銀河帝国(STAR WARS)

ページ名:銀河帝国_STAR WARS_

登録日:2021/01/19 Tue 11:05:38
更新日:2024/05/24 Fri 13:28:25NEW!
所要時間:約 32 分で読めます



タグ一覧
star_wars スター・ウォーズ 銀河帝国 シス ダース・シディアス ダース・ヴェイダー ストームトルーパー 帝国 悪の組織 恐怖政治 架空の国家 星間国家 組織 ファシズム ウィルハフ・ターキン スター・ウォーズ組織項目 約20年 独裁政権 法治国家 人間至上主義 史上最悪の独裁国家 銀河一の治安維持国家





「たったいま皇帝陛下が元老院を永久に解散させた!
共和国の名残は、これで完全に一掃されたわけだ。
今後はわが帝国が任命する知事を各地に派遣して統治させる」




銀河帝国(Galactic Empire)とは、スターウォーズ・シリーズに登場する軍事国家。
銀河共和国から移行した独裁国家であり、世界で最も有名な「銀河帝国」である。



元ネタはアイザック・アシモフの小説「銀河帝国興亡史」、そしてその元ネタであるかのローマ帝国、あるいはナチス・ドイツとも言われる。
その描かれ方から史上最悪の独裁国家とも銀河一の治安維持国家とも称される、人・作品によって評価の二分される組織である。




概要

惑星インペリアルセンター(旧コルサント)を首都とする、銀河規模の巨大国家。
国のトップはシーヴ・パルパティーン皇帝で、配下に大宰相マス・アミダや帝国統治評議会、帝国元老院、銀河帝国軍が属している。
建前は立憲君主制国家だが事実上の独裁体制を敷いており、他種族の集う元老院の権力はほぼないに等しい。


敵対組織として圧政に反発する被占領惑星出身者や腐敗に対抗する議員らが集結した「共和国再建のための同盟(通称:反乱同盟)」が存在し、抵抗活動を行った。



組織構造

政治的部分

コルサントに置かれた帝国政府が全体の政治的主導権を握っており、各宙域の統治管理は皇帝に任命された「総督モフ」が行う。


行政権はパルパティーン皇帝およびその配下の20人の総督モフで構成される帝国統治評議会が担当。
評議会の各モフはそれぞれの宙域の代表を務めており、極稀にターキンなどの優秀な総督モフは「大総督グランドモフ」として皇帝直々に高い権限を与えられていた。


各法律を制定する役目は各種族のリーダーが集まって開かれる相変わらず全然機能してない元老院が行っていたが、皇帝が投票結果を揉み消していたため実質ほぼあってないようなもの。
建前を維持するため長期間会議の開催だけは行われていたが、デス・スター完成後は一部議員が外交官特権を行使して反乱同盟軍に加担していたことを理由に解散が命じられた。
その後、立法権は帝国統治評議会や各地の総督らに正式に移った。




軍事的部分

クローン戦争中に共和国が設立し、帝国設立と同時に解体・再編された共和国グランド・アーミーの組織構造を受け継いでおり、基本的な部分は共通している。
主に惑星での治安維持から戦闘までを担当する「帝国地上軍」
宇宙艦隊勤務やパイロットを担当する「帝国宇宙軍」の2部門で構成されており、
このほか諜報担当の「帝国諜報部」、帝国領域内の保安を担当する「帝国保安局(通称ISB)」、兵士・士官育成機関の「帝国アカデミー」が属している。


作中で登場する恐らく最も有名な兵士であるストームトルーパー兵団は、分類上は帝国地上軍所属のエリート部隊。...その割にどこにでもいるが。
両軍共に同じ兵科が存在する場合もあり、例として地上軍と宇宙軍に配備されていたTIEファイターのパイロットは互いに相手の軍のパイロットをライバル視していた。


帝国アカデミーは軍士官学校だけではなく専門的な教育機関としての側面も併せ持っており、航行学、工学、宇宙医学、通信学、歴史、経済学までさまざまな教育を施していた。
当初の想定どおり帝国軍将校としての道を歩むものは当然多かったものの、アカデミーで学んだ知識を生かして地元で活躍する卒業生も少なからず存在した。


帝国保安局は皇帝パルパティーンが銀河帝国を樹立させた直後に設立させた機関である。
元々、政治情勢を監視して帝国の情勢を遵守する為の組織として始まったが、瞬く間に帝国の主要捜査機関へ変貌した。
主な活動は帝国領域内の治安の保全である。
しかし、ある日を境に宇宙軍にも引けを取らぬ程、強大な組織へと変貌する。
その日から保安局は、反乱グループ検挙の為に軍部の資材を自由に利用できるようになり、
監視・捜索・逮捕といった、本来警察機関や諜報部が行うような事を独断で行えるようになった。
これにより対テロ組織のような機関へと変わっていき、ゆくゆくは軍部の作戦に関与できるほどになる。


文化部分

当時の権力層の支持を得るため、徹底した人間至上主義で運営されているのが特徴。
クローン兵の組織形態を受け継いでいたとはいえ、精鋭軍事組織もほぼ人間型種族のみで構成されており、エイリアン種は一部は差別的な扱いを受けたり、酷い場合は帝国主導で奴隷化や民族虐殺が行われたりした。


とはいえ銀河全体で見ればエイリアン種の数は膨大なため、犯罪行為でストームトルーパーにしょっぴかれでもしない限りは割と皆普通に暮らしているし、帝国から物理的に距離の離れたアウターリム宙域では依然として人類よりエイリアン種のほうが立場が上だったりもする。
有能な人員であれば積極的に雇用を行うし、有用な組織とはビジネス上の関係も普通に結んでいる。
実は皇帝自身も、そこまでの「人類至上主義」は持ち合わせておらず、エイリアン種でも役に立つなら普通に抜擢している。


むしろこれは帝国内部で多数派の人間種に、人間至上主義がはびこっていたというのが真相。
かつて通商連合を牛耳ったニモーディアン、銀行グループを支配していたムウンなどのように、共和国時代の主要な経済組織が、長らくエイリアン種によって独占されていた。
それに対する鬱屈・嫉妬・ルサンチマンが人間種の間で広まっており、しかも彼らがクローン大戦で「」となったため、反感が一気に噴き出した。
皇帝はそこで「人間至上主義政策」を施行して、彼ら人間種の不満を帝国にではなくエイリアン種に向けた、という始末。


ウーキーを奴隷として酷使していたのも、人間至上主義としての側面に加え同じく元老院に加盟しておりウーキーと敵対する爬虫類型エイリアン種トランドーシャンの意向も少なからず関わっている。



言語は銀河共和国時代から引き続き「銀河ベーシック」(または単にベーシック)と呼ばれる共通語が採用されており、帝国アカデミーの教育方針上普通のストームトルーパーはベーシック以外の言語を習得していない。
帝国内ではベーシックの使用を強制していたものの、帝国の支配の行き届きにくいアウターリム宙域では各民族固有の独自言語が未だ使われ続けており、劇中ではベーシックと別言語両方理解し、話せる人間も数多く登場している。


