Prototype(ゲーム)

ページ名:Prototype_ゲーム_

登録日:2021/07/24 Sat 21:58:29
更新日:2024/05/30 Thu 13:53:11NEW!
所要時間:約 17 分で読めます



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「Prototype」は、海外のゲーム制作会社Radical Entertainmentが開発、Activisionが販売したアクションゲームである。某ギャルゲーメーカーは関係ないし、ガンダムのED曲でもない。
続編の「Prototype2」も存在する。


開発Radical Entertainment
販売Activision
プレイ人数1人
ESRBレーティングM(17歳以上対象)
プラットフォームXbox360,PS3,PC

◎概要

超常的な能力を持つ主人公を操り、ウイルス汚染で混迷を極めるニューヨークを駆け巡り、特殊能力を駆使した多彩なアクションで敵を蹴散らす爽快感を味わえるオープンワールドアクションゲーム。
ただしグロ描写がきつく、身体欠損や一般人の殺傷描写が頻出するゲーム性から日本向けの公式ローカライズは行われていないためプレイするにあたってのハードルは高め。
ストーリーやセリフについてはネット上で有志による翻訳が行われているので、興味のある方はそちらを参照していただきたい。またPC版には日本語化のユーザーMODも存在する。
一応、目的地や標的を表示するガイド機能やチュートリアルなどは充実している*1ため、ストーリーがわからない程度の英語力でもクリアは可能である。


◎ストーリー

主人公は、ある時目を覚ますと遺体安置所におり、解剖されかかっていた。
記憶も失っていたが、自分を解剖しようとしていた検死医たちの会話から自分の名前が「アレックス・J・マーサー」であるらしいと知ることができた。
わけもわからず逃げ出すアレックスだったが、すぐさま謎の兵士たちからの激しい攻撃に晒される。だがそのとき不思議なことが起きた
銃でハチの巣にされ、ロケット砲で吹き飛ばされても尚死なず、それどころか壁を駆け上がり、車を投げ飛ばすなど超人的な力を発揮、そうして逃げおおせたアレックスは戦うことを決意する。
失った記憶を取り戻し、自分を怪物へと変えた者に復讐するために。


◎キャラクター

Alex Mercerアレックス・マーサー
主人公。フードを被った姿が特徴的な男性で、言語以外の記憶の殆どを失っている。ちなみにフルネームは「Alexander J Mercerアレクサンダー・J・マーサー」らしい。敵兵士からは「Priority Target(優先目標)」と呼ばれることも多い。
気がついた時には凄まじい打たれ強さ異常なまでの身体能力に加え、捕食吸収した対象の記憶と容姿を奪う能力を獲得していた。
妹のデイナによるとバイオテクノロジー企業「GENTEK」に勤めており、何か重大な事実を掴んでいたらしいのだが…?
#openclose(show=ネタバレ(折り畳み)){
ストーリーが進むと、彼こそがニューヨークをウイルスによるバイオハザードで地獄に変えた張本人であり、被害者どころか加害者だったことが判明する。

アレックスは元々GENTEKで行われていた「Blacklight計画」の責任者として数年を費やしてRedlightウイルスを改造し「Blacklightウイルス」を作り出した天才的な研究者であり、後述のエリザベス・グリーンに接触する権限も与えられていた。


しかしBlackwatchが計画の関係者を始末しようとしていることに気付き、自身の身を守るために内情を告発しようとBlacklightウイルスを持ち出したがバレて追手がかかり、追い詰められた挙げ句ヤケクソになってウイルスの容器をその場で叩き割り、即座に射殺された。
この時点でマンハッタン島でアウトブレイクが起きることは確定的であったが、その後もエリザベス・グリーンの脱走を引き起こし、Blackwatchを翻弄し続けるなど知らずのうちとはいえ、彼の成した事全てが感染拡大を加速させてしまった。


物語序盤のアレックスは本人ではなく「アレックスの死体に取り付いたウイルスが、自分をアレックス本人と思いこんで動いている」といった状態である。実際、最終盤のアレックスは生前の「アレックス・マーサー」を明確に別人として認識し、ウイルス開発を含む一連の行動を冷酷で独善的と捉え「アレックスのやったことは許されることではない」と考えているほか、ランドールら人間たちの有り様を見るにつけ人間不信に陥ってしまっていた。人間よりもウイルスのほうが善性を持っているとは世も末である
}


