登録日:2021/06/09 Wed 21:28:48
更新日:2024/05/27 Mon 13:18:38NEW!
所要時間:約 40 分で読めます
▽タグ一覧
fallout fallout76 人は過ちを繰り返す 核ゲー ポストアポカリプス falloutシリーズ ゲーム 所要時間30分以上の項目 steam 2018年 核ミサイルはおもちゃ ベゼスダ・ソフトワークス アパラチア レジデント 平和の素晴らしさを知るゲーム 放射線は隣人 放射線は調味料
2102年、再生の日。
爆弾が落とされてから25年
有望な国民の中から選ばれたあなたと仲間のVault居住者たちは
終末戦争後のアメリカへと足を踏み入れる。
●目次
概要
Fallout76(フォールアウト76)は、2018年11月14日に正式サービスが開始された、ベゼスダ・ソフトワークスより発売されたオンラインゲームである。
前作に当たるFallout4から三年ぶりのFalloutシリーズ最新作。シリーズでは初になるオンラインゲームで、他プレイヤーと共に核戦争で荒廃したアメリカ、通称「ウェイストランド」を冒険していくことになる。
冒険の舞台となるのはアメリカ東海岸に近い内陸州「ウェストバージニア州(通称『アパラチア』)」。
世界を滅ぼした全面核戦争から20数年後の世界で、プレイヤーたちは核戦争が生み出した様々な困難に立ち向かいつつ、「アメリカ再建」を目指すことになる。
また、今作の年代はFalloutシリーズの物語の時系列において、一番古い年代を扱っている。そのため過去のシリーズに登場した場所や人物が言及されることもあり、ファンであればニヤリとできるかもしれない。
そんな今作だが、発売当初は様々な要因により酷評されていた。
- バグの多さ。とにかく挙動が安定せず、まともに遊ぶのが困難な時期さえあった。
- 選択肢のある会話が楽しめるNPCが存在しない。これまでのFalloutシリーズで最も重要視されていた要素の1つであったため、シリーズファンを中心に多いに不満を呼んだ。
- PVP(対人戦)要素。シリーズファンは1人でじっくりと物語を進めたいタイプのプレイヤーが多かったためか、やはり歓迎されなかった。
しかし無料アップデートを何回も重ねていった結果、バグは減り、選択肢のある会話を楽しめる人間のNPCが追加され、PVP要素も基本的には排除されていった。それにより、発売から数年かけることにはなったが地道に評価を取り戻しつつある。
現在における今作の売りを一言で表すなら、「ゆるくつながれるオンラインRPG」または「ポストアポカリプス世界が舞台のどうぶつの森」といったところだろうか。
- オンラインRPGではあるが、本作のコンテンツは一部を除き、ソロでクリアできるものばかり。
- 現在の環境では一部を除き、他プレイヤーとのPVP(対人戦)が発生することはない。
- 今作にはアパラチアの各地に自分オリジナルの建物を建築できる「CAMP」という拠点作成システムがあり、あちこちで建築好きのプレイヤーが建てた力作を見ることができる。
- ボイスチャットはあるがテキストチャットは存在しない。エモート(ジェスチャー)を送ることはできる。
こうした要素が積み重なった結果、多くのプレイヤーは自分独自のペースでアパラチア中を歩き回り、時々レイドボス戦で協力してはお互いに「グッド!」のエモートを送り合い、時々他プレイヤーのCAMPで買い物したり…、と、極めて緩やかにつながりながら日々を過ごしている。
もちろん、中にはフレンドをつのって騒いでいる人たちも存在する。どう楽しもうがこのゲームは自由であり、それを許容する懐の深さがあるのだ。
何にせよ、本作も過去のFalloutシリーズ作品に負けず劣らずのレベルで他作品にない魅力を有しているので、機会があれば今作に触れてみる、または戻ってきてみるのは如何だろうか。
なお、単にゲームを遊ぶだけなら本作(+家庭用ゲーム機であればオンラインサービスの利用権)を購入すれば遊ぶことができるが、本作ではそれ以外にもいくつか課金要素が存在する(基本的に衣装や建築アイテムを購入するためのもの)。
課金要素について
「Atom Point」なる課金通貨を現金での購入やおよびゲーム内でのシーズンチャレンジ報酬によって獲得できる。
これを専用ショップで消費することで様々な衣装や建築アイテムを購入できる。
P2W要素も皆無ではないが、基本的に育成ブーストや強力な消耗品、リアル時間単位での消耗品生成にとどまり、強さに直結することはほぼ無い。
◆月額サービス「Fallout1st」
月額1500円で様々な特典を得ることができるサービス。課金分はAtomでほぼ全額還元される他
- 課金通貨&bold(){「&bold(){Atom Point}」を月毎に獲得
- サービス加入者限定の衣装や家具アイテムの入手
- 自身とフレンドのみ活用可能な「プライベートサーバー」の利用権
- ジャンクアイテムを無尽蔵に溜め込むことが可能な「スクラップボックス」の利用権
- 弾薬(○○コア4種を除く)を無尽蔵に溜め込むことが可能な「弾薬ボックス」の利用権
- マップ上の好きな場所に設置可能な「サバイバルテント」の利用権
- スコアボード報酬の大幅増加
が利用可能になる。
特に弾薬とスクラップの倉庫は重量制限を劇的に軽減しプレイ感覚が別物になる。
2023年12月現在、サービスの期限が切れても中身が失われることはない*1ので、惑星ニルンや西暦2330年の宇宙に浮気したくなったときでも維持費を払い続ける必要はない。
ストーリー
Vault76、それは核戦争でいずれ滅ぶであろうアメリカ合衆国を再建するため、選りすぐりの人材を保護し続けるために建設された核シェルターである。
世界が全面核戦争で滅びた2077年から25年が経った2102年10月23日、通称再生の日に、ここから多くの人間がアメリカ再建のため、アパラチアの大地へと旅立った。
さて、それからしばらく経った2105年。本来であれば全員がとうに旅立ち、無人となったはずのVault76には、まだ人が住んでいた。そうしたVault居住者(通称レジデント)のうちの一人が、あなただ。
Vaultのシステムを無理やりごまかし、自分たちが滞在できるよう取り計らってくれたロボットたちも、もう食料がないからこれ以上ここに住むのは無理だと言っている。
さあ、いい加減旅立つ時がやってきたのだ。まだ見ぬアパラチアの地に踏み出し、監督官や仲間達と共に、アメリカ合衆国の再生を開始しよう。
新人レジデント向け講座
これからFallout76を遊ぼうという人々のため、現在のアパラチアで気をつけるべきこと、物語の序盤をどう進めるべきなのか、ということをここで紹介したい。
先輩レジデントたちは怖くない!
あなたがVault76を出た直後、ひょっとしたら羊のきぐるみを着込んだおっさんや、いかつい軍服に身を包んだおばさんに遭遇するかもしれない。でも安心して欲しい、彼らは(大抵の場合)君たちの味方だ。
Fallout76のプレイヤーコミュニティは、(一部の例外を除き)とても新人プレイヤーに対し友好的だ。あなたがまだレベル一桁代で明日のスティムパック(回復アイテム)にも困る状況であれば、喜んでアイテムを融通してくれることだろう(ただし、あまり甘えるのはマナー違反である)。
PVP(対人戦)を避け、気兼ねなくコミュニケーションを取るためにすべきこと
- 設定画面で「平和主義者」モードをONにしよう。これだけで他プレイヤーとPVPが発生することはまず無くなる。
- 他のプレイヤーのCAMP(拠点)にお邪魔する際は、鍵のかかった扉や浄水器を絶対に開けてはいけない。これをやるとあなたは指名手配されてしまい、誰からでも攻撃されるようになってしまう。
- 各地にあるワークショップという施設は、ゲーム内の他の場所と違いPVPがかなり簡単に発生してしまう。そもそもPVPを好むプレイヤーが少ないため利用してもPVPに発展することは稀だが、一応気をつけた方が良いだろう。
寄付箱を漁ろう
さて、上記のように先輩プレイヤーが新人にプレゼントをあげるのは割とポピュラーな行為なのだが、公式もそれを察知したようで、プレゼントをあげやすくするためのシステムがゲーム内に実装された。それが「寄付箱」である。Vault76の入口付近や、各地の鉄道駅に設置されている「赤い箱」がそれだ。
システムといっても、ようは「寄付箱」と名前のついた唯の箱である。アイテムの出し入れは自由にできるので、先輩プレイヤーが新人プレイヤーのために余ったアイテムを入れ、新人プレイヤーがそれを受け取る、というのが基本的な使い方となっている。たまに先輩プレイヤーが他の先輩プレイヤーの入れたアイテムを掠め取ることもあるかもしれないが、まあご愛敬である。
この箱が出来たおかげで、上記のような「Vault76の正面で出待ち」をする必要がなくなり、プレゼントをあげるのが大変楽に行えるようになった。新人諸氏はぜひ覗いてみると良いだろう。…そうそう、「ヌカ・シャイン」という飲み物には気を付けるように。
レベル50までは気楽に
デイリーオプスやレイドボスの報酬など、様々な要素が一通り解禁されるのはレベル50になってから。特にレアなレジェンダリを拾っても、50未満では基本性能が下方修正されているので結局手放すことになる。50までは練習期間と思って自分に合った他プレイスタイルを模索するといい。
シーズンをクリアしよう
「シーズン」とは、所謂「バトルパス」と呼ばれる期間限定報酬獲得システムのこと。
デイリーミッション&ウィークリーミッションをこなすことで報酬を獲得できるのだが、これについては積極的に挑んだ方が良い。
シーズンで獲得できる消耗品アイテムは低レベル時ほど有用な上に、1シーズンにつきおよそ1つ設定されている報酬ユニーク武器は大変強力(低レベル時に作成しても、高レベルになった時点で作り直すことが可能)。
課金してシーズンを進めるシステムもあるため、財布が許すなら課金してお目当ての報酬獲得まで一気に進めてもいい。リアルマネーバンザイ。
飢えや乾きも怖くない!
