登録日:2022/11/12 Sat 08:59:31
更新日:2024/06/27 Thu 11:22:25NEW!
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tf トランスフォーマー アニメイテッド ディセプティコン スタースクリーム スタスク ニューリーダー病 イケメン(笑) 裏切り者 愚か者 山野井仁 お邪魔虫 不死身 無能な働き者 爆弾魔 イタい しぶとい お笑い芸人 濃すぎるキャラクター性 チンピラ ゾンビ 一周回って愛すべき外道 ナルシスト
イケメン参上!
この項目では、「トランスフォーマー アニメイテッド」に登場する「スタースクリーム」について解説する。
CV:山野井仁(日本語版)、トム・ケニー(原語版)
概要
本作に登場する一応ディセプティコンの一体。肩書きは毎度お馴染み「航空参謀」で、前進翼型戦闘機に変形する。
ロボットモードのデザインはG1スタースクリームに準じるが、あちらに比べて紫がかったカラーリングをしており、また本作のTFの中でも特に目立つ長い顎が特徴。
なぜ「一応」と書いたのかと言うと、実は本作のスタースクリーム、メガトロンの部下だった期間が実質1話しかないのだ。
案の定ニューリーダー病を患っており、第1話で彼を謀殺しようとした結果、第1シーズンの終盤にてメガトロンの報復を受けスパークを破壊されて死亡してしまう。しかし運良くオールスパークの欠片をその身に宿したことにより、欠片がある限り不死身の存在と化し、当人はディセプティコンを名乗り続けたが、事実上の第3勢力として活動し続けた。
武器は両腕に装備したレーザー砲「デュアルソニックブラスター」。レーザーはマシンガンのように乱射する事も可能。その他、戦闘機モードではミサイルも発射している。
メガトロンと共にグレート・ウォーを生き延びただけあって戦闘能力はディセプティコンでも上位に位置し、チーム・オプティマスとの初交戦ではオートボット5体を相手に圧倒、おまけにオプティマスを大破させている。
挙げ句の果てにエリートガードの猛攻をものともせず、更に不意打ちのゼロ距離射撃とは言え本作のオートボットの総司令官であるウルトラマグナスを一撃で昏倒させたレベル。空を飛ぶことでアドバンテージを稼げるが、飛ばなくても強いというやべーやつである。
しかしこれだけ強さを誇るにもかかわらず、更なる怪物であるメガトロンには手も足も出ないのであった。本当にどうやってオートボットはグレート・ウォーでディセプティコンをサイバトロン星から追い出したのだろうか?
性格
一人称は「俺」で、上記の通りニューリーダー病患者。自らがディセプティコンのボスとなり全ての支配者となることを望む。
基本的にはG1スタースクリームを踏襲したキャラクターなのだが、無能さに関してはG1スタースクリームを通り越してプライムスタースクリームレベルか、下手をすればそれ以下の愚か者。
困ったらとりあえずお手製の爆弾に頼る傾向にあり、「スタースクリーム」なのに知略を巡らせる場面がまったくと言っていいほど無い。完全に行き当たりばったりな計画ばかり立てている。
当然リカバリー能力は皆無で一旦劣勢になると立て直すことはほぼ不可能。メガトロンに何度も殺されてラグナッツとブリッツウイングに放り捨てられる、オートボットに捕まってジェットツインズ誕生の足掛かりにされる、クローン全員に裏切られる、ヘッドマスターで頭と体をさよならバイバイされると散々な目にあっており、マジで戦闘能力と不死性だけが取り柄と言っていい。
それでいて残忍さと卑劣さ、そして執念深さに関しては歴代スタースクリームでも随一と来ているから尚更始末が悪い。
メガトロンが(こいつのせいで)生死不明になっている間はディセプティコンの新しいボスを自称していたが、上記の性格から誰一人として従う者は居なかった。
