登録日:2022/10/13 Thu 00:38:13
更新日:2024/06/27 Thu 10:41:30NEW!
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『ピクミンシリーズ』とは、2001年に任天堂から発売されたアクションゲーム「ピクミン」およびその関連作品の総称である。
概要
最大100匹連れ歩ける小さな生き物「ピクミン」の群れを率いて、各地に散らばるお宝を収集するリアルタイムストラテジー・3Dアクションゲーム。
ゲームキューブの作品としては早期に発売されたものだが、発売当時としては先進的なAIアクションゲームであったが為の独特なゲーム性、またほんのり哀愁漂う世界観も相まって発売早々からヒットを叩き出し、ゲームキューブという筐体の看板役として数えられることとなった人気シリーズ。ゲーム本体よりCMソングのCDの方が売れたのは内緒。
ほのぼのとした優しいビジュアルやどこか寂寥感のあるCMソングとは裏腹に、ゲームの内容は弱肉強食の大自然で、巨大敵生物を狩りつつ道なき道を開拓しつつ宝物を探す骨太サバイバルアクションである。流血描写等はないが油断等すれば手塩にかけて増やしたピクミンがあっさり戦死することも珍しくない。
DASH村とかよゐこの無人島0円生活とかあんな感じだと思ってもらうとわかりやすい。
実際、その根底には映画監督ティム・バートンの作風や『ファンタスティック・プラネット』など、不気味な世界観を特徴としたモチーフがある。*1
また後述の「ゲームシステム」で述べる特徴から、アクションであると同時にシムシティ等のようなタスクマネジメントパズルとしての性質も併せ持つ。
元々はゲームキューブの性能紹介の際の128人のマリオが走るムービー(マリオ128)から、「蟻のような群体のキャラを動かす」という構想が出来上がり、そこから現在の形になった…と長らく言われてきたが、「4」の開発インタビューにて、スーパーファミコン後期の時期から全く別の企画で動いており、マリオ128とは特に関連性を持っていなかったことが明らかになった。
なお、本作に採用されているBGMは全シリーズ通してインタラクティブミュージック*2となっており、時間帯や状況、ピクミンの作業内容によって刻々と変化する個性的なつくりとなっている。
「2」の「デメマダラの王国」や「まどいの水源」、ボス戦あたりが特にわかりやすい。
ゲームシステム
フィールド各地に散らばるお宝を探し、それらを回収していくのが主な目的。
ただ、主人公のオリマーは段差を超えられず、見つけたお宝を運搬することもできない非力な存在なので、オリマーの指示に従う生き物「ピクミン」を操ってその道を切り開く必要がある。
アクション
「1」は2001年発売の古いゲームだが、操作感は2010年代以降のオープンワールドゲーム同様、視点操作+キャラ移動がセットになったもの。外伝作品を除き、この操作システムは全シリーズ共通である。
クリア条件は全作品通して「各地に散らばったアイテムをすべて収集すること」のみ。
しかし、アイテムはさまざまな手段で隠されていたりアイテムまでの道がふさがっていたりすることがほとんど。アイテム自体にも重量がありオリマーの力では運搬できないので、ピクミンを使ってアイテムを発見し、運搬ルートを確保し、それらアイテムをピクミンに基地まで運搬させ、納品させる必要がある。
ピクミンは敵に向かって投げれば攻撃する、敵の死骸や収集品に向けて投げれば運ぶ、障害物に投げれば叩いて壊すなど、ある程度勝手に判断して動いてくれる。
操作キャラのオリマーたちにできることは、主に移動、ピクミンへの指示*3、パンチくらいしかない。
このように、主人公であるオリマー(及び他の操作キャラ)は指揮をする以外ほぼ何の役にも立たないため、基本的に随伴するピクミンをうまく指揮して戦いor土木作業をさせることで攻略していくことになる。
操作キャラには体力があり、これが尽きるとダウン。その日中は休養のために撤退してしまう。
操作キャラが全滅すると強制的に1日が終了し、外にいたピクミンは強制的に全滅となる。
オリマー一人しかいない「1」のみ拠点に戻ればいつでも回復が可能だが、以降のシリーズでは能動的な体力回復はできなくなっている。
クリアまでの道筋
「最終的にパーツを全部集める」等、ゲームクリアの条件は最初に提示されるが、それまでにどこを冒険して何を集め、どの作業を行う、という中間過程にはある程度の自由度があり、どのように攻略するかは各プレイヤーの裁量に委ねられる。
このゲームには日付の概念があり、オリマーやピクミンが活動できるのは太陽が出ている間だけで、日が落ちると安全のため強制的に帰還となる。なお、セーブはこのときに行われる。
この日没時にうっかりピクミンをフィールドに置き去りにしてしまった場合、それらのピクミンは夜間の間に活性化した原生生物に襲われて死ぬ*4こととなるので、きちんと目の届くところに居てもらう必要がある*5。
また「2」「4(本編)」を除いてこのゲームには日数制限が存在し、限られた日数を過ぎてしまうと強制的にゲームオーバー。このため、悠長にダラダラしていられる時間はあまり長くはなく、限られた時間の中でピクミンをどの程度増やすか、どの色のピクミンをどう分担し誰をどこに何人割り振るか、といったマネジメントスキルが攻略を左右する。
