登録日:2022/09/19 (月) 23:09:00
更新日:2024/06/27 Thu 10:31:29NEW!
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ps4 ps5 xboxone xboxx|s pc steam アトラス ソウルハッカーズ デビルサマナー xbox one ゲーム 続編 2022年 ソウルハッカーズ2
世界の終焉を破却しろ――
『ソウルハッカーズ2』(Soul Hackers 2)とは、2022年8月25日にアトラスより発売されたRPG。
対応ハードはPlayStation4、PlayStation5,XboxOne,XboxX|S,PC,Steam。
概要
『女神転生』シリーズの中でもサイバーパンクなシナリオで話題を呼んだ『デビルサマナー ソウルハッカーズ』の(20年以上越しの)続編。
時代の変化によって題材は変わっているものの、テクノロジーが軸になっているという点は共通しており、人間の側からテクノロジーにアプローチしていた前作と違い、テクノロジー側の視点から人間を観察する、という構造になっている。
タイトルには「女神転生」も「デビルサマナー」も入っていないが、設定面ではデビルサマナーシリーズ作品から継承されている用語が多数見られる。
ヴィジュアルやBGM含めた雰囲気は(3以降の)ペルソナに近いライトな感触になっている。とは言え、ペルソナと比べると主要登場人物の多くが大人かつ裏社会に生きている人々であるため、ダーティかつ突き放した視点での内省的なエピソードも多い。
一方、バトルシステム等は従来の女神転生やデビルサマナーよりはペルソナ2に近かったりする。
ストーリー
21世紀中頃、テクノロジーの進化は行き詰まり、人類の営みは緩やかな停滞を迎えていた。
しかし、飽和する情報の海から新しい知性、Aionが人知れず誕生していた。
人智を超越したこの存在は世界の行く末を見つめていたが、Aionはその予測能力で「世界の終焉」を検知し、人類社会への直接介入を決定。
人間と同様のボディを持つリンゴとフィグが創造され、人の世界へと降り立つ。
登場人物
パーティメンバー
3人のデビルサマナーはいずれも一度死亡しており、リンゴのソウルハックによって蘇生している。
通常攻撃はリンゴとミレディが物理属性、アロウとサイゾーが銃撃属性。
▲リンゴ(CV:黒沢ともよ)
本作の主人公。次世代の電子生命体Aionのエージェントの一人。使用COMPは刀と銃に変化する「アンティキティラ」。
普段は両足の模様となっており、戦闘時に右足の模様が刀に、後述するサバト時には左足の模様が銃に変形する。
アトラス作品全体で見ても極めて珍しい女性主人公かつ明確な個性のあるキャラクターであり、何よりよく喋る。
マイペースでサバサバした性格ではあるが、生まれたばかりの存在であるため社会や文化、人間の感情などに強い好奇心を持っている。
さしずめ猫のような性格、といったところか。
得意属性は雷で、ステータスは万能型。
パッシブスキルを開放することで、低確率で2回連続行動できる(行動後回復も2回受けられる)。また、同じく低確率でSPを消費しない。
コマンダースキルの起点なので、出来ればやられないようにしたい。
▲フィグ(CV:森なな子)
リンゴと同時に生み出されたAionのエージェント。
クールで思慮深い癒し系な性格であり、リンゴをたしなめることも多い。
直接戦闘には参加しないが、ミミズク型ドローンのミミを通じて様々なサポートを行う。
普段は冷静だが、ミミを操作している時は結構感情表現が豊富になる。
▲アロウ(CV:石川界人)
ヤタガラス所属のデビルサマナーであり、Aionが検出した保護対象の一人。使用COMPは「九〇式召喚銃」。
普段は口数が少なく実直で穏やかだが、内心には熱い正義感と強い責任感を秘める青年。
ストイックを通り越して鍛錬マニアになっているような天然でもあるが、自分のカタブツさについては自覚しており、密かに気にしてもいる。