本作はサバイバル要素を売りにしており、プレイヤーには飢えと乾きのゲージが設定されている。
…が、このゲージは満たしているとバフ(良い効果)を得ることができるが、減っていた場合バフが消えるだけでマイナスの効果が発生することはない。
アパラチアでは水も食料も基本的に放射線(RAD)に汚染されており、摂取すると自分も放射線を浴びてしまい、最大HPが減ってしまう。放射線を除去するには特殊な薬剤が必要であり、序盤のうちは貴重品。なので、最初のうちは無理してお腹や乾きを癒やさなくても良いかもしれない。
ただ、飢えと乾きを満たした際のバフは結構強力なので、余裕が出てきたら食料や水を揃え、放射線対策の薬品を揃えるようにした方が良いだろう。
やっぱり人間として食事はしたい。そんな人へ。
飢えや乾きを満たすための方法はいくつか存在する。
変異した動物や植物を調理する。
放射線に汚染されたとはいえ、元は自然豊かな地域であるアパラチアには、食べられる動植物が多く存在している。
それらを狩ったり採取したりし、各地に存在する(自分の拠点「CAMP」にも作れる)クッキングステーションで調理する。これがもっとも手軽に飢えと乾きを満たす方法だろう。
作中でも解説されるが、調理しない生の食品は放射線汚染を受けやすく、食べるだけで病気になりかねない。よって、多少手間であっても調理をするのがおすすめだ。
また、調理した食品には30分~1時間程度の時間持続するプラスの効果を付与してくれるものが多い。
例えば、ハダカデバネズミのミュータント、「モールラット」の肉を調理した「モールラットの塊肉」を食べると、30分間Strength(力)が僅かだが上昇する。
調味料などを使う、より凝った料理を食べると更に高い恩恵を得ることができるので、ゲームに慣れてきたら試してみると良いだろう。
戦前の食品やきれいな水を使う
この世界の加工食品は製造から数十年経っても食用可能な謎の保存技術によって作られている。
つまり、「ゴミ箱を漁って食料を手に入れて飢えをしのぐ」というのは大変実用的なサバイバル技術なのだ。専用のPerk(スキル)「Can Do!(ゴミ箱やクーラーボックスから追加で食品が見つかる可能性が上がる)」も存在する。
戦前の食品やきれいな水を食生活の中心に据える最大のメリットは「放射線汚染を回避できる」こと。
※ただし戦前の食品には「放射線汚染された戦前の食品」も存在する。アイテム説明欄をよく見よう。
また、上記の「Can Do!」を利用したゴミ箱漁りや、自分の拠点CAMPできれいな水を生産したりと、意外に調達が楽なのもおすすめできるポイントだ。
ドッグフード缶とアルコール飲料とヌカ・コーラ
上記の「戦前の食品」の一種なのだが、これら3種類については専用のPerk(スキル)が存在する。
それぞれ「Good Doggy」、「Party Boy/Girl」「Cola Nut」というのだが、この中でも特に「Good Doggy」は初心者にもオススメである。
これはドッグフード缶のあらゆる効果を2倍にするPerkであり、装備していれば飢えの解消から体力の回復まで全てをドッグフード缶で行なうことができる。
放射線汚染されていることが玉に瑕だが、それ以外はほぼ完璧な食品と言って良い。さあ、ゴミ箱を漁って犬の餌を見つけ出し、アパラチアでのサバイバルに備えよう!…人間としての尊厳が多少アレな気もするが!
Perk(スキル)「Mystic Power」を装備すれば、倒した人型の敵から…栄養を補給できる。しかもかなり回復率が高い。
以前のシリーズと違い、今作では「Mystic Power」しても評判が下がったりはしない。放射能汚染が蓄積しやすいこと以外は、ほぼ何の問題も起こらない。
ただし…今作はオンラインRPGなので「お食事」の光景が他プレイヤーに丸見えだがな!
何でも良いから拾っとけ!
このゲームでは料理するのも武器・防具を作ったり修理したりするのも、拠点(CAMP)を建築するのにも、とにかく素材(ジャンク)が必要になる。
道端に倒れている木から遊園地跡に残る飲料水のカップ、果てはオフィスに残るタイプライターに至るまで、文字通り何でも素材になるので、見かけたらとにかく拾おう。
あと、拾ったジャンクは定期的に各種作業台で解体すること。重量が大幅に減るからだ。スタッシュ(収納箱)にしまう際も同様である。
化け物やロボットも怖く…いや、怖い!
アパラチアの各地には放射線で変異した怪物(通称「アボミネーション」)や暴走したロボット、さらに今作初登場となる灼けた皮膚を持つ元人間「スコーチ」といった脅威が存在する。
彼らに対抗するためには、こちらも武器を手にする必要がある。幸いVault76を出てすぐのところでパイプピストルやマチェットといった簡単な武器が手に入るので、まずはそれを使うと良いだろう。
また、特に銃を使って戦う場合はFalloutシリーズおなじみの戦闘支援システム「VATS」に頼ることがおすすめだ。
敵を自動で狙ってくれるシステム。ボタンを押すだけで敵に弾が当たるため、射撃が苦手なプレイヤーでも簡単に敵を倒すことができる。
ただ、今作はオンラインゲームであるため、以前の作品とは違い時間を停止したり、遅くしたりすることはできない。
大雑把に言ってしまうと、オートエイムがAP(アクションポイント)の制限付きで使える、というシステムになっている(また単に敵を狙うだけでなく、『敵の部位(頭部や脚など)を個別に狙う』場合は、専用のパーク(スキル)が必要となる)。
しかし、応用すると「反動が大きいオートマチック銃を全弾敵に的中させる」とか「散弾を一箇所に全弾命中させる」とかいった使い方もできる。慣れてきたら色々試してみると良いだろう。
近接武器の場合は…近づいて殴ろう。体力が減ったら回復しよう。レベルが上がったら、ステータスのうち筋力(Strength)を上げよう。…多分それでなんとかなる。
ついでに、レベル上げとステータスについて
今作において主人公のステータスを決定するのは、基本的には基礎能力を表す「SPECIAL」、特殊能力を表す「Perk」である(あと2つほどあるが、ひとまずは考慮に入れなくて良い)。
SPECIAL
Falloutシリーズでは伝統的に、あらゆる人間、ミュータント、果てはロボットが持つ基礎能力を「7つの特性」に分けて表現している。
- Strength(筋力:近接攻撃の威力や所持重量に影響)
- Perception(眼や勘の鋭さ:索敵能力やVATSの命中率に影響)
- Endurance(持久力、体力:最大HPや走れる時間の長さに影響)
- Charisma(協調性や人を引っ張る力:買い物の際の値段やイベントクリア時の経験値に影響)
- Intelligence(頭の良さ:獲得経験値に影響)
- Agility(俊敏さ:プレイヤーが行動の際に消費するAP(アクションポイント)の最大値に影響)
- Luck(運の良さ:拾った武器の状態や、クリティカル攻撃のしやすさに影響)
Lv1の段階ではこれらの数値はどれも「1」だが、Lv50になるまではLvアップする度に、これらの数値に「1」ずつ足していくことができる。ステータス1つあたりの最大値は「15」。
Lv20以降になるとステータスの振り直しができるシステムがあるため、あまり悩まずに振って問題ない。
Perk
今作では「Perkカード」という、トレーディングカードを模したシステムが採用されている。
レベルが上がったりした時に入手できる「Perkカード」を「Perkスロット」に装備することで、操作するキャラに特別な力を授けることができるのだ。Perkスロットに装備できるカードの枚数には上記のSPECIALが深く関わってくるため、装備したいPerkカードのことを考えながらSPECIALを上げると良いだろう。
ここでは初心者向けのことだけ書いておく。
- 最初のうちはLuckのPerk「Pharma Farma」を付けておくと良いだろう。薬箱から追加で薬品が入手できる確率が上昇するため、生存しやすくなる。
- Fallout76では「どの武器も使える万能キャラ」を育成することは難しい。始まったばかりの頃は良いが、ある程度進めたら「自分がどの武器を使いたいか」を決めて、それに特化する形で育成を進めるのがオススメだ。
- 近接攻撃ができる武器には幾つか種類がある。どれを選ぶにせよ、近接武器の威力を上げるPerkは全て「Strength」の数値が必要になるので、使いたければ上げておくと良いだろう。
- 遠距離攻撃ができる武器にも幾つか種類がある。種類ごとに威力を上げるPerkが属するSPECIALも違うため、よく調べておくと良いだろう。どれを使うにしろ、Perceptionに属するPerk「Concentrated Fire」はオススメだ(VATS攻撃で敵の部位を狙えるようになる)。
寝床がないのは、やっぱり怖い!
