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更新日:2024/06/27 Thu 12:58:58NEW!
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◆ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
想いは、受け継がれる。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(Black Panther: Wakanda Forever)』とは、2022年11月11日に日米同時公開された米映画。
MARVEL社のコミックヒーロー「ブラックパンサー」の実写映画化作品第2弾であり、2018年公開の映画『ブラックパンサー』の続編。
MARVELコミックヒーロー映画化シリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)」の映画通算第30作目にして、フェーズ4の映画第7弾。また、フェーズ4の最終作として製作された。*1
概要
前作は、公開当初、全世界から絶賛の声が寄せられ、予想を遥かに上回る大ヒットを記録。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を上回る勢いだった。
そして、主役であるティ・チャラ/ブラックパンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンには惜しみない称賛が浴びせられた。
そして、続編である本作は当初、『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のティ・チャラ統治下のワカンダを描く予定だった。
無論、主演はボーズマンが続役し、脚本の準備も着々と進められていた。
……しかし、信じられない悲報が飛び交った。
2020年8月28日、チャドウィック・ボーズマンが大腸がんで急逝したというのだ。
実はボーズマンは2016年の時点で大腸がんに冒されていたことが発覚しており、治療を並行しつつ映画の撮影に臨んでいたのだ。
そして、アニメ『ホワット・イフ…?』のアフレコを終え、本作の脚本の直しの最中、発病。治療の甲斐なく、この世を去った。
アメリカ中のヒーローであったボーズマンの死にはファンのみならずMCU関係者からも深い嘆きの声が上がった。
殊に、黒人にとってのアイコニックヒーローであるブラックパンサーを演じた彼は、多くの人の支えになっていたからだ。
同時に、既に製作発表がされていた『ブラックパンサー』続編の行方がファンの間では様々な噂となった。
「代役を立てるのか?」「別のキャラクターに継承するのか?」「CGによって本人を再現するのか?」等々……。
そして、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギは声明を出した。
それは、「ティ・チャラのリキャストは行わない」ということ。
ブラックパンサーの功績はチャドウィック・ボーズマンによるもの。そして、今の世界はまだ彼を失った最中であり、リキャストは時期尚早なのだと。
こうして、『ブラックパンサー』の続編の計画は大きく見直され、物語のテーマの一つに「ティ・チャラの死」が加えられた。
今作では徹底して「ティ・チャラの喪失」と、その影響から目を背けられない現実が描かれており、否が応でも「ブラックパンサー」の不在を痛感させられる作品となった。
そのために、遺されたシュリやラモンダ、ナキアやオコエといったワカンダの人間達の関係が大きく変化し、その悲しみが大きな壁となって立ち塞がっていく。
ワカンダに立ち塞がるのはティ・チャラの死だけではない。諸外国からの圧力、そして同じヴィブラニウムを保有する海底国家「タロカン」の存在だ。
地上への攻撃の第一目標とされたワカンダは危機に瀕し、世界から孤立していく。
そんな中で、シュリをはじめとするワカンダの人間達はどうするのか。その真価が問われる。
ゆえに、今回は国家間の政治劇、そして戦争映画としての側面が強くなっており、ただでさえチャドウィック・ボーズマンの死を痛感させられる作風と相まって終始重苦しい雰囲気が充満しているが、最後にはその「死」を受け入れることで希望を抱かせる作品となった。
これまでの作品ではサブキャラにして快活なキャラクターだったシュリが主人公に昇格。兄の死により心に影を落とし、今までとは異なる魅力を出している。
出演陣には、レティーシャ・ライト、アンジェラ・バセット、ルピタ・ニョンゴ、ダナイ・グリラ、ウィンストン・デュークら前作のキャストが勢揃い。
さらに、ヴィランであるネイモアには、メキシコ人俳優のテノッチ・ウエルタ・メヒアが抜擢された。
監督は前作に引き続きライアン・クーグラー。ティ・チャラの死から目を背けず、その喪失に真摯な作風を貫いた。
主題歌はリアーナの「LIFT ME UP」。
ストーリー
世界最強の金属「ヴィブラニウム」を有するアフリカの秘密国家・ワカンダ。
父の死や復讐鬼キルモンガーの国家転覆といった困難を乗り越えたティ・チャラ王は、鎖国状態だったワカンダを開国することを決意。
世界中に支援センターを設け、サノスとの戦いでもアベンジャーズを支援し、ワカンダの新たな一歩を踏み出した。
……だが、サノスとの最終決戦から間もない頃、ティ・チャラの体は病魔に蝕まれていた。
妹のシュリが懸命な治療法の模索を行うも間に合わず、偉大なる国王ティ・チャラは無情にもこの世を去ってしまった。
その後、ワカンダは母のラモンダが女王として統治し、シュリは自分の無力さへの悔しさを拭いきれず、研究に没頭していった。
だが、守護神ブラックパンサーを失ったワカンダは無防備であるとして、諸外国からヴィブラニウムの技術を狙われることにもなってしまう。
そして、ティ・チャラの死から1年後、ワカンダの海から突然一人の男が現れる。
その男とは、大西洋の奥深くに存在する海底国家「タロカン」の指導者のネイモア。彼は「我が国タロカンのヴィブラニウムが地上の国に狙われている。ヴィブラニウム探知機を作り出した科学者を我々に引き渡せ」とラモンダに要求。
タロカンはもう一つのヴィブラニウム鉱山の恩恵で圧倒的な兵力を有していたのだ。
やむなく、件の科学者、リリ・ウィリアムズを探してワカンダに連れ帰り、保護することにしたシュリとオコエ。
そこでタロカンの襲撃を受けたシュリは、誘拐されるリリを助けるために一緒にタロカンへと向かった。
タロカンの人々の暮らしと垣間見、ネイモアとの対話で彼の国への慕情と地上への憎しみを知ったシュリは複雑な心境となる。
やがて、ラモンダの命を受けて救出に来たナキアにより二人はワカンダへと逃げ込む。
しかし、タロカンとの同盟をシュリが拒否したことにより激怒したネイモアが軍を引き連れてワカンダを強襲する。
圧倒的な戦力になす術もないワカンダ。そして取り返しのつかない悲劇が起こる。
激動の世界に揺れるワカンダとタロカン。その中で、シュリが取る道は?彼女は偉大なる兄の死にどう向き合うのか?
