アニエス・クローデル

ページ名:アニエス_クローデル

登録日:2021/11/6 (月) 6:56:04
更新日:2024/06/06 Thu 13:55:42NEW!
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でも、そんな貴方を支えて寄り添うことは出来ると思うんです。


まだまだ半人前ですけど、あくまで私ならではの“色”で。



アニエス・クローデルとは『英雄伝説 黎の軌跡』のヒロインである。


CV:伊藤美来




【概要】


カルバード共和国きっての名門校である「アラミス高等学校」に通う一年生の少女。16歳。
金髪のロングヘアに碧眼、そして軌跡シリーズのメインヒロインお馴染みの要素となりつつある巨乳の持ち主。
自己紹介をした直後にヴァンに発育の良さをツッコまれるほどなのだがアニエス本人曰く別に普通らしい……普通とはいったい。
男たちの目を挙って惹きつけるばかりか同姓であるフェリやシャヒーナからも羨ましがられ、フィーも「うちの委員長を思い出す」と嘗て味わった胸囲の格差社会を思い起こさせた。*1
加えて穏やかで清楚、誰に対しても人当たりが良く人見知りすぎて十年間家に引きこもりだった女性すら初対面で普通に会話ができるほど。*2
勉学は勿論生徒会での庶務もしっかりこなす才色兼備の美少女。
このため幼馴染であるアルベールを始めとした男子学生たち憧れの的であり、アラミスにおけるマドンナとしてレンと共に高い人気を誇る。
故にアニエスに彼氏疑惑が持ち上がるとそれだけでちょっとした騒ぎになってしまったり、彼女に好意を寄せているアルベールが突っかかってきたりといった騒動に発展することがある。
ただしアニエス自身はその時点で意識している相手が出来ていることもあって、自身に向けられた好意の視線には気付いていない模様。*3
でも女の子なので他人の恋愛模様には割と敏感。


性格は上記の通り「穏やかなお嬢様」そのものであり、普段は自己主張をしないタイプ。
だが一見大人しそうな雰囲気の裏には確かな芯の強さを持つ、今作きっての鬼メンタルの持ち主でもある。むしろシリーズ屈指では?と言われることも。詳しくは後述。
このため押しに弱そうに見えてその実押しが強い、頑固な人物でもあり、このためヴァンの反対を押し切って「アークライド解決事務所」初となる押しかけバイトとなった。
バイトをするうえで危険な人物とも相対するがそれでも自分の意志ははっきり伝えることが多い。
それがたとえ自分の血肉を啜りたいと言っている相手にだろうと他国の公太子殿下だろうと共和国で最も恐れられているマフィアのボスだろうと本当にどんな相手にでも変わらない。


意外と弁が立つこともあり、(特にヴァンに対する)理不尽な物言いや非道には相手が表側・裏側の人間問わず面と向かって非難ないし反論を行うことも。*4
穏やかな敬語、しかも相手の立場を尊重した上でしっかりと相手の非を突いた論証を行うので大抵の相手は彼女からの反論を受け入れるしかない。
ヴァンが「上手いこと言い逃れするタイプ」なら、アニエスは「真っ向から言い負かすタイプ」である。
物語が進むにつれ、どうしようもない男性陣に対して笑顔で威圧する場面も出てきた。専らセクハラ発言するアーロンに対して満面の笑みで。



と い う か 、 教 育 に 悪 い の で


い い 加 減 に し て く だ さ い ね ?



……ハイ。



普段怒らない人が怒ると怖いよね、のパターンであった。
また後述する家庭事情から他人に口外出来ない秘密を抱えており、加えて上記の頑固な一面や他人に迷惑を掛けたくないという心優しい一面を持っていることもあり、少々周りへの相談を怠っているきらいがある。
このため、明らかに危険な「裏解決屋」のバイトを始めていることに関して親友や家族への報告をしておらず、それが後に幼馴染がバイト先にまで殴り込んでくるという事態にまで発展することになってしまった。
この様子を見たアーロンからも「自分自身はともかく、周りにちゃんと筋は通しているのか」と周囲の人間への説明責任を怠ってしまったことに対して叱責を受けてしまう。
アニエスもこの点は反省し、幼馴染には改めて説明した上で「裏解決屋」を続けることへの理解は得られた。


読書家であり、様々な小説を読んでいる。このため「3と9」をはじめとした現実で起こった出来事をモチーフにした小説を読んでいることから、色んなシチュエーションに邂逅しては心当たりを見せている。
ただしホラー要素はダメ。作中でホラー映画を見た中では事務所メンバーの中で唯一明確に怖がり、鑑賞の後に気絶して医務室に運ばれてしまったほど。
因みに続編である「黎の軌跡Ⅱ」ではホラー映画に誘うこと自体が出来なくなっている。


中でも「陽だまりのアニエス」が一番の愛読書で、両親に買ってもらった初版本は今でも彼女の宝物の一つである。
買ってもらったきっかけは自分と同じ名前の本のタイトルに興味を惹かれたからだが、本を大切にしていたのは主人公の“アニエス”に憧れていたから。
世を忍ぶ魔法使いであり自分の危険も省みず、守りたいものに対して真っ直ぐな彼女の姿が格好良く、挫けそうになった時は小説を読み返してアニエスのような魔法使いになったつもりで頑張っていた。
ヴァンは案外それが彼女の芯の強さの一因かもしれないと思っている。ちなみに今はしていないが昔はなりきったりしてたらしい。


実家は十区の外れにあるが、現在はアラミスの学生寮で暮らしている。因みにお隣の部屋はレンが暮らしているとのこと。
またアルフォンスという犬を飼っている。
母親は既に他界しており、唯一の身よりとなっている父親は多忙な上に現在では距離を感じているらしく、父親関係の話題になると微妙な表情を見せている。
加えてこの父親の正体そのものに秘密を強いられているらしい。


+ 果たしてその父親の正体とは一体……?-

彼女の父親、その正体はカルバード共和国第二十三代大統領であるロイ・グラムハート
つまり彼女は大統領の娘であり、本名はアニエス・グラムハート
大統領の娘という立場故に狙われる危険性から保護プログラムを適用され、母方の性である「クローデル」を名乗るようになった。
当然、父親が大統領であるという事実をおいそれと口外することが出来ず、これが他人に相談しにくい一面を作る要因となってしまった。
また、保護プログラムの一環でCIDにホットラインを繋ぐことが可能で緊急時には(あまりにも私的すぎる理由でなければ)CIDをある程度動かすことが出来る。
最新型の戦術オーブメントであるXiphaを所持しているのも緊急時の連絡手段を持たせるという意味では当然と言える。
と言っても本人の性格もあってこの直接回線は使いたがらず、「黎の軌跡Ⅱ」になるまで一度も使ったことがなかった。
逆に「黎の軌跡Ⅱ」ではやむを得ずとは言えこの直接回線を利用するようになった。*5


嘗てのロイは野党議員で、その頃から多忙でありながらも休日には娘との時間を忘れない、理想的な父親だったらしい。
その頃には母親のソフィーも存命だったこともあって、まさに「幸せな一家」としてアニエスも穏やかに過ごしていた。
だが大統領となって以降のロイは多忙を極め、加えて娘に対しても秘密を幾つも抱えるようになり、更には「大番狂わせ」と称されるほどの歴史的当選の裏に噂される「黒い噂」を幾つも抱えていることもあって一気に距離を感じるようになってしまった。
アニエスが「裏解決屋」というダーティーなバイトを始めたことも補佐官であるルネを通じて既に知っているロイだが、それでも尚「自分を煩わせない事。母親に恥じない行動を取る事。この二つを守れるのならば行動に制限はしない」と娘を叱るどころか突き放したような態度さえ取ってしまっている。
「裏解決屋」のバイトを続けていることに対してアニエスも父親として心配してくれることを期待していたようだが、実際は上記のような態度だったので落胆する結果となってしまった。



しかしバイトを続けるうえで自分の世界が広がり、共和国を動かしている父親にどう向き合うかも少し見えてきている様子。
また作中でとある事件が起きて死地に行く際もロイの娘として「自分だけはどんな厳しい結末が待っていたとしてもその目で見届けなくてはならない」と思うまでになっている。


実際のところ、ロイは娘への愛を忘れたわけではなく、その本質はツンデレの親バカだった*6
死地へ向かおうとする娘の前にわざわざ姿を見せては素っ気ないようでしっかりとアドバイスをしたり、最終決戦の場においては自ら共和国版機甲兵ともいえる最新の人型有人兵器《AF》アサルトフレームに乗ってまで娘の窮地に現れるほど。
どうやらロイの方も娘との距離感を掴みあぐねているらしく、またアニエスの方も彼がツンデレであることはとうの昔に理解していた模様。*7
このため「黎の軌跡」のエンディングでは新年くらいは家族らしく一緒に過ごすことになったらしく、関係修復の兆しが見えている。


