登録日:2020/11/11 Wed 02:11:55
更新日:2024/05/23 Thu 11:07:08NEW!
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忍者戦隊カクレンジャー 貴公子ジュニア 妖怪軍団 妖怪 大幹部 遠藤憲一 ギタリスト オカマ オネエキャラ ヘビメタ ヘヴィメタル 聖飢魔ⅱ 革命のエチュード 骨 骸骨 ナルシスト 冷酷 戦隊悪役 エレキギター ピアノ 濃すぎるキャラクター性 ガシャドクロ 黒の貴公子 エンケン
※推奨BGM:「せいばい!」
何だ何だコイツは?
妖怪の新しいボス・貴公子ジュニア登場!
ジュニアが、ケウケゲンを暴れさせ、巨大獣将も大ピンチ!
カクレンジャー!獣将ファイターと一体化して、戦うんだ!
忍者戦隊カクレンジャー!
俺は貴公子だ!!
[#include(name=テンプレ2)]
いい事、皆!我々妖怪は封印の扉が開き、力を取り戻した!
今こそ一致団結してカクレンジャーを倒し、妖怪のパラダイスを作んのよ~!
恐怖と憎しみがこの世で一番!とことん人間を苦しめて、私たちの奴隷にすんのよ~!
出典:忍者戦隊カクレンジャー/東映/第23話「電撃!!白い怪鳥」/1994年7月24日放送
貴公子ジュニアとは『忍者戦隊カクレンジャー』の登場人物。
第14話「俺は貴公子だ!!」から第31話「見たか!!新将軍」に登場した。
演:遠藤憲一
テーマソング:黒の貴公子(歌:x10)
目次
【概要】
黒い骸骨を模したコスチュームを身につけた聖飢魔II……もといヘヴィメタル風の格好をした人物で、おネエ言葉で話す。
その正体は「妖怪世界ではその人あり」と言われて恐れられる実力者で、妖怪大魔王の息子。
これまで個別に好き勝手に行動していた妖怪軍団に現れた指揮官であり、配下の「花のくノ一組」や妖怪を指揮してカクレンジャーの前に立ちはだかる。
とある屋敷を拠点にしており、そこではピアノも演奏する。
人間界での移動手段は赤いスポーツカーも扱う(運転はドロドロ)。
【性格】
非常に過激でエキセントリックな性格で、常に青いエレキギターを持っていて事あるごとにそれを弾き鳴らして感情を表現する。
不甲斐ない戦いをした妖怪には暴力を振るうようなこともあるが、カクレンジャーを分断させて切り札である獣将ファイターを使わせないようにするように指示するなどカクレンジャーの力を分析して的確な指揮を行う優れた指揮官である。
自身の戦闘力も極めて高く、ニンジャレッドやニンジャブラックを一対一では完全に圧倒し、実力者の百地三太夫をも殺害するほど。
妖怪大魔王の後継者であることに高いプライドを持ち、大魔王が重用する軍師白面郎のことは快く思っておらず、その働きは認めつつも信用していない。
カクレンジャーからは、ザシキワラシの件もあって激しい敵対意識を持たれている。
ユガミ博士曰く「怒ると何をしでかすか分からない」と言われる人物だが、仲間の妖怪に対する仲間意識は高い。
確かに言動は暴力的なのだが、カクレンジャーに負けそうになったケウケゲンを「妖怪の面汚し」とまで言いながらも始末するわけではなくユガミ博士に強化を命じてチャンスを与えていたり、アミキリの魔剣を破るためにカクレンジャーが近くで撮影をしていた少年の写真を分析しようとしていると見ると、少年を誘拐して阻止するなど細かく目を配らせてサポートしている。
完璧な演技でカクレンジャーを罠にはめて倒したサルガミとその配下には「アカデミー賞ものの演技」と絶賛し、一人ずつ握手しながら賞賛の言葉をかけるなど、言動はともかくとしてけっこういい上司かもしれない。
また、きちんと物事の分別を付けられる人物のようで前述のように白面郎のことは信用していないが、それよりもカクレンジャー抹殺を第一に考えているようで白面郎がカクレンジャーを倒そうとした時にはモニターで見ながら応援していた。
デザイナー・篠原保氏によると制作の経緯は覚えていないそうで、ハードゲイっぽい要素を盛り込んでいるのは確かだがその理由も自分から出たのか提案があったのかも覚えていないそうだ。
【正体】
◆ガシャドクロ
ハハハハハ!一月経たないうちに大魔王様があの扉から現れ、この地上の人間も動物も植物も、生きとし生けるもの全て滅び!『妖怪の天国』が完成するのよ!
ハハハハハハ!ハァーハッハッハ!!
