バットマン/スーパーマン:シークレット・シックス

ページ名:バットマン_スーパーマン_シークレット_シックス

登録日:2021/08/22 Sun 18:08:53
更新日:2024/06/03 Mon 13:43:14NEW!
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『Batman/Superman: Who are the Secret Six?』は2019年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。


+ 作品情報-

『Batman/Superman Vol.2』#1~#6
発売 2019年8月から
脚本 ジョシュア・ウィリアムソン
作画 デイビッド・マルケス


『The Infected』
2019年後半を牽引した大型イベント『イヤー・オブ・ヴィラン』のタイイン。『シークレット・シックス』それぞれの活躍が語られる。
レギュラーシリーズの『Supergirl Vol.7』#36、『Hawkman Vol.5』#18と4つのワンショットで展開された。


日本では2021年に小学館集英社プロダクションから邦訳本が発売されている。


バットマンスーパーマンの2人の活躍を描いたシリーズの第1巻。
バットマンの新たな強敵バットマン・フー・ラフズが生み出した『シークレット・シックス』との戦いを描く。


バットマン・フー・ラフズ』や『Batman/The Flash: The Price』で存在が示唆され、
予告アートが発表されるなど『シークレット・シックス』は一体誰がメンバーになるかが注目されていた。
実際には発売予告などで次々にメンバーが明かされてしまったが、意外なメンツが揃っている。


本編では『シークレット・シックス』との戦いに加え、バットマンの警戒心とスーパーマンの何事も諦めない姿を描き、
2人が再び『ワールズ・ファイネスト』として活動を開始する姿が描かれている。その過程はスーパーマンの大きな変化とつながっている。


またバットマン・フー・ラフズと『シークレット・シックス』の暗躍は『Year of the Villain: Hell Arisen』に続く他、
スーパーガールとホークマンの個人誌にも影響を及ぼしていく。




『Batman/Superman Vol.2』#1~#5
『Batman/Superman Vol.2』#6




『Batman/Superman Vol.2』#1~#5



【物語】

バットマンが守るゴッサムで笑うスーパーマンと思しき人物による誘拐事件が発生した。
その陰にバットマン・フー・ラフズの存在を感じたバットマンは、信頼と疑念を抱きながらスーパーマンと共に捜査を開始する。
敵の底知れない計画と『ダーク・マルチバース』の悪夢の存在に変化したヒーローに苦戦しながら、
『孤独の要塞』で対策を練ろうとする2人だったが、全ては『孤独の要塞』侵入を目論む敵の仕掛けた罠だった。



【登場人物】

≪ワールズ・ファイネスト≫

『DCユニバース』きっての最強コンビ。バットマン・フー・ラフズと彼に仕える『シークレット・シックス』に立ち向かう。
当初は誰が裏切者か分からず互いに探りを入れていたが、徐々に普段の調子を取り戻し息の合った連携を見せていく。


誘拐事件をきっかけに動き出し、犯罪通り地下の敵の『バットケイブ』で6人のヒーローが悪に変化していると知った。
その直後キング・シャザムの襲撃を受け痛手を負うも、捕えていたバットマン・フー・ラフズから情報を聞き出し、
変化を遂げ偽の誘拐事件をでっち上げるなど暗躍していたゴードン本部長ことコミッショナーを捕らえることに成功する。


そして『孤独の要塞』で対策を練ろうとするが、コミッショナーと共にスカラベたちの侵入を許し追い詰められていく。
『孤独の要塞』のフェイルセーフで対抗しようとするも、援護に現れたスーパーガールが悪に変化し、
6人のヒーローが揃ったことで敵の真の目的、『Earth-0』さらにはマルチバース全体を悪に変える計画が動き始めてしまう。


ゴッサムを守る闇の騎士。元から他のヒーローへの対策を怠らなかったが、悪夢の存在と入れ替える血清を知り警戒を強めている。
何度も裏をかかれてきた強敵に対抗するため、スーパーマンの意見を積極的に取り入れていく。


その結果ゴードンの変化に気づけたが、それすらも敵の狙い通りで『孤独の要塞』への侵入を許してしまう。
『孤独の要塞』での戦いでは保管されていた貴重な生物などで対抗するも、苦戦を強いられる。


メトロポリスを守る鋼鉄の男。バットマンからは以前より裏切者について相談を受けていたが、今回は疑いの目で見られている。
強敵に追い詰められるバットマンのため、血清を使用し一時悪に変化してでもバットマン・フー・ラフズの尋問を担当した。


その後、血清が原因で弱りながらもコミッショナーとの戦いでバットマンのピンチを救い、友情を取り戻すきっかけとなった。
『孤独の要塞』での戦いでは敵が狙う『振動音叉』を守るため、『孤独の要塞』を海に沈めようとシステムを取り戻そうとする。



≪シークレット・シックス≫

バットマン・フー・ラフズが『ダーク・マルチバース』の悪夢の存在に変化させた6人のヒーローたち。
前回の戦いで作られた血清と『Nthメタル』を組み合わせた専用の『バッタラン』で生み出された。
全員が青白い肌を持ち、ヒーローの倫理観から解放された独自の考えとバットマン・フー・ラフズへの忠誠心で行動している。