もちろん、ピクミンを増やすためには敵生物を倒すなどして死骸を確保せねばならず、その死骸を運搬するにも人手を要するため、それらに割く要員も必要。
運搬作業中のピクミンは完全に無防備であり、アイテムや死骸を運搬中に他の動物に襲われることもあるので、あらかじめ運搬ルートの敵を排除するか隊列を率いて護衛するなど注意しておかなければならない。
なお、ピクミン1匹はささいな刺激で死んでしまうほどか弱く攻撃力もほとんどないが、数が増えれば増えるほど攻撃力が上がり、しかけを破壊するスピードも早くなる。
このため、さしあたっては「ピクミンを増やす」ことがゲームを始めて最初にやることとなる。
原生生物との戦闘
原生生物は倒してその死骸を持ち帰ればピクミンに変換できる「エサ」となりうるが、ピクミン自体もあらゆる生物から狙われる被食者でもある。アクションゲームである本作には「待った」はないので、原生生物との戦闘では襲い来る敵を前に素早く的確な指揮をとることが求められる。
原生生物の中には生半可な操作スキルでは犠牲を免れない危険なものや、倒し方に一工夫必要なものもおり、真正面から無策で挑めば数十匹の兵隊を数秒で持っていかれることになりかねない。
このため、原生生物の性質を熟知し、倒し方を知ることがアクションスキル以上に重要。
未知の生き物を見かけたら、最初は避けるのに徹するのも手である。
タスクマネジメントパズルとして
前述の通り「ピクミン」は群体であり、何匹をどこにどう割り振るかという裁量はプレイヤーが自由に決められる。
ゆえに、うまく分担作業をさせることで複数のタスクを素早くサクっと終わらせ、ゲーム自体をサクッと攻略することもできる。
「1」および「3」は日数制限の関係上、自然と効率を考えて作業を割り振る必要性に駆られるだろう。
「3」「4」はこのタスクマネジメントパズルとしての側面が強く押し出されており、ダンドリを考えて作業を任せることでハイスコアを獲得できる仕組みが実装されている。
主要な登場キャラクター
CV:戸高一生*6
本作の主人公。身長わずか3cmの小型種族「ホコタテ星人」の宇宙船ドライバー。現在は運送会社「ホコタテ運送」で配達業務に従事している。
指人形のような可愛らしい見た目をしているものの、こう見えても40代妻子持ち最近の悩みは中年太りと四十肩のサラリーマン、つまり立派なオッサンである。
任天堂作品の主人公の例に漏れず、彼自身が台詞を発するシーンはほぼない。しかし彼が書いたメモなどからその人物像はうかがえ、ややケチなところはあれど基本的には家族想いで面倒見の良い人物である。
「2」では収集したお宝や原生生物について丹念にレポートをまとめる生真面目な面が垣間見られる一面、アートに理解を示したりロマンチストな文言を認めたりとより人間味のある人物像がうかがえるようになる。
彼が痛い目に遭わないとゲームが始まらないので仕方のないことではあるがかなりの不幸体質でもあり、「1」では未開の惑星に遭難、やっと帰還したかと思えば借金返済のため遭難した惑星に送り返される、と苦労が多い。
とはいえ原生生物の観察・考察を生物学者顔負けの筆致で書き連ねているレポートや、宝などに付記するコメントを見る限りでは、パーツ探し・宝探しといった仕事をなんだかんだ楽しんでいる様子がうかがえる。
CV:若井淑*7(赤、黄、青、白、紫)、長嶝高士*8(岩)、朝日温子*9(羽)
オリマーが未開の惑星「PNF-404」で出会った、身長1cmほどの生命体。オリマーの好物であるピクピクニンジンに似ていることから名付けられた。
マンドラゴラのような姿をしたヒト型の植物であり、人間のごとく二足歩行し自律行動を行う。
集団で他の動植物を狩り、その死骸を母体である「オニヨン」に運び込んで食べてもらい、新たな個体を蒔いてもらうことで繁殖するアリかハチのような生態を持つ。
ほか、敵対的でないと判断した生物に付き従い自らを労働力として提供する*10習性を持ち、オリマーがそのリーダーとして見初められたことが物語のはじまりとなる。
火に強くて攻撃力が高い赤ピクミン、電気に強くて身軽な黄ピクミン、水中を自在に泳げる青ピクミンなど様々な種類のピクミンが存在し、それらを使い分けて敵や仕掛けを突破するのが本シリーズのキモ。
可愛らしい見た目をしているもののピクミン自身が感情表現をすることはぼなく、どれほど酷使されようと、またどれだけ味方が死のうと、それに対してリアクションはない。
一応仲間が増えて喜んだり、好物である大地のエキスが無くなって落胆したりはするので、感情がある事はうかがえるのだが。
ゲーム中ではピクミンに死前提のブラック労働を強いても反乱されることはなく、逆に愛でて可愛がることもできない。
一方ショートアニメ内では、ピクピクニンジンを調理するオリマーを見て自分達を食べようとしていると勘違いして怯えたり、偶然見かけたラムネ瓶の中のビー玉(と瓶の中に落ちた仲間)をあの手この手で取り出そうとするなど、かなり表情豊かに描かれている。
CV:戸高一生
「2」より登場。「ホコタテ運送」の新入社員、つまりオリマーの部下にあたる若い男性社員。
丸っこいオリマーに比べて縦長のナスかエリンギのような顔つきが特徴。
「2」では彼が運送中に事故に遭い、積み荷を食い荒らされてしまったことが物語の発端となり、オリマーとともに未開の惑星で宝探しを行うことに。