公用通貨として銀河共和国時代同様に銀河クレジットを採用しているが、帝国内で使用するにはチェーンコードという市民一人一人に割り当てられる登録コードの提示が義務付けられている。
支配区域の拡大で使える範囲は広がったが、共和国時代と変わらず影響力の弱いアウターリムではやはり受け取り拒否されることが多いらしい。



銀河帝国においては、あらゆる芸術や文化を禁欲的に規制することは無かったが、文化省によってメディアや芸術、活動家は検閲を受け、管理統制されていた。

2022年配信のスピンオフドラマ「キャシアン・アンドー」にて設定が追加された。
ドラマ内部で惑星アルダーニにおいて帝国の1宙域分の給与の内、約80万クレジット分が盗まれるという事件が発生。
これはアルダーニにおける伝統行事内で起こる、通称"アルダーニの目"と呼ばれる惑星規模での自然現象に合わせて計画されたものであり、これを受け帝国は、帝国領域内での伝統文化を規制し反乱活動の隠れ蓑として利用させない処置を下した。


さらに……

+ -

そのような処置が取られるであろう作戦を意図的に実行することで帝国から民衆への束縛が強まるよう誘導し、民衆の不満を高めさせるのが同盟軍側の目的であったことも後のエピソードで明かされる。
反乱同盟軍上層部が一枚岩でないことも、決して清廉潔白な正義の軍隊ではないことも、元から示唆されていたが、実態はマッチポンプ同然だったアルダーニの事件は反乱同盟軍の闇の側面を描いたものといえる。
これこそがキャシアンがこなしてきた数々の「汚れ仕事」の最初の一つであることは言うまでもないだろう。


過去の共和国、とりわけジェダイを賛美する傾向の媒体や作品の焚書や、帝政に対する批判者への見せしめを兼ねた懲罰や処断は徹底して行われた。


銀河帝国の運営の中枢を担うコルサントや近隣惑星、所謂上流階級の人間が多く住まうコア・ワールドに対しては、帝政を盤石にする為に栄華や平和を演出することに注力していた。
ただしそれは、上述の民族分断も狙った人種差別政策や非人道的な弾圧、富の集約の賜物でもあった。
潜伏する反乱軍等の抵抗勢力が力を蓄えることを阻止する意図もあって、それ以外の宙域に対しては、クローン戦争の爪痕を癒す意識は無し。
特に独立星系連合に加盟した星に関しては、「銀河秩序への反逆者であり、然るべき罰である」という扱いをされていた。
帝国の勢力圏における治安は旧共和国に比べ格段に安定したが、銀河全体における貧富と文明の格差はより拡大した。



一方で「治安維持」に関しては、コアワールドのみならず辺境域にもある程度行き届いており、
かつて暗黒街の巨頭として恐れられたガーデュラ・ザ・ハットを逮捕し組織をも解体させる、ジャバ・ザ・ハット系列の麻薬流通網に打撃を与えるなど、見るべき業績を上げてもいる。
さすがにジャバの組織などを完全に潰すには至らず、ある程度の妥協と協定は避けられなかったが、旧共和国時代の社会問題であった超惑星規模の犯罪組織への抑止力・摘発などは向上している。


役人の汚職についてもなかなか厳しく、すべての役人の厳格化とまではいかないものの(というかそんなことは不可能)、
帝国中将・モフ候補・情報部長官にまでなった高官でも、その罪状(反乱組織への内通)によって弾劾・処刑されており、帝国の刑法に特権はないことが帝国内部にもよく知られている。*1
……一方、些細なミスでもすぐ絞め殺そうとするヴェイダーにはシディアスもターキンも制止と苦言を呈しており、流血沙汰ばかり、というわけでもない。


「新しい軍隊を不法侵害する邪魔者としてではなく、法の番人と考えていただきたい。平和で豊かな銀河を実現するという皇帝陛下のビジョンを支えるための軍隊なのだ」



主な人物

「今の所は民主主義の原理・原則に従っておけ。」
「車輪の回るままに転がせておけばそれでよい...」

マス・アミダ大宰相との会話

クローン・ウォーズS3 第11話 【平和を求めてより】


元ナブー代表であり、クローン戦争中に最高議長にまで上り詰めオーダー66を発動、帝国建国を宣言した人物。
裏の顔はシスの暗黒卿ダース・シディアスであり、最大の目的は世界の永久支配とジェダイの殲滅である。
(もう一つ「シスの神秘の探求」も最大の目的ではあるが、これは銀河帝国は直接関係がなく、ヴェイダーとともに「シスとして」挑む課題である)
表向きは独立星系連合残党の排除のためという名目で軍事力を維持し続け、その裏でジェダイの生き残りを抹殺するなどの活動を行っていた。
シスであることは未だに隠しているものの、共和国時代の融和に富んだ面影はどこへやら、冷徹な老人として周りからは畏れられている。


物語の構造上、正義のジェダイとそれに敵対する悪のシスという構図ではあるものの、別に「悪の組織」にありがちな銀河の破滅や混沌を望んでいるわけではなく、支配体制を整えた後は政治家としての才能を生かして銀河平和に尽力している。
意見が纏まらず麻痺状態だった銀河共和国よりは、決断の早い独裁方式のほうが都合の良い部分は実際多く、手法こそ強引ではあったが厳格な法律の制定、それを執行する警察機構の整備、人材を育成する教育機関の整備など旧共和国以上に銀河に貢献している部分も挙げられる。


ただし、本来は「為すべきことを為していると、必ず反対勢力が生じる。しかし、それで際限なく殺せるから楽しいのだ」と平然と口にする存在であり、結局のところ銀河帝国の秩序は自身のためだけに存続させているのに他ならない。
帝国への忠誠心や有益さに関係なく、脅威と映るといなや瞬く間に抹殺対象となるし、肉体的・精神的苦痛を強いることはあっても、それをできるだけ和らげる配慮をすることは一切ない。
銀河統治のために「為すべきこと」を理解し的確に実行に移す能力は政治家としてこの上なく優秀ではあるが、根本的な部分ではやはり欲望に忠実な実にシスらしい人物と言える。
もっとも、「欲望」を「野心」や「使命感」といった言葉で表現することも、また可能ではあろうが。


フォースを侮辱するものは許さん

コナン・アントニオ・モッティ提督に対してダースヴェイダー

スター・ウォーズ EpⅣ ・新たなる希望より


皇帝の弟子であり、元ジェダイでシスの暗黒卿。
とはいえシスの師弟関係であること自体はターキンなどの幹部以外には知られておらず、部外者から見ればフォースという怪しげなもので皇帝に取り入って高い権限を持っている、地球で言えばラスプーチンのような扱いだった。
またヴェイダー本人はあまり政治や統治には興味がないらしく(少なくとも戦後しばらくのスピンオフではそう)、時に皇帝やターキンの政策にそっけない態度も見せた。
ただEP4以降、ターキンが死に息子の存在を知ってからは心境が変わったのか、「親子で皇帝を倒し、無益な戦乱にも終止符を打って、銀河を支配しよう」と訴えている。
クローン戦争時代から引き続きストームトルーパー私兵部隊「501大隊」を運用しており、彼らは「ヴェイダーズフィスト」と呼ばれ恐れられた。
クローン大戦時代に同大隊を率い、英雄として知られていたジェダイと同一人物であるが、それもやはり知られていない。


