アキトはカードを引くようです

ページ名:アキトはカードを引くようです

登録日:2020/10/24 (土曜日) 12:00:
更新日:2024/05/23 Thu 10:48:57NEW!
所要時間:約 14 分で読めます



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mf文庫j カードバトル コミカライズ よう太 月刊コミックアライブ ライトノベル aa アキトはカードを引くようです 川田良悟 浅草九十九



概要

アキトはカードを引くようですとは、川田両悟氏によるライトノベルである。
MF文庫Jから発売されており、挿絵はよう太氏。既刊3巻……だが、2020年4月以来音沙汰が一切なく、打ち切りだと思われる。
月刊コミックアライブにてコミカライズもされているが、こちらも全3巻打ち切り。


元々は2014年から始まったやる夫スレで川田氏のweb上の名義である◆V3JH9gEFEA作の「やる夫はカードを引くようです」という作品が原作で、ゴブリンスレイヤーと同じくやる夫スレを小説用に直したものである。


あらすじ

女神が人類に与えたカードの力で全てが決まる時代――鉱山労働者・高槻アキトは、いつか世界の覇権を争うカードマスターの一人として、世界中のバトルカードを手に戦う野望を抱いていた。そして迎えた人生を賭けた運命の“重労働ガチャ”――大量のガチャチケットと共に人生の夢も希望も溶けていく極限の運試しの末、アキトは一枚のカードを引き当てる。カードジャンキーと強欲秘書によるバトルアクション


登場人物


主人公とその周囲


高槻アキト

AA版配役:やる夫
鉱山労働者の父から生まれ自身も鉱山で働く青年。運というものが致命的に悪く一回10万GPのガチャで数十GPのお菓子を引くほど(しかもこれと似たような引きを19回繰り返す)。労働者の時は口数も多くはなく人付き合いも苦手でとっつきにくい性格だったがキャロルを引いてCVCを目指す前準備としてコロッセオに通うようになってからは少し明るくなり知り合いも増えた模様。


ろくな娯楽のない劣悪な環境で育ったためかカードのことが大好きでカードを見れば誰のカードでも欲しがり使えないとされるカードや性格に難があるカードでも懸命にその魅力を生かそうとする。その反面カードを失うことを非常に嫌いコロッセオの個人戦ではカードを破壊されそうになったら降参してしまうことも。


カードを操るマスターとしての腕は素人であったにもかかわらずバトルカードを手にした最初からそれなりに扱えていた。メリッサやナツメと組んでからは所持するカードの特性から防御寄りの操作技術を重点に伸ばしカードを狙って破壊するのが面倒くさいとまで言われるようになる。また、自身の運の悪さからあまり高いステータスのカードを手に入れることが出来ず大抵は対戦相手より弱いとされるカードで戦うことが多く奇策やカード同士の連携も自然と磨かれていった


秘書カード:(金銭特化)NO.371
AA版配役:フレンダ=セイヴェルン
本名キャロル・オールドリッチ。金銭特化の名の通りお金が大好きでお金を稼ぐのも貯めるのも人がお金を失うのも好きな銭ゲバ強欲秘書。アキトからはキャロと呼ばれている。漠然とした憧れだけでCVCにいきなり挑戦しようとしていたアキトに今の資金と実力では無謀であることを教えコロッセオやカードについての知識を学ばせる。リスクに関しては慎重に考える方で、マスターであるアキトが無茶をする時は諫めている。が、アキトがそれについてしっかりと考えた末に行動を起こしていることが分かれば「本当にできるのかよ」と愚痴りながらも協力してくれる。マスターに影響されているのかカードに対しても道具として扱うようにいうことはなくそれなりの情はある模様


鈴木
AA版配役:石田光司(カイジ)
アキトと同じ鉱山労働者の気弱な中年。仕事終わりに腰を痛めて歩けなくなっていたところをアキトに助けられた。アキトの助言で重労働ガチャを回し、ゴットカードを手に入れる。カードの効果で女神を呼び出し、その祝福によって若さと美貌、知識、健康な体を手に入れるが一気にそれらを手にしたことで気弱な性格から尊大になってしまう。それでもアキトへの恩は忘れてはおらず自分が所有していたガチャのチケットをアキトに渡し女神の世界へと旅立っていく。そしてこのチケットが、アキトがキャロを引く大きな助けとなる