今、新たなるワカンダの守護神が誕生する。
登場人物
ワカンダ王国
- シュリ
演:レティーシャ・ライト/吹き替え:百田夏菜子
今作の主人公。
ワカンダの王女にしてティ・チャラの妹。そしてワカンダ一の頭脳を持つ天才科学者。
兄の病を知り、自分の持つ頭脳を懸命に活用して治療方法を確立させようとしたが、その甲斐なく兄を失い、失意の底に落ちてしまった。
そのために、兄が生きていた頃の快活な性格は鳴りを潜め、研究に没頭しながら世界に行き場のない怒りと悲しみを抱くようになった。
その度に母ラモンダからは「死の受け入れ方」を教えられるも、それを窮屈に思ってきた。
オコエの発案でヴィブラニウム探知機を開発したリリを探しにアメリカへと向かい、彼女と意気投合したのも束の間、
タロカンに誘拐されそうになったリリを助けるために自分もタロカンへと連れて行かれる。
そして、ネイモアの国への慕情と母親への愛、そして地上の世界への憎悪を知り、自分と重ね合わせ複雑な気持ちになる。
その後
タロカンのワカンダ襲撃の際にラモンダの死の原因となったネイモアを止める事を決意し、合成ハーブを完成させて自分に投与し、新たなブラックパンサーとして覚醒。
だが、夢の中で自分に会いに来た「先祖」はラモンダではなくキルモンガーであり、彼からネイモアへの憎悪を指摘されてしまい、更には徹底的に復讐すべきだと唆されてしまう。
その後は心の危うさが露わになっていき、復讐の果ての代償としてタロカンとの長期的な戦争に突入しても構わないと思うほどに精神が追い詰められるが、同時に罪の無い人々を戦争に巻き込みたくないという良心も残っていた。
果たして、彼女は兄のように相手を赦すのか?それとも、従兄弟のような修羅の道を進むのか?
- ラモンダ
演:アンジェラ・バセット/吹き替え:幸田直子
ティ・チャラとシュリの母でワカンダの現女王。
息子を失った悲しみに耐えながら女王の仕事に邁進し、諸外国の脅威にも恐れることなく威風堂々と対応し、彼らを圧倒していた。
ティ・チャラの死を受け入れられないシュリにも、「別れの儀式」を済ませることで悲しみから立ち直らせようと助言するなど、愛情を注いでいる。
女王と母親の二足の草鞋を立派にこなしているようにも見えるが、反面、唯一の肉親であるシュリに執着しており、彼女が関わると目が曇り、
- 反対したにもかかわらず押し切ってシュリを外に出て行かせた結果、タロカンに攫われた失態を犯したオコエを問答無用で解雇*2。
- 「どんな手を使っても構わない」とナキアにシュリ奪還を命令し、結果タロカンの侍女が死んで事態を致命的に拗らせる
……といったような暴走してしまう危うい面もあった。
しかし、タロカンに命を狙われるリリを見殺しには出来ないと、彼女を匿い守ることを誓っている。
別れの儀式の最中には、生前のティ・チャラについてシュリに言ってなかった事があるとして、
彼女にそれを告白しようとしていたが、ネイモアの出現により言う機会を逃してしまう。
そして……
ネイモアの放った水爆弾によりリリと一緒に溺れさせられるが、体力がそれほどないにもかかわらず水底に沈んだリリを助け、彼女を水から上げさせた段階で力尽きてしまう。
駆け付けたオコエ達が懸命な蘇生処置を行うもその甲斐なく、絶命してしまった。
彼女の死によりシュリは天涯孤独の身となってしまい、短い期間で肉親を相次いで失った事による絶望はネイモアへの憎悪を生む事になる。
それでも母が命がけでリリを救った事は理解しており、彼女を責めたりはしなかった。
- ナキア
演:ルピタ・ニョンゴ/吹き替え:皆川純子
ティ・チャラの恋人で工作員組織ウォー・ドッグの一員。
サノスの「指パッチン」でティ・チャラが消滅した際、その辛さに耐えられずにワカンダを去り、
ティ・チャラの復活とその後の病死の時も、ワカンダから離れ続けていた。
彼女にとってはティ・チャラは「王」ではなく、「一番大切な人」であり、唯一無二の存在だったのだ。
現在はハイチの小さな町で小学校の校長をしており、沢山の子供達に囲まれて戦いから離れていた。
だが、シュリがタロカンに攫われて打つ手がなくなったラモンダに、彼女の奪還を依頼され、再び工作員としての仕事に復帰。
工作員とだけあって、潜入の腕と殺人に躊躇のない様子はまさしくプロと言える。
物語後半では
ある意味では事態を取り返しのつかない状態まで悪化させた張本人。
タロカンに潜入した際、シュリを世話する侍女を敵と思い込み銃殺してしまい、それが引き金となり、ネイモアの怒りが爆発。
報復としてワカンダ襲撃とラモンダの死に繋がる事になる。
とはいえ、自身も「手段を問わずシュリを救出せよ」と命じられた身であり、
またその侍女もシュリに武器を突き付け人質に取った状態であったため、止むを得ない面もあった。
そもそもネイモアも「地上世界殲滅に協力するなら良し、さもなくばワカンダを最初に滅ぼす」と脅迫して来ており、
表面上紳士的ながらも交渉の余地無しの危険性を持った人物である事と、ワカンダがタロカンに非協力的な点、
ネイモアからすればシュリ(とリリ)を逃がす為にナキアが潜入した事自体が重大な背信行為である事も鑑みると、