常時無口かつノーリアクションの寡黙な男で、オリマーをして「何を考えているのかわからないので扱いづらい」と評されている。
その見た目からは想像もつかないとんでもない悪食かつ大食漢であり、「2」ではゲームをクリアすると原生生物の解説に「ルーイメモ」と称した常軌を逸した調理レシピが追加される。
なお、ピクミンという物語の重要な秘密にかかわるキーキャラクターでもあるので、項目閲覧の際はネタバレに注意。
- ドルフィン初号機
「2」より登場。借金のカタに売られてしまったドルフィン号に代わって冒険を共にすることになった宇宙船。ホコタテ運送創業当時、若かりし社長を乗せて宇宙をまたにかけた歴史をもつ年季の入った機体。
鉄板打ちっぱなしで所々がサビたオンボロな外見、飛行時にはあちこちから黒い煙が出る、発着時の挙動が乱暴、などなど、見ていて不安になるポンコツ感あふれるロケットだが、高度なAIと大量のお宝やピクミンを収容できる謎の収容スペースを備える等、性能自体はドルフィン号と同等かそれ以上にハイスペック。
前述のAIによりオリマーたちとの柔軟な意思疎通・会話が可能で、「2」ではこのAIを搭載した頭部ポッドがオリマーたちの冒険に同行することになる。
お宝鑑定機能を持ち、回収したお宝の価値をその場で換算してくれる。
ロボットのごとく無口なオリマー&ルーイとは対照的に、ドルフィン初号機のAIはおしゃべりでせっかちな性格をしており、本作の賑やかしはもっぱら彼の担当。原生生物を「虫」呼ばわりして回収を嫌がったり、自分にない味覚を持つオリマーに妬いてみたりと妙にコミカルで人間臭い。
「2」では「どうせオリマーは探検日誌ばかりを書くだろうから」と読んだ社長により回収したお宝のセールストーク考案も任されており、お宝が1シリーズ揃うごとに、お宝図鑑で宣伝文が読めるようになる。
洞窟に突入するときは宇宙船の先端が分離し、頭部ポッドのみが洞窟内についてくる。
「2」より登場。オリマーとルーイが勤務するホコタテ運送の社長。
物静かで感情表現の少ないオリマー&ルーイとは逆にそそっかしく騒がしい人物で、ドルフィン初号機がやたらおしゃべりな思考ルーチンを持つようになったのは彼の影響らしい。
金にがめつく人使いも荒くおまけに部下の私物を勝手に売り飛ばして資金繰りに宛てたり最上級の褒章に「社長が歌う歌」を持ってきたりする等問題のある振る舞いがあまりに多いが、ピクミンシリーズのキャラクターの中でも特に表情豊かで、どこか憎めない愛嬌がある。
基本的には操作キャラではないのだが、「2」ではある条件を満たすとプレイヤーキャラとして操作できるようになる。
- アルフ
CV:若井淑
「3」の主人公。
コッパイ星人の若きエンジニアで、宇宙船「ドレイク号」の保守・修理担当。
生真面目な性格だが、未知の世界の探索に心を躍らせる少年らしさがある。
- ブリトニー
CV:朝日温子
アルフと同じく「3」の新主人公の一人。
メガネをかけたコッパイ星人の女性植物学者。今のところシリーズで唯一の女性リーダーである。
気が強くやや毒舌。チャーリーから好意を寄せられていて度々口説かれているが、冷たくあしらっている。
- チャーリー
CV:長嶝高士
アルフ・ブリトニーと同じく「3」の新主人公。大柄なベテラン宇宙飛行士で宇宙船「ドレイク号」の操縦担当。
調査隊のリーダーなのだが少々抜けており、ブリトニーからは冷たくあしらわれている。
しかし、一番前向きなのも彼であり、要所要所でアルフとブリトニーを勇気づける。
- 新米隊員
「4」の主人公で、キャラメイクと名前の設定が可能。
PNF-404に向かってのオリマー救助に際しては新米のため本部で待機していたが、レスキュー隊が二重遭難してしまったために出動を急遽命じられた。
本来トレーナーである隊長以外に懐かないはずのオッチンに懐かれており、彼と共に現場での救助活動を任されることになる。
- オッチン
新米救助犬であり、黄色の宇宙犬*11。
新米隊員になぜか懐いており、相棒として救助活動を行う。
世界観・敵キャラクター
主要な舞台であるPNF-404以外の設定について語られる事はほぼ無いが、ポータルサイト『ピクミンガーデン』では全宇宙を統括する機関である「星間連盟」の存在が明かされている。
惑星
PNF-404
シリーズ通して本作の舞台となる惑星。自然豊かで、ピクミンを始め様々な生物が生息している。
オリマーは「1」でここに遭難し、「2」で宝探しにやってきて、「3」でまたしても宝探しにやってきた結果遭難することになる、なにかの因縁を感じさせる惑星。
なお、この名称については「3」の主人公であるコッパイ星人たちによってつけられたもので、オリマーがこの星について特定の名称を使っているところは確認できない。後述するスマブラシリーズにステージとして登場した際も「とある星」名義。
オリマーが言うには「未開の惑星」であり、文明種族が存在する様子は見られない。
……はずなのだが、背景や置いてあるオブジェクトやお宝が明らかに地球のソレであり、我々にも馴染み深いレンガやコンクリートの壁、果ては日本語で書かれた「止まれ」の道路標識etc...が存在することから、明らかな地球文明の痕跡が見て取れる。極めつけに遠景もまんま地球である。その一方なぜか地球人および地球でよく見かけるはずの動物は一切登場しない。植物に関しては実在の物*12が幾つか見受けられるのだが…。
