スターライトステージ(カードゲーム)

ページ名:スターライトステージ_カードゲーム_

登録日:2021/01/08(金) 22:27:00
更新日:2024/05/24 Fri 13:12:56NEW!
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スターライトステージ アナログゲーム カードゲーム アイドル プロデュース アイマスとは無関係 シュレディンガーゲームズ 山田大夏



「お!スターライトステージの項目か!」


「って、タイトル間違ってるじゃねーか。ちゃんとフルで書けよ。これだからニワカは……」
















スターライトステージはアナログゲームサークル「シュレディンガーゲームズ」の制作したカードゲーム。デザイナーは山田大夏。
アイドル事務所を運営し、様々な仕事をこなしながら人気ナンバー1の事務所となることが目的である。
2014年8月の発売以降順調に人気を博し、2020年までに基本セットに加え6つの拡張セットが発売されている。また、2020年には基本セットと拡張全てを収めたコンプリートBOXも発売された。
















「アイマスの項目じゃない……だと……」
















或る種もはやネタの域に到達しているが、アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージとはなんの関係もない。
ちなみに上述のアイマスのスターライトステージのリリースは2015年9月。実に1年余りの開きがある……のだが、イエローサブマリンなどでの取り扱いがあるとはいえ同人アナログゲームと巨大コンテンツたるアイマスの一角との知名度の差はいかんともしがたく、ネットでスターライトステージについて語られる際は「ボドゲの」「アイマスじゃない方の」と枕につくことがほとんどである。


以下、ゲームの詳細について記述する。


概要

プレイ人数は3-4人。含める拡張によっては5人でも可能。ただ、製作元の想定する適正人数は4人のようである。
ゲームのコンセプトとしてはワーカープレイスメントに近い。
各事務所には最初に3人の新人アイドルが配属している。彼女たちに小さな仕事(イベントカード)をこなさせながら成長(新しいアイドルカード)させ、最後に大規模な仕事(プロデュースカード)をこなして人気を獲得する、というのが基本的な流れとなる。


カードの種類・用語

アイドルカード

ゲームの根幹をなすアイドルを示すカード。左上に「IDOL CARD」と書かれている。また、この文字の色でアイドルの系統が分かる。(黄:歌唱、青:演技、赤:魅力、紫:総合)
初期アイドル以外は、カード種別の隣に獲得コストが示されている。また、右上にはそのアイドルの「人気」が書かれており、ゲーム終了時のスコアチェックに影響する。
カード下部にはアイドルの名前と、その下にはアイドルの持つタレントが示されている。黄色い音符は「歌唱」、青いダイヤは「演技」、赤いハートは「魅力」を表す。王冠は「オールマイティ」で、任意のタレントとして扱える。
また、その下にアイドルが持つ固有の能力が示されていることもある。


プロデュースカード

ゲームの勝利のために最も重要となるカード。人気を集めるには最終的にプロデュースカードを集めることになる。
左上に「PRODUCE CARD」と書かれている。また、カード種別の隣に獲得コストが示されている。また、右上にはそのプロデュースで獲得できる「人気」が書かれており、ゲーム終了時のスコアチェックに影響する。
カード下部にはプロデュースの名前が書かれている。その下にプロデュースが持つ固有のルールが示されていることもある。


イベントカード

アイドルを成長させるために必要となるカード。人気の高いプロデュースは要求される能力も高いため、アイドルを成長させなければならない。そのためには、地道な下積みが必要となる。
左上に「EVENT CARD」と書かれている。また、カード種別の隣に獲得コストが示されている。
カード下部にはイベントの名前が書かれており、その下にそのイベントで獲得できる「実績」が書かれている。また、並行してイベントが持つ固有のルールが示されていることもある。


タレント・実績

黄色い音符は「歌唱」、青いダイヤは「演技」、赤いハートは「魅力」を示す。これが無地であればそれは「タレント」、黄色い円が書かれていれば「実績」を示す。
無地の黄色い音符は「歌唱タレント」であり、黄色い円が背後にある黄色い音符は「歌唱実績」である。
タレントは通常アイドルが持ち、イベント、アイドル、プロデュースの獲得に使用される。
実績はイベントカードの獲得によって手に入り、通常アイドルの成長に使用される。
実績はタレントの代用として使用できる。しかし、タレントを実績の代用として使用することはできない。
(例:歌唱タレントの支払いが求められる場合、それは歌唱実績で代用することができる。しかし、歌唱実績の支払いが求められる場合、それを歌唱タレントで代用することはできない)


