
- 疑似宝箱
宝箱と思ったら魔物が襲い掛かってくる。二十階層から設置されている。
- 爆発宝箱
開けると爆発する。
- 魔物部屋
各層に魔素を流す配管を経由する部屋。内部には大量の魔物が出現する。
アイテムを飲み込んだ魔物が解き放たれており、倒せばそれらがドロップする。
毒薬や保存魔法の切れた食料品、宝箱には入れられない失敗作のゴミ武器なんかも交じっているので鑑定必須。
- 密閉部屋
中で火をたくと無酸素状態になり毒ガスが発生することも。他の挑戦者がうっかりしていると自分達に迷惑が掛かってくる。
- 暗闇階層
光源必須。
- 低天井階層
四つん這いで進まなくてはならない。魔物は普通にいる。
- 精霊のいない区域
『精霊交信』で精霊から正しい道を教えてもらえる精霊使役者への対策で造られた精霊のいない区域。
特殊な部屋
- 記録地点
十階層ごとに設置されている、魔素の影響を受けずに『空間移動』できる地点。一度ここに到達していれば、一旦“帰還の呼子笛”で迷宮外に出てまた入る場合や一度死亡し“復活の腕輪”で復活する場合にここからスタートできる。
休憩部屋次の階層への階段手前にある部屋。
- 安全地帯
五階層ごとに設けられている魔物も罠もない場所。
受付
迷宮に入る際の受付。ここで入場許可証を作成し入場する。入場料は銀貨3枚。
アイテム販売所も併設されており、下記のアイテムを購入できるほか、迷宮内で手に入れた
販売アイテム
- 復活の腕輪 初回無料、2回目以降銀貨2枚
ラミリスが作成した復活用のアイテム。見た目はただの腕輪だが、これを付けていれば迷宮内で死亡しても復活できる。復活地点は迷宮外または記録地点。
あまりにも多くの者が入ると復活の契約が追い付かなくなる可能性があるため作られた。
購入は任意だが、買わずに迷宮に入ると迷宮内で殺されたらそのまま死亡してしまうことになるため迷宮に挑むのなら購入は必須。
ここで販売されているのは一回限りの使い捨てだが、非売品として訓練用の永続タイプも存在。ただし、どちらもラミリスの意思次第でいつでも効果を剥奪できる。
致命傷を負った際に痛覚を遮断する効果もあるが、迷宮規定に違反した際の懲罰時には解除される。
迷宮ボス用に、同じ効果を持った首輪もある。
- 帰還の呼子笛 銀貨三十枚
使用すると瞬時に地上に戻れる。
- 事象の記録玉 金貨一枚
任意の場所をセーブポイントにできる。一回使い捨て。
- 下位回復薬 銀貨四枚
効果の低い回復薬。
- 上位回復薬 銀貨三十五枚
効果の高い回復薬。
- 携行用食料各種
保存魔法が付与されている食料。
- レンタル装備各種
その名の通り装備のレンタル。あくまでレンタルなので壊したら弁償しなければならない。
階層
一~十階層
迷宮に入って最初に挑戦するエリア。序盤なので魔物や罠は低レベルだが、宝箱の中身も質は低い。
開国祭でのお披露目でもここだけが披露された。
- 一階層
出現する魔物は部屋に配置されたDランクの個体を除けばFランクのみ。罠はなく、宝箱は銅箱のみ。
事前体験用の訓練場もあり、最低限度の知識を身に着けるためのチュートリアルを受けることができる。そこでは“復活の腕輪”を購入しなくても復活する。
魔国連邦の兵士達が利用する訓練場もある。
- 二~四階層
F~Eランクの魔物が出現。また部屋には一体だけDランクの魔物が配置されている。
銀箱も設置されるようになる。
- 五~九階層
Dランク以上の魔物が出現し、即死系の罠も出てくる。
- 十階層
ボスは大きな蜘蛛。
