ダイ・ハード3(映画)

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登録日:2020/08/08 Sat 10:30:50
更新日:2024/05/20 Mon 13:50:59NEW!
所要時間:約 14 分で読めます



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世界一、運の悪い奴。



機転を利かせろ

死んじゃいないぜ

奴が帰ってきた。




『ダイ・ハード3(原:Die Hard: With a Vengeance)』は、1995年5月に公開された米国のアクション映画。
ダイ・ハード』シリーズの3作目。
監督は一作目と同じくジョン・マクティアナン。


原題の副題に含まれる“Vengeance”は“復讐”を意味する単語であり、原題のまま“With a Vengeance”まで含むと“猛烈に”という意味となる。
映画を見れば解るように、これは両方の意味が活かされたダブルミーニングとなっている。
実際に、OPでは“Die Hard”よりも“With a Vengeance”の方が強調されている。



【制作までと本作の特徴】

殆ど間を置かずに制作された前二作に対して、約5年もの期間を空けてからの公開されたシリーズ第3作目。
これは、元々は船を舞台とした海洋アクションとする予定だったのを、92年に公開されて大ヒットを記録したスティーヴン・セガール主演の『沈黙の戦艦』に似すぎていることに主演のブルース・ウィリスが難色を示したことから企画自体の練り直しを行ったためである。


また、前二作には原作が存在していたが、本作は脚本を担当したジョナサン・ヘンズリーのオリジナル脚本『サイモン曰く(Simon Says)』を元に企画が膨らまされている。
この脚本は、元々はブランドン・リーの新作の為の脚本だったのが、ブランドンの夭逝(93年3月)により『リーサル・ウェポン』シリーズの新作に回され、そこから更に『ダイ・ハード3』の脚本となったという経緯を持つ。
ちなみに、前述の船を舞台としたシナリオは、ほとぼりが覚めた頃に『スピード2』の脚本に転用されて漸く陽の目を見たとのこと。


本作の公開後は10年以上も新作が出なかったことから、以前は“ダイ・ハード三部作トリロジー”の最終作と見なされていた。*1


また、本作の脚本を元に書かれた小説版では映画とは別の結末となっているが、実は映画でも、そちらのバージョンも撮影されていたことが後に明らかになった。*2
此方のバージョンは暫くは公開されていなかったのだが、03年に発売されたDVDアルティメットエディションの映像特典として初公開された。*3


約5年ぶりの新作であり、元々シナリオを評価されていた『ダイ・ハード』のシリーズ中でも、特に練り込まれた構成が光る作品であり、前二作に比べるとアクション以上に謎解きに比重を置いた構成となっている。
一方で、本作では過去二作に共通していた数々の“お約束”*4が無視されており、そのことを残念がったり批判するファンも少なくなかった。


前二作では、主人公のジョン・マクレーンは若干の支援者が出てくるとはいえ、基本的に孤立無援の戦いを強いられていたのに対し、今作ではゼウス・カーバーという相棒が居り、警察からも全面的なバックアップを受けている。
戦闘面でゼウスが役に立つことは無いものの、その意味でも前二作と比べると異色の構成となっている。



【物語】

※以下はネタバレ含む。ネタバレ無しの視聴を考えている未視聴層は戻ること。


ニューヨークで、新学期の売り出しで賑わうデパートが爆破された。
情報の取得と整理に右往左往するニューヨーク市警本部重要犯罪課に“サイモン”を名乗る事件の首謀者から電話が掛かってくる。


……それから間も無く、停職中なのを幸いとばかりに飲みに飲みまくっていた末に二日酔いに陥っていたジョン・マクレーンは同僚達に無理矢理に連れ出されていた。
現時点で報告されたニュースといえばダンプカー14台の盗難等、爆破事件とは関係なさそうなニュースばかり。
同僚達も買っている4桁を選ぶ宝くじでは今回もリッキーのバッジのNo.は外れだった。


……そして、サイモンの指示でハーレムのど真ん中にパンツ一丁で、胸には“I Hate Niggers(黒ん坊は嫌いだ)”*5という侮辱的なプラカードをぶら下げて立たされるマクレーン*6
そんな自殺願望があるとしか思えない間抜けな白人に迷惑がりながらも老婆心から声をかけ、マクレーンが刑事であることに驚く一方で、ストリートギャングの追及から図らずも一緒に逃げ出すことになったのが中古家電量販店の店主のゼウス・カーバー