上述したように、本作にはサバイバル要素が取り入れられている。飢えや乾きは放っておいても最悪なんとかなるが、問題なのは武器や防具といった装備である。
武器や防具にはCND(状態)のパラメーターが設定されており、これが0になると壊れてしまう。CNDは修理を行えば回復するが、修理するには作業台というものが必要で、これはどこにでもあるものではない。
そうしたものを自前で用意できるのが、あなた自身の寝床にして拠点、「CAMP」である。
C.A.M.P
前作のクラフト要素も取り入れた、拠点構築要素。
キャップを支払うことでCAMP装置をマップ上に配置し、そこを中心に拠点を構築できる。
拠点内には各種作業台や物資を保管するためのスタッシュ(コンテナ)を設置できる。ある程度冒険が進んだら作ってみると良いだろう。
また、他者が作ったCAMPにファストトラベルすることも可能。他人のCAMPから発想を得るのも良いかもしれない。
CAMPには自動販売機を設置することが可能で、いらないアイテム等に値段をつけて販売することもできる。
他の人のCAMPめぐりをしてみたら、意外な掘り出し物が見つかるかも……しれない。
で、どこに向かえば良いの?
Vault76を出たばかりであれば、とりあえず近所にいる女性の2人連れ「レイシーとイセラ」に話かけると良いだろう。あとは発生するクエストを追っていけば、自然と各地を巡れるようになっている。
とにかく「迷ったらメインクエストを攻略」。これでだいたいどうにかなる。
ついでに言うと、アップデートにより追加されたOne Wasteland(レベル調整システム)のおかげで、本作の敵はプレイヤーのレベルに合わせて強さが上下する。
そのため、敵のレベルが高い地域に足を踏み入れても何もできずに倒されるということは少ないだろう。
ただ、それでも高レベルの敵が出る地域の敵は基本的には手強いので注意しよう。
(おまけ)トロフィーは...無理するな!
「せっかくなのでトロフィー獲得に挑戦したい」と考える新人プレイヤーもいるかもしれないが、現状は少し難しいかもしれない。
- PVP要素が条件のトロフィーがある。
上記のように、現在のFallout76ではアプデの末にPVP要素が基本排除されたゲーム設計となっているのだが、そうした改善が行われる前に設定されたPVP関連のトロフィーが存在する。
具体的には「PVPで相手を20人倒す」というもの。が、現状では相当厳しい。協力してくれる他プレイヤーに心当たりがない場合は諦めたほうがいいかも…。
- 「オートアックス」が入手しにくい。
オートアックスとは「The Pitt」というアップデートの際に実装された武器なのだが、現状、こいつを入手するには「切手」というアイテムを集めるか、または課金通貨アトムを利用してアトムショップで購入しなければならない。
そして、このオートアックスを使って特定の敵を複数倒すというトロフィーが存在する。が、初心者のうちに「切手」を規定枚数集めるのは相当厳しいし、課金通貨に手を出すのも抵抗があるかもしれない。よってこちらのトロフィーもまた、達成するのが難しいと言えるだろう。
ただし、「オートアックス」自体は大変強力な武器なので、余裕が出てきたら入手に挑戦してみるのも良いだろう(チェーンソーで代用はできるが)。
登場人物(2102年~)
本作品はオンラインゲームであり、アップデートを重ねる度に登場人物や、世界の情勢そのものまで変わっている。よって登場人物紹介も作中年代に分けて行うこととする。
ここでは本作の発売当初におけるゲーム内世界、2102年のアパラチアにおいて、生存していることが確認されている人物を紹介する。この年代においてはアパラチアはほぼ無人の大地となっており、ここで紹介している主要人物以外に会話できるNPCは数名しかいない(しかも、ほぼ全員がロボットである)。
レジデント(Resident)
Vault76の住人。本作の主人公にして、プレイヤー。
偉大なるアメリカ合衆国の「再生」を目的として、これまで生活していたVault76からアパラチアの大地へと降り立った。
Vault76から出たばかりのレジデントはアパラチアに舞い戻ってきた人々の揉め事に関わるか、そうでなければ奮闘虚しく絶滅した先人たちの痕跡を辿ることになるだろう。
- 放射能汚染された水源に嬉々として浸かりに行き、自らの遺伝子を放射線によって変異させる
- ↑の結果、超速度で走り回ったり建物を飛び越すジャンプ力を身につけるのは序の口、放射能や電撃を放てるようになったりワシの眼になったり筋肉がねじれたりウルヴァリンよろしくかぎ爪が生えたりする
- これらを始めとする
スパミュ化強化の結果、アパラチアの生態系の頂点に座する存在「スコーチビースト」をちょっとお菓子摘むかみたいな感覚で屠る人の形をしたナニカとなる - レイドボス戦ではこんな連中が何十人にも群れてレイドボスを蹂躙する(本ゲームのエンドコンテンツに位置するボスですら五分持たない)
- メインクエストが進行するとアメリカ合衆国将軍の地位を獲得し
ところで将軍、その権力で好き勝手する。具体的には、アパラチアの好きな場所に核ミサイルを落としまくる - 核ミサイルの爆心地には放射能変異した貴重なアイテムや強いボスが湧く為、喜び勇んで放射能の暴風雨の中に突っ込んでいく
ちょっとお前(達)自重しろや。
……アメリカ合衆国の再生が目的とは何だったのかと言わんばかりのフリーダムっぷりだが、一応ストーリー上では監督官の指示に従い、アメリカ再生のために動いている。でも核ミサイル落とすのは流石にやりすぎでは
また、前作の主人公には「夫は退役軍人、妻は弁護士」といった設定が付与されていたが、レジデントには事前に用意されたキャラ設定はほぼない。「Vault76で生活していた戦前世界の人間、またはその子供」以外はどんな生い立ちを想像するのも自由である。
監督官
生まれも育ちもウェストバージニア出身の、Vault76の監督官。
Vault-Tec大学を飛び級で卒業し、異例の若さで監督官に就任したという才女。25年間に渡ってVault76の監督官を勤め、住人からの支持も厚い。
レジデントより先にアパラチアに旅立っており、アパラチアの各地にレジデントのための物資や音声記録(ホロテープ)が入ったコンテナを用意してくれている。
大型アップデート「ウェイストランダーズ」にて生存が確定。
実際に会うことも可能で、自身がアパラチアを旅した結果得た知見を元に彼女なりの「アメリカ再建」を行おうとしており、レジデントはそれを手伝っていくことになる。
Falloutには珍しい、まっとうな善人にして常識人。しかし無法地帯と化したアパラチアにも順応しており、Vaultスーツの上から纏ったトゲ付き肩パッドがそれを物語っている。余談だがこの肩パッド、地味に人気が高く実装が望まれていたりする
戦前はエヴァンという恋人がいたらしいが……
ローズ
元スキーリゾート施設「世界の頂上」を根城にしている、レイダーの首領を自称するMs.ナニーモデルのロボット。レイダーの復興計画を練っていて、レジデント達に様々な無理難題依頼を飛ばしてくる。
かつて存在したレイダー集団「カットスローツ」に存在した女性「ロザリン」を元に構築された人格が搭載されている。
レイダーらしい享楽的な性格をしてるが、一度信頼した者には義理堅い。
ラジオも運営しており決め台詞は「シーユーレイダー」。
MODUS
エンクレイヴアパラチア支部を統括、管理するAI。バンカーの存在を突き止めたレジデントを認め、エンクレイヴメンバーとして彼(彼女)を誘う。
そしてエンクレイヴ復興に加担する見返りとして、核ミサイルの発射手順をレジデントに教える張本人。お前のせいでアパラチアがヤバい
彼と会話する際に利用するターミナルでは彼のアバターとなる男性像が映っているが、その姿はもっぱら「音割れポッター」に似てるとの噂。
登場人物(2103年~)
ゲーム発売から約1年後に実施された大型アプデ「Wastelanders」にて、ゲーム内世界の情勢は一変し、大量にNPCが追加された。また、このアプデに合わせてゲーム内時間は「2103年」へと進んでいる。
ファウンデーション
