登録日:2021/01/06 Wed 03:49:10
更新日:2024/05/24 Fri 13:13:22NEW!
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遙かなる時空の中で 遙かなる時空の中で3 イケメン 男前 ヒロイン お前のようなヒロインがいるか 武士 武人 メインヒーロー ヤンデレ疑惑 漢 おっぱいのついたイケメン 主人公 川上とも子 人気キャラ 名言の宝庫 漢の義務教育 乙女ゲー主人公 所要時間30分以上の項目 強い 少女革命ウテナ 強くてニューゲーム 漢女 ピンク髪 様をつけろよデコスケ野郎! 龍神の神子 源氏の神子 白龍の神子 深雪さんは永遠のライバル もののふ系女子 乙女ゲーの人気投票で1位を取る女 乙女ゲーのイケメン 乙女ゲーのパッケージで攻略対象をお姫様抱っこする女 時空跳躍 春日望美 望美様 獣のような女 吉川友 平家の神子 獣神子 戦神子 運命を変える力 逆行 性別とジャンルを間違えたギャルゲーの主人公
春日望美は『遙かなる時空の中で3』の主人公兼ヒロイン……いや、メインヒーロー。
愛称というか敬称は望美様。別名戦神子、獣神子。
声優は川上とも子さん。
専用BGM兼処刑用BGMは『運命を変える力』。
腰までかかるピンクのロングヘアに凛とした目つきのぱっと見ウテナっぽい少女(中の人もウテナである)。
服装は現代では普通の学生服だったが、『京』に転移するにあたってミニスカート付きの陣羽織に変わっている。どんなアクションをしようとも決して中身が見えることはない鉄壁のスカート。あとクツのみ現代で使っていたスニーカーになっている。
遙か3は月が象徴物として扱われており、「望美」という名前も満月を表す言葉。
逆に彼女と対となる「朔」という名前は新月を表す。
鎌倉に住む普通の女子高生だったがとある雨の日、『白龍』という少年と出会い『白龍の神子』に選ばれた。
そのまま源平合戦が繰り広げられている異世界の京に飛ばされ、源氏と協力し怨霊を操る平家と戦うことになる。
戦いの中で源氏は敗北し仲間たちは一人ずつ命を落としていく。そんな中『時空を越える力』を手にし、仲間たちが死ぬ運命を乗り越えるために戦っていくことになる。
七緒「あの、龍神の神子は戦争に関与してはいけないんですけど……」
千尋「私が言うのもアレだけど、その設定守る人の方が少ないんじゃないかな」
源氏について戦う龍神の神子であるため、周囲からは「源氏の神子」とも呼ばれる。その理屈で言えば朔も源氏の神子のはずだが呼ばれたことはない。
「守られるだけでなく守りたい」と考えており、自らも剣を持って戦う。
遙かシリーズでは初となる戦う神子。今までの主人公であるあかねや花梨は戦闘中は回復や補助が主な役割であった。
彼女を皮切りに千尋は弓、ゆきはレイピア、梓は短銃、七緒は薙刀というように主人公も戦うことがデフォルトとなっていく。
『時空を越える力』により何度もループを繰り返しているため普通に強い。
全てを守り切ろうとするイケメン過ぎる性格に、それを執念で実際に成し遂げてしまう男前っぷりから非常に人気が高いキャラ。
本作はヒロインである望美様が攻略対象を救っていく作品と言っても過言ではない。
『望美様』という愛称はここからきている。
望美様がかっこよすぎて「乙女ゲームなんだから逆なんじゃね?」という疑問は遙か彼方へと消える。
作品自体の人気も相まってシリーズの顔ともいえる存在。
とある版権絵で初代じゃなければ最新作でもないのにセンター陣取ってたこともあった。
【人物】
勝ち気でややおてんばな少女。
そして何より男前
精神力が非常に強く、どんな困難があろうとも決して諦めず立ち向かう鋼のメンタルを持つ。
彼女のキャッチコピーである「それが運命だとしても、この手で変えてみせる」という言葉がそれを端的に表している。
そして本当に運命を変えてしまうのがこの人のすごいところ。
時空を越える力を持つとはいえ、元々戦いを知らない普通の女子高生だったにも関わらず、圧倒的不利により源氏が平家に敗北するという運命を変えるために何度も時空を越え時に涙を流し血反吐を吐きながらも不可能を可能にする姿はとてもかっこいい。
行程がやたらきつく、時には先にプレイヤーが折れそうになることもあったが、それでも望美様は最後まで戦い続けた。
また決断力にも優れているのか思い切りがよく(例外はあるが)悩むことなく自分の目的のために戦える強さを持つ。たまに猪突猛進としか言えない行動に出ることもあるけどな!