市警本部へと戻ったマクレーン達は、そこで仕掛けられた爆弾が少量でも恐るべき破壊力を持つ最新の二液混合型で、爆弾の構造は勿論、材料となる液体を研究所から鮮やかに奪った手口と、相手が今回も只者で無いことを知る。
そんな中で、再びサイモンから電話が入る。


そうして、マクレーンが殺される邪魔をしたゼウスも巻き込んでの“ゲーム”が再会されると、二人はサイモンの指示でブロードウェイの地下鉄駅の電話へ。
公衆電話に掛かってきた電話はジョークだったものの、サイモンが確実に自分達を監視していることに怯える二人……そして、3番地下鉄車輌の爆破が予告される。
本来は到着出来る筈のない90ブロックも先のウォール・ストリート駅に30分で到着することを要求されたマクレーンとゼウスだったが、タクシーを奪いセントラル・パークを真っ直ぐに突っ切って時間短縮を図ると、更にマクレーンは地下鉄車輌に乗り込み、ゼウスは駅に向かう。
何とか電話に間に合ったゼウスだったが、サイモンからマクレーンも一緒でないことを理由に爆破が予告される。
マクレーンも非常用電話に見せかけた爆弾を車輌外に放り出すことは出来たものの、地下鉄構内が剥き出しになり、車輌がホームに乗り上げる程の大爆発が起きる。


生き延びたマクレーンとゼウスに、続いてFBI(とCIA)から声が掛かる。
取り留めもない質問に苛立つマクレーンだったが、コップ警部の助け船もあり、話し始めたFBI達によりサイモンの正体が明らかになる。
彼等が追っていた、今回の事件の首謀者でもあると思われる男の名はピーター・クリーク
元東ドイツ陸軍の大佐で、ナチスがバルジ大作戦に投入したような“英語を母国語のように話す”特殊部隊を率いていた偏頭痛持ちの男である。
……そしてそれは通称であり、本名はサイモン・ピーター・グルーバー。かつてマクレーンがナカトミ・ビル占拠事件で計画を阻止したテログループのリーダーにして、ビルから転落死させられたハンス・グルーバーの実兄であった。


そして、タイミングを図ったように電話をかけてきたサイモンにより、ニューヨークの1446の学校の一つに1tもの薬品を使った爆弾をタイマーで仕掛けたとの予告がされるのだった。



【主な登場人物】


  • ジョン・マクレーン

演:ブルース・ウィリス


今作ではニューヨークに戻っていた不死身の刑事。そして、ついに額が後退を始める。
が、ホリーとはまたしても喧嘩してきてしまったらしく、家族は今もロサンゼルスに残してきたたままである。ホリーとは一年前に電話で喧嘩して以来、連絡も取っていない有り様で、周囲からも頻繁にホリーの名前が出されて気遣われている程。
生活も荒れているらしく、サイモンに使命されるまでは停職処分で謹慎しており、おまけに酒浸りの生活なのか二日酔いであった。


そんな訳で何とも頼りない有り様だったが、いざ走り始めると以前の調子を取り戻し始めるも頻繁に頭痛に苦しんではアスピリンを欲しがっていた。
サイモンの件での復帰が正式なものかと念を押すように確認していたあたり、本音では停職が悔しかったらしく、根っからの刑事デカ気質であり買収にも動かなかった。
相変わらず異常な勘の良さと洞察力を誇り、サイモン側はゲームと言いつつマクレーンを本来の目的から遠ざける策を取っていたにもかかわらず、警官の目がないことを理由に駄菓子を盗んだ悪ガキの発言と、これ迄の指示で芽生えていた疑念から、途中で爆弾騒ぎはニューヨーク市警やFBIの目を反らす為のもので、本命は連邦準備銀行だと気付いた。
その後も、バッジNo.から連邦準備銀行の様子を見に来ていたという刑事が自分の同僚のバッジを付けているのに目ざとく気付いて即座に反撃する等、いよいよサイモンを焦らせる程に追及を早めていく。


