登録日:2021/02/06 Sat 18:19:18
更新日:2024/05/24 Fri 13:45:23NEW!
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▽タグ一覧
デュエル・マスターズ 光文明 水文明 闇文明 火文明 自然文明 呪文 コスト踏み倒し モード サイクル dm dmrp-10 dmrp-11 dmrp-12 デュエマ 光文明の呪文 水文明の呪文 闇文明の呪文 火文明の呪文 自然文明の呪文 超天篇 青きc.a.p.と漆黒の大卍罪 零誕! 魔神おこせジョルネード1059!! 生命と大地と轟破の決断 プレミアム殿堂 ジョーカーズ ゼニス パーフェクト呪文 決断サイクル 使うのも決断 買うのも決断 超超超天!覚醒ジョギラゴン vs. 零龍卍誕 神楯と天門と正義の決断 知識と流転と時空の決断 絶望と反魂と滅殺の決断 瞬閃と疾駆と双撃の決断 勝熱と弾丸と自由の決断 闘争と成長の決断 邪杯と魔術の決断 熱線と照射の決断 荒廃と豊穣の決断 幻想と伝承の決断 氷柱と炎弧の決断 禁呪と聖句の決断 天頂と停滞と水晶の決断
パーフェクト呪文とは、『デュエル・マスターズ』の呪文サイクルである。
単色版は各文明に1枚ずつ、無色には2枚存在し、名前がそれぞれ《○○と△△と□□の決断(パーフェクト・~)》の形式で統一されている。「~」の部分には各文明の英単語をカタカナにしたものが入る。また、○○、△△、□□には効果に対応した漢字が入る。基本的には漢字と対応した効果の順番は同じものであるが、《知識と流転と時空の決断》のみ最初に登場した呪文とあってか効果と漢字の順番が一部異なっている。
多色版については後述。
漢字の部分から「決断サイクル」、あるいは「完全~」と呼ばれることもある。
各文明毎の特色を表した複数の効果から二つまで選ぶ、命名規則がはっきりしている、高レアといった要素から恐らく元ネタはMagic the gatheringの命令/Commandサイクル。
概要
現状すべてが高レアリティの呪文であり、4種類がスーパーレア、残るものも全てベリーレアとなっている。
この呪文最大の特徴として、以下の共通テキストがある。
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
►(効果1) |
►(効果2) |
►(効果3) |
呪文ひとつにつき3つの異なる効果を持ち、プレイヤーがどれを使うかを好きに選ぶことができるのである。
しかも単色版サイクルの効果の中には「クリーチャーをコストを支払わずにバトルゾーンに出す効果」が無色以外のもの全てに存在する。
その他の効果も各文明ごとの特色が出ている効果であり、うまく使えば一気に戦況を有利に傾けることが可能なのだ。
さらに、それぞれの呪文の中には呪文自体を唱えやすくする効果を持つものがあり、条件を満たせば手札以外のゾーンから唱えることができるものまで存在する。
まさに「パーフェクト」の名に相応しい強力呪文といえる。
ただし、それぞれの効果ひとつひとつはそれぞれの呪文のマナコスト域では若干損をする効果のものもあり、選択次第では貴重な呪文の効果を無駄撃ちしたことになってしまう場合もある。
今現在のバトルゾーンの状況、試合運び、タイミングなどを考慮し、効果を使い分けて戦うことが求められるため、名前の通り「パーフェクト」な活躍をさせることができるかどうかは、まさしくプレイヤーの「決断」に委ねられるというわけである。
注意点としては、それぞれの効果は「どの効果を使うかを2つ選択した後で、上から順番に処理する。」という裁定になっている。
これはデュエル・マスターズにおいて、呪文の効果は上から書かれている順番で解決していくという原則があるためである。
(ちなみにクリーチャーは一度のアクションで複数の効果が同時にトリガーした場合、好きな順番で解決することが出来る。ややこしい)
単色版サイクル一覧
光:《神楯と天門と正義の決断》
神楯と天門と正義の決断 光文明 SR (7) |
シンパシー:クリーチャー(この呪文を唱えるコストは、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただしコストは0以下にはならない) |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
►自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま新しいシールドとしてシールドゾーンに置く。 |
►光の「ブロッカー」を持つ進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出す。 |
►相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。 |
光の選択肢は
神楯:シールド追加
天門:光の非進化ブロッカー踏み倒し
正義:1体フリーズ
の3つ。
自分のクリーチャーがいるほどコストが下がる。
ぶっちゃけ使いづらい。
というのも、踏み倒し効果は光の相棒《ヘブンズ・ゲート》と同じ条件であり、盤面0で踏み倒し効果を2回選択した場合、そちらの完全下位互換にすらなってしまう。
しかし盤面を展開しきった後で《覚醒の精霊ダイヤモンド・エイヴン》等を1マナで出せるのは《ヘブンズ・ゲート》にはない強みである。