「準備出来次第片付けろ」

ランパート中将との通信

バットバッチ S1 第15話【カミーノへの帰還】より

または

スターウォーズ EPⅣ・新たなる希望 及び ローグワン

グランドモフ(大総督)の称号を持つ帝国屈指の軍人。
「ターキン・ドクトリン」によって帝国の法秩序を整備し、それを厳格に施行、銀河全体を厳しく統治した、帝国領土の治安維持の貢献者であり弾圧の第一人者とも呼べる存在。
皇帝からの信任も厚く、実質は帝国のナンバーツーとも呼べる存在で、ヴェイダー卿にも一方的に命令を下せるほどの地位と威厳と能力を備える。
扱いは作品によってバラバラであるが、極めて有能な軍人・軍政家であるという設定だけは一貫している。


ジェダイの騎士はほぼ抹殺した。
だがお前の仕事はこれからだ尋問官。
皇帝は新たな脅威の出現を予知しておられる。
"フォースの子供たち"だ。彼らをジェダイにしてはならん。
この子供たちを探しだせ。
帝国に仕える気がないようなら彼らに近づく生き残りのジェダイと合わせ、始末せよ!
これは皇帝の命令だ!

ダースヴェイダーと大尋問官の通信

スター・ウォーズ 反乱者たち S1 【反乱の口火 パート1】より


ジェダイの残党狩りを目的に帝国設立初期に結成された、
ヴェイダー卿の指揮下にあるダークジェダイで構成された暗殺部隊。
その存在は公にされておらず、当初本拠地としていたコルサントで騒動を起こすや否や
衛星ナーに本拠地を移転させられており、ジェダイ関係のみならず
フォースそのものを人民から遠ざけたかった皇帝の意向がうかがえる。
元ジェダイが転向するパターンと、帝国アカデミーでフォースの素質が認められた者が拉致されて
「ハーヴェスター計画」でダークジェダイへと教育されるパターンの2つが存在する。
彼らの活動はかなりの戦果を挙げており、オーダー66発動の20年後には
一大勢力であったジェダイは絶滅したに等しいほどその勢力を弱めたが、
同時にジェダイ達の激しい抵抗やヴェイダーの八つ当たりにより
人員増が間に合わないほどの損害を被ってもおり、スカリフの戦いの頃には組織そのものが消滅することとなった。


  • マス・アミダ

銀河共和国最高議長時代のパルパティーンを補佐した元老院副議長であり、帝国設立後は大宰相として皇帝に仕えた。
銀河共和国の腐敗に失望して積極的に帝国に貢献しており、皇帝パルパティーンと帝国軍部(統合本部などの軍高官ら)の間を取り持ったり、首都惑星たるコルサントの政務を行っていた。
皇帝パルパティーンの死後、名目上の帝国最高権力者としていくつもの軍閥へと分裂した帝国をまとめようと尽力するものの、権力を維持することができず、「帝国の助言者」を自称する帝国宇宙軍のガリアス・ラックス元帥によってコルサントに軟禁されてしまう。
ラックスがジャクーの戦いで戦死した後、軟禁状態から解放され、帝国の代表者として新共和国(反乱同盟)と銀河協定を締結し、帝国を解体した。
銀河内戦後、新共和国は混乱状態にあるコルサントを統治する為、マス・アミダを臨時的なコルサント統治者として迎え、帝国側の要人としてはまだ人生を全うしている。


  • ウルフ・ユラーレン

EP4の会議のシーンで登場した脇役将校の一人……だったのだが、初老の男性であったことから共和国時代からのベテランということになり『クローン・ウォーズ』で準レギュラーに抜擢。まさかの味方サイドのキャラクターとなった。
その後も『反乱者たち』『キャシアン・アンドー』などに帝国保安部の重役として登場しており、スピンオフにおいては定番のキャラクターとなっている。


  • ランパート中将

「市民の皆さん、チェーンコードを登録するだけで
使えなくなった通貨を帝国のクレジットに換金できます。
これも、寛大なる新たな銀河帝国のおかげです。
戦争は終わりました。
平和が皆さんに幸運と繁栄をもたらすでしょう。」

町のホログラムによる宣伝

バットバッチ S1 第2話 【脱出】より


『バッド・バッチ』に登場する、帝国最初期にクローントルーパーからストームトルーパーへの移行に携わった将校。
チェーンコード導入の演説なども担当した。
カミーノの処遇をターキンに一任されており、一握りの優秀な兵士だけを訓練教官や特殊部隊の指揮官として登用するウォー・マントル計画を進めつつクローントルーパーの撤廃を進め、最終的に技術者を秘密裏に拘束し差し押さえた上でカミーノの都市を壊滅させるなど、軍事政策一新のため暗躍を続けていたが、カミーノの海に施設諸共沈んだと思われていたクローン・フォース99が生き延びていたことが発覚し…?


  • ロイス・ヘムロック

『バッド・バッチ』シーズン2から登場する、帝国の先進研究グループの主任。
ランパート中将がクローントルーパーの撤廃を進めるのに対し、彼はそうして用済みとなったクローンを「有効活用」すべく、命令違反などを理由に拘束した彼らを秘密裏に収容して様々な人体実験を行っている。
カミーノ壊滅前に差し押さえられた高度なクローン技術も全て彼の傘下に収まっており、その目的は皇帝パルパティーンが目論む「ネクロマンサー計画(Project Necromancer)」の実現である。

ネクロマンサー計画の詳細はまだ明らかとなっていないが、

  • パルパティーンが直々に経過観察に訪れるほど重要な案件である
  • 公表すれば反対する者が出ると考えられている
  • クローン技術を用いるものである
  • クローニングの際に生じる「M値」なるものの低下を防げるようにしたい
  • バッドバッチが連れている少女「オメガ」はそれを可能とする因子を持っている
  • この計画は帝国を永遠のものとするのに必要である
  • 実現のためなら膨大な予算と権限をヘムロックに使わせても良い
  • 帝国崩壊後も計画は続行中である

…などのことが分かっている。


ある人物曰くこの「M値」という言葉が示すのはフォースの素質であり、ほぼ間違いなくミディ=クロリアンのことを指していると思われる。


そして「フォース使いのクローン」「帝国崩壊後」と来れば、思い当たるものは……


  • ブレンドル・ハックス

後にファースト・オーダーの将軍となるアーミテイジ・ハックスの実父であり、アケニス宙域における帝国アカデミーの監督将校を務めていた男。
同アカデミーでは尋問官候補の選別が行われていたほか、彼自身もネクロマンサー計画に携わっているなど、機密性の高い案件に多く関わっており、それほどに重要なポストに就いていた模様。



主な兵力

帝国地上軍


おなじみ白ヘルメットを装備したRPG序盤のザコ敵帝国のエリート実戦部隊+特殊部隊。
E-11ブラスターライフルを装備した姿がもっとも有名だが、地上軍は配備された惑星の気候に合わせて多種多様な外装を使用している。
全員漏れなく帝国アカデミーで教育されており、辺境での治安維持活動なども彼らが担当している。