実際に50年間代理でディセプティコンの指揮を執っていたのはブリッツウイングである。
これでメガトロンの足を引っ張りまくって結果的にオプティマス側の勝利に貢献するならまだよかったのだが、こいつは上記の通り始終第3勢力のため最後まで戦場を引っ掻き回し続けていた。
プライムスタースクリームはプライムメガトロンから「敵にするよりはマシ」と言われていたが、こいつは「敵でも味方でも嫌」といったところ。
日本語版ではこれに加えて何かと自分を「イケメン」「主役」と自称するイタいやつになっているばかりか、あの誇り高き武人アルマダスタースクリームを演じた山野井仁が担当したため不満を漏らす視聴者は多かった。
まとめると、「歴代最低最悪クラスのダメダメなやつ」である。
とは言え、「スタースクリーム」としては何も間違ってはおらず、視聴する分には間違いなく笑えるキャラクターなのでそこは安心してもらいたい。
劇中の動向
- シーズン1(1~16話)
第1話より登場。
戦艦ネメシスの艦橋で(まだ姿も映らないうちから)開口一番に「何百万年もオールスパークの亡霊を追いかけてご苦労なこった」とメガトロンの陰口を叩き、いざ本人が現れると「偉大なボス」と諂うなど初っ端からスタスクらしさを見せつける。
続いてオールスパーク奪取に出撃するメガトロンを見送るフリをして、その背中に時限爆弾をセット。オプティマス達の船アーク諸共爆発に飲まれる姿を確認してガッツポーズした後、艦橋に戻って全く心の籠っていない弔辞を述べながらニューリーダー就任を宣言する。オールスパークはどうした。
…が、ラグナッツ達は既にネメシスから小型艇で脱出しており、独り取り残されたスタースクリームはネメシスごと恒星に突っ込んでしまう羽目に。
しかし何とか恒星からの離脱には成功したようで、その後ボロボロのネメシスで50年間宇宙を彷徨っていた。
そんなある時、辺境の惑星・地球から遂にオールスパークのエネルギー反応を察知、自身も地球へ来襲する。*1
まず手始めに空軍の航空ショーを襲って戦闘機をスキャン。チーム・オプティマスの前に姿を現し、直前までのアホぶりが嘘のような戦闘能力で彼らを圧倒。
メガトロンを倒してディセプティコンのニューリーダーになったのは自分だと豪語しながら、人間達を人質にオールスパークを引き渡すよう脅迫する。
(ちなみにこの様子は街の監視カメラにばっちり映っており、その映像を通じてメガトロンに裏切りがバレた)
しかし正面切っての人質奪還が不可能と判断したオプティマス達は、「人質を解放しなければオールスパークを破壊する」と逆にスタースクリームを脅しに掛かる。
それに焦って力づくでオールスパークを奪い取ろうとするスタースクリームだったが、サリのキーによって解放されたオールスパークのエネルギーの衝撃波を受けて遥か彼方まで吹き飛ばされてしまった。
その後しばらく姿を晦ませていたが、自分に続いて地球へやって来たブリッツウイングとラグナッツがチーム・オプティマスに敗れて立ち往生しているところに再び登場。修理してやる代わりに自分に従えと要求するが、当然二人からも拒否。
暫し脳筋&情緒不安定とのトリオ漫才に付き合わされるも、ここでラグナッツが何者かから通信を受けている事に気付き、ようやくメガトロンが生存している可能性を危惧する。
とりあえず二人をキー奪取に向かわせ、自身は通信の発信源であるサムダックタワーへ向かう。そこで頭だけとなったメガトロンと50年ぶりに再会し、媚び諂いつつもトドメを刺そうと目論む…が、乱入してきたバンブルビーの横槍により失敗。その隙にメガトロンの復活を許してしまう。
(改めて述べるが、この時点でメガトロンに裏切りはバレている)
そしてメガトロンの容赦ない一撃によってスパークを破壊され、絶命してしまうのであった。
こうしてある意味物語のきっかけを作った裏切り者は、第1シーズンにして呆気なく物語から退場してしまった…かに思われた。
- シーズン2(17~29話)
