トリーヴァ/ドロマー/クローシス/デアリガズ/リース

ページ名:トリーヴァ_ドロマー_クローシス_デアリガズ_リース

登録日:2021/03/09 Tue 23:17:00
更新日:2024/05/27 Mon 09:23:35NEW!
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トリーヴァ/Trevaドロマー/Dromarクローシス/Crosisデアリガズ/Darigaazリース/Rithとは、TCG「Magic the Gathering」に登場するドラゴン達のことである。
初出は2000年発売の「インベイジョン」。



概要

多色カードがメインとなる「インベイジョン」で登場した伝説のドラゴンサイクル
エルダー・ドラゴンが巨龍戦争で大きく数を減らした後にドミナリアを支配し、「上古族ドラゴン/Primeval Dragon」とも呼ばれ、ドミナリアだけでなく多元宇宙全てのドラゴンの祖ともいえる「始祖ドラゴン/Ur-Dragon」の一面を最も強く引き継いだといわれている。
その後は眠りについていたが、ドミナリアとファイレクシアの戦争の際に復活。しかしデアリガズが死亡したことで他4体は再び封印された。
それから360年後の「ドミナリア(エキスパンション名)」の時代、デアリガズが復活しそれから数年後の「団結のドミナリア」ではリースも復活した。少なくとも団結のドミナリア時点では5体すべてが蘇ったわけではないようだが今後どうなるかは不透明。


ゲーム内での特徴としては、いずれも中心色とその色から友好色からなる「弧3色」の伝説のクリーチャーであり、
相手に戦闘ダメージを与えた時、中心色の1マナとなんでもいいので2マナの計3マナを支払う事で色を選び、その色に対し強力な能力を発動する事ができる。
また、能力を発動しやすくする飛行や6/6という高サイズも持ち合わせており非常に強力。


また、これらのドラゴンの名前を関したサイクルとして、1コスト+生贄で対応した3色のマナを得られる「従者」、3つの能力から1つを選ぶ「魔除け」、3色生み出すアンタップインランドだが土地1つを手札に戻す必要のある「棲み家」が存在する。



個々の紹介

トリーヴァ/Treva

Treva, the Renewer / 復活させるものトリーヴァ(3)(緑)(白)(青)
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
復活させるものトリーヴァがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたは(2)(白)を支払ってもよい。そうした場合、色を1色選ぶ。その後、あなたは選ばれた色のパーマネント1つにつき1点のライフを得る。
6/6


[[>白/White(MtG)]]とその友好色からなるバントカラーのドラゴン。
崇拝の叫び声を求めてやまない「始祖ドラゴンの声」。


能力は選んだ色のパーマネント分のライフ回復。
ライフ回復という点からわかる通りはっきり言ってそこまで強力ではない。
とはいえ何度も効果を発動させればさすがに相手も無視できなくなるだろう。


名称が他のサイクルと異なり「~するもの」ではなく「~させるもの」になっている。


ドロマー/Dromar

Dromar, the Banisher / 追放するものドロマー (3)(白)(青)(黒)
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
追放するものドロマーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたは(2)(青)を支払ってもよい。そうした場合、色を1色選ぶ。その後、選ばれた色のすべてのクリーチャーをオーナーの手札に戻す。
6/6


[[>青/Blue(MtG)]]とその友好色からなるエスパーカラーのドラゴン。
邪魔なものは何でも掃きのけてしまう「始祖ドラゴンの翼」。


能力は選んだ色のクリーチャーのバウンス
相手をもたつかせる事はもちろん、トークンに対しては除去になる。
一方で自分も被害を受け、さらにドロマー自身も手札に戻ってしまう可能性もある。
逆手にとって「出た時能力」を使いまわす事もできるが、若干使いにくいか。


使いにくいとは言ったが、当時の流行りデッキは自身が被害を食らわない赤緑の「ファイアーズ」だったため、サイクル中で最も活躍した。


クローシス/Crosis

Crosis, the Purger / 粛清するものクローシス (3)(青)(黒)(赤)
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
粛清するものクローシスがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたは(2)(黒)を支払ってもよい。そうした場合、色を1色選ぶ。その後、そのプレイヤーは自分の手札を公開し、選ばれた色のカードをすべて捨てる。
6/6


[[>黒/Black(MTG)]]とその友好色からなるグリクシスカラーのドラゴン。
幻影と闇を見通す「始祖ドラゴンの目」。


能力はプレイヤー1人に対し特定の色のハンデス
手札を大量に捨てる能力は非常に強力。
おまけで手札を見られるため、相手の戦略を的確に見極めた対処が可能。


デアリガズ/Darigaaz

Darigaaz, the Igniter / 点火するものデアリガズ (3)(黒)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
点火するものデアリガズがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたは(2)(赤)を支払ってもよい。そうした場合、色を1色選ぶ。その後、そのプレイヤーは自分の手札を公開し、点火するものデアリガズはそのプレイヤーに、これにより公開されたカードのうち選ばれた色のカードの枚数に等しい点数のダメージを与える。
6/6