この点に関しては、「オリマー達にとって巨大すぎる生物を生物として認識できていない」「時間経過で環境が様変わりしている*13」「たまたまオリマー達が接触していないだけ*14」といった説が存在する。
またオリマー自身も高度な文明が存在していた可能性には言及しており、各地の景色やお宝を見て在りし日の文明の姿に思いを馳せる傍ら、「物を大切にしない浪費主義が行き過ぎた為に滅びてしまったのではないか」と憂いてもいる。
ホコタテ星
オリマー、ルーイ、社長の故郷。
コッパイ星とは「ご近所」らしい。
宇宙から見ると全体的に赤い惑星で、「2」内のムービーではホコタテ運送の所在地であろう区画が見られるが、僅かに植物が生えているだけの滅茶苦茶殺風景な荒地が広がっている。
ただ、オリマーの奥さんのメールなどから温泉やビーチやキャバレーが存在することも明らかとなっているので、賑わっている地域もあるのだろう。
名産品はピクピクニンジンやオニヨンタマネギといった野菜*15。
コッパイ星人から見るとホコタテ星人は「勤勉」「野菜を好む変わり者」らしい。
科学技術については、一般家庭でも宇宙船を個人所有でき、またその宇宙船も永久に尽きない燃料や星をも破壊する威力のビーム砲、そして人間と遜色ない思考能力を持つAIを当然のように実用しているなど、かなりの高水準の様子。
名前の由来は京都府の上鳥羽鉾立町。任天堂本社の所在地である。
コッパイ星
アルフ、ブリトニー、チャーリーの故郷。
爆発的な人口増加と無計画な気質と野菜嫌いが原因で食糧危機に瀕しており、その解決のため他の星から食用果実の種子を調達する計画が持ち上がったのが「3」の発端である。
アルフの日誌によると砂漠化しているらしいが「PNF-404の果実はコッパイ星でも栽培可能」という調査結果からすると、まだ植物が育つ余地はあり、また大気はホコタテ星に比べ酸素濃度が高い事がうかがえる。
なおPNF-404との距離は27万9000光年(現実の天の川銀河の直径の倍以上)とのこと。
そんな距離を結構簡単に行き来しているあたり「ピクミン」の世界における星間飛行技術の高さが窺える。
名前の由来は任天堂の旧社名である「任天堂骨牌株式会社」から。なお骨牌とはかるたの事で、当時の任天堂の主力商品である。
「Hey! ピクミン」の舞台の星(仮)
「Hey!」の舞台となるPNF-404とは別の星。
PNF-404と同じ原生生物(ピクミン含む)の存在や地球によく似た文明の痕跡が確認できるが、サイズなど生態が一部異なっている。
原生生物
本作における敵キャラ。PNF-404に根付いて生きる様々な生物であり、ピクミンもそのひとつ。
オリマーが「この星には猛毒の酸素が充満している」と発言している*16ことから、我々の地球生物同様好気呼吸を行っている様子。
オリマーメモでは原生生物同士の生態についても触れられており、考察の対象となっている。
主要な原生生物
ピクミンと並ぶシリーズ第二の顔役。シリーズ皆勤賞。
パッケージなどに、赤地に白の斑点がありカタツムリのように飛び出た目をした丸っこいキャラがいたらこいつである。
ピクミンの星における食物連鎖の上位に位置する生物で、大きな口でピクミンを容赦なく捕食してくる。
数えるのも面倒になるほど多種多様な派生種がおり、バリエーションこそ違うが基本どこでも見かける敵。
夜行性で昼間は基本的に寝ているので、背中に回り込んでからピクミンを投げ込むのがオーソドックスな倒し方。
上述のアカチャッピーをミニサイズにしたような原生生物。こちらもシリーズ皆勤賞。
呼んで字の如くチャッピーの子供…ではなく、チャッピーに擬態して身を守っている全く別の生物。事実、こちらが起こさない限り寝ているアカチャッピーと違い、昼間でも普通に起きて餌を探して歩き回っている。
系統的にはパンモドキの近縁種なんだとか。
大きな口でピクミンを容赦なく捕食してくるのは変わらないが、身体が小さい分一度に3匹までしか食べられない。
「ピクミン」シリーズのチュートリアルではこいつと戦うことになる。
- ペレット草
森、水辺、雪原など地上のあらゆる場所に生えている植物。
一輪の花として生えており、花の中央部にはデカデカと数字が書かれている。
殴ると中央部の円盤状のペレットを落としてしぼみ、オニヨンに運ぶとその数字に対応した数だけピクミンを増やせる。
大抵拠点の近くに生えているため、どのシリーズでもゲーム序盤ではお世話になることが多い。
同じ色のピクミンに運ばせるとより多くのピクミンを生み出す。
ツルツルした丸いボディが特徴的なコガネムシっぽい原生生物。通常種はシリーズ皆勤賞。
オリマーたちが付近を通ると地面から飛び出てきてカサカサカサッと走り回る。普通に殴ってもダメージを与えられないが、ピクミンを真上から当てると転倒し、大地のエキスなどを吐き出す。中にはお宝を飲み込んでいる個体もいる。
基本的にピクミンに危害を加えないボーナスキャラだが、毒ガスを撒き散らす亜種のオナラシは注意。
また、ピクミンはコガネモチが美味しいものを持っていると知っているようで、「1」ではコガネモチを見つけるとオリマーの指示そっちのけで追いかけに行く。
その先で溺れ死んだり火に炙られたり他の動物に見つかって食べられたり、といった二次被害が出ることもあるので、「1」においては手放しに有難がっていい存在でもない。