剣の無い状況で一人で怨霊と出くわしてしまい「逃げよう!」ではなく「剣がないけど――戦うしかない!」と考えるのが望美様。
そもそも初めて『京』にたどり着いた時に目にしたのは白龍と朔が怨霊に襲われる姿だったが、乙女ゲーなんだから普通わけのわからない状況におびえそこにイケメンが助けに来るというのがセオリーだろうに、この人の場合ふたりを助けるため落ちていた剣を握り怨霊に立ち向かっていった。
プロローグから望美様は一貫している。
そのイケメンっぷりから誰かに自然に救いの手を差し伸べることもできる男前であり、悩みが多い攻略対象たちに対して時に優しく、時に厳しく言葉をかけている。
望美様がメインヒーローと言われるのは大体これが理由。
特に敦盛ルートでは、敦盛が草食系男子ということもあるが「私があなたを守る」と何度も発言している。特にクライマックスでの清盛への切り返しは男前すぎる。
そのような生き様から敵味方関係なく彼女に惹かれる者は多い。
「そなたはまさしくもののふの魂を備えている」だの「一代の女傑」だの乙女ゲーのヒロインとしては何かがおかしいが、とりあえず武人として高評価を受けている模様である。
作中一の曲者である頼朝すら「白龍の神子とは皆、このように風変わりであったのだろうか」としみじみコメントしている。
あかね「いやいやいやいや!」
花梨「ひどい風評被害です!」
その中でも平知盛が言った「獣のような女」という言葉は彼女を分かりやすく表しているとして有名。
望美様が「獣神子」と呼ばれる原因となった。
実際望美様の本質的な部分とは要するに、目的に対して貪欲で、そのためなら執念を持って折れることなく立ち向かい突き進んでいくという野性的なものなので、知盛の言葉は割と的を射ている。
1周目「望美ちゃんにそんなことをいうなんてひどい!」
周回して「知盛ほぼ初対面なのに望美様の本質見抜いていたんだな」
なおプレイヤーへの説明のためかもしれないが、歴史関係の知識については壊滅的らしい。
鎌倉に住んでいるくせに源義経を知らなかった。
しかし頭の回転自体は結構早いらしく、軍師すら見落とす敵の策略を読んで裏をかくくらいのことは平気でやってのける。
ただよく勘違いされるが、望美様がメンタル強めのお方なのは事実だが、決して折れないハートというわけではない。
仲間が死んでしまえばどうしようもないほどに落ち込むし、何もかもが失敗して廃人化したバッドエンドもある。また本作の選択肢セリフは基本的に「強気・普通・弱気」に分けられており、男前と言われるのは強気セリフの印象が強いという部分もあり、弱気セリフだと本当にヘタレる。忘れられがちだが最序盤では怖くて戦えず何もできないまま話が終わるバッドエンドもある。
またヒノエルートや九郎ルートなど比較的展開が乙女ゲームっぽいシナリオもある。
望美様は心が強くその性分で仲間たちを引っぱっているのは事実だが、同時に彼女も普通の女の子であり、仲間たちに支えられることによって心の強さを活かせているというのもまた事実。
まあ強気セリフが本当に男前だし、選択肢セリフじゃないのにとんでもなくイケメンなセリフもあるんだけどな!
また義経&ヒノエルートも守られる展開がまだ多めというだけで、このルートも基本的に背中を預けて共に戦う関係である。
なので男前という認識自体は決して間違えていない。
ちなみに……
バッドエンドでは基本心が折れてしまうが、一部エンドでは心は折れているが行動力や思い切りの良さは残されているというのがいくつかある。
つまりどういうことかというと、心が折れて情緒不安定なくせに行動しようとするので思考回路がヤンデレ化しわけのわからないぶっ飛んだ行動に出てしまう。
有名なのだと落ち武者のリーダーになって京を転覆しようとしたり、知盛に恋をしたため味方を皆殺しにしたり。通称電波神子。
しかも戦闘能力は本当に高いのでこうなるともう誰にも止められない。
なお完全に余談だが『望美様』という名称がどこから来たのかは地味に謎だったりする。
仲間は基本的に呼び捨てorさん付けorちゃん付けだし、部下は「神子様」と呼ぶ。
【戦闘能力】
リズ先生に習った剣術と、朔に習った舞をミックスさせた独特の動きで戦う。
これは九郎にも特殊な戦い方だと評された。
吸収力が高く自分なりにアレンジできるのが彼女の強み。
そして気になる戦闘能力だが……
滅茶苦茶強い
それも作中最強説があるかもしれないというレベルで。
元々の戦闘センスの高さに、ループの中で場数を積み続けたこと、何より目的を果たすまで決してあきらめない執念深さから実力を増していき非常に戦闘能力の高い主人公となった。
「一人いるだけで戦況が変わる」と言われる平知盛や還内府と互角かそれ以上に渡り合えるだけの力を持つ。
還内府戦では周りのモブに「源氏の神子が化け物ってのは、本当だったんだ…」とか言われていた。仮にもヒロインだぞ。
かなり強いはずの怨霊をタイマンで倒すし、仲間に向かって放たれた矢をとっさに斬り落とすこともできる。
ループする中で強くなったはずだが、1周目から宙を舞う花びらを切り裂く「花断ち」を猛練習の末に習得するなど何かがおかしい場面はあった。
というか元々は平家が強力な怨霊を使っており、それを封印できる唯一の存在として望美様は源氏の軍に入ったはずだった。