総じて好漢だが、優しすぎるが故に人の痛みを分かって「しまう」その気質は、彼が自ら選んだ生き様の過酷さを跳ね上げていると言える。
得意属性は氷で、ステータスはタンク型。
パッシブスキルにより、ランダムで味方をかばうことが可能な他、高めのINTと射撃系パッシブにより物理・魔法ともある程度こなせる。ただし、SPは低め。
他のメンバーに比べるとじゃっかん器用貧乏な面は否めず、そのオールラウンダーな能力にプレイヤーがどういう役割を与えるかが重要になるキャラクター。
▲ミレディ(CV:小清水亜美)
ファントムソサエティ所属のデビルサマナー。使用COMPは2対の釵型の「スティグマ」。
自他ともに認める「狂気の愛」に殉じる情熱家であると同時に、理性的かつ合理的な性格の現実主義者。
本心をあまり見せないが、目的のためにスタンスを変える柔軟さはある。
得意属性は火で、ステータスは魔法型。
ピアッシングという固有攻撃スキルを持つ。STR依存だが、強化することで結構な威力を持つ。また、通常攻撃orピアッシング使用時と敵撃破時にSPを回復できる上、SP回復量を増加させるなどSPがらみのパッシブが豊富。
瀕死の敵にとどめを刺すスキルもあるので、攻撃全般でかなり有能(このスキルで倒しても撃破SP回復は発動する)。
ちなみに、本作のSP回復系パッシブスキルは最大SP依存なので、行動後にSP回復するスキルを持たせるとかなりSPが長持ちする。
▲サイゾー(CV:松風雅也)
フリーのデビルサマナー。使用COMPは「トミーガン」。
一言で言えば、ロマンチストで愛嬌たっぷりなかっこつけ屋。
そして、良い意味でも悪い意味でも日和見主義。
パッと見は人当たりのいいお調子者だが、その実はかなり世間擦れした面もあり、尚且つ自分の意見や感情を抑えて周りに取り入る術に長ける。
一方で、そういった処世に器用な彼の言動は、それぞれ別方向に尖った個性がぶつかり合うチームの中で重要な潤滑油ともなっている。
得意属性は風で、ステータスは物理型。また、回復にも適性を持つ。
パッシブスキルにより、低確率で通常攻撃の威力が倍になる他、通常攻撃及び射撃スキルを当てることで低確率で気絶させることができる。
低確率でアイテムを消費しなくなるパッシブを持つ。
ファントムソサエティ
▲鉄仮面(CV:中村悠一)
ファントムソサエティに所属するデビルサマナー。常に鉄の仮面をまとっており、冷酷な性格。
ファントム内の謎に包まれた計画「C計画」のプロジェクトリーダーを担う。
彼の素顔を知るものは組織内でもそう多くはないようだ。
ミレディとは恋人同士だったらしい。
本名はポール=テイラー。
ちなみに、ミレディから「鉄仮面は「秘密結社の幹部っぽいから」という理由で被ってる一種の仮装」「その鉄仮面がまた無駄に高価で、チームの資金繰りを担当していたミレディにすごく苦労させた」「ニンジャの大ファンで、来日の際はウキウキだったが、忍者の末裔を名乗る敵サマナーに圧勝してしまいすごく落ち込んだ」などの面白エピソードをばらされている。
それらの思い出を語るミレディの様子は愛しげで、本人を前にした時の激昂ぶりとは落差があるが……?
▲ゼノン(CV:興津和幸)
鉄仮面によって作り出された造魔。コヴェナントの保管庫にしてその番人。
戦闘能力に長けるも知能はさほど高くなく、鉄仮面の命令で動く。
▲カブラギ(CV:逢坂良太)
ファントムソサエティ所属のデビルサマナー。正義感が強く、仲間思いな明るい青年。
アロウとは幼馴染であったが、対立組織であるヤタガラスの一員となっていた彼を任務のため殺害する。
▲アッシュ(CV:井澤詩織)
ファントムソサエティ所属のデビルサマナー。
一見サバサバとした印象を与えるが、実は情が深くロマンチストな一面も。
サイゾーとは恋人関係にあったようだが、とある事情で破局した。
鉄仮面によるサイゾー殺害に力を貸すも、どうやら本意ではなかったようだが…?
