メタモル・モスミーノス

ページ名:メタモル_モスミーノス

登録日:2022/06/20 (月曜日) 15:29:32
更新日:2024/06/20 Thu 10:32:13NEW!
所要時間:私の……項目は……約7分で……読めるのか……



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ロックマンx ロックマンx2 ミノムシ 脱皮 スクラップ 鱗粉 ものぐさ 精神攻撃 幻覚 サイバーミッション レプリロイド イレギュラー 処理落ち メタモル・モスミーノス スクラップシュート 夢の島の堕天使




メタモル・モスミーノスとは「ロックマンX2」「ロックマンX サイバーミッション」に登場するボスである。




パワー3200rp
スピード8800rp
異名:夢の島の堕天使




【概要】



シグマによって作られた型レプリロイド。ものぐさな性格。
機能が停止した他のレプリロイドを吸収して成長するという機械としては特異な性質を持つ。
スクラップ工場を制圧し、廃品からイレギュラーを制作している。


ロックマンシリーズの8ボスとしては珍しく形態変化があり、最初はスクラップを纏って糸でぶら下がった蓑虫のような姿から蛾のような姿へと変貌する。




【ボスとして】


前述の通り最初は蓑虫のような姿で戦闘開始し、体力が減ってくると天井を破壊して蛾のような姿になり、攻撃パターンが変化する。
蓑虫状態で倒す事は不可能であり、昇竜拳を喰らわせても蛾の状態にはなる。
そのため、8ボスで唯一昇竜拳で一撃必殺出来ないボスでもある。


とはいえ攻撃パターンは前半・後半共にローテーション化しているので見切ることは容易。



弱点フレイム・スタッガーから入手できる「ラッシングバーナー」。
スクラップとはいえ蓑虫状態に当てると燃え上がって真っ黒に。蛾状態では怯むだけだが、必ず飛び上がるので追いかければほぼハメ状態になる。
ミノムシと蛾モチーフだけに確かに火には弱そうである。ちなみに「飛んで火に入る夏の虫」という諺は、夜の明るい灯火に近づいた結果自分から燃えてしまうという、蛾の仲間に多いドジな習性が由来である。
後述の漫画版では、鱗粉が燃えやすいため火に弱いという設定も追加された。


また、マグネットマインをチャージして放つとまき散らすスクラップを吸収できる。
丁度モスミーノスステージでボディパーツが手に入るため、試し撃ちでぶっ放したギガクラッシュのエネルギー補充には使える。


彼自身の強さは別として、彼のステージに置いてあるアイテムはどちらも入手するのに特定のパーツ、もしくは特殊武器が必要になるため*1、他のステージは素の状態でも回収できるアイテムが大半な事もあり、アイテム回収を重要視するプレイヤーには後半に回されがちなボスでもある。


サイバーミッションでは原作のラッシングバーナーに加えてアルマージのローリングシールドが新たな弱点として追加。これは、ハードモードから始めた場合はスタッガーと戦えず、その代わりとしてハード限定で登場するアルマージのローリングシールドが弱点として新規に設定されたと思われる。それを抜きにしても、エネルギー弾はスクラップに対して悪影響を与えていそうだ。
サイバーミッション版は回転及び拡大・縮小機能が未搭載というソフト自体の仕様について最も影響を受けていて、スクラップまき散らしや変身時の天井破壊、スクラップ吸引時の膨らむ描写がカットされていたりと、人によっては原作からもはや別物と感じられる部分も多いボスになっている。


ソウルイレイザーではボスアタック限定ボスとしてサイバーミッションの個体が再登場。
弱点武器はレイクロー(エックス)ライジング、ファイアーウェーブ(ゼロ)。やはり羽を切り裂かれるとバランスを崩してしまうようだ。
なお、プログラムミスなのか、エックス版ファイアーウェーブを蓑虫形態に当てると、ラッシングバーナーを当てた時の様な弱点やられモーションを取るのだが、実際のダメージは非常に低いという変な状態になってしまう。


【技】


★蓑虫形態


  • スクラップ攻撃

振り子のように揺れながらスクラップをまき散らす。
実機では処理落ちしやすいため回避は難しくない。
ROMに回転機能が搭載されていないためか、サイバーミッションでは使ってこない。