因みにヴァンも報酬の話やケーキをご馳走するという名目もあって一家団欒の場に引きずり込まれてしまったものの、ケーキだけ食べてそそくさと帰ったらしい。
これに関してロイは「君とは一度サシで話し合いたい」としてヴァンとの会話の機会を設けようとしている。
アニエスの上司として、そして裏解決屋としてロイはヴァンのことを評価しているらしいが父親としては中々厳しい目で見ているようだ。果たして大統領に睨まれてしまったヴァンさんの運命や如何に。


一方で父親との距離が縮まったおかげか、「黎の軌跡Ⅱ」では急に会話できる機会ができると素直になれない場面も出てきた。お年頃という奴だろうか。
また大統領である父自ら結社の長である盟主と交わした「互いの計画についての相互不干渉協定」についても知っており、それについては重い表情を見せるなど複雑な思いを抱えている様子。



そして母方の曾祖父はなんと天才科学者C・エプスタイン博士ことクロード・エプスタイン。かつて古代遺物を研究し、導力器の発明に至ったゼムリア大陸史に残る偉人であり、かの《三高弟》*8の師である。
ただし博士の養女リリヤの孫娘であるため、直接的な血縁関係は無いとのこと。
それでも家には彼に関する品々が残されており、手記もその一つ。
これはエプスタイン博士から養子であるリリヤへ、そしてその娘のソフィーへと受け継がれてきたもの。
ソフィーの死後にアニエスも見つけて以降、家族の繋がりを知ることが出来るからと日々熱心に読み進めていった。
だがその最後のページに書かれていた一文を見つけてしまったことが、「黎の軌跡」が始まるきっかけとなる。



【意思の強さ】


そしてアニエスという少女を象徴する要素、それがこの意思の強さである。
公式サイトでもその涼しげな瞳の奥には強い意志を宿すと書かれているが実際は前述の通り鬼メンタルの持ち主
作中でも「あり得ないほど意志が強い」「覚悟が決まってたのは最初からだったわけか」などと言われるレベルである。
どれほどかというと具体的には、


  • (信頼するレンからの紹介もあったとはいえ)「裏解決屋」という如何にも危険な業者に依頼を持ち込む度胸。
  • 業務に同行して早々に突然魔獣を徘徊する場所に行くことになりそれどころか初めての実戦を経験することになる。
  • つい先程まで話していた人物の惨殺死体を目の当たりにする
  • 直後、警察所に連行されて事情聴取を受ける羽目になる。
  • 上記の人物を殺害した犯人が姿を隠して自分達のすぐ近くにいたことを知って顔を青ざめつつも最後まで同行する。
  • 上位属性が働いており魔獣どころか霊体なども徘徊している場所にもついてく。
  • 目的の物を発見したと思ったら中世の魔導師が残したガーゴイルと戦う羽目になる。
  • 目的の物を手にした瞬間にマフィアに撃たれる。ちなみに牽制などではないのでヴァンが庇わなければ手足に当たっていた。
  • 殺されそうになっているヴァンを守ろうと、彼の盾になるべく敵の目の前に飛び出す。このときはとある現象が起きなければアニエスは確実に死んでいた。

と、これらの壮絶な出来事を半日で全部経験することになる。
最初の一つを入手した時にヴァンに手を引いてもいいのではないかと助言されても迷うことなく捜索を続行することを決める。
それどころかヴァンに怪我をさせたことを申し訳なく思い今後は自分一人で誰も巻き込まないやり方で捜索をするつもりだった。
その後は後述の流れで「裏解決屋」の助手として様々な仕事を経験することになり、当然人間の汚さや凄惨な事件を幾つも目の当たりにすることになる。
勿論上述のように命の危機を感じて青ざめることもあれば、目を背けたくなるほど悲惨な場面もあった。
つまり恐怖を感じないどころかそれそのものは常人と同じくらい感じている。
その上で彼女はそれらを乗り越え、ヴァンの助手として最後まで同行し続けたのである。……これ本当に16歳の学生か?
本人は自分にできることを探してやってきただけと言っているがそれが簡単に出来る事ではないと言うことは複数の人物に指摘されている。
冒頭の台詞も、そんな彼女の覚悟を表明した台詞であり、この時出てきた「自分なりの“色”」は物語において、そしてヴァンにおいても非常に重要な役割を果たすことになる。


+ -

ヴァンは自分が抱えるとある問題から自分の存在を軽視しがちであり、上述のようにアニエスに庇われた際などには「俺なんかのために」などと思うほど。
この問題は事態は黎の軌跡Ⅱでも解決していないのだが、アニエスの意志の強さに引っ張られて「諦めかけていた自分自身を何としても手放したくない」と思えるようになっているので、アニエスさはヴァンの人間性すらいい方向に変えてしまったことになる。
ヴァンは十年以上も自分自身の事を諦めかけていたと考えると相当アニエスに影響を受けたことがうかがえる。







【裏解決屋の助手として】


曾祖父であるエプスタイン博士が残した手記、そこに書かれていた導力器《ゲネシス》の捜索をヴァンに依頼したアニエス。
上記の通り一日で散々な目にも遭った上に「裏解決屋」としてのヴァンのグレーな一面を何度も見ることになる。
それでもヴァンは彼なりの流儀でアニエスを必死に守り抜き、彼女の依頼目的である《ゲネシス》を手に入れてくれた。
嬉しかった半面、アニエスは彼を危険に巻き込んでしまったことに対する申し訳なさもあってお詫びとして規定を超える五万ミラも差し出した上で、「残りのゲネシスは自分で見つける」と告げる。
そんな彼女に対してヴァンは差し出された五万ミラを一旦手に取り――。


アークライド解決事務所の基本料は一時間1000ミラで諸経費その他だ。


今回、危険手当は適用させてもらうが結果的に依頼人のあんたにも手伝わせた。


あまつさえ危険に晒したことを考えると成功報酬でも一万が関の山だろ。


これが仕事ってモンだ――舐めてんじゃねぇぞ、学生。

と、一万ミラだけ受け取って残りは彼女に返却したのである。
その上「出来る範囲でゲネシス捜索を手伝う代わりに、その都度手記やゲネシスの情報を提供してくれ。ビタ一文たりとも追加料金は受け取らないと提案してくれた。
無論これは「命の危険を承知の上で依頼料を一切取らずにアニエスを助けてくれる」という申し出であり、アニエスもそれがプロとしての流儀だけでなく、ヴァン個人の優しさであることも理解していた。
今日一日を通じて、アニエスはヴァンという人間のグレーな部分を持ち合わせながらもそれすら霞んでしまう程の優しい人間だと理解した彼女は恩義と感謝と、そして恋心を抱くことになり――。



……その、先程の条件だと流石に申し訳ないと思うんです。


ですから――せめてものお返しにこちらでアルバイトさせてください!


と、アルバイトを志願したのである。
これにはヴァンも慌てて拒否するものの彼女の押しの強さに圧倒され、そのまま根負けする形でアルバイトとして雇うことになってしまった。
こうして「アークライド解決事務所」初の押しかけバイトにして助手としてアニエスはヴァンに同行し続けることになる。
主な業務は事務所の整理整頓を始めとした雑務に、ヴァンの裏解決業務のサポート。
ヴァンのグレーなやり方にはちょっと困り顔を浮かべつつも、最後まで彼を信じ、助手としてヴァンのサポートに回る。
またカトルと並んで常識人なので彼と共にツッコミ役となっている。
他にも経験を積むべく時たまヴァンの代わりに交渉したり、依頼人にプランニングしたり、(相手が悪人とは言え)脅しを掛けたり、(お灸を据えるための演技ではあるが)傲慢な要救助者を見捨てようとしたりするなど物語が進むにつれ成長(?)がうかがえるようになった。
「クク、いい感じに染まってんじゃねぇか?」


誰よりも早く加入し、誰よりも長くヴァンの傍にいたため、「ヴァンの助手」という立場には誇りと自負を抱いている。
このため自分を超える能力を持ち、大人の女性としての美貌の持ち主であるリゼットの存在には焦りと嫉妬を抱いたこともあるほど。フェリ「はっ……アニエスさんの息吹がほの暗く……」
しかし出会った時から彼女の実力は分かっているので、怪しい出向元であるMK社に所属するリゼットがヴァンに協力したいと言ってきた時はアーロンとフェリが渋る中アニエスは真っ先に「正直とても心強い」と自分からも協力を頼んでいる。