実際、ワンショットキルデッキである【白緑ファイブスター】に於いて、上記の「1マナで《エイヴン》を出せる」という特徴を活かし、フィニッシュムーブを決めるための必須パーツとして環境入りしたこともある。
そのため「劣勢をひっくり返す」よりは「優勢を決定づける」力に長けたパーフェクト呪文であるといえよう。
余談だが、元のコストが7のため、パーフェクト呪文の中では長らく《ゲンムエンペラー》がいても無視されない呪文だった。
単色なら2024年現在でも唯一。
実は再録が最も早かったパーフェクト呪文でもある(名場面BEST)。
水:《知識と流転と時空の決断》
知識と流転と時空の決断 SR 水文明 (4) |
呪文 |
自分の墓地に呪文が4枚以上あり、この呪文が自分のシールドゾーンにあれば、この呪文に「S・トリガー」を与える。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
►カードを1枚引く。 |
►GR召喚する。 |
►相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。 |
水の選択肢は
知識:ドロー
時空:GR召喚
流転:バウンス
の3つ。
自分の墓地に呪文が4枚以上あればS・トリガーになる。
最初に登場したパーフェクト呪文であり、これのみ踏み倒しがGR召喚になっている。
素のコストが4であるという点が非常に優秀であり、手打ちもしやすい、《失われし禁術の復元》などで墓地から唱えることも出来る、など複数回撃つことが容易なデザインとなっている。
GRクリーチャーのバグじみた優秀さ、最悪4マナ2ドローでもそこまで腐りづらいという点から、水の入ったコントロールデッキでは入るスペースがあれば投入される。
DMGP-9th決勝戦第3試合で、【カリヤドネループ】に優勝の栄冠をもたらした「盾」役者。
十王篇環境では主な採用デッキである【カリヤドネループ】が《カリヤドネ》本体の殿堂入りによりほぼ瓦解。加えて超GRゾーンが使えないため2つ目の効果が機能しない新フォーマット「オリジナル」の導入により、環境での使用率は下火になっている。
再録はされたが封入率の低い金トレジャーなので値段も高め……と、いいたいところだが、ほぼアドバンス環境用であるためか他の金トレジャーよりは安め。
前述の通り、このカードのみカード名の○○、△△、□□の部分と効果の順番が対応していない。後に出たカードと合わせるなら《知識と時空と流転の決断》となる。
闇:《絶望と反魂と滅殺の決断》
絶望と反魂と滅殺の決断 SR 闇文明 (5) |
呪文 |
この呪文を、自分の墓地から唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
►相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。 |
►コスト4以下の闇のクリーチャー1体またはコスト4以下の闇のオーラを1枚、自分の墓地からバトルゾーンに出す。 |
►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。 |
闇の選択肢は
絶望:セルフハンデス
反魂:コスト4以下の闇クリーチャーまたは闇オーラの蘇生
滅殺:パワー低下
の3つ。
闇らしく墓地からの直接詠唱が可能になっている。
なんといっても墓地から唱えられるのが強い。
何らかの墓地肥やしで落ちてしまっても唱えられる強みもあるが、手札から唱える→墓地から唱えるという単純な動きで、手札消費を1枚に抑えながら相手を妨害することができる。
ハンデス効果は相手が選ぶ一番弱い物だが、これを唱えるマナ域では相手の手札が3枚以下という状況も珍しくないので、2回選んで2枚落とさせるだけでも相手はジリ貧に陥ることも少なくない。
蘇生効果は文明、コストの縛りこそあれど進化クリーチャーでも蘇生可能で、闇オーラにも「オーラ版《デスモーリー》」というべき《斬罪 シ蔑ザンド》など優秀なものが多い。
パワー低下も1体に最大-8000まで叩き込めるため、ちょっとした切札級すらも射程範囲に収めている。
総じてすべての効果が非常に腐りにくく、優秀な1枚といえる。
十王篇以降に始めたプレイヤーからはぶっ壊れ高額カードの筆頭という印象が強いのだろうが、
実は超天篇での登場時点で既に効果の優秀さは証明されていたものの、超GRの展開力及びアドバンテージ獲得能力に対しては焼け石に水だったため、
- 5コスト使ってパワー4000以下のクリーチャー2体かパワー8000以下のクリーチャー1体しか処理できない*1
- コスト踏み倒しも事前に準備が必要な墓地からな上コスト4以下限定、文明制限もあるのでGR召喚を連鎖できない
- セルフハンデスなんかした所で《天啓 CX-20》か《サザン・エー》辺りのドローでリカバリーされて終わり
と、余り評価は高くなく、場所によっては1000円切る値段で売られていた*2。
しかし超GRを徹底的にメタった十王篇環境では【デッドダムド】や【デスザーク】といった闇入りのコントロール気味のデッキで活躍している。
正当な評価を下され一時期は1枚5000円以上の値段で取引されていたが、王来篇以降数度の再録(なんと銀枠とはいえ3000円の構築済みデッキに2枚も収録)を経たことで値段も落ち着き、その後もアビスデッキとの相性の良さから何度か再録された事で更に安価になり、2024年現在では初版シークレットや20th版でもなければ1枚800円前後で手にすることが出来る。デッキ買った方がよくね?