指田
AA版配役:佐原(カイジ)
アキトと同じく鉱山労働者。鉱夫などよりもっと華やかな仕事のほうが向いてそうだと形容されている整った顔の青年で、ゴットカードを引こうとやっきになっていた労働者から自分のチケットを転売することで金を稼いでいた。鈴木がゴットカードの効果で豹変したのを見て「成功したなにかに乗っ取られた」と表現し、ゴットカードへの興味を完全に失う。


ナツメ
AA版配役:キタロー(ペルソナ3)
コロッセオで出会ったアキトより年下のCVCに挑戦しようとしている少年。アキトより先にコロッセオで闘っていたためかなりの実力者。飄々としていて何事にも興味なさそうな態度をとっているが秘書のヴィクトリア曰く「おツンデレ」。
アキトやメリッサとはコロッセオでの団体戦で同じチームとなった縁でチームを組む。その若さで特化型秘書よりさらに高い無印秘書を持っていることからメリッサに疑問を持たれているがはぐらかしている。


判断力がよくチームでは攻撃役と司令塔を兼ねる。またカードに対しては大事にしているもののあくまで道具であるという認識でいざとなった時に囮として捨てられないと危険をさける方法が相手より劣ってしまうとカードを大事にしすぎるアキトに忠告した。


秘書カード NO.12
AA版配役:エリザベス(ペルソナ3)
本名ヴィクトリア。ナツメに付き従う無印秘書(巨乳)。主人に対して並々ならぬ愛情をもっており似合わないパーティー用の帽子を被った姿を写真に撮ったり、からかったりしている。とはいえ仕事ぶりは有能で、情報屋に敵の情報を調べさせた際口止め料を追加報酬という名目で金を渡すなど隙がない。キャロからは少しだけコンプレックスを抱かれている。


メリッサ・ロー
AA版配役:カレン・オルテンシア
ナツメと同じくコロッセオでアキトとチームを組んだクールな外見の美女。外面こそクールなものの自分で出した「一度でも負けたらチームは解散」という条件を練習が足りなかったらノーカンとしたり体力不足に危機感を募らせて山登りに2人を付き合わせて1人だけ先にバテておんぶしてもらうなど中身は残念。CVCに対してあまりいい感情は持っていないようで事あるごとにCVCのネガキャンをしているがその背景を話そうとはしない。


マスターとしての腕は防御寄りで隙をみて強力な一撃を打ち込むカウンターパンチャー。チームでのポジションは戦況に楔を打つ遊撃担当。アキトからは似たようなスタイルなので参考にされているが彼の成長速度が著しく少し危機感をもっている。


コロッセオの人物

サトシ
AA版配役:禁書のモブ(ハゲ) モブだからか名前もキャラデザもほぼ変更なし
使いにくいとされるケモノ系のカードを使いこなす熟練のマスター。初対面はアキトのチームとは敵チームとしてコロッセオのゲームに参加し、アキトが囲まれているのをみて哀れに思ったのか傍観していた。このことをアキトに覚えられていて試合中に一対一になった時にアキトがサトシのカードのボルコにとどめを刺さなかったことを手を抜いたとして怒るが彼が前述の借りを返すと弁明したことで逆に失礼なことをしていたとして詫び、再戦を誓った。雷光のサトシと呼ばれているがどちらかというとカード操作の腕ではなくハゲた頭に対しての異名らしい。



バトルカード

暗闇に舞い降りた闇を断つ白銀の闇を切り裂くナイト
AA版配役:ブロントさん
ランク:R、AP3800、DP:4000

僅かな時間、自身のDPを二倍にし、周囲の敵からの攻撃を自分の盾に引き寄せる。この効果中にダメージを受けた場合、このカードが破壊されることはないが、ダメージの蓄積がこのカードの体力を上回っていた場合、効果終了時にこのカードは破壊される。また使用後にこのスキルを再度使用するには若干のクールタイムを必要とする
盾に攻撃を吸い寄せる防御スキル。DPが8000になるためRランクの最大値7999では抜けなくなる。Rのスキルでのステータスの強化値が二巻までで1000以下である事から破格の強化だが効果時間が短く再使用するにも若干という割に長い。また、スキルの効果中に複数のカードで攻撃されるとその攻撃全てがロメオに引き寄せられる弱点がある。
テキストに書かれていないがこのスキルによって集められた攻撃が盾に当たる直前に誘導が切れることが判明し、その一瞬を利用すれば一点に収束した攻撃を受け流すことができる。これによってただ受け止めるより遥かにダメージを抑えて防御ができる。