Dana A Mercerデイナ・マーサー
アレックスの妹で、新聞記者。アレックスの指示で一ヶ月ほど前からGENTEKについて調べていたが、その前は5年ほど会っていなかったとのことでアレックスの身辺には詳しくない。
何故か兵士によって捕らえられていたが、アレックスに助けられてからはニューヨーク市内に潜伏しながら情報収集を再開する。

Elizabeth Greeneエリザベス・グリーン
アレックスがデイナに送った資料で存在が判明した少女。GENTEK社研究所に監禁され、何らかの実験に参加させられているらしいが…?
#openclose(show=ネタバレ(折り畳み)){
40年前にRedlightウイルスに感染、アイダホ州ホープでのバイオハザードを引き起こして以来不老化し、多種多様な変異型Redlightウイルスを体内で生成し続けるようになった。
このとき妊娠していたが、出産と同時にランドール将軍によって引き離されている。子供のその後は不明。
アレックスを圧倒する身体能力やウイルス由来の怪物を操る能力を持つ。

Peter Randallピーター・ランドール
ウイルス汚染に対処するためニューヨークに派遣された極秘組織「BlackWatch」の司令官。作中では「GENERAL RANDALLランドール将軍」と呼ばれる。
過去にアイダホで起きたアウトブレイクに対処した経験があり、非情な命令を下す覚悟を持つ。
アレックスを「ZEUS」というコードネームで呼び、人間扱いしないよう部下に念を押している。

Robert Crossロバート・クロス
ランドールの部下。階級は大尉で、もっぱら「CAPT.CROSSクロス大尉」と呼ばれる。作中ではボスキャラ。
まともな人間のくせにアレックスと正面から殴り合うバケモノで、スタンロッドとグレネードランチャーに加えて分裂ミサイルまで携行する。
ランドールの指示でアレックスを追う。

Karen I Perkerカレン・I・パーカー
アレックスの元恋人。遺伝子学博士で、アレックスと同じくGENTEKで働いていた。
序盤にアレックスと再会するが…
#openclose(show=ネタバレ(折り畳み)){
GENTEKの内情を告発しようとしたアレックスに協力していたが、企みが失敗した時点でBlackwatchから接触を受け「アレックスを捕獲あるいは殺害する計画に協力すれば望む職場に配属、協力を拒めば逮捕する」と脅され、Blackwatchに協力することを選んだ*2。作中でクロス大尉がアレックスに注入した寄生体も、彼女が集めたサンプルを元に作り出されたものである。

アレックスを罠にかけるため嘘をついて姿を消したことで裏切りが判明するが、最終的に居場所を突き止められアレックスに殺害されてしまった(記憶を奪った描写は無いため、ただ殺害したのみで吸収はしなかった模様)。}


Raymond F Mcmullenレイモンド・F・マクマレン
遺伝子工学博士。バイオテクノロジー企業「GENTEK」の創設者で、主任研究員も兼任。
アレックスとカレンの直接の上司でもあり、GENTEKの秘密を知る人間としてアレックスに狙われることになる。
#openclose(show=ネタバレ(折り畳み)){
Blackwatchの指示でエリザベス・グリーンと、その体内のRedlightウイルスの研究を行い、ランドール将軍がエリザベス・グリーンの息子であるPariahの存在を隠蔽していることを突き止めるなど非常に優秀な人物である模様。
ただ、マクマレンは純粋な知識欲に基づいて研究を進めており、Redlightウイルスの作用する原理およびウイルスと共存できるグリーン本人の能力の解明を追求していたため、単純に「Redlightの兵器利用」を考えていたBlackwatch(≒ランドール将軍)とは折り合いが悪かったらしい。
やがてアレックスが脱走した際にも、その興味はアレックス自身の遺伝子や肉体に向いており「(一応元部下だった人間を)解剖して調べたい」と述べるなど、その探究心の強さは筋金入りの模様。

一方で、科学的な裏付けがないことを承知の上で「エリザベス・グリーンが感染者を統御している」と確信・断定するなど科学者らしくない部分や、
アレックスやカレンの処断を求めるBlackwatchに対してギリギリまで抵抗し、身の安全を確保しようとするなど情け深い面も見せている。