あの後ゴミ捨て場に遺棄されたスタースクリームの残骸だったが、破壊されたオールスパークの欠片が頭に突き刺さり、言わばゾンビとでも言うべき状態で復活。
オールスパークからの無限エネルギー供給により何度ボディを破壊されても再生できるうえ、スパーク消滅の影響でトランスフォーマー特有のエネルギー反応が発信されなくなったため、両陣営の誰のセンサーにも存在がキャッチされないという生前より厄介な状態となり、逆恨み100%でメガトロンへの復讐を敢行する。
…しかし本作のスタースクリームの作戦立案能力がアレな事は前述した通り。
自分より戦闘力が圧倒的に上と分かっている筈なのに、何の工夫もなくメガトロンに襲い掛かるせいで呆気なく返り討ちにされては再度捨てられ…を繰り返し、結果、銀河中に散らばるディセプティコン達にリーダー自ら決起を呼びかける演説シーンが、ただのギャグシーンになってしまった。
さらにそのどさくさでオートボット・エリートガードに拿捕され、飛行能力のデータをコピーされる憂き目に遭う。このデータは後にジェットツインズ誕生に使われる事に。
エリートガード旗艦から脱出した後は、月面に不時着させたネメシスを拠点にメガトロン抹殺を企てる。
そしてシーズン2最終盤。
ネメシスに積まれていたプロトフォームに自身のオールスパークの欠片を移植、自身の能力と性格をコピーしたクローン軍団、通称「イケメンズ」を結成。メガトロンへの総攻撃を開始。
目的はメガトロンとオートボットを倒し、メガトロンが作り上げたスペースブリッジで自分がサイバトロン星へ侵攻する事。
本来なら戦闘能力でメガトロンに遠く及ばないスタースクリームだが、同レベルのクローンが5体も居れば流石に話は変わって来る。
その場にいたチーム・オプティマスとの三つ巴の混戦になりながらも、一時は優勢に立ち回る…が、機転を利かせたアイザック・サムダックによりヘッドマスターユニットで頭を切り離されてボディを乗っ取られてしまった。しかもこの状況を不利と見たクローン達が一斉にオリジナルを見限り、メガトロン側に寝返る始末。スタースクリームの性格を受け継いでいるという時点である意味予想出来た展開である。
このままメガトロンの勝利となり、首だけスタスクは悪態だけ付いて終わるのか…と思われたその時、オートボットの最終兵器・オメガスプリームがその場に出現。
戦闘の余波で暴走したスペースブリッジにメガトロン諸共吸い込まれ、宇宙の彼方へと転送されることに。
かくしてメガトロンとスタースクリーム共にサイバトロン星への侵攻は叶わず終いとなり、元主従は何処とも知れない宇宙空間で責任を擦り付け合うのであった。
- シーズン3(30~42話)
「貴様が邪魔をしたせいでこのザマだ、愚か者の不良品め!」
「そもそも、あんたがスペースブリッジ作戦なんて下らない事考えなけりゃこうはならなかったんだ!」
宇宙を漂いながら懲りずに罵り合っていたメガトロンとスタースクリームだったが、その場に機能停止したオメガスプリームが転送。流石にこれ以上言い争っていても埒が明かないということで、とりあえず休戦してオメガスプリームの乗っ取りに掛かる。
試行錯誤の末、メガトロンはオールスパークの欠片が埋まったスタースクリームの頭を電池代わりにしてシステムを掌握。散々煮え湯を飲まされた地球へと舞い戻る。
だがオプティマス達も歴戦を経て経験を積んでおり、既に最初期のような戦闘の素人ではなくなっていた。それとは逆にメガトロンが慣れない巨体の操作にもたついている間に、オプティマスとプロールの活躍によってメガトロンはオメガスプリームのシステムから追い出されてしまう。
その隙に今度はスタースクリームがシステムを乗っ取り、メガトロン諸共チーム・オプティマスを殲滅しよう目論む…が、スペースブリッジの残骸からトランスワープ装置を回収したバンブルビーが隙を突いて装置をオメガスプリームのボディに取り付ける事に成功。