ピクミンたちが縄張りに近づくと地面から湧いてくるウジ虫のような原生生物。集団でモゾモゾ出てくる姿はなかなかキモい。オリマーのパンチでも簡単に倒せるレベルのザコ敵だが、1では無敵バグがあり、無犠牲クリアの障害となる厄介者。
更にシリーズで共通して、ピクミンに作ってもらった木の橋を食い荒らして壊すという嫌がらせをしてくる。
多くの種類が地中で生活し、ピクミンシリーズでは珍しいハッキリとした雌雄の違いを持つのが特徴。
バターロールパンから顔と二本足が生えたような姿の原生生物。
ピクミンを襲うことはないが、敵の死骸やお宝を自分の巣に引きずって持ち帰る習性があり、せっかく倒した敵の死体や回収するべきお宝を放置しているとこいつらに持ち去られてしまう。
なお、こいつとピクミンが同じお宝を同時に掴んだ場合、力の弱いほうが引きずられていく。オニヨンまで引きずってきた場合大ダメージを与えられるので、この性質を熟知していると楽に倒せる。逆にパンモドキの巣までピクミンが引きずられてしまうと、お宝ごと巣の中に吸い込まれて死んでしまう。
「2」では上位種として「オオパンモドキ」も登場。こちらは食パン1斤に顔と足をつけたようなインパクトあふれる姿をしている。
カブトムシのような姿をした原生生物。
カブトムシの幼虫のような姿の「フタクチドックリ」、カブトムシの成虫のような姿の「フタクチカブト」の2タイプがおり、どちらのタイプも口から大きな岩を吐き出して攻撃してくる。
この岩は進行ルート上にあるものを潰しながら転がってくるため、うっかり射線上にピクミンを残してしまうと押しつぶされて即死してしまう。
画面外で岩を吐きつづけているパターンもあり、周囲の確認を怠ると高確率でピクミンを失う羽目になる。
風船のような姿をした原生生物。
口から強い風を吹き出して攻撃してくる。風で死ぬことはないが、ピクミンが吹き飛ばされるので作業の邪魔になる。位置によっては吹き飛ばされた先でまた別の生物を起こしてしまうことも……。
この吐息で落ち葉や石をひっくり返し、その裏にいる小型昆虫を食べて生きているらしい。
徳利を横にした豚のような姿の原生生物。
口から火の着いた発火液を吹くことができ、この火でもってピクミンを燃やそうとしてくる。
当然ながら赤ピクミンは火を浴びても平気なほか、もし他色のピクミンに火がついたとしても燃え尽きるまでに笛で呼び戻せば無事なので、対処は楽な部類の敵。
発火液の精製が不完全で液体のまま噴出してしまう、ミズブタと呼ばれる変種も存在する。
チャッピー系のひとつである原生生物。見た目はたらこ唇になった黒いアカチャッピー。体力が高く中々倒れない厄介な敵。
「2」では眠らなくなり特定ルートを徘徊し続けるようになった他、倒しても時間経過で復活するようになり、より凶悪な敵と化した。
「2」で登場。ピクミンの一種「ヤドリピクミン」に寄生されたアカチャッピー。
神経系をヤドリピクミンに乗っ取られており、ピクミンを率いるオリマーと同じように、ハチャッピーはコッパチャッピーを率いて行動する。
こちらのピクミンを見つけると捕食しようと襲いかかるが、リーダーに当たるハチャッピーを倒すとコッパチャッピーを味方に引き入れることができる。
ハエのような姿をした虫型の原生生物。
常に空中を飛行しており、ピクミンを見つけると急降下して攫っていく。しかし捕獲したピクミンを食べるわけでもなく、しばらくすると適当な地面に叩きつけて埋めてしまう。
運搬作業の邪魔をしてくるうえ、殺されることこそないが飛行速度が素早く倒しづらい厄介な敵。
その名の通り、芋のような色合いをしたカエル型の原生生物。
おもに水辺に生息しており、近辺をピクミンが通ると敵とみなして襲いかかり、ボディプレスで潰しにくる。岩ピクミン以外は圧死に耐性がないので潰されると即死してしまう。
こいつらの近くにはたいていオタマジャクシのような原生生物「オタマ」がおり、ボディプレスはそのオタマ(=子供)を狩りにくるピクミンを排除するための行動のようだ。
ちなみに、オタマともどもシリーズ皆勤賞である。
「2」から登場。四本足の蜘蛛のような姿の原生生物で、主に地下に生息する。
その名の通り、モノを「背負う」習性を持ち、ピクミンが運搬中の荷物を含めた、あらゆる物体を背負って持っていってしまう。
ちなみに、この時モノを運んでいたピクミンは死にはしないが荷物もろとも一緒に連れて行かれてしまうため、「あれ?いつまで経ってもお宝が拠点に来ない・・・?」というときは大体こいつらの仕業である。
ピクミンに積極的に攻撃してくるタイプではない(むしろオリマーを見つけると逃げていく)が、襲われると種類毎に異なる属性攻撃で抵抗もしてくるので、同色のピクミンがいると心強い。
フィールドのそこかしこに落ちている落ち葉に擬態している原生生物。
擬態のクオリティはもはや過剰と呼べる域に達しており、オリマーどころかプレイヤーですら見分けがつかない。
ハンボは普段葉っぱに擬態しているが、ピクミンが近づくと高速で逃げていく。
放置しても害はないが、倒せばもちろん栄養になるのでピクミンの餌にしてもよい。
カレハンボは枯れ葉に擬態しているが、こちらはピクミンを捕まえて食べるので要警戒。
タチの悪いことに、ピクミンが隊列にいる間は襲ってこないので、運搬ルート上にこいつらがいないかはよく確認しよう。