よしんば侍女に完璧な手当てが施されて生きていたとしても結果は同じだったとも考えられ、
その意味ではナキアが戦争勃発の元凶と言えるものでもない。
後に、ネイモアを止める決意を固めたシュリをサポートするも、復讐心と迷いとの間で揺れる彼女の身を案じている。
- オコエ
演:ダナイ・グリラ/吹き替え:斎賀みつき
ワカンダ王族親衛隊ドーラ・ミラージュの隊長。
相変わらずスキンヘッドが凛々しい最強の槍使いで、アーマースーツをシュリに勧められているが「槍こそ最強」と拒否している。
私服は若干派手で、本人はあまり自覚がなく浮世離れしてお茶目な面が目立った。
シュリとは軽口を叩き合う仲で、彼女の破天荒なところには苦労している様子。
また、前作から相変わらず諸外国の技術や文化を見下しがちな良くない一面も。
シュリに気を遣って気分転換させるため、科学者探しとしてアメリカへと同行させるが、結果リリとシュリをタロカンに連れ去られ、激怒したラモンダによりドーラ・ミラージュを解雇されてしまう。
この時、前作でキルモンガーの側に就いたことを少なからずラモンダから恨まれていたことが発覚している。
その後はワカンダの一般市民となるが……。
物語後半では
市井に戻っていた所にタロカンの襲撃に遭い、その場の判断で市民の救出に尽力する。
その後の王宮襲撃にも駆け付け、水に溺れたラモンダを蘇生させようとしたが、結局最後の奉公すら果たせなかった。
やがてタロカンとの戦いに備えたシュリに説得され、渋っていたアーマースーツ「ミッドナイト・エンジェル」の装着者となり、
再びワカンダの戦士になって戦場へと舞い戻る。
- エムバク
演:ウィンストン・デューク/吹き替え:木村昴
ワカンダの山奥に住む部族・ジャバリ族の族長。
かつては除け者にされていたジャバリ族だが、現在は評議会への出席も許可されている。
いかにも脳筋に見えるが、こう見えても族長らしく博識かつ事態を冷静・現実的に見ている面もある。
当初はあくまで穏便に進めようとする他族長とは異なり、「横暴に対して譲歩すれば相手は付け上がる」と徹底抗戦を主張していた。
ワカンダ代表6部族の一つを率いる身としてこう見えて国と市民を守る為には全力を尽くす構えであり、
タロカンのワカンダ襲撃の際には溺れかけた市民の救出にいち早く駆け付けている。
ネイモアは当初「自分が倒す」と殺る気満々だったが、真っ先に立ち向かうも自慢の杖をへし折られた挙句ワンパンで吹っ飛ばされた。甲冑を着なかったらやばかった…
物語後半では
ティ・チャラとは互いに認め合った親友であり、実は生前の彼からシュリを守ることを頼まれていた。
彼もそれを受け、「何も知らない子供」と見くびっていた前作の態度から一転、彼女を王女として立て、
ラモンダを失い孤独になったシュリを励ました。
ブラックパンサーになったシュリを当初は歓迎したが、ネイモアを殺して永遠の戦争を誘発することに消極的な態度を見せると、
シュリから自分の復讐への協力を命令され、彼女の気迫に完全に圧倒される。
終盤の戦闘にも金属製の杖を携え先陣を切っている。
- アヨ
演:フローレンス・カサンバ/吹き替え:織部ゆかり
ドーラ・ミラージュの副隊長。
オコエが解雇された後は後釜の隊長へと昇格した。
実は同性愛者であり、隊員のアネカと結婚している事が発覚した。
- アネカ
演:ミカエラ・コール/吹き替え:平野夏那子
ドーラ・ミラージュの隊員。シュリとも仲が良い模様。
槍ではなくシュリが作成した『エナジー・ダガー』という電磁ナイフの二刀流を愛用し、オコエからは伝統の非遵守をたしなめられている。
アヨとは結婚しており、戦闘でもタッグを組む仲。
物語後半では
ドーラ・ミラージュへと復帰したオコエの誘いでミッドナイト・エンジェルの二人目の装着者となる。
- グリオ
声:トレヴァー・ノア/吹き替え:川島得愛
シュリのサポート用人工知能。
シュリ専用ではなく、ワカンダの王族関係者なら誰でもアクセス権がある。
研究のサポートだけでなく、遠隔操縦、戦術分析等、多機能に富んでいる。早い話、シュリ版ジャーヴィス。
- 部族の長老達
ジャバリ族・王族以外の4部族を代表する4人の長老。ボーダー族のウカビを除き前作から引き続き登場。
諸外国の脅威に憂いているものの、悪く言えば保守的なのでロクにいい解決策を導き出せずにいる。
エムバクからは「キルモンガーを受け入れた」ことで責められており、ラモンダもそれを内心思うところがあったようだ。
- ティ・チャラ
演:チャドウィック・ボーズマン
父ティ・チャカの後を継いでワカンダの国王となったシュリの兄。
高潔にして愛国心に満ちた、まさしくワカンダの希望となる王だった。
しかし、サノスとの戦いの直後に難病を患い、長らく隠していたが、深刻になった時にシュリに治療を依頼。
だがそれは手遅れで、彼女が治療法を見つける前に逝去した。
- ウカビ
オコエの恋人でボーダー族の元族長。
直接は登場せず、言及のみされた。
前作でティ・チャラに見切りをつけてキルモンガー側に就き、国家反逆の罪で逮捕された。
演じるダニエル・カルーヤは『NOPE/ノープ』の撮影があったため参加出来なかった。