墓地肥やしをメインの動きにするデッキでは、この呪文を複数枚採用することでライブラリアウトをある程度防止することが出来る。(墓地から唱えることで山札回復が出来るため)
10マナある状態で墓地、手札にこのカードが2枚以上ある場合相手にカードを引かされない限りライブラリアウトをしなくなる。
火:《瞬閃と疾駆と双撃の決断》
瞬閃と疾駆と双撃の決断 VR 火文明 (3) |
呪文 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
►コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出す。 |
►このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。 |
►自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、そのクリーチャーをアンタップする。 |
火の選択肢
瞬閃:コスト3以下踏み倒し
疾駆:自軍1体のSA化
双撃:2回攻撃付与
の3つ。
呪文自体の追加効果はないが、サイクル中最も軽いコストとなっている。
手札消費こそ激しいが、踏み倒し効果にはコスト以外の制約は一切存在しない。
そのため墓地進化やマナ進化などの「バトルゾーンに進化元を要求しない」進化クリーチャーと、《ヘビー級ヘビー》を同時に踏み倒して、盤面0の状況からでも一気にQ・ブレイカー持ち究極進化まで持っていったり、SA持ちクリーチャーを踏み倒しながら2回攻撃をつけるなど非常に攻撃的に動くことができる。
また本体コストが3というのも隠れた魅力であり、《サイバー・K・ウォズレック》の能力で《蝕王の晩餐》と一緒に唱えて、《晩餐》で蘇生させたクリーチャーにSAと2回攻撃を付与したりといった使い方も出来る。
あらゆるデッキに入る汎用性はないがその分爆発力に優れた1枚であり、使いこなせれば強力な、「パーフェクト」の名を冠するに相応しいパワーを持つ呪文といえる。
とはいえ登場からしばらくの間は評価に恵まれず*3、パーフェクト呪文の中では安価で取り引きされていた(それでも1枚300~はしていた)が、2020年になり【連ドラグナー】が成立すると余りにも強すぎるため規制が確実視されていた《ヘブンズ・フォース》のリペアとして注目され高騰した……が、思いの外ガッツリ規制されたのと裁定変更により閣ループができなくなる等して【連ドラグナー】は環境落ちしたためここでも環境入りを逃す。
その後およそ1年後の2021年11月に相性の良い《蒼狼の大王 イザナギテラス》が登場した事で【鬼羅.Star】に採用されようやく環境入り。その後すぐ抜いた型が主流になったりしたが効果の優秀さは評価されながらも意外と活躍に恵まれるまで時間のかかったカードである。
2023年10月現在は《芸魔王将 カクメイジン》を切り札とする【赤青マジック】において、アタッカーのアンタップ及び後続の展開手段として主要パーツのひとつに。他の単色パーフェクト呪文に遅れる事4年近くではあったが、ようやく環境に安定して顔を出す運びとなった。
なお、これのみ踏み倒し効果が最初に来ているが、これは冒頭にあるデュエル・マスターズにおける呪文の性質上、「手札から出したクリーチャーに能力を付与する効果が使えなくなる」ということをなくすためだと思われる。*4
自然:《生命と大地と轟破の決断》
生命と大地と轟破の決断 SR 自然文明 (5) |
呪文 |
この呪文を自分のマナゾーンから唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
►自分の山札の上から1枚目を、タップしてマナゾーンに置く。 |
►コスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。 |
►このターン、自分のクリーチャー1体はパワー+3000され、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。 |
自然の選択肢は
生命:マナブースト
大地:コスト5以下のクリーチャーをマナから出す
轟破:自分のクリーチャー1体の強化
の3つ。
自然らしくマナゾーンから唱えることが可能になっている。
ぶ っ 壊 れ 。
コスト制限こそあるもののやっぱり進化クリーチャーも出せ、しかもマナゾーンからなので準備も比較的楽。
さらにこの呪文自体もマナゾーンから唱えることが可能なため、コンボデッキが苦手としているハンデスに対して非常に強い。
しかもマナゾーンにあるこのカードをタップして唱えれば緑マナを確保できてしまうため色の合わないデッキにこのカードだけ投入しても機能できる汎用性の高さを持つという何もかも間違えたバケモノ。
弱点としてはコスト踏み倒しメタだが、それも3つ目の効果である程度は対応できる。(疑似マッハファイター付与で踏み倒しメタクリーチャーを殴り倒せる)