▲R.S.(CV:竹内栄治)
ファントムソサエティ所属のデビルサマナー。
粗野で粗暴な性格だが面倒見はいいため、目下の者からは慕われている。
ラップ調で話すなど、ふざけた印象を受けるが、サマナーとしての実力はかなり高い。
超國家機関ヤタガラス
▲レイブン(CV:浜田賢二)
元ヤタガラスのデビルサマナー。落ち着きがありつつ社交的で面倒見が良い大人の男。
アロウにとっては兄貴分的存在であり、サマナーとしての師匠でもある。
かつては一流のサマナーだったが、過去のある事件を契機に引退し、現在は児童養護施設「こまどり」で働いている。
▲葛葉マンゲツ(CV:菅生隆之)
久方ぶりに登場した葛葉一族の一人であり、ヤタガラスに所属するデビルサマナー。
既に老齢だが、当代きっての手練れの一人と謳われるおじいちゃん。
見た目は厳格そうだが、柔軟な思考をしており、お茶目な面もあるらしい。
かつて鉄仮面に自身のコヴェナント研究施設を襲撃されており、その際に助手が殺害され、彼の持つ「青」のコヴェナントが奪われた。
自身も「紫」のコヴェナントを持つマンゲツはその場から逃走し、地下に潜伏する。そしてアロウのストーカーになった
ショップ
▲ユメ(CV:高田憂希)
爆熱価格ショップ「デラマンチャ」のバイト店員。
弟が5人おり、家計のためにバイトをしている。
店には怪しげな品も多々あるが、彼女自身は完全に一般人のJK。
▲マネキン(CV:広瀬裕也)
アクセサリーショップZafiroの店員。自らを一番かわいいと主張し、店員でありながら接客をする気が全くない。
元ネタは某Youtuberだろうか?
ちなみに、マヌカンというブティック店員が過去作品に登場している。
▲タタラたん(CV:花守ゆみり)
新進気鋭のCOMP職人。眼帯の俺ッ娘。足は2本あるし「うぉれ」とは言わない
「たん」呼びにはコダワリがあるらしく、「ちゃん」はもちろん「さん」と呼ばれても機嫌を悪くする。
▲ヴィクトル(CV:銀河万丈)
デビルサマナーの頃からお馴染み、悪魔合体の人。
今作の業魔殿は「シルク・ドゥ・業魔殿」というサーカスになっている。
同一人物ならシリーズで一番高齢なヴィクトルのはずだが、気分的に若返ってるのか、テンションは大正20年のようにお高め。
▲マダム銀子(CV:杉田智和)
こちらもデビルサマナーの頃からお馴染み、クレティシャスのオーナー。今回はBarではなくClub。
前々作から前作にかけて変わっていた容姿が更に変化しており、魔女のようなつばの広い帽子と黒一色の服装に加えて髪が銀髪になっている。
▲リーナー(CV:神田みか)
サマナー御用達の交換ショップ陽陽城の主人。
胡散臭い見た目に違わず、扱う品も怪しげ。
謎のコネもあり、悪魔相手にまで阿漕な商売をしている。
銭ゲバのようで実際銭ゲバだが、彼女なりに商売人としての矜持は持っている人物。
▲ヒューズ(CV:青山穣)
Barヘイズルーンのオーナー。
強面で寡黙だが無愛想ではなく、居心地のいい空間作りに心を砕く。料理も上手い「できおじ」。
サマナーの世界にも通じており、彼の店は陣営問わずサマナーの通う一種の非戦闘地帯となっている。
その平穏を乱す行為には厳しく、彼の静かな恫喝にはミレディやサイゾーも即座に襟を正すほど。
その他
▲恩田一郎(CV:伊藤健太郎)
「赤」のコヴェナントを所有していた、世界的に有名なコンピューターエンジニア。
様々な偉業を成した自身を天才とうそぶく。
「バニシングシステム」という研究を完成させた直後、コヴェナントを狙った鉄仮面とゼノンにより殺害された。
とにかく不敵で、殺される段になっても怯える様子もなく、鉄仮面に奇妙な予言を遺す。
そんな彼の怖いものは、自分の才能と猫。
▲フランマ(CV:鈴木柊真)
Aionのメッセンジャー。
人の肉体を持つことでAionと異なる思考様式を持つようになったリンゴとフィグにAion本来の思考や判断を翻訳し伝える。