十一~五十階層
序盤を突破した者達が挑むエリア。段々と魔物が強く、罠も強力になってくるが、その分得られる戦利品も豪華。
- 二十階層
ボスは大きなムカデ。
- 三十階層
ボスは大鬼の狂王とその配下五名。
倒すと「オーガシリーズ」と呼ばれる、大斧、大剣、弓、長剣、短刀、面兜、胸当て、小手、脚絆、具足のいずれか一つがランダムで入った金箱が出現する。
オーガシリーズは暴風大妖渦の盾鱗を加工した残りカスを“魔鋼”に混ぜ込んで作られており、防具五つはすべて揃えると魔法や『毒霧吐息』などのスキルを防ぐ『魔力妨害』が発動する。
帝国戦ではゴズールとメズールもここに陣取り、逃げてきた帝国兵を狩っていった。
- 四十階層
ボスは嵐蛇。
- 四十九階層
リムルが造った自信作。特定の通路を抜けると隔離され、大量のスライムが合体した肉厚三メートル超えの巨大スライムに襲われる。
更に通路に擬態したスライムプール、拳大の小さなスライムが降り注ぎ服の隙間から侵入して強酸を浴びせてくるスライムレイン、他の魔物に擬態して疲労せずに攻撃を受け続け体力を削り、攻撃を受けるごとに相手の武器に強酸を振りかけるスライムドールといった多数のスライムの罠が仕掛けられている。
- 五十階層
ゴズールとメズールが交代制でボスを務めている。
倒すとミノスシリーズと呼ばれる特質級の武器か防具を落とすことがある(初回のみ100%落とす)。これらは魔銀で作られており、アンデッドに有効。
帝国戦ではボスが嵐蛇に変更され、予備も含めて十匹以上投入された。
五十一~六十階層(旧六十一~七十階層)
魔素を動力源とし自己修復機能を備えたゴーレムが徘徊するエリア。ヴェルドラが罠の設置を担当し、滑る床、幻惑の壁、真なる暗黒回廊、殺戮光線など凄まじい罠の数々が設置されている。
元々は六十一~七十階層だったが、アダルマンの昇格に伴い格下げされた。
帝国戦では罠が増やされ、目や喉がやられる無味無臭のガス、神経毒や溶解液のシャワーといった科学に長けた帝国でも採用されていない凶悪な罠が設置された。
ここからは十傑達が守る裏エリアであり、難易度が急上昇する。
聖騎士達など特別な挑戦者はここからスタートしている。
- 六十階層(旧七十階層)
当初ボスは精霊の守護巨像だったが、ヒナタに破壊されてしまったためさらなる改良型の魔王の守護巨像がボスになる。
六十一~七十階層(旧五十一~六十階層)
不死系魔物のみが出現。罠の設置はラミリスが担当。
アダルマンが大量のアンデッドを召喚したことで、無限にアンデッドが湧き出る回廊や無酸素部屋などが造られた。
元々は五十一~六十階層だったが、アダルマンの昇格に伴い格上げされた。
- 七十階層(旧六十階層)
草木も枯れ果てた丘陵地帯と死の気配が漂う戦場跡が広がる死の王国。
当初はアダルマン一人がボスだったが、リムルの提案でアルベルトが前衛として加わり、さらに挑戦者が三人以上の場合などには死霊竜も参戦する。
帝国戦では死霊騎士長に率いられた千数百体の死霊騎士が守る城郭都市へと作り替えられた。機甲軍団戦後は捕虜達をここに収容している。
七十一~八十階層
蟲型魔獣が出現。
- 七十九階層
美しい花が咲き乱れる花畑。ボスのアピトによって統制された千匹以上の軍団蜂が襲い掛かってくる。
- 八十階層
ボスのゼギオンが待ち受ける階層。ヒナタの挑戦時にはゼギオンが休眠中だったため、アピトが代理でボスを務めた。
八十一~九十階層
獣系の魔物が出現。クマラの分身である尾獣達が領域の主を務めている。