結果、オメガスプリーム(inメガトロン&スタスク)は地球から追い出されたばかりか、ワープの行き先を制御できないまま宇宙を点々とするハメに。
その後、紆余曲折あって宇宙を漂っていたラグナッツと合流。彼の手でワープ装置を外されようやく無差別ワープは収まるが、相変わらず事態は好転しないまま。
しかしオートボットに潜入していたスパイ・ショックウェーブがオメガスプリームのアクセスコードを手土産に持ち帰ってきた事で、事態は一気に動き出す。メガトロンの次なる計画へと。
というわけでメガトロン、スタースクリーム、ラグナッツ、そしてショックウェーブの四人のディセプティコンによってオメガスプリームのクローンを作る計画が持ち上がる。なおこの合間にスタースクリームが新たなボディを複製して復活。
こうして、スタスクに煽られたラグナッツがショックウェーブに当たり散らすというトラブルはあったものの3体のプロトフォームを利用してオメガスプリームのクローンが完成。後はアクセスコードを入力して、メガトロンの思うままに動かせるようにするのみ。
スタースクリームもこのまま大人しくしていればディセプティコンに返り咲ける…かと思いきや、またしても裏切って自分がアクセスコードを奪い取ろうとし、結局完全にメガトロンに見限られて折角新しく作ったボディをバラバラにされる羽目に。
だがこの往生際の悪い航空参謀はまだメガトロン抹殺を諦めていなかった。
何とスタースクリームはオメガスプリームのクローン改め「ラグナッツスプリーム」の体内に予め時限爆弾を仕込み、地球諸共メガトロンを木っ端微塵にしようと画策していたのである。何度目だよ。
しかし、勝利を確信したゆえの油断か。メガトロンの最期を見届けようと自分も地球まで降りて来たのが、彼にとって最後にして最大の判断ミスだった。
プロールとジャズがラグナッツスプリームの爆発から地球を守るべく、フォース念によってオールスパークの欠片を一か所に集めていたのである。そしてそれはスタースクリームの額に埋まっている欠片も例外ではなかった。
頭に刺さっている欠片が不可視の力で引き抜かれる激痛に悶え、我武者羅に二体のサイバーニンジャにレーザーを乱射するスタースクリーム。だが悪足掻きも虚しく、遂にその額から欠片が抜ける。
次の瞬間、スタースクリームの五体は脱力し、真っ逆さまに地上へと落ちて行く。再び動き出す事はもう無かった。
自分の野心のままに戦況を引っ掻き回し続けた裏切り者の真の最期は、誰にも看取られない孤独なものだった。
対人関係
- メガトロン
主にして下剋上対象。彼を亡きものにするべく執拗に付け狙う。
当のメガトロンも最初の裏切りで完全にスタースクリームを見限っており、賞金をかけてまで始末しようとしたほどだった。某人造人間ばりの怒りのこもった「スタァァァスクリィィィィム!!」という雄叫びは、若本ファンなら必聴。
終盤では争っていられる状況じゃない事もあって、何だかんだ元鞘に収まりかけた…が、最期の最後でまたしても裏切った。とことんブレない奴である。
- ラグナッツ
- ブリッツウイング
- ブラックアラクニア
第1話での同じ親衛隊のメンバー。だが誰一人として離反したスタースクリームの心配する者はおらず、彼の人望の無さがうかがえる。
- ショックウェーブ
メガトロンがオートボット本部に送り込んだスパイ。任務が任務なので終盤までお互い面識は無かったと思われ、劇中でも二人が会話するシーンは無かった。
まあ何分背信を繰り返す裏切り者と、絶大な忠誠心を持つ腹心なので仲は良くなかっただろうが。
- サンダークラッカー
- スカイワープ
- サンストーム
- ラムジェット
スタースクリームのクローンたち。過去作で言うジェットロン(シーカーズ)枠で、スタスクいわく「イケメンズ」。
上から「威張りん坊」「臆病」「媚売り」「嘘つき」という点がオリジナルより強調されている。なるほど、確かにスタスクの成分だ。他にも名無しのクローンが2体登場したが、こちらは捨て駒にされてあっさり死亡した。