出典:忍者戦隊カクレンジャー/東映/第31話「見たか!!新将軍」/1994年9月16日放送
貴公子ジュニアの正体である、巨大な動く骸骨の妖怪。餓者髑髏。
現代風になった結果、無数の人骨が組み合わさったアメリカの軍人のような姿をしており、身体の左半身は迷彩柄になっている。
毎回妖怪の解説をする講釈師もガシャドクロの資料は持っておらず、後に三太夫によって正体が明かされ、その際に「妖怪の中でも一、二を争う凶悪な奴で、人間であれば誰彼構わず取り殺してしまう恐ろしい妖怪」と解説された。
接近戦ではギターを変化させた骨の剣やチェーンソー、遠距離では手から発射する破壊光線で戦う。
やはりその戦闘力は高く、獣将ファイター程度では全く太刀打ち出来ず、カクレンジャーが忍之巻を手に入れるまでは終始圧倒し続けた。また巨大な顔だけを出現することも可能で、その際には破壊光線で攻撃することも。
モチーフは軍人。
デザイナー・篠原保氏によれば、「元々は『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のドーラモンスターとしてデザインし、ミリタリー要素は後に付け加えた」とのこと。
パワーレンジャーにはこの形態のみで登場しているが、設定がリタ(バンドーラ)の弟に改変されている。中の人絡みで向こうではバンドーラが後年のシリーズで善人に変わった姿が天空大聖者マジエルとなっているので、マジエルの弟はガシャドクロ、父親は大魔王というある意味トンデモ設定になっている。
【活躍】
第14話で、カクレンジャーと交戦して負けそうになった妖怪ケウケゲンを助けて自分の館にワープさせると、その不甲斐ない戦いぶりを激しく叱責。
ユガミ博士に新しい力を与えるように指示し、館の妖怪ゴロツキたちと気勢を上げる。
続く第15話では酒に酔って一度に100匹も妖怪を殺し、妖怪監獄に入れられていたシュテンドウジ兄弟を解放。
さらに、配下の「花のくノ一組」と共にカクレンジャーを分断させて全滅寸前に追いやるなど、その後もその優れた指揮能力でカクレンジャーを苦戦させていく。
カクレンジャーとは、第18話で善良な妖怪ザシキワラシを悪の妖怪にした上に殺害したことなどから激しく敵対するが、自身の高い戦闘力もあって圧倒。
恐るべき強敵としてカクレンジャーの前に立ちはだかり続けた。
みんなノッてるかーい!!
「「「Yeaaaaah!!!」」」
いよいよ待ちに待った日が来たわ!我らが妖怪の大魔王を蘇らせて、地上に妖怪天国を作るのよ!
その為に私が今から祈祷を始めるわ! 名付けて!
『貴公子ジュニア ON STAGE 』!!
しかし、カクレンジャーに送り出す妖怪は倒され続け、第23話で待ちくたびれた妖怪大魔王から自分を早く外に出すように催促されてしまう。
そこで、街に妖怪ドクロのタワーを出現させて大魔王を甦らせるためのロックコンサート祈祷「貴公子ジュニア・オンステージ」を開催。
大魔王へのお供えにするために子どもたちを次々に石に変えていく。
祈祷を守る妖怪ウミボウズは倒されたが、無敵将軍を倒してさらに獣将ファイターを圧倒。さらに、街を浮上させて結界を張ってしまう。
これによってカクレンジャーは完全敗北となり、隠流忍法の極意をマスターするためにバラバラに別れて忍之巻を手に入れるための旅に出ることになった。
その後は忍之巻を探すサスケの邪魔をしたり、直接サイゾウとセイカイを襲撃するなどして妨害するがカクレンジャーは忍之巻を手に入れて再び集結。
第30話で再戦となるが、カクレンジャーの新しい力、超忍獣の前に追い込まれてしまう。
その場は軍師白面郎の介入で撤退するが、白面郎のことが気に入らないジュニアは大魔王に「この男だけは信用なりません」と進言するが聞き入れられず、白面郎に信用されたければカクレンジャーを倒すように命じる。
命令を受けた白面郎とカクレンジャーの戦いの様子をモニターで見ていたジュニアは、白面郎が三太夫と裏で繋がっていると見て三太夫を襲撃。
三太夫の忍術をものともせずに三太夫を殺害すると、怒りに燃えるカクレンジャーと最後の決戦に突入。
再びカクレンジャーを圧倒し、カクレンジャーボールまでも跳ね返して追い詰めるが、ツバサマルが現れて雷鳴剣ヒカリマルをニンジャレッドに授ける。
ニンジャレッドはカクレマルとヒカリマルを合体させ、隠流雷鳴斬を放つと遂にガシャドクロは大ダメージを受けてしまう。
ダメージを受けたガシャドクロは巨大化。
ユガミ博士の最大の発明「クラッシュビーム」を受け取ってパワーアップし、右腕からの火炎放射やクラッシュビームで超忍獣を追い詰めていく。
しかし、三太夫の言葉でカクレンジャーは超忍獣を合体させて「隠大将軍」を誕生させると「鉄拳ゴッドフィニッシュ」でクラッシュビームを破壊されて大ダメージを受け、さらにツバサマルも合体した「スーパー隠大将軍」と空中戦を行うも「鉄拳フライングフィニッシュ」で、遂にガシャドクロは倒された。