- 八十一階層
強力な個体が群れを率いて闊歩しており、平均Bランク以上の魔獣が三~五体のチームで出現する。
- 八十二階層
密林地帯。ボスの白猿が定期的に襲い掛かってくる。
- 八十三階層
見通しのいい草原地帯。罠は落とし穴などの難易度の低いものばかり。
ただし夜になるとボスの月兎による無差別広範囲殲滅攻撃が放たれる。
- 八十四階層
石畳の街路が入り組み迷路を形成している。
ボスの黒鼠が大量の使い魔を放っており、その使い魔達が空気中に病原菌を散布し汚染している。
呼吸する分には問題ないが、魔法で大気中の水分を集めて水を作ろうとするとたちまち毒素が混じってしまう。厄介なことに水を見ただけでは気付けない。
通常の解毒魔法が効かないので、解毒には高位の神聖魔法や特殊なスキルが必要。
使い魔の見た目が体長五センチにも満たない子ネズミであることと出現する魔物が強力な事もあり、毒の止め方にはなかなか気づけない。
- 八十五階層
落葉樹林が生い茂っている。
生息する魔獣はボスの雷虎によって完璧に統率されており、抜群のチームワークで襲い掛かってくる。
- 八十六階層
まばらにオアシスのある砂漠地帯。
昼夜の寒暖差が激しく体力を消耗するうえ、ボスの翼蛇により大気中の酸素が抜き取られてしまうことがある。
- 八十七階層
のどかな山岳地帯。
魔物の出現頻度が低く、挑戦者の気を緩ませるが、それによりボスの眠羊の幻覚催眠にかかりやすくなってしまう。
- 八十八階層
川沿いの森林。
ボスの炎鳥とその眷属の鳥達が放つ“敵意ある者にだけ反応する”特殊な炎で挑戦者のみが焼き尽くされる。
- 八十九階層
植物のない、鏡で出来た迷路。この鏡は全ての法術を使用者に跳ね返す。
鏡像で迷路が複雑化しているうえ、ボスの犬鏡が鏡像によって増殖し鏡の中から一方的に攻撃を仕掛けてくる。
- 九十階層
ボスのクマラが待ち受ける階層。ヒナタの挑戦時にはベレッタが代理でボスを務めた。
ボスを倒すと出現する階段は、九十一階層ではなく九十五階層に通じる。
九十一~九十五階層
ここは攻略エリアではなく、魔国連邦の重要施設や店が存在している。
挑戦者は九十階層攻略後、九十五階層に進むことになる。
- 九十一階層
鉄鉱石の保管倉庫。ヴェルドラから漏れ出る妖気を利用して鉄鉱石を魔鉱石へと変える。
- 九十二階層
“魔鋼”の製造工場。
- 九十三階層
花畑。
- 九十四階層
蜂蜜の加工場。
- 九十五階層
挑戦者向けの宿屋等がある階層。
各階層の休憩部屋から銀貨一枚を支払うことでこの階層に転移し各種サービスを利用できる。
九十六~九十九階層
九十階層を突破することでミリムが捕まえてきたドラゴン達が解き放たれており、魔素を喰って営巣することで様々な地形効果が付与されている。
帝国戦では十倍の広さに拡張された。
- 九十六階層
重力が五倍に上昇しており、地震が続く。ボスは地砕竜王。
- 九十七階層
雷が降り注ぐ。ボスは烈風竜王。
- 九十八階層
止まったら死ぬ、耐寒装備必須の極寒地獄。ボスは氷雪竜王。
- 九十九階層
火山が存在し、耐熱装備必須の灼熱地獄。ボスは火炎竜王。
百階層
ヴェルドラが待ち受ける最深部。
ヴェルドラの居室や研究施設、精霊迷宮への入り口などがある。
- 研究施設
各国から集まった研究者達により様々な研究が行われている部屋。
研究成果
- 魔水
高濃度の魔素を含んだ水。何らかの因子を投入することでその因子を強化した魔物が生まれる。
- 魔王の守護巨像