[[>赤/Red(MtG)]]とその友好色からなるジャンドカラーのドラゴン。
死すべき運命を持つものたちの重荷を焼き払う「始祖ドラゴンの息」。


能力はプレイヤー1人の手札を見て特定の色のカードの分だけダメージ。
相手が単色デッキなら非常に強力。
クローシス同様手札を見られるのも地味ながらうれしいメリットだろう。


Darigaaz Reincarnated / 転生するデアリガズ (4)(黒)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行、トランプル、速攻
転生するデアリガズが死亡するなら、代わりに、これを卵(egg)カウンターを3個置いた状態で追放する。
あなたのアップキープの開始時に、転生するデアリガズが卵カウンターが置かれた状態で追放されている場合、これの上から卵カウンターを1個取り除く。その後、転生するデアリガズの上に卵カウンターが置かれていないなら、これを戦場に戻す。
7/7


360年後に復活したデアリガズ。シヴのドラゴン達のリーダーを務めており、支配者や暴君ではなく指導者たることを目指している。
死んだとき卵に戻り、3ターン後に舞い戻る。
対処がなかなか難しく、追放や疑似除去でなければあくまで時間稼ぎに過ぎない。
速攻を持つため召喚酔いによる猶予すら与えない非常に強力なカード。


リース/Rith

Rith, the Awakener / 煽動するものリース (3)(赤)(緑)(白)
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
煽動するものリースがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたは(2)(緑)を支払ってもよい。そうした場合、色を1色選ぶ。その後、選ばれた色のパーマネント1つにつき、緑の1/1の苗木(Saproling)クリーチャー・トークンを1体生成する。
6/6


[[>緑/Green(MtG)]]とその友好色からなるナヤラーのドラゴン。
荒廃の種をまき散らす「始祖ドラゴンのかぎ爪」。母はエルダー・ドラゴンの生き残りの1体、パラディア=モルス。


能力は選んだ色のパーマネント分、苗木トークンの生成。
2度目の発動以降は戦場の(無色である土地以外の)カードが苗木+リースだけでも緑を選べばその数だけ増えていく。
最もライフ20でも4回殴れば勝ちなためあまり見かけられないが。


ごつくカッコイイ見た目とは裏腹にドラゴン的には美女らしく、デアリガズに惚れられていた。


何故か彼女のみ個別項目がある。


解放されし太古、リース/Rith, Liberated Primeval (2)(赤)(緑)(白)
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行、護法(2)
あなたがコントロールしていてこれでないすべてのドラゴンは護法(2)を持つ。
あなたの終了ステップの開始時に、このターンにクリーチャーやプレインズウォーカーや対戦相手が余剰のダメージを受けていた場合、飛行を持つ赤の4/4のドラゴン・クリーチャー・トークン1体を生成する。
5/5


「デアリガズとの精神的繋がり」によって団結のドミナリアで復活したリース。
護法で味方のドラゴンを守りつつ、相手のクリーチャーかPWがオーバーキルされるとドラゴントークンを生み出す。
火力呪文や格闘呪文で積極的に除去を行っていけば確実・迅速に盤面を制圧できるだろう。
ストリクスヘイヴンやフォーゴトン・レルム探訪のドラゴンサポート呪文が入れ替わりでスタン落ちしたのが惜しいところ。



余談

後の「次元の混乱」で楔3色*1のドラゴンである「報復するものオロス/Oros, the Avenger」、「夢見るものインテット/Intet, the Dreamer」、「収穫するものテネブ/Teneb, the Harvester」、「壊滅させるものヌーマット/Numot, the Devastator」、「狩るものヴォラシュ/Vorosh, the Hunter」が登場している。
いずれも6マナ、6/6、戦闘ダメージ時にマナを支払うと能力発動という部分は共通しているが能力が色に関したものではなくなっている。


始祖ドラゴンは「統率者2017」にて満を持して登場。


The Ur-Dragon / 始祖ドラゴン (4)(白)(青)(黒)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon) アバター(Avatar)
威光 ― 始祖ドラゴンが統率領域か戦場にあるかぎり、あなたが他のドラゴン(Dragon)呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
飛行
あなたがコントロールするドラゴンが1体以上攻撃するたび、その数に等しい枚数のカードを引く。その後、あなたはあなたの手札からパーマネント・カード1枚を戦場に出してもよい。
10/10


見てわかる通り5色クリーチャーであり、中々にド派手なサイズ、能力を持つ。
統率領域にあればドラゴンのコストが軽くなり、トリーヴァらも5マナで唱えられる。


長い間有名な3色カードのサイクルが少なかったからか弧3色の呼び方にもなっていた。
例を挙げると「赤黒緑」のデッキが「デアリガズカラー」と呼ばれたりなど。
現在ではアラーラ次元の5つの断片「バント(緑白青)」「エスパー(白青黒)」「グリクシス(青黒赤)」「ジャンド(黒赤緑)」「ナヤ(赤緑白)」が主流となっており、ほぼ死語と化している。
ジャンドとあるが、ジャンクドッペルのことではない。
ちなみに楔3色はタルキールの氏族名「アブザン(白黒緑)」「ジェスカイ(青赤白)」「スゥルタイ(黒緑青)」「マルドゥ(赤白黒)」「ティムール(緑青赤)」が主流。



