ジョン・コーウェン

ページ名:ジョン_コーウェン

登録日:2021/08/06 (Fri) 17:34:58
更新日:2024/05/30 Thu 13:58:58NEW!
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「エギーユ・デラーズ!ギレン・ザビの亡霊が!」


ジョン・コーウェン(John Kowen)は『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の登場人物。
CV:渡部猛


地球連邦宇宙軍第3地球軌道艦隊司令を務める中将。
作品の主人公であるコウ・ウラキらアルビオン隊の上官で、隊にガンダム追撃作戦を命じ、デラーズ紛争に立ち向かう。



【経歴】



ガンダムシリーズでも少数派の黒人系キャラ。しかも派閥の長にまで上り詰めた、黒人界の出世頭である。ん?どっかのゲームではラッキーボーイだぜとか言うリュウが黒人だった?


『0083』以降に作られた作品だが、一年戦争で戦う技術少将*1時代のコーウェンを『機動戦士ガンダム戦記Lost War Chronicles』で見ることができる。
この頃はノエル・アンダーソンの手がけたMS戦術に関する論文を評価し、彼女をMS特殊部隊第三小隊(マット・ヒーリィの部隊)に配属。こちらでも主人公一味の上官として活躍を見せた。
当時からMSの有用性を評価し、今後の実戦運用に関するデータ収集を担い、同じ目線を持っていたレビル将軍とも良好な関係にあった。


当時から改革派であり、その旗頭であったレビル亡き後、事実上の後継者としての地位を築いていくこととなる。
レビルと共に先見の明があったことから、関係者からは高い評価を受けていたのだろう。
その後ガンダム開発計画の責任者となり、新しい時代の連邦軍を目指して行動することとなる。


このような経歴を持ち、連邦軍では少数派である改革派に属する人物。
そのため保守派の面々とは折り合いが悪く、特にジーン・コリニー中将の一派からは完全に敵視されている。
しかし派閥争いが描かれる本作の中、彼の副官や同盟者ポジションの人物だけ出てこない。

実はバスク・オムは当初コーウェン派についているのだが、後述するように最後はコーウェンを無視してコリニー、ジャミトフに与して行動している。
あの感じでリベラル派のバスクとか想像がつかない。



【本編での活躍】



トリントン基地に搬入された二機のガンダム。
しかし突然の襲撃によって核弾頭を搭載したガンダム試作2号機が強奪され、残されたもう一機のガンダムであるガンダム試作1号機と、アルビオン隊による追撃を許可し、以後彼らを陰ながら支えることとなる。
その後エギーユ・デラーズ率いるデラーズ・フリートの宣戦布告演説を目の当たりにした際には「エギーユ・デラーズ!ギレン・ザビの亡霊が!」と切り捨てた。
ここが活躍のピークかもしれない。


しかし各地を転戦するアルビオン隊の奮闘も虚しく、2号機はコンペイトウに対して核攻撃を敢行。
この時の戦闘により2号機の撃墜には成功したものの、デラーズ・フリート自体は健在し奪われたニ号機のパイロットも脱出。
追撃の主力たる1号機を失ったアルビオン隊に対して、コーウェンは新たなガンダムの存在を語り、それを託す。


その後デラーズ・フリートの真の目的がコロニー落としにあることを知り、その阻止の為に動き出すが、その時連邦軍内部では既に、戦後を見据えた激しい派閥争いが巻き起こっていた。
保守派の実力者、ジーン・コリニーによって自らはガンダム開発計画の責任者という任を解かれ、3号機はコーウェン(に従うアルビオン隊)の手を離れてしまう。


こうした事態にコーウェンも不信感を強めていく。
何よりもコロニー落としを阻止するはずの連邦軍艦隊は阻止限界点の後方に展開しており、これではコロニーが地球へ落下するのを阻止することなどできない陣容であった。
その真意を確かめるべく、自らコリニーの元へと向かうコーウェン。
しかしそこで目撃したのはコリニーらがシーマ艦隊と内通している現場であった。
驚愕し、その腹の内を問い詰めるが……