揃えれば強力なドローロックが完成する《キキ》+《カイカイ》を一発でG・リンクさせたり、手札も盤面もない状態から《聖獣王ペガサス》や《超聖竜シデン・ギャラクシー》などの、『複数の進化元を必要とする進化Vクリーチャー』をバトルゾーンに着地させることができたり*5と、これまでターンを跨がないと成功しないようなクリーチャーコンボが、このカードで一気に揃えることが出来るようになった。
【メルゲドッカンデイヤー】や【白緑ファイブスター】など、この踏み倒し効果をメインに据えた環境デッキもいくつも存在した。
この呪文とクリーチャー2体をマナから踏み倒すと3マナ減ることになるが、それに見合ったリターンをもたらしてくれる「最強のパーフェクト呪文」とも呼ばれる1枚。
あまりにも効果が強力なため常に規制が囁かれる1枚であったが、2020年12月18日にとうとう殿堂入りした。
とはいえ上述の通り「いつかかってもおかしくない」と発売当初から言われるスペックを持つカードだったため、「このタイミングでか」という声こそあれど殿堂入り自体は妥当なもの……というか「むしろ遅すぎだろ」という声も挙がったくらいである。
1枚制限であろうと強いことには変わりがなく、「1枚だけなら……」と手を伸ばすプレイヤーが増え、早期に殿堂入りしたために再録の機会も与えられなかったために殿堂前より値段が上昇。
22年秋頃では通常版ですら4000円を超えていた、値段も最強なパーフェクト呪文。
そして登場から3年半が経ち、とうとう2023年3月20日付でプレミアム殿堂になってしまった。当時の環境でも【4c邪王門】や【青黒緑ハンデス】などを代表とする多くのデッキで使われて続けたため、別れを惜しむ人は多かった。
多色版サイクル一覧
単色版の後にぽつぽつと登場し始めた、多色版のサイクル。
一応パーフェクト呪文サイクルの一部として扱われるが、
- 単色版とは違う命名ルールを持つ
- 後述するイラストの法則も守っていない
- コスト踏み倒しに関する効果を持っていない事もある
- 手札以外から唱えられる効果が無い代わりにコスト軽減やS・トリガー付与が共通効果になっている
- ベリーレア
と、中々毛色が違うように仕上がっている。
1枚目と2枚目の登場にだいぶ間があったが、2色の組み合わせ10通り全てが揃うのはいつになるのであろうか…
シークレット版はその呪文と同じ文明を持つクリーチャーが描かれるという共通点が存在する。
火/自然:《闘争と成長の決断》
闘争と成長の決断 VR 火/自然文明 (5) |
呪文 |
自分のパワー6000以上のクリーチャーがあれば、この呪文を唱えるコストを2少なくする。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
▶自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。 |
▶自分と相手のクリーチャーを1体ずつ選び、その2体をバトルさせる。 |
▶クリーチャーではないカードを1枚破壊する。 |
DMRP-22でまさかの登場を果たした多色版パーフェクト呪文の先駆け。
選択肢は《生命と大地と轟破の決断》の2番目と同じタップインブーストと効果バトルとクリーチャー以外のカード指定除去の3つ。
呪文の追加効果は自分のパワー6000以上のクリーチャーがいれば2コスト軽減。
いずれの効果も5コスト支払って使うには対抗馬が多いため、できる限りコスト軽減を狙いたい。
《禁断英雄 モモキングダムX》との相性が非常に良く、2ターン目に《モモキングダムX》を召喚しておく事で3コスト無条件2ブーストや99999火力を放ちながら1ブーストしたり、相手のタマシードやフィールドとクリーチャーを破壊できたりと非常に柔軟な運用ができるため、両者合わせて【4cガイアハザード退化】で採用され結果を残している。
シークレット版では火・自然レインボーの《無双竜機ボルバルザーク》が描かれている。
プレミアム殿堂なので普通の環境で使えないのはさておき、実際ボルバルザークがいれば軽減効果は発動できる。
水/闇:《邪杯と魔術の決断》
邪杯と魔術の決断 VR 水/闇文明 (5) |
呪文 |
このターン中に、カードがいずれかのプレイヤーの墓地に置かれていたら、この呪文を唱えるコストを2少なくする。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
▶カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。 |
▶相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、自分の墓地にあるカード1枚につき、そのクリーチャーのパワーを-1000する。 |
▶コスト4以下のタマシードを1枚、自分の墓地から出す。 |
新シリーズに移行したDM22-RP1で突如として登場した第二の多色パーフェクト呪文。
選択肢は山札から2枚引いた上で1枚捨てる手札交換か、墓地にあるカードの数だけ相手クリーチャーのパワーを-1000するパワー低下か、コスト4以下のタマシードを墓地より場に出す踏み倒しの三択。