ぬりかべのような刑天のようなラピュタのロボット兵のような、なんとも表現し難い姿をした原生生物。
ふだんは薄暗い場所で虚空を見上げながら棒立ちになっており、ピクミンを見つけると襲いかかって土に埋める。……そう、埋めるのである。食べもせず殺しもせず。
埋められたピクミンは花ピクミンになり、オニヨンから吐き出された時同様引っこ抜けば戦力として戻ってくる。
なお、どうしてピクミンを見ると埋めようとするのかは謎。オリマーによれば、植物の種を植えて育て農業を行うほど知能が発達した生物だそうだが、それならそれで作物ではないはずのピクミンを埋めようとする理由が謎。
「2」から登場。チャッピーたちの一種である大型生物。
ハチで言うところの女王蜂的なポジションのチャッピーで、体がデカくなりすぎて芋虫のような体型になっている。
このデカい図体でピクミンを押し潰そうとしてくるが、横にしか転がらないのでコツを掴めば楽に倒せる。
アカコチャッピーが「最初の敵」なら、こいつは「最初のボス」的なポジションであり、登場作品では大抵最初に戦うことになる。
前述のチャッピーたちの最上位種である大型生物。
体型こそチャッピーと同じだが、バカでかい巨体をしている上に背中が鉱石化しており、顔のある真正面(=食べられやすくて不利な位置)からの戦いを余儀なくされる難敵。
「1」ではラスボス(倒さなくてもクリアできるが全クリには倒す必要のある敵)として登場し、絶望的な強さを見せつけたが、「2」では若い個体という設定で小型化&弱体化。
「4」では「1」のラスボス級の老齢個体は「コウテイデメマダラ」として再登場。ラスボスではないため「1」ほどではないが、「2」「4」でのダイオウデメマダラとは比べ物にならない強さとなっている。
頭は鳥、胴体はヘビ、という名前通りの見た目をした大型生物。
地面から顔を出してついばむようにピクミンを捕食するため、現実のヘビよろしく頭を狙っての攻撃が必要になる。
通常種のヘビガラスと、全身を地上に出して動き回るアカヘビガラスの二種類が確認されている。
通常種は今のところ皆勤賞である。
四本の長い脚と、それにぶら下がるように胴体……否、目も口もない無貌の球体がついている奇怪な大型生物。
カメラに映らないほど高いところからいきなり降ってくるので心臓に悪い。無造作にピクミンを踏みつけて攻撃してくる。
倒すと胴体(?)がくす玉のように割れ、中からお宝やペレットが出てくるという謎すぎる体構造をしており、生態に関してはまだまだ謎が多い。
ゾウノアシ、ダマグモキャノン、ケダマグモといった亜種も存在する。
貝殻を捨てた巻貝、つまりナメクジやウミウシの仲間である大型生物。
光るものを見ると何でも口に含もうとする習性があり、オリマーやルーイ達の宇宙服の識別灯にも激しく反応。攻撃範囲に捉えると、口から何本もの触手を伸ばしてピクミンごと捕食しようとする。その際に発する鳴き声が大変気持ち悪いと評判。
なお小型版とでも言うべき「ツブラメケメクジ」という亜種も存在。こちらは本種が欠席の『3』にも登場。
本シリーズにおけるみんなのトラウマその1。
緑と黒が混ざり合ったような体色とガス状の下半身、赤く光る眼という不気味な姿をした大型生物。
しかし他の大型生物とは違い、ある条件を満たした場合のみ出現し、出現した場合でもゲームを進める上では戦う必要は無いという裏ボスのような存在。
明らかに他の生物たちとは違う異様さを醸し出しており、執拗にピクミンを付け狙いその命を絶とうとする。
プレイヤーにとっては拠点且つ安全地帯となるドルフィン号周辺に踏み込んでくる数少ない敵でもある。
正体不明の存在だが、オリマーはある原生生物との関係性を指摘している。
倒すと落とす金色の玉を回収すると…?
本シリーズにおけるみんなのトラウマその2。
「ゼリーの巨人」としか言いようのない見た目をした大型生物で、ピクミン2のプレイヤーの多くに恐怖を植え付けた怪物。
ドルフィン初号機曰く「存在がこの次元に固定されていない」らしく、「ある条件」を満たすまではピクミンのあらゆる攻撃が通用しない。
そのムチャな特性から、普段おふざけなしの大真面目な研究レポートを書くオリマーまでもが「あれは生物でなく集団幻覚だったのでは」と言い出す始末。
手足に装着している石のローラーであらゆる生物を機械的に圧殺していく非情なヤツであり、前述の通りこいつには一切の攻撃が効かないため、アメボウズの出現するエリアでは恐怖の鬼ごっこを強いられることになる。
シリーズ一覧
ナンバリングシリーズ
記念すべき第1作。2001年10月26日発売。ハードはゲームキューブ。
休暇を活用し、愛機・ドルフィン号で気ままな宇宙旅行を楽しんでいたオリマー。
が、そのさなかにドルフィン号が隕石に衝突。そのまま未開の惑星に墜落してしまう。
オリマー自身はほぼ無傷だったものの、ドルフィン号はバラバラに。さらには惑星の大気はホコタテ星人にとっては猛毒の酸素が主成分な上、生命維持装置のバッテリーも30日分しかないという状況に陥ってしまう。
もはやこれまでかと思われたが、遭難地点でオリマーはピクミンと運命的な遭遇を果たす。
果たしてオリマーは生命維持装置が持つうちにドルフィン号のパーツをすべて集め、惑星からの脱出とそして母星への帰還を果たすことができるのか?