ヴァンの流儀に関しても理解している部分があり、作中で彼がアルマータとの繋がりを疑われた時などは理由も述べたうえで即座に否定した。
またヴァンはなんでも一人で背負いがちな人間ではあるが、アニエスはそれを許そうとせずにどんな時も彼に寄り添い一緒に背負う覚悟を持っている。
そのせいかヴァンの方も彼女に対して全幅の信頼を寄せるようになり、終盤では彼女の行動に対しても何の疑問も抱かずに一任することもあるほど。
例として彼女が試してみたいことがあるので一時的に別行動をとりたいと申し出た時は理由も何をするかも聞かずに一切の迷いもなく即決して別行動を許可した。*9


尚、現役の学生であるためバイトのシフトは基本的に土日祝日の休日に入れている。*10
別の町に行く出張業務には参加できなさそうに見えるが、作中では出張業務を受けるタイミングは連休前などが多いので参加できる。
勘違いされがちだが特にアニエスの予定に合わせて出張する日にちを決めているわけではない。
例えばラングポートに行くように依頼されたときは、ヴァンは急すぎる話なので受けるかは翌日に返事をするつもりだった。
しかし相手の予定の都合でその場で返事をさせられ翌日からすぐに出張を行うことになる。*11
平日に行う必要のあるバーゼルへの出張業務の際にはフェリなどは、最初はアニエスがついてこれないと思っていた。
どうしても平日に出なければならない場合は学校行事を利用したり、前述の家庭事情から融通が利きやすいので「家庭の事情」という名目で欠席届を出したりしている。
「その繰り返しが不良への第一歩ってな」


い、一線は弁えてますからっ。


ヴァンさんよりは厳しめに……!


ってオイ。


世界の「表」と「裏」に触れることが出来る裏解決屋としての日々は、成長を望む彼女にとって充実した日々と経験を与えており、自分が生まれ育ったこの首都を陰ながら守っているという自負すら抱かせてくれたことから「裏解決屋をやってて良かった」とヴァンに告げている。
今となってはある意味でヴァン以上に裏解決屋に対する誇りとやり甲斐を感じて業務にあたっている。



【オクト=ゲネシス】


エプスタイン博士が何らかの形で実現させたその名の通り八個存在するプロトタイプ・オーブメント。原型導力器と称されることもある。
曰く、「“世界を計る”ための観測実験器」として作成されたらしい。
アニエスが裏解決屋に依頼した最大の目的であり、現在も継続して集められている。
エプスタイン博士が残した手記の最後の一文に「どうか、《オクト=ゲネシス》を120*年までに取り戻してほしい。さもなければ全てが終わる」と書かれており、アニエスはこの一文を無視することが出来ず、ゲネシス回収のために立ち上がることになった。
後にレンがその手記の言葉を見た際にも不気味さを感じ、アニエスが何としても集めたくなるのもわかる気がすると述べている。
事実、一つ一つが古代遺物顔負けの現象を起こすほどの力を有しており、加えてそれらに匹敵するプロテクトが掛けられているとのことから現在の技術でも解析することが不可能な代物。
ゲネシス同士は共鳴し合うようで、次のゲネシスが関わりを見せる際にはアニエスが持つゲネシスが光る。これを利用して解決事務所の面々は次の行き先を決めたり、危機察知していた。


「黎の軌跡」開始1208年の時点で全てが盗まれており、中でもマフィア「アルマータ」はそのゲネシスを6つも所有しており、それらを用いて数々の悪行に利用していた。
ただし、アルマータでも詳しい原理を把握はしておらず、あくまで「使える代物」、「その場限りの使い捨て」として用済みとなれば手放すことに躊躇いはなかった。
また首領のジェラール曰く「いずれ正当な所有者のものに集まる代物らしい」とも述べている。


一つ一つが固有の光と現象を持っており、いずれも超常的な力を巻き起こす代物。
あまりにも眉唾な話で、しかし世界を揺るがしかねないものであることからアニエスも警察やギルドに届け出ることが出来ず、「裏解決屋」であるヴァンの元へ依頼を持っていくしかなかった。
結果、最初のゲネシスは見事に奪還に成功。しかし直後に訪れたヴァンの危機に彼が持っていたザイファとアニエス、そしてゲネシスが反応。
単なるAIアプリでしかないはずホロウコアこと「メア」が実体化、そしてヴァンに新たな力である「魔装鬼グレンデル」を授けることになる。
このようにあまりにも規格外なものであり捜索には危険も付きまとうが、アニエスにとっては家族の絆でもあるので彼女は捜索を続行した。


尚、このゲネシスも基本的にはオーブメントの一つなのでそのどれもが対象者の能力を増幅させることが出来るが、その増幅量は並みのオーブメントを凌ぐ。
例としてヴァンは張られた強固な結界に対し、ゲネシスと同調させることで攻撃力を増幅させ、一撃で結界を無理矢理破壊するという荒業を披露している。
しかし、超常的な力を持っていると言っても人工物であるが故に処理能力にも限界があり、強力ではあるものの決して万能でもない。


基本的にゲネシスの存在そのものは秘密にする方針で動いているが関係者や交渉材料の一つとしてやむを得ず明かす場面も。
当初はエレインやルネなどにも可能な限り存在は伏せられていたがが続編の「黎の軌跡Ⅱ」ではゲネシスを巡る騒動に本格的に絡んだこともあって知ることとなる。


「黎の軌跡Ⅱ」ではすべてのゲネシスに「巻き戻り」という現象が備わっていることが発覚。
ヴァンの死に対して発動したことを皮切りに、次々と襲い掛かる理不尽な死が起こる度にゲネシスが所謂タイムリープを起こし、その死を回避するための行動を取ることが可能になる。



+ 登場したゲネシス一覧(ネタバレ注意!)-

  • 第一の《ゲネシス》

光:青色 固有能力:グレンデル化


物語冒頭で登場したゲネシス。当初は盗まれ、古物商に流れていたところをアルマータの依頼を受けた半グレ達によって回収される。
しかし半グレ達が欲を見せた結果、交渉は決裂し、その隙に情報屋のジャコモが奪って隠してしまった。
後に彼の隠れ家に隠されていたところをヴァンが回収してアニエスの手に渡った。その直後に薬物強化を受けたアルマータ構成員に襲われるも、その危機に反応し、メアを通じてグレンデル化を授けることになる。
それ以降もヴァンが危機に陥るとメアが出現してヴァンはグレンデルへと変身することになる。
なおこのグレンデル化は自由には扱えなかったがゲネシスが引き起こす現象の中で唯一再現性がある現象。
そのことに目を付けたカトルが分析を行ってゲネシスを持ったアニエスが近くにいることが条件となって、ヴァンは自由にグレンデルに変身できるようになった。
また物語最終盤で七十七の悪魔を束ねる五柱の魔王の一つ、「漂泊の魔王」と対峙した際も輝きを増し、なんと魔王の力を封じ込め弱体化させるという能力を発揮している。更にこれに対し「漂泊の魔王」は「成程、彼ノ者ガ拵エシ絡繰カ」とエプスタイン博士を知ってるかのような発言をしており、彼への謎が更に深まることとなった。
尚、このグレンデルになるためにはこのゲネシスだけでなくアニエスの存在が必要不可欠となる。本来ならエプスタイン博士の血筋だから、と納得する場面だが上記の通り彼女はその血を直接引いていない
このため、彼女自身にも大きな謎が残ることになった。


  • 第二の《ゲネシス》

光:赤色 固有能力:回復


第一章で登場するゲネシス。
手記によれば「ティア」を始めとした回復アーツの開発に貢献した、回復術の雛型と呼べる代物。
アルマータの幹部メルキオルはこれを利用し、その作用を反転させたうえでアイーダら死んだはずのアイゼンシルト中隊の面々を屍鬼として復活させた。


  • 第三の《ゲネシス》

光:紫色 固有能力:記憶?