帝国建国直後は元クローン兵で構成されたエリートのストームトルーパー兵団、一般人から募集した徴募兵(第224帝国軍機甲師団など)、および帝国地上軍に組み入れられた各国自前の惑星防衛軍によって作戦が展開されていたが、建国から10年が経過し帝国アカデミーが整備され人員が充実していくに伴いこれらはアカデミー卒業生のストームトルーパーに順次置き換えられていった。


  • 徴募兵

各地の一般人を兵力として募集し、帝国地上軍傘下に組み入れた帝国初期の歩兵。
ストームトルーパー兵団と共同で作戦に当たっていたが、戦闘力はともかく帝国への奉仕精神はなく脱走兵なども多かったため徐々により従順なストームトルーパーに置き換えられていった。


  • AT-AT

帝国の誇る超巨大トンデモ四足歩行兵器。
一見しょうもなさそうに思えるが適切な軍事力を持たない組織にとっては十分に脅威であり、見たものに恐怖を植えつけるインパクト抜群な見た目から多用された。
実は平地以外にも川を泳いで渡れたりと意外と器用。でもワイヤー巻かれると死ぬ。


フライトシム系ゲームでは巨大な的として描かれがちだが、バトルフロントやフォールンオーダーなどの実際に搭乗できる作品では凄まじい強さに設定されることも多く作品によって扱いにブレがある。


  • AT-ST

AT-ATに比べるとやや小型な二足歩行兵器で、火力はやや低いが機動力と走破性が高い。
雪や森林といった戦車の侵入できないエリアでも展開可能であり、エンドアやホスといった地域で実戦投入されている。
帝国の強力な地上兵器の中で一番小型のためか犯罪組織に転用される事が多い。
これまたゲーム作品では扱いの差が大きく、ザコになったりむちゃくちゃ強くなったりと強さがブレがち。


  • AT-DT

AT-STを更に小型軽装甲化したような見た目の二足歩行兵器。
小型な分多く運びやすいことからミンバンなどの激戦地で運用されていた。


  • 2-Mホバー・タンク

帝国には意外と珍しい、普通に戦車の形をしたメカ。
搭載されたレーザー砲は強力だが移動速度に難があり、より走破性の高いAT-STに出番を譲ることのほうが多い。


  • AT-ホーラー

正式名称はY-45装甲トランスポート運搬船。ティルトローター機のような可変イオンエンジンが特徴。
AT-STやAT-DT、2-Mホバー・タンク、頑張ればAT-ATも輸送可能な力持ち。
大気圏内&宇宙空間両用の強襲降下艇・輸送機、更にはハイパードライブも搭載という一見なかなかの万能機だが武装が搭載されていないため戦闘には不向きであり、辺境惑星においてもスターデストロイヤーを用いて直接軍事力を展開可能となった10BBY頃には段々とその役目を終えていった。


帝国が製造したバトルドロイド計画のひとつ。
フェーズ1は頭脳面に問題があったためKXシリーズとの採用競争に敗北し、単純な警備・歩哨役の「DTシリーズ・インペリアル・セントリードロイド」に改造されて生産された。


その後、パワードスーツ型のフェーズ2が実戦投入され戦果を挙げたことで「これちゃんとAI開発すれば強いんじゃね?」と再度計画が始動。
最終的に優秀なバトルドロイドのフェーズ3が完成した。...が、諸事情で全面配備には至らなかった模様。


帝国宇宙軍


  • 帝国宇宙軍トルーパー

宇宙船内に配備された、宇宙船内や宇宙軍の軍事施設警備を担当するトルーパー。
地上軍ではなく宇宙軍に所属しており、装備も上級士官は軍服、装甲は黒色でヘルメットの構造が簡素など大幅に異なる。


ジェダイスターファイターを原型とする量産型戦闘機。重要な機能が色々簡略化された空飛ぶ棺桶。
地上軍と宇宙軍双方に配備されており、両者の仲はけっこう悪い。
養成プログラム合格者は志願者の10%未満という超難関職であり、パイロットは漏れなく全員プロ意識の高いエリートだったりする。
あのハン・ソロも当初は同プログラムにてTIEパイロットを目指していたがアウトロー肌なハンには合わなかったようで、度重なる命令違反(没シーンの一つではシミュレーションで無謀な飛行を行ったことで教官から勇敢なのか間抜けなのか分からないという評価を受けている。) により追放されて先述の第224帝国軍機甲師団に送られることとなった。なんて勿体ない
また、ルーク・スカイウォーカーに並ぶ反乱同盟軍のエースパイロットであるウェッジ・アンティリーズや、ヤヴィンの戦いまでゴールド・リーダーを務めたジョン・ヴァンダーなども元は帝国宇宙軍所属のTIEパイロットであり、帝国の思想に疑問を持っていたところに反乱軍の誘いを受けたことで離反している。


  • ラムダ級T-4aシャトル

通称インペリアル・シャトル。美しい形状と展開する三枚翼が印象的な機体。
劇中では高官を輸送する高級機としての印象が強いが、兵員輸送や貨物輸送にも転用できるなど意外と万能。
反乱軍からも人気が高く、本編でもスピンオフでもしょっちゅう借りパクされている。


帝国の主力となる巨大戦艦。巨大な楔形をしており、ハイパードライブでさまざまな惑星に現れることから皇帝以上に帝国の象徴として扱われることも。
強襲揚陸艦としての側面もあり、地上軍と連携してAT-ATの投下なども行っていた。


スターデストロイヤーのさらに上を行く巨大戦艦。もはや空飛ぶ都道府県。
凄まじい戦闘力を誇り、搭載された航空戦力だけで1艦隊分に匹敵する。


共和国時代から設計図だけは存在していた超兵器。
ハイパードライブですっ飛んできてスーパーレーザーで惑星を粉砕する文字通り死神の星だが、設計上のミスから意図的な破壊工作まで欠陥もめちゃくちゃ多い。
開発中は何度も妨害を受けてコンセプト成立から実現まで20年以上掛かり、挙句、後継拡大機の2号機までロクに運用できないまま壊され、銀河帝国滅亡の一因となる残念な最期を遂げた。


帝国諜報部

ローグ・ワンに初登場した帝国諜報部直属の特殊部隊員。
E-11Dブラスター・カービンを主兵装とし、様々な特殊任務をこなすエリート中のエリート。


帝国保安局

  • ISBエージェント

『反乱者たち』にて初登場したエージェント・カラスはこちらに含まれるほか、後にドラマ『キャシアン・アンドー』やゲーム『サバイバー』でも掘り下げが行われた。
所謂「嫌味なエリート官僚」的な描写をされることが多く、与えられる予算と権限も他の部署より強いことからある種の特権意識が蔓延っている模様。特に後述の尋問団とは特に折り合いが悪いという。
バトルフロントⅡ(2017)にてユニットとして登場した際にはRK-3 ブラスターピストルを2丁持ちして戦闘を行っていた。
その他にもエレクトロスタッフやE-11ブラスターライフル、AT-ATを使用したりと種類が豊富。