「て、提督……」

「提督、何をお考えですか!?いや、この状況を、何に利用しようとしているんです!?」


阻止限界点よりも後方で事態を静観する連邦軍艦隊では間に合わない。
一刻も早く行動しなければ手遅れになると主張するコーウェンだが、ジャミトフに銃を突き付けられてしまい、遂に自身が拘束されてしまう。


実はコリニーやジャミトフは既に、切り札のソーラ・システムⅡを用意していた。
これでコロニー落下を阻止することで、連邦軍内の主導権はコリニー派のものとなる。
シーマ艦隊との内通も後方に備える艦隊も、すべてはコリニーらの計画通りであった。
そして改革派の長として厄介な敵であったコーウェンを排除することも、彼らの計画に含まれていたのだが、当のコーウェンがそれに気づいたのはあまりにも遅すぎたのである……


何もかも失ったコーウェンの目の前で、地球へと落ちるコロニーはジャブローへ迫る。
しかしコロニーはジャブローではなく、北米の穀倉地帯へと落ちていった。
それを見つめることしかできないコーウェン。


「この一撃こそ、歴史を変える……」


そう呟き、彼の星の屑を巡る戦いは終わりを告げた。


後に彼はこのたびの混乱の責任を取ることとなり一階級降格。自らが率いていた改革派勢力も影響力を失っていった。
その後コリニー派と、ジャミトフが設立したティターンズが勢力を強める連邦軍にあって、コーウェンがどのような道を歩んだのかは明らかにされていない……



【人物像】



主人公の上官であり、色々と汚いことばかりやっている連邦軍上層部とは異なり、一心にデラーズ・フリート追撃に取り組む軍人。


……という役柄のはずなのだが、『0083』のストーリーを振り返ると「派閥争いしながらも各々が考えて星の屑阻止に動いているのに、現場でアルビオン隊が邪魔する形となってコロニーが落下」という最悪の流れであり、コーウェンはそれに悪い形で大半関わっている。


  • 自分が作った核兵器搭載MSを盗まれる。
  • ↑警備はガトーに呆れられるほど手薄であり、情報漏洩の原因は支配下のアナハイムの人間等、全部自分の怠慢が原因である
  • ↑2の結果、追撃や防衛を行ったトリントン基地のMS部隊、司令部が壊滅
  • ↑3そもそも核兵器搭載MS製造の必要性もメリットもほとんどなくデメリットだらけ。抑止力や隕石などの対策と言おうにも既に核弾頭ロケットなどはあるところにはある。
  • (アルビオン隊が)裏で頑張っていたワイアットとシーマ様の会談を(短慮な考えで)ぶち壊す
  • 盗まれた核による攻撃で宇宙艦隊が大打撃
  • (指揮権は既にないが)アルビオン隊がコリニーの管理下に置かれた試作3号機を強奪した挙げ句、友軍となったはずのシーマ艦隊を粉砕
  • 結果コロニー落とし阻止の可能性があったソーラ・システムⅡの防衛に失敗
  • 紛争後は完全に失脚し保守派(ティターンズ)への対抗馬になれない

核兵器搭載MSを製造し、それを盗まれてあちらこちらで多大な損害を出し、最終的にデラーズ・フリートの壊滅こそ成功させるが、後にそれ以上の蛮行を働くティターンズを誕生させたという完璧なアシストで、誰が言ったか「デラーズ紛争の逆MVP」


登場人物への評価の毀誉褒貶が激しく変化する『0083』。
コリニーやジャミトフ、バスクなどは視聴者からの評価はともかく、作中で勝ち組となった
ワイアットやシーマ様は作中での扱いは悪いが、視聴者からは評価されている
アルビオン隊やデラーズ・フリートの人々は作中でも非難され、視聴者からも悪い意味で再評価されてしまったが、まがりなりにもロボットアニメの主役&敵役として戦闘シーンの評価は高い
こうした人たちに対してコーウェンは、作中でも地位を失い、視聴者からは「だいたいこいつのせい」と文句を言われ、ロボットアニメなのに終始ジャブロー勤務で見栄えがしないという、何とも評価しづらい人物である。
なまじ生き残ったせいで、亡くなれば入ったであろう同情票すら入らないのがなんとも……