40年以上前に出現し、煌都を支配していた魔人「大君」が所有していたゲネシス。
彼を恐れた「黒月」ら煌都の人々の手によって大君もろとも黒龍城砦に封印されていたが、ある人物の企てにより世に解き放たれてしまった。
これに関して詳しい能力は不明だが、その場に眠る記憶を集める性質があるらしく、これを利用してアルマータの幹部はその大君の生まれ変わりである「とある人物」にわざと投げ渡すことその場に残っていた大君としての記憶を集めさせ、その人物を大君として蘇らせてしまった。


  • 第四の《ゲネシス》

光:金色 固有能力:精神干渉


サルバッドを狂乱の渦に陥れたゲネシス。
人々の精神に作用する能力があるらしく、これと違法ドラッグの成分を混入させた導力シーシャ、そしてクロスベル再事変で用いられた人々を操る仮面の予備*12と組み合わせることでサルバッドの人々を操った。
また巨大なホテルを包み込むほどの巨大かつ強固な結界を築くことも出来る。


  • 第五の《ゲネシス》

光:碧色*13 固有能力:プログラミング関連


科学都市バーゼルにテクノクライシスを齎したゲネシス。
なんと人間の精神をAI化させることが出来る他、演算能力を向上させることも可能らしく、これを用いて天才教授であるキャラハンをAI化させた上で不可能とされている「反応兵器*14」の開発に利用していた。


  • 第六の《ゲネシス》

光:銀色 固有能力:審判


アルマータが仕掛けた最悪のゲーム「謝肉祭」に利用されたゲネシス。
開発された監視システムに組み込まれることでオラシオン全体を監視、審判していた。
これにより正確無比なジャッジが可能らしく、ルール違反を感知すれば即座に反応兵器を爆発させるように仕向けられ、オラシオンに集った実力者達も素直に従わざるを得なくなった。


  • 第七の《ゲネシス》

光:赤紫色 固有能力:ゲネシスタワーの構築、時空間への干渉


「黎の軌跡」にて最後に登場したゲネシス。
ジェラールの中に眠っていた「ある力」と組み合わせることで首都全域の時間を止め、同時に巨大なゲネシスタワーと呼ばれる時計塔のような建物を構築。首都全域を悪魔や瘴気が蔓延る「汎魔化」という地獄に変えてしまった。
また、特定のものに対する「時の巻き戻し」が可能らしく、この時点で死亡していたはずのアルマータ構成員の復活や破壊された魔柱をも時を巻き戻すことで再生させているなど数あるゲネシスの中でもぶっ飛んだ能力を持つ。
最初に入手したゲネシスと同じく、ヴァンが回収してアニエスへと手渡されたが……


  • 第八の《ゲネシス》

光:赤黎 固有能力:侵触、グレンデル=ゾルガ化


最後のゲネシスだがこのゲネシスのみ「黎の軌跡」には登場していなかった。
そして続編である「黎の軌跡Ⅱ」にて事件の中核を担う存在として登場。
このゲネシスのみなぜか中央のコア部分と三つの外郭と呼ばれるパーツに分けられている。
外郭だけでも人間や術、機械の能力をブーストさせることが可能な力を持っているため様々人物が狙い、時には悪用している。


作中では謎の黒コートの人物がコア部分を手にしており、専用のホロウ「緋のアルテラ」のサポートを受けることで紅黎い魔装鬼こと《グレンデル=ゾルガ》に変身する。
それだけでなく、紅黎い光を触手のように張り巡らせることで対象を拘束、飲み込んだり対象者の認識を書き換えて《罪》を犯させる「侵蝕」という現象を起こすことが可能。
ガーデンマスターはこれを用いることで作中の様々な人物の認識を書き換えて様々な《罪》を犯させている。


+ 更なるネタバレ注意-

この第八のゲネシスの本当の機能は「《罪》の観測」である。
上記の「侵蝕」と呼ばれる現象も、「あり得たかもしれない世界線の認識」*15を植え付けることで人間に《罪》を犯させ、それを観測するためのもの。
また「黎の軌跡Ⅱ」で何度もヴァン達を救った「巻き戻り」はこの「罪の観測」における副産物としての機能であり、ゲネシスが観測した「望まない観測結果」*16を数回までリセット、再試行できる「強制リセット」だった。


「罪の観測」を行うだけあって人間の罪の意識に反応するらしく、とある一件で激しい罪の意識を抱いた人物を感知、その人物の意識をAI化した上でコアに取り込んでいる。
《グレンデル=ゾルガ》に変身させる機能はこの「罪の観測」を行うための「代行者」を生み出す機能に過ぎず、作中における代行者となったのが黒コートの人物である。*17*18
このため黒コートの人物はいわば第八のゲネシスの一部も同然であり、意識こそ保っていながらも第八のゲネシス自身やそれを手にした人物の命令に従わざるをえない。


メア曰くこの第八のゲネシスは特別らしく、何らかの根幹を担う存在であり他のゲネシスと比べても異質にして強力な力を持っている。
その極めつけに「《罪》の観測」を終える際には上記の「巻き戻り」こと「強制リセット」を行った際に記録された「望まない観測結果」を現実のものにすることが可能。


この第八のゲネシスのコア部分も実はアルマータが所有しており、ジェラールがメルキオルに託したものである。
メルキオルはこの第八のコアを導力ネットに接続した状態で保管していた。これが原因で上記の黒コートの人物を生み出すことになる。
後にガーデンマスターがこの第八のゲネシスを手にすることで「黎の軌跡Ⅱ」の事件を起こす発端となった。










【戦闘力】

戦闘においては学校の選択科目で履修している護身術用の魔導杖オーバスルタッフを武器として戦う。
魔導杖を使うキャラクターは過去作にも登場しているが、杖のデザインはエマが使っているタイプに近い。巨乳だからかも?
シリーズ初の伸縮式の魔導杖であり非使用時などは短くしているが、一部のクラフトでは短くしたまま使っている。
しかし模擬戦の経験はあり回復術なども使えるがあくまで護身術レベルであり物語が始まった時は実戦経験は全くなかった。
当時はまだごく一部にしか出回っていない最新式の戦術オーブメントであるXiphaもなぜか持っているが戦闘面ではろくに使いこなせておらず*19シャードも防御用のシールドとして利用したことがあるくらいでS.C.L.Mスクラムなども使ったことがない。
物語が始まったばかりの時点では、軌跡シリーズでトップクラスに戦い慣れていないキャラクターと言っても過言ではないかもしれない。
序章ではヴァンがアニエスに戦い方を教えながら進めていくことになる。
上述の通り素人同然だったが作中を通して成長しているようでそりゃこんな物騒なアルバイトなかなかないでしょうしね、フェリなどからもサポート能力を褒められている。




【性能】


魔導杖を持つキャラクターらしく後衛で戦うタイプであり、支援系のクラフトも複数習得する。
パーティの回復の要と言っても過言ではない性能になっており、何らかの理由でアニエスが抜けると戦闘の難易度が上がると感じるプレイヤーも多い。
ホワイトヒールは体力の回復だけでなく状態異常まで回復できるので非常に便利なクラフト。
シールドラインに空属性の固定スロットを持つのでシャードスキルのセラフィムフォースを組みやすい。
唯一の回復Sクラフトであるブリリアントハイロゥと組み合わせるとピンチから一気に立て直すことも可能。
また最も魔法攻撃力が高いのでエトワールレイなども大ダメージを期待でき、アーツで攻撃役もこなすことができる。その場合はアークフェザーやカタラクトゲインを組むとなお効果的。
初期のホロウコアであるアイムはアニエスの回復性能を高めてくれるので彼女に合っているが、アーツで攻めていくならロレイかオティスなどに変更するのもあり。
アニエスはフィールドアタックが貴重な魔法攻撃枠。回避→攻撃を繰り返すだけで簡単にアクションゲージが溜まりチャージアタックを出せるのでスタンもさせやすい。


【Xipha】

QUARTZ LINE
WEAPON 
SHIELD 
DRIVE
EXTRA

【クラフト】

黎の軌跡

  • ホワイトヒール→イノセントヒール
    消費CP:40 回復補助【回復/範囲:自分・円L→自分・円LL】HP中回復&能力低下・状態異常回復
    HPの回復だけではなくデバフまで全て解除してくれる。最初から覚えており終始便利なクラフトなので、CPの確保や封技対策などを行いできれば常に使える状態にしておきたい。強化されると効果範囲が広がる。
  • グロウハンマー
    消費CP:20 物理攻撃【威力:D+/範囲:円M】EP吸収&背面特効
    物理攻撃なので威力はあまり期待できないが特効持ち。EP吸収は複数の敵を巻き込めればそこそこの効果を見込める。ごめんなさいと謝りながら背後からぶっ叩くのはなかなかシュール。
  • エトワールレイ→プレアデスレイ
    消費CP:60 魔法攻撃【威力:B+→A/範囲:直線S→直線L】魔法攻撃低下→魔法攻撃・魔法防御低下
    高いATSで直線を薙ぎ払える高火力の魔法攻撃。強化されると範囲と威力がアップするだけでなく魔法防御低下まで追加されるので、アーツ攻撃の前に使うのもあり。
  • ジブリールガード
    消費CP:70 回復補助【補助/範囲:自分・円M】シールド&行動時HP回復
    2000のシールドと追加効果。消費CPが重めで何よりリゼットとカトルのシールドを張るクラフトが優秀なので、アニエスは他のクラフトにCPを回したいところ。ちなみにこのクラフトのみ杖を短くして使用する。
  • ブリリアントハイロゥ
    消費CP:100 回復補助【回復/範囲:全体】HP全回復&行動時HP回復
    Sクラフト。唯一の回復補助のSクラフトであり劣勢の状態からでも立て直すことができる。最初は覚えていないがアニエスはアルバイト初日で「これまでの実戦で得た成果を今こそ見せる時」とこれを習得した。いくらなんでも早すぎない?

