スノースピーダー

ページ名:スノースピーダー

登録日:2021/01/14 Thu 18:04:17
更新日:2024/05/24 Fri 13:26:31NEW!
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star_wars スター・ウォーズ 反乱同盟軍 偵察機 戦闘機 ホス スノースピーダー ローグ中隊





「フォーメーションデルタだ、撃て!」




スノースピーダー(Snowspeeder)とは、スター・ウォーズシリーズの登場兵器。
インコム社の製造した大気圏内用エアスピーダー「T-47エアスピーダー」をベースに、エコー基地で独自改造を施した機体である。
反乱同盟軍エコー基地に所属するローグ中隊が運用していた。



ハープーンガンによる牽引機能があり、作中では歩行兵器に対して有効な攻撃手段として活用されていた。




性能

製造 インコム社
正式名称 T-47エアスピーダー
分類 強襲スピーダー
役割 偵察
   哨戒
   強襲
全長 5.3 m
全高 1.4 m
最高速度 1,100 km/h
武装 レーザー砲2門
   ハープーンガン
乗員 2名(パイロット1名、砲手1名)




機体概要

外観

オーソドックスな楔形機体で、中心部にコクピットを備えた左右対称型。
両翼部分に大型レーザー砲を2門備え、後部にハープーンガンを搭載している。
機体カラーはホスの気候に合わせた白。中心とエンジン部分に赤いストライプが入っている。


大気圏内用のエアスピーダー(コルサントの市街地を走るアレと分類上は同じ)であり、宇宙用装備の類は搭載していない。
その代わりホスの気候に合わせて対寒装備は充実しており、過酷な偵察任務も難なくこなすことができる。
「実際の攻撃は戦闘機に頼って、索敵や偵察に使えればいい」程度の扱いの小型機であり、本来であれば大規模な軍隊の迎撃には適していない。



武装

攻撃手段は主砲のレーザー砲2門のみで、射撃はパイロット側が行う。
威力はさほど高くなく、AT-ATの重装甲に対しては有効ではない。
AT-STやプローブドロイドといった小型兵器の装甲には有効。...といってもゲームのみの話だが。


後方にはワイヤーの接続されたハープーンガンが搭載されており、射撃は砲手が行う。
ワイヤーの使用可能回数には限りがあり、頻繁に使うことはできない。...といってもこれまたゲームでは無視されがちだが。



機動力

機動力が最優先のエアスピーダーらしく、操縦性は比較的高い。
作中では器用にAT-ATの周りを周回するなど、小回りが利くような描写が多かった。
ただし映画本編では帝国の航空戦力は投入されなかったため、ドッグファイトを行った場合の優劣は不明。TIEファイターの紙装甲なら多分当たれば破壊できるだろうけど
...と思ったらゲーム「スター・ウォーズ バトルポッド」では大量のTIEファイターを相手に華麗にドッグファイトしていたりもする。






劇中の活躍

映画本編ではEPV前半部「ホスの戦い」にて登場。
遭難したルークらをローグ中隊が発見した後、プローブドロイドによってホスのエコー基地の所在が帝国側に露見。
時間稼ぎのため、歩兵部隊とスノースピーダーの小型機編隊で帝国の巨大歩行兵器群を迎撃するという正気の沙汰ではない作戦が決行された。


ルーク・スカイウォーカーもパイロットとしてローグ中隊を指揮し、砲手ダック・ラルターと共にスピーダーに搭乗。
SW恒例のかっこいい発進シーンで向かったはいいが、戦力差は歴然だった。
飛行中のシーンでは戦闘開始前からいきなりダックの照準機が壊れたりと、反乱同盟軍の疲弊具合がうかがえる。


撤退までの時間稼ぎであり最初から勝利は想定していない*1ものの、ケーブルを利用した作戦の難易度は非常に高かった。
ルークの乗るスピーダーは被弾によってダックが死亡したことでワイヤー作戦は断念せざるを得ず、ウェッジの搭乗するローグ3のみが作戦を続行。
ローグ3はハープーンガンをAT-ATの脚部に撃ち込み、そのまま周囲を旋回して脚部をぐるぐる巻きにして移動不可能にして切断。
移動できなくなったAT-ATは倒れたところを弱点の首にレーザーを撃ち込まれ、爆発四散した。


なお、予算の都合上劇中でワイヤー作戦が成功したのはこれ一回きり。
以後攻撃を試みたゼヴ・セネスカの機体は正面からの突入中に砲撃によって撃墜され、その際ルーク自身も撃墜され不時着。
その後ルークが生身でAT-AT一機を撃破したが戦力差を翻すことはできず、AT-ATの砲撃でパワージェネレーターが破壊されエコー基地は陥落した。




また、ドラマ「オビ=ワン・ケノービ」では帝国成立から10年ほど後に活動していた反乱組織「ヒドゥン・パス」によって運用されていたT-47が2機登場。下水運搬だったのを引っ張り出して改造したものらしく、スノースピーダーと同じタイプの重レーザー砲を2門接続した機体となっている。
ホスのシアン中隊が使っていた機体とは異なり、機体のラインは青色。また、後付けのワイヤー射出用機材の取り付けもされておらず、背面はかなりシンプルな構造。


尋問官に拘束されたレイア・オーガナを救出しにナーの要塞へ潜入したオビ=ワンとターラを救出すべく、ハンガーで3人を取り囲んだトルーパーたちをレーザー砲で襲撃。強引に着陸し3人とも収容したまではよかったが、囮のためにサード・シスターを攻撃した際に機体の片方は撃墜されてしまった。

余談


  • ゲームでの活躍

そのかっこよさからゲーム作品にも数多く登場する機体。
初登場はATARI 2600の「帝国の逆襲」で、その後もアタリアーケード版、ファミコン版、スーファミの「スーパースターウォーズ」などなど、ホスの戦いを描く複数の作品で搭乗することができた。


日本のSWゲームファンには「スター・ウォーズ 帝国の影」ステージ1での戦闘、あるいは「スター・ウォーズ 出撃!ローグ中隊」隠しステージが印象的だろう。
時は過ぎた現在でも「スター・ウォーズ バトルフロント」ホスステージなど、スノースピーダーを乗り回せる作品は多い。


なお、ゲームとしての都合上ブラスターの連射でAT-ATを撃破できたり何回もワイヤー攻撃を実行できたりする作品も多かったりする。
特にファミコン版「帝国の逆襲」では、スノースピーダー一機で10機ものAT-ATを撃墜しなければならないなど映画本編以上に熾烈なことに。





追記・修正はAT-ATにワイヤーを巻きつけてからでお願いします。


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  • 確かコクピットがYウィングのデザインを流用したものだっけ -- 名無しさん (2021-01-14 19:10:23)
  • 64の帝国の影でワイヤー使ってAT-AT倒せば隠し要素解放なんだけど、ワイヤー使ってる時だけカメラ視点が変わるから操作しづらくてなかなか成功しなかった -- 名無しさん (2021-01-15 19:58:21)
  • ↑視点切り替わったら自分で視点操作して戻してた気がする -- 名無しさん (2021-03-31 09:16:33)

#comment(striction)

*1 実際、接近しているシーンでもAT-ATへの発砲はあまり行っていない

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