  • 回転体当たり

糸を切って地面に降り、回転しながら突進(左右に往復)してくる。
突進中は無敵であり、スクラップを撒き散らすため飛び越えるのは危険だが、壁に登れば容易にかわせる。
サイバーミッションでは上述の通り蓑虫形態における攻撃チャンスであったスクラップ攻撃がカットされているのだが、それの代わりという事なのか、この攻撃の際の無敵判定が削除され、結果的にこちらがサイバーミッションにおける最大の攻撃チャンスとなっている。



  • スクラップ吸引

スクラップを旋回しながら吸引していく。
画面を一周するように動けば回避できるので、フットパーツがあれば楽に回避できる。
この技を使うと、少しずつだがモスミーノスが膨らんでいく。そして一定の大きさに達すると、体力に関係なく成虫になる。
サイバーミッションでは拡大・縮小機能がROMに搭載されていない関係からか、モスミーノスが膨らまない。




★蛾形態



  • 鱗粉&体当たり攻撃

エックスの上空を飛び、鱗粉をまき散らしながら体当たりしてくる。
初速は遅いもののいきなり速くなるのが厄介。
鱗粉は画面端が安地。体当たりも地上にいれば基本当たらないが、高度によっては接触することもあるため、適当にジャンプして高度を調整したい。
問題は体当たりの接触ダメージが異様に高いことで、初期ライフゲージの半分を一気に持って行かれる。
ちなみに変異した瞬間に壁蹴りで頂点までいけば体当たりをしないので、そこから一方的に攻撃できる。
サイバーミッションでは画面サイズの関係か、画面端の安全地帯が消滅しており、画面端に陣取ってもダメージを受けてしまう。このことから、左右に動き回った方って回避した方が良いか。




空中から真下にレーザーを放つ。
狙いは適当でかわしやすく、威力も低い。
隙が多く高さもあるので昇竜拳を当てやすい。
サイバーミッションでは表現についての制限があるのか、前方広範囲への連続ショットに変更されている。



【入手武器】



  • スクラップシュート

周囲のスクラップを集めて打ち出す。
ステージによって集める物や特性が異なる。具体的には以下の通りで、マイマイン面だと強い。
機械弾以外は、それぞれがカウンターハンターの弱点になっている。


ヘチマ―ルステージ:草を集めて飛ばす。飛距離は短く分裂しない。バイオレンの弱点。
マイマインステージ:氷塊水晶を集めて飛ばす。着弾するとバウンドしながら前進して壁か敵に当たると分裂する。サーゲスの弱点。
オストリーグ(野外のみ)・スタッガー・クラブロスステージ:岩石を集めて飛ばす。着弾後に少し跳ねてから分裂する。アジールの弱点。
その他のステージ:機械を集めて飛ばす。放物線上に飛び敵や地形に当たると分裂して飛ぶ。


チャージするとよりたくさんのスクラップを集め、弾が大きくなり貫通性能が追加される。
着弾すると8方向に分裂する。
また、特定の場所で使用するとライフエネルギー等のアイテムを引き寄せるため、サブタンク補充に便利。


原作・サイバーミッション共通でマグネ・ヒャクレッガーの弱点であり、彼の尻尾を破壊できる。
また、サーゲスタンクの砲台破壊にも効果的。


サイバーミッションでは容量の問題なのか、ステージ毎に変動する能力が削除されていて、全ステージでスクラップに固定されている。このためか、全ステージで安定した性能を誇る様になった。
チャージ版は特定の場所でアイテムを引き寄せる効果が削除され、完全なる攻撃技に変更された。




漫画版での活躍】





貴様を倒すため十五の魂が黄泉から戻ってきたぞ…




あの幻はあなたの弱さです!