黎の軌跡Ⅱ

  • ホーリーブルーム
    消費CP:30 【回復/味方全体】EP徐々回復&ブースト回復
    Ⅱで新しく追加されたクラフト。EPとブーストゲージを回復させることができる。消費CPも少なく積極的に使っていけることにくわえて、クラフト強化でほぼ2本分のゲージを回復できる


【人間関係】


上記の通り、ヴァンとはゲネシス捜索を依頼した人物にして現在では裏解決屋の助手。
彼の狡さには頭を抱えつつも、彼の影響は色濃く受けており、彼女なりの「強かさ」や「狡さ」を身に着けていくことになる。
また、彼の信念や優しさに触れて以降はアニエスも一途な恋心を寄せており、そのため彼との年齢差を気にしたり、ヴァンと親しくなる女性が現れるとジト目を向けるなど嫉妬を見せることも。
それでもアニエスはヴァンのことを誰よりも大切に想い、彼のためなら無茶を厭わない。
ヴァンの方は彼女から想いを寄せられていることに気付いていない模様だが数多くの業務を通じて助手としてはアニエスを誰よりも信頼するようになった。
なお8歳という年の差があるが実はアニエスの両親も8歳差である。
黎の軌跡Ⅱでもヴァンへの思いは変わらず、成長させてくれたことも感謝しているのだが、ヴァンの方もアニエスから影響を受けていることが本人の口から告げられた。



フェリはアニエスの次に加入したメンバーであることや年が近いこともあって非常に仲が良い。
業務外でも彼女の私生活についてフォローしていたり、勉強が苦手なフェリのために勉強を教えてあげているなど傍から見れば姉妹も同然。
ただ、アニエスは天真爛漫かつ日常生活における知識や常識が不足しているが故に好奇心旺盛なフェリへの悪影響を心配しており、(主にアーロンが)余計な知識を植え付けようとした場合は迫力のある笑顔を以て咎めているなど最早保護者と言えなくもない。



リゼットは上述のように嫉妬を覚えたこともあったが、正式に加入してからの関係は良好。
いろんな制限の中で最大限かそれ以上に良くしてくれるリゼットに「正直敵わない」と思いながらも彼女に感謝するようになっている。
今では彼女から書類作成などのノウハウを教わっている模様。
なおリゼットからは「アニエスやフェリにはアークライド解決事務所にとって、出向の自分よりも大きな役割がある」と言われたことがある。
その言葉にはアニエスは自信が持てなかったが、リゼットの言葉通りアニエスにも大きな役割があったことはゲームをプレイすればわかるだろう。




オデットとアルベールは同級生にして幼馴染。このため、アニエスの父親の正体や彼女が抱える事情を知っている数少ない人物である。
アニエスについていく形で二人も生徒会に所属することになった。


オデットは誰に対しても敬語を使うアニエスが唯一敬語を使わずに接する親友。しかし彼女がゴシップ誌を愛読している影響でアニエスもその手の知識が身についてしまっており、耳年増な一面を作ることとなってしまった。
またアルベールとは違い、裏解決屋のバイトを続けることに対しては彼女の意思を尊重した上で応援する姿勢を取っている。
だが決して放任主義ではなく、アニエスが死地に飛び込もうとしていると知った際には普段の明るい態度が一変、必死に詰め寄って思いとどまらせようとするなど友達思いな面を見せた。


アルベールに対しては敬語こそ使うものの、彼女にとって大切な幼馴染。
しかし、アルベールの方はアニエスに想いを寄せており彼女のためならば後先考えず突っ走ってしまうことも。
このため彼女を危険に巻き込む裏解決屋、とりわけアニエスとの仲が深まりつつあるヴァンに対し攻撃的になり、何かと突っかかってしまうようになる。
後にアニエスが話をしたことで裏解決屋のバイトを続けることに関しては渋々ながらも認めているが、やはりまだ心配が拭いされていない。
ヴァンに対しても若干だが理解を示し、少しだけだが態度が柔らかくなった。


レンは尊敬する先輩にしてお隣さん。後述するエピソードにて出会ったのが馴れ初め。
以来レンにとっても大切な後輩となり、生徒会に誘われたことで庶務としてレンのサポートに当たっている。
またゲネシス捜索に悩む彼女に対し、レンが「裏解決屋」を紹介したことで新たな軌跡が動き始めることになった。
レンもだいぶ心を開いているのか、家族であるエステルにヨシュア、親友のティータだけではなくレーヴェまでアニエスは知っていた。*20
終盤ではただ守られるだけではなくなり、ある場面で囚われの身となり、過去のトラウマを呼び起こされた彼女に懸命に呼びかけ、正気を取り戻したこともある。




【創の軌跡にて】


アップデートで追加されたエピソード「ある少女の学校生活」にて顔も名前も出ない状態で登場。
アラミスに留学して早々、その頭脳とルックスから人気者となったレンを不良たちが疎み、彼女を囲んでいたところを助けようとした。
当時はまだ二人は親しくはなかったが、怯えながらも自分を助けようとしてくれるアニエスを守ろうとレンもその場は不良たちの指示に従って身を引いた。
後にレンが不良たちの悪事(議員の父親のスキャンダルによる失脚も含む)を暴いて追放するという形で一応の決着は付いたが、仮にレンやディンゴの干渉がなかった場合、大統領の愛娘を手籠めにするという最悪級のやらかしが発生するので、どのみち破滅は免れなかっただろう。
その一件を機に、多数の生徒達から望まれる形で生徒会長を引き受けることになったレンに誘われる形で生徒会入りを決め、庶務として彼女を支えている。
そして彼女と仲良くなったことがきっかけで、「裏解決屋」を勧められることになった。



【黎の軌跡にて】


エプスタイン博士が残した手記を読み進める内にゲネシスの捜索と奪還を目指すようになるものの、一人ではどうしても無理だと頭を抱えていたところレンに「裏解決屋」を紹介されたことでアークライド解決事務所を訪れ、ヴァンにゲネシス捜索の手伝いを依頼。
彼女を裏の世界に関わらせたくないとヴァンも最初はギルドや警察を頼ることを勧めたが話を聞くうちに表には頼れない事情があると知り、加えてアニエスが手土産として持ってきたパティスリー《アンダルシア》の晩夏限定ケーキが決め手となって依頼を引き受けてもらえることに。
数多くのトラブルに見舞われながらも、なんとか一つ目のゲネシスを取り戻すことに成功。
そして危険を顧みずに残りのゲネシス捜索を無償で手伝ってくれると申し出てくれたヴァンの優しさに触れたことで、彼に恩を返しつつ同時に彼を支えたいと願った結果、バイトに志願。
持ち前の強引さで押し通り、初のアルバイトとして裏解決業務に臨むようになる。
裏解決業務を通じて数多くの騒動に巻き込まれながらもどんどん押しかけバイトという名の仲間達を増やし、そしてアルマータとの対立を通じてゲネシス奪還も順調に進んでいた。
そして遂に訪れるアルマータとの最終決戦の最中、ヴァンに纏わる衝撃の真実を目の当たりにすることになる。


+ その時、彼女が取った“選択”は……-

アニエスはヴァンをそばで支え続け、彼の小さな変化まで気が付くようになった。
終盤で高位悪魔を討伐した後に生まれたヴァンの違和感。
幼馴染のエレインとルネどころかヴァン自身がそれについての不安を自覚するより早くアニエスだけは彼の違和感に気が付いていた。
アルマータの首領であるジェラールとの対決前。彼を倒せばすべてが解決するはずなのに、その時もヴァンの様子がおかしいことをアニエスだけは気が付いていた。
なにかがおかしいと感じていたが、彼女にはヴァンがそれまで頑なに隠し続けていた決定的な情報が欠けていた。
だからアニエスは真実に、そして彼が取ろうとしていた“選択”にたどり着くことができなかった。


ヴァンの正体は世界を滅ぼす魔王の一つ「漂泊の魔王」こと「ヴァグランツ=ザイオン」だった。
アルマータとの決戦を通じ、ジェラールから魔核を取り戻さざるを得なくなったヴァンは世界を滅ぼさせないため、自らを次元の狭間に封じようと決意。
魔王になる直前に取り戻した第七のゲネシスと自身のザイファをアニエスに渡し、ヴァンは「漂泊の魔王」となって飛び去ってしまった。
あまりのショックに仲間たちは言葉を失い、アニエスも一度は崩れ落ちる。
しかし彼女だけは諦めることなくヴァンを追いかける方法を考え続けており、メアに呼び掛けてヴァンの居場所に関するヒントを得ることに成功。
すぐさま事務所の仲間達と共にヴァンのいる次元の狭間へと辿り着いた。
そこで見つけたのは無数の鎖に繋がれている魔王――否、ヴァン・アークライドだった。
彼女達の身を案じる彼は追い返そうと言葉を続ける。



これが俺の“選択”だ……


………黒でも白でもなく――……



私たちだって同じです……!