大型アップデート「Wastelanders」で追加された入植者の勢力。アパラチアの外からやってきた比較的理性的な人々が集ってできた組織で、グールや元レイダーを受け入れる懐の広さもある。
アパラチア南部にある展望台「スプルーズ・ノブ」を改装して作った拠点「ファウンデーション」で、日々労働に勤しんでいる。
外から来た人々であるため、アパラチアに現在進行系で発生しているスコーチやスコーチ病といった脅威や、自分たち以前にアパラチアに住んでいて壊滅していった組織等には詳しくない。
ペイジ
ファウンデーションの(実質)リーダー。オーバーオールと薄い頭髪が特徴の中年男性。
協力を重んじる彼らは特にリーダーを決めて活動しているわけではないのだが、ワシントンD.C.(後のキャピタルウェイストランド)にて建設労働組合の代表者の一人であったペイジが実質的にリーダーとなっている。
核戦争後の世界でも物は残り続けることが人に希望を与えると信じており、建築活動をして生活拠点を広げ、ゆくゆくは人々に家族を持ってほしいと願っている。
設定上は人々の安寧を願っている良い人で、実際良い人なのだが、何かと会話に皮肉的表現を混ぜるためあんまりレジデント達からの評判はよろしくなかったりする。
ウォード
防衛担当と思われるもう一人のリーダー役。髭を生やしていてテンガロンハットがトレードマーク。元レイダーで、重要な機材に発信機を取り付けたり、通信周波数からレイダーの居場所を判断したりなど、過去の経験を活かして多くの信頼を得ている。
デイリークエストで盗まれた機材を取り返すようレジデントに依頼したり、クレーターの写真の密売先としての役割を持つ。
話しかけた時の第一声「ようやく、気概のあるやつが現れたか」は何百回と聞く事になるセリフだが、スキップすると会話が止まるバグが起こるので大人しく聞こう。
サニー
商人役を担う3体のプロテクトロン型ロボット。セールするする詐欺の雑貨屋、物騒な物言いの武器屋、変な事ばかり言う食料品屋と担当が分かれている。
同じ見た目、同じ声、同じ名前だが互いに「自分以外は偽物」と主張し、別のサニーが本物だと言われると怒る。
クレーターレイダー
大型アップデート「Wastelanders」で追加されたレイダーの勢力。
スコーチの脅威により崩壊したレイダー派閥「ダイハーズ」の生き残りを母体とている。
狩猟はダイハーズの元構成員、メグ・グローバーグ。
派閥。
アパラチアの北部に墜落した宇宙ステーションを改造して拠点としており、宇宙ステーション由来のハイテク技術を保有している。
彼女たちは自称している通り確かにレイダーなのだが、「暴力は自衛に留めて、自分から振るうことはしないし、略奪も必要にならない限りしない」し、なんなら敵対している(ハズ)のファウンデーションも「交渉相手」と見ており、過去作のレイダーに比べるとかなり先を見据えているというか、全体的に丸いというか……。Fallout4のヌカワールドレイダーズに近い。
また、彼女らも一度信頼関係を結べば義理堅い。この辺りはローズの例を見るにレイダーの共通要素なのだろうか。
メグ・グローバーグ
クレーターをまとめ上げる女性レイダー。
初見ではかなり高圧的に接してくるが、メインクエストをクレーター陣営側で進めるとレジデントをベタ褒めするようになる。
また、レイダーの一員である子供「ララ」にカップケーキを盗まれた際、怒らずに全部あげるなどといったエピソードが存在するなど、仲間と認めた相手にはとても優しい模様。
ただ、やはりレイダーとしては甘い人物に分類されるのか、クレーター陣営内でも一部で不満が募ってきている様子。この辺りは、メインクエストの進め方によってはレジデントが対処することになる。
ロクシー
デイリークエストで脱走したメンバーの「対処」を依頼してくる女性。クエスト完了時の「さあ、失せな」が強烈。脱走者は殺した方が報酬が増えるが、戻るよう説得できても褒めるなど柔軟な所もある。
溶接ゴーグル以外の服装がFallout4のプレストン・ガービーそっくりだが性格は真逆。
B.O.S.第一遠征隊
シリーズお馴染みの組織。軍関係者が核戦争直前に結成した集団であり、軍事力は諸勢力の中でも抜きん出ている。
便宜上「第一遠征隊」とここでは呼称しているが、現地民を徴兵することで着々と勢力を拡大しており、BOSの支部といって差し支えない規模となっている。
元々は、アパラチアにかつて存在していた「BOS(アパラチア支部)」との交信を復活させるため、BOS(カリフォルニア本部)から派遣された遠征部隊だった。
が、アパラチア支部が紆余曲折あって壊滅していたため、自分たちがアパラチアにおける新たなBOSとなる、というように方針を転換したようだ。
出発時のメンバーは5名存在したが、うち1名が道中で発見した負傷者を本部に送り届けるために離脱、さらに1名がその後のトラブルで戦死してしまっている。
従って純粋なBOSメンバーは実は3名しかいない。残りは上記の通り、アパラチアの現地志願者(「候補生」「イニシエイト」)である。
パラディン・ラフマー二(レイラ・ラフマー二)
遠征部隊のリーダー。女性。アパラチアをアパレイチアと呼ぶ(西海岸風の発音らしい)。
現地民との融和と助け合いを第一に考えている人物だが、逆にそのせいでやや脇が甘い。
ファンの間では東海岸BOSをモチーフにしたキャラでは?と言われることも。
ナイト・シン(ダニエル・シン)
遠征部隊のサブリーダー的存在。規律遵守を第一に考える堅物の男性。
民間人が助けを求めにきてもけんもほろろといった感じで追い返すなど冷たい印象を受ける。
しかしストーリーを進めると分かるのだが、決して冷血漢というわけではない。
ファンの間では西海岸BOSをモチーフにしたキャラでは?と言われることも。
スクライブ・バルデス(オデッサ・バルデス)
調査・研究等を担当する女性。3名の中で唯一戦後生まれであるが、その知識と技術は本物。
さらに非常に愛嬌ある性格をしており、主人公たちにも分け隔てなく接してくれる。
上記の2人ではなくバルデスに遠征隊を率いて欲しいと願うファンも多い。
(ただし遠征隊のリーダーになるというアイデアは本人が作中で否定している)
イニシエイト•ドッジ (ヴァーノン・ドッジ)
元アパラチア支部のメンバー。脱走した新兵を庇った末に自分も脱走兵にされてしまう。紆余曲折の末生き残り、レジデントにデイリーオプスを依頼してくる。
デイリーオプスの経緯をたどるクエストで直接会える。クエストクリア後、レジデントが説得すると第一遠征隊と合流し、服装も変わる。
登場人物(2104年~)
ゲーム発売から約2年半後に実施されたアプデ「Steel Reign」以降に実装されたNPCたち。ゲーム内時間も「2104年」へと進んだ。
新生レスポンダー
戦後まもなく勃興した生存者の互助組織「レスポンダー」のの志を継ぐべく集まってきた人々。
ホワイトスプリング避難所を勝手に拠点とし、アパラチア外部への遠征も行っている
連合
アパラチア外の勢力。
Fallout3にて醜悪な物語が描かれた「The Pitt」の舞台である「ピット」ことピッツバーグにおける、2104年時点における生存者たちが結成した組織。
戦前の工場労働者が中核を成しており、戦後もピットの工場を稼働させ続けるほどの技術力を有している。
Residentたちはレイダー集団「ファナティック」に苦しめられる彼らを助けにピットへと遠征に赴くことになる。
設定が変わらない限り、ファナティックともども彼らの末路は確定している……Fallout3の世界との間には100年超の時間の開きがあるので、その間における安寧を保証する手伝いぐらいはできるかもしれない。
なお、Fallout3においてピットは超汚染地帯であり、特に川はシリーズ最悪のバケモノと名高いFO3主人公ですら浸かっただけで即死するほど汚染されている。2104年時点でも状況はたいして変わらず、放射線対策はするに越したことはない。そういえば上流で2100年代に核ミサイル乱発してた連中がいましたね
壊滅済の勢力
ゲーム発売当初のゲーム内世界において、既に全滅していた組織たちのこと。核戦争が起きた2077年から2097年ごろまでに、様々な要因で壊滅へと追い込まれていた。
発売当初は彼らの痕跡を辿り、彼らを全滅へと至らしめた「ある脅威」を取り除くことがゲームの大目標だった。全滅しているため、彼らの足跡は読み物や音声記録によって辿ることになる。