呪文の追加効果は条件付き2コスト軽減と1枚目と共通しており、このカードの場合は自分でも相手でも良いので何らかのカードが同一ターン中に墓地に置かれていれば、という緩すぎるもの。
墓地に依存した効果は手札交換と相性が良いため、基本的に第一の効果→第二or第三の効果で発動していく組み合わせになる。
手札を一枚墓地に送ってパワー低下の威力を増強させるか、手札から条件を満たしたタマシードを落として即座に踏み倒すのが良い。
墓地にタマシードが充実していれば第三の効果で一度に二つのタマシードを踏み倒してしまうのも手である。
ゴッド・オブ・アビスでもタマシードは続投する事に加え、新たに低コストで強力な効果を搭載したタマシード/クリーチャーも登場していくため、今後の発展性に期待が持てる1枚。
ただ、アビス・レボリューション以降はタマシードの強化がほぼされなくなってしまったのでちょっと苦しい立場になっている。
環境では【青単タマシード】で活躍。青単デッキではこのカードと色が合わないが、《Drache der'Zen》や《AQ NETWORK》で踏み倒すのが主。
ただしこのカードに合わせて闇文明のカードが採られることもあり、その場合【青黒タマシード】と呼び分けられることも。
ちなみにこのデッキではもっと色が合わない《生命と大地と轟破の決断》も採用された。後のプレ殿カード流石の貫禄と言ったところか。
シークレット版では水・闇レインボーの《∞龍 ゲンムエンペラー》が描かれている。
…あの、この呪文コスト5なのでゲンムエンペラーがいると無効化されてしまうんですが…。
光/火:《熱線と照射の決断》
熱線と照射の決断 VR 光/火文明 (5) |
呪文 |
自分のターンのはじめにアンタップした自分のクリーチャー1体につき、そのターン中、この呪文を唱えるコストを1少なくする。ただし、コストは1以下にはならない。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
▶相手のクリーチャーを2体選んでタップする。 |
▶カードを1枚引く。その後、光または火のコスト4以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出す。 |
▶自分のクリーチャーを1体選ぶ。そのクリーチャーはこのターン、バトル中パワーを+4000され、「スピードアタッカー」を得る。 |
GoA第1弾に引き続き、DM22-RP2で収録された三つ目の多色パーフェクト呪文。
それまで2で固定だったコスト軽減が、自分のターンのはじめにアンタップした自分のクリーチャーの数だけ適用され、最大3まで減らせるように(コッコ・ルピアと同じ1以下にならない効果であるため、1まで減らすことは出来ない。)。
選択肢は相手クリーチャー2体のタップか、1枚ドローした上でコスト4以下の光or火クリーチャーを手札から踏み倒すか、自分のクリーチャー1体にSAとパワーアタッカー+4000を付与するかの三択。
第二の効果→第三の効果で発動すれば《瞬閃と疾駆と双撃の決断》と同じ感覚で速攻の打点が形成可能。
また、第一の効果で相手クリーチャーをタップさせた後にSA付与&パンプアップすれば、厄介なクリーチャーも無理やり突破出来るようになる。
それぞれの効果は悪くないのだが、直接的な除去能力はなかったり、コスト軽減が能動的に発動しにくかったり、踏み倒しも縛りが結構キツかったりと使いにくさが目立つため現時点での評価は控えめ。
シークレット版では光・火レインボーの《超聖竜ボルフェウス・ヘヴン》が描かれている。
コスト7なのでこのカードでの踏み倒しには対応していないが、あちらのcipで《熱線と照射の決断》自体をノーコストで発動する事が出来る。
闇/自然:《荒廃と豊穣の決断》
荒廃と豊穣の決断 VR 闇/自然文明 (5) |
呪文 |
自分のマナゾーンと墓地に合計8枚以上カードがあれば、この呪文を唱えるコストを2少なくする。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
▶自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その後、カードを1枚、自分の墓地からマナゾーンに置いてもよい。 |
▶このターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを-1000する。 |
▶闇または自然の、コスト3以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出す。 |
ARev期に移行したDM23-RP1でも引き続き収録された多色パーフェクト呪文。
前回のソルフレアとは違い、コスト軽減の最大値は2に戻っている。
マナゾーン及び墓地にカードが合計8枚以上必要なため軽減にはある程度の下準備が必要だが、条件さえ満たせばずっとコスト3で使用できる。
選択肢は2枚墓地肥やしからの墓地から1マナ加速、相手クリーチャー全体のパワーを-1000、闇または自然のコスト3以下のクリーチャーをマナから踏み倒せる。