なお2008年12月25日に本作のWii仕様版『Wiiであそぶ ピクミン』が発売された。
待望の2作目。2004年4月29日発売。初代と同じくハードはGC。
時間制限の撤廃や新たな原生生物、新たなステージ、そして何より白ピクミン・紫ピクミンという新要素が多数追加された。
ピクミン達の惑星を脱出し、母星へ帰り着いたオリマー。
が、そんな彼の前に現れたのは、不在のうちに勤め先であるホコタテ運送が事故により多額の借金を負い倒産寸前という現実。
さらには苦心して修復したドルフィン号まで売り飛ばされてしまう。
そんな中、オリマーがピクミン達の惑星で見つけ持ち帰ってきた土産物にかなりの金銭的価値があることが発覚。
借金返済のため、オリマーはことの発端である新入社員・ルーイとともに脱出してきた惑星へとんぼ返りすることになったのだった。
なお2009年3月12日に本作のWii仕様版『Wiiであそぶ ピクミン2』が発売された。
2の発売から9年の年月を経て誕生した3作目。2013年7月13日発売。ハードはWii U。
主人公は新たにコッパイ星人のアルフ、ブリトニー、チャーリーの三人に変わった*17。
そして新たに岩ピクミンと羽ピクミンが登場し、リーダーを投げられるようになったことで行動の幅が広がった。またピクミンの一斉突撃やロックオン機能など従来のシリーズから一部操作が変更された。
その他にも、1、2に比べてマネジメントパズルとしての性質が強くなっており、ステージや敵をよく観察することがこれまで以上に重要となる。
人口爆発による食糧難に陥った彼らコッパイ星人は、食料となる果物を求めて未知の星へ調査隊を派遣する。
調査隊に任命されたアルフ、ブリトニー、チャーリーの三人が向かった星は、かつてオリマーが命からがら脱出したピクミンの住む星であった。
なお2020年10月30日に、難易度の調整やオリマーたちが主人公を務めるサイドストーリーなど、多くの新規要素を盛り込んだ完全版『ピクミン3 デラックス』がNintendo Switchで発売された。
3の発売からまた10年の年月を経て誕生したナンバリング4作目。2023年7月21日発売。
ハードはNintendo Switch。
主人公はプレイヤーが設定するアバターキャラになった*18。
ピクミンには新たに氷ピクミンとヒカリピクミンが追加され、さらに主人公との切り換え操作や騎乗による移動が可能で、自身も複数のピクミンに匹敵する大労働力として働くことができる新パートナー・宇宙犬が登場した。
日数制限の撤廃*19もありゲーム性は2に近く、探索要素が強い。その一方で3のマネジメントパズル性はダンドリチャレンジという形で継承され、新たにダンドリバトルによる対人争奪戦という要素も盛り込まれている。
未知の惑星で遭難したオリマーが救難信号を発してから一ヶ月後、ついに惑星へレスキュー隊が派遣される……が、レスキュー隊もまた二重遭難してしまう。
唯一レスキュー隊本部に残っていた新人隊員の主人公はレスキュー隊員達、そしてキャプテン・オリマー捜索のため単身惑星へと向かうのだった。
スピンオフ
- Hey! ピクミン
ニンテンドー3DSで発売された外伝作品。
ピクミンの世界観・アクションをサイドビューアクションゲームに落とし込んだ新感覚の作品。
主人公はオリマーが務める。
- Pikmin Bloom
スマートフォンの位置情報とリンクしたスマホアプリ。Ingressなどで位置情報を活用したスマホアプリのノウハウを持つナイアンティックとの共同開発。
実際にプレイヤーが歩いた分だけピクミンを増やしたり成長させたりできる。本作のみピクミンがオニヨンではなく植木鉢で育つ。
地図アプリなので雰囲気もナンバリングタイトルとは大きく異なるし、Pokemon GOとは異なり戦闘要素もなく、好きなだけピクミンと戯れたり散策を楽しんだりできる内容となっている。本作でピクミンを知った新規ユーザーが据え置き作品に手を出し、弱肉強食の洗礼を浴びて阿鼻叫喚になる事があるとかないとか。
- PIKMIN Short Movies
任天堂公式より公開された短編アニメ。「真夜中のジュース」「ビンの中のお宝」「たいへんな一日」の全3話。
本編で描かれなかったオリマーやピクミンの日常が見られる完全オリジナルのアニメ作品で、キャラクターの可愛らしさを存分に堪能できる。
元々は3DS、WiiU向けに3話セットで発売され、3DS版は立体視、WiiU版は高画質を特徴としていた。その後2020年の「3デラックス」の発売に合わせ、Youtubeでの公式配信を開始。一方でゲーム機での販売は終了したため、3DSの立体視対応版は現状視聴困難となっている。
関連作品
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』ではオリマー(とピクミン達)が鑑賞用フィギュアとして登場。メモリーカードに初代『ピクミン』のセーブデータが入っていると入手できる。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』では、オリマーがピクミン達を引き連れ「ピクミン&オリマー」としてファイター枠で参戦。
ピクミンを相手にひっつかせてスリップダメージを与えたり、投げつけたりして攻撃する。
ちなみに、スマブラに参戦している中では設定上最も小さいファイターだが、スマブラシリーズではフィギュアが動いている設定なので極端なサイズ差にはなっていない(それでも全キャラ中最小レベルだが)。
ステージとしては初代の希望の森モチーフの「とある星」が存在。やくものとしてアカチャッピーが登場する。
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U』では性能に変更が加えられ、一部のワザでは新たに羽ピクミンが登場するように。
また、カラーバリエーションの一部ではオリマーがアルフに変化するほか、フィールドスマッシュの敵キャラとしてアカチャッピーとオオガネモチが登場。
ステージは3より「再会の花園」が新たに登場。やくものとして時折現れる原生生物のカニタマは障害物を壊しながら歩き回り、ぶつかるとダメージを受ける。
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』では、ヘビガラスがアシストフィギュアの一員として参戦。
呼び出すと地面から出現し、ファイターをついばんで攻撃する。
- データの引っ越し(3DS/WiiU)
3DSおよびWiiUではハード間のデータ移行を行う際に、専用の映像としてピクミン達がデータを小分けにして輸送するムービーが流れる。任天堂における「運び屋」キャラの代表として白羽の矢が立ったのだろう。