金の長髪に白銀の鎧と円盾、剣を持ったナイト。アキトが初めて手にしたバトルカードで安く売られていたところをアキトが買った。この長いカード名とは別にアルファロメオという名前がありアキト達にはロメオと呼ばれている。メインスキルは強力なのだが独特な言い回しと口の悪さ、性格が合わないとマスターに従おうとしないなど使いづらいカードとされキャロとも最初は合わなかった。しかしアキトは彼のことを気に入り、彼もアキトをマスターと認め彼を守ろうとする理想的な関係を築けている。


武装真徹甲 マスラオ
AA版配役:アカツキ(アカツキ電光戦記)
ランク:R、AP4600、DP:5000

カウンター系のスキルだが、詳細不明

メリッサの所有する半身が機械化されたバトルカード。基本的に有名なカードはUR以上である今作の世界でRランクでありながら有名なカード。礼儀正しい硬派な武人で、仲間思いな漢。ロメオからは軽口で煽られてそれを煽り返したりする仲。


アンドロイド・ウォリアー 部隊 02 エイブラハム
AA版配役:ギルガメッシュ(FF)
ランク:R、AP4800、DP3800

使用後、戦闘終了までこのカードの腰に無限に武器が取り出せるウェポンラックが出現する。ここから取り出した武器を使用する場合、このカードのAPは元の数値から500上昇する。
ウェポンラックからランダムに出てくる武器を出し自分を強化するスキル。武器が破壊されてもいくらでも補充することが可能で継戦能力を上げるスキルだが強化がしょっぱい。そして武器の投擲はできるが銃などの遠距離武器は出てこない模様。

使用後、背中から複数のアームを出し手数を増やすことが可能になる。この効果は戦闘終了まで持続する
腕が生えて手数が増える。といえば聞こえがいいがメインスキル込みでないと使いづらく能力も上がらない。そしてメインスキルの弱点から手数が増えても攻撃範囲が増えない。ナツメ曰く「こけおどし」。ナツメも惜しげもなく使っていた。

















ネタバレ注意






アナザースキル第二段階<自爆>
使用後、このカードは、APの1.5倍の威力を持つ広範囲ぶ及ぶ爆発を起こし、自身も破壊される。
アナザースキルを使った後に使える自爆スキル。アナザースキルという隠されたものにさらにもう一つ隠された先があるとは誰も思っておらずグレゴリオ達の油断を誘い勝利をもたらした。マジックカードにも同じような自爆用のカードがあるが射程が抱き着くぐらいの距離らしいのでそれよりも強力といえる。ナツメは増えたアームで地形を乗り越えていく動く爆弾と表現していた。
とはいえこのスキル、知っていればそこまで強くない。なにしろ一度アナザースキルで変形してからでないと発動できず知っていればバレバレであり奇襲性では前述のマジックカードに劣る。
カードバトルにおける情報の重要性を如実に表したスキルカードといえる

隈取を模した発光パターンが顔のモニターに出ている歌舞伎役者のようなロボット。気さくな性格でロメオとも衝突することなく接することが出来ている。そこまでスキルが強力なカードではなくアナザースキルもバレてしまっているため安いカードだが性能はまあまあいいのでナツメが使っている。


黄金郷の占星術師アニス
AA版配役:ブリジット(GG)
ランク:R、AP:4200、DP:3000

このスキルは、手元に水晶玉が四つ以上残っていない限り使用できない。使用後、周囲に障壁を張り、遠距離攻撃に対して内部にいる味方のDPを1000上昇させる。
水晶玉が角錐の頂点となり光のピラミッドを作り内部の味方の防御を固めるスキル。カードに書かれていない隠された効果としてピラミッド内部に入ろうとしたものを感知できる。遠距離攻撃に対しての防御力上昇と書かれているが内部に侵入された爆弾トークンに起爆されても適応されないので恐らく外部で発動した攻撃に対してのバフなのだろう。

