ティンクルセイバー/ティンクルセイバーNOVA

ページ名:ティンクルセイバー_ティンクルセイバーNOVA

登録日:2021/03/15 Mon 02:32:33
更新日:2024/05/27 Mon 09:25:30NEW!
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月刊コミックrex 藤枝雅 変身ヒロイン 部活動 学園漫画 漫画 同人誌 ドラマcd 打ち切り 未完 愛すべきバカ達 敵も味方も変な奴 稀にシリアスあり ギャグ時々バトル漫画 豪華声優陣 連載は作者の調子しだい ティンクルセイバー ティンクルセイバーnova 正義の味方部 世界征服部 正義は君の心の中に 勝利は君の手の中に novaでは×生徒 ○星徒 同人誌からコミック誌に昇進した漫画作品 打ち切り→同人誌として復活 同人誌からコミック誌に昇進した漫画作品→後に同人誌に帰還 ティンクルセイバーnova remnant ティンクルセイバーheir ※高等部です お前らみたいな学生がいるか




これは、一風変わった
2つの部活の物語であり、
小さな正義の物語である。




ティンクルセイバー』とは、藤枝雅による変身ヒロイン漫画作品及び、その作品に登場するスーパーヒロインの名前。


☆概要

近未来の東京湾に浮かぶ人工島「美咲輝学院」を舞台に世界征服を目論む「世界征服部」と彼らの活動を阻止する「正義の味方部」との対峙構造を主軸とした学園系バトル漫画であり、今でこそ百合作家で知られている藤枝氏の作品としては珍しく百合描写がほとんど描かれておらず、一方でほのぼのとした明るいコミカルシーンや白熱するバトルシーン、時折シリアスで重いシーンも展開されるのが特徴。


当初は作者の同人サークルで発表された同人作品だったが、後にこれと並行する形ZERO-SUM増刊WARDで連載(途中でコミックREXに移籍)され、ストーリーや設定をフルリメイクし『ティンクルセイバーNOVA』としてリニューアルされた。


☆休載そして…

作者の体調不良により休載期間が非常に長い。
月1→隔月→不定期と連載を変えながら続いていたが、2015年2月号で休載してから再開の目処が立っておらず事実上の打ち切りになった。
このことに関して作者はTwitterで「今の自分ではあの作画の維持ができなくなり、連載再開は難しい状況になったので、実質的に打ち切りとなる」と明かしており、今後の展開についても「もうREXさんでやらせていただけるとは考えてないし、連載はできない」と半ば諦め気味に述べている。








2022年6月


作者のTwitterにて、あるツイートが掲載された。
それは…、



ティンクルセイバーNOVA、執筆再開



なんと、連載再開はほぼ不可能な状態だと思われた本作が、10年もの沈黙を破り令和の舞台に復活したのである!
それも、同人誌という形として……!*1


この発表により、誰もがREXでの連載再開はもはや絶望的と半ば諦観していた多くのファンの皆さんを大いに歓喜させたのだった!!



内容は、単行本5巻に収録予定だったREX掲載分を収録。また、タイトルも『ティンクルセイバーNOVA REMNANT』と副題が追加。これにより連載版としてはひとまずの締めくくりとなった。
なお、本作が同人誌として復活した理由として、夏に開催されるコミケが100回目を迎えるため、原点回帰として本作の執筆再開に至ったとのこと。


+ 藤枝「完結はしません」-

同年12月、2023年が始まろうとしていた矢先、TwitterにてティンクルセイバーNOVAの続きとなるエピソードの執筆を発表!
これに伴い、タイトルも『ティンクルセイバーHEIR』に改題された。
制作体制についてはREXでの連載再開は未だに態勢的にも体力的にも難しいようで、『REMNANT』に引き続き同人作品として展開され、内容はSNS上で公開される模様。


なお、NOVAの原点である同人誌版こと無印版は紙媒体は現在は絶版同然の入手困難な状態の作品だったが、
2022年8月にてpixiv運営の販促サイトBOOTHにて総集編全3巻(総集編未収録3話分とアンソロジー本を含めた)のセットがダウンロード版として販促され、気軽に入手が可能となっている。NOVAをお持ちの方は無印版と見比べて読んでみてはいかが☆?