岩本佳浩氏の漫画版では7番目のボスとして登場。
常に敬語で話し、勝利の為なら姑息な手も使う卑劣漢。


スクラップ処理施設にエックスを誘い込み、今まで倒したボスの墓標や巨大なエックスのオブジェを見せ恐怖を煽り、
更には実際にボス達(初代の8ボスと2の自身とホイール・アリゲイツを除いた6体とVAVA。ナウマンダーやヘチマールなど生存しているボスも含まれている)を呼び出してエックスを総攻撃するも、
実際にはザコ敵に鱗粉を纏わせて幻覚を見せている事を見抜かれ、更に蓑虫状態の姿を発見され攻撃を受けるが、
スクラップをバスターの銃口に詰まらせて(エックス曰く「卑怯な手を破られたら姑息な手」)反撃し、エックスを小馬鹿にしながら蛾になった。


その後も鱗粉を用いた幻覚でエックスを精神的に追い詰める。
鱗粉はバスターを弾くと同時にモスミーノスのレーザーは素通りする反則性能に加え、
モスミーノス曰く、この鱗粉は相手の心の弱さを具現化させるものであり、メンタル面が色々な意味で不安定な漫画版エックスには効果的だったが、
うずくまって震え出したエックスに油断して背を向けた隙を突かれ、鱗粉が燃えることを戦闘中に発見していたエックスのラッシングバーナーで鱗粉が炎上し自身にも引火して破壊された。


モスミーノスを倒した直後、エックスの傍には赤いレプリロイドが立っていた。
幻には影は無いにもかかわらず、壁に大きく影が映ったことで彼が正真正銘の本物だと確信したエックスは親友が生き返った事を確信して再会を喜ぼうとするも、赤いレプリロイドは剣を抜きその刃をエックスに向け……



漫画版モスミーノスの「過去ボスを使った攻撃」は後に原作ゲーム「ロックマンX6」にてメタルシャーク・プレイヤーへと受け継がれた。
もしメタルシャークがこの漫画に出ていたら、後の戦いで大切な人を失い過ぎてるエックスやゼロには効果的な戦法であるため、トラウマ的な描写で読者共々揺さぶられたかもしれない…。



ファンブック『ロックマン&ロックマンX ひみつ大百科』にて池原しげと先生が描き下ろした漫画にも登場し、岩本版と同じく7番手である。
登場した時には蛾の姿になっており、チャージラッシングバーナーにより1コマで燃やされた。




追記・修正はレプリロイドを吸収し、成長しきってからお願いします。


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  • 岩本版のエックスの台詞で卑怯と姑息が違う意味だと知った読者は多いかもしれない -- 名無しさん (2022-06-20 20:26:47)
  • 実は体力半分にならなくても、放っておくとスクラップ吸収して大きくなって羽化する -- 名無しさん (2022-06-20 21:05:36)
  • 小学生当時、岩本版のモスミーノス回のゾンビクワンガー怖すぎて旅行先でお腹痛くなった -- 名無しさん (2022-06-20 21:12:29)
  • ↑そういやクワンガーってX2でもX3でも出てきてる…片方は幻だけど -- 名無しさん (2022-06-20 22:44:42)
  • 岩本版のボス復活の元ネタは言わずと知れたロックマンシリーズ定番のボスラッシュだよね。蘇ったという台詞あるし -- 名無しさん (2022-06-21 01:30:42)
  • ゲーム版の仕様抜きにモスミーノスは一度蓑虫から羽化したらその後はその姿のまま過ごすのか、はたまた定期的に蓑虫に戻ったりするのか… その辺りの詳しい描写は不明 -- 名無しさん (2022-06-21 12:39:33)
  • ↑5アニバーサリーコレクションではこれで羽化させて解除される実績があったりする -- 名無しさん (2022-06-22 00:04:41)
  • ↑5昔ゾンビクワンガーが大量に現れて迫ってくる夢を見たことあるな。 -- 名無しさん (2022-06-22 15:45:08)
  • まだ生きてるはずのナウマンダーとか悪を装ってただけのイーグリードとか一応誤解が解けたはずのオストリーグとかも含まれてた辺り、エックスには「自分は恨まれて当然の存在だ」みたいな罪の意識が根底にあるのかね -- 名無しさん (2022-07-30 10:21:05)
  • 本文通り岩本漫画は幻覚攻撃打破後に復活したゼロに繋げるのがホントニクい演出 -- 名無しさん (2024-01-25 15:12:39)

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*1 ライフアップはクリスタルハンターかアームパーツを駆使した2段ジャンプ、ボディパーツはスピンホイールが必要

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