バットマン・フー・ラフズの作戦に従い『孤独の要塞』への侵入を果たし、6人の力で呼び寄せた『Earth -22』の衛星基地を、
『孤独の要塞』に隠されていた『振動音叉』にぶつけることでマルチバース全体を悪夢の存在に変化させようとする。


  • バットマン・フー・ラフズ(ブルース・ウェイン)

『ダーク・マルチバース』の『Earth -22』のバットマン。バットマンの知性とジョーカーの狂気を併せ持つ。
『シークレット・シックス』を生み出した張本人で、彼らに作戦を授けマルチバース全体を変化させようと企む。


彼自身は『ホール・オブ・ジャスティス』の地下に囚われているが、情報を聞きに現れたバットマンたちを罠にはめてみせた。
その後はスーパーマンにのみ聞こえる周波数で語り掛け精神的に追い詰めていく。


  • キング・シャザム(ビリー・バットソン)

『ダーク・マルチバース』のシャザム。外見上の変化は少ないが、相手の弱みに付け込む汚い性格になった。
犯罪通り地下の『バットケイブ』に現れた『ワールズ・ファイネスト』の前にロビンの格好で姿を見せ油断を誘った。


正体を明かすと変わらぬパワーで2人を圧倒し、スーパーマンを悪に変えようとしたが失敗に終わる。
その後は姿を消すが、スーパーガールが変化すると共に『孤独の要塞』に現れ、再びスーパーマンに襲い掛かる。


  • コミッショナー(ジェームズ・ゴードン)

『ダーク・マルチバース』のゴードン本部長。前回の戦いの時点で変化していた。髪が白くなり、戦闘時は仮面をつける。
バットマンこそがゴッサムを変えた原因だと憎んでおり、彼なりの方法で街の浄化を進めている。


偽の誘拐事件で『ワールズ・ファイネスト』をおびき寄せ、スカラベと協力して必要な装備の回収を進めるなど暗躍していた。
その後バットマンと戦闘になり、以前使用していた『ロボバットバニー』とのコンビで精神的・肉体的に追い詰めていく。
スーパーマンの介入で敗北するも、『孤独の要塞』への侵入を果たし、指揮官として作戦を進めていく。


  • スカラベ(ハイメ・レイエス)

『ダーク・マルチバース』のブルービートル。凶悪な外見となり、性格も他のヒーローを疑うような卑屈になっている。
破壊された『ロボバットバニー』に扮して『孤独の要塞』に侵入し、あらゆる電子機器にアクセスする力で、
『孤独の要塞』だけでなく『バットケイブ』や『ホール・オブ・ジャスティス』など重要なシステムを支配下に置いた。
そして『振動音叉』起動の準備を進めるが、パワーの源である『スカラベ』は乗っ取られておらず作業が遅れてしまう。


  • デスブリンガー(ドナ・トロイ)

『ダーク・マルチバース』のドナ・トロイ。黒い装束に身を包み、左手の盾や剣、鞭を操る。
アマゾン族の誇りを変わらず持っているが、自分の怒りを偽らなくなり、失った『タイタンズ』の仲間のために戦っている。
スカラベの手引きで『孤独の要塞』に現れ、 スカイ・タイラントとのコンビでバットマンに襲い掛かる。


  • スカイ・タイラント(カーター・ホール)

『Earth-3』のホークマン。黒い翼を持ち、マスクがフルフェイスになっている。巨大な戦棍が武器。
彼のみ表のマルチバースの1つで善悪が入れ替わった世界『Earth-3』の存在で、かつてホークマンが転生した際の記憶が蘇り変化した。
デスブリンガーと共にバットマンに襲い掛かるが、彼女との関係は良くなく隙を突かれることもあった。


  • スーパーガール(カーラ・ダンバース/カーラ・ゾー=エル)

スーパーマンの従姉妹。ブレイニアックのドローンの策略で『孤独の要塞』におり、アラームを聞いて援護に現れた。
バットマンのピンチを救い、スーパーマンを狙う『バッタラン』を止めるも、自分が悪の存在に変化し『シークレット・シックス』が揃ってしまった。




『Batman/Superman Vol.2』#6



【物語】

バットマン・フー・ラフズの野望を阻止した『ワールズ・ファイネスト』だったが、『シークレット・シックス』は助けることができなかった。
仲間たちにそのことを伝えて回る2人は、最後に『トリニティ』の一角ワンダーウーマンの元へと向かった。



【登場人物】

『ワールズ・ファイネスト』の異名を取る最強コンビ。裏切者を警戒するあまり隠していた秘密をヒーローたちに報告していく。
そして最後に向かったワンダーウーマンから重要な情報を秘密にしていたことを非難され、変わることを決意し動き始める。


  • ワンダーウーマン(ダイアナ)

超人的力を持つアマゾン族の王女。『ワールズ・ファイネスト』と共に『トリニティ』として扱われながら秘密を持たれていたこと、
そして大事な存在であるドナ・トロイを失ったことに激怒しており、アイアイエー島の神殿でストレスを発散していた。
そこに現れた『ワールズ・ファイネスト』に全てをぶつけ、2人が変わるきっかけとなった。


  • コミッショナー(ジェームズ・ゴードン)

『ダーク・マルチバース』のゴードン本部長。『シークレット・シックス』の中で唯一捕まった。
面会に現れた『ワールズ・ファイネスト』に皮肉を飛ばし、嘲笑するが……。




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