使用後一定時間、このカードの水晶玉同士が引き合い、それぞれの正確な位置を探ることが出来るようになる。引き合う水晶玉の対象は損傷していても効果を発揮する。
操作している水晶を感知するスキル。水晶玉が反応するのでそれを持ってさえいればアニス以外のカードでも水晶玉を感知することが出来る。損傷に関してはスキル発動前に粉々になっていても適応されるのでわざと相手に砕かせてその粉末を付着させることで疑似的なマーカーとして使用できる。砕けばこのスキルの対策が困難になり砕かずにいると水晶玉に手間取られさらに基本的に秘匿されるアナザースキルという性質から水晶玉をわざと破壊されるという目的がバレにくくかなり厄介なスキル。

メリッサが使ったカード。中東の女占い師のような恰好をしているがAA版の配役から分かる通り男性である。
性能としては6つの水晶玉を空中に浮かせて操作するトリッキーな戦い方が得意で接近戦や1対1の戦いは向いておらずサポート向き。死霊術士の対策として使われた。


暗澹たる死霊術士
AA版配役:吉良吉影
ランク:R、AP:7700、DP:2500

使用後、このカードの基本能力値と同じAPとDPを持つ【疾駆する亡獣】トークン(AA版配役:シアーハートアタック)を1枚場に出す。このトークンは自立行動し、破壊されても即座に再生する。このトークンは【暗澹たる死霊術士】がカードに戻るか破壊されたとき場から取り除かれる。
高速で動き敵を追いかけるトークンを出現させるスキル。これにゴブリンのメインスキルをつかって追尾爆弾として運用していた。このトークンもいくらダメージを受けてもその場で復活するので自爆との相性が非常によく対策していたにも関わらず大いにアキト達を苦しめた。弱点は元ネタと同じく自動で熱源に対して追尾するので本体が操作できないこと。熱源であれば何でも追ってしまうので何らかの対策をしていないと味方にも当たりかねないこと

ボロ切れのようなローブと錫杖を持った痩せこけた男性のカード。APがRカードの上限に近く逆にDPは低いピーキーなカード。グレゴリオ達のキーカードとして投入された1枚。試合の流れは終始こいつが握っていた。
人をバラバラに分解してパーツを取り換えっこして遊ぶという残虐な趣味を持っておりカードとマスターは互いに影響を及ぼす悪い例として描写され、使い続けるうちに良心のタガが外れていき最後にはこのカードに操られて連続殺人を犯し始末されたという噂まで出回る禍々しいカード。


破砕の大鎧アグニム
AA版配役:傷の男(鋼の錬金術師)
ランク:R、AP:5200、DP:4000

このスキルの使用後、戦闘終了まで、このカードの攻撃を当てた対象のDPがこのカードのAP以下であった場合、その命中した部分を破壊する。
腕での攻撃を当てるとその部分を粉々に粉砕するスキル。胸や腹に当てれば一撃で致命傷にできる強力スキル。構造物に対しても適用でき建物を粉砕しながらショートカットしロメオ達の逃走経路を先回りした。弱点はこれ自体にAPを上げる効果は無くDP5201以上のカードがあればこの効果は発動しない。また、クリーンヒットしないと発動せず破れかぶれで使っても効果は発揮されない。いくら破壊しても武器がでてくるエイブラハムのメインスキルとは相性が悪く苦戦させられた。

鎧に身を包んだ大男。武器は持っておらず徒手空拳で闘う。寡黙で死霊術士のことは内心よく思っていないが一応は仲間なので守っている。


ゴブリンの爆弾製造者
AA版配役:猫草(ジョジョの奇妙な冒険)
ランク:R、AP:1、DP:2000

スキル使用後一定時間、意志を持たない者か、このカードが接触しそれに同意したランクRのバトルカードに自爆効果を付与できるようになる。この効果を受けた対象は受けた対象かそれを操作する者が敵と判定した相手に接近した時、この対象のAPに1000足した威力の爆発を起こす。
触れたモノを爆弾に変えるスキル。爆発の威力が爆弾化させた対象のAPに依存するのでAPの高いカードが高威力の危険物に早変わりする。とはいえ普通にAPの高いカードを対象にすると割に合わないので無限復活する亡獣トークンを爆弾にしていた。自爆しても亡獣トークンは一度死んでいるわけではなく破壊されたそばから再生している判定なのか一度かけた爆弾化が解除されることはなかった。