それが貴方の“選択”だと言うなら私たちも“選択”してここに来ました!


だがそれで引くようなアニエスたちではなかった。
嘗てアニエスはヴァンに誓ったからである。冒頭の通り、自分ならではの“色”で彼に寄り添うと。




黒でもない、白でもない! ましてや灰色ですらない――


夜明け前の優しい暗がりみたいに寄り添ってくれる貴方だけの色が――



どうしようもなく愛おしくて何があっても失いたくはないから!!


そんな彼女の想いに触れたヴァンは遂に動揺する。
他の仲間達も彼女に続く形でヴァンを取り戻そうと言葉と決意を語り続けてくれた。
だがその直後、遂に「魔王」としての人格がヴァンを乗っ取り、鎖を引き千切ってアニエス達に牙を剥く。
圧倒的な力を持つヴァグランツ=ザイオンの霊圧は凄まじく、ベルガルドですら一瞬慄いてしまう程。そんな中、アニエスは――。





そうです――ふざけないで下さいっ……!!



私たちはヴァンさんと話しているんです……!


貴方が何者かはどうでもいい・・・・・・――どうか私たちの元に



ヴァンさんを返してください……!!


誰に対しても圧倒的だった魔王に対し、真っ先に持ち直したうえで魔導杖を構えて啖呵を切って見せたのである。
この時の……というよりもヴァンが魔王になって去ってからのアニエスは完全に主人公にしか見えないとよく言われている。
そんな彼女の決意に反応したかのようにゲネシスが光り出し、魔王の力を封じ込める。
ようやく勝機を見出した解決事務所の仲間達は魔王と死闘を繰り広げ、遂にその力を削り取ることに成功。
封じられていたヴァンも抜け出し、改めて魔王との決戦に臨む。
死闘の末、「漂泊の魔王」もこの場での敗北を認め、一旦は消え去る。残された魔王の源こと「魔核」もヴァンの手によって次元の彼方へと放り投げられ、改めてアニエスたちはヴァンを取り戻すことに成功したのだった。


当然ではあるが彼女一人でヴァンを取り戻したわけではない。
仲間たちの存在やゲネシスの力がなければ圧倒的な力を持つ漂泊の魔王に滅ぼされていただろう。
しかし彼女は最初にヴァンに語ったように「目は逸らしたくない」という思いで彼と共に歩み続けて、どんなときでも自分にできることを必死に探してきた。
ヴァンが自分たちのもとから去ったという事実から目を逸らさずに、崩れ落ちながらも自分にできることを探して、誰よりも早くメアという可能性にたどり着いたのである。
彼女が諦めなかったからこそ希望が生まれて仲間たちも立ち上がり、ヴァンが完全に居なくなる前に迎えに行けたのは間違いないだろう。




アニエスの行動によって事件は一応の決着を迎え、年末ということもあって事務所の面々は一旦自分の場所へと帰ることに。
そしてアニエスも年末年始は多忙だった父とも数日間は一緒に家族らしく暮らせることになり、ヴァンによって実家へと送られていく。
アルマータとの決着も付いたことや学藝祭が迫っていることもあり、ヴァンからは勤務日数を減らすように勧められるが、交渉の末に月二回は通うことに。
更にはアニエスの父親も交えて家族ぐるみの付き合いをさせようとする彼女に、ヴァンは慌てて辞退しようとするも……


――それに《アンダルシア》の冬季限定ケーキが無事に買えたんです。


この時のヴァンは車の運転中にもかかわらずアニエスの膝の上に置かれたケーキを凝視している。前を見なさい前を。

コーヒーを淹れますからお父さんと召し上がってください。


ったく――


ホント喰えなくなりやがったな!?


ヴァンの影響を色濃く受けつつも染まり切らず、彼女なりの狡さ――否、彼女ならではの「色」を見せられて彼女の成長を認め、大人しく家へと連れ込まれるのだった。
こうしてヴァンとアニエスと《アンダルシア》の限定ケーキから始まった“軌跡”ものがたりはひとまず幕を下ろすことになった。



【黎の軌跡Ⅱにて】


前作に引き続きヒロインとして登場。前作から衣装をチェンジしており、ミニスカートから生足を覗かせている。
ヴァンに感想を尋ねるとなんと「似合っている」と褒めてくれたので喜んでいた。今回服が変わっているキャラは何人かいるのだが、ヴァンが服装を褒めたのはアニエスだけだったりする。
上記の通りアラミス関連で忙しくなっていたため(本人は裏解決業務に参加したがっていたが)やむを得ず勤務日数を減らしている。
このため、常に同行していた前作とは違ってアニエス単体の活躍は減ってしまっているものの前作から更に成長していることもあって的確なサポートや沙汰を下す場面が増えている。


学藝祭のための買い出しの最中、紅黎い魔装鬼こと《グレンデル=ゾルガ》が引き起こした猟奇的殺人事件の調査をしていたヴァンとエレインに遭遇。
ゲネシス絡みの事件だったこともあり、ヴァンから事件の内容を知らされることに。
無残な映像に青ざめながらもゲネシス絡みならと動向を申し入れるが、学業に専念させたいヴァンの説得を受けて断念。
それでもやはり心配になったらしく、後にルネを連れて《グレンデル=ゾルガ》の出現ポイントであるイーディス軍第二駐屯地へと向かう。


――しかし、その救援も後一歩のところで間に合わず、ルネと共に現場に駆け付けた際にはエレインは殺害されており《グレンデル=ゾルガ》によって目の前でヴァンが殺されてしまった。
想い人の死にアニエスは絶望の叫びを上げる。
それと同時に彼女が持つゲネシスがその絶望に応えるかのように輝き、なんとヴァン達と遭遇した場面までタイムリープする「巻き戻り」を発動させた。
当時はアニエス自身「巻き戻り」に対する認識はなく、ヴァンとエレインは非常に曖昧な感覚でしか残らなかったが、このままではまずいと感じ取ったヴァンが思わず声を掛けてきた。
ヴァン自身も確証はなかったため適当にはぐらかしてその場は見送ったが、何かあると感じ取ったアニエスはその後ルネに連絡を取り、彼と共に現地合流する。
今度はアニエスが傍にいたお蔭でヴァンもグレンデル化して戦えるようになり、更にはスウィンとナーディアの助太刀もあってヴァン達の死の運命を回避することに成功した。


その後、第八のゲネシスやグレンデル=ゾルガの行方を追うためにヴァンは首都を離れることなる。
アニエスも同行したかったが学生であるために断念、代わりにヴァンや裏解決屋を代行することになったスウィン、ナーディアにゲネシスを預け、自身はスウィンとナーディアのサポートに回ることに。
ヴァン不在の際に携わった4spgではアニエスなりの判断を下す場面もあり、昔の彼女からでは考えられないようなグレーな意見も出せるようになっている。
また第二部のBルートでは前作であまり描かれなかったアラミス学生としてのアニエスが描かれており、特別編入生としてアラミスにやってきたスウィンやナーディアと交流を深める。


第八のゲネシスを巡る騒動の中で何度も襲い掛かる自身や大切な人の死に時には涙、時には恐怖しながらもゲネシスによる「巻き戻り」もあって最後まで折れることなく戦い抜き、遂にはすべてのゲネシスを取り戻すことに成功した。
これによって裏解決屋に通う口実が無くなってしまったが*21なんとヴァンの方からアニエスのアルバイト継続を求められることに。勿論アニエスは満面の笑顔で受け入れた。


そしてヴァン達のサポートを受けながら遂に学藝祭当日を迎える。
この時、ヴァンと共に学藝祭を巡るパートナーとして選択することが可能。*22アーロンからは援交デートと冷やかされる羽目に。
初日の目玉である特別ステージでは序盤の主役としてキレッキレのダンスを披露し、観客たちを沸かせた。


ところがヴァンはステージの最中、《C》の正体こと黒コートの人物からの呼び出しを受けてていたため一人こっそり抜け出してしまう。
そんな彼を仲間達と共に追いかけ、ヴァンとの合流に成功した。
合流するや否や、アニエスはプルプルと震えながらヴァンに近づく。



………何で、じゃありません。


いつもいつも、いつもいつもいつも……




そう、前作より大分マシになったとはいえ「一人で抱え込む」という悪癖を直せていなかったヴァンにブチ切れていたのだ。
あまりの迫力にヴァンは思わず後ずさってしまったが、アニエスは目に大粒の涙を浮かべながら―――。




反 省 し て く だ さ い 、


ヴ ァ ン ・ ア ー ク ラ イ ド 所 長 !