最終的にアレックスと対峙し、アレックス自身が全ての元凶であることを教え拳銃で自殺したため、アレックスはマクマレンの記憶を奪えなかった。
}


Bradley Ragrandブラッドレー・ラグランド
元GENTEK職員の医師。遺伝工学博士で、その能力はマクマレン博士からも評価されるほどだったが、GENTEKの方針に賛同できず袂を分けた。
現在はマンハッタン市内の病院で働いているが、街に未知のウイルスが蔓延しつつあることを掴んでいた。
ウイルスで亡くなった遺体の調査をしていたところへアレックスが現れ、協力を求められる。


◎用語類

・Blackwatch
メリーランド州のフォート・デトリックを拠点とする、極秘の対生物兵器特殊部隊。*3
元々は生物兵器開発を行う部隊だったが、現在は「米国内における未知のウイルス汚染への対処」が主任務。
全員が全身黒ずくめの戦闘服(士官のみ白い服)にガスマスクという出で立ちで装備も充実しており、装甲車に戦車、攻撃ヘリ等をこれでもかと繰り出してくる。
#openclose(show=ネタバレ(折り畳み)){
ウイルス汚染の根絶のためにあらゆる手段を講じる権限を持ち、本作ではウイルスの拡散を確認して僅か2週間余りの間に

  • マンハッタン島の完全封鎖(橋に砲台の設置、島を出る航空機の無差別撃墜)
  • 非武装かつ無抵抗の民間人の殺傷
  • 避難の済んでいない市街地への砲爆撃
  • 市街地での化学兵器散布
  • 人口密集地での大量破壊兵器の使用
等、常軌を逸した”ウイルス対策”を行っている。それでも十分でないあたりに、Blacklightウイルスの凄まじさが見て取れるわけだが

・GENTEK
遺伝子関連の技術研究を主業務とする企業。本作の物語はニューヨークのGENTEK本社ビルで始まる。
本社ビル内でバイオハザードが起きていたり、少女が監禁されていたりとどう見ても真っ当な会社でないのは間違いないが…

当然ただの技術研究企業ではなく、Redlightウイルスとエリザベス・グリーンを研究するためだけに、Blackwatchがスポンサーとなって設立された企業である。


・Redlightウイルス
Blackwatchが開発したウイルス兵器。”DX-1118A”とも呼ばれる。 当初は「特定人種だけに効果のある生物兵器」として開発されていた。*4
チンパンジーを用いた動物実験(Operation:CARNIVALⅠ)では運動能力や知能の向上などが確認されたが、続くアイダホ州ホープでの人体実験(Operation:CARNIVALⅡ)では当初何らの効果も見せず、人間には不活性と考えられていた。
しかし後のバイオハザードの結果、感染者の致死率99.999%という驚異的な数字を叩き出すに至る。*5

・ホープ事件
Redlightウイルスによって引き起こされた、大規模な生物兵器災害。
「核戦争を想定した都市運営の実験」という建前のもと、多種多様な人種の家族をアイダホ州ホープに住まわせ全員にRedlightウイルスを投与したが、先述の通り当初は何らの効果・症状も見せることはなかった。
実験はそのまま続けられ、3年近く経った頃に突然感染者たちに異常が発生*6。そのほとんどが理性を失った怪物になり、最終的に死に絶えるという悲惨なバイオハザードを引き起こし、街を丸ごと”消毒”する事態にまで発展した。
住民のうち生存者はエリザベス・グリーンと、彼女がこの時産み落とした息子「Pariah」のみ。

・Pariah
エリザベス・グリーンの息子。ホープ事件の最中に産み落とされ、Blackwatchが確保した。
生まれながらに感染しているはずなのだが、感染の兆候は全く無いうえ、あらゆる検査を行ってもウイルス感染を確認できないとされ、謎が多い。本作を含むシリーズ作品・外伝コミックにも一切登場していないため、どのような状態なのかも不明。
彼を含む、ホープでの実験で生まれた子供は「ホープ・チルドレン」と呼ばれているが、Pariah以外はすべて死産か生まれて間もなく亡くなっている。

・Blacklightウイルス
Blacklight計画によって生み出されたウイルス兵器。作中では”DX-1118C”とも呼ばれている。アレックスがバラ撒いたウイルス。
エリザベス・グリーンから採取された変異型RedlightウイルスをGENTEKがさらに改造して作り出したものであり、致死性はRedlightに劣るものの依然高く、感染者のほとんどは深刻な臓器不全で死亡もしくは怪物化*7するほか接触および飛沫で容易に伝染する。
また潜伏期間がある程度長いらしく、作中「InfectedVision感染者探知」を使って感染者を探すとかなりの数の無症状感染者が群衆に紛れている。
ただの殺人ウイルスのはずだったが、アレックスにはどういうわけか特殊能力を付与してしまった。