タレントチップ

歌唱、演技、魅力の三種類あるチップ。カードの効果やレッスン(後述)で獲得できる。
タレントの支払いが求められる場合にこのチップによっても補うことができる。ただし、チップは使ったら支払わなければならず、またアイドルカードを使わずにチップだけで支払うということもできない。


影響力チップ

拡張5で追加されたフォーチュンルールに伴って使用されるチップ。
自分の事務所の持つ影響力を示したもので、基本的に新たにアイドルが加わった時に増える。また、一部のカードは影響力を増やすことができる。
自分の手番の芸能活動の前に影響力チップを消費して何らかの効果を発揮することができる。


セットリスト

セトリ、セットリストと言うとよくライブの進行表、特にどのような曲目が扱われたかを指す言葉として用いられる。
このゲームに関しては、簡単に言うならば「どのカードをゲームに含めるか」ということを示したリスト。
カードは「基本+拡張」ぐらいでバランスが考えられているため、拡張ごとにバッティングするものがあったり、またゲーム終了の条件から単純に全て突っ込むとゲームが冗長になったりもする。
そうしたことから、シュレディンガーゲームズの方で「セットリスト」としてお勧めのカードの組み合わせを公開している。
もちろん、オリジナルのセットリストを構築するのも自由である。


ゲーム進行

セットアップ

各プレイヤーに《新人アイドル》《新人女優》《新人モデル》のカードを1枚ずつ配る。
その後、基本セットのみを使う場合は残った新人のアイドルカードを初期アイドル置き場に置く。拡張が入る場合は原則初期アイドル置き場は使用しない。また、拡張5が入り「フォーチュンルール」を使用する際は養成所に《新人アイドルスカウト》《新人女優スカウト》《新人モデルスカウト》を各3枚置く。
「フォーチュンルール」を使用する際は、影響力チップを各プレイヤーに3個配る。
使用するアイドルカード、プロデュースカード、イベントカードをそれぞれシャッフルし、山札として配置する。各カードをプレイヤー人数分めくって場に置く。
最後にスタートプレイヤーがスタートプレイヤーマーカーを持って、ゲームを開始する。


ラウンド進行

ラウンド開始時には、全てのプレイヤーは自分のアイドルを手札として持っている。
プレイヤーはスタートプレイヤーから順に手番が回ってくる。自分の手番では以下の通り行動する。


1.山札をめくる


アイドルカード、プロデュースカード、イベントカードから好きなものを一つ選び、山札の一番上のカードをめくって場に加える。不要と思う場合はめくらなくても構わない。


2.芸能活動


以下の4つの行動から1つを行う。


A.イベントカードを獲得する


イベントカードの左上に書かれているタレントに等しいタレントを支払うことにより、イベントカードを獲得する。
この際、手札からアイドルを事務所(各プレイヤーごとの場)に出すことにより、そのアイドルの持つタレントが有効になり、支払いに使用できる。
アイドルは最低一人使えば、何人使用しても構わない。また、タレントの支払いには事務所にあるイベントカードの持つ実績や、タレントチップを当てることも可能。(これは以降も同じ)
コストを支払ったらイベントカードを獲得し、事務所に置く。獲得に伴う効果があればそれを解決する。もし使ったアイドルの持っていた余剰のタレントがあっても、それは失われる。


B.アイドルカードを成長させる


アイドルカードの左上に書かれている実績とタレントに等しい実績とタレントを支払うことにより、新しいアイドルカードを獲得する。
この際、手札からアイドルを事務所(各プレイヤーごとの場)に出すことにより、そのアイドルの持つタレントが有効になり、支払いに使用できる。
アイドルは1人だけ使う必要がある。また、タレントの支払いについてはイベントカードと同じだが、実績の支払いは事務所のイベントカードでしか行えない。
コストを支払ったら、今回の行動で使ったアイドルを控え室(アイドル専用の捨て札置き場)に置き、代わりにコストを支払ったアイドルカードを獲得して事務所に置く。
獲得に伴う効果があればそれを解決する。もし使ったアイドルの持っていた余剰のタレントがあっても、それは失われる。
基本的にカード名に「新人」が含まれるアイドルは例外で、獲得のために使ったアイドルを控え室におくことは(カードに書かれている通り)しなくてよい。