リムルが以前ラミリスにけしかけられ戦った精霊の守護巨像の改良機。
武装国家ドワルゴンで研究されていた魔装兵の完成系。
基本性能がかなり高いほか、「カッコいいから」という理由で自然の雷を放つ機能なども搭載されている。
- 管制室
正式名称は“戦略級軍事管制戦闘指揮所”。
迷宮内の様子を把握し、内部にいる者の存在値の測定結果を確認できる。
リムルの監視魔法:神之瞳に移った映像も視られる。
- 秘密の会議室
ラミリスとヴェルドラ、ベレッタ、知性の有るボス達が集まって会合を行う部屋。この部屋の存在はリムルも知らない。
百一階層
通常は存在しない階層。緊急時に造られ、地上にある中央都市リムルを丸ごと転移し隔離する。
【帝国戦時の特別ルール】
帝国戦では帝国軍機甲軍団を迷宮におびき出して戦うため、ルールを変更した。
- クリア条件はヴェルドラを倒す事。
- ヴェルドラに挑むためには十傑が一つずつ所持する鍵をすべて集めなくてはならない。
- 一度迷宮に入るとクリア条件を満たすまで出られない。
- 千人入るごとに飛ばされる階層が切り替わる。
- 迷宮に入る者にルールを説明し意思を確認。
【用語】
- 迷宮規定
迷宮に挑戦するにあたり守らなければならないルール。挑戦者同士の争いの禁止など。
違反すると“復活の腕輪”の痛覚遮断機能を解除したうえでの殺害、獲得したアイテムの没収といった懲罰がなされる。
迷宮挑戦時にはルールブックが配布され、字が読めない者には案内人が説明を行う。
- 宝箱
迷宮内に出現する宝箱。中からは武器やアイテムが出現する。
三種類あり、出現率と中身の質が変わる。
銅箱:回復薬や銀貨、特上級以下の武具が入っている。たまに罠あり。
銀箱:銅箱よりもいいものが入っており、罠はない。アタリならば高級なポーションや古代金貨、希少級の武具などもある。
金箱:ボスを倒すと出現。希少級以上の武具など上質のものしか入っていない。罠はない。
- 褒賞金
月に先着数組、特定の階層を突破すると褒賞金が支払われる。支払われるのは初回限定で、既に同じ階層を突破して褒賞金を獲得したことのある者には支払われない。
十階層突破:先着五組、金貨三枚
二十階層突破:先着五組、金貨五枚
三十階層突破:先着五組、金貨十枚
四十階層突破:先着三組、金貨二十枚
五十階層突破:先着一組、星金貨一枚(金貨百枚相当)
百階層突破:星金貨百枚(金貨一万枚相当)
【出現魔物】
一般魔物
- スライム
迷宮内の排泄物や魔物の死骸を処理してくれる益獣。
最下級の魔物故か倒されても倒されてもすぐ再出現するため、迷宮内は清潔に保たれている。
四十九階層では対処の難しい巨大なスライムも出現。
- 骸骨弓士兵
弓を使うアンデッド。
序盤の階層に配置されているほか、アダルマンの担当階層にも出現する。
- 巨大熊
序盤に出現するCランクの熊。
- 鮮血の猪
三十階層あたりに出現するBランクの猪。ガイアの好物。
- 軍団蜂
アピトが率いる蜂。一匹だけでも特A級に区分され、更に群れで行動する。
領域の主
十の倍数の階層を除く各階層に配置されているボス。場所はランダム。
- 吸血蝙蝠
四階層のボス。一体一体がC+ランクで、数体配置されている。
固有スキルは『吸血』と『超音波』。
階層守護者
十の倍数の階層に配置されているボス。倒さないと先へ進めない。
死亡後三十分程度で復活する。
- ブラックスパイダー
十階層のボス。Bランクの大きな蜘蛛。
固有スキルは粘着質の糸や強度の高い糸を操る『粘糸・鋼糸』。
- エビルムカデ