尚、流石に三度目ともなると警察の職務を越えた事態にも慣れきったようで、手練れの兵士が予測出来ない内に容赦なく射殺してしまう等、前二作に比べても戦闘面での安定感も凄い。



  • ゼウス・カーバー

演:サミュエル・L・ジャクソン


スラム街で中古家電量販店を営む頑固な黒人男性で、甥っ子達には常日頃から真面目に勉強することと白人に頼らないことを言い聞かせている。
その甥っ子達が盗品のラジカセを持ち込んできたことを注意した矢先に、黒人差別のプラカードをぶら下げたマクレーンの姿を発見。迷惑は御免だと注意しに行ったのに、ストリートギャングによるマクレーンへの暴行が始まった時には、思わずマクレーンの背中に貼り付けられた銃を剥がしてギャング達を脅す羽目となり、マクレーンと一緒に逃げ出すことに。
なし崩しでマクレーンの命を助けたことと、電話でサイモンに暴言を吐いたことから、マクレーンの相棒としてニューヨークその物を舞台としたサイモンゲームに巻き込まれることになる。


一般人の為に流石に戦闘能力までは覚醒することは無かったが知識や度胸はなかなかのもので、特に謎解きでは二日酔いで苦しむマクレーンよりも役に立つ場面が多かった。また、電気屋を営んでいることもありメカニックな面にも精通している。
元はタクシー運転手だったらしく、発想や思い切りはマクレーン程では無いが運転技能も悪くない。
人種差別に敏感だが、敏感過ぎて反対に白人蔑視に聞こえ兼ねない言動も多い。そのせいでマクレーンと言い合いになった時もあったが、ストレートながら本音で話し、差別意識のないマクレーンと打ち解け、文句を言いつつも自ら事件にのめり込んでいき、マクレーンにホリーとの関係修復を焚き付けるまでになる。


因みに、サイモンの項で険しく述べられている別エンディングでもゼウスの話題が出ているが、マクレーンは最悪とも呼べる状況の中でもゼウスやゼウスの甥っ子達との親交は深めていたようで、マクレーンにとっても本当の意味で“よき友人”になった模様。その後で自分の人生も終わらせかねない行動に出た訳だが。



  • アーサー・ウォルター・コッブ

演:ラリー・ブリッグマン


ニューヨーク市警本部重要犯罪課の責任者で階級は警部。
マクレーンの直属の上司で、今回の爆破事件の陣頭指揮を執ろうとしていた矢先にサイモンからの電話を受け、自身の判断で現場復帰させたマクレーンをバックアップしつつ、サイモンが小学校に仕掛けたという爆弾探しに奔走することになる。
前二作のロビンソンやロレンゾと違い、決断力に優れ、混乱した状況下においても冷静さを失わず部下に適切な指示を出し、部下の進言を受け入れる度量も持ち合わせた非常に有能な上司である。最も前二作の上司が余りにも無能すぎたこともあるが。
サイモンの計画が綿密過ぎたが故にニューヨーク市警自体は事件の渦中に迫った訳ではなかったものの、やるべき事は全てやっていたことからこその最後の最後の反撃に繋がった。



  • コニー・コワルスキー

演:コリーン・キャンプ

  • ジョー・ランバート

演:グラハム・グリーン

  • リッキー・ウォルシュ

演:アンソニー・ペック


ニューヨーク市警本部重要犯罪課の刑事達で、マクレーンの同僚で気楽に話せる仲。
コニーとジョーはコッブの指揮の下で爆弾騒ぎに奔走するが、リッキーはウォール・ストリートの爆破現場に残されていたことで市の土木課職員を名乗ったサイモンの訪問を受け、連邦準備銀行に繋がる地下へと案内した際に、当初の予定に無かったにもかかわらず、先走ったタルゴの部下のオットーに殺害されてしまい、偽装の為にバッジを奪われることになる。
しかし、そのバッジNo.でいつも宝くじを買っていたことからマクレーンが自分を出迎えたオットー達の正体に気付くきっかけとなった。