もちろんいいところだって沢山ある。
主人公を支える熱心な理解者ポジション、としては十分頑張ってくれている。
その主人公が全然上手くやってくれなかったし、そのせいで自分も失脚するのだが。
新兵だらけ*2だった隊に、2号機強奪の翌日には補充要員として「不死身の第四小隊」というベテラン+ジム・カスタム&ジム・キャノンⅡという優秀な機体を計5機配備してくれたのも彼。
個性的なベテランのおかげで、シナプス艦長とバニング大尉の心労を増やしたが。


舞台が宇宙に飛んでからはサラミスの増援、ユイリンナッシュビルを送ってくれたのも彼。
二隻とも合流したその話でいきなり轟沈したが。


初代でタムラさんが塩不足に陥っていたが、そうならない程度にきちんと補給も行ってくれたのも彼である。
一刻を争う戦況だったにもかかわらず、ヒヨっ子の好き嫌い克服のためにニンジンをたくさん出してくれるくらいの余裕ある航行が可能だったのだから、このあたりは素直に評価するべきだろう。


また軍人としての肝も座っており「あれ一発でまた何千万もの人が死ぬ。あれは使ってはならん兵器なのだ…」と抑止力の重要性を語り、コロニーが迫るジャブローにあって「一年戦争の教訓を活かした、敵ながら見事なコロニー落としだ」と、動じるどころか賞賛さえする潔さを持ち合わせている。
デモを起こしたコロニーに毒ガスを流し込んだり、ブリッジでデカい態度でふんぞり返ったりする連邦軍人に比べれば、はるかにまっとうな人物である。
そうした武人系かと思えば、最終局面でコリニーを問い詰めた際に「この状況を、何に利用しようとしているんです!?」と、なかなかの所まで見抜いていたり、落下するコロニーを前にして「この一撃こそ、歴史を変える……」と、将来の混迷の時代を予期する発言をしていたり、決して無能な人ではないのだ。
汚く見えるけど戦略家としては優秀な人たちに対して、現場レベルでは間違いなく優秀な戦術家なのだろう。
レビル亡き後の連邦軍改革派の実力者として、本人の能力以上の立場に置かれてしまったのかもしれない……


ただその派閥争いに無縁な熱血軍人という認識も正直怪しく、作中では2号機追撃の任をコーウェン派の部隊で独占している節がある。
ゼフィランサスじゃ宇宙行けないし、宇宙での追撃は他の部隊に頼んでもよかったのでは……
しかもワイアットからはシーマ艦隊との会談を邪魔された際に「バカめ、盛りおって……コーウェン麾下のふねらしいわ……バカが!」と呼び捨てで嫌われている。
文字だとわかりにくいが発音から考えて*3、この時のワイアットの心中は「考えなしのコーウェンに似て、余計な行動を……!」だろうと推察でき、元から「コーウェン=脳筋」という認識を持たれていた可能性が高い。
こうした姿勢が他派閥との協力を妨げた可能性は否定できず、最終的にはアルビオン隊(=コーウェン派)を排除してソーラ・システムⅡによる迎撃作戦を練られた際も、完全に無視されていた。
仮に積極的に協力したところで、普通の試作機ではなく、核兵器搭載MSなんか盗まれた以上、軍内での立場は取り戻せなかっただろうが。


『0083』の連邦軍は派閥争いだらけだが、決していたずらに名誉欲に駆られているだけではない。

  • ワイアット→デラーズ・フリートの企みを阻止しつつ、シーマ艦隊と通じてジオンを庇護する慈悲深き連邦を演出する
  • コリニー、ジャミトフ→デラーズ・フリートの企みを阻止しつつ、コロニー落とし阻止の主導者となり、自身の影響力を強める