二十階層のボス。B+ランクの大きなムカデ。
固有スキルは相手を麻痺させるブレス『麻痺吐息』。
- 大鬼の狂王
三十階層のボス。B+ランクのオーガ。
ベニマル達と異なり知性はないが凄まじい膂力を持つ。さらに、Bランクの配下を五体従えており、知性のなさとは裏腹にしっかり連携して戦う。
- 嵐蛇
四十階層のボス。A-ランクの大蛇。
かつてリムルが倒した封印の洞窟の主の同族であり、魔水に蛇を入れるとその蛇が死亡したのちこの魔物に生まれ変わった。
固有スキルは『熱源感知』と七メートル先まで届き相手を溶かす猛毒の『毒霧吐息』。
帝国戦では予備も含めた十体以上が五十階層に配置され、通路の狭さを活かし『毒霧吐息』で帝国軍を苦戦させた。
帝国軍でも倒せる者は少なく、携行できる中では最大の威力を誇る兵器“重魔導砲”を使わなければ倒せないうえ重魔導砲のチャージにかかる時間より嵐蛇が復活するまでの時間の方が短いため、十分な数の重魔導砲が揃うまで帝国軍を蹂躙し続けた。
死を齎す迷宮の意思
リムル・ヴェルドラ・ミリム・ラミリスが、自分達でも迷宮を楽しむために疑似魂で作成した仮魔体。ガイア誕生後はガイアも行動を共にしている。
挑戦者に襲い掛かる一方で、自分達も迷宮攻略に挑む。
各々がクロベエ作の魔物専用装備を纏っている。等級は特質級だが魔物専用で尖った性能をしているうえ、呪いで所有者登録されているため盗まれることもない。
最初は弱いが徐々に成長し、やがて挑戦者達から恐れられるようになった。リムル達が憑依している際は知性が加わりさらに手が付けられなくなるため、強さが二段階あると噂されるように。
帝国戦では五十一階層~六十階層のあたりをうろついており、ゴーレムに交じった異色のユニークモンスターとして帝国兵達におそれられた。
- 幽霊
リムルのアバター。浮遊しているので落とし穴に引っ掛からず、肉体がないので相手と相互に物理攻撃が効かない。
職業は魔法使い。最初は法術師であり、後に「アバターから自分自身を信仰する」という実験により〈神聖魔法〉も使えるようになった。
武器は死神の鎌と冥府の衣。
- 骸骨剣士
ヴェルドラのアバター。
当初の職業は重戦士だが、魔法を覚えて魔法剣士を目指すことに。武器は死神の片手剣、冥府の全身鎧、獄門の大盾。
自身が聖典を参考に編み出した“ヴェルドラ流闘殺法”を駆使して戦う。
後に悪魔達に与える依代の試作品として全身の骨を神輝金鋼の骸骨に変えた。
- 粘性体
ミリムのアバター。赤い色をしていており、スピードに特化している。
紅の羽衣を纏ったことで真紅の羽が生えており、摩擦抵抗を無視したように地面を滑り、壁や天井を弾んで移動する。ミリムの反応速度によりその超スピードも完全制御している。
職業は暗殺者で、その超スピードで接近し死神の一撃で首筋を突く。その戦闘スタイルから“スカーレット”の名で恐れられるように。
- 動く鎧
ラミリスのアバター。その名の通り動く全身鎧。
ラミリスが低身長をコンプレックスにしていたためかアバターの中でも最も大柄。
当初は貧相な外見だったが、重厚な全身鎧に触れたことでアバターそのものがそちらに入れ替わった。
普段ラミリスが力不足を馬鹿にされているため、死神の大斧を振り回す狂戦士となっている。
防御は考えていないが、頑丈なうえ『痛覚無効』『自動修復』を持つため大抵の攻撃にはびくともしない。
- ガイア
ミリムのペットの子竜。
混沌竜になって暴走していたがリムルによって疑似魂に心核の破片を植え付けられたことで自我を取り戻し、元の精霊竜に戻った。