シュリに会いに来た人
- ウンジャダカ/キルモンガー
演:マイケル・B・ジョーダン/吹き替え:津田健次郎
ハーブを飲んだシュリの夢に「降りてきた」彼女の従兄弟。
そして、自分を捨てたワカンダに復讐し、一度はティ・チャラを王位から引き摺り下ろして世界を混沌に変えようとした憎悪の化身。
無論、シュリからは拒絶されるも、彼女の内面にある復讐心を見抜き、「お前は高潔すぎる兄とは違う」と、彼女は自分と同じであると煽る。
そして、「ワカンダの王として使命を果たすか、俺のように仕事に徹するか、どちらかを選べ」と徹底した復讐を唆した。
よりにもよって会えたのが一番忌み嫌う人物だという事実に、シュリは深い落胆と失望を抱くも、彼の指摘には心を痛めることとなる。
まさかのサプライズ枠として登場。同時に、彼の存在がワカンダの在り方を大きく変えたことの証左であり、影響がなくならないことを示している。
タロカン帝国
- ネイモア・ザ・サブマリナー
演:テノッチ・ウエルタ・メヒア/吹き替え:浪川大輔
タロカン帝国を統治する「神」である「ククルカン(翼ある蛇)」。
名前の「ネイモア」は自分を初めて見たスペインの宣教師の罵声である「愛のない子供(El niño sin amor)」から取られた。
ヴィブラニウムに生えた草を飲んだ人間の母親から生まれた最初のタロカン人であり、遺伝子の突然変異により普通のタロカン人とも異なる特徴を持ったミュータント。
ハルクやソーに比肩するパワーと凄まじい戦闘スキルを併せ持ち、水中では生身でも地上以上のスピードで泳げるうえ、更には足首に生えた小さい羽で縦横無尽に空を駆ける。
陸海空全てを制覇する戦闘シーンはまさに圧巻。
タロカンの国も想うとともに、自分を育てた母親を愛していた。
しかし、幼少期に母を弔うため地上に上がった際に奴隷を酷使するスペイン人に絶望。
彼らを焼き尽くした上、部族を村から追放し母の死の遠因となった地上の大国に激しい憎しみを抱き、地上の征服を夢見ている。
それらは全て「タロカンを守るため」ではあるが、そのためには手段を選ばず、如何なる残虐な手段も平然と使う冷酷さを持つ。
愛する人を失い、世界に憎しみを抱いているシュリに共感し、彼女に期待を込めてワカンダと同盟を組んで大国を滅ぼそうと持ち掛けるが拒否され、更には侍女も殺されて激昂。
シュリやワカンダを敵とみなし、全面攻撃を仕掛ける。
ほかのタロカン人とは違って水上に上がっても肌が青くならず、皮膚を使って呼吸をしており、そこが弱点となる。
激突の果てに
ワカンダ領への侵攻前にワカンダの戦士たちとタロカンの戦士たちが激突。
シュリたちはネイモアの弱点を知り、それに特化した戦術で戦闘力が低下。
それでもブラックパンサーになったばかりのシュリとは互角以上の戦闘を繰り広げるが、激戦の末に敗北。
シュリから降伏を呼びかけられ、それを受け入れた。
- アットゥマ
演:アレックス・リヴィナリ
- ナモーラ
演:マベル・カデナ
ネイモアの補佐を務める、大柄な男アットゥマと、細身の女ナモーラの二人組の将軍。
いずれも、ネイモアを慕っているが、敵に対しては容赦なく、格下相手でも残虐に殺す強敵。
アメリカ合衆国
- リリ・ウィリアムズ/アイアンハート
演:ドミニク・ソーン/吹き替え:早見沙織
MIT(マサチューセッツ工科大学)に通っている19歳の少女。お喋りで人懐っこい性格。
まだ未成年にもかかわらず天才的な工学の才能を持っており、今回の騒動の発端となったヴィブラニウム探知機を科学の授業で開発した。
昔から継父の教えで機械いじりが好きで、ジャンク品を趣味で改造するうちに大の得意となった。しかし、教授からは若い才能をやっかまれている模様。
普段は課題の代行で高額な報酬を得つつ、ガラクタを駆使しての発明に没頭している。
自信作はトニー・スタークさながらのアーマースーツであり、高機動の飛行やブラスター砲を装備させている。
タロカンの存在を脅かす者としてネイモアから狙われ、ワカンダが保護することになるが、誘拐されたり命を狙われたりと翻弄される。
タロカンとの戦争が決定的になるとワカンダへの協力を決意し、同国の技術を併用してのアーマースーツ「アイアンハート」を自ら完成させ、抜群の戦力となった。
- エヴェレット・ロス
演:マーティン・フリーマン/吹き替え:森川智之
ティ・チャラを助け、また彼に助けられ恩義に感じているCIA捜査官。
今や「ワカンダの専門家」として一目置かれている一方で、世界から孤立を深めるワカンダとの接点から上層部から危険人物扱いされており、任務外のワカンダとの接触があると即逮捕されるという状況にある。
今作でヴァレンティーナの元夫であると判明。離婚した現在も上司の彼女からいいように翻弄されている。
ヴィブラニウム探査機の科学者探しへの協力をシュリ達から依頼され、秘密主義の多いワカンダに困惑しつつも協力。
やがて、ワカンダを襲う別の脅威の存在にも気付くが、上層部がワカンダの弱体化を狙っていると知り、徐々に追い詰められていく。
物語後半では
ワカンダの関係者(シュリとオコエ)との接触がヴァレンティーナに知られた事で上層部に拘束されるが、オコエが移送中の車を襲撃した事で救われる。