しかし自ら先陣を切って戦うその姿から、明らかに戦の戦力としても期待されている節がある。
望美様について~仲間たちの評価~
将臣「ラッキーだったな かなり効いたみたいだぜ」
九郎「お前のような神子が味方で心強い」
ヒノエ「望美、お前はサイコーの戦神子だね」
弁慶「すっかり常勝将軍の風格ですね」
譲「すごいな…俺も――頑張ります」
景時「どんな奴もきっと君には敵わないね…」
敦盛「あなたのその強さが、私に勇気を与えるのだ」
リズ先生「お前は今、風となっていた」
白龍「すごいよ、神子 天下無双の強さだね」
朔「あなたじゃなきゃ私の力にはなれないわ」
銀「強敵なれど、神子様を阻むものではありませんでしたね」
知盛「強く、したたかで……獣のような女だ」
おせじでもなんでもなく、本心から言っているとプレイヤーにもわかるのがすごいところ。
平家の軍にもその存在は知られており、平家の切り札である怨霊を無効化できる危険な存在……だけではなく明らかに単純な戦力として恐れられている。
景時ルートで源氏が敗走し、望美様が仲間と散り散りになって一人逃げていた時に平家の兵士に見つかった時には「源氏の神子ってのは、あんな娘の姿でめっぽう強いらしいんだ」だの「ひょぉぉっ! 源氏の神子ってのは侮れないな」だのヒロイン扱いされていないことを言われ、「俺たちだけじゃ絶対負けるし怨霊で弱らせてからとどめを刺そうぜ」ともはや人間扱いを受けているか怪しい目に遭った。
一応景時ルートなのでその後景時に助けられた。いわゆる「乙女ゲームでピンチのヒロインを攻略対象が救う」という展開だが、味方が敗北し、孤立し、消耗するとピンチにピンチを重ねてようやく望美様はピンチになるということになる。
ただセンスがいいのは事実だが、何もせずに強くなっているというわけでもなくオフの時は素振りや走り込みを徹底している。
また2周目からは白龍の命を引き換えに『白龍の逆鱗』を手に入れ、それを使った『時空を越える力』を用いることができる。
白龍の力をそのまま使っているとはいえ、ノーコストで時を越えることができるというぶっ壊れ能力。
ゆき「え……? 命削らずに時空跳躍出来るんですか?」
梓「白龍の神子って命削る選択させられるよね」
過去にさかのぼると、さかのぼった時間に存在している望美様に未来の記憶が上書きされるというシステム。なので同じ時間に望美様がふたり存在することになるとかそういうのはない。
だが存在しない時間までさかのぼった場合は普通にタイムスリップ能力として使える。
ゲーム的にはこの力を使って情報を集め、運命を変えていくということになる。
かなり便利に見えるし、実際便利だが
- 飽くまでも一時しのぎなので打開策を考えなければまた同じ目に遭う
- 致命傷もしくは即死した場合は使えない
- 逆鱗が砕けたり奪われたりすれば使えない
など弱点もある。それ弱点って言えるの? という感じだけど平家勢は本当に強いので……。
戦闘以外でも朔から習った舞も得意。
あと銀ルートで乗馬スキルがあることもしれっと判明している。
ただし料理は壊滅的。
RPGパートでも基礎ステータスと特技が手堅くまとまっており使いやすいキャラ。二回攻撃をしつつクリティカル連発とか結構な頻度でやってくれる。
というか、このゲームはルートごとにスタメンを変えるのが前提となるが、望美様はシステム上必ずスタメンなので彼女を鍛えておけば効率的に攻略できるということになる。
周回を続けると、ラスボスの攻撃より混乱してフレンドリーファイアしでかす望美様の攻撃の方が怖くなる。混乱でクリティカル決まると耐久力最強の譲すら沈む。
なお、望美様が乙女ゲーム最強のヒロインかと言うと、別にそんなわけではない。
彼女は異能の力は白龍の力程度しか使えないので、飽くまで普通の人間として最強という感じ。
乙女ゲーヒロインは元暗殺者の現メイドや戦い以外を知らない黒衣の聖人に猫耳の人外武将少女などやべー姉ちゃんたちの集まりなのである。
白龍の神子内で比べても七緒の方が強い(あっちは規格外すぎるので比べるものでもないが)。
だが性格が男前で、戦闘能力が高く、実際に数々の戦績を挙げているという、ヒロインとは思えぬ頼もしさを持つキャラとなるとこの人とあと数人くらいしかいなくなるため、そういう面で最強と言われ始めたのだと考えられる。
要するに負ける姿が想像できない人。
彼女に匹敵する乙女ゲーヒロインは『暗闇の果てで君を待つ』の支倉深雪こと深雪さんくらい。
あっちも望美様とは真逆のベクトルで人間辞めているので……。
こっちが最強の戦士なら、あっちは最凶のサバイバー。誤字ではない。
これらの活躍からファンすらよく忘れるが、望美様は本来は定義上無個性主人公である。
なに言ってんだ、と思うかもしれないが公式としては「個性が薄くプレイヤーが自己投影するためのキャラクター」としてデザインしている。
実際スタッフロールや公式サイトでは(名前変更システムの都合もあるだろうが)「主人公」とそっけなく書かれているだけだし、書籍などで「春日望美」と記されている場合も「※デフォルトネームの場合」と同時に書かれている。
また攻略本などでは「あなたの分身となる少女」とか「大切な人を救えるのはあなただけ」と書かれている。こんな勇ましすぎる分身いねーよ。公式は乙女ゲーマーをなんだと思っているのだろうか?