………………はい………………


ヴァンの助手として、なんと彼の胸倉を掴み上げながらマジギレの説教をかましたのである。
これまで反論こそすれど、自分から直接手を出すことは決してしなかったアニエスからは考えられない行動だった。
それだけヴァンを心配していたこと、そして彼女の成長を示すシーンでもある。
これにはヴァンも情けなく反省し、素直に助力を請うこととなった。


そしてヴァンや裏解決事務所の仲間達とその協力者と共にゲネシスが作り出した異空間を突き進み、その奥に対峙する黒コートの人物こと《グレンデル=ゾルガ》と対峙。
彼から語られる一連の事件の真実と、悲しき最終決戦を乗り越えて掛け替えのない今を手にする。
その後は急いでアラミスへと戻り、最後の出番である特別ステージに間に合わせることに成功。
レンや学友、解決事務所の仲間達や飛び入り参加のゲストたちを巻き込んだダンスを踊り切り、学藝祭の特別ステージを大成功へと導いた。
その夜のフォークダンスでは仲間達のダンスを眺めながらゲネシスを手にしてヴァンと会話を交わす。
まだ危機は去っていないこと、ゲネシスのこと、これからのこと――。
そして最後に彼女はヴァンに対し、顔を赤らめながらも。




勝算が無かったとしても、いつかこの想いを、大切な人に――


そんな一歩を踏み出せる、勇気を。



遂に告白めいたセリフを告げたのである。
これにはヴァンも気付いたかのような素振りを見せたが、直後に仲間達に呼ばれたこともあって一緒にフォークダンスに興じるのだった。
二年生に進級し、学業なども更に忙しくなっているものの学藝祭が終わったこともあってバイトの日数も増やしながらヴァンのサポートに勤しんでいる様子がエンディングにて描写されている。


ゲネシスに隠された秘密やそれにまつわる危機、彼女に残された謎、そしてアニエスのヴァンに対する想いの行方。
それら全ては次回作―――「黎の軌跡 Final Chapter」に持ち越されることになった。





【余談】

共和国編ではアニエスにも焦点が多く当てられ、作中を通しての成長や行動などからヒロインであると同時にもう一人の主人公ではないかという声もある。
軌跡シリーズでは作中の書籍と関係のある人物が登場することがあるが、アニエスは「陽だまりのアニエス」とは無関係。
黎の軌跡のとあるイベントで流れる「愛おしき色、貴方だけの」はアニエスから見たヴァンをイメージした曲名となっている。