対メガトロン用の戦力として生み出され、当初こそ悪くない戦闘力を発揮したが、その後スタースクリームが情けない姿をさらしたためか、下記のスリップストリームを含め全員メガトロン側に寝返った。
全員スタースクリームと中の人が同じであり、声優は一時的に最大一人五役を演じることに…。
- スリップストリーム
同じくクローンの一体。強調された性格は「狡猾」。だが何故か女性。これにはスタースクリームも日本語版では「俺の中に女の子がいるのかしら…」と困惑している。一応、オネエなら過去作にいるが。
オリジナルより頭が良くて有能というまさかのキャラで、彼女を生み出したことはスタースクリームの数少ない功績とされる。
- プロール
- ジャズ
オートボットのジェダイサイバー忍者の兄弟弟子コンビ。
この二人のフォース念によってオールスパークの欠片を抜き取られ、引導を渡された。
- アイザック・サムダック
サムダック・システムズの社長。ヘッドマスターを使用した彼に不意を突かれて頭だけにされてしまう。
- ジェットファイヤー
- ジェットストーム
逮捕されたスタースクリームを解析したことで誕生した、本作では史上初の標準サイズのボディと飛行能力を併せ持つオートボット*2。
スタースクリームの後継機とも言うべき存在だが、こちらは上司のセンチネルに忠実である。日本語版ではルネチンセとか言っていたが。
スタースクリーム・クローンズ
トランスフォーマーの素体「プロトフォーム」にオールスパークの欠片を埋め込んで作り出した、スタースクリームの5体のクローン。
スリップストリーム*3以外はG1ジェットロンを意識したカラーリングをしており、日本語版では「イケメンズ&スリップ」とも。
過去作にもクロ―ンロボットとして同ポジションのキャラが何度か登場したが、それらが外部から操られる・もしくはプログラム通りの動作しかしない単なるロボットだったのに対し、彼らはそれとは違い正真正銘の自意識を持つ一個体のトランスフォーマーである。
スタースクリーム同様前進翼ジェット機に変形し、その戦闘能力もオリジナルと比較して遜色ない。
だがその最大の特徴はそれぞれがスタースクリーム本人の性格の一端を大きく強調した人格となっている点で、アニメ的には同じ顔が6体居る絵面にもかかわらず物凄く個性豊か。
まあ生みの親が生みの親なので、「忠誠心」などという殊勝なものは誰一人持ち合わせていないのだが。
その忠誠心のなさは、自分を押しのけて勝手に飛び立つクローン達を見たスタースクリーム本人が日本語版で「俺って結構...イヤなヤツだったんだな」と思わず自嘲してしまうレベル。
ちなみに上記の通り、スリップストリーム以外の声優は全員スタースクリーム本人と兼役。
- サンダークラッカー
CV:山野井仁(日本語版)、トム・ケニー(原語版)
スタースクリームから「威張りん坊」の性格を受け継いだクローン。ボディカラーは青。
やたらと自尊心が強く、事あるごとに自分の強さや偉さを大声で出張して威張り散らす。ある意味スタースクリーム本人と一番近しい性格。自分を天才と称し、他のクローンを二流とこき下ろすなど非常に威勢がいいが、後述のように戦闘シーンではどれも比較的簡単に撃退されてしまっており、劇中描写を見る限りでは自信過剰という印象の方が強い。
シーズン2終盤、ミックスマスターのコンクリート弾を食らってスカイワープ、ブラーと共にスペースブリッジで宇宙の何処かに転送されてしまう。
コンクリートを破壊して脱出した後にブラーを追跡するも、ブラーの反撃で何処かに吹き飛ばされ、その後は消息不明。
- スカイワープ
CV:山野井仁(日本語版)、トム・ケニー(原語版)
スタースクリームから「臆病」の性格を受け継いだクローン。ボディカラーは黒。他のクローン達がスタースクリームと同様の鋭い目つきなのに対してスカイワープは目尻がやや下がっており気弱さが滲み出ている。