ただし「本来は」と書いている通り、公式も何かを察したのか続編以降は個性のある男前なヒロインであることが強調されている。
作っている側も戦争で先陣を切って戦う女を「普通の少女」と評するのは無理があると気が付いたようである。
でなきゃ十六夜記があんなパッケージになるはずないし。
【活躍】
本編は割愛
◆遙かなる時空の中で3 十六夜記
遙か3のファンディスクその1。
前作とはまた違った恋愛過程の物語を見ることができる。今作は割と恋愛重視なため望美様が結構かわいい。ここまでの説明で忘れかけている人もいるだろうが、この人は乙女ゲームの主人公である。
その反面、公式も彼女の扱いについて分かってきたのか、テロリスト化したりヒーローのごとく颯爽と登場したりと前作以上に「獣のような女」であることが強調されている。
特に知盛ルートでは本当に執念深く、史上最凶の望美様を拝むことができます。
……というのも重要であるが、1番大切なのPSP移植版のパッケージである。
色々な意味で未だにネタにされている。
なんという男前
「遙かなる時空の中で3」という作品を端的に表しているとして評価が高い。
プレイしていくとこのパッケージが何一つとしておかしくないことがわかるのが望美様の恐ろしいところ。
ちなみにこのイラストの九郎は明らかに手に力が入っておらず、肌も妙に白いため既に死んでいるのではないかという説がある。
◆遙かなる時空の中で3 運命の迷宮
遙か3の完結作。
現代での物語がメインとなるが、望美様の部屋模様は意外とかわいらしいことが判明する。
またとある理由から歴代で最も弱体化した望美様であるとも言われている。
何故か記憶が途絶え、気が付いたら知らない場所にいたということが増えているようだが……。
ネタバレ
大団円ルートにて荼吉尼天を倒したかに見えたが、完全には滅ぼせておらず、逆に茶吉尼天は望美様を新たな依り代にするべく、彼女の心の一部を食らっていた。
時折記憶が途絶えるのは茶吉尼天に憑依されていたから。
終盤には茶吉尼天に殆ど身体を操られるようになっていた。
望美様in茶吉尼天の新規立ち絵が本作で追加されたが、勝てる気がしないことで有名。
この後どうやって状況を打破するかはルートによって変わってくる。
◆遙かなる時空の中で 夢浮橋
遙かシリーズの1から3のクロスオーバー作品。
本作ではプレイヤーとして選んだ白龍の神子以外は敵に監禁されるが、望美様も例外ではなく捕まってしまう。……「ヒロインが捕まったはずなのに悲壮感ないな」と思った人、怒らないから手を挙げなさい。
実際1&2組は普通に望美様のことを心配していたが、3のメンツは殆ど心配しておらず、むしろ彼女が暴れだして問題がややこしくなる方を心配していた。
◆遙かなる時空の中で3 Ultimate
2017年に発売された遙か3のVita移植版。
キャスト欄に川上とも子さんの名前があってちょっと泣きそうになったファンはきっと多い。
今作では藤原泰衡が新規攻略対象になったのだが、このルートのクライマックスではなんと望美様は茶吉尼天とタイマンで戦うことになる。
またDLCで歴代ラスボスと戦うイベントが追加された際には、公式垢でコンビニに行くノリでラスボス討伐に出かけていた。
10年経っても望美様は望美様であった。
ちなみに今回のパッケージはこちら。
乙女ゲームとしては比較的まともなパッケージなのだが「制服着てるしまだ弱そう」とか言われた。いろいろな意味で前回のパッケージのインパクトが強すぎたのだと思われる。
あと今までに比べると望美様がやや痩せているのも理由か*1。
ちなみに、今作と遙か6のファンディスク発売記念で、ナンジャタウン主催で『チョコレートをあげたいのは誰!?「遙かなる時空の中で3&6 合同総選挙 in ナンジャタウン」』が開催された。要するに人気投票。何気に遙かシリーズ公式で行われた数少ない人気投票企画である。
開催時期がちょうど2月だったこともあり、バレンタインにちなんだ投票ということになっている。
やはりバレンタインは基本的に女性から男性にチョコを渡すもので、なるほど男性キャラが主役となる乙女ゲームらしい企画である。
と、最初はだれもが思っていただろう。
1位 春日望美
ある意味やっぱりというかなんというか、望美様、当然の1位。
何やっているんですか本当に。
スタッフもチョコは女性から男性に渡すものだと思っていたのか、イラストの右上と左上に望美様と梓がいるのがなかなかシュール。
中間発表時点で1位という何かがおかしい状況だったが、そのまま1位を走り抜けた。
明らかに何かがおかしい事態だが、1位ということは望美様に投票する人が1番多かったということなので「流石です」とか「やっぱりそうなるよな」とか納得する人が多かった。
望美様は料理が下手なので「ホワイトデーのお返しが怖い」とか言われた。
あと2016年に発売された『無双☆スターズ』では最新作の遙か6の八葉たちが参戦する中、何故か望美様が参戦希望アンケートで2位を取っていた。
梓は泣いていい。
◆舞台「遙かなる時空の中で3」
本編との違いはあまりないが、話を分かりやすくするために2周目以降の望美様が明らかに2周目とは思えない強さになっている。
キャストは吉川友さん。殺陣もうまく声も妙にドスが聞いているため、なんかすごいそのまま望美様って感じの人。
「十六夜紀」版舞台でも続投。アクションにさらに磨きがかかっており、凛々しい望美様になっている。
◆戦場に咲く沙羅双樹
『遙か二十周年イベント』のメインドラマのひとつ。
誰もが一度は想像する、もしも望美様が将臣と共に平家側で戦うことになったらというIFのシナリオになっている。