出典:同上
ユガミ博士「ジュニア様〜!」
爆発と共に、バラを咥えたガシャドクロの顔が散っていくという、何ともキザな彼らしい派手な最後を迎えるのだった。(ちなみに近くにいたユガミ博士はスーパー隠大将軍の眼から放った光線で封印の扉を破壊され、その瓦礫の下敷きとなって「私だって…私だってまだ死にたくない……」と遺し、死亡した。 )
なお大魔王は「何があっても後継者は息子と決めていたのに」と本気で悲しんでいたが、白面郎が本当の裏切り者であった事も含め二重のショックだった事は言うまでもない。
【その他】
貴公子ジュニアを演じるのは、現在では主役・助演と幅広く活躍する遠藤憲一氏。
バラエティー番組では、彼の恥ずかしい下積み時代の定番VTRとしてお馴染みであるが、遠藤氏にとってもジュニアは思い入れのある役だと言う。
最初は近所の子どもたちから「カクレンジャーをいじめないでね」と言われる程度だったのが、何度もカクレンジャーを返り討ちにしたり、邪魔をするジュニアの悪役振りが高まるにつれて最後には「死ねー!」とまで言われて当時はすごくへこんだとか。
このエピソードは、遠藤氏がカクレンジャーの思い出話を語る際には必ず話す程の十八番となっている。
遠藤氏に限らず、スーパー戦隊シリーズをはじめとする子供番組で悪役を演じた為にプライベートで散々な目に遭った役者は少なくなく、遠藤氏も後に「子供番組で悪役やるのは相当覚悟しないと…」と語っている。
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▷ コメント欄
- ガシャドクロのデザインはガバリンのラスボスであるビッグベンと瓜二つなんだけど、これがモデルなのかな? -- 名無しさん (2020-11-11 07:46:51)
- ラスボスの一人息子ポジで中盤で死んだキャラって珍しいよな -- 名無しさん (2020-11-11 18:34:48)
- ガシャドクロのデザイン当時から好き。 -- 名無しさん (2020-11-11 18:35:40)
- パワーレンジャー版のガシャドクロはリタ(バンドーラ)の弟でギャグキャラなんだよね…向こうでは無敵将軍に(原典の映像編集で)やられたりしてるけど、普通に復活もしてる -- 名無しさん (2020-11-11 18:46:39)
- 割と長く出てたはずだが、配下の「花のくノ一組」が最終回まで出続けたせいか、すぐに退場したかのような印象がある -- 名無しさん (2020-11-11 19:50:37)
- エンケンさんといい、ラディゲやバスコの中の人達といい、顔出し悪役は大変な仕事だよね… -- 名無しさん (2020-11-11 20:51:02)
- ↑お願いだから、子供たちも役者さんたちを苛めないでね.......そーいえば、エンターを演じた御方は大丈夫だっただろうか? -- 名無しさん (2020-11-12 00:11:15)
- 似たような意味の言葉を繋げたせいで「貴公子と呼ばれる人物の息子」みたいになってしまった良く分からない名前の持ち主。 -- 名無しさん (2020-11-12 12:40:59)
- >毎回妖怪の解説をする講釈師もガシャドクロの資料は持っておらず 昭和時代に創作された妖怪だから? -- 名無しさん (2020-11-12 12:53:11)
- 愛用のギターはライブマンでギターラズノーが使っていたものの流用だったりする -- 名無しさん (2020-11-12 13:04:18)
- エンケンさんは後に『マジマジョピュアーズ』で久々に特撮番組のボスを演じたけど、あちらは和解エンドで落ち着いたな -- 名無しさん (2020-11-13 01:20:50)
- 口調と格好でネタキャラっぽいが、カクレンがシリアスな雰囲気にシフトチェンジする契機となった強敵。 -- 名無しさん (2020-11-13 11:15:57)
- エンケンさんが当時の思い出話を語っているのをTVで見かけたことがあるけど、捨て台詞を吐きながら気球に乗って退散する回(なんでわざわざこんな演出にしたのかは分からないとの事)では、撮影が終わってもかなり長く待機させられる羽目になり、結局あの恰好のまま地面に降ろされてフツーに家に帰ることになったため周りの人の目がかなり恥ずかしかったそうだw -- 名無しさん (2024-02-15 23:35:00)
- >爆発と共に、バラを咥えたガシャドクロの顔が散っていく ドロンボーメカの爆発じゃあるまいし。ネタにしたのか? -- 名無しさん (2024-05-12 05:29:14)
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