全体的に痒い所に手が届かない選択肢となっており、第一の効果はこの呪文をコスト軽減して使用できる段階に至るまでに十分にマナも墓地も整っていることが多く、第二の効果は盤面全体にパワー低下をふりまけるが、昨今のパワーラインに対して-1000はあまり意味をなさず、第三の効果はDM23-RP1発売直前にプレミアム殿堂入りした《生命と大地と轟破の決断》の危険性を意識してか、文明縛り追加及びコストの下限がより強く規制されている。
一応墓地からのマナ加速はアンタップインでおけるため何かしらのコンボには使えなくない、かもしれない。
かつてはコスト軽減のための墓地肥やしが容易であり自身が踏み倒し対象に入る、水闇自然型の《絶望神サガ》デッキにおいて採用例があったが、それ以降は音沙汰なし。
シークレット版では闇・自然レインボーの《悪魔妖精ベラドンナ》が描かれている。
この呪文で踏み倒せるクリーチャーではあるが、どちらかというとやはりこの呪文を軽減するために使うクリーチャーである。
水/自然:《幻想と伝承の決断》
幻想と伝承の決断 VR 水/自然文明 (8) |
呪文 |
自分のマナゾーンにコスト7以上のカードが4枚以上あれば、この呪文を唱えるコストを2少なくする。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
▶カードを2枚引く。 |
▶相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。 |
▶自分の山札をシャッフルし、その後、上から1枚目を表向きにする。そのカードがクリーチャーなら出す。 |
DM23-RP2でも引き続き登場したパーフェクト呪文。
元のコストが8とそれまで最大値だった《神楯と天門と正義の決断》の7からさらに増え、その影響もあり自力でコスト軽減しても6マナまでしか下がらない。
選択肢は2ドロー、相手クリーチャー1体のマナ送り、山札シャッフルの後デッキトップを表向きにし、クリーチャーなら踏み倒せる。
やはり何と言っても強力なのは第三の効果。
似た効果の《ミステリー・キューブ》のようにクリーチャー以外のカードが捲れたときのマナ加速こそないが、パーフェクト呪文特有の2連打によって何も踏み倒せない可能性は低い。
とはいえ防御気味に使う事は難しい上にコスト8の呪文を踏み倒せるカードは数が少ないため、現状の評価はロマンカード。
シークレット版では水・自然レインボーの《サファイア・ミスティ》が描かれている。
サイキック・クリーチャーであるためこの呪文で直接は踏み倒せない彼女がいるのは不思議だが、このカードの通常版イラストが巨大な扉であること、夫である《サファイア・ウィズダム》の住居の入り口が《ヘブンズ・ゲート》として使われていることと二人は別居中であることを考えると、《幻想と伝承の決断》は彼女の住居の入り口なのかもしれない。
光/闇:《禁呪と聖句の決断》
禁呪と聖句の決断 VR 光/闇文明 (6) |
呪文 |
このターン中に自分のクリーチャーが出ていれば、自分のシールドゾーンにあるこの呪文に「S・トリガー」を与える。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
▶相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。 |
▶「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体、自分の手札から出す。 |
▶自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をシールド化し、もう1枚を墓地に置く。 |
半ばお約束となってきたDM23-RP3で登場した一枚。
今度は条件付きのコスト軽減がST付与に変更されており、《知識と流転と時空の決断》に近い性質となった。
その付与条件とは「自軍クリーチャーがバトルゾーンに出る事」。
暴発目的でない限り一見すると意味不明なタイミングでの条件だが、前弾に登場した《聖カオスマントラ》などの相手ターン中に場に出せるクリーチャーとの組み合わせで普通に使っていても相手ターン中にSTとして使用できる。
肝心の選択肢は確定除去、ブロッカーの踏み倒し、シールド追加&墓地肥やしの3種。
確定除去は状況を選びづらい堅実な効果であり、その順番からメタクリーチャーを除去してから踏み倒しに繋げる事が出来る。
踏み倒しは一見《ヘブンズ・ゲート》と同じように見えるが、ブロッカー以外の指定が無いため《∞龍 ゲンムエンペラー》のような光文明を持たないものや《超神星ビッグバン・アナスタシス》のような進化クリーチャーまで踏み倒せる。
シールド追加については一見すると地味だが、単純な防御力は高い上、余った分の選択肢を回す事も出来ると、痒い所に手が届く仕様。
環境では【5cオボロティガウォック】で採用された実績がある。
このデッキでは軽量シノビクリーチャーのニンジャ・ストライクによるS・トリガー化、《頂上縫合 ドギラディス勝3rd》のファイナル革命から唱えて《ゲンムエンペラー》を踏み倒すというまさにキーカードと言っていい役割を担っていた。