将臣についていったのでこっちの望美様は21歳。やはりこちらの運命でも剣を握り、余計な戦を終わらせるという道を取ったらしく、戦場に身を置いている。そのことから『平家の神子』となった。
相変わらず男前であり「もっと強くなって無用な戦いを終わらせたいんです。守るべき命を守れるように」だの「あなたこそ私に守られていればいいんですよ!」だの望美様節は健在で多くのファンを喜ばせた。
さらに作中最強のアーチャーである譲が無数に放った矢を全て斬り落とすなど戦闘能力はさらにおかしくなっている。
というか、3年間戦い続けた望美様なので単純戦力では歴代最強の望美様と言える。
【名言】
☆は選択肢セリフ
「巡れ、天の声」
「響け、地の声」
「かのものを封ぜよ!」
龍神の神子の恒例である封印の呪文。
ひとりでも出来るが朔と協力することによって威力が増す。
ゲームで望美様はボイスなしだったのでふたりで呪文を唱えると朔の声しか聞こえないという悲劇に見舞われたが、アニメ版でついに望美様の声もついた。
「平家の総大将、薩摩守忠度殿とお見受けします」
「私は、白龍の神子 春日望美 あなたに勝負を挑みます」
「おお、その潔い態度。そなたはまさしくもののふの魂を備えている」
平家の総大将と戦うことになって。ついに武士扱いされてしまった。
「た、助けてくれぇっ!」
「みんな、助けに来たよ!」
「神子様! 龍神の神子様だ!」
「龍神の神子様が来てくださったぞ! もう大丈夫だ!」
「みんな下がって! こいつは私たちが片付ける」
モブ兵士たちが怨霊に襲われる中颯爽と登場。ヒーローか何かか?
いやまあこの場合「怨霊を封印できる神子が来たからもう大丈夫だ」という意味なんだろうけど。
(こうなったら脅してでも止めなきゃ)☆
将臣ルートにて。和議の中でだまし討ちを仕掛ける算段の政子に対し、刃を向けてそれを止めさせようとした。この人は基本実力行使が好きである。
「私は源氏の…白龍の神子」
「もう後には退けない!」
ついに戦場で将臣と戦うことになって。彼女は彼女なりの決心を固めた。
「ここで諦めたら駄目だ 全部無駄になっちゃう!」☆
「私が源氏について戦った理由も…」
「俺が平家で守ろうとしたものも……全部失う」
「そんな風にはさせない!」
「そうはさせねえ!」
「私、行くよ 茶吉尼天を止めに!」
将臣ルート終盤にてラスボスの茶吉尼天が現れて。
敵も味方も関係ない阿鼻叫喚の事態に皆が混乱する中、茶吉尼天を止める決意をした。
最後のセリフにかかるように専用BGM『運命を変える力』が流れるためとても燃える展開。
「無駄口をたたいている暇があるなら、自分の身を心配しろ」
「――っ! 言われなくたってわかってるよ」
「言っておくが、こんなところでくたばったりするなよ」
「無駄口が多いのはどっち?」
「それだけ憎まれ口が叩けるなら上等だ」
九郎ルートにて、戦中孤立した九郎を助けに行って。
いいバディである。
「怨霊を封じる白龍の神子もここにいるよ!」
「馬鹿っ! 狙われるのは俺一人で十分だ」
「この状況で、一人だけ狙われることなんてないよ」
「戦うのは二人一緒なんだから」
敢えて狙われ、敵将をおびき寄せるために自分が大将であることを口にした九郎。
それに対し共に戦うために望美様も自分が白龍の神子であると叫んだ。
「泣き言言ったって何にもならないよ!」☆
「不安があるのは仕方がないと思う」
「でも、不安だからこそ、流されちゃいけない時だよ、今は」
戦いが終わった後のことを考え不安になる九郎に対して。
この言葉が一番絆が上がる。
「こんなことしてただで済むと思ってるの?」☆
ヒノエルートで不意を突かれ海賊に襲われて。
「バカなことはおやめなさい」というニュアンスだが表情のせいで脅しているように聞こえる。
「私一人じゃ、さすがに手に余ったよ 恩に着るね」☆
その後ヒノエに助けられて。一人で戦うつもりだったのか……。
なおこのセリフで一番絆が上がる。
「龍神の加護は我らにあり 味方の勝利間違いなし」☆
「行くよ、みんな!」
ヒノエルートの最終決戦にて。一喝して仲間たちに気合を入れた。
なのこのルートは比較的真っ当な乙女ゲー展開をしているためか、選択肢セリフくらいしか男前なセリフがない。
「おとなしくさらわれると思う?」☆
ヒノエルートエピローグにてプロポーズをされて。
「この牢を破ってみよう…」☆
弁慶ルート。弁慶の裏切りによって牢に捕らえらえてしまった望美様。誰も来ない異様な状況から平家側に何かあったと考え、牢を破壊して脱走することを決める。
せっかく乙女ゲーで囚われのヒロインシチュなんだからもうちょっと待ってやれよ。
なお選択肢セリフなのでもうひとつ「白龍の逆鱗を使う」というのもあるが、色々考えた末に結局牢を破壊する方にシフトする。お前さぁ……。
ちなみにこの時の望美様は監禁状態な上ろくな食料もなかったため衰弱していた。
「やった…意外ともろい牢で助かったな…」
そして期待を裏切らず本当に牢を破壊してしまう望美様。
確かに牢が急ごしらえでもろいって再三言われてたけどさぁ……。
繰り返しになるが望美様は衰弱状態である。
「剣がないけど――戦うしかない!」
その後怨霊と出くわして。剣は没収されていたので素手で怨霊に殴りかかろうとする我らが神子。なんかもう流石です。幸いにも怨霊はすぐに消えた。
この後望美様は謎の音に導かれて弥山を登るが、弥山自体が遙か3聖地巡礼の難所と言われるほど登るのがキツイ山なので、体力落ちているくせにしれっと登山していることはたまにネタにされる。
「私信じてる 景時さんなら、大丈夫だって」
「どんなことがあっても、知恵と勇気で乗り越えていけるって」
「それは…オレを買いかぶり過ぎだよ」
「オレはオレのことを信じられない」
「私のことも信じられませんか?」