・Bloodtox
Blackwatchが開発したと見られる、対ウイルス感染者用化学兵器。A-113Aとも呼ばれる。
外見は赤いガスで、Blacklightウイルスの感染者の生命活動を害する一方で感染者以外には無害とされ、実際作中ではコレを吸った人間には特に症状は無かったが、長期的な曝露による影響は不明。
ゲーム上はダメージゾーンであり、ガスの中ではアレックスのHPが減り続けるようになっている。散布装置を破壊するとダメージを受けなくなる。

・Supersoldier
Blackwatchが開発した強化兵士。普通の兵士の1.5倍ほどの身長とものすごい筋肉が特徴。凄まじい走力・跳躍力と、戦車砲の直撃を受けても倒れない耐久力、素手で大型の感染体と渡り合う格闘能力を併せ持つ。
作中で語られたところでは、彼らは「Project:D-code」という計画の産物で”DX-1120”と呼ばれるウイルス*8を投与されたことで驚異的な筋力と再生能力を得ており、その再生能力を前提に体内に防弾装甲を埋め込むなど普通の人間なら耐えられないような内容の強化改造まで施されているとのこと。
作中では先述の通り殴る蹴るの格闘で戦うほかアレックスの攻撃に対してカウンターで掴み攻撃を仕掛けてくるのだが、このときのQTEに対処できないとしんどい相手。逃げても凄まじい跳躍力で追跡してくるうえ、アレックスの擬態を見破るウイルス検知能力を持つため擬態して捲くのも難しい。
感染体とは敵対しているため、Hunter等と殴り合っていることもある。

◎アレックスの能力

作中では戦闘で敵を倒す、ミッションやチャレンジ*9を完了する等によって入手できる「EvolutionPoint(EP)」を消費することで、体力や移動速度の強化、技や特殊能力の解禁を行える。
中にはストーリーの進行が条件だったり、特定のサイドミッションをこなさねばならないスキルもある。
その一部を以下に紹介する。

▽Powers(変身能力)

アレックスの体を変形させ、戦闘に役立つ効果を発生させる。

・Claws Power
両手を鋭利な爪に変化させ、素早い連撃を繰り出す。
素手よりもダメージが高く、振り回すモーションにより密集した雑魚の掃除に便利だが装甲車両には通じない。
強化によって「Groundspike」を解禁すると、強力な遠距離攻撃が可能になる。
・Hammerfist Power
両手を重い拳に変化させ、衝撃力に特化した攻撃を行う。
攻撃速度は遅くなるが衝撃波で範囲攻撃でき、戦車にも有効。
強化で解禁できる急降下攻撃「Elbowslam(肘打ち)」が非常に強力。
・Whipfist Power
右腕を伸縮する鞭に変化させ、長射程攻撃に特化させる。
強化していくと横薙ぎでの範囲攻撃や遠距離の敵を掴むことも可能になり、とても便利。
特にヘリジャックをする時にお世話になる。*10
・Blade Power
右腕を巨大な刃に変化させる。
攻撃範囲・攻撃力ともに極めて優秀で、装甲車両にも有効なため直接敵を殴るだけなら最強と言っても良い。
物語が進むにつれてそうそう殴らせてもらえなくなってくるのが悩みの種。
・Musclemass boost Power
両腕の筋力を増強し、体術と投擲の威力を大幅に高める。
攻撃モーションは能力なしの状態と同じだが、殆どの技の攻撃力が上昇する。地味ながら強化した場合の攻撃性能は高く、この能力を使って瓦礫や車をブン投げる戦法は終盤のボスにも効果的。
余談ながら、普通のパンチで民間人を殴った場合死体が残るのだが、この能力を発動してパンチをかますと並の人間は血煙をあげてバラバラ死体になる。とてもグロい。
・Shield Power
前方に盾を展開し、敵の攻撃を受け止める。
起動するとロックオン中もしくはダッシュ中に盾を展開するようになり、盾で受けた攻撃のダメージを無効にし、のけぞりを防ぐ。
移動に制限がかからないため扱いやすいが、側面や背後からの攻撃には意味がない。また一定量のダメージを受けると盾が壊れ、再生するまで盾を出せなくなる。
・Armored Form
全身に装甲を纏い、全方向からのダメージを軽減する。見た目のせいで黒奇居子くろがうなだの呼ばれる。
滑空Glide空中ダッシュAirdash緊急回避Diverollが封じられてしまうため、敵によってはむしろ不利になるので使い所が難しい。せめてDiverollが使えればよかったのだが。
ちなみに使いながら走ると接触したものを押しのける。人や車がポンポン吹っ飛ぶ様はなかなか面白い。