ミリムが育てるには幼すぎるので迷宮内で育てられている。
【職員】
◆運営
- ラミリス
種族:妖精族
CV:春野杏
迷宮の創造主であり支配者。
彼女がいる限り魔国連邦の面々は迷宮内で死ぬことがないので、迷宮内では最優先で守られる。
- [[ヴェルドラ=テンペスト>ヴェルドラ=テンペスト]]
種族:最上位聖魔霊―竜種
CV:前野智昭
迷宮の王。最深部である百階層でラスボスとして挑戦者を待ち受けている。
度々発散している妖気により魔物を発生させているほか、研究にも参加している。
ラミリスに魔素の供給も行っており、力を高めるエネルギー源にもなっている。
- ベレッタ
種族:聖魔人形→聖魔金属生命体
CV:川澄綾子
ラミリス配下のゴーレム。ラミリスの側近として迷宮運営でも様々な役割を担う。
当初は十傑の筆頭も担っていたがあまりにも多忙だったため、ガドラの加入を機に十傑を辞した。ただし十傑への命令権は残っている。
- カリス
種族:炎の聖魔霊王
CV:八代拓
元々はシズさんの中にいたイフリート。
魔導列車の動力源となるサラマンダーを召喚するなどヴェルドラとラミリスの研究を手伝っており、二人の頼みでリムルの胃袋から解放された。
ヴェルドラのお目付け役を務める。
- トレイニー
種族:霊樹人形樹妖精
CV:田中理恵
ジュラの森の管理人である樹妖精三姉妹の長女。迷宮管理者を務める。
ラミリス配下の中ではベレッタと並び突出した実力者で、風の精霊魔法に長ける。
- トライア
種族:霊樹人形樹妖精
- ドリス
種族:霊樹人形樹妖精
ドライアド三姉妹の次女と三女。迷宮管理者を務める。
- アルファ
- ベータ
- ガンマ
- デルタ
種族:霊樹人形樹妖精
迷宮管理者を務めるドライアド達。
トレイニー達三姉妹に比べれば若く経験が少ないが、一体一体が存在値15万を超えAランク冒険者程度なら瞬殺できる。
◆守護者
ボスの中でも高い知性を持ち意思疎通が可能な者達。
知性のないボス達と異なり、リムルやラミリスの正式な配下という扱いであり魔国連邦の幹部を務める。中にはボス以外の役職を兼任している者も。
特に強い十名は“迷宮十傑”と呼ばれている。十傑達は各々が上位魔将に匹敵する力を持ち、機甲軍団戦後は覚醒や名付けでさらに力を増し魔王種上位~覚醒魔王級にまでなった。
- “蟲皇帝”ゼギオン
種族:蟲型魔獣→蟲型魔人→蟲神=上位聖魔霊―水霊蟲
CV:梅原裕一郎
八十階層の階層守護者。十傑の一人でその中でも最強の存在。
リムルに保護されトレイニーの護衛をしていた蟲魔族で、トレイニーの推薦で迷宮のボスとなる。
ヴェルドラから学んだ格闘術と、『智慧之王』の魔改造により獲得したリムルに近いスキルにより圧倒的な強さを誇る。
- “蟲女王”アピト
種族:女王麗蜂→天星麗蜂=中位聖魔霊―風霊蜂
CV:上田麗奈
七十九階層の領域の主。十傑の一人。
種族特性によりすさまじいスピードを誇り、千匹以上の軍団蜂を率いる。
- “九頭獣”クマラ
種族:九頭獣→天星九尾=上位聖魔霊―地霊獣→神狐
CV:鈴代沙弓
九十階層の階層守護者。十傑の一人。
希少な妖狐の幼体。ランガの推薦で迷宮のボスとなる。
九本ある尻尾の内八本を尾獣と呼ばれる魔物“黒鼠”・“雷虎”・“月兎”・“翼蛇”・“眠羊”・“白猿”・“炎鳥”・“犬鏡”に変化させることができ、その尾獣達を領域の主として解き放っている。
- “不死王”アダルマン
種族:死霊→死霊の王→死霊=中位聖魔霊―光霊骨
CV:杉田智和