その際彼女はミッドナイト・エンジェルのスーツを着用していたため、その姿にロス自身は一瞬困惑してしまった。
- ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ
演:ジュリア・ルイス=ドレイファス/吹き替え:藤貴子
フェイズ4から何度も登場している謎の女性。今作でCIAの長官であると判明。
また、原作ではニック・フューリーの妻だったが、MCUではエヴェレット・ロスの元妻だった。しかし元夫に対しても容赦なく、自分の目的のために利用しようとしている。
ヴィブラニウム掘削船の惨殺事件やボストン周辺の事件を全てワカンダの仕業と見なし、ロスに詮索を入れている。
そんな彼女の最終目標は、ヴィブラニウムをアメリカの手中に収めるため、ワカンダに戦争を持ち掛けることらしい……。
- グラハム博士
演:レイク・ベル/吹き替え:林真里花
アメリカの海底ヴィブラニウム掘削作業の責任者の女性。
掘削船がタロカンの襲撃を受け、ヘリで逃走しようとしたが、ネイモアにヘリごと海に叩き落され死亡。
ちなみに、演者は『ホワット・イフ…?』でナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウの声を担当していた。
キーワード
- タロカン帝国
大西洋のユカタン半島付近の海底に位置する海底人の国。
16世紀、メソアメリカ文明の先住民がスペインの征服者に村を追放され、また彼らが持ち込んだ疫病に苦しんでいたところを、
シャーマンが得たお告げで海中に生えた「青い草」を発見、薬にして飲んだことから肉体が変質。
海中でしか生活出来ない体となり、海に落ちたもう一つのヴィブラニウムの隕石を使い、海底に文明を築き上げた。
ヴィブラニウムを使って開発した人工太陽が街を照らしており、人々は豊かな生活を育んでいる。
しかし、戦闘となると海生生物を駆使した機動力や圧倒的な歩兵数、そして高い回復力を利用した絶大な戦力で敵を蹂躙する。
ネイモア以外のタロカン人は水中でしか呼吸ができない為、基本的に地上で活動する際には口元と鼻を海水を含んだ半透明の青いマスクで覆わなければいけない。
母語はユカテコ語*3で、挨拶する際にはおそらくサメか何かの口を模したと思われる顔の前で両手を揃えて掌を見せるドラゴンボールのかめはめ波を打つ時のようなポーズを取る。
なお、原作では伝説の国「アトランティス」だが、恐らく『アクアマン』と被ることを避けたため変更されたものと思われる。
- 催眠音波
タロカン人が発する特殊な音波。
歌声のように聞こえるそれは、地上の人間を催眠状態にし、自分から海へと飛び込みさせ溺死させる恐るべき能力を秘めている。
- 神秘の草
タロカン人に力を与えたヴィブラニウムの隕石の上に生えている草。
これを飲んだ人間は高い回復力と強靭な肉体を与えられる代わりに、鰓が生えて水中での生活のみが可能となる。
タロカン帝国の始祖の一人であるネイモアの母は当時ネイモアを身籠っていたため胎児への悪影響を心配して飲むことを拒否したが、
「生まれた子をタロカンの最初の王とする」と説得された事で最終的に承諾、結果産まれた彼には他のタロカン人とは異なる特徴が生じた。
彼女の形見であり、件の「王の証」のブレスレットにも、この草が使われている。
- 水爆弾
タロカン軍最大の武器。
これを投げつけ、爆発させると中から大量の水が噴き出してくる。
強い水圧と共に大量の水が叩きつけられるので、強化ガラスを吹き飛ばし、巨大戦艦をも傾かせる絶大な威力を誇る。
- ワカンダ王国
前作において国の過ちに気付いたティ・チャラが開国したアフリカの超大国。
しかし、ティ・チャラの死によって一気にヴィブラニウムを手に入れるための格好の標的となり、諸外国への警戒心を強めてしまった。
さらに、タロカンからの圧力と諸々の悪事の濡れ衣を着せられ、ますます世界から孤立していく。
- ヴィブラニウム
ワカンダが世界に公開したために世界のバランスブレイカーとなった宇宙最高級の金属。
金属探知機をすり抜ける性能があるためいくらでも密輸が可能となり、
また武器に使えば大量破壊兵器の製造も容易になるとして、諸外国が血眼になって狙っている。
ワカンダはそれを阻止しようと牽制を続けていたが、もう一つのヴィブラニウムの隕石を持つタロカンの存在が、ワカンダの立場を更に危うくさせることとなる。
- ヴィブラニウム探知機
リリ・ウィリアムズが開発した、如何なる場所のヴィブラニウムの場所を探知出来る装置。
元はリリが科学の授業で、「絶対に無理」と教授から馬鹿にされたため、躍起になって開発して見せたもの。中にはジャンク品も材料に使われている。
結果、CIAに利用され、タロカンの知ることとなったため、国の脅威となるリリは狙われることとなった。
- ミッドナイト・エンジェル
シュリが開発中のワカンダ防衛用のアーマースーツ。カラーリングは青緑。
「オコエ用に」と開発したものの、オコエ本人は「ダサい」と気に入っていない。
その後
遂に完成した後に改めてシュリからオコエに与えられるもやはり不満げであったが、