帝国尋問団

  • パージ・トルーパー

尋問官配下の、対ジェダイに特化した兵士。
クローントルーパーの最終生産世代から選り抜かれ、厳しい白兵戦の訓練を積んだエリートで構成される。


重要な星


  • コルサント

設定が固まりきってなかった都合もあって旧三部作では空気だが、設定上は共和国時代から引き続き銀河の交易の中心地となっていた。帝国アカデミーの本部もコルサントである。
言ってみれば最も戦乱から遠い地でもあり、作中では滅多に戦闘の場となることは無い。90年代に公開されたEP4~EP6のデジタルリマスター版である特別篇では、EP6のエンディングにちらっと写る。
皇帝としても特にコルサントは(表向きは)平和を維持しておきたかったらしく、騒ぎを起こしたヴェイダーと尋問官がムスタファー星系に送られたのは上述の通り。
コルサントにあったジェダイ・テンプル(ジェダイ聖堂)はヴェイダーによって襲撃された後、「インペリアル・パレス」として皇帝パルパティーンの皇居となっていた。


  • スカリフ

帝国のあらゆるデータを保管するシタデル・タワーが存在する最重要拠点の一つである。
一方で、元はリゾート地として知られていた星である上にそもそも誰も攻め込もうとはしないほど警備も頑強であるため、駐屯兵が全体的に平和ボケしている節があり、ローグ・ワンの奇襲を受けた際はクレニック長官が怒号を飛ばすまで全員で固まる醜態を晒していた。
最期はターキンによってデス・スターの射撃によってシタデル・タワー事滅ぼされた。


  • イードゥー

デス・スター開発の要となる施設が置かれた星。
スーパーレーザーに使われるカイバー・クリスタルの精製もこの星で行われる。
起伏の多い地形と不安定な気候によって天然の要塞となっており、潜入は困難を極める。


  • ムスタファー

ダース・ヴェイダーの居城が存在する溶岩の星。
ヴェイダーにとっては因縁の地であり、数少ないプライベートな場でもある。居城内にはスーツを脱いで沐浴を行う設備も存在する。


  • ナー

ムスタファーの衛星である水の星。
尋問官の拠点である要塞が海中に建設されている。


  • イラム

かつてジェダイにとって最も神聖な場の一つであった氷の星。カイバー・クリスタルが大量に埋蔵されていた。
デス・スター建造のため帝国はどこかで見たような外見の採掘基地を惑星表面に建設したが、この基地にはそれ以上に大規模な意図も込められていたようであり……


  • エンドア

かつては銀河の端くれにある重要性の低い星だったが、デス・スターⅡの建造地となった。


  • ケッセル

ハン・ソロの武勇伝をはじめとしてたびたび言及される星。
各地で奴隷にされた者の大半が最終的に送られる地であり、劣悪な環境での発掘作業を強いられる。
強制労働の場に割り当てられている理由として脱走の困難さが挙げられ、ケッセルを囲む重力井戸の密集地の隙間を縫うように敷かれたケッセル・ランという唯一の航路を帝国が押さえている。
そのコースから外れてしまった者は重力井戸の荒れ狂う環境に呑まれる末路を迎える。


  • アケニス

帝国アカデミーが置かれている星の一つであり、若きフォース感応者たちを洗脳する「ハーヴェスター計画」が行われている場所の一つ。
前述した通り、アカデミーの監督将校はブレンドル・ハックス司令官が務める。


  • タンティス

ヘムロックの研究チームの拠点であり、「ネクロマンサー計画」に向けて数多くの実験が行われている星。
厳重なセキュリティに加えて基地の敷地外には凶暴な原生生物も生息しており脱走は困難、かつ徹底的に秘匿されているため外部からの脱走幇助も困難と、クローンの収容のため監獄としての能力も高められている。


  • ブラッカ

共和国時代の古い艦艇が集積される星。
星の産業を解体ギルドが取り仕切り、旧式の艦を解体した素材を利用することで最新鋭の帝国の艦艇が作られる。
これはかつて分離主義勢力の駆ったルクレハルク級からインペリアル級の普及に伴い退役となったヴェネター級に至るまで、クローン戦争に用いられたありとあらゆる艦艇の物資が帝国に流れ込むことを意味しており、戦争の事後処理としては合理的な方法と言えるが、一方で戦闘機の製造や修理で腕を鳴らしていたブラッカの職人達をクズ漁りにまで貶めたという負の面も存在する。
「フォールン・オーダー」の主人公であるカル・ケスティスもここに潜伏していた。



劇中の活躍

共和国時代

自由は今死にました...万雷の拍手の中で...!


銀河共和国は、ジェダイと共に数百年の平和を維持してきたが、平和と停滞の中で共和国の議会政治は腐敗していき、汚職が蔓延する状況だった。
そんな中、ジェダイ騎士団の根絶と銀河の支配を目標とするシスの暗黒卿ダース・シディアス兼パルパティーン議員は、裏で通商連合に自らが代表を務める惑星ナブーを襲撃させる。
ナブー女王パドメ・アミダラを利用して不信任議案を提出させ、当時の元老院最高議長フィニウス・ヴァローラムを失脚させることに成功。
最高議長選挙に出馬し、ナブーの一件の同情票を集めて当選、最高議長の座に就任した。


その後は自分の弟子ダース・ティラナスとなったドゥークー伯爵に命令して、彼に共和国の腐敗を訴える分離主義勢力/独立星系連合の結成、賞金稼ぎジャンゴ・フェットを元として戦闘用の最適化やクーデター用の細工を施したクローントルーパーの生産などを命令。
そして独立星系連合に対抗するために共和国側がクローン軍団を使わざるを得ない状況を作り出し、さらに当時ナブー選出の議員になっていたアミダラが不在*2の隙にジャー・ジャー・ビンクス代議員の無能人の良さにつけ込むも同然に自身に非常時大権を与える動議を提出させる*3
賛成多数により権限が承認されたパルパティーンはさっそくクローンの出撃を指示してジオノーシスのジェダイ騎士団を救い、クローン戦争が勃発する。


共和国と分離主義勢力の戦争が続く中で、パルパティーンは戦争の早期終結を名目に議長の座に居座り続けもっともらしく法改正を続けたことにより、
国を一つ設立できるほどの権力を手中に収めた。
そして、妻が死ぬ悪夢に心を乱す若きジェダイ・アナキン・スカイウォーカーにジェダイへの不信感を植え付け、同時にジェダイが自分を襲うように仕向けることで、「ジェダイが共和国に反乱を起こそうとした」というジェダイ粛清の口実を作り出す。
実際に乗り込んできたメイス・ウィンドゥらジェダイには苦戦を強いられ、顔面をジジイ化されるなど手痛い攻撃を食らってしまったが、用意周到に勧誘していたアナキンを見事寝返らせることに成功。アナキンはメイスを裏切り、パルパティーンの側に付く。
これによってメイスを斃したシディアスは、アナキンにダース・ヴェイダーの名を与え、501大隊と共に聖堂に残ったジェダイとパダワンを幼子に至るまで全員抹殺させた。