シークレット版では光・闇レインボーの《無法神類 G・イズモ》が描かれている。
光文明と闇文明を併せ持った事があるこのクリーチャーはピッタリのチョイスだろう。
名前も「oratorio(聖譚曲)」+「cruz(ポルトガル語で「十字架」の意)」で、縮めれば「オラクル」にもなる為、イメージにも合致する。
通常版イラストも《支配のオラクルジュエル》と同じく本から光線が放たれているイラストである。
水/火:《氷柱と炎弧の決断》
氷柱と炎弧の決断 VR 水/火文明 (3) |
呪文 |
自分の墓地に呪文が2枚以上あれば、自分のシールドゾーンにあるこの呪文に「S・トリガー」を与える。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
▶相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。 |
▶自分の手札を1枚捨て、カードを2枚引く。 |
▶コスト2以下のエレメントを1つ、自分の手札から出す。 |
DM23-RP4で登場した、敵対色ではサイクル最後となるカード。
《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を参考にしたのか、今度も条件付きでSTを得る上、素のコストも軽くなっている。
条件は「墓地に呪文が2枚以上」。
墓地に呪文が溜まりやすいマジックなどのデッキで発動しやすい。
選択肢は所謂「プリン効果」か《勇愛の天秤》の手札交換モードと同じもの、そしてエレメントの踏み倒し。
プリン効果はSTとして使用した際の攻撃阻止に使える他、自分のターンで相手のブロッカーを機能停止させるのに役立つ。
手札交換効果は単純にドロー手段として非常に有効であり、捨てたカードも《芸魔王将 カクメイジン》などの再利用手段も用意しておくと無駄がない。
エレメント踏み倒しについてはクロスギアやタマシードなども踏み倒せる為、単純に選択肢が非常に多い。
素直にクリーチャーを踏み倒すだけでも《AQvibrato》など強力な物も多く、万能な呪文と言えるだろう。
手札交換としてだけ見ても山札を4枚掘りつつ手札を増やすことができ、殿堂カードの《ストリーミング・シェイパー》を彷彿とさせる。
それに条件付きS・トリガーと盤面干渉に踏み倒しの選択肢も付いていると考えると凄まじい呪文。
全体的に行儀のいい性能だった多色パーフェクト呪文の中で図抜けた性能を誇る。
環境では上記の通りマジックデッキで活躍。
そちらに足りていなかった防御札、リソース札、展開札と言った要素を全て兼ね備えており、環境ではこのカードを前提としてデッキが組みなおされる程。
他にも【ラッカゴスペル】に採用される。こちらには踏み倒し対象のカードは入っておらず、もっぱら手札交換のカードとして使われる。
シークレット版では水・火レインボーの《激沸騰!オンセン・ガロウズ》が描かれている。
使い手のオンセン共々「火と水を合わせて温泉!」が決め台詞の彼にはピッタリのチョイスである。
無色版
上記のサイクルのいずれにも当てはまらない無色のパーフェクト呪文。
2024年時点では2枚存在する。
ジョーカーズ:《勝熱と弾丸と自由の決断》
勝熱と弾丸と自由の決断 VR 無色[ジョーカーズ] (4) |
呪文:ジョーカーズ |
G・ゼロ:バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計7枚以上あれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
▶︎バトルゾーンにある、コスト3以下のカードを1枚選び、持ち主の山札の下に置く。 |
▶︎このターン、自分のクリーチャー1体は相手プレイヤーを攻撃できる。 |
▶︎相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの能力をすべて無視する。 |
各文明に遅れて「マスター・ファイナル・メモリアル・パック」で登場した新規パーフェクト呪文*6。
ジョーカーズは登場当初、ルール上では無色であるものの、新たな文明として紹介されていたので、ある意味ではジョーカーズ文明のパーフェクト呪文と言える。
その選択肢は《バイナラドア》を思わせるデッキ下への除去、《チョートッQ》を思わせるプレイヤー限定のスピードアタッカー、《あたりポンの助》を思わせるクリーチャー能力の無視の3つ。
呪文自体の追加効果はジョーカーズが持つバトルゾーンとマナゾーンのジョーカーズ枚数を参照する条件によるG・ゼロ。
イラストもジョー編3大切札である《ジョリー・ザ・ジョニー》の銃、《ジョット・ガン・ジョラゴン》の大砲、《勝熱英雄 モモキング》の刀であり、ジョーカーズの集大成であることを感じさせる。
呪文の効果に踏み倒しは存在しない代わりにこの呪文自体が踏み倒せるため、G・ゼロのために並べたクリーチャーに疑似スピードアタッカーを付与するといいだろう。カード除去は範囲こそ狭いが再利用されにくく、能力無視はブロッカーやEXライフ、S-MAX進化やメタ能力も無視できるため、メタクリ―チャーへの対策力は非常に高い。