☆あらすじ

今より近い未来*2


東京湾上の埋立地に建てられた学園都市「美咲輝学院」は星徒の自主性を重んじる校風「自由自在」が知られており、特に部活動に関しては学院といえども干渉が許されないほど各部に様々な権限が与えられ、特筆すべき成績を修めた星徒は学院の管理組織「星徒会」から「極星」と呼ばれる称号を与えられていた。


その中でも、学院を制圧してそこを足掛かりに世界征服を果たそうとする部活「世界征服部」が学院内のあちこちの店や施設を征服しようと企んでいた。


そんな彼らの野望を阻止するべく、学院の高等部に通う食いしん坊少女・鈴鳴はやなは、自身のクラスの担任で保健教諭の藤代霧瀬が設立した征服部に対抗する部活「正義の味方部」に入部し、霧瀬が開発した戦闘衣装「アクティブドレス」を装着して正義の味方「ティンクルセイバー」として活動を開始した。


☆登場人物

【正義の味方部】

  • 鈴鳴はやな(すずなり はやな)ティンクルセイバーティンクルセイバーNOVA

 本作の主人公。「はらぺこ姫」と称されるほど食いしん坊少女。極星「」の所有者で、極星名は「銀星姫」。
 普段のお気楽で大食いな面に反して実は高い身体能力の持ち主で、味方部に入る前は新体操部に入っていたが、とある事情により所属していない。
 え、髪の色前半と後半で変わってる?読者の見方が変わっただけです!
 はやなの関係者だけが知っている新体操部に入らなかった理由は、極星は各部に着き一つまでというルールがあることを知り、入部を断念したため。


  • 天宮さつき(あまみや さつき)アークセイバー

 はやなに憧れる、なぎなた部所属の長身の作者が同人誌版を制作していた頃の推しの子少女。極星「」の所有者で、極星名は「蒼雷」。
 大和撫子然とした立ち振舞いとは裏腹に実は大の極星マニアというミーハーな一面も。


  • 九行稜(くぎょう りょう)ソルセイバー

 1年生ながら陸上部のエースを勤める小柄な少女で、部長に無理矢理継がされた極星「」の所有者。極星名は「赤陽」。


  • 歌音ブライトクロイツ(かのん - )ティンクルセイバー

 正義の味方部に入部を申し込んできた極星獲得を目論む少女。


  • 秋篠輝紗(あきしの きさ)ルミナスセイバー

 どこか不思議な雰囲気を漂わせた、演劇部に所属する少女で、「歌姫」と称されるほどの歌唱力の持ち主。極星「」の所有者で、極星名は「翠月」。同人誌版では大活躍したのにNOVAに出られなかった人その1。
 苗字から察する通り、征服部の部長・夕霞の妹である。


  • 鏡水刃(かがみ みずは)クレセントセイバー

 輝紗と同じ部活に所属する少女で、元・極星「」の所有者。極星名は輝紗と同じ「翠月」。同人誌版では大活躍したのにNOVAに出られなかった人その2。


  • 藤代霧瀬(ふじしろ きりせ)

 正義の味方部の顧問を勤めるヒーロー・ロボットマニアの女性で、はやなと葵のクラスの担任。
 アクティブドレスの開発者でもあるが、基本的にダメ教師感たっぷりなアホの子


  • 京月葵(きょうづき あおい)

 はやなと常に行動を共にする少女。
 母・京月都(きょうづき みやこ)は著名ファッションデザイナー。


【世界征服部】

  • 秋篠夕霞(あきしの ゆうか)

 世界征服部の部長を勤める少女。星徒会の副会長も勤めている。
 基本的に悪の首領然とした姿勢を崩さないが、オフの時は一転して穏やかな人柄に変わる。


  • 浅凪九郎(あさなぎ くろう)