「景時さんを信じている私のことも」
「もし、私を信じてくれるならお願い、逃げないで」
景時ルートにて。
何度も後ろめたい任務を抱え心が壊れかけ、自分を信じられず望美様と共にすべてを捨て逃げようとする。そんな時でも自分は景時を信じていたと望美様は笑って返した。
「いいよ、景時さん」
「ッ! 俺は……」
「大丈夫だよ!」
家族を救うことと引き換えに望美様を撃つように脅される景時。彼の決断は間違っていない、大丈夫だと穏やかに励ました。
なお景時はとっさの判断で幻術を使い彼女を殺したように見せかけたが、望美様はそのことを知らなかったので本気で殺される気でいた。
「たとえ神様が相手だとしても、負けるわけにはいかない」
「みんな、戦うよ!」
景時ルートで茶吉尼天が姿を現して。この後勝った。
「はい 私があなたのこと、守りますから」
(しーっ、静かに 大丈夫です 私が守りますから)
敦盛ルートで。このルートの望美様はデフォで敦盛を自分で守ろうとする。
「私は…怨霊だとしてもあなたのことが好きです」
「私は…私は、そんなものではないんだ 本当は獣の姿の…」
「はい、知ってます でも、それでも気持ちは変わりません」
「神子…………」
「あなたが自分を穢れているというならそうかもしれない」
「でも、そうだとしても私はあなたが――好きなんです」
「み、神子…………」
「だから、消えたいなんて言わないで」
「敦盛さんが怨霊として存在していることも、必ず何か意味があると思うから」
男前な告白。敦盛は自分が怨霊であり穢れていると考えるが彼女にはそんなことは関係ない。大好きな敦盛は、敦盛なのである。
敦盛が動揺しすぎて「み、神子…………」としか言えていないのが……。
「問答無用! あなたを倒す」☆
「ここまで来たら、何を言っても意味がない」
敦盛ルートでの清盛戦にて。あまりに思い切りが良すぎたのか清盛にも「いっそ、小気味よいわ」と笑われた。
「小童のくせに女への執着だけは一人前と見える」
「清盛、あなたはわかっていない 執着しているのは私」
「私は、何があってもこの人を守ると決めたから」
「あなたにも――世界の何物にも傷つけさせはしない!」
敦盛ルートの望美様がヤバいと言われる大体の原因。
愛する人への想いだけで怨霊化を振り切る敦盛。それに悪態をつく清盛に対し、こう切り返した。
このルートの望美様はイケメン過ぎて「普通男から女に言うべきでは?」とも思わなくなってしまう。
「後悔なんてしません 私が、絶対にあなたを幸せにしてみせる」
敦盛十六夜エンドにて。消えようとする敦盛を引き留めこの言葉を贈った。
ついに「守ってみせる」から「幸せにしてみせる」へとレベルアップ。
「上書きできる運命もあります」
「先生や私がここにいるように…」
「もう、私は知ってる 知ってしまったんです」
「先生が私のためにしてくれたことを 先生の苦しみや淋しさを…」
「それを私が本当に知ることはできないかもしれない…」
「でも、だから…知らないふりして引き返すなんて、できるわけがないんです」
「お前が生き残る運命の他に、私が望むものなどないというのに…」
「私が望むのは、この運命を上書きして先生と一緒に生きること」
「それが、一番いい結末じゃないですか だったら、試しましょう」
先生も運命を上書きしていたこと、そして自分か先生のどちらかが必ず犠牲になることを知ってしまった望美様。それでもここまで自分を守ってくれた先生のために、運命を上書きすることを決める。それが、どんなに困難だとしても。
「あくまでも、この運命に立ち向かうと 引き返さぬというのか?」
「絶対に引かない あきらめない 私は運命に――負けない」
たとえどんな困難が待ち受けるとしても、2人が生き残る運命を見つけてみせる。神子の決意は固かった。
そして2人はお互いの決意を確かめ合うため刃を交わす。
……乙女ゲームという一点を除けば、主人公VS師匠という燃え展開なんだけどな。
「私が平安を壊す 先生と共に戦うために」☆
十六夜リズヴァーンルートバッドエンド。そして電波神子その1。
こちらのルートでリズ先生は自身が鬼であるということに負い目を感じており*2、彼女と共に居たいという自分の気持ちを押し殺して「一緒にいるのは飽くまで京に平安が戻るまで」として、実際戦いが終わるとどこかに消えてしまった。
それに対して望美様は、戦いが終わり平安になったから先生はいなくなった→平安じゃなければ戻ってくる→自分で戦いを引き起こせば先生にまた会える! というトチ狂った結論に至ってしまった。
そうして平安を壊すために京を転覆させることを目的として落ち武者や野盗を集め、徒党を組みリーダーになってしまった。
「変な選択肢あるしやってみよ」と考えて選んだら唐突に望美様がテロリストになっていて唖然としたプレイヤーは多いと思う。
「あと一息だ! この森を突破すれば、京はすぐそこ!!」
「一気に攻め入るぞ!」
徒党のリーダーとしてすっかり板がついてしまった電波神子。
なお雑兵が「も、もう駄目だっ! 龍神の神子の軍にはかないっこねぇよ」と言っていることからめちゃくちゃ強いらしい。
「先生は言いました 私と共に戦っていた時が先生の至福だと」
「先生の幸せが、私の幸せ」
「共に戦う理由が失われることで、先生との幸せが壊されるくらいなら……」
「私は自分で戦いを起こします」
何故京に攻め込もうとするか先生に聞かれて。思考回路は完全にヤンデレのそれである。
この人本当に情緒不安定なくせに思い切りだけはいいので……。
「私のために……!? それだけのために、京に攻め入ると?」
「はい! 先生を鬼と蔑む都を私は許さない!!」
いい返事だが、その行動力を他に活かせなかったのだろうか?