音声は『2』のものが使われており、乗り遅れそうになる紫ピクミンなどの小ネタも仕込まれており、退屈であるはずのデータ移行中も楽しませてくれる任天堂のエンタメ精神が窺えると好評。肝心のオリマーの姿は見当たらない。*20
追記・修正は犠牲を出さずにアカチャッピーを倒せるようになってからお願いします。
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▷ コメント欄
- シリーズ誕生して20年以上が経つけどナンバリングは来年で4番目という。 -- 名無しさん (2022-10-13 01:16:06)
- スピンオフ作品でチャッピーやヘビガラス等を育成してピクミン達の味方にして星を開拓するゲームとか出ないかな。コチャッピーに可能性を感じてしまって -- 名無しさん (2022-10-13 02:55:42)
- ↑面白そう、いいねぇ -- 名無しさん (2022-10-13 17:49:55)
- えーと今オリマー持ってるのはドルフィン2号機でいいのかな -- 名無しさん (2022-10-13 19:28:04)
- 原生生物周りで考察をする人とピクミンをただ愛でる人で分かれている印象がある。 -- 名無しさん (2022-10-13 20:10:54)
- ダウンタウン松本人志が思い入れの深いタイトルでもある。 -- 名無しさん (2022-10-13 23:54:22)
- 初代が6日でクリアできるのはたまげた -- 名無しさん (2022-10-14 21:27:46)
- 2、3をやったあとに1やると雰囲気が全然違うね。オリマー一人しかいないから孤独感すごいし、生死をかけたガチのサバイバルだから緊張感も段違いだった。 -- 名無しさん (2022-10-14 23:50:00)
- ナンバリングの増加と操作キャラの増加が比例しているシリーズ。 -- 名無しさん (2023-02-09 20:55:53)
- タグの「泣ける抜きゲー」は草 -- 名無しさん (2023-03-11 09:08:17)
- 1,2の配信によってナンバリング作品は最新作含め全てSwitchで遊べるようになったな。 -- 名無しさん (2023-06-22 19:29:50)
- 星間連盟なんて設定あったんだ -- 名無しさん (2023-06-26 14:52:38)
- 4で出てくるエネルギーの設定ってヘイピクからの逆輸入になるのかな -- 名無しさん (2023-07-08 20:56:42)
- HD版出てから色んなVtuberが配信してるけど ・ピクミン1と2自体が20年前のゲームなので初見勢が多いので配信者側も視聴者側も新鮮な驚きを味わえる ・可愛いピクミンで画面映えする…からの戦闘や事故の阿鼻叫喚(特に水や爆弾岩) ・しかしそんな悲喜交々を乗り越えてダンドリを覚えて上達していく流れがリアルタイムに見れる とか見どころ多くて滅茶苦茶配信向きのゲームなんだなと -- 名無しさん (2023-07-12 23:48:35)
- ↑5 keyかな? -- 名無しさん (2023-07-13 00:02:03)
- 4の時系列はスタッフ曰く「ご想像にお任せ」らしいね -- 名無しさん (2023-07-20 19:33:35)
- ↑作中の描写的には1のIFからの分岐みたいよね。2の出来事が夢に出てきてるし -- 名無しさん (2023-07-25 17:26:03)
- 時系列的には オリマー最初の遭難→モスに出会う→脱出失敗して4へ -- 名無しさん (2023-08-02 17:34:27)
- ミス オリマー最初の遭難→モスに出会う→脱出失敗して4へ・モスに出会わない→脱出成功して2へ→オリマーとルーイの宝探し→ルーイを置いて帰還→ワシも行く!と言う事で2後半戦へ・ルーイと共に帰還→残りのお宝を集める為トンボ返り。3へ ってな感じかな?(3のサイドストーリーで『この星に来るのは3度目』という発言があるので) -- 名無しさん (2023-08-02 17:37:15)
- 宇宙中から人が集まった割には容姿にあまりバリエーションないけど、スタートレックや銀英伝みたく共通の先祖が宇宙中に広まったみたいな設定でもあるのかな。単にあまりに人間離れし過ぎてると、ピクミンや原生生物と紛らわしくなるみたいなメタな理由かもしれないけど -- 名無しさん (2023-08-04 12:48:02)
#comment(striction)
*2 状況によって曲調が変わる楽曲
*3 ピクミンを投げる・呼ぶ・引っこ抜く・一斉に突撃させる
*4 ご丁寧に食い殺されるムービーも流れる
*5 1日の活動終了時にオリマーたちリーダーの隊列にいる、拠点の近くにいる、地面に埋まっているピクミンならば捕食されずに助かる
*6 ヨッシーやとたけけの声も担当しているサウンドスタッフ。
*7 本シリーズにおける音楽担当スタッフ。
*8 任天堂作品では他にドンキーコングやガノンドロフを演じられている声優さん。
*9 『3』の音楽担当スタッフ。
*10 オリマーの考察によれば、リーダーが労働力ほしさにピクミンの数を増やすことを狙っている様子
*11 宇宙犬の存在自体は「1」のオリマーの日誌で示唆されていた
*12 つくし、タンポポ等
*13 宇宙船のガイガーカウンターが常時鳴りっぱなしになるほど放射線濃度が高い点や、そもそも本作の架空生物は地球の生物学・物理学の常識から乖離したものも多い等環境の変化を示唆する情報はある
*14 オリマー達のサイズを考慮すれば、探索範囲が庭程度に過ぎないので特段おかしな話でもない
*15 ちなみにコッパイ星人のブリトニーの口には合わなかったらしい
*16 あまり知られていないが酸素は毒物の一種である。我々地球の生物が酸素を吸い込んでも平気なのは、他の生物を寄せ付けまいと酸素を放出し始めた植物の始祖に対し、それを食べて生きる動物の始祖も対抗して酸素の中で生きられるようにと強引に進化したため。その名残として、人体も酸素を過剰に吸い込むと病気になるし、肺以外のところに酸素が行った場合には内臓が傷つく。ちなみに、オリマーのように酸素で呼吸できない生物は「嫌気性生物」と呼ぶ
*17 オリマーとルーイは本編で登場するが操作はできない
*18 オリマーは冒頭パートとオリマー遭難記モードでのみ操作することができる。
*19 日数カウントは行われ、日を股ぐと開発やシザイ回収の制限がリセットされる。
*20 一応隊列操作の笛の音は彼のものである。
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