 征服部の副部長を勤める、手品に長けた温和で紳士的な性格の青年。同人誌版では言及されてないけど極星「」の所有者で、極星名は「桃幻」。
 指揮能力には乏しいが、誰にでも紳士的に振る舞う人柄から部員の信頼も厚い。


  • 八草重遊(やぐさえ ゆう)

 夕霞を心酔する中性的な風貌の夕霞教青年で、ナイフ投げや策略に長けた極星「」の所有者。極星名は「紫閃」。
 幹部級部隊「極星衆」のリーダー格だが、当たりの強さや手段を選ばない行動から部員たちから反感を抱かれることが多い。ストーリー終盤からASSを身に纏う。
 ちなみに、ドラマCDのとあるエピソードでは夕霞と一緒に大会に参加したさから女装して大会に参加するなんて行動を執ったことも。まあ、違和感ないっちゃあないんだが…。


  • 御堂あき(みどう あき)

 ロボット研究部に所属する正々堂々とした戦闘を好む極星「」の所有者の少女。極星名は「白煌」。
 サポートシステムの開発者でもあり、活動時はVSS「」を身に纏う。


  • 鴇神冴(ときがみ さえ)

 気弱で泣き虫な性格をした、あきの親友の少女。極星「」の所有者で、極星名は「黒帝」。
 活動時はVSS「」を身に纏い、魔法とも呼ばれる他の部員とは一線を画した能力を持つ。
 気付いてないかもしれないが、彼女は魔女と巫女の孫娘(父さんはちゃんといます)。


  • 司木橙也(しき とうや)

 短気かつ好戦的な空手部所属の武闘派の青年で、極星「」の所有者。極星名は「朱砂」。
 ストーリー中盤からPSS「」を身に纏う(後にPSS「鉄・改」に替える)。


  • 天羽翔子(あもう しょうこ)

 新体操部から掛け持ち入部したマイペースな関西系(神戸寄り)少女で、極星「」の所有者。極星名は「桜流」。
 はやなとは、同じ部活のかつての同輩にして良きライバルで、戦闘時はVSS「」を身に纏う。


  • 松田七月男(まつだ なつお)、新井祐之介(あらい ゆうのすけ)、野島真由美(のじま まゆみ)

 七月男と祐之介は九郎の部下の大アホ青年コンビで、はやなのファン。同じく部下の真由美は活動状況の記録を担当しており、橙也とは幼馴染み。


  • 重政由里恵(しげまさ ゆりえ)、草香千尋(くさか ちひろ)、八丈みま(はちじょう みま)

 遊一筋の諜報員三人娘。


  • 疾風(はやて)、旋風(つむじ)

 あきが製作した侍型の疾風とくノ一型の旋風からなる護衛ロボット。同人誌版では大活躍したのにNOVAに出られなかった人その3&その4。



【学院の方々】

  • 不和久遠(ふわ くおん)

 二刀流を得意とする元・極星「」の所有者の少女で、はやなの師匠。極星名は「紅蓮姫」。
 律とは宿命のライバルにして恋人。


  • 九行律(くぎょう りつ)

 超マイペースながら冷静沈着な元・日本舞踊部の青年。元・極星「」の所有者で、極星名は「銀麗覇」。
 はやなの師匠であり、稜の兄でもある。


  • 水乃緒れい(みのお れい)

 星徒会の会長を勤める少女で、さつきの姉弟子。元・極星「」の所有者で、極星名はさつき同様「蒼雷」。


  • 武居和麻(たけい かずま)

 はやなが最初に戦った剣道部の青年で、極星「」の所有者。極星名は「紅刃」。
 久遠の弟子で、はやなにとっては弟弟子に当たる。


  • 鈴鳴るりね(すずなり るりね)