レスポンダー
核戦争後にVaultに入ることもできず地上に取り残された人々のうち、生き残った消防隊員や警察官、医療従事者を中心に結成された民間組織。
フラットウッズやモーガンタウンを拠点としていて、生存者の保護や彼らの戦闘訓練、末期には「スコーチ病」の予防接種開発などに尽力した。
元々は戦前の行政府が改編された「チャールストン非常事態政府」の下部組織だった。
しかし、ある時当時のレイダー勢力とのいさかいが大事に発展してしまった結果、レイダー側のダム湖に対する核攻撃によって非常事態政府が壊滅。以降はレスポンダーがその役目を引き継ぐこととなった。
当初はレイダーを除く他勢力とも上手くやっていたのだが、「ある脅威」によってどの勢力も余裕を無くしていった結果、関係が悪化。最終的にレスポンダーを含め、当時の生存者たちは四分五裂となったまま全滅していった。
クレア・ハドソン
チャールストンにてスコーチ病について研究していた医師。スコーチ病の予防接種のための「イノキュレーション計画」というものを進めていて、あと一歩というところまで漕ぎ着けたところで帰らぬ人となってしまう。
だが、監督官の導きによってチャールストンを訪れたレジデントによって、イノキュレーション計画は完成に至ることとなる。
ハンク・マディガン
レスポンダー内でも選りすぐりの精鋭部隊「ファイアーブリーザー」の副隊長。対スコーチ用となる強力な武器を発見し、更にスコーチ探知機用の通信機(アップリンク)を用いて状況を打破しようとした。
が、アップリンクの設置場所の候補地を占拠していたレイダーとの交渉に挑んだ結果…。
プレイヤーからは「StrengthとAgilityに極振りして、CharismaとLuckを軽視しすぎた」と言われることも。
五大レイダー
シリーズおなじみのヒャッハー人たち。
戦後まもない時期における彼らはスキーリゾートの滞在客が暴徒化した存在であり、
後述する「デビッド・ソープ」を頂点に5つの組織に分かれていた。
彼らはB.O.Sの目を盗んでミニ・ニュークをパクったり、
ロボットなどのハイテク機器に精通していたりと、一筋縄ではいかない存在だった。
アパラチアを半壊させ2097年頃まで生き残っていたが、
スコーチの脅威の前に彼らの勢いにも徐々に陰りが見え始め…。
デビット・ソープ
かつて存在したレイダー集団「カットスローツ」のリーダー。
過激な行動を取ることで有名だったようで、レスポンダーに恋人のロザリンが殺された(と思い込んだ)際は、B.O.Sからパクったミニ・ニュークを貯水湖のダムにぶっ放し、隣接していた生存者の街を崩壊させるという大惨事を引き起こしたことがある。
剛毅な性格の持ち主で、レイダー時代は一度も「交渉」という言葉を使用したことがない。またレイダーになる以前は製薬会社の重役であり、その当時からやり手の人物であったようだ。一方でセンチメンタルな一面を持ち合わせており、亡くなった愛人を偲んで大規模なモニュメントを建設したりしている。
現在でも、とある形で生き延びている。…生きているだけだが。
フリーステイツ
アパラチア東部で戦前から活動していたプレッパーズ(来たるべき終末に備え、自分でバンカー(地下壕)をこしらえ物資を溜め込む人々)。
おまけに無政府主義者でもあり、核戦争以前にアメリカからの離脱を宣言。その後の大災害を自前のバンカーで乗り切った。
その後、地上に残った人々に復興に協力するよう要請され、東部の街「ハーパーズ・フェリー」を中心に活動するようになったようだが…?
アビー (アビゲイル・シン)
フリーステイツ最後の生き残り。父や仲間が完成させようとした「スコーチ探知システム」の完成を、音声テープ越しにレジデントへと依頼してくる。
そのお使いクエストの異常な長さと退屈さから多くのレジデントが苛立ったが、音声テープ内に残ったメッセージは彼女達がついに達成できなかった事を、未来の親切な誰かに託したメッセージである。そのため「…こんな事して意味あるのかな…」などの悲しげな独り言も入っている。
B.O.S.(アパラチア支部)
かつてアパラチアに存在したBOSの支部。
後年のBOS支部と違い、この組織は西海岸にあるBOS本部から派遣された人員により設立された組織ではない。
核戦争直後、BOSの指導者「エルダー・マクソン」はアメリカ中に無線で連絡を取ったようなのだが、その際、アパラチアにいた「エリザベス・タガーディ」という人物が彼に応答した。
そしてマクソンの思想に共鳴したタガーディが、自身の配下であるレンジャー部隊を中心に現地民と共に結成したのが「BOS(アパラチア支部)」というわけである。
アパラチア支部は本部と衛星通信を介して頻繁にやり取りをしていたようだが、2090年ごろに衛星通信が途絶してしまい、以降は独力で動かざるを得なくなった。
また、結成初期はレスポンダーを始めとする現地の他勢力とも友好的に接していたようだが、スコーチ病の脅威に立ち向かっていくうちに余裕をなくしていき、孤立していったようだ。
エリザベス・タガーディ
元々は米軍レンジャー部隊「タガーディズ・サンダー」の隊長。BOSの創始者である「ロジャー・マクソン」と戦場で共に戦ったことがあり、彼の思想に共鳴してBOS(アパラチア支部)を結成する。
わずか6人のレンジャー部隊から本家に負けず劣らずの軍事組織を作り上げるなど有能な人物ではあるのだが、一方で民間人を中々信用できないという悪癖があった。最終的に洞窟内で「ある脅威」との激戦の末、相討ちとなって死亡した。
エンクレイヴ
シリーズお馴染みの秘密結社。
政府や軍産複合体の関係者によって結成されており、実はレジデント同様、彼らの目的もまたアメリカ再建だったりする。
しかし、核戦争の相手だった中国を倒すことにこだわった結果、様々な悲劇を引き起こしてしまう。
最終的に内紛を起こし、MODUSに見限られ全滅した。
敵対的なNPC
読んで字のごとく、こちらを見るや否や襲い掛かってくる敵たちのこと。新人Resident諸氏は苦戦を強いられることもあるかもしれないが大丈夫、先輩諸氏のように彼らを紙クズのように散らせる日々はきっとやってくる。
なお、ベテラン勢は上記の「スコアボード」報酬獲得を目的としたチャレンジ達成のため、各種類の出現位置を把握していることが多いとか。
人間
ブラッドイーグル
スコーチの脅威がある程度収まった2103年以降のアパラチアで活動を開始したレイダー集団。元バイカーギャング。
クレーターのレイダーと違い交渉の余地は(一部を除いて)なく、自分たち以外の人間には見るだけで襲いかかってくる、昔ながらのレイダー的存在。ということなので遠慮なく弾薬にさせてもらおう。
構成員を拘束し薬物中毒に陥れることで、彼らの凶暴性を高め逃げられないようにしているようだ。
なお、課金アイテムやイベント報酬として入手できるブラッドイーグル仕様の服やスキンが存在する。そこそこ人気があるのか、数が多い。
カルト教信者
赤目の「聖なるモスマン」またはラッキーホール鉱山奥の謎の存在「彼」を神と崇める狂人集団。ぼろ布や骨を使った服装が特徴的。
彼らはモスマンと自分達以外の全ての人間が消滅するか、追い出されるべきだと信じており見境なく襲ってくる。夜中に拠点に行くとモスマンを召喚して崇めているのが見られる。戦闘能力や武装はブラッドイーグルに近い。
ちなみに襲ってこない信者もおり、予知能力を与えるとされる紫目の「賢きモスマン」を人間より上位の蛾として信仰する。二つの派閥は敵対していることが季節限定イベントで判明した。
ヘルキャット傭兵団
大型アップデート「Steel Reign」で追加されたメインクエストで登場する傭兵組織。タロン社の傭兵の遠いご先祖様かもしれない。
戦闘のプロを自称しているが、そこまで強くはない。ヘルキャット・パワーアーマーなる独自のパワーアーマーを運用しているため、技術力はあるようだ。
なお、ブラッドイーグル同様、課金アイテムやイベント報酬として入手できるヘルキャット傭兵団仕様の服やスキンが存在する。
ファナティック。
ピットのレイダー。連合のとある人物いわく、「チンギス・ハーン」のような人物によって複数のレイダー集団が合流して結成された組織らしい。