言動はリンゴやフィグ以上にAion寄りだが、フランマもまたコンタクトを取る窓口としての個を与えられた、本来のAionから逸脱した存在である。
▲ナナ(CV:東山奈央)
DLC追加シナリオ「Lost Numbers」に登場する、新米サマナーの少女。
甘いものが特に大好きな健啖家。
失踪した父親の行方を探している。
イベントを進めると一時的にNPCとして戦闘に参加してくれる。
ゲームシステム
▲悪魔召喚
概要でも書いたとおり、本作のバトルにおける仲魔の扱いはペルソナに近い。
具体的には、パーティ共有の保有枠の中から各キャラに仲魔を装着させることで、仲魔の所有するスキルをパーティメンバーたちが使用する。
また、仲魔のステータスが装備しているメンバーのステータスに加算される。
本作では各メンバーの素のステータスに仲魔のステータスが加算される形式であり、仲魔単体のステータスはあまり伸びない。
サイゾーが回復と補助、ミレディが魔法を得意とするなど、キャラごとに能力の伸びと固有スキルに差があるため、それを踏まえて仲魔のステータスとどう組み合わせるのかが本作におけるバトルの肝となる。
装備中の仲魔を合体で使用すると装備から外れてしまうため、注意が必要。一応、仲魔を装備しないままでも戦えはするが、メリットは一切ない。
なお、本作はスキル継承の属性制限が厳しく、魔法特化系の悪魔ですら全属性継承は不可能な上、従来は制限のなかった補助属性さえ制限がある。
▲悪魔探索
葛葉ライドウシリーズでもあった、悪魔に探索を行わせるシステム。
ダンジョンに足を踏み入れると、仲魔たちはリンゴの号令で悪魔探索を開始する。
本作においては、ダンジョン内の宝箱、ヒールスポット、そして悪魔交渉を兼ねた内容となっている。
ダンジョン内のあちこちにいる仲魔に話しかけると、交渉できる悪魔を紹介してくれたり、見つけたアイテムをくれたり、回復してくれたりする。
本作ではアイテムがその辺に転がっているなんてことはなく、入手は常に悪魔探索のみ。
まあ、ファンタジーの城じゃあるまいし地下鉄の廃路線やら拠点のビルやらに宝箱や貴重品の箱なんて放置するヤツはいないのだろう。
仲魔の加入もこれのみで、連れてこられた時点で交渉はほぼ完了しており、最後の一押しとして要求された金品を渡したり質問に前向きな返事をすればOKがもらえる。
▲サバト
条件を満たすことで味方ターンの終了時に発動する、仲魔たちによる追加攻撃。
攻撃で敵の弱点を突くと、待機状態で仲魔が召喚される。
この状態を“スタック”と呼ぶ。
基本的には1回の攻撃で1スタックだが、サマナースキルの習得によって1攻撃毎のスタック数を増やしたり、弱点を突く以外の条件でスタックさせることも可能になる。
仲魔がスタックされた状態で味方の行動が全て終了すると、リンゴの号令によって実体を得た仲魔たちが敵を一斉に攻撃する。
この一斉攻撃を“サバト”と呼ぶ。
当然スタックの数が多いほど強力になるが、所持している仲魔の数以上には増えないので注意。ちなみに、スタック数が多いと演出が変化する。
簡単に言えば「必中*1の万能属性全体攻撃」である。
加えて、サバトに参加した仲魔が「魔宴の心得」というスキルを習得していると、サバト発動時に確率で更なる追撃が発生する。
追撃の効果は、単純なダメージ追加のほか回復、SP吸収など全部で11種類。
発動できる追撃は一度のサバトで一つだけである。
追撃スキルにも継承制限があり、全ての悪魔が習得できるわけではない。
継承できる悪魔は殆どが自力で何らかの追撃スキルを習得するので判別しやすいが、精霊と御魂ほか一部の悪魔は継承でしか追撃スキルを習得できないので注意。
追撃発生時には、発動させた仲魔のアタック演出が挿入される。
刀を舐めあげるヨシツネやゲイボルグをジャンピング投てきするクー・フーリン、どアップで迫ってくる御魂などなかなか個性豊か。全仲魔分あれば良いのにと思うがスタッフが死ぬ