生前ルミナス教の枢機卿だったアンデッド。シュナの推薦で迷宮のボスとなる。
以前シュナに浄化されたことで最下級のアンデッドであるワイトまで退化していたが、
当初は六十階層のボスだったが、このパワーアップにより七十階層のボスに昇格。十傑に数えられるように。
- “死霊聖騎士”アルベルト
種族:骸骨剣士→死霊聖騎士→冥霊聖騎士=中位聖魔霊―炎霊人
アダルマンの副官にして親友。生前はルミナス教の最高戦力“聖堂騎士”だった。
彼もまた以前シュナに浄化されたことで最下級のアンデッドであるスケルトンにまで退化していたが、生前磨き上げた剣の腕は衰えておらず、リムルの発案で迷宮六十階層のボス前衛となる。
その後鍛えなおした結果浄化前より強力な冥霊聖騎士へと進化。シンジ達の挑戦時には一人でシンジ達を全滅させた。
それによりアダルマン共々七十階層のボスに昇格。十傑の一人になる。
後輩にあたる聖騎士団隊長達が再挑戦した際にも隊長達を圧倒し、その後隊長達に剣の指導をしている。
- “冥獄竜王”ウェンティ
種族:死霊竜→冥霊竜王
アダルマンのペットであるドラゴンのアンデッド。
アダルマンが浄化された際に一度消滅するが魂はアダルマンが持っていたため無事であり、アダルマンによって再び召喚され六十階層のボスの一人となり、挑戦者が三人以上の時や元魔王など相手が格上の場合に参戦するように。
アダルマン共々七十階層のボスに昇格。帝国戦後は“名”を与えられて進化し、人間態を獲得した。
- “魔導王”ガドラ
種族:人間→金属性悪魔
アダルマンの親友。西側諸国にも東の帝国にもその名を轟かせる大魔法使い。
アダルマンの敵討ちの為に帝国に属していたが復讐相手の七曜の老師が全滅していると知り、魔国連邦に亡命した。
帝国戦で十傑の一人に任命され、六十階層のボスである魔王の守護巨像を操縦する。
- “炎獄竜王”エウロス
種族:火炎竜王
- “氷獄竜王”ゼピュロス
種族:氷雪竜王
- “天雷竜王”ノトス
種族:烈風竜王
- “地滅竜王”ボレアス
種族:地砕竜王
ミリムが捕獲してきた属性竜達が、迷宮内の魔素を喰って進化した竜王達。それぞれ九十九階層、九十八階層、九十七階層、九十六階層の領域の主を務める。全員十傑。
機甲軍団戦後に帝国兵から奪った魂のエネルギーを用いてラミリスに名付けられ、さらに進化。種族は変わらなかったが覚醒魔王に近い力を得ており、人間態も獲得。
- ゴズール
種族:牛頭族→牛鬼族
- メズール
種族:馬頭族→馬鬼族
ジュラの森で100年以上に渡って争い続けていた牛頭族と馬頭族の長達。
リムルに取り入って相手を滅ぼしてもらおうと同時に考えてやってきたが、謁見の最中に乱入してきた魔王ダグリュールの息子達を瞬殺したシオンとそのシオンをあごで使うリムルの強さに恐れをなし配下になった。
リムルに“名”を与えられたことでAランクオーバーの魔人に進化し、ゴズールは物理攻撃、メズールは魔法攻撃に長けた進化を遂げた。
開国祭では優勝すれば四天王になれるという噂を聞き参戦。別々のブロックで予選を勝ち上がり決勝トーナメント一回戦で激突、互角の攻防の末にゴズールが僅差で勝利した。
準決勝でゴズールはマサユキと対峙するが、マサユキに余力がないことを指摘され、迷宮で戦うことを約束し棄権した。
その後は迷宮五十階層のボスを交代で務めている。自分達より遥かに強い迷宮十傑の存在もあって不毛な争いはやめ、切磋琢磨し合う親友になった。
帝国戦時点では存在値十三万前後にまで成長している。
ゴズールのスキル