C.プロデュースカードを獲得する


プロデュースカードの左上に書かれているタレントに等しいタレントを支払うことにより、イベントカードを獲得する。
この際、手札からアイドルを事務所(各プレイヤーごとの場)に出すことにより、そのアイドルの持つタレントが有効になり、支払いに使用できる。
アイドルは1人だけ使う必要がある。また、タレントの支払いには事務所にあるイベントカードの持つ実績や、タレントチップを当てることも可能。
コストを支払ったらプロデュースカードを獲得し、事務所に置く。獲得に伴う効果があればそれを解決する。もし使ったアイドルの持っていた余剰のタレントがあっても、それは失われる。


D.レッスンを行う


手札からアイドルカードを1枚事務所に置き、好きなタレントチップを1個獲得する。



この手番を時計回りに一人ずつこなしていき、全てのプレイヤーの手札がなくなったら1ラウンドの終了となる。
事務所にいるアイドルを手札に戻し、スタートプレイヤーマーカーを左隣のプレイヤーに渡して、次のラウンドを開始する。


ゲームの終了


ラウンドの途中でプロデュースカードの山札がなくなったら、そのラウンドの終了時にゲームは終了する。
事務所にあるプロデュースカードとアイドルカードの人気を計算し、最も人気の高かったプレイヤーの勝利。
もし同値であれば、アイドルの人気が高い方が勝利となる。


拡張

拡張カードセット

初めて出された追加カードセット。抑えめだったアイドルごとの特殊能力について、派手な能力の持ち主が登場している。


拡張カードセット2 きら星ランデブー

個性的なアイドルが追加され、華やかになってくると共に、ゲーム中で使用するアイドルカードに新人カードが含まれるようになった。
また、初期アイドルが追加されたため、5人プレイが可能に。


拡張カードセット3 夢色ホロスコープ

プロデュースを2人のアイドルが協力してできるようになるアイドルや他のプレイヤーに直接干渉するアイドルなど、次々に新機軸が登場する。
また、キャッチフレーズに「未来を占う新たな輝き」とあるように、プロデュースカードに山札操作の効果を持つものが登場している。
追加されたイベントの効果もそれらのプレイを後押しする強力なものとなっている。


拡張カードセット123 三ツ星リィンカーネーション

拡張カードセット1-3をひとまとめにしたもの。
単にセットにしただけでなく、バランス調整の入ったカードは新しいものに差し替えられたり、また新規カードも追加されている。


拡張カードセット4 ときめきクラウン

「新たなスタンダード」をテーマとして作成された拡張セット。
その言葉が示す通り、基本+拡張4がベーシックな環境となるよう調整されている。(そのせいで拡張4は全部盛りセットリストからは抜けるカードが多いのはご愛敬)
拡張2と同じくアイドルカードの山に入れる新人カードが入っているほか、場に出た時に追加でカードをめくるイベントのように展開をスピーディにするものなどがある。
また、アイドルとしては「特定タイプのアイドルが多数いるとボーナス」というアイドルが登場。アイドルタイプを偏らせる戦術が価値を持つようになった。


拡張カードセット5 星彩フォーチュン

新要素「影響力チップ」が登場。これにより今まで運任せの要素が強かった追加アイドルを任意に取れるようになっただけでなく、各プレイヤーの戦略の幅が増した。
追加カードも当然影響力チップにフィーチャーしたものとなっている。


拡張カードセット6 運命のパフェリア

拡張5では通常ルール外での影響力の消費は「アイドルが活動する際にタレントをブーストする」のみだったのが、「影響力を消費して取れる行動を追加する」アイドルが登場。
いずれも強力な能力の持ち主である。また、当然のように影響力を追加するイベントが増えたほか、全体として「特定系統にフィーチャーする」カードが多いのが特徴。
戦術面のオプションがさらに広がっている。


追記・修正は「スーパーアイドル・天河沙織」をプロデュースしてからお願いします。


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  • 拡張1-3について適当なのは、最初の筆者が買ったのが三ツ星リィンカーネーションだったからです(特に1の内容がよく分からん)。ご存知の方は追記をお願いします。 -- 名無しさん (2021-01-08 22:29:42)
  • このタイトルでこの内容でこっちの方がリリースは先なのか -- 名無しさん (2021-01-08 23:11:19)

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