と、紛争解決はもちろんのことながらそれなりに紛争後のことまで考えて動いている。
一方のコーウェンは結局のところ2号機を奪還して、核兵器搭載ガンダムを奪われた汚名を返上する以上の目的が見えてこないのが実態である。
フォローすると、繰り返しになるが試作二号機をまんまと盗まれた時点で失脚確定なので、将来の見通しが省略されたのも当然かもしれないが。


デラーズに出し抜かれコロニーが迫る状況に対し「連邦軍の無能の証明ではないか」と言ってみせ、阻止すべく集まった連邦軍艦隊の配置を一目見て「間に合わん……提督は何を考えている……」と困惑する姿からは、無能な組織に振り回される苦労人といった感がある*4
しかし結果的にはソーラ・システムⅡが配備されているため、防衛線よりも後方に展開した部隊は間に合うように考えられていたうえに、シーマ艦隊を消し去り共闘する目論見を潰したアルビオン隊こそが「連邦軍の無能の証明」になってしまっているのは皮肉でしかない。
擁護しておくと、3号機強奪とシーマ艦隊との交戦に関しては、この時点でコーウェンの権限が剥奪されていた上、ほぼアルビオン隊の独断な以上、直接責任があるとは言えないのだが……
むしろ新たな命令に従わなかったアルビオン隊(コウ)の方が問題であり、戦後裁かれたのもやむなしである。


ここまで散々好き勝手言ってきたが、あれほどの問題を引き起こしてデラーズ紛争の逆MVPとまで嘲笑を受けながらも、その後の処分は自身の一階級降格だけで済ませた巧みな後始末だけは文句なしの評価点……かもしれない*5



ガンダム開発計画



自らが責任者を務めた計画。詳細は項目を参照。


計画のコンセプトに関しては、先見の明があったことは間違いない。
1号機、2号機の「フィジカルの強さと対応力で敵陣を突破する」点は、ジ・Oνガンダムに繋がっているし、3号機の「MSをベースに多数の武装を搭載した機動兵器」という点も、後の時代に数多くの類似機体が登場する。
元々技術方面への関心が強いという経歴と合わせても、この点では間違いなく優秀な将官だったと言えるだろう。
なお、やらかしたニ号機に関しても、一部技術がリック・ディアス等に応用されているため、決して無駄になった訳ではない*6核兵器MSは連邦にとってもトラウマになったのかこれ以降ごく一部を除いて見られなくなったが…


補足しておくと、コーウェンがどのような考えでこの計画に携わったかについては、実はあまり明らかになっていない。
レビル派の後継者として、周囲から(核兵器搭載MS開発の)プレッシャーを受けていた可能性も十分にある。


が……



【他媒体】



「むぅ…AHAジム-Cの使用を…許可する」

「勝たねばならんのだ!!なんとしてでも――…」

「戦術核をもって…事態を収拾する!!」


『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』にも当然登場。こちらでは名前が「コーエン」表記。
本作ではガンダム開発計画から外された後も、コロニー落としを阻止するべく奮闘。
「スピアーズ」と称される黒塗りのサラミス艦隊でコロニーの外壁をぶち破りダイナミック・エントリーするという、なかなか強烈な作戦を指示する。


そして突入後の部隊から、コロニーを粉砕するべく切り札のAHAジム-Cを出撃させる。
既に戦術核というとんでもない文字が見えているが、AHAジム-Cアトミック・ヘビィ・アーマー ジム・カスタムのこと。
要するに核バズーカを撃つジム・カスタムである*7
「特長がないのが特徴」


とはいえ、もはや、なりふり構わずコロニーをどうにかしなければならない状況だったのは間違いないし、なにより落下物を核で撃ち落とすのはロンド・ベルの人も同じような事をやっているし、これを批判するのはお門違いだろう。
MSレベルで運用できる核戦力を実用化していた要領の良さを評価しておくべきかもしれない。
もっともこちらでもコロニー破壊は果たせず、連邦艦隊の不審な動き(「提督は何を考えている……」のあの配置)を訝しんだ直後、コリニーらに拘束されてしまう。