▽Movement

移動速度や機動性を向上させるスキル群。

・Diveroll
緊急回避。側転や前転で短距離を移動する。
のけぞりモーションや多くの攻撃後の隙をキャンセルして発動できるため、攻略にはほぼ必須のスキル。
・Airdash
空中で任意の方向へ急加速する。強化すると加速力や連続使用回数が増える。
瞬時に最高速度を出せるため、空中機動以外にも応用が利く。
・Glide
空中を滑空できるようになる。上昇しないため無限飛行はできないが、Airdashと組み合わせるとかなりの距離を飛べるようになる。

▽Combat

戦闘技能。能力というより体術と呼ぶべきものが多い。


対人間専用の技も多いが、人間は大抵アレックスの攻撃で即死するので対人間用の技の大半はただの魅せ技となっている。

・Flying kick boost
飛び蹴りの威力を強化する。ただの飛び蹴りと思うなかれ、この飛び蹴りこそ作中で最も多用する、アレックスのメインウェポンである。これを強化することで攻略がグッと楽になる。
飛び蹴りをした相手に追加攻撃を加える「Flipkick launcher」や命中した敵に乗って滑っていく「Body surf」など関連アクションも豊富。
・Cannon ball
体をタテ回転させながらの体当たり。要は飛鳥文化アタック
ネタ臭い見た目に反し、飛び蹴りよりも攻撃力が高い。
・Bullet dive
滑空状態からの急降下体当たり。繰り出した高度によって威力が変わり、高空で出すほど高威力になる。
活かせる機会は少ないがアレックスが使う通常攻撃の中では最強クラスの技。
・Uppercut launcher
アッパーで敵を打ち上げる。昇龍拳。追加でスキルを開放すれば、さらに空中コンボ→地面への叩きつけに派生する。
ここまで優遇されていながら使える相手が限られる上に威力もそれなり止まりであるため、趣味で使う技の域を出ない。
・Curb stomp
ダウン中の敵への追い打ち…なのだが、実質ただの死体蹴り。戦闘中に死体蹴りをしている暇など無いため、使えたところで全く意味はない。自由行動パートフリーロームで遊ぶための技である。
・Grapple slam
掴んだ人間を地面に叩きつける。周りの人間を巻き込めるが、密集した人間を蹴散らす方法なら他にいくらでもある。
・Power bomb
空中で人間を掴んだまま急降下して地面に叩きつけ、周囲の敵にもダメージを与える。
使えなくはないが、やはりあえて使う意味は薄い。

▽Devastators

体力を消費して放つ必殺技。スキルの「Criticalmass boost」を強化すると使用可能回数が増える。
ゲーム中では上記「Combat」カテゴリ内の「Areaeffect」グループに収まっているが、ここでは別枠で紹介する。

・Tendrill barage / Air Tendrill barage
全方位に向けて無数の触手を発射し、広範囲の敵にダメージを与える。通称:ひじきアタック
生物系の敵に効果が高い一方、装甲車両や建造物には効果が薄め。空中で使用すると邪魔なヘリも一掃できる。
本作を象徴する技と言える。
・Groundspike graveyard / Air Groundspike graveyard
地面に拳を叩きつけ、多数の巨大な棘を出現させて周辺の敵を串刺しにする。通称:たけのこの里
Tendrill barageとは逆に装甲車両や建造物に対して効果が高い。巨大ボスにも有効。
ただし地表付近の敵にしか届かず、高空の敵には効果がない。攻撃範囲もひじきに比べて若干狭い。
・Critical pain / Air Critical pain
正面に向かって巨大な触手を放つ。
一体の敵しか攻撃できないが、攻撃力が極めて高く射程も長い。
ただし照準に妙な癖があり、当てるのがとても難しい。

▽Disguise

擬態能力関連。アレックスは吸収した相手の記憶を奪い、衣服も含めて容姿を完全に再現できる*11
吸収・擬態能力そのものは最初から持っており、弱い相手はいつでも、耐久力の高い相手は瀕死にしてから吸収できる。