なお先生はこの後決心がついたのかヤケクソになったのか望美様に加担した。
「先生は私がわかっていないって言うけれど……」
「先生もわたしのこと、わかってません」
「…わかっていない……と?」
「私の気持ち、私の想い……全部に目をつぶってるのは、先生だって同じです」
「ただ生きるために、私は戦ったんじゃない 強くなったんじゃない」
「ただ生きるためじゃなくて、先生と一緒に生きるために…」
「それが私にとって本当に「生きてる」ってことだから」
十六夜リズヴァーンルートハッピーエンド。きれいな望美様。
気持ちを押し殺し自分のもとから去ろうとする先生に対し、この言葉を突き返した。
「なぜ…わからないのだ ここで生きることは、お前の幸福とならない」
「先生が先生の幸せを決めるように…」
「私は私の幸せを自分で決めます」
「鬼の一族と生きることがどんなに大変だとしても、私は先生と一緒にいたい」
「それが私の選ぶ、私の幸せです」
男前なプロポーズ。「先生の幸せが私の幸せ」と言っていたバッドエンドと違い望美様が自分の気持ちにも気が付いたうえで言っているのがポイント。
「朔だけじゃない 私も怖いよ」☆
「あなたも…怖い? 本当…?」
「あなたみたいに強い人でも怖いと思ったりするの?」
「当たり前だよ」
「あなたにもあるの? 自分の悪い予感に怯えて、進めなくなることが…」
「あるよ でもね――怖いから、前に進むんだよ」
朔ルートにて。逃げ続けた黒龍の真相を突き止めることを決意したが、それでも最悪の真実を考え怯えてしまう朔。
それでも進むことで見えるものがあると、親友を温かく励ました。
「脅しても無駄だよ 弓で射ても無駄だ」
「下がりなさい 私は、あなたたちに屈しない」
銀ルートにて。
白龍の逆鱗の真価を発揮し、全てを焼き尽くそうとする泰衡。それを止めようとする望美様だが配下の弓矢によって阻まれてしまう。そんなときこのセリフを毅然と返した。
なおこの後望美様は宣言通り、一斉に放たれた矢を全て切り落としついでに泰衡に斬りかかった。流石です。
「私は…平家へ行くよ 源氏のみんなを…捨てる」☆
「大切なもの、全部なくしても――」
「全部、全部、なくなっても……あなたがいればいい」
「さよなら、九郎さん さよなら、弁慶さん 景時さん、ヒノエくん」
「譲くん、敦盛さん、先生……」
「望美…何を言っているの?」
「さよなら――朔」
「きゃああぁあ!」
知盛ルートバッドエンド。そして史上最凶の電波神子。
知盛に恋をしてしまったが、戦場では敵同士であるふたり。そんな時彼女が下した決断は、[[源氏を裏切るために仲間を皆殺しにする>>皆殺しルート(ゲーム)]]ということだった。お前……。
知盛ルートは平家の神子になる展開かと思ったら普通にバッドエンドだったでござる。
なお(ほぼ不意打ちだったとはいえ)望美様はひとりで8人斬り殺したことになる。本当に吹っ切れると誰にも止められないお方なのである。
なお見ての通り最初に殺めたのは朔だが、このシーンはボイス付きであるため、悲鳴が無駄に生々しい。
全員切り殺したはいいが、知盛にとっては興ざめにも等しい行動であり、彼自身の手によってとどめを刺された。
深雪さん「ヒロインが攻略対象を皆殺しにするなんて……」
ユイ「私も前科あるけど、貴女だけは言っちゃいけないと思う」
「私の剣を覚えていて せめて、わたしの剣だけでも忘れさせない」
「戦いの中でなら、あなたを楽しませてあげられるよ 忘れられないくらいに」
知盛ルートにて。
何度も時空を越えようやく知盛と出会えた望美様。しかしこの時空で二人は出会っておらず、知盛は彼女など知らず相手にせずどこかに消えようとする。
知盛が戦いの中だけに生きる男だと知っている望美様は、せめて剣だけでも覚えていてほしいと勝負を挑んだ。
何故言い回しがここまでかっこいいのか。
「お前は・・・俺が欲しいのか?――切り刻む・・・ほどに」
「私はあなたを、欲しい あなたの全部が」
「血も肉も、骨も・・・魂も――あなたのすべてを、諦めない」
「あなたが生きてさえいればいいなんて、もう思えない」
「もっと楽しませろ 刻みつけてみろ そうでなければお前はただの一夜の相手にすぎないぜ?」
「あなたに、 私を刻んでみせる――」
知盛との戦いの中で。
ヤンデレと戦闘狂と武人が合わさりもうわけのわからないことになっている。
「夜が明けたな。この地の戦も終わったようだ」
「ここから百年、この地を揺るがす戦乱もない」
「じゃあ、幸せになれますね」
「なれるか?」
「しますよ、私が」
泰衡ルートエピローグにて。百年の時を越え、全ての因縁を終わらせた2人。
幸せになれるのかと問う泰衡に対して、自分が幸せにしてやると切り返した。
「それじゃあ、私は歴代のラスボスと戦ってくるね。――いざ!!」