……しかし本作のコーウェンはただでは終わらず、自身の解任前にアリス・ミラーに託した指令をアルビオンに下す。
それはアルビオンの任を解き、デラーズ紛争における全責任は自身が負うというものだった。本編でもこれくらい要領がよければ……
まぁこちらでもアルビオン隊は「独立部隊として決戦に参加する」と宣言し、中将の気遣いを無視したのだが。


このように見せ場が増えた作品だが、逆に悪い出番も増えた。
先述のように「何故ガンダム開発計画を進めたのか」という点の謎を、コリニーから連邦本部内の実権を握るために画策したガンダム開発計画と言い切られてしまった。
またザクⅠの核バズーカを見た頃から核兵器搭載MSに興味があったとされ「周囲に流されて渋々核兵器搭載を許可したのでは?」と擁護するのも厳しくなった*8
とどめにジャミトフにはガンダム開発計画が始まった頃から、いつかこれを巡って大問題が起きるだろうから、その時には混乱を利用してライバルを追い出せばいいやと、完全に手のひらで踊らされていた。


こうした新要素と本編の描写を総合すると、本編の時点で完璧なアシストだったのに「派閥力アピールのために」「やる気満々で」核兵器搭載MSを製造し、それを盗まれて多大な損害を出し、最終的に「ジャミトフの思うつぼで」ティターンズを誕生させたということに……
ハットトリック級のアシストで、本編以上にやらかした感じが増えてしまった。


ちなみに当作品は夏元雅人氏の作品で、氏の過去作品に先述のガンダム戦記の漫画版があるため、コーウェンを描くことにやたら縁のある漫画家となっている。



【ゲーム作品】



ギレンの野望』シリーズにも当然登場。
能力が非常に高く、連邦でもレビル、ティアンムに次ぐレベル。本編だとジャブロー勤務で前線に来てないんですけど……
めちゃくちゃ弱く設定されているワイアットは論外だがライバルのコリニーやジャミトフよりも強い。一応デラーズよりはほんの少し劣る。
階級と能力が共に高い高官なので、安心して各方面の作戦についてもらおう。


『アクシズの脅威』系ではなんと、エゥーゴシナリオで追加加入する。
たしかに反ジャミトフで一致しそうなので、if参加のメンバーとしては違和感がない部類。
しかし能力が総大将のブレックス・フォーラを上回るため、実質的な総大将を乗っ取ることになる。
作品名が「コーウェンの野望」になることに抵抗がない人は、その能力を存分に発揮してもらおう。
うまく進めると、新たな地球連邦政府の門出に加わることができるので「原作で果たせなかった平穏な暮らしを手にする」妄想プレイができる。


条件はLawルートであることだが、そもそもエゥーゴでChaosプレイは一種の縛りプレイ扱いされるレベルなので問題ない。
エゥーゴでも2号機は使えるので「GP02の使用を…許可する」とかやると加入しないが。
対になるChaosルートだとリードとかゴップとか、ギレンの野望でも屈指の無能軍人が加入するのは内緒だ。


正直、作中の描写や立場を考えると過剰と言えるほど優遇されている感がある。きっとスタッフにファンがいたのだろう。
『新ギレンの野望』では流石に大分抑えられたが、それでも一線級の提督ではある。


スーパーロボット大戦シリーズだと、主に第4次Fαに登場。
特に重要な立ち位置になったのが第4次で、序盤は立場の弱いロンド・ベルの後ろ盾として色々便宜を図ってくれていたのだが物語中盤にドレイク軍との交渉に向かった途上で乗っていたミデアが撃墜され、行方不明になる
…行方不明とは言ったものの、機体の残骸から生存は絶望的と見られており、完全に死亡扱い。原作で死んでいないのにスパロボ初登場にして殺されてしまった。まるで同じく初登場の三輪長官みたいである
なお、下手人は交渉相手のドレイク軍、そして既にドレイク軍と接触して同盟を組んでいたティターンズと見られている。
コーウェンの死により後ろ盾を失ったロンド・ベルはジャミトフにより保有兵器を接収されそうになったが、一連の出来事に主要メンバーが激怒した事により三輪長官以外は全会一致で連邦軍からの離脱を決断。
コーウェン自身ティターンズの動きを察知したエゥーゴに身の危険を警告されていたので、何かがあったらブレックスを頼れと言い残しており*9、その言葉に従ってロンド・ベルはブレックスと接触、エゥーゴとの共闘路線に入る事になる。*10
…と、負の一面が一切描かれなかった上に彼の死が物語のターニングポイントとなっており、扱い自体は大きいと言えるだろう。そのため、当時の攻略本では「いい人そうに見えるけどGP02を配備したタカ派」とツッコまれていた。まぁルートと選択肢次第ではGP02も自軍側で運用できるけど。