武器に新しい槍を使うと進言した途端に興味を示し、もう一機の完成品を装着したアネカと共にタロカンとの戦争で使用された。
- アイアンハートスーツ
リリが開発した戦闘用アーマースーツ。心なしか、アイアンマンスーツとよく似ているが、「参考にはしていない」とのこと。
マーク1はDIY感溢れる代物であり、飛行能力、火力は十二分にあるものの、酸素マスクが付いていないため、高高度の飛行には不向きだった。
マーク2はワカンダにて開発され、大型のスラスターを背中に装着した高機動のスーツとして戦場で活躍した。どことなくバーナビーのヒーロースーツに似てる
- 新型の合成ハーブ
シュリがティ・チャラの治療のために開発中だったハーブ。
元のハーブが全てキルモンガーに燃やされたため、唯一の助かる可能性として未完成にもかかわらず兄に使おうとしたが、
それすら間に合わず、未使用のまま放置されていた。
その後
ネイモアがくれた「神秘の草」を使ったブレスレットを解析し、その結果からハーブを再合成。
結果、見事に完成し、シュリが自分に投与して、兄同様の超人能力を手に入れた。
シュリ自身のための発明品
- 新型ブラックパンサースーツ
ハーブの力を得たシュリが自分専用に開発した新型のブラックパンサースーツ。
女性的な体型にゴールドのラインの入ったデザインをしており、ティ・チャラとキルモンガーのパンサースーツの合いの子のような外見をしている。
ヴィブラニウムの爪だけでなく、かねてより使用していた音波攻撃を仕掛けるガントレットを装備している。
またティ・チャラの新型スーツから引き続き、受けた衝撃を吸収し、任意で衝撃波として放出する機構も装備されている。
- 別れの儀式
ワカンダに伝わる死者への弔いの儀式であり、喪服*4を焼くことでその未練を断ち切る。
ラモンダはこの儀式を「終わりではなく始まり」とシュリに促すが、兄の急死を割り切れない彼女は儀式を受け入れられなかった。
物語終盤では
闘いを終えた後、ナキアのいるハイチに来訪。その海辺で喪服を焼き儀式を行う。
ここで前作のハイライトシーンが流れ、涙ながらに兄を想い弔うシュリの場面でエンディングに移行する。
余談
日本では11月11日に新海誠監督のアニメ映画『すずめの戸締まり』とバッティングする形で上映された。
偶然にも、両映画も『女性主人公』『今まで当たり前に存在していたものの喪失』『残された者たちの再起と再生』という部分が共通している。
Dedicated to our friend
CHADWICK BOSEMAN
我らの友 チャドウィック・ボーズマンに捧げる
追記・修正は別れの儀式を済ませてからお願いします。
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- トゥーサン
演:ディヴァイン・ラブ・コナドゥ=サン/吹き替え:織田碧葉
ナキアがシュリに紹介した、彼女とティ・チャラの息子。
サノスの「指パッチン」の時点で誕生しており、王家とは無関係のところで成長して欲しいために、ナキアに密かに育たせていた。
とはいえ、死期がここまで早くなるとは思っていなかったようで、葬式もナキアと二人で独自に行っていた。
実はラモンダも知っており、序盤で彼女がシュリに告白しようとしていたのは彼のこと。
……そして、彼の本名は「ティ・チャラ」。力強い、どこか面影のある少年の姿に、シュリは安堵したような笑みを浮かべるのだった……。
BLACK PANTHER WILL RETURN
ブラックパンサーは帰ってくる
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▷ コメント欄
- ネイモア反省してないし、長い目で見ると死傷者がたくさん出ただけで終わってしまった・・・ -- 名無しさん (2022-11-18 07:39:01)
- ヒーロー単品作品でフェーズ4最終作なんだね -- 名無しさん (2022-11-18 07:53:01)
- ティ・チャラはフェーズ4以降のヒーロー達のまとめ役に最適なキャラだったし、そのための配役でもあっただろうしな。チャドウィック氏もこれから年を重ねて素晴らしい俳優さんになっていっただろうに…本当に悲しい。ご冥福を。 -- 名無しさん (2022-11-18 08:50:04)
- シュリ役の人が撮影中に肩の骨折と脳震盪という大怪我を負う大事故に見舞われ、撮影がストップせざるを得なくなり本人もそのショックから中々立ち直れない入院生活をしていたある日の夜に、夢枕にボーズマン氏が立って自分を励ますような眼差しで見つめていたという夢を見た事で気力を取り戻せたっていうエピソードすこ。なお脳震盪の後遺症はまだちょっと残ってるから今後はカウンセラーと相談しつつリハビリに励んでいくらしい -- 名無しさん (2022-11-18 09:55:52)
- なんでネイモアは科学者の身柄を要求したんだろうな。当人いまさら害しても設計図や現物からいくらでも何とでもなるだろうに。しかもその上で身柄確保したとこを急襲するし。タロカンが水爆弾くらいしかないのと、ワカンダ側も天才二人揃えながらほぼ無策で海上戦挑むのとであんまりキャラの見せ場も強国同士のぶつかり合いって感じもなかったのが残念。 -- 名無しさん (2022-11-18 10:05:03)