DLCで歴代ラスボスと戦えるようになった際の、公式垢での望美様の発言。
やたらとノリが軽い。
「自力で逃げ出そうと思ったこともあったけど待っててよかったよ」
夢浮橋にて。幽閉されているヒロインを助けに行くイベントで、望美様の場合このコメントをする。
やりかねないのが怖い。
「まあ……けれど、すでに事は動き始めていますのよ」
「私はここにいて、けれど私の身は、すでにここにおりませんもの」
「残念ですわね すぐに和議も始められてしまいますわ」
「それは、どうでしょうね、政子さん」
大団円ルートにて。平家との和議の最中に闇討ちを図ろうとする政子。望美様はそれを止めようとするが、政子の計画はすでに止められないところまで動き始めていた……。と見せかけて望美様はさらにその上を言っていた。ここの「それは、どうでしょうね」の余裕の笑みは最高にかっこいい。
「私一人では、あなたを止めることはできないかもしれない」
「ずっと、止めることができなかった」
「けれど、私はひとりじゃない」
「八葉が、白龍が、朔がいるから――一人じゃない」
「私は諦めない あなたを、ここで止めてみせる」
和議をかなえようとする彼女の想いと政子への啖呵。
和議を実行することができる大団円ルートは全ルートクリア後にようやく見れるものであるため望美様の言葉は重く、何よりかっこいい。
「この世界を食らいつくして 私はさらに強大になる!」
「そうはさせないわ!」
「あの世界を守ったようにこの世界も私たちが、守る!」
大団円ルートの最終決戦。現代の鎌倉を守るための最後の戦いが始まる。
時空を隔てたあの世界と私たちのこの世界
どちらもかけがえのなく、美しい――私の故郷だ
どうか、二つの世界がいつまでも美しくありますように
遙かなる時空を隔てたあの世界にも私の祈りが届きますように
出典:遙かなる時空の中で3 Ultimate コーエー 2017年2月23日発売
出典:遙かなる時空の中で3 with 十六夜記 愛蔵版 コーエー 2009年3月19日発売
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▷ コメント欄
- なんか「望美様」っていう作品に登場するキャラクターにも見えるし、カッコ書きするなら、(遙かなる時空の中で)ってした方がいいのでは? -- 名無しさん (2021-01-06 06:13:05)
- 牢のエピソードクッソワロタ -- 名無しさん (2021-01-06 09:30:50)
- ピンクの字は読みづらいので変えさせて貰った 建て主が嫌なら戻してくれても構わない -- 名無しさん (2021-01-06 10:19:29)
- 敵大将相手の名乗りが様になりすぎててときめくほかない -- 名無しさん (2021-01-06 12:11:22)
- 桜の花弁を斬る修行をして切れるようになる下りはマジで笑った。剣豪すぎる -- 名無しさん (2021-01-06 17:00:32)
- 乙女は強くなくっちゃね! -- 名無しさん (2021-01-06 18:15:59)
- う~んルートによっては電波な時もあるけどかっこいいの一言!!あと、戦闘シーンで剣を構える動き凄く好き。 -- 名無しさん (2021-01-06 18:50:56)
- 深雪さんはシンプルにやべー奴だから匹敵してもしゃーない -- 名無しさん (2021-01-07 22:16:42)
- 夢浮橋で他の神子は襲われて「きゃー!」って悲鳴上げたり逃げようとしてるのに、望美様だけ「戦わなくちゃ!あ、剣がないから戦えないじゃないどうしよう!?」で剣探し始めるからな・・・(結局この作品では戦わないんだが)。何やってんすかアンタ。 -- 名無しさん (2021-01-07 22:58:04)
- 譲ルートは相手がゾッコンだからそこまで男前発言は必要ないんだが、それでもグイグイ自分から迫ることが多い。 -- 名無しさん (2021-01-07 23:13:15)
- どんな攻略対象の男よりも主人公が一番かっこいいの草なんだよな -- 名無しさん (2021-07-05 13:18:21)
- 何だろうこの感じ、ポケモンのサトシをさらに発展させた感じというか -- 名無しさん (2021-07-25 10:37:33)
- うわ、舞台あったんだ!見たいなー、円盤あるかな? -- 名無しさん (2022-02-28 00:37:51)
#comment(striction)
*2 そもそも鬼は前作までの敵キャラなので未だに恐れる者も多い
コメント
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