続いて、裏で繋がっていた独立星系連合の幹部をもヴェイダーを派遣して暗殺し、『クローン戦争を勝利に導く』という外から見れば偉大な戦果を収めた。
それと同時に、自身は元老院議会の場でジェダイの非道な行いを叫弾し、銀河帝国の設立を宣言する。共和国の腐敗にうんざりし、強いリーダーを求めていた人々は、これを万雷の喝采で歓迎した。
さらに、命令を遵守するよう遺伝子レベルで設計されらクローン兵の指揮権を「オーダー66」で奪い、分離主義勢力と戦闘中の全兵士にジェダイの抹殺を命令、現地のジェダイの大半を暗殺することに成功する。


銀河帝国初代皇帝の座に就いたシディアスは、元老院に潜入したグランドマスター・ヨーダと対決。
死闘の果てに、シディアスはついに最強のジェダイマスターさえも退ける。ジェダイ騎士団を壊滅させ、銀河を支配するという野望が成就されたのだ。


その後、有望な後継者候補であるヴェイダーがオビワンとの決闘に敗れ、四肢切断に加えて全身に重度の火傷を負い大幅に弱体化してしまうという想定外の事態に遭遇。
しかしパドメの死を利用して絶望と憎悪を煽り、漆黒の機械の身体を与えることで彼をより冷徹で完成度の高いシスの暗黒卿へと変貌させた。


帝国設立後

強固な権力基盤を築いた後は銀河の中央集権化に向けて動き出し、裏でジェダイの生き残りの粛清を行いつつも軍拡と法改革を断行、圧倒的な軍事力を背景に新秩序の構築を推し進めた。
一例として帝国初期にチェーンコードという登録コードを作り、クレジットの使用や惑星間の移動な際に提示を義務化。また帝国市民から私有船を没収した。これにより帝国市民の移動や金の流れは帝国の監視下に置かれることとなり、自由は大きく制限されることとなった。
また、クローンやドロイドに変わる軍事力基盤としてストームトルーパー兵団を新設、各地に帝国アカデミーを設立する。帝国の治世が浸透してくると大多数の若者にとって人生の選択肢とは、地元の惑星で貧しい労働者として一生を終えるか、この帝国アカデミーで教育を受け出世を目指すか、もしくは犯罪者としてお尋ね者になるしかなくなっていた。このため強制的な徴兵制ではなかったものの銀河中から志願兵が集まることとなり、帝国軍の規模は急速に拡大した。その勢力は最盛期にはアウターリムまでも及び、違法行為を容赦なく裁くことで犯罪率の低下に貢献し、数多くの犯罪シンジケートを武力で壊滅させた。


しかし、弾圧を強めていくにつれて元老院議員や被弾圧種族らが集まって結成された「共和国再建のための同盟」が勢力を増していき、ついには艦隊を用いて正面から敵対するほどの一大勢力へと成長。
徹底的な取締りやプロパガンダ戦の展開、反帝国主義者の根拠地の一つである惑星オルデランを滅ぼす、極秘基地を発見して破壊するなどして対抗していったものの、
反乱軍によりデス・スターを破壊されターキン含む優秀な人員の多くを失ったのが、決定的な痛手となった。


デス・スター2建設後は惑星エンドア上空で罠を張り反乱軍艦隊の一掃を試みたが、皇帝が暗黒面に転向させようと連れてきた反乱軍兵士にしてジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーの決死の説得によって、父であるヴェイダー卿が皇帝を投げ落として殺害。
デス・スター2も反乱軍の攻撃で綺麗に吹っ飛び、またもや大量の人員が藻屑と消えた。


パルパティーンが銀河帝国の主として君臨してからわずか20年あまりの死と同時に、帝国は瓦解していくこととなる。


衰退

皇帝の死亡後は大宰相マス・アミダが権力維持に努めたが、混乱と離反、権力争いが相次ぎ帝国はどんどん衰退し、いくつもの軍閥へと分散する。帝国が内紛状態にある中、反乱同盟軍は新共和国を樹立。さらに帝国を追い詰めていく。
しかし「帝国の助言者」を自称する帝国宇宙軍元帥ガリアス・ラックスがマス・アミダ大宰相をコルサントに軟禁して実権を掌握し、帝国軍の最高権力者として敵対勢力たる新共和国軍と激戦を繰り広げる。
実は皇帝パルパティーンは自分に予期せぬ死が訪れた際に備えて、腹心であるラックスに対して「終末司令」なる命令を残していた。
その内容としては、


  • 皇帝不在となった銀河帝国を速やかに破壊すること。

  • 皇帝を守ることができなかった弱者たちに罰を与えること。

  • 選び抜かれた帝国軍の精鋭たちを銀河の未知領域に避難させ、帝国の遺産を再生させ帝国再興を行うこと。

の3つであり、ラックス元帥はパルパティーンの死後に終末司令の一環である「シンダー作戦」を実行に移した。
ラックス元帥は銀河系各地に散らばる帝国軍の指揮官たちにメッセンジャー・ドロイド経由で終末司令を伝え、ナブーやヴァードスなど、帝国・新共和国を問わずさまざまな星を標的とした破壊活動を実行に移した他、何人かの帝国軍司令官を暗殺し、更には新共和国に秘密裏に接触して機密情報を流し、新共和国が帝国軍残存勢力との戦いを優位に進めるように取り計らっていた。*4
5ABY、終末司令は惑星ジャクーを舞台にした最終段階に到達し、銀河帝国は残存する全ての宇宙艦隊、地上軍兵力をもって新共和国との決戦に望んだ。


ジャクーの戦いにおける銀河帝国(というよりラックス元帥)の目的は「銀河帝国」「新共和国」双方の戦力の相打ちによる殲滅であり、ラックス元帥自身は残党と共に未知領域に逃亡して帝国再建を開始する計画だったが、結果は新共和国軍が勝利。
ラックス元帥も戦死し、彼の旗艦であるスーパー・スター・デストロイヤーである「ラヴェジャー」も惑星ジャクーに墜落した。*5
ラックスの戦死後、大宰相マス・アミダが新共和国と銀河協定を結ぶことに同意、銀河帝国は正式に解体された。一応、国家としての存続こそ許されたものの大半の権力は剥奪され、国力は皆無に等しく、事実上新共和国の属国となっている。
また同時期にラックスの意志を継いだレイ・スローネ提督率いる帝国再建を目論む残党が未知領域にハイパードライブで逃亡し、首脳部として「シャドー・カウンシル」(シャドー評議会)を結成。これが後に帝国残党の最大勢力ともいえる「ファースト・オーダー」の起こりとなる。


「新共和国は脆弱だが用心せねばならない。こちらの力を隠すのだ。」
「君の奇襲作戦は人目を引きすぎる。」
「統制の取れていない残党の寄せ集めだと思わせねば、新共和国に叩き潰されるぞ。」