- 超速再生
傷が自動で再生するエクストラスキル。同様の効果を持つ『自己再生』より再生速度の速い上位互換。
進化時に獲得した『自己再生』を『智慧之王』が『能力改変』して進化させた。
- 限定者
『智慧之王』が実験の一環として与えたユニークギフト。対象の力を制限する空間を作り出す。
リムルの究極能力『誓約之王』の権能である『無限牢獄』と『空間支配』を組み合わせて作った劣化能力。
強制力が小さく同格以上には簡単に抵抗されてしまうため使い勝手は悪いが、宝箱を増やすなどと言って交渉する事も出来るためボスらしいスキル。
ゴズールのアーツ
- 雷撃角
角に雷光を纏わせ、倍以上に伸ばす。
メズールのスキル
- 自己再生
傷が自動で再生するエクストラスキル。進化時に獲得した。
- 魔力妨害
『智慧之王』の実験の一環で与えられたエクストラスキル。周囲の魔法や魔素を用いたスキル・アーツの効果を弱める。
- 限定者
『智慧之王』が実験の一環として与えたユニークギフト。ゴズールのものと同一。
メズールのアーツ
- 馬超連槍
相手の懐に潜り込んでからの連続刺突。
- アピトの子供達
アピトが機甲軍団戦で死亡した蟲型魔獣達の魂を集めて生み出した九体の蟲型魔人。
名前はそれぞれゼロワン、レイジ、レミ、レヨン、レゴ、レム、レナ、レッパ、レック。
複数の蟲の特徴を併せ持ち、『眷属誕生』のスキルで自身の眷属となる蟲を生み出せる。
◆研究員
魔国連邦の研究員のみならず、魔導王朝サリオンのエルフや神聖法皇国ルベリオスの吸血鬼なども所属。
当初はお互いに技術を盗もうとしていたがリムルが全員の技術をデータ化してまとめ研究員全員に後悔してしまったため、吹っ切れて国の垣根を越えて研究に勤しむように。
- カイジン
種族:ドワーフ
武装国家ドワルゴン出身の研究者。
- ベスター
種族:ドワーフ
CV:津田健次郎
ドワルゴン出身の研究者。
- ディーノ
種族:堕天族
CV:小林裕介
八星魔王の一柱。
元々魔王ダグリュールの下に居候していたが追い出され、ギィの勧めで魔国連邦に引っ越してきた。
研究所での雑用を行う。
- 谷村真治
種族:人間
ガドラの弟子の一人で異世界人。
元々は帝国軍混成軍団に所属しており、軍団長であるユウキの指示で迷宮の調査に赴くもそこでアルベルトに惨敗。魔国連邦の戦力を知り、ガドラと共に亡命する。
元の世界にいた頃から研究者肌だったので研究は性に合っている模様。
- マーク・ローレン
種族:人間
- シン・リュウセイ
種族:人間
ガドラの弟子の異世界人達。
シンジと共に迷宮の調査に赴くもそこでアルベルトに惨敗。ガドラと共に亡命し、研究所の仕事を手伝っている。
- ルキウス
種族:人間
- レイモンド
種族:人間
ガドラの弟子の異世界人達。
ガドラたちの安否確認のために混成軍団から機甲軍団に所属を移し迷宮侵攻に参加するも、当のガドラたちから説得され魔国連邦に亡命。研究所の仕事を手伝っている。
- ザムド
種族:人間
元帝国軍機甲軍団の少将。飛空艇の開発に携わっており、軍人というよりは研究者。
戦後、リムルの空を支配する計画に感銘を受けて魔国連邦に移住し、飛空艇の量産・改良に取り組んでいる。
追記・修正は迷宮を攻略してからお願いします。
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,3)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