パワーアーマーやロボットを運用する技術力を持つ一方で、連合のように工場を維持・稼働させるようなノウハウは持ち合わせていないようだ。
元人間
スコーチ
本作初登場かつ、物語に深く関わるクリーチャー。アパラチアに蔓延した疫病「スコーチ病」に罹患し、自分の意思を失って人々を襲うようになった元人間たち。意味深な事を叫びながら襲ってくる。
真っ赤に焼け爛れた肌と、体のあちこちから突き出る尖った鉱石(ウルトラサイト)が特徴。ゾンビっぽい見た目だが銃器や刃物を扱う知能はある。
設定状、アパラチアにおいて最大の驚異となっていた存在である。戦闘では数は多いが脆い。
コウモリが変異したクリーチャー「スコーチビースト」によってアパラチア中に蔓延した疫病。
人間が罹患すると最終的に上記の「スコーチ」となるわけだが、他のクリーチャーであってもスコーチ病に罹患する可能性がある。そのため、アパラチアでは「スコーチ・デスクロー」とか「スコーチ・ヤオグアイ」といった個体も見かける。
スコーチ達はスコーチビーストと意識統合がなされているようで、「ワレワレは……ひとつ!」とか、スコーチビーストを倒したりすると「ワレワレを……傷つけた!」などと言い放ったりする。
また、スコーチやスコーチ化クリーチャーは互いを襲わない。普段は喧嘩しているデスクローやマイアラーク・クイーンも、スコーチ化すると仲良くプレイヤーを襲いにやってくる。
フェラル・グール
シリーズお馴染みの怪物化人間。人間が放射線で変異した存在であり、脳みそまで放射線でやられてしまった結果、知性も理性も失ってしまっている。
Fallout4からの変更点はさほどないが、戦後20数年の時期を舞台としているためか、ボロ布ではない、綺麗な服を纏っている個体が多く存在する。
サービス開始当初は核ミサイルの爆心地で「肥大化した光りし者」に変化した彼らを狩る、通称「核ゴルフ」と呼ばれる経験値稼ぎが多いに流行った。現在でも様々なイベントにおいて、主に経験値稼ぎのためにレジデントに根こそぎ狩られる運命にある。
スーパーミュータント
シリーズお馴染みの緑のデカブツ。人型の敵としては最も頑丈で銃撃も痛い。初心者のうちは避けた方が得策。
作品ごとに出自が違う彼らだが、今作ではウェストテック社が行った「悪質な実験」が失敗し、研究所近くの街ハンターズビルの飲み水がFEVに汚染されたために生まれた。
高い確率でキャップを持ってるので、かつては金欠レジデントから歩くキャップと言われていた。現在は主に高い経験値を目当てに狩られている。
モールマイナー
シリーズ初登場。戦前のガラハン鉱業鉱夫の衣服や装備を身にまとっていることから、おそらく鉱夫たちが何らかの影響を受けて変異した存在だと目されている。モールラットとも共生しているようだ。
モールラットの歯を加工したガントレットによる格闘やショットガン、ミサイルランチャーで攻撃してくる。体力もスコーチと比べると多少高い。
彼らが落とすアイテムからは今作からの新素材「ブラックチタン」が取れるものがある。そのためガラハン鉱業製パワーアーマーが作れるようになる中盤以降に乱獲されることに。後半はいらない
変異動物たち
放射線等で変異してしまった動物たち。倒すと肉を落とすものが多いため、食料の足しにすることができるだろう。
数が多すぎるので、ここでは一部のみ記載する。
ラッドスタッグ
双頭の鹿。こちらを見ると逃げるタイプと襲いかかってくるタイプの二種類がいるが、いずれにせよ弱い。
これの肉を調理するとできる「ラッドスタッグのグリル」は「所持重量」を増やすことができる優秀な食料である。序盤のうちから積極的に狩っておくと良い。
モールラット
ハダカデバネズミの変異種。序盤から終盤まであらゆるところに出没する。そして、地中に潜って奇襲してくるという性質上、とにかく倒しにくい。
ヤオ・グアイ
変異したアメリカグマ。当たるとのけぞってしまう近接攻撃が強力。防御力が低いプレイヤーは距離を詰められる前に対処することをオススメする。
デスクロー
シリーズおなじみのジャクソンカメレオンを改造した生物兵器。攻撃力が相当高い。ただ、威嚇のポーズ等スキも多いので、ゲームに慣れてくると楽に倒せるかもしれない。
ハニービースト
シリーズ初登場となる、ミツバチが変異したクリーチャーであり、かなり…特徴的な見た目をしている。武器や回復アイテム等、様々なアイテムを落とすため、見つけたら狩っておくと良いかもしれない。
マイアラーク
シリーズおなじみのカニが変異したクリーチャー。防御力が高いものの近接攻撃しかしてこないため、そこまで脅威ではない。装甲のない顔面が弱点。
ただ、ザリガニが変異した「マイアラーク・ハンター」や半魚人?の「マイアラーク・キング」は遠距離攻撃を使う。特にキングの攻撃は痛いうえに射撃の威力を下げる病気にかかるため、戦う時は要注意だ。
スティングウィング/ブラッドバグ
変異したトンボ?と蚊で、毒針や吸血による攻撃を行なう。かなり脆いが高速で飛び小回りも効くため、近接やVATSなしで戦うと苦労する相手となるだろう。
カマドウマ
変異したカマドウマ。他のクリーチャーと比較すると小さいが、油断ならない強敵である。
索敵能力が高く、ピョンピョン跳ねて来るため微妙に攻撃が当たらない。そこそこ頑丈で攻撃力も結構高い。しかも大体群れで襲ってくるという厄介な敵である。後見た目がリアルなので苦手な方は要注意。
廃酸を大量にドロップするので、弾薬等のクラフト目的で乱獲されたりする。
ロボット
今作のアパラチアでは、
- 大企業が労働者をロボットに置き換え、コストダウンを図ろうとしていた
- そうした動きに反発した労働者たちのストライキをロボットで鎮圧(銃殺)しようとした
- ロボット企業の最大手『ロブコ社』の研究施設が存在した
といった背景設定があり、色々な場所でロボット系の敵を見かけることとなる。
また、アメリカに潜伏していた中国軍がバラまいたという設定のロボット「リベレイター」がシリーズ初登場している。
リベレイター
上述の通り、アメリカに潜伏していた中国軍によって各地にバラまかれた小型のロボット。Vault76から出たばかりのレジデントが(大抵の場合)始めて戦うことになる相手でもある。
中国語を内蔵スピーカーから流しつつ、低威力のレーザーと飛び上がりドリルキックをしてくる。頭部(蓋)が弱点だが狙いにくい。
戦って旨味のある相手ではないが、彼らが落とす「プロパガンダのビラ」は一度見ておくと良いかも。
プロテクトロン
シリーズおなじみの二足歩行ロボット。足がキャタピラ式の個体もいる。今作では道端を歩いているだけでも普通に遭遇することがある。
あまり強い相手ではないが、「頭の方が胴体よりも硬い」という特徴があり、VATSを使う時は注意した方が良いかもしれない。狙うべきは多くの軍用ロボットと同様、背中のコンバットインヒビター。ダメージ補正が大きい上にV.A.T.S.の命中補正が高く、重傷を負わせると敵味方の区別が出来なくなる。
アイボット
シリーズおなじみの空中浮遊ロボット。硬くもないしぽつぽつ撃ってくるレーザーの火力も高くない。リベレーターよりよっぽど弱い。
ただしイベント「Encryptid」で出現する派生種「アイボム」には注意。倒すと爆発するため、爆発ダメージ対策をしておかないと命取りとなる。
Mr.ガッツィー
シリーズおなじみの軍用ロボット。硬さはそれほどでもないが、とにかく実弾ライフルの攻撃力が高い。VATSを使用する場合は弱点部位(目やスラスター、コンバットインヒビター)を狙うと良いかもしれない。
家事用のMr.ハンディや耕作用のMr.ファームハンドといったバリエーション機も出てくるが弱い。
アサルトロン
前作から登場する近接戦闘用二足歩行ロボット。連発してくる格闘攻撃と頭部から放つビーム砲が大変強力。ステルス能力で透明になってV.A.T.S.無効化までしてくる。胸とお尻がえっち
防御力を重視してキャラクターを育成しても、彼らの攻撃は相当に痛い。なるべく短期決戦を心がけよう。もしくは両足を砕けば一気に弱体化する。
セントリーボット
シリーズおなじみの大型ロボット。強力無比な攻撃力と硬い防御力を併せ持つが、背中の動力源•フージョンコアを叩かれると瞬殺できるという致命的な弱点が存在する。なので、特にV.A.T.S.を使った部位狙いができると割と楽な相手である。