第4次のリメイク作であるFでは失脚こそするもののこちらでは殺されずに復帰してロンド・ベル解散の宣言に関わることが出来た。


一方でαシリーズでは失脚後に出番は無い上に立場が地球軌道艦隊司令→トリントン基地司令、階級が中将→准将へと格下げされており不遇な立ち位置となっている。原作時空で准将だったのはαの8年前の一年戦争時代だろ!
まぁ、αの自部隊の後ろ盾となる人物で扱いが悪いのは彼だけではない*11のでそこは安心していい。
っていうかそういう立ち位置は岡長官イゴール長官で十分だったというのも多分ある


なお最近は出番がご無沙汰しているせいか、「スパロボ コーウェン」で検索するとこっちが出てくる。
「もし、私の身に何かあった場合、サイド1、ロンデニオンのブレックス准将に会いたまえ。彼なら力になってくれる」「う、うん、そうだねコーウェン君」



【余談】



「ジョン・コーウェン」で検索すると、同姓同名の「ジョン・キッシグ・コーウェン」というアメリカの政治家が出てくる。綴りは違うが。
別に米国の核武装を推進した人ではない。


演じた渡部猛氏は「凄味のある声で悪役の演技に定評がある」と評され、昭和特撮で何度も怪人役を演じているお方。スパロボシリーズでも悪役として音声収録が行われた事もある。
今作では主人公目線では間違いなく善人なのだが、下手な怪人よりも甚大な被害をもたらした現実は皮肉なところである。