背丈の小さいゴブリンのカード。APはいうまでもなくDPも貧弱なカードだが、スキルが強力でグレゴリオ達のもう一つのキーカードとして使われた。




緋眼の吸血少女
AA版配役:弓塚さつき
ランク:R、AP:4500、DP:3000

相手の体に爪が刺さっている状態で使用可能。相手の体から生命力を吸収し、それに応じて自身の傷を癒やすことができる。この効果は、爪が相手の体に刺さっている限り持続する。
爪から相手の血を吸い体力を吸収回復するスキル。吸血鬼カード特有の丈夫さも相まってしぶとい活躍ができる。持続ダメージを与えられるがその間相手を行動不能にできるわけではなくクロスレンジで静止しているので反撃に遭う可能性がある

眼帯を付けた吸血鬼少女。鋭い爪での攻撃と俊敏な動きが強み。マスターのナツメ曰く恥ずかしがり屋なようでアキトが使ってみたいと思って見ると避けるように隠れてしまった。


ボルコ
AA版配役:ピカチュウ
ランク:R、AP4000、DP3200

スキル使用後、範囲内にいる相手を追尾する炎を放つ。この炎はこのカードのAPに1000足した威力になる。

テキストは不明だが、炎を纏いながら自身を加速し、急停止と再加速を短時間可能な状態で体当たりを行えるスキル

サトシが持っているカード。小さな犬くらいの大きさの四足歩行の龍っぽい生物で、「リュウッ」と鳴く。なかなかかわいらしくロメオも斬るのに気が引けていた。人間がカードを操る関係上人の形から外れているボルコなどのケモノカードは操りにくいらしい。


女神

メイア・スターズ
AA版配役:星井美希
鈴木が引いたゴットカードから呼び出された女神のうちの一柱。ツインテールの美女でその人気は主神である天津風ヒカルをしのぐこともあるという。




用語


女神

ある日突然世界に降り立ち、ガチャとカードを与えた超常的存在。普段は神の世界に住んでいるとはいえその様子はゴッドヴィジョンというもので毎日放送されているようでアイドルのような扱いになっている。九柱いることが明言されている


GP

この世界でのガチャを引くために必要なポイント。元々はこの機能しかなかったのだがいつのまにか世界共通の通貨として流通していった。安月給と書かれた労働者で月二十万、数百GPで食事一回分なので円と大体同じ価値なのだろう


コロッセオ

CVCを目指す人達の登竜門。ここで腕を磨き、有望なことをカンパニーの人間に見せつけることでスカウトを受けようとしたり、CVCから落ちてきて再起を図る人もいる。様々なルールがあり、一枚だけカードを操り対戦相手のカードと戦わせるワンカード・ワンキル、大勢のマスターを集めてチームを二つに分け、勝敗を決めるレッド・オア・ブラック、三人一チームでカードも三枚の3on3など。


カード

女神がもたらした奇跡。人の力を超えた力や富、若さを保つカードや不治の病を治すなどさまざまなものがカードに封じ込まれている。コールと呼ぶと中のものが出てくる。期限付きのものがあり、ガチャで手に入れてから決められた期間手元にあるがそれを過ぎるとガチャに戻る。キャラクターカードの場合ガチャに戻る時と所有者が変わる時に持ち主の記憶は消える。とこの期限は持ち主が変わっても変化することはない。したがって期限付きのカードは手に入れてから時間がたつごとに価値がどんどん下がる。


ガチャ

カードを手に入れるために必要な機械。重労働ガチャはガチャの一枚で一回回せるチケットを労働の報酬として給与とは別に配布される。コロッセオにもGPを消費してカードを手に入れることのできるガチャが設置されており一回3万GP、CVCのEランクのガチャは一回10万GP


秘書カード

CVCを行う、つまりカンパニーを設立するのに必要なカード。数千万で取引される。ガチャで引いてから一年間コールしたマスターのサポートをする。特化型と無印があり、無印の方がオールマイティな活躍をしてくれて人気が高くその分高値で取引される。特化型は無印の劣化だとされているが無印秘書曰く爆発力ではかなわないらしい。


マスター

カードの所有者。カードから自分の主人に対しての呼称でもある。カードの視界や感覚などを共有することができ、それを通して自分の知覚できる限界を超えた速度の攻撃もカードに捌かせることができる。