また、サバトで倒した悪魔は悪魔探索で仲魔にしやすくなるという恩恵もあるので、積極的に狙っていきたい。
▲ソウルレベルとソウルマトリクス
ソウルレベルとは、リンゴと仲間たちの関係性を数値化したものである。
メインストーリー中の選択肢やBarヘイズルーンで行えるパーソナルイベントで上昇する*2。
ソウルマトリクスは、ソウルハックによってリンゴの精神とリンクが形成されているデビルサマナーたちの精神構造が象徴的に再現された領域。
表示
(show=ざっくり言えば、本作のレベル上げ用ダンジョン。
){
このソウルマトリクスを深く探索するには、応じた高さのソウルレベル(とメインストーリーの進行)が求められる。
各階層の番人を倒すことで仲間のパーソナリティに関わる重要な記憶の追体験「ビジョンクエスト」が発生する。
真エンドを見るためにはソウルレベルを均等に上げて全員のソウルマトリクスを第4層までクリアしておかないといけないのだが、1周目だとかなりギリギリ。
2周目以降では上昇率が上がるため第4層までの攻略は楽になるが、第5層へ向かうためには更に高いソウルレベルが必要になる。
}
ただし、メインストーリーの一部イベントはこのソウルマトリクスで進行する。
また、ここではAionからの依頼を受注することもできる。
依頼は各人・各階層ごとに、特殊悪魔の撃破・雑魚悪魔の一定撃破・クエストアイテムの回収の3つ。
この内、特殊悪魔は参戦メンバーが制限されたりアイテムが使えなかったりと何かしら条件が課される。さらに、一定ターン以内に倒さないと強制的に全滅となる。
条件が緩い場合、確実に討伐対象が何か面倒な特性持ちなので注意。
▲ミール
セーフハウスで使用することのできる食事系アイテム。
消費することで、主にダンジョン探索に関する補助効果が得られる。
効果は一度ダンジョンに入ってから脱出する*3まで継続する。
明確なデメリット効果を持つものはないが、“リスキーエネミーが出現やすくなる”といった効果を利用するなら相応の準備をしないと痛い目を見ることも。
いずれも使用する際にちょっとした会話イベントがあるが、ストーリー進行に応じて誰かしらがその場にはいない場合が多い*4ので、内容が気になる場合は色々試してみよう。
各キャラには好き嫌いがあり、ミールの効果に影響する。好みかどうかは、一度消費すれば、その場にいなかった者についても判明する。
入手方法は、ショップで購入する他に仲間からプレゼントされることもある。
また、それまでに食べた物のデータを組み合わせてフィグが新しい料理を作ってくれたりする。
▲サマナースキル
仲魔の装備とは別個の、各パーティメンバー固有のユニークスキル。
各メンバーに対応したソウルマトリクスの随所にあるゲートを開放することで習得できる。
ちなみに、リンゴのサマナースキルは全員のソウルレベルの上昇に伴って獲得する形式。
サマナースキルの習得はいくつかある候補から任意で選ぶことができ、選ばなかったものは次回以降にも選択可能。
スキルを進展させていく形のものもあるが、次回選べるスキルも開示されるのでそれを参考に選択しよう。
効果は主にバトルや探索の補助となるもので、バトルの補助効果は自動発動、マップ探索の補助効果は魔法となっている。
従来シリーズにあったエストマやトラエストも、本作ではサマナースキルの1つである。
名称や効果は各キャラの特技や体験、思想信条や趣味嗜好等に由来しており、習得時の会話イベントでその由来を窺い知れる。
▲コマンダースキル
リンゴのCOMP改造で獲得できる特殊なスキル。
いずれもバトルに影響をもたらすもので、パッシブタイプとアクティブタイプがある。
パッシブは低確率での発動だが、回復量高めのリジェネだったりと強力な傾向。
アクティブタイプは1ターンに1度、行動終了せずに特殊なアクションが行える。