- 奇しくも兄と同じように復讐に取りつかれ、その相手を許すことで成長の階段を5段飛ばしくらいで上がったな。シュリがんばれ。。。ラストシーンは本当に美しい。 -- 名無しさん (2022-11-18 10:05:39)
- キルモンガー、態度は挑発的だけど、話す内容は客観的、中立的だよね。ティチャラを高潔って言ってたし -- 名無しさん (2022-11-18 10:14:18)
- シュリのスーツが兄の銀ではなくキルモンガーの金なのが復讐に囚われてる感あって苦しかった。次回作では銀かシュリの色のパンサーが見れると良いな。 -- 名無しさん (2022-11-18 10:21:16)
- ↑↑「お前は高潔な兄とは違う」は「だから自分と同じで復讐に堕ちろ」という意味なのか、それとも「兄と違う自分の道を選べ」という意味だったのか…そんなことを考えてしまう -- 名無しさん (2022-11-18 10:48:49)
- 臨終のシーンから始まるのは人の心無いと思う -- 名無しさん (2022-11-18 18:36:05)
- エムバクさん、おいしいとこもってきすぎ! 最後のアレは代理なのかガチでもらっちゃったのかどっちだろう? -- 名無しさん (2022-11-18 19:30:39)
- ネイモアの根源も『憎しみ』だろうけど、偶然にもティ・チャラやキルモンガー、そしてシュリも『憎しみ』が根源になってるのは皮肉としか言いようがない。その『憎しみ』とどう向き合うのか、ってのが今作のテーマだと思ってる。ティ・チャラとシュリは折り合いをつけられたけどネイモアは今後の世界の情勢次第で敵に回りそうで困る…噂だとヴァレンティーナが結成させるであろう『サンダーボルツ』がワカンダに潜入して…ってなるらしいけどどうなることか -- 名無しさん (2022-11-18 20:06:29)
- 劇場パンフレットに載ってたネイモアの写真をウチの母さんに見せたら、『足に羽があったら飛ぶ時逆さまになりそうww』と言っていた。しかし劇中では、中々スタイリッシュに飛行していて目から鱗が落ちた。 しかし、『足首から生えた羽をハチドリのように超高速パタパタさせながら空を飛ぶパンツ一丁のマッチョ』というのは、改めて冷静に考えるとなんかシュールな姿だよな………本編を見てた時はむしろカッコ良く見えたのに(;^ω^) -- 名無しさん (2022-11-18 20:40:10)
- 劇場パンフレットに載ってたネイモアの写真をウチの母さんに見せたら、『足に羽があったら飛ぶ時逆さまになりそうww』と言っていた。しかし劇中では、中々スタイリッシュに飛行していて目から鱗が落ちた。 しかし、『足首から生えた羽をハチドリのように超高速パタパタさせながら空を飛ぶパンツ一丁のマッチョ』というのは、改めて冷静に考えるとなんかシュールな姿だよな………本編を見てた時はむしろカッコ良く見えたのに(;^ω^) -- 名無しさん (2022-11-18 20:44:46)
- >『足首から生えた羽をハチドリのように超高速パタパタさせながら空を飛ぶパンツ一丁のマッチョ』 まあ原作からして『海パン履いたミスタースポック』って風貌だし多少はね? -- 名無しさん (2022-11-18 21:01:19)
- 「侍女を敵と思い銃殺」ってあるけど、シュリ人質にとってなかった?あれで撃たれないわけないだろう、みたいな。数分でも治療に時間をくれれば展開は多少変わってたかもしれないけど、要人救出&脱出考えると間違ってないんだよなぁ。 -- 名無しさん (2022-11-18 21:21:13)
- シュリ、ワカンダ・フォーエバーのポーズで火炎放射はダメだろう・・・ -- 名無しさん (2022-11-18 22:08:22)
- 主人公はシュリだけど作品を観ていて主役が不在なのをずっと感じてた -- 名無しさん (2022-11-18 22:10:08)
- 10月に『仮面ライダーBLACK SUN』が公開され、11月に『ブラックパンサー』が公開され、12月には『ブラックアダム』が公開……今年の秋は怒涛のブラックヒーローラッシュだな -- 名無しさん (2022-11-18 23:12:01)
- 撃って悪化させたのは事実だがさ -- 名無しさん (2022-11-19 00:12:20)
- そもそも人質にとってるしワカンダ脅したのはタロカンが先だし科学者見つけたら呼んでね。 -- 名無しさん (2022-11-19 00:13:52)
- って約束無視して襲撃した上に王女拉致だからなあ タロカンが反撃されるの当たり前すぎる -- 名無しさん (2022-11-19 00:15:23)
- ナキアが悪化させたってあるけどさ、ネイモアはワカンダが地上侵攻の協力約束するまでシュリ帰さないでしょ。あの科学者自体はもう問題じゃないって言ってたし -- 名無しさん (2022-11-19 01:02:03)