ロボブレイン
人間の脳を部品にした、戦前のモラル崩壊っぷりがわかる狂気のロボット。メインクエストで選んだルートによっては自作する羽目に。
透明なドーム状容器に脳を入れた頭部、ドラム缶のような胴体、ジャバラの腕、キャタピラの脚とずんぐりしたシルエットをしている。
電撃銃テスラライフルによる攻撃の他、煙幕を張って視界を遮ってくる。それなりに固く攻撃もそこそこ痛い。
未確認生物(都市伝説系クリーチャー)
今作の目玉要素の1つ。舞台となるウェストバージニア州とその近隣で実際に流行したことがある「都市伝説」に基づいた新種の敵たちのこと。日本で言うところの「ビバゴン」やら「ツチノコ」やらが、敵として登場するようなものである。
また、ゲーム内には彼らにまつわるラジオドラマを収録したという設定の音声テープ「テイルズ・フロム・ウェストバージニア」が各地に存在する。探し回ってみるのも良いかもしれない。
ウェンディゴ
カニバル行為の果てに人間が放射能変異で変じると言われるアボミネーション。
元ネタは北米インディアンに伝わる妖精。
外見は手足が細長くなった人型の化け物といった風体で、喰らうとひるむ咆哮やひっかき等で攻撃を行う。歩くねじ
グラフトンモンスター
筋骨隆々とした、首のない白い巨人のようなクリーチャー。
体内からタールが放てるようで、それにより攻撃をしかける。
高い物理防御力を誇るが、複数あるタール射出口が弱点。
また、相当なデカブツのため、よくマップの障害物に引っかかっており、もたもたしてるうちにレジデントに嬲り殺しにされる哀れなクリーチャーだったりする。
スナリーギャスター
人肌が変異したようなピンク色の肌に、トカゲのような一対の足と鉤爪がついた腕がついたアボミネーション。まじまじ見るととてもキモイ。
口から酸を放って攻撃する。歩く廃酸
フラットウッズ・モンスター
宇宙服を着たようなレアクリーチャー……というか、Fallout3でも登場したゼータ星人がちょっと形が違う宇宙服を着たもの。
紫色の光弾を放って攻撃する他、周囲のNPCを紫色のオーラに包み込んで味方につける能力を持つ。
かなりレアなクリーチャー。かつて期限内にこれを倒すというチャレンジが実装され、ちょっとした騒ぎになったレベル。
モスマン
蛾のアボミネーション……っぽいクリーチャー。
見た感じはフクロウの各パーツを蛾に置き換えて巨大化させた姿。結構キモい感じなのだが、アパラチアにはモスマンを信仰するモスマン教団なる宗教(上記のカルト教信者)が蔓延っている。モスマンに神格か何かでも見出してしまったのだろうか……?
敵として遭遇すると、黒い霧を撒き散らしながら移動したり、超音波を放って攻撃したりする。多くのレジデントにとっての初遭遇は、木々の間から赤い目を輝かせ、じっとこちらを見つめてくるというランダムイベントとなるだろう。ちょっとしたホラーだ。
またあるイベントをこなすと、レジデントに経験値ボーナスを与えてくれる紫目の「賢きモスマン」と出会える。こちらは敵対してこない。
シープスカッチ
羊が変異、凶暴化したクリーチャー。巨大で二足歩行しており謎のトゲを発射してくる。
アパラチアでも目撃例が多く、それ故に追い求めたものも少なからずいた未確認生物である。
やたらと固いが、逆を言うとそれだけなクリーチャーだったりする。頭以外は足が弱点。
しかも、後述のレイドボスのせいで結構影が薄い哀れな存在。
大型クリーチャーたち
スコーチビースト
アパラチアの生態系の頂点に立つ存在にして、スコーチ病の媒介・散布元となるアボミネーション。
外見はコウモリが巨大化したような姿をし、その身体からは常に放射能とスコーチ病のウィルスを散布し続けており、非常に危険。
戦闘においては、爆発属性の超音波を放って攻撃する。また、持続ダメージと放射線を与える黄色いガス(スコーチウィルス)を散布するといった戦い方もする。
このガスによる攻撃をクリーチャーが受けるとなんとスコーチ化し、スコーチビーストと一緒になってこちらを襲ってくるようになる。UMAすらスコーチ化させることができるが、スーパーミュータントやグールには効かない。
経験値が多い上に伝説級となる個体も多く、見かけ次第レジデントに狩られる運命にある。合掌。
マイアラーク・クイーン
Fallout4より登場している甲殻類の化け物。家一軒はあろうかという背の高さを持ち、水から出現する姿は迫力満点である。
複数の攻撃手段を持つが、最も恐ろしいのは口から吐く酸のブレス。持続ダメージであるため防御力を上げていてもガリガリと体力が削れていくのだ。
短期決戦か、足を砕き無力化してからの長期戦か、体力を回復しながらごり押しか、そもそも酸のブレスの対象にならないよう隠れながら戦うか…いずれにせよ、何かしらの対策は必要になるだろう。
スーパーミュータント・ベヒモス
上述のスーパーミュータントの変異種であり、マイアラーク・クイーン同様、家一軒はあろうかという背の高さを持つ。
消火栓を使った近接攻撃、背中のバスケットから取り出して投げる投石攻撃など、強力な攻撃を持っている…のだが、出現場所が大変少なく、狙って戦いにいかないとお目にかかる機会さえない。
ただ、ランダムイベント発生地点では複数体出現することもある。
レイドボスたち
スコーチビースト・クイーン
スコーチビースト達を今尚生み続けている彼らの女王。正真正銘の妊婦でボテ腹。
クランベリー湿原にある「地割れ地点プライム」というところに核ミサイルを落とすと出現する、本作におけるエンドコンテンツボス……だった。
発売当初はエンドコンテンツのボスに相応しい火力と耐久力(被ダメージ7割減する特殊バフ持ち)を持ち合わせていた。
現在はレジデントの人外化が進みまくったおかげで過剰火力の暴力に晒されまくった結果、出現してから五分足らずで討伐の報告が挙がる程に乱獲されまくっているとっても哀れな存在である(しかも報酬がかなり美味しいため、一日に何度も何度も呼び出されては狩られる運命にある)。
パワーアーマー最強の一角であるストラングラーハートPAのモジュール設計図*2はコイツのレアドロップでしか手に入らないため、マトモに運用したいならコイツを借りまくらなければならない。
こいつの一番の難点はなかなか上空から降りてこず、ダメージが入らないこと。翼に重傷を負わせれば降りてくる確率が上がるが、広い範囲を飛び回るため降りてくるのを待って何分もかかるなんてこともある。なのでソロだったり参加メンバーが少ないと普通に大変なので注意。
ウェンディゴ・コロッサス
ウェンディゴが更に変異を遂げた結果、長い痩躯に高い身長、そして3つの頭を揃えた化け物となった姿。
強力な酸攻撃や高威力キック、特殊状態異常「恐慌」に陥れる咆哮を使ってレジデントを攻撃してくる。余談だが恐慌モーション中のレジデントはどうみても阿波踊りしてるようにしか見えなi(ry
また、ウェンディゴ・コロッサス戦では常にウェンディゴ・スポーンという手下を召喚し続ける上、最大8人の人数制限があるため、スポーンを処理しつつコロッサスを攻撃できる火力を確保していなければ打倒は難しい。ちなみに壁に追い詰めて攻撃し続けると次元の狭間に入りこんで倒せなくなるバグが存在するので、できるだけ広い場所で戦い早めに倒そう。特にチェーンソーやオートアックスを使用する際は要注意。
偽物のシープスカッチ
未確認生物「シープスカッチ」の存在を証明するため、シープスカッチの雌に見せかけるような改造を施し雄をおびき寄せるために製造されたアサルトロン。
……なのだが、今はレベル三桁代のレジデントですら一撃で倒しかねない超火力のビーム、あらゆるダメージを無効化するステルスフィールドを併せ持った難敵。
コイツを倒すには、マップに配置されている3つのパイロンを起動して、レジデントそのものが「導管」になる必要がある。全てのパイロンを起動すればステルスフィールドが解除されるため、そこを狙って攻撃すればOK。
そのギミックの都合上、ある程度他プレイヤーと息を合わせた連携を取らなければ攻略が難しい難敵で、実装当初は阿鼻叫喚の渦を巻き起こした問題児。
最大HPが少なめなので、現在はバリアさえ解除されればどうにかなる。みんな、雑魚退治ばっかりやらずに導管やろうな!