シャドー・カウンシルにおけるパレオン艦長の発言

マンダロリアンS3 第7話 【スパイ】より


シャドー・カウンシルはしばらくの間、大々的な行動には出ずに各々の宙域で力と資源を培うことに注力しており、モフ・ギデオンはマンダロリアンとの抗争の中で独自の計画を進め、ブレンドル・ハックスは「ネクロマンサー計画」を進めていたりと、情報や意見の交換は行いつつも意図的に連携を控えていた。
特にブレンドルと並び大量の財と資源を蓄えていたパレオン艦長はこの方針を徹底していた。
このようにして残党が隠していた牙を見抜けなかったこともあり、新共和国は彼らを「さほど脅威ではない」として侮っており、銀河帝国時代の反省からか極端とも言える反動政策を採用。共和国防衛艦隊は軍縮によって実質軍事力を自ら放棄し、さらに極端すぎる地方分権を行う。
このような新共和国の醜態に異議を唱える政党『セントリスト』は「パルパティーンとヴェイダーの政治方針が悪かっただけであり、銀河の統一を目指したパルパティーンの政策自体は何ら悪いことではない。」と主張。
新共和国元老院は紛糾し、セントリストがファースト・オーダーなどの帝国残党に対して情報を流すなどスパイ行為も横行していた。こうした事態を見たことで、レイアですら「帝国元老院ですら"時々は"機能していた。」と皮肉るほど新共和国の政界は行き詰まってしまう。
そして政敵によってレイアの父がヴェイダーであると暴露され、新共和国元老院で求心力を喪失したレイアは失脚。


未知領域で勢力を拡大し続けるファースト・オーダーを監視する為にレイアは「レジスタンス」を結成。既に引退していたギアル・アクバーや、ナイン・ナンといった反乱同盟軍の盟友たちと対抗していくことになる。
ファースト・オーダーの人員規模は帝国全盛期に遠く及ばないものの、帝国崩壊時点で未完成だったプロジェクトを多数引き継ぎ完成されることで生み出したトンデモ兵器の数々を筆頭に、技術面では更なる強化を遂げていくこととなる。
30年後には再び内戦状態へと移行し、新共和国と熾烈な戦いを繰り広げた。*6なお、この時代にも帝国および帝国軍は存在していたが、大幅に弱体化して新共和国の言いなりになる弱腰な姿からファースト・オーダー側にも見限られている。


ちなみにEP9終了時点で、新共和国の首都惑星ホズニアン・プライムは共和国防衛艦隊と共にファースト・オーダーの兵器スターキラーによって消滅済み。
銀河の大部分を掌握していたファースト・オーダーもファイナル・オーダーに吸収された後レジスタンスに敗戦および消滅した為、銀河に残った国家は弱体化した銀河帝国のみとなっている。




余談

  • 第一次帝国

シスの歴史は長いとはいえど、銀河規模の勢力圏を持つ帝国の樹立まで辿り着いたのは現在ダース・シディアスのみとなっている。


  • 帝国のマーチ

ダース・ヴェイダーのテーマとしても知られる超有名な劇中曲だが、『反乱者たち』劇中での帝国の日を記念した宣伝CMや軍事パレードで長調の行進曲風にアレンジされたものが流れていたり、『ソロ』劇中でハンが帝国パイロットになることを決意するきっかけとなったプロパガンダじみた徴募の映像にはヒロイックなアレンジの帝国のマーチが使われているなど、設定上作中世界にも楽曲として存在しているようである
恐らく帝国公式の軍歌のようなものとされているようだ。


  • 評価

結局のところ旧共和国も新共和国も腐敗と元老院の紛糾によって機能を停止した為、銀河帝国による中央集権的な独裁政治が新旧共和国に比べるとまだマシな統治をしている。
パルパティーンの施政方針である「ニュー・オーダー宣言」自体もEP3時点では万雷の拍手によって歓迎されていたため、銀河の辺境であるアウター・リムなどに住む人々やエイリアンにとって、銀河帝国の戦力であるストームトルーパーは治安を取り締まる正義側の人間であった。
その治安を取り締まるトルーパーがいなくなり、新国家である新共和国も政治に行き詰まって事実上機能を停止してしまうとは何たる皮肉だろうか。






追記・修正はデス・スターの完成後、元老院を解散してからでお願いします。


[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,4)

[#include(name=テンプレ3)]