デュエマでの扱い

かつては弧3色の呼び方になっていたと書いたが、「デュエル・マスターズ」ではなぜか未だに弧3色(にあたる文明の組み合わせ)を表すために彼らの名前が使われる事もある*2
こちらでは断片名(および氏族名)はマイナーであり、MtGもやっていない限り「なんのこっちゃ?」となるだろう。


最近ではそこそこ広まってきているが、初心者にとっては「なにそれ?」となるため基本的には文明を頭に付けてデッキタイプを表記する方が望ましいとされている。
TCGメディアでも割と表記が揺れている所があり、こちらの名前を使ったり色表記されたりと色々。
公式媒体では一切使われないので、あくまで非公式な呼び名である事には留意されたし。



なお楔3色の場合はこちらもMtGで登場した「デイガ」「シータ」「ネクラ」「ラッカ」「アナ」の名称が使われる。
一応これら3色それぞれに勢力が存在する特殊種族が登場したが、歴史が浅いためか未だにこの名称が主流。


ちなみに、「デイガ」「ネクラ」などは自分たちの仇の魔法を研究する異端なギルドの名称である。仇の魔法=対抗色という事だろう。
カード的にはボルバーサイクルという、召喚時に指定されたコストを追加で支払うことで得をする「キッカー」を対抗色それぞれに持つというサイクルが有名。こちらは「インベイジョン」と同サイクルの「アポカリプス」で登場した。
MtGではすでに「そういう奴いたっけ」程度の扱いであるが…



追記・修正は始祖ドラゴンの形質を強く受け継いだものにお願いします。


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  • いずれデュエマにも彼らは来てほしいな -- 名無しさん (2021-03-10 04:20:09)
  • MtG民よりもDM民のほうが名前を知ってるドラゴンたち -- 名無しさん (2021-03-10 10:15:14)
  • 項目名、上古族ドラゴン/Primeval Dragon(MtG)とかの方が良くないか? -- 名無しさん (2021-03-10 13:49:14)
  • アラーラにデッキカラー名を奪われたドラゴンたち -- 名無しさん (2021-03-10 19:55:00)
  • この名前がデュエマ3色によく使われるのはデュエマの登場時期とこのドラゴン達の登場時期が近くて当時のmtgでも三色の通称がこれだったからなんじゃないか。アラーラとかの通称が使われないのはその時期のmtg民とデュエマ民の距離感があったから説。あと新しい名前覚えるの面倒くさいとか -- 名無しさん (2021-03-10 21:01:18)
  • デュエマでも一時期リースカラーをロマネカラーって呼ぼうとしたりしたこともあったけど結局こっちが使われつづけてる印象。或いはデュエマのデッキタイプって「色+切札名(例:青黒緑デッドダムド)」で呼ばれることが多いから、安易に文明の組み合わせと有名カード名を紐づけてしまうと却ってわかりづらくなる説 -- 名無しさん (2021-03-10 23:34:52)
  • そもそもデュエマって3色でも格差激しすぎて…青黒緑、白青黒、白青緑、白赤緑は6枚だけ、白黒緑に至っては全4枚の上勝舞編で2枚勝太編で1枚ジョー編で1枚とか酷すぎだろ -- 名無しさん (2021-03-11 00:59:33)
  • ボーラス・ジェイス・エムラクールの次はこいつらをデュエマに輸出してやりゃいい 古参なら喜ぶんじゃないか? -- 名無しさん (2021-03-11 07:23:19)
  • あとボルバーサイクルもね -- 名無しさん (2021-03-11 09:26:19)
  • 近年は赤黒みたいに色名で呼ぶこと多かったけどデュエプレ出てからまた聞くようになった気がする -- 名無しさん (2021-03-11 10:05:36)
  • デュエチューブでZweiLanceが普通にラッカとかネクラって言い出してるから半公式でしょ -- 名無しさん (2021-05-12 00:44:27)
  • 2色は赤黒みたいな幹事2文字で、3色はこの呼び方で言ってることが多い気がする -- 名無しさん (2021-05-28 21:56:49)
  • こいつら、なんかドミナリア連合に敵対したんだっけ? -- 名無しさん (2021-05-29 23:27:50)
  • 昭和のマジックではデアリガズ、平成ではジャンド、令和では土建組。 -- 名無しさん (2022-03-04 18:27:22)

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*1 中心の色と敵対色2つの組み合わせ。例として白赤黒。
*2 理由としては、該当する3文明の勢力などがまだ存在しないため。

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