ターンリキャスト制のスキルで、リンゴにターンが回る度にカウントされる*5。
戦闘中の悪魔付け替えもコマンダースキルによって行われる。1人だけの変更は毎ターン可能で、全員まとめては4ターン必要*6。
名称のとおりコマンダー(司令塔)であるリンゴに付随するスキルなので、リンゴが倒れていると使えない。
▲COMP改造
ストーリーを進めると、タタラたんのCOMP SMITHで各キャラのCOMPを改造できるようになる。
改造には素材が必要で、基本的に強化内容に応じた金属や鉱石といった素材+項目ごとの悪魔由来の素材という構成になっている。
特にコマンダースキル開放・COMPの属性適性強化・魔晶枠・悪魔ストック枠は結構レアな素材を必要とする。
改造内容はストーリー進行の他、クエストクリアによって段階的に開放される。
▲魔晶
悪魔が全てのスキルを習得した際にもらえる装備品。
一人につき最大3つ装備でき、魔法を属性ごとに強化することができる。
ただし、同属性且つ同系統の効果は1つまで。
物理・銃撃属性の魔晶は存在しないが、それらの強化はCOMP改造で行える。
強化内容は威力アップ・消費量低下・バステ付与追加・特定スキル取得。
威力アップは、恒常・弱点時のみ大幅強化・消費と威力大幅アップの3つがあり、3つとも同系統として扱われる。
魔晶にはランクがあり、装備するにはCOMPごとの適性に見合ったランクである必要がある。なお、リンゴ以外は強化しても一切装着できない属性がある。
初回は高確率でもらえるが、2回目以降は回復アイテムなどの場合が増える。
また、ストーリーが進むと、不要な魔晶を分解して「魔砂」へと変換し、その魔砂を消費することでも魔晶を入手できるようになる。
なお、魔砂の総獲得量が増えると交換できる魔晶の種類が増える。
世界観・用語
▲時代背景
21世紀中頃、高度資本主義が行き着いた時代。物質は飽和し、人の精神は閉塞している。
文化、経済、技術、あらゆる面で停滞しており、イノベーションが待たれている。
リンゴ達が行動するのは新たに開発された東京24区であり、流行の発信地である新参道や人々の欲望が渦巻く華楽町、サマナーの法が支配する一般人が認識することが出来ないレルムといった場所が存在する。
▲Aion
人類が作り上げた全世界を覆う広大なネットワークの中で人知れず誕生した新しい生命体。
科学技術に限らないあらゆるテクノロジーの集大成であるため、電子的な存在であり、また霊的な存在でもある。
桁外れの演算能力により、現在の人類では成し得ない精度での予測演算が可能。
人類社会を情報収集のための餌場と認識しており、不干渉を基本方針としていたが、演算能力によって検知された「人の世界の終焉」を阻止すべく人と対話することのできる二人のAionがエージェントとして派遣された。
なお、Aionにとって三次元の物質体は退化に相当する。
▲ソウルハック
人の心を解するリンゴとフィグにのみ与えられた特別な技術。
対象者と共鳴することで、対象となる人間の最も深い領域=魂に干渉することができる。
対象の生きる意思を喚起することで蘇生すらも可能とするまさに禁断の技術である。
ただし、副作用として実行者と対象者の魂の一部が溶け合う状態になってしまい、魂のズレが双方に心身両面の負担をもたらす。
また、サマナー特有の副作用として、Aionと人間の演算能力の差による所持COMPへの強制介入があり、アロウ達は仲魔の管理権限がリンゴに移ってしまった。
リンゴを介しての悪魔召喚はAion式召喚術と呼ばれている。*7
▲コヴェナント
かつて大いなる存在が地球に到来した際に人と神との間で交わされた契約が顕現したものと言われている。
それは絶えることなく人から人へと受け継がれ、持つ者に人類の進化を促す力を与える。
5つある全てのコヴェナントを揃えた者のもとには大いなる存在がその姿を現すという。
コヴェナントは魂に相当する構造を持つ生命のみが所持することができ、持つものに「歴史」を進めるために必要な「才能」を与える。