ホルダー

マスターがカードを入れておくための機械。施設で契約することで使用可能。ただの収納ではなく異なる言語の翻訳機能やコロッセオへの転送機能、設定しておいたLP分のダメージを軽減する機能が存在する。マスターはホルダーからコロッセオに転送されて入ることができるがコロッセオから出る時に出る場所を選ぶことはできず入った時の場所に転送される。コロッセオには一定時間しかいられないため自分の拠点に襲撃を受けた場合は逃走ルートとして使用できない。


トレーニングルーム

ホルダーの機能の一つ。バトルカードの操作を練習することができる。トレーニングルームでスキルカードを使えば使った分だけ減るが、ランクの高い契約をするとスキルを使い放題にすることができる。


LP

ライフポイント。マスターが持っているホルダーの体力。例えば6000LPの場合AP4000の攻撃に一回だけ耐えることができ残りライフは2000LPになる。ライフが0になるとホルダーが破壊される。コロッセオの試合形式では一定値が保証されているが現実世界ではマスターの財力によってポイントの多寡が決まる。


バトルカード

基本的にカードといえばこの種類のカードの事をさす。期限は一年。ランクが下から順にN、R、SR、URまで存在し、APとDPというステータスが存在する。ユニークと量産型という区分も存在し、ユニークは全世界に1枚しかないが固有のスキルを持っている。量産型は何枚も存在し、スキルは持っていない。マスターと視覚などの感覚や思考を共有しており、マスターはカードの影響を受けたり逆にカードに影響を与えたりすることがある。人の力を超えた能力を持っているが操るマスターがその力をカードと協力して引き出さねばならず、カード同士のバトルはマスターの腕である程度決まる。この手のゲームにありそうなHPやスピード、スタミナや耐性などのステータスは全く書いておらずマスターが使いこみながらだいたいの目安を推測するしかない。また、体力をゼロにされたら破壊されガチャに戻る。1人の人間が1度に操作できるカードは3枚までとされ、操作する枚数が少ないほど、マスターとカードの距離が短いほど操作の精度が上がる。


バトルカードのランク

N
だれでも手に入れることができるカード。取引価格数万GP


R
コロッセオで使うことのできる最高ランクのカードにしてメインで使われているカード。ステータスの上限はAPかDPが7999。取引価格は高いもので数百万GP


SR
CVCでメインで使われているカード。APかDPのどちらかが8000を超えているカード。基本的にはCVCのガチャからしか手に入らず。伝手が無い限り売ってくれない。取引価格数千万GP


UR
国家クラスの戦力が持っているカード。APかDPのどちらかが20000を超えている。取引価格は不明。ちらっと出た情報だけでも軍隊クラスの勢力を剣の一振りで打ち払うなどの逸話が残っているなど伝説になっている。


APとDP
カードが持っているステータス。APは攻撃力、DPは防御力を表していて成人男性のステータスをAP1、DP1として計算している。とはいえこれは目安で、体勢を崩された状態で攻撃を繰り出しても威力は数値通りには出ず不意を突かれたり防御してない所を攻撃されるとダメージは大きくなる。攻撃を防御するときにはDPが使われるのだが、APが高い代わりにDPが低く打たれ弱いカードが使う技術に攻撃同士をぶつけて相殺するという手がある。


ディフェンダー
相手の攻撃からマスターを守る為のカード。DPが高いカードを置くか低くても遠距離攻撃ができるカードで支援する戦略がある。LPを設定して攻撃し合うルールでのコロッセオの試合やCVCで使われる用語


スキルカード

使用することでバトルカードがもつ特殊な攻撃やステータスアップなどができるカード。メインスキルとアナザースキルが存在する。一枚につき一回使うと消えてしまい、再使用するにはスキルカードをもう一度手に入れなければならない。期限は無期限で投資の対象になっていて、同名カードが複数存在し買占めはめったに起こらない


メインスキル
スキルを持つ場合カードにスキル名が書いてあるスキル。情報が出回っていることが多い。


アナザースキル
メインスキルの他にそのカードがもう一つ使うことができるスキル。しかしカードにはスキル名が書かれておらず。数あるスキルの中から自分で探して見つけるしかない。ただしコロッセオなど衆人環視の中で使っていた記録などがある場合はその情報からスキルを見つけることができる。