「この追記・修正こそ、アニヲタWiki(仮)を変える……」



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  • こんなキャラいたっけ?と思いながら記事を読んでて「あのキャラか〜」ってなった。 -- 名無しさん (2021-08-06 17:49:04)
  • 現場猫「なんで核弾頭付きの核兵器搭載してヨシ!って言ったんですか?」 -- 名無しさん (2021-08-06 18:01:24)
  • ワイアット(戦略家として有能)やゴップ(軍官僚として有能)と違って 後年の作品でのフォローが難しい人なんだよね。 -- 名無しさん (2021-08-06 18:47:46)
  • 「そうだろう、スティンガー君?」「う、うん、そうだねコーウェン君」 -- 名無しさん (2021-08-06 19:06:52)
  • スパロボだと初登場の第四次にて原作で死亡していないキャラなのに死亡してしまうという扱い。死体は見つかっていないけど生存は絶望的という話だが攻略本だと「死体が見つかってないのは次回作への伏線なのでは…」と書かれてたのもあった(実際は第四次でひとまず終わりなので第四次の続編はない)。ちなみにオリジナルな秘書が固有名詞なしで1シーンのみ登場なものの固有グラというキャラがいたりする -- 名無しさん (2021-08-06 19:36:40)
  • ↑第四次スパロボのシナリオ展開上、コーウェン中将がロンド・ベル隊の上司として他派閥との軋轢をなんとかできてしまうとティターンズと対立する理由がなくなってしまうので、舞台装置的な退場とはいえ善玉キャラとして位置付けられていることが伺える。 -- 名無しさん (2021-08-06 20:01:03)
  • ガンダムほぼ知らない自分がなんでこの人の名前に憶えがあるんだろうと思ったらそれだわ。会話パートで光とともに爆死(?)したのを憶えてる。 -- 名無しさん (2021-08-06 20:04:07)
  • ギレンではほんとに役に立つうえ星の屑も難しくないため一貫して優秀キャラが崩れない -- 名無しさん (2021-08-06 20:39:00)
  • スパロボも追記出来そうだな -- 名無しさん (2021-08-06 21:11:31)
  • 戦術・戦略面では優秀だったからレビルと仲良かったんだろうけど、政治面では致命的なレベルで弱かったのね…その辺もレビルと似てるタイプなのか -- 名無しさん (2021-08-06 22:41:23)
  • 手駒だけで何とかしようとしてしまっているのが"戦術家"という評価や「提督は何を」という台詞につながるわけだな -- 名無しさん (2021-08-06 22:46:39)
  • まだジオン残党がちゃんと元気してた頃とはいえ、旧ジオンに相当するようなヤバイ敵もいない時に「最強の攻撃力を持った報復用MS」を開発しようとしてる時点で何かがおかしい。 -- 名無しさん (2021-08-06 23:21:19)
  • ↑星の屑作戦がなくとも一歩間違えりゃグリプス戦役より酷い各派閥間の連邦内戦沙汰になってたかもしれないのか……? -- 名無しさん (2021-08-06 23:43:40)
  • レビル、コーウェン、シナプスと三人揃って政治面が苦手だったのが文字通りの致命傷だったか… -- 名無しさん (2021-08-07 02:38:31)
  • ↑むしろ軍人の政治介入を許容してる地球連邦って国がどんだけ腐ってるか分かるってもんよ。ちなみにジャミトフは財務官僚から軍人に転向した異色経歴 -- 名無しさん (2021-08-07 03:20:39)
  • ORIGINのレビルには感じられた(ゴップが陰で支えていたのもあるんだろうが)政治的センスというものがコ―ウェンには全く感じられない -- 名無しさん (2021-08-07 06:40:21)
  • (漫画のオチ的には和解に向かったとはいえ)半端な不殺主義で部下を見殺しにしたマット・ヒーリィを現場指揮官失格として処分しなかったのは個人的になんだかなぁと思った -- 名無しさん (2021-08-07 06:42:25)
  • 処分は一階級降格のみとはいえ、その後軍内での発言力失って冷や飯食いだったんだろうな、と思う。 -- 名無しさん (2021-08-07 06:54:19)
  • なぜかスパロボαでは階級が准将になっている。α外伝以降の作品には登場せず、扱いは不遇気味 -- 名無しさん (2021-08-07 07:06:40)
  • あと、宇宙世紀って高級文官が”自分の利益を守ること以外には碌に仕事をしない”連中でシビリアンコントロールがガッタガタだから、結果的に軍人が政治的に動かざるを得ないってのはありそう -- 名無しさん (2021-08-07 08:34:42)
  • ガンダム戦記(PS2)の彼は有能そうな気のいいおっさんって感じだったな。ちなみに階級は技術少将 -- 名無しさん (2021-08-07 08:46:57)
  • 政治が下手くそだったのは間違いないが、そもそも地球連邦政府というものがありながら当たり前のように軍閥化が進んでる状況が異常なんだよな -- 名無しさん (2021-08-07 13:54:07)
  • 地球連邦軍の成り立ちは宇宙移民政策と根深く結び付いているので、政治的な面が強く出てしまうのは仕方ないんだろうね -- 名無しさん (2021-08-07 14:35:25)
  • アルビオン隊と並ぶ星の屑作戦成功の立役者にしてティターンズ成立の功労者。 -- 名無しさん (2021-08-07 17:14:42)
  • ↑6 明らかに問題児の獣戦機隊も部下に居たあたり、原作より出世できなかった可能性がありそう その上で失脚してるんだから悲惨 -- 名無しさん (2021-08-07 20:54:30)
  • ↑イゴール長官「ワロス」 -- 名無しさん (2021-08-09 19:03:51)
  • レベリオンだ”バスクも元々はコ―ウェンの部下”って設定が出たんだっけ?潔癖症のシナプスとは真逆だがバスクも脳筋だし、コ―ウェンって全くと言っていいほど部下の手綱を握れてないよね -- 名無しさん (2021-08-12 19:08:13)
  • ↑21 第4次でコーウェンが光と共に爆死するような場面は一切描かれてない(突然カイが「コーウェン准将が行方不明になっちまった!」と言ってくる)んで、それ何か別の作品かキャラの勘違いだと思う。 -- 名無しさん (2021-09-09 14:15:52)
  • 二次創作ではグリプス戦役後に名誉回復が図られ復権、アムロのνガンダムの開発に一役買った、とされている。 -- 名無しさん (2021-09-19 16:05:24)
  • ↑名誉回復するような名誉あったっけ…?ってかνガンダムのとこでコーウェンが復権したなんて話題が出てきてマジかと思ったら二次創作なの? -- 名無しさん (2021-11-17 21:34:39)
  • 非公式の、だけどね。 -- 名無しさん (2021-11-28 12:45:00)
  • どう考えても、名誉回復が図られるようなヤツでも復権させていいヤツでもない…… -- 名無しさん (2022-09-07 17:55:03)
  • 同じ声の「逮捕しちゃうぞ」の蟻塚と比べると、やる事成す事が悉く裏目に出て主人公達を苦しめてしまうのが何とも・・・ -- 名無しさん (2022-10-25 19:59:47)
  • ↑6 第4次で光と共に爆死……あっ(人間爆弾) -- 名無しさん (2022-10-25 21:06:40)
  • 素人考えかもしれないけど、コーウェンが手配したにしてはモンシア達の着任って異常に早い気がする(時系列上2号機が強奪された翌日には着任している)から元からモンシア達はトリントンに来る予定だったのではという気もする -- 名無しさん (2022-10-27 01:41:15)