ウジウジと泣き言ばかり垂れる臆病者。一応設定上はG1スカイワープと同様のワープ能力を持つが、逃げる為にしか使わないらしい。その能力を上手く使えば誰にも負けない無敵の戦士になることも夢ではないらしいが、臆病さが完全に足を引っ張ってしまっている。
シーズン2終盤での決戦でも一体だけ全く役に立たず、サンダークラッカーとブラー諸共コンクリートに固められたまま宇宙空間に吹き飛ばされてフェードアウトした。
チーム・ジャールのサイクロナスとG1同様の関係性があるかは不明。
- サンストーム
CV:山野井仁(日本語版)、トム・ケニー(原語版)
スタースクリームから「媚び売り」の性格を受け継いだクローン。ボディカラーはオレンジ。見た目は他のクローンと同じだが、39話途中から同じ顔で見分けがつかないとの理由でスィンドルから手渡されたG1サンストームの頭部に似たデザインのヘルメットを装着している。
敵味方問わず誰に対しても大げさに褒め称える。というか台詞がそれしかない。
しかし口では媚びながらも敵味方の区別自体はしっかりとしており、劇中ではプロールに奇襲を掛けて無力化したりと意外と侮れない実力を発揮している。また、設定では太陽光をエネルギーに変換する事ができ、スタースクリームと肩を並べられる程のスピードを誇るなどスペックは高い。
シーズン3中盤でブリッツウイング、ラムジェットと共にエリートガードに逮捕され、オートボット本部へ連行されたのが最後の出番となった。
- ラムジェット
CV:山野井仁(日本語版)、トム・ケニー(原語版)
スタースクリームから「嘘吐き」の性格を受け継いだクローン。ボディカラーは白。サンストームと同じ経緯で39話からG1ラムジェットの頭部を模した特徴的な三角形のヘルメットを装着するようになる。
口を開けば事実(あるいはこれからしようとしている事)と反対の事しか言わない嘘吐き。スタースクリーム本人にも自分こそがオリジナルだと言い張る始末。
しかしただのバカかと思いきや、センチネルに雇われたロックダウンを逆に買収し、結託してセンチネルを騙すなど割と抜け目ないところも。
シーズン3中盤でサンストーム、ブリッツウイングと共にエリートガードに逮捕され、その後の去就は不明。
- スリップストリーム
CV:田中敦子(日本語版)、タラ・ストロング(原語版)
スタースクリームから「狡猾さ」の性格を受け継いだクローン。ボディカラーは青紫。
何故か一体だけ女性。荒っぽい言動をするが、曲者だらけのクローンの中でも一際冷静で抜け目なく、自分達をパワーで圧倒したオメガスプリームの弱点もすぐさま見抜くなど洞察力にも優れる。
ぶっちゃけスタースクリーム本人よりも遥かに有能で、形勢の不利を悟るや否や真っ先にオリジナルを見限ってメガトロンに寝返った。
シーズン3終盤ではスタースクリームを探していたようで、ジェットパックで飛行していたオプティマスをスタースクリームと間違えて撃ち落とした後、何処かへ飛び去って行った。
没になったシーズン4ではメガトロンに合流し、新たなディセプティコンNO.2になる予定だったとか。
玩具
玩具はボイジャークラス、アクティベーター、EZコレクションで発売。
ボイジャークラス、アクティベーター版ともに大胆な連動変形を搭載していて、なおかつ見た目の再現度も高い。EZコレクションはアニメイテッドでは非常に種類が少なく、ディセプティコンに関してはスタースクリームの型のみである。
なおアクティベーター版はセットのみの発売。ボイジャークラス版は単品でも出ているが、バンブルビーとの対決セットも発売されている。
また、同型のイケメンズも色替えで済むためか多数発売されており、中にはダージなど、劇中未登場のオリジナルキャラクターも発売された。
しかし、ボイジャークラスとアクティベーターのそれぞれで発売されているためか、同じ種類でイケメンズ全員が揃うことは無い。