マジックカード

条件がマジックカード側に書いていない限りどのカードを対象にしても使うことのできるカード。特殊な属性を付与したり、バフをかけることができる。こちらも無期限


アイテムカード

物体が封じ込まれたカード。カードになっている間は時間が経過していないようで人間以外の生物や食品、家なども収納されている。女神にGPを支払うことでカード化の機械を手に入れることができ、社会の物流が死滅しない程度に人間にも普及している。カードから出すだけならバトルカードが使える。


カンパニー

企業、といっても武力と領土を持ち。武力や策謀をもって金や領土を奪い合う戦国大名のようなもの。SRランク以上のバトルカードは基本的にはカンパニーに入るか設立しなければ手に入れることができない。下からFからAまでランクがあり、Fランクが任される領地は一つの町の一区域程度で収入はそこまでではないがEからは収入が跳ね上がる激戦区。D以上になると責任が重くなっていく。現在Aランクは存在しない。


CVC

カンパニーVSカンパニーの略。カンパニー同士の戦いの場で、最初から潤沢な資金を持っていない人間でも腕さえあれば上にいけるとされている世界。とはいえ徒党を組みクランと呼ばれる形をとったり上のランクのカンパニーにの庇護下に入る代わりに上納金を支払うなど単純に腕だけあればいいわけではない


追記・修正はガチャでお金を溶かしてからお願いします。


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  • 建て主ありがとう! 書籍も面白いからこのまま続いてほしい -- 名無しさん (2020-10-26 09:51:25)
  • 書籍化出来る訳ねえ作品の一つだったから、告知が出てもしばらくデマだと思ってたな… -- 名無しさん (2020-10-28 11:40:14)
  • お気に入りのブログの紹介記事でこの作品知ったなあ。出会えてよかった。 -- 名無しさん (2020-10-28 19:57:55)
  • コミカライズが連載終了 小説も作者が新しいの始めてるし打ち切りだろうか 残念 -- 名無しさん (2021-02-28 00:27:46)
  • 版権キャラありきの作品をオリジナルキャラに変えて誰が読むんだと思ってたがやはり誰も読まなかったか……版権キャラの夢の競演が受けてたのにオリキャラに変えたら読む意味ないわな -- 名無しさん (2021-04-08 17:27:40)
  • 設定や展開も面白いんだけど、版権キャラの設定の拾い方が面白い作品だっただけに劣化がすごかった -- 名無しさん (2021-06-17 14:18:12)
  • 正直版権キャラでの集客が使えなくなったせいでストーリーや設定の粗が浮き彫りになったという気もする 単純に展開という点だけで見ても最初から世界観の説明に終始してバトルが後回しって完全に駄作のそれだし -- 名無しさん (2021-06-20 18:13:04)
  • 原作もエターっぽいな・・・最新話を確認しに行くたびに冒頭の心が折れるっ・・・!で笑ってしまう -- 名無しさん (2021-07-21 01:51:18)
  • 版権キャラをどうやったらオリキャラに置き換えるかが課題と本人は言ってたけどクリアできなかった模様 -- 名無しさん (2021-08-12 12:43:33)
  • この作品のキモであるアナザースキルとか第二段階とかがおもいっきり原作要素だししょうがねえと思う。これオリキャラだと余計に伏線貼らないといけなくなる -- 名無しさん (2021-08-17 21:20:11)
  • アベンジャーズやスパロボを大筋そのまま作り直せって言ってるようなもんなんだから上手くいく訳ないんだよな…原作は面白いだけにもったいない -- 名無しさん (2022-05-09 10:19:34)
  • まあテンポが悪いしオリジナルの部分も典型的な三下かませでもうちょっと盛り上げて欲しかったかなあ…ハメ組は1巻で終わらせといたほうがよかったと思う -- 名無しさん (2022-05-09 16:22:43)
  • 銀さんに自虐させてたけど本当に既存作品の美味しいとこツマミ喰いしてる作品だからね…同人だからこそ許された傑作 -- 名無しさん (2022-09-28 11:06:00)
  • 強めの口調で主張しまくってたのにエターからのとんずらだから心象最悪 -- 名無しさん (2023-05-21 10:25:07)
  • 作者が完全に消息不明になってて草も生えない -- 名無しさん (2024-03-24 17:08:09)

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