なんと生殖動作まで実装しており、誤作動の末…詳細はカルビンのネタバレページを参照。
メェ~
ウルトラサイㇳ・タイタン
おそらく76支障史上最大のボス。巨大化したモールラットっぽいゴジラナニカ。周囲に召喚されたウルトラサイトをすべて破壊するまでダメージが通らず、多数のモールマイナーをお供としてけしかけてくる。更に一定ダメージごとにバリアを張り直す。
追記修正は、ミサイルサイロ三箇所から核ミサイルを発射した後でお願いします。
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,16)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- オンゲーを普段やらないのから他人がいるのと、協力前提の難易度のクエスト&敵の物量についていけなかったなぁ、5はソロ専だとありがたい -- 名無しさん (2021-06-10 06:35:43)
- 当初より確実に良くはなってるんだが、アプデする度バグが増えたりするのは相変わらず。 -- 名無しさん (2021-06-10 09:06:20)
- 普段オンラインゲーム苦手だから発売しばらくは避けてたけど、半年前にやり始めたらハマったな。オンラインゲームでハマったのは初めて。確かにバグは擁護できないけれど、他のオンラインゲームにはない殺伐とした世界観なのに割とまったりしたゲームプレイが良い感じ。ファンコミュニティも悪い人は見かけたことはないし自分みたいなオンライン苦手勢だからこそオススメしたいなぁ -- 名無しさん (2021-06-10 09:14:38)
- ↑一人で遊ぶと粗が気になるし4の方がいいなってなるが、一緒に遊ぶ人がいると楽しいんだよな。そこはやっぱ腐ってもオンゲ。友人とやりたくてPS4とPCで両方買ってしまった。 -- 名無しさん (2021-06-10 09:32:20)
- XBOX Oneのデータによれば、こう見えて同機種で現在進行系で遊ばれているゲームとしては上位に入るらしい。ツイッターでもCAMPの画像を投稿している人などがたくさんいる。洋の東西問わずファンアートを上げている人もいるよ。 -- 名無しさん (2021-06-10 12:23:03)
- おいでよヌカの森 ヒャッハールームデザイナー -- 名無しさん (2021-06-10 12:36:42)
- FallOutだからこそバグが許される風潮。(いい意味で -- 名無しさん (2021-06-10 14:15:05)
- バグが減るたびバグが増える不思議なゲーム -- 名無しさん (2021-06-10 14:46:34)
- βテスト時代からの継続プレイヤー達は大体がゲームのバグに対する高い精神的耐性を得てると思う -- 名無しさん (2021-06-11 00:52:50)
- コメント欄に外部リンク貼り付けるのってルール的に大丈夫なん? -- 名無しさん (2021-06-11 23:57:29)
- ↑ごめん消しといた -- 名無しさん (2021-06-12 01:34:09)
- 101のアイツや運び屋、パパママと比べると違うベクトルで人外なレジデント達…彼らは後の世をどう生きたのだろうか -- 名無しさん (2021-06-12 16:04:09)
- ちなみに課金通貨「ATOM」は日本では半年近く課金で入手することが出来なかった。恐らく日本での許可が相当渋くなってしまったからだろう。このため雀の涙程度のATOMを求めてデイリーミッションをこなすベテランたちを人は「ATOMの民」と呼んだとかいないとか。現在は多少のおま国補正込みで課金できるのでお洒落好きも安心。 -- 名無しさん (2021-07-04 12:57:33)
- 実は何気にSteel Reign開始時点で2014年になっていたと言うね -- 名無しさん (2021-07-21 00:26:39)
- これから遊ぶ人にも分かりやすくこれまでの軌跡がまとまっていていい記事だと思う -- 名無しさん (2021-08-14 06:08:51)
- デルバート神父とスウィートウォータースペシャルブレンドはどこらへんにねじ込んでいい物やら・・・ -- 名無しさん (2021-08-28 23:37:46)
- 遠征してきたB.O.Sのメンバーも追記したほうがいいのかしらん? -- 名無しさん (2021-09-21 22:54:37)
- ↑上の人とは違うが、第一遠征隊について追記しておいた。追記の準備をしていたんだったらすまぬ。いっそ詳細な項目の方も立ててくれ。 -- 名無しさん (2021-09-22 16:25:39)
- 大分改善されたんだね。初期の頃チョロっとやってたけどステの振り直しすら出来ないのが致命的だったからなぁ…復帰しようかな -- 名無しさん (2021-10-30 00:17:12)
- ↑是非。ここには書いてないけどレジェンダリークラフト等、追加要素はたくさんある。今後もアプデは続くようだし。 -- 名無しさん (2021-10-30 01:07:18)
- え……? まさか、クライアントは有料なの?汗 -- 名無しさん (2022-01-11 12:18:26)
- やりたいことはわかってたけど、やっぱりNPCがいないみたいなのは受け入れられなかったんだなーという悲しみはちょっとあるね -- 名無しさん (2022-01-11 12:32:40)
- 初期の頃は弾薬作成連打するだけでサーバーの応答なくなること考えるとよく持ち直したなあという印象 -- 名無しさん (2022-02-13 22:37:26)
- residentも遂にアパラチアという資源の監獄だけでは飽き足らず『支援』という名目でピットへも降り立った。...コイツら放置してればとりあえずはアメリカ制圧して名目上の復興出来るんじゃねぇの?(錯乱) -- 名無しさん (2022-09-19 08:04:55)
- 新年(2105年)あけましておめでとうございます -- 名無しさん (2024-01-02 16:50:41)
- 最近始めてバックパックが欲しいけど死ぬ人なんておらん -- 名無しさん (2024-01-02 20:42:08)
- ↑偽羊で狙うのがオススメ。5年経ってもやられる時はやられる。あとはデイリーオプスも良いかも。毒霧の日はやられやすい。血濡れ勢はなおさらだ。 -- 名無しさん (2024-02-26 19:41:02)
- オートアックスがまさかのATOM販売中 -- 名無しさん (2024-04-11 01:51:45)
- Steamの同接数が7万超えとはめでたい。もっと初心者用ヒントとか増やした方がいいんかな…。 -- 名無しさん (2024-04-23 13:23:50)
- 初期にNPCが殆どいなかったのは「今まではNPCと交流するゲームだったけど、今回は本物の人間と交流するゲームです」って発想だったんだろうか。ただ実際のユーザーはNPCとの交流と他プレイヤーとの交流を別口で捉えてたから不評で、運営もこれを受けて軌道修正したと。 -- 名無しさん (2024-05-17 17:39:40)
- レイダーの名誉のために言っておくと資本主義家によるロボットによる自動化が他のより進んでいた為、失業率が大幅にあがっていたアパラチアの労働者が、核戦争で一転困窮した今迄自分たちを虐げていた金持ちへの支援を拒否(状況的に他人を助けている余裕もない部分もあった)された事で生き残る為に仕方なく略奪者への道を歩んだ -- (2024-05-20 09:56:15)
#comment
*2 厳密にはウルトラサイトPAの設計図。モジュールが共通している
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