なお、スリップストリームに関しては女性型ゆえにリカラーで再現しづらいゆえかアニメイテッド当時は発売されなかったが、その代わり『レジェンズ』にてウインドブレードのリデコで発売された。
余談
最終回でオールスパークの欠片を失い、ようやく完全な死を迎えたスタースクリームだったが、没になった第4シーズンでは復活してまた暗躍する予定だったという。
今日の追記・修正はこの俺、スタースクリームだ。
数分後…。
イケメン台無し~…。(撃墜)
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▷ コメント欄
- マイクロン伝説の個体とは真逆のチンピラぶりダァ…w -- 名無しさん (2022-11-12 09:55:39)
- G1世界線のビーストウォーズでスタスクの特性を再現するべく生み出されたランページが案の定な事態になったことを思うと、こいつのデータを元に真っ当な戦力として活躍した双子の功績が改めて分かる -- 名無しさん (2022-11-12 14:43:25)
- プライムスタスクはあれでも何だかんだで下っ端兵士統率したり、サウンドウェーブと足並みを合わせたりする程度の器量はあったから、このスタスクは割とマジで最低クラスじゃないかな…何でこんな奴ナンバー2にして同じ船に乗せてたし -- 名無しさん (2022-11-12 15:59:19)
- プライムスタスクはあれでも何だかんだで下っ端兵士統率したり、サウンドウェーブと足並みを合わせたりする程度の器量はあったから、このスタスクは割とマジで最低クラスじゃないかな…何でこんな奴ナンバー2にして同じ船に乗せてたし -- 名無しさん (2022-11-12 16:03:17)
- 不死性はオールスパークの欠片のおかげだしマジで強さ以外褒めるところが無い… -- 名無しさん (2022-11-12 21:15:49)
- バカさと無能さは歴代のスタースクリームの中でも一番と言ってもいい。 -- 名無しさん (2022-11-12 21:55:53)
- 何かやけに強かったんだよなコイツ -- 名無しさん (2022-11-12 23:21:39)
- 宇宙の面汚し、トランスフォーマーの恥 -- 名無しさん (2022-11-13 08:52:41)
- 変身バンクはいいぞ(気休め) -- 名無しさん (2022-11-13 23:07:05)
- バカと無能さこそ表に出まくってるけど、外道さに関しても歴代トップよねこいつ。平気で街が消し飛ぶような真似もするし、ゲラゲラ笑いながら人間に銃向けたりするし -- 名無しさん (2022-11-13 23:08:52)
- なんやかんやで元鞘に戻れそうな状況からすら裏切るのは何かもう一周回って凄えなこいつと思わなくもない -- 名無しさん (2022-11-15 21:58:03)
- ウルトラマグナスとも戦えるという半端に強かったのがこいつの不幸だったのかも。 -- 名無しさん (2022-11-27 10:26:33)
- 声の人(山野井仁さん)繋がりでマイクロン伝説のスタースクリーム(アルマダスタースクリーム)とアニメイテッドのスタースクリームの対決観てみたいな -- 名無しさん (2022-12-01 18:28:07)
- スリップストリームがNo.2になったディセプティコン、めっちゃ観たい・・・。 -- 名無しさん (2023-02-22 09:09:17)
#comment(striction)
*2 アニメイテッドでは戦闘能力のみならず技術力でもオートボットがディセプティコンに大きく遅れを取っている。
*3 デザイナーによると超神マスターフォースのオーバーロードがモチーフらしい
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