・Stealth consume
敵に視認されていない状態で、背後から忍び寄ることでこっそり敵を吸収できるようになる。
警戒フェーズへ移行せずに対象を吸収できるほか、単に標的を殺害する技としても使えるため基地への潜入等が容易になる。
・Patsy
擬態した状態でロックオンした相手に「こいつがアレックスだ!」と濡れ衣を着せる特殊行動。標的にされた相手は周辺の兵士たちによって即座に蜂の巣にされる。
最初は至近距離の相手にしか使えないが、強化すると射程が伸びて演出も変わる。


◎余談

  • 2015年に、リマスター版となる「Prototype Biohazerd bundle」が発売されている。プラットフォームはXboxone,PS4,PC。
    内容は本作と続編の「Prototype2」、およびDLCをまとめて、画質やフレームレートの改善などを施したものとなっている。

  • 台湾版は「原型兵器」、中国版は「虐殺原型」というタイトルがつけられている。


追記修正は、ヘリコプターに飛び蹴りをかましながらお願いします。


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  • 飛び回りオープンワールド系のターニングポイントの1つ。1が翻訳されてないのとsteamで2がおま国なのがなぁ…あと後半になるほど雑魚戦がキッツくてストレス溜まる -- 名無しさん (2021-07-25 04:16:46)
  • 嫌いじゃないけど大味なゲームだったな。グリーンの息子がストーリーに絡まないままシリーズが頓挫したのは残念。 -- 名無しさん (2021-07-25 08:48:41)
  • バイオハザードヴィレッジで判明した真実でアレックスのことを思い出したのは私だけかな? -- 名無しさん (2021-07-25 11:19:39)
  • 因みにエンディング後はアレックスは全世界を見て周り、改めて「人間ってクソだな」という決意を固めてしまう事に -- 名無しさん (2021-07-25 12:21:52)
  • 2でアレックスさん敵になってなかったけ? -- 名無しさん (2021-07-26 01:14:30)
  • 切断面もグロいけど、敵を吸収する直前のうねうね具合の方が見ててぞわっとくる -- 名無しさん (2021-07-26 20:30:11)
  • リマスター出ていたのか!生まれて初めてビルをダッシュで駆け登った名作だったよ…後は顔が隠れるフードが好きな人にもおすすめかな -- 名無しさん (2021-07-29 00:06:41)
  • 次回作だと自分を滅ぼせる存在を作る為にウィルス撒き散らすとか実に迷惑 -- 名無しさん (2022-09-07 21:36:15)

#comment(striction)

*1 そもそも近年のゲームの例にもれず詳細な説明書などは無く、ゲーム内での説明を充実させた仕様になっている
*2 再会した時にはアレックスに協力するつもりだったようだが、アレックスの態度の変化によって「これはアレックスの姿をした別のものだ」という結論に至っていた模様
*3 フォート・デトリックは実在する施設で、米軍の生物兵器研究拠点。
*4 この研究テーマ自体は継続していたようで、続編のPrototype2でも「特定人種を”駆除”するウイルス」の開発を続けているGENTEK社員が登場する
*5 ゾンビ(walker)化した住民の大半はBlackwatchによって射殺されたはずなので、おそらくゾンビ化を死亡としてカウントした数字と思われる。
*6 発症まで3年を要した理由についてははっきりしていない。作中で「ホープで死産となった胎児・乳児の多くは未確認の変異株に感染しており、まるでウイルスが試行錯誤を繰り返していたかのようだ」とは言われているが…
*7 「Walker」と呼ばれる、ゾンビのような怪物になる
*8 投与された者は「代謝、筋力、反射神経の劇的な改善」を見せるとされ、効果から見てRedlight/Blacklightの亜種と思われる。ランドール将軍の指示によりウイルスが発見されてから僅か3週間で人体への投与実験、それから量産化まで一気に進んでおり、GENTEKの科学者でさえ「まだ早い」と苦言を呈していた。
*9 マンハッタン各地に配置されているタイムアタック等のミニゲーム
*10 飛び蹴り等でもヘリジャックは可能だが、攻撃を命中させる必要がある(=奪ったヘリにはダメージが入ってしまう)上にボタン入力のタイミングがシビアで実行しにくい。Whipfistを使うと、無傷のヘリを簡単に奪うことが可能になる。
*11 遺伝子レベルで再現するため、生体認証も意味を成さない

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