  • 新旧共和国(の設定)が歪すぎてマシに見えるのが本当に困る… -- 名無しさん (2021-01-19 11:31:33)
  • まあ新共和国はEP4と同じ舞台作るためだけに無能にされたようなもんだし -- 名無しさん (2021-01-19 12:17:05)
  • 少なくとも旧共和国や旧帝国よりはマシやろ!!ep9以降はマジでどうなったか知るの怖いけど。 -- 名無しさん (2021-01-19 12:53:43)
  • 無限ループって怖くね? -- 名無しさん (2021-01-19 13:03:54)
  • 例え有能でも指導者の後継者問題がね… -- 名無しさん (2021-01-19 13:36:50)
  • 政治をリアルに考えると絶対悪なんて存在しようがないからな。 -- 名無しさん (2021-01-19 13:44:24)
  • 無能すぎる…っていうけど旧共和国とジェダイが腐敗したのは1000年間も平和が続いたせいで腐敗が積み重なった、って話だから、人間中心主義で無理矢理まとめ上げようとした結果ほんの20年で内戦起こして崩壊した銀河帝国よりよっぽど平和で安定した時代だったんだぞ。ついに勃発したクローン戦争にしたってどっちかというと銀河の外側でドンパチやってるだけで栄えてる所は比較的平和だったし。帝国の支配が銀河中心部で安心だったかというとコアワールドの栄えてる惑星でさえあっさり粛清対象になるような圧政だったのは変わらないし -- 名無しさん (2021-01-19 14:06:03)
  • 圧制はまあ、中央でいきていくぶんには平和に見えるって奴やな。 -- 名無しさん (2021-01-19 15:17:10)
  • ストームトルーパーはあんなんでも治安維持の仕事はしっかりやってたみたいなので、それが居なくなったら…という皮肉 -- 名無しさん (2021-01-19 16:57:38)
  • 作りその物は割と真っ当なのに皇帝の趣味が悪辣だから滅んだとも言える -- 名無しさん (2021-01-19 20:07:57)
  • まぁ皇帝としても遊び相手のつもりだった反乱軍にガチのフォースセンシティブがめっちゃ紛れ込んでたとは思わんでしょ -- 名無しさん (2021-01-19 20:14:36)
  • 「パルパティーンのモデルはアウグストゥス」らしいと聞いたけれど初めて聞いたとき愕然とした。共和国からの統治権簒奪のくだりとかそのまんまやないか -- 名無しさん (2021-01-19 21:04:51)
  • 皇帝に関しちゃ「第二デススターが完成すれば反乱軍なんぞ一網打尽だからとっとと作らないと……って思ってるだろうからあえて弱点を教えて未完成のデススターを攻めてきたところを一網打尽にしてやる!」とかやった挙句そのまま破壊されるとかいうプリクエルの頃の慎重さのかけらもない大ポカやってる時点でな。帝国作った時点で満足しちゃって色々おざなりになった感がハンパない -- 名無しさん (2021-01-19 21:55:27)
  • ストームトルーパーがエリートだとすると、そうじゃない兵士ってなんなの? -- 名無しさん (2021-01-19 23:07:08)
  • 耳ぐらいまであるヘルメット付けてる 映画ハン・ソロのスワンプ・トルーパーがそう -- 名無しさん (2021-01-19 23:23:57)
  • ↑3 この頃の皇帝って年齢がもう90近いから、いろいろ衰えてきたんじゃないか? -- 名無しさん (2021-01-19 23:32:00)
  • EP4でターキン大総督が戦死したことが致命傷だったと思う -- 名無しさん (2021-01-19 23:53:14)
  • ファイナルオーダー含むけど、ポカさえしなきゃゼントラーディ全軍相手にしても技術とポテンシャルあるよな・・・ -- 名無しさん (2021-01-20 00:05:42)
  • パルパティーンの新三部作での帝国樹立の手腕は素晴らしかったのに圧政と舐めプで無様に滅びたな。麒麟も老いては駑馬に劣るとは良く言ったものだ -- 名無しさん (2021-01-20 00:57:49)
  • パルパルがプリクエル時の手腕維持してたら叛乱同盟軍に勝ち目なんてないからしゃーない。 -- 名無しさん (2021-01-20 01:41:45)
  • ファーストオーダーが結局何者なのかようやく理解できた -- 名無しさん (2021-01-20 09:35:38)
  • ↑12悪辣な趣味を全うするために今の今まで頑張ってきたし、趣味を全うできないならいっそ滅んでしまえと思ってただろう -- 名無しさん (2021-01-20 10:00:02)
  • ストームトルーパーはエリートじゃないぞ、アレのイメージは州兵(だから質も低い) ただパイロットとかは別に育ててる設定 -- 名無しさん (2021-01-20 15:33:14)
  • 真面目な話、シスとしても皇帝としても後継者はどうするつもりだったんだろう。高齢過ぎて余裕はないんじゃないかとずっと思ってた -- 名無しさん (2021-01-21 19:19:38)
  • ↑EP9のネタバレになるけどパルパティーンはいろいろ老化対策してる -- 名無しさん (2021-01-21 19:38:35)
  • 皇帝の師匠の師匠辺りが不死化の秘術編み出してるからソレを目指してたんじゃねぇの まぁそのシスも結局ぶっ殺されてるんだけどさ -- 名無しさん (2021-01-21 19:52:20)
  • ↑秘術を生み出したのはシディアスの師であるプレイガスだね。しかも殺したのがシディアス本人だったから不死の秘術はシスの掟に反してるのかと思った -- 名無しさん (2021-01-22 12:34:47)
  • 完成したら永遠に頂点に立てないから、引き継げそうなぐらい研究してからその成果を横取りしようとしてたんじゃないか -- 名無しさん (2021-01-22 12:49:04)
  • 皇帝「イウォーク?原始的な連中だし、どうせ一捻りじゃろ」トルーパー「投石痛い!無理!(泣)」結論:皇帝はトルーパーにもっと金をかけるべきだった -- 名無しさん (2021-01-22 13:54:07)
  • あれだけジェダイは悪と印象付けたのにたった20年かそこらで「パルパティーンとか糞や、やっぱジェダイこそ正義や!」ってなるあたりどれくらい悪政を敷いてたのかと -- 名無しさん (2021-06-29 18:24:17)
  • ↑逆に「帝国もパルパティーンも良い所はあったし全部は悪くない」っていう右翼集団的なの新共和国内に出てきてるしそもそも新共和国の傘下にジェダイはいないので多分悪って言うか忘れ去られたままだと思う。レイアが「傀儡の帝国元老院の方がマシ」って言った時点でもう認めちゃってるし新共和国は終わっちゃってるんだよなぁ… -- 名無しさん (2021-10-06 13:54:41)
  • 共和国でも帝国でも治めるには銀河が広すぎると思う -- 名無しさん (2021-10-06 21:02:29)
  • ドラマとかで監視社会やら -- 名無しさん (2022-10-30 12:49:07)
  • 歴史としてはリアリティあるけど御伽噺としてはつまらん結末よな。なんで「わるいていこくはほろびて、みんなしあわせにすえながくくらしました」じゃアカンかったんやろか -- 名無しさん (2023-01-21 19:59:25)
  • アンドーで秩序という大義で文化やそこにいる人間を強制労働させる。クソ国家 -- 名無しさん (2023-03-30 18:39:59)
  • ファーストオーダーじゃない敗戦を受け入れた側の銀河帝国の戦後の社会や軍事って戦後の枢軸国やガンダムのジオン共和国みたいで凄く面白い題材だと思うけど、戦勝国アメリカ人には面白いと思えないのか敗戦後銀河帝国って(カノンの映像作品だと)全然出ないよね。新作映画ではしっかり登場して新共和国と共闘したりするのかな -- 名無しさん (2023-04-15 17:18:14)
  • 帝国地上軍と帝国宇宙軍は旧大日本帝国の陸軍と海軍のようなライバル関係にあったらしい。結局、そういう抗争にかまけていたから反乱軍に負けちゃったんだろうな。 -- 名無しさん (2023-04-16 09:58:39)
  • ↑アメリカもアメリカで……というか歴史上どうしても陸軍と海軍は同一の財源からの予算の取り合いにならざるを得ないせいで総じてとても不仲になりやすいんで……。まあ反乱軍側は帝国の迫害で文字通り死活問題だったエイリアン種出身者も多かったからまだ陸軍海軍の不仲よりはまとまりやすかったのかも。 -- 名無しさん (2023-05-05 23:55:06)
  • 歪みが本格化する前に20年で皇帝倒れたからあの頃はよかった…なんて言えるのであって、もっと続いてたら元の共和国はよかった…と言うだろうな -- 名無しさん (2023-05-06 01:10:02)
  • ↑×2あと、アニメの反乱者とか見てると保安局と諜報部もまたライバル関係にあったようで・・・。まあ、現実世界でもナチスの情報部とゲシュタポが反目していたりするのである意味リアルと言えばリアルか。 -- 名無しさん (2023-05-06 09:25:42)
  • 国を導くべき肝心の皇帝がシス帝国復活達成だけで満足しちゃってその後の政治ビジョンを持たずにシス研究と不老不死の探求に没頭してるだけで最初から「既に燃え尽きている」国でしかないんだよね。国民やモフや軍人の多くは知らないけど隠居老人の趣味ライフの維持だけがレゾンデートルで秩序や公正や発展は建前でしかない -- 名無しさん (2023-12-08 23:54:57)

#comment(striction)

*1 ep5開始時点でベイダー卿は死の小艦隊と【帝国のあらゆる法を無視する特権】を与えられていたのがほぼ唯一と言っていい例外である。
*2 直前に暗殺未遂に遭ったためナブーに避難していた
*3 この件でビンクスが批判されがちだが、すでに大多数が非常事態宣言をすべき考えが占めていた当時の情勢、パルパティーンの人脈の広さからすれば、結局はビンクスが提出するか他の人物が提出するかの違いでしかない。当然ながらビンクス自身もパルパティーンの真意など知らないわけであり本気で共和国の平和のためだと思って引き受けたのである。彼もシス卿に騙された被害者であることを忘れてはならない。
*4 STARWARS バトルフロント2のキャンペーンでジャクーの戦い、シンダー作戦はプレイ出来る。
*5 EP7に出てくる巨大なスターデストロイヤーの残骸がラヴェジャーである。
*6 新共和国は直接戦争に参加したわけではなく、中立を謳いつつレジスタンスに協力することで抵抗していた模様。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