汎用性では他のパーフェクト呪文に劣るが、G・ゼロによる唱えやすさを活かせるジョーカーズデッキでは存分に活躍できる。
環境では当初ジョーカーズデッキでの採用が目立ったが、G・ゼロを狙わなくても手撃ちや再利用がしやすいコスト4、効果も汎用的といった面から様々なデッキで採用されるようになり、特に《龍素記号wD サイクルペディア》を採用するデッキで多く見られるようになった。
サガループの完成形と言える【青黒赤サガループ】での活躍はすさまじく、成立以降長らく環境トップだった。
ゼニス:《天頂と停滞と水晶の決断》
天頂と停滞と水晶の決断 SR 無色 (7) |
呪文:ゼニス |
アタック・チャンス:ゼニスまたはアンノウン(自分のゼニスまたはアンノウンが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい) |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
►自分の山札の上から2枚を裏向きのままマナゾーンに置く。 |
►ゼニスではない相手のエレメントを1つ選び、持ち主の山札の下に置く。 |
►自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中からゼニス、アンノウン、無色カードをすべて手札に加える。残りを好きな順序で山札の下に置く。 |
DM23-EX3 「アビス・レボリューション 邪神と水晶の華」にて登場した、2枚目の無色パーフェクト呪文。
ジョーカーズと同じ無色にしてゼロ文明の始祖でもあるゼニスの呪文となっている。
選択肢は、同弾の目玉ギミックである裏向きのマナこと「水晶マナ」の2ブースト、ゼニス以外のエレメントの確定除去、山上4枚から特定条件を満たすカードをサーチの3つ。
水晶マナを増やす効果は、単純なマナ加速のほかに、同弾に登場した水晶マナを参照する各種能力のサポートとしても活用できる。
除去効果もシンプルに強力で、クリーチャー以外も除去できるため汎用性も高い。
ゼニス・アンノウン・無色カードのサーチはクリーチャーはもちろん、ゼニス持ちのフィールド・呪文やゼニス関連のアタック・チャンス呪文なども引き込めるので、後の展開の選択肢を増やすことができる。
追加効果は、アンノウンまたはゼニスを対象とするアタック・チャンス。
《勝熱と弾丸と自由の決断》同様自身のコストを踏み倒すものだが、アンノウンやゼニス自体が高コストなのでこの呪文を早期に踏み倒すには一工夫必要。
条件を満たせば3マナで出てくるSAの《偽りの希望 鬼丸「終斗」》、水晶マナ4つで召喚でき、自軍全体にプレイヤー限定のSAを与える《「無上」の頂天 シャングリラ・ファンタジア》などが狙い目か。
漫画『デュエル・マスターズ LOST』にて、詳細は伏せながらも公式発表に先駆けて登場している。
作中では男子高校生二人が街中で拾い、光り輝くスーパーレアという事もあって売りに行こうとしたのだが…
余談
- イラストには共通の傾向があり、単色の場合は「文明色の背景に3つの武器が浮かんでいる」という構図がすべてのパーフェクト呪文で統一されている。
- 上記の通りサイクルのほぼすべてが優秀な効果を持ち、レアリティも高いため、シングル価格は高値で取引されている。
特に水、闇、自然の3種類は1枚2000円以上の値段で取引されることもある。えっ?ゼンノーやボーラスに比べたら安い?かんかくがくるっとる…
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*1 GR召喚をするクリーチャー、GRクリーチャーは出た時点で役目を終えている事が多く、GRクリーチャーを破壊してしまうと再利用を許す事にも繋がっていたため迂闊な破壊は推奨されていなかった。*2 あの《天災 デドダム》も然程評価が高くなかったと言えば超天篇環境の異常さがわかるだろうか。
*3 一応【サンマックス】や【レッドゾーン】なんかで使われていたが、このカードを採用した構築は主流な型ではなく、マイナーな型だった。
*4 仮に効果の順番を「SA付与」「手札から踏み倒し」「2回攻撃付与」にしてしまった場合、「選択後に上から順番に効果を処理する」ため1番目のSA付与を、どうやっても2番目で踏み倒したクリーチャーに与えることが出来なくなってしまう。
*5 踏み倒す二体を《鳴動するギガ・ホーン》/《闘龍鬼ジャック・ライドウ》+《太陽の精霊龍 ルルフェンズ》にすることで、山札からそれらのカードを手札に持って来つつ、その二体を進化的にして《ルルフェンズ》の効果で場に出すことができる。
*6 情報公開自体は『神アート 超獣創造~松本しげのぶの世界~』のティザーページが初出。なので情報公開されたセットと最初に出回る事になったセットが違うという中々複雑な経緯を辿ったカードである。
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