#comment(striction)

*1 レアな階級のせいか、ゲームなどでは准将扱いされることもある。
*2 バニングは負傷、トリントン基地所属のベテランパイロットであったディック・アレンは戦死しており、実質的に実戦経験が殆どなく未熟な部分を機体性能で補っていたコウと慣熟訓練自体はスムーズに行えたが同じく実戦経験が乏しいキースしかおらず、MSを動かせる者こそいたが、まともな戦力は殆どいない状態だった
*3 「前線でラブロマンスか。ガルマ『らしい』よ、おぼっちゃん」の発音。
*4 これだけ振り回されながらも、礼儀正しくコリニーを「提督」と呼ぶのも真面目である。
*5 自身が失脚したことが、シナプスを庇えず極刑となった一因でもあるだろうが。
*6 リック・ディアスはそれ以上にドムやゲルググの技術が使われているためニ号機の直系とは言えないが。どちらかというと「ニ号機の一部技術を使ったドム(ゲルググ)の後継機」という方が近い。
*7 半ば無理やり撃たせたザク系→冷却装備を外付けして安定させたAHA→戦略核クラスまで火力を上げた2号機、という系譜になる。
*8 もっとも1年戦争時代には南極条約で違反であった核攻撃やコロニー落としをジオン側が行なった前科があるため、それなりの抑止力研究を考えて当然である。加えて0083においても現在進行形で失効済みとはいえ南極条約違反となるコロニー落としを行なっている事も踏まえると最早ジオン側が条約を守る気など無いためやむを得ない判断ではあるだろう。むしろこの時点で既に「MSによる核抑止」を想定していたことが、コーウェンの慧眼であろう。
*9 ちなみに実はブレックスこそがエゥーゴの指導者である事は一切伝えていない。その意向は(そこそこ美人なオリキャラの)秘書を介してボイスメッセージという形で残しており、三輪長官に聞かれる可能性も有り得たので妥当な判断ではある。
*10 原作とは違い、エゥーゴとロンド・ベルは、ロンド・ベルの元メンバーにあたるクワトロやデュークが参加していたという立ち位置で原作とは因果関係がかなり異なる。
*11 ブレックスやオイ・ニュングも序盤でフェードアウトして以後出番なしである。

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