 2年前に星徒会の会長を勤めていた少女で、鈴鳴家の長女。
 現在は絵本作家として活動中。


  • 浅凪一二三(あさなぎ ひふみ)

 歌音と行動を共にする女性で、九郎の姉。元・極星「」の所有者。極星名は九郎同様「桃幻」。


  • 美咲(みさき)

 美咲輝学院と何らかの関連性を持つ女性。
 実は征服部部長である夕霞とも交友関係にあり、夕霞にとっては数少ない理解者でもある。


  • 鈴鳴せりほ(すずなり せりほ)

 報道部の部長を勤める少女で、鈴鳴家の次女。
 情報通でもあり、「美咲輝のデータバンク」とも呼ばれている。


  • 美森茜(みもり あかね)雪峰裕己(ゆきみね ひろみ)、姫瑠璃舞琴(ひめるり まこと)

 はやなの極星「姫」を狙う星徒群で、茜は極星「」、裕己は極星「」の所有者。極星名は「藍音」(茜)、「黄輪」(裕己)。


☆用語

  • 美咲輝学院

 本作の舞台である東京湾に浮かぶ人工島「美咲輝区」にある非常識レベルな超巨大学園都市


  • 正義の味方部

 ヒーロー・ロボットマニアの霧瀬が自らを顧問として設立したイロモノ部活動その1
 当初は全く部員が集まらず半分休部状態だったが、世界征服部の活動を皮切りにはやなが入部した事でようやく活動を開始した。
 ただ、霧瀬のポリシーで男子部員は入部お断りだけどな! 


  • アクティブドレス

 霧瀬が開発した正義の味方部の戦闘衣装。略称「AD」(ActiveDress)


  • 世界征服部

 夕霞を部長とする、学院内の店舗や施設の制圧活動を行うイロモノ部活動その2
 設立理由や構成メンバー、行動目的は一切不明という徹底とした秘密主義で形成されているが、夕霞は「征服という行為があること」を知らせることが重要だと述べている。


  • サポートシステム

 あきが開発した世界征服部の戦闘衣装。略称「SS」(SupportSystem)
 試作型の「PSS」、中間型の「ASS」、完成型の「VSS」の3種類に分類されている。


  • 星徒会

 美咲輝学院各学部に存在する星徒の代表管理組織。
 ちなみに高等部星徒会の現在のメンバーは5人ほどが征服部のメンバーだったりする。まぁ、極星は部活の代表だから星徒会に入ってても不思議じゃないが…。


  • 極星

 美咲輝学院の部活動において特筆すべき成績を修めた星徒が星徒会から贈られる称号。
 全部での24種類(ちなみに各学年のクラスも24組)。
 名前は基本的に「」と「」の2文字で構成されているが、中でも最高の極星男女各1人には特例として3文字目「」と「」が与えられる(男子の場合は「覇」、女子の場合は「姫」)。


  • 極光オーロラ

 極星が本気を出した際に発生する発光現象。
 その正体は、発光現象として具現化されたイメージ



追記・修正は正義の味方部、世界征服部のどちらかに入部してからお願いします。


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  • ずーっと前からやってた感じの作品だけど、結局完結はしたんだろうか・・? -- 名無しさん (2021-03-15 14:11:16)
  • 藤枝作品では貴重な、レギュラーキャラに男性がいる作品。ところでドラマCD全部持ってる人とかいる? -- 名無しさん (2021-03-15 21:53:59)
  • 藤枝さんが原作、作画を別の人に役割分担すればもしかしたら・・・ -- 名無しさん (2021-03-17 01:34:18)
  • 源久也さんとかね -- 名無しさん (2021-03-17 17:41:58)

#comment

*1 藤枝氏の別作品である『天色くろすおーばー』と『九彩エンドコンテンツ』も諸事情により雑誌での連載が打ち切りになった後に同人誌として再開・補完されている
*2 世界観としては2044年の世界という設定。これは作者が「現在の年号に追いついてしまわないようにするため、作中の年号はあえて明示しない」という意向から。

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