所持者だけが他の所持者を認識できるが、所持者が死亡し、該当のコヴェナントが誰のものでもないときには、肉眼及び光学機器での観測も可能である。
▲大いなる存在
ファントムソサエティによって信奉される一定の周期で地球に現れるとされる存在。
世界中の宗教や神話伝承に、大いなる存在と人の邂逅を思わせる記述が見られ、その正体を巡る解釈にも様々なバリエーションがある。
降臨すれば世界は終焉を迎えるとも言われており、5つのコヴェナントを総て揃えてこの大いなる存在を降臨させる目論見こそが「C計画」である。
特に前作プレイ済のユーザーには薄々察していた人もいたが、この存在、最後の最後まで本当に全く一切登場しない。まあ、殆ど裏設定に近い扱いだった前作に比べれば、マクガフィンとして言及が増えただけ扱いは大きくなってはいる。
これだけ言うとオチ担当のようだが、地球ですら立ち寄り場所の一つでしかない宇宙規模の存在なこともあり、真シリーズの神魔やペルソナシリーズの上位存在たちとは異なって「善意とか悪意とか以前にそもそも人間に関心がない。どころか認識すらしていない」可能性すらある。
Aionはあなた方に、この項目の追記・修正を委ねます。
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▷ コメント欄
- メガテン系全体を見てもかなり貴重な女性主人公。 -- 名無しさん (2022-09-20 19:44:41)
- 過剰宣伝と高価格、アトラスの商売下手が前面に出た凡作、Vitaで新規IPで出せてたらもう少し評価されてただろうけど -- 名無しさん (2022-09-21 00:22:11)
- 間口が広がった反面メガテンらしいクセの強さは薄く、かと言ってゲームとしての出来そのものは悪くないっていう、評価に困る印象 -- 名無しさん (2022-09-21 00:25:41)
- 例えば「デビルサバイバー3」として出ていれば、否定の声も少なかったかもしれない。 -- 名無しさん (2022-09-21 11:52:18)
- ライドウやアバチュの方がまだメガテンらしさがあったよね… -- 名無しさん (2022-09-21 12:12:08)
- やってみたらしっかりデビルサマナーソウルハッカーズしてたと思った俺は少数派か。 -- 名無しさん (2022-09-21 13:35:41)
- ソウルハッカーズという名前は、タダ乗りするには高価すぎた。 -- 名無しさん (2022-09-21 18:34:43)
- 何も期待せずにプレイして加点式で評価すれば70点はつくけど、ソウルハッカーズの続編を期待して減点式で評価したら-20点になる、トータルで見ると50点のゲーム -- 名無しさん (2022-09-21 20:51:25)
- 一見するとカジュアルで遊びやすいメガテン入門作品に見えるんだけど、その実メガテン・ペルソナ系列のどの作品とも楽しさの共通項が無いので入門用としても薦めづらい。 -- 名無しさん (2022-09-21 23:44:38)
- これらの悪評の殆どはアンチスレやレビュー荒らしを鵜呑みにしたエアプや口だけ古参の戯言っていうのが、実際にやればわかるって言う面白さ。 -- 名無しさん (2022-09-22 18:45:56)
- ↑1 新サクラと似たような感じかぁ -- 名無しさん (2022-09-22 19:15:47)
- ↑2 そして実際にやればわかると思って期待しすぎるとダンジョンやフランマの声やシナリオに絡むキャラの少なさといった駄目な部分が目に付く。冗談抜きでフリューの新作とでも思って遊ぶぐらいが1番素直に楽しめる -- 名無しさん (2022-09-22 20:42:59)