- アイアンハートマーク2を見て改めてトニーの技術力の高さ感じてビビる -- 名無しさん (2022-11-19 02:45:09)
- ↑5 そもそもナキアにしてみれば正体不明の敵に恋人の妹がさらわれた上に、アジトが海の底という事態を考えると情勢がどうのと言ってる余裕はないしね -- 名無しさん (2022-11-19 09:57:13)
- 冒頭でのラモンダ女王の「ヴィブラニウムはワカンダにあるから安全。危険なのはヴィブラニウムではなくそれを求める者のほう」という言葉がまさにその通りだったな。というかあのCIA長官はワカンダに戦争を仕掛けて勝つ算段でもあるのか・・・つ -- 名無しさん (2022-11-19 10:01:34)
- ↑×15 更に言えばティ・チャカを死なせたジモも『憎しみ』が根源になってたよね -- 名無しさん (2022-11-19 10:17:05)
- そろそろあのクソババア(ヴァレンティーナ)痛い目に遭わねえかな.. -- 名無しさん (2022-11-19 12:51:17)
- ジョン・ウォーカー、折角ヒーローになれたと思ったのに今度はワカンダへの侵略者コースなのか… -- 名無しさん (2022-11-19 15:27:13)
- ↑ブラックパンサーにミッドナイト・エンジェル、ドーラ・ミラージュに各部族の戦士達。さらに同盟を組んだタロカン帝国まで敵にまわす気か・・・? -- 名無しさん (2022-11-19 20:31:15)
- 発表されてるキービジュアル見る限りサンダーボルツは大なり小なり脛に傷持つ面子だがヴァルひいては当局の犬でい続けるか否かの選択も描かれるんじゃないかね -- 名無しさん (2022-11-20 10:43:54)
- サンダーボルツはMCU版スーサイド・スクワッドってことでいいの? -- 名無しさん (2022-11-20 12:56:40)
- チャドウィックを悼む気持ちは伝わってくるし最後の服を燃やすシーンは凄く良かったんだけど正直長すぎるしカタルシスが無いもんだから映画としては退屈だったわ。名有りの男キャラがエムバクくらいしかいないもんだから絵的にも違和感 -- 名無しさん (2022-11-20 22:37:53)
- ↑フェーズ4以降は女性キャラがメインになってきたからその違和感は分かる -- 名無しさん (2022-11-20 22:53:11)
- リリが蓄積したもの持ってるわけじゃないから当然といえば当然なんだけど、当時のアイアンマンマーク2~3のほうがハイテク感あるよね -- 名無しさん (2022-11-21 13:47:52)
- リリの帰国に関して手を回したと -- 名無しさん (2022-11-22 17:04:34)
- ↑言ってたけど、どういう風に手配したんだろう? 他国の王女をFBIが追い回した事から手打ちにでもさせたのかな -- 名無しさん (2022-11-22 17:12:46)
- エンタメとして手を叩いて喜べる作品では無いけど、チャドウィックの死に真摯に向き合った結果なんだなぁとは思った。現実が一番つらい。現実アンチになります -- 名無しさん (2022-11-22 19:22:41)
- ワカンダフォーエバー!(爆破)は -- 名無しさん (2022-11-24 19:16:26)
- ↑5まあ初期のアイアンマンスーツは作ってる過程が醍醐味みたいなところもあるし -- 名無しさん (2022-11-24 20:00:50)
- 元凶云々の話はちょっとなーと思う。どっちにしろネイモアの態度的にあの子を奪還したら仕掛けてくるつもりに思えたし。 -- 名無しさん (2022-11-29 11:57:00)
- ネイモアの出自がMARVELヒーローのブレイドに近いと思う -- 名無しさん (2022-12-03 18:54:01)
- シュリとオコエがリリに「ヒーターで頑張ってね」と言ってたコメディシーンがまさかネイモア対策の伏線になるとは・・・ -- 名無しさん (2022-12-04 19:45:40)
- もうアバンの時点で目が潤むんよ -- 名無しさん (2023-02-24 18:13:01)
- エンドゲーム以降のMCUなんか微妙なんだよなぁ・・・。うまく言葉で表せない漠然とした感覚なんだけど。 -- 名無しさん (2023-04-24 16:12:43)
#comment
*2 無理を言って連れ出した王女をみすみす誘拐された事が王女の護衛としては言い訳しようの無い失態なのは確かであるが、タロカンの戦士が勝手に出て来るという想定外の事態やその異常な回復力を考慮しない、本人の嘆願と周囲の意見を一切聞き入れない、「お前の恋人は生きてこの国に居るが自分の唯一の家族たるシュリは生きているかも分からない」と私情剥き出しで糾弾するなど、冷静さを欠いた面も確かにあった
*3 ユカタン半島の先住民が使用する言語で、マヤ語の一種
*4 ワカンダに於いては白色
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