登録日:2020/08/19 Wed 16:39:58
更新日:2024/05/20 Mon 13:55:14NEW!
所要時間:約 3 分で読めます
どうか、この物語に終焉を。
私のイシを背負う貴女に、願いを託す。
ヒマリは、カタテマ制作のフリーRPG「魔王物語物語」の主人公。
物語は彼女が未完の小説「魔王物語」の結末を求めて「島」を訪れたところから始まる。
【人物】
ピンク色の髪を後ろでまとめた女性で、作中の描写から21歳程度と推測される。
「島」を訪れた彼女はレーラリラからネグラの一室を案内される。
いわゆる無口主人公であり、ある1カ所を除いて一切喋らないため性格はわかりにくいが、
様々な描写やルドルフとの対比から男前扱いされがち。
どうやら「島」出身であるようで、「原住民」と呼ばれる。
物語開始時点では黒い悪魔を素手で叩き潰す度胸とネズミ二匹と遭遇すると死が見える貧弱さを併せ持っているがレベルを上げて装備を調えればそれなりに戦えるようになる。でもゲーム自体が初見殺しなので結局最後までよく死ぬ。
以下、ストーリーのネタバレを含むため気になる人はブラウザバック推奨。
21年前に魔王物語を執筆中のハロルド・ディスターから「花」を受け取った友人アレスがその花を島の妊婦に送った。
この妊婦は無事に出産し、生まれた女の子にその花の名前をつけた。この女の子がヒマリであると思われる。
「島」は流行り病の影響で原住民が去り、かつての集落も廃墟となっている。
その流行り病を媒介するネズミの主食であった「花」は刈り尽くされてしまったため非常に希少。
彼女はアレスの黄色いイシを背負い、冒頭部の言葉を聞いて「魔王物語」の結末を求め島にやってくる。
しかし仲間たちと異なり彼女は魔王物語の各章を持っていないし、ゼルヒとの因縁も持たない。
彼女は仲間たちの戦いに同行することで各章に関わり、最後には物語の主人公の1人、セラを演じて魔王を打ち倒すという結末を迎える。
【性能】
主人公らしくオールラウンドに戦える。
ステータスはSP(スキルに使用するMP的なもの)、敏捷、必殺が上がりやすく技術はいまいち。
習得する攻撃スキルは範囲に優れ、雑魚を一掃するのに役立つ。
ボス戦など単体火力を出す場合には「追加攻撃+1」「ときどきガード」の発動率を左右する敏捷の高さを生かし通常攻撃を使うのが定石。
一方敏捷は追加効果全般の発動率にも影響するため「クビキリ」での即死狙いは終盤のやたら強い雑魚に有効。
ただしクビキリに特化すると耐久などはかなぐり捨てることになり、HP管理の手間もあるため慎重なプレイが求められる。
また全体回避や状態異常回復、自己強化と言った補助スキルも習得する。
《習得スキル》
〇ファイアウェイブ
大抵の場合初めて習得するスキルで、アーロンアーロンから教えてもらう。
前方180°以上をカバーする極めて広い攻撃範囲が魅力。
このゲームのスキルの大半はHP満タンでは使用できず、ファイアウェイブの場合HP90%未満が条件。
これで一掃できるからと雑魚をたくさん釣ってからHPが自然回復していることに気づくと大抵死ぬ。
〇炎の牙
ファイアウェイブの正当強化版と言ったスキル。HP90%未満で使用可能。
殺人ネズミや青サソリを一掃してトラウマスポットを稼ぎ場に変えられる。
〇インフェルノ
ファイアウェイブ系の最上位版。
HP85%未満で使用できる。
〇張り手
味方1人(自身も含む)にごく微量なダメージを与えて一部の状態異常を回復する。
また対象は最大SPが大幅に増加する気合注入状態になる。
眠気が治るのは分かるがなぜか毒も治せる。彼女が男前扱いされる要因の一つ。
〇シャウト
技術、敏捷、必殺が上昇する自己強化スキル。
HP70%未満で使用できる。彼女が男前扱いされる要因の一つ。
〇天恵の強運
味方全体の回避大幅アップ。
ラスボス・隠しボス戦ではこれを極力切らさないことが勝利の鍵となる。
HP60%未満で使用できる。
〇運命の打破
味方1人の全状態異常を回復しHPも若干回復する。
死亡フラグをもへし折る主人公特権。
〇クビキリ
彼女自身の習得スキルではなく一部の装備に付随するスキル。
耐性のない敵なら(敏捷÷2)%という比較的高い確率で追加効果の即死が通るのだが、ボス以外なら終盤のやたら強い雑魚もほとんど耐性はない。
使用条件がHP95%未満であるため全快状態では使えない(そして敏捷特化の装備だとそこから即死しかねない)こと、攻撃範囲が極端に狭く実質単体攻撃であることが弱点。
???
〇完全無欠の主人公
各能力が大幅アップする自己強化スキル。
使用条件がHP30%未満と非常に厳しいため行動順を調整して使用直後に回復したい。
習得条件は宝箱260個、すなわち隠しダンジョンも含め大半を開けること。
この状態でラスボス戦の「後付設定」「○○フラグ」を受けると・・・
〇ヒマリビーム
ラスボス戦で「完全無欠の主人公」効果中に「後付設定」を受けることでなる
「無駄にオッドアイ」状態でのみ使用できるスキル。
ピキュッ☆という気の抜けた効果音とともに莫大なダメージを与える。
完全無欠+無駄にオッドアイの能力上昇もあって大抵ラスボスも一撃で死ぬ。
クリア後のタイトル画面では、冒険を通して書き上げた物語をかつてのアレスと同じように川に流すヒマリの姿が見られる。
この物語は誰の手元に流れ着くのだろうか。
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- アーロン略からファイアウェイブを教わるシーンに始まるミスリード混じりの演出が秀逸。最初は普通にファンタジー的な魔法かと思わせつつ、レレレさんの手記をちゃんと読むと「ただの横切り技を魔法とうそぶいただけ」だと考察でき、それでいて空想のボス戦で使うとエフェクトが変わって本当に「火の魔法」として発動するっていう。炎の牙⇒インフェルノとどんどんエフェクトが派手になるのも良かった。 -- 名無しさん (2020-08-19 20:31:27)
- 結局、空想なのかマジなのか曖昧でプレイヤーの考察に委ねるの好き -- 名無しさん (2020-08-19 22:02:26)
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