追記・修正は彼女よりメンタルが強い方にお願いします。


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  • ちゃんとエレイン共々ヒロインしてるなぁって感じがするヒロインだった。親父やエプスタイン博士絡みでまだストーリーにも密接に関わりそうだし -- 名無しさん (2021-11-08 09:52:13)
  • ヒロイン兼もう一人の主人公だったね。諦めないでくれて本当にありがとう。 -- 名無しさん (2021-11-08 10:59:43)
  • あれ、そういえば、彼女のおやじの大統領って、創のラストで結社とコンタクトとってなかったっけ? 主に永劫回帰計画について……。これはまだまだ、アニエスの苦難が続きそうだなぁ…… -- 名無しさん (2021-11-08 11:11:38)
  • お互いの計画に干渉しないっていう協定やね。まぁゼムリア自体があと1年ちょいで終わるみたいだし、必ずしも大統領の計画が間違ってるかどうかは分からんが -- 名無しさん (2021-11-08 12:18:07)
  • ヴァンが子供扱いして異性として見てくれないという不満はあるようだが、そもそもこの年齢差で異性として意識したらヤバいから!てかそういう節操ない人なら好きになってなかっただろうというのが難しいところよ。 -- 名無しさん (2021-11-08 12:38:12)
  • ↑4 今後もシリーズ通しての主人公格の1人になりそう。曾祖父や父親以外にも、幼少期に亡くなった祖母についても何かありそうだし -- 名無しさん (2021-11-08 13:22:25)
  • アニエスの言葉がヴァンに刺さりすぎててヴァンがアニエスを攻略してるんじゃなくてアニエスがヴァンを攻略してるように見える。最後なんてモロに主人公とヒロインが逆転してたな -- 名無しさん (2021-11-08 13:54:56)
  • メンタルの強さはエステル以上かも… -- 名無しさん (2021-11-08 15:11:58)
  • そもそも創の軌跡でレンを庇うために、上級生たちの前に進み出るメンタルよ。ハッピーエンドを引き寄せるほど強いとは思わなかった -- 名無しさん (2021-11-08 16:05:28)
  • 夜明け前の優しい暗がりみたいに寄り添ってくれる貴方だけの色。この表現ほんと好きすぎる -- 名無しさん (2021-11-08 16:53:28)
  • ヴァンは鈍感だしエレインへの気持ちや未練があるし8歳下の子に思いを寄せるタイプではないし、もしルートがあるならアニエスがヴァンを堕とすしかない -- 名無しさん (2021-11-08 21:42:20)
  • 8歳差なんて気になるのは子供のうちだけですし -- 名無しさん (2021-11-08 23:27:17)
  • やだこの子メンタル強すぎ… -- 名無しさん (2021-11-09 04:43:19)
  • ヴァンに対してもだけどフェリに対してもイケメンすぎるんだよなぁ。車で移動中にアイーダの事で不安がるフェリを励ますところで一気に好きになった -- 名無しさん (2021-11-09 06:41:02)
  • 結構肉食系 -- 名無しさん (2021-11-11 19:09:09)
  • ヒロインとしては無茶苦茶強いが関係性で不利過ぎるのでバランスは取れてるという -- 名無しさん (2021-11-12 11:47:22)
  • 高校生にしては優秀過ぎると思ったけど、父親の英才教育の賜物だったりするのだろうか -- 名無しさん (2021-11-13 16:22:20)
  • ↑というか前作のトールズもそうだけど、アラミスが共和国屈指の超名門校だから優秀なのは当たり前といえば当たり前なのよ。無論本人の素質もあるし、アラミスに入学できたのが英才教育の賜物ではあるだろうが -- 名無しさん (2021-11-14 20:38:54)
  • 夜明け前の優しい暗がりを作るために必要な太陽はきっとアニエスだと思う -- 名無しさん (2021-11-18 21:51:37)
  • ↑8ティータとアガットの二人(12歳差カップル)に会ったら絶対に気にしなくなるだろうな。 -- 名無しさん (2021-12-05 21:56:33)
  • 閃で10歳以上離れてるマカロフとメアリーを結婚させたし黎のアシェンも好みのタイプのツァオと12歳離れてるからなぁ。年の差のせいで恋愛は無理と言われてもそれは理由にならないよねって感じかな -- 名無しさん (2021-12-18 10:43:34)
  • 強メンタルというより失敗や喪失が無かっただけでは? 閃のユウナみたいなアイデンティティに関わる挫折と復活があれば説得力もあるんだけど。 -- 名無しさん (2022-01-02 22:21:07)
  • 失敗と喪失がメンタルの強さにどうつながるのかはわからないけどアニエスの場合は自分がやろうと思ったことに対して挫けたり諦めたりとかはなかった気がするね。最後も事務所のメンバーとかエレインが諦めてもアニエスだけは諦めなかったし強いって言われるのはそういう所だろ -- 名無しさん (2022-01-16 23:57:05)
  • メンタルの強さで並べそうなのオズボーンくらいしかいなさそうとか思った、まあ恋愛関連はヴァン自身が助手としてしか見てないのとエレインって二つの壁あるけど -- 名無しさん (2022-01-25 23:24:43)
  • あれだけ責任感が強くて優しい子が、ゲネシスによって人死にが起きても誰に言われずとも前を向いて進むことができるメンタルあるからね…… -- 名無しさん (2022-02-21 02:12:34)
  • 終章の花に水あげてるアニエス可愛いすぎる -- 名無しさん (2022-05-27 16:13:33)
  • エプスタイン関連、レンの大切な後輩とか共和国編だけでない軌跡シリーズトップヒロイン。 -- 名無しさん (2022-05-31 00:25:27)
  • ヴァンさんこの子雇ってホント良かったな…いやマジで。だけどヴァンさん自身に向き合ってくれるって信じてるってああいうのは本人に言ってあげて -- 名無しさん (2022-05-31 19:17:54)
  • 正直閃だと無駄にヒロイン枠多くしたあげくとってつけたような展開に一部除いてリィンの身の上無視した展開のシナリオで安っぽくなってがっかりだったからアニエスはその辺りの失敗から練り直しているのが見られているのが良かったですね。 -- 名無しさん (2022-06-04 21:02:13)
  • ヒロイン多いからプレイヤー好みの子は出来るだろうけどそれだけだしね、アニエス苦手な人はいるでしょうけどキーキャラの一人でしっかりヒロインしていた。 -- 名無しさん (2022-06-06 09:41:02)
  • 本とは関係ないのになんで名前がアニエスなんだろう。性格的に陽だまりとかそう言うイメージがある気はするけど -- 名無しさん (2022-06-15 20:46:16)
  • ヒロイン兼主人公 -- 名無しさん (2022-07-11 01:35:18)
  • 公式曰く黎の軌跡は黎明からつけられてて、それに加えて黎は主人公のヴァンのイメージカラーでもある。だから明はヒロインのイメージでアニエスってつけたんじゃないかってのは見たことあるね。陽だまりは明るいってイメージも確かに連想できる -- 名無しさん (2022-07-23 10:51:09)
  • カトルは名前が被っただけらしいがアニエスはその可能性はありそうだよね -- 名無しさん (2022-07-23 23:56:14)
  • 軌跡のメインヒロイン -- 名無しさん (2022-08-01 19:12:20)
  • 何気にスプリガン手帳に最後に書き込んでるのってアニエスなんだね -- 名無しさん (2022-09-10 03:31:01)
  • 「上等だ。かかってこいや、オラー!」と言わんばかりにゾルガの攻撃を真正面から防ぐアニエスちゃんよ…もうこの子(自称)控え目な女の子から、完全な人外女子高校にジョブチェンジしちゃったよ… -- 名無しさん (2022-09-12 19:57:12)
  • ジャストガードしとるしw -- 名無しさん (2022-09-12 21:58:30)
  • 黎ⅠのOPでも泣いてるシーンあったけど結局泣いてないんだよな。黎Ⅱでは泣くんだろうか。泣いてもすぐに立ち上がるんだろうなって思えるくらいメンタル強いからあまり心配してないけど -- 名無しさん (2022-09-12 22:13:31)
  • 2のop見たけどゲネシス持っているシーンとかがすごく不穏なんですけど。終盤はあのグレンデルの攻撃を防いでいる?らしいから何かありそうで怖い -- 名無しさん (2022-09-12 22:45:08)
  • あれはOPの演出ってだけだとしても仕方ないと思うけど不穏なのはそうだよね。PVでゲネシスの悲劇を起こさないためにって言ってたけど自己犠牲とかしないといいな -- 名無しさん (2022-09-13 03:27:24)
  • OPのアニエスはイケメンだったわ -- 名無しさん (2022-09-13 06:29:54)
  • とうとうメンタル壊れたかと思ってたら泣きながらもあの表情でアニエスってこういうやつだって思い出したわ。目の前で好きな男が突然わけわかんない存在になってどこかに消えたのに一人だけどうにかして追いかける方法考えるてるような自称引っ込み思案で前に踏み出せない女の子だもの -- 名無しさん (2022-09-13 08:18:50)
  • 資質はあったかもね。創の追加エピソードで絡まれていたレンを助けるために乗り出したくらいだし。 -- 名無しさん (2022-09-13 09:00:07)
  • 観よ!!ゾルガの攻撃を完璧に防ぐ彼女の雄姿を!これが少し前まで魔獣とすら戦ったことがない控えめな女子高生の姿だ!いややっぱおかしいだろ、これ… あの大統領の娘でエプスタインの関係者だけあって、メンタルだけじゃくて素のポテンシャルも桁違いだったりするの…? ていうかこの感じだと亡くなった母方にもなにか秘密があったりしない? -- 名無しさん (2022-09-13 16:33:44)
  • ヴァンがどうにかなったら大ダメージなのは間違いないしアニエス自身もヤバい目に合いそうだし黎Ⅱで一番心配なんですが -- 名無しさん (2022-09-14 05:41:48)
  • アニエスだぞ?心配ないよ。ヴァンに新たな嫁候補が出てきた方がダメージでかそう -- 名無しさん (2022-09-14 09:23:35)
  • 黎Ⅱでもアニエスいないと戦闘がきついから序盤が本当に大変。新クラフトで性能はさらに上がってる気がするね -- 名無しさん (2022-10-04 17:27:46)
  • ヴァンさんにあり得ないくらいの意志の強さでほしいものを全部つかみ取ってきたとか言われてるけど確かにその通りなのか -- 名無しさん (2022-10-17 14:31:51)
  • その通りやね -- 名無しさん (2022-10-26 05:40:30)
  • ゲネシス集まってバイト続けさせるかどうかの時の上目遣いが凄く可愛い。 -- 名無しさん (2022-11-02 03:24:12)
  • そういえば服の変更でヴァンに褒められたのって何気にアニエスだけだったな -- 名無しさん (2022-11-08 19:17:33)
  • Ⅱで最初にヴァンに呼び止められた時によく気が付いたね。キンケイドも連れてこなかったら間に合わなくて犠牲者が増えてたし、仕事も終わらせてるからヴァンも文句を言えないという -- 名無しさん (2022-11-18 04:14:04)
  • 敵わないわね -- 名無しさん (2022-11-30 01:37:24)
  • つよい -- 名無しさん (2023-01-30 22:57:13)

#comment(striction)

*1 ちなみに当時のエマは17歳なのでアニエスは1歳年下となる
*2 旧市街の修理屋のレベッカという女性。家族や一部のお得意さんのお客以外の人は苦手だが、アニエスに対しては「この人は怖くない」と不思議がっていた
*3 リゼット曰く自分の魅力にあまり気付いていないとのこと。
*4 遊撃士アルヴィスにはギルドの理念は尊重するが、それをヴァンに押し付け謝礼の件で非難するのは筋が違うと反論し、アルヴィスを退けている。
*5 ヴァンを助けるためにルネと共に現場に急行させる、学校を占拠しようとしたテロリストを秘密裏に引き渡すなど
*6 なんと身喰らう蛇の使徒に「親バカだねぇ」とツッコまれるほど。
*7 上述した突き放したような態度も娘の自主性を尊重すると捉えることも出来るし、経済的な生活面でも苦労させていない。さらにいえば大統領という多忙な立場でありながら娘の成績、学校活動及び評判、出席日数などはキチンと把握しているなど親としての務めも果たしている。
*8 A・ラッセル博士。G・シュミット博士。L・ハミルトン博士の三人の事
*9 これはアーロンはおろかアニエス本人も予想外だったのか「ええっ!?」と驚いている。
*10 業務を伴わない顔出し程度なら平日でも事務所を訪れることはある。
*11 依頼人のツァオは自分がクロスベルに行っていない間、ヴァンにラングポートに行ってほしかったらしい。ちなみにヴァンが依頼を受けた決め手はもちろん甘いもの
*12 メルキオルがクロスベル再事変の際に盗み出したもの
*13 「あおいろ」と読むが実際の「碧」とは緑色のことであり、作中でも緑色に光っていた。
*14 現実世界でいうところの所謂「核兵器」のこと。反応兵器も核兵器と同じく、起爆すれば爆心地は大量の放射線によって汚染されるはずだが、何故か放射線が一切検出されないという謎が残されている。
*15 《グレンデル=ゾルガ》曰く「尤もらしい前提」
*16 作中におけるデッドエンドのこと
*17 代行者となった黒コートの人物が侵蝕を行えるのもこのためである。
*18 ヴァンもそうだがこのゲネシス単体ではグレンデル化できず、専用のホロウによるサポートが必要となる。
*19 導力ネットや各種アプリ、通信機能などは普通に使いこなしている
*20 作中でレンが大切な人たちのことをアニエスに語る部分があるので、その時に話したのだと思われる
*21 アーロンにバイトをやめちまうのかとアニエスとヴァンを煽ったことで二人ともうやむやにできなくなってしまった
*22 エレインとの二択になるが途中でパートナーの切り替えが可能

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