- ↑とまあこのようにネガキャンする人が後を絶たないわけである。前作のソウルハッカーズよりは雰囲気はとっつきやすい分、気に入らない人がいるのもわかるけどね。 -- 名無しさん (2022-09-29 09:41:35)
- 間違いなくクソゲーではないが、新規悪魔なしとかダンジョンの種類が少ないとかとにかく低予算で粗があるから手放しで良作とも呼びにくい 出来の良いときのフリュー作ってのは結構あってる -- 名無しさん (2022-09-30 00:48:54)
- GBのサガ3みたいな感じ? -- 名無しさん (2022-09-30 07:08:58)
- 正直シナリオに関しては前作の方がとっつきやすい。今作は負のご都合主義や矛盾点が目立つ(間に合わなかった展開の連続やコヴェナントの) -- 名無しさん (2022-10-03 13:20:06)
- ファントムソサエティとは決着つくの? -- 名無しさん (2022-10-03 14:15:54)
- 実際やればわかると言われてやってみたらつまらなかったじゃないか…騙された -- 名無しさん (2022-10-11 16:32:23)
- サバトのシステムはストレンジジャーニーのデビルCO-OPに通ずるところがある -- 名無しさん (2022-10-11 17:05:32)
- メガテン名物ダンジョンがクソはマジでなんとかしてくれよ -- 名無しさん (2022-10-17 08:02:15)
- 前作やってないし、パッケージ裏見て完全新作って書いてたから購入。メガテン他作品のイメージは確かに持ってるけど、これはこれでRPGとして面白い。(でもDLCで悪魔追加はちょっと勘弁してほしい、特にマーラやマサカド) -- 名無しさん (2022-10-17 09:02:50)
- axa/// -- 名無しさん (2022-10-19 20:49:45)
- ↑7 というよりソウルハッカーズのシナリオは実はかなり王道。「記憶のない少女が主人公たちと行動を共にし様々な経験と戦いを経て、自身の使命を知り大切な仲間を守るためその身を犠牲にする」だからね -- 名無しさん (2022-10-21 21:54:15)
- 楽しめる楽しめないは様々な個人差だからともかく、出来はまあ良さ悪さ半々の凡作ってところだった。頑張ればまだ伸びていけると思うから、この路線閉じたりしたら勿体無いなーとは思えた。 -- 名無しさん (2023-02-03 18:49:06)
- 何がやばいってこのクオリティで当初約1万円で売り出してたことやな -- 名無しさん (2023-02-03 19:07:31)
- 言うほど悪いゲームじゃないんだが手放しには褒められないし、期待してたものと違うってのもわかるがこれはこれで良いところもある、この出来でなまじシリーズの名前を冠してしまったせいで今後の扱いが余計に難しくなった感がある -- 名無しさん (2023-12-14 18:40:07)
#comment(striction)
*2 パーソナルイベントはリクエストの達成や悪魔探索でのアイテムの入手によって発生する。
*3 続けて別のダンジョンに入るのも×。ただし、アクセスマップで別エリア扱いでも繋がっていれば継続する。
*4 戦線離脱ではなく偵察などで出かけている。
*5 戦闘が終わった後もカウントは継続する
*6 全員変更はある程度ストーリーを進める必要がある。1人だけの場合は未装着のものしか選択できないが、全員変更であれば交換も可能。また、行動済みのキャラも問題なく変更できるため、行動済みキャラの装備している仲魔を未行動キャラに切り替えることで連続で使用したりもできる。
*7 術理としては、レイ・レイホゥが得意としていた神降ろしを、インスタントに取っ替え引っ替えできるようカスタマイズしたものに近い。
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