  • チャーリー・ワイス

演:ケヴィン・チャンバーリン


ニューヨーク市警本部爆発物処理係の刑事。メガネに肥満体型の典型的なオタク気質。
ややエキセントリックで陽気な性格で、新型爆弾の構造に興奮して、威力を見せる為とはいえ一歩間違えば怪我人が出かねないパフォーマンス紛いの行動も見せた。
しかし、実際に爆弾が見つかった時にはギリギリまで解体に挑んだ他、まだ子供達が避難出来ないでいた(というかわざと逃げずに隠れていた)と聞いた時には、コッブから逃げるよう指示を出されてもタイムリミット直前まで爆弾の解除を試みる等、正義感は強い。



  • デクスター

演:マイケル・アレクサンダー・ジャクソン

  • レイモンド

演:オルディス・ホッジ


ゼウスの甥っ子達。冒頭で悪友が盗んだラジカセを売りにゼウスの下へと行かされ大目玉を食らっていた。
ゼウスがサイモンのゲームに巻き込まれたことで、二人の通う小学校に爆弾が仕掛けられた。
マクレーンからの情報もあって爆弾の所在を確かめた市警と教師が生徒達を安全に逃がそうとしたものの、悪知恵が働きジョーが消防隊員ではなく警官と見抜いて自分達を捕まえに来たと勘違いしたことから友達と一緒に訓練に見せかけた緊急退避から逸れて教室に隠れてしまい、学校に閉じ込められた後で異変に気付いて助けを求め、コニー達を焦らせる。
因みに、レイモンドを演じたオルディス・ホッジは成長した後に『ダイ・ハード ラストデイ』にも(別の役柄でだが)出演している。



  • ジェリー・パークス

演:ジョー・ザルーム


ベテランの作業員でダンプの運転手。
マクレーンに金塊を運ぶサイモンの部下と勘違いされ、強引過ぎる方法で停められた上に銃まで突きつけられたのに、快く自分が教えたダンプが通行に使っている水路までマクレーンを案内したばかりか中まで突入した。
話好きでユーモアがあり、簡潔にして詳細に諸々の情報を伝えた他、ダンプを借りていったマクレーンに最後のなぞなぞの答えである21/42=映画の公開当時の42代までの大統領の内の21番目=爆弾を仕掛けた学校の名前であるチェスター・A・アーサーの名を伝えた。



  • サイモン・ピーター・グルーバー/ピーター・クリーク

演:ジェレミー・アイアンズ


今回の事件の首謀者で、かつてナカトミ・ビルを占拠したハンス・グルーバーの実兄。*7
元東ドイツ陸軍特殊部隊隊長の歴とした軍人であったが、国が無くなったことから、率いていた部隊と共に西側諸国に対抗するテロリストとなった。最終階級は大佐で、部下達からは現在も大佐と呼ばれている。
偏頭痛持ちでアスピリンの錠剤の入った小瓶を常に持っており、度々服用している。


ニューヨークを爆弾騒ぎで混乱に陥れて目を反らしておいてから、同盟国の金塊も集められた連邦準備銀行を襲い、盗んだダンプカーにより1,400億ドル相当もの金塊を奪い去る。
同盟を結ぶタルゴのグループと、声明の上では西側諸国が富を独占してきたことに対する報復としてロングアイランド洋上で集めた金塊は爆破すると言っていたものの、実際には途中で屑鉄とすり替えて爆破したと見せかけ、そっくりと金塊を戴くつもりであった。


前述の様にハンスの実兄で、弟のことは「クズだった」と見下していたようだが、知性や実績はあっても信念に生きない、表面的には紳士的であり志を持っているように見せているが、その本性は金に執着する欲にまみれた俗物であり、自分の目的の為ならば仲間をも切り捨てる等共通点も多く、似た者同士の同族嫌悪と言えなくもない。現に事件の真相は裏を返せば弟と全く同じコソ泥でしかなく、マクレーンからも爆破したと見せかけて金塊を奪おうとした手口について「“あの兄弟”の考えそうなセコい手」と括られている。
ハンスを殺したマクレーンを危険視しつつ、マクレーンの言うように自分でもクズだと認める弟の復讐も兼ねて*8ゲームに巻き込み翻弄しようとするが、計画に巻き込んだ時点で負けフラグが立ったともいえる。停職と聞いた時点で放っておけばよかったものを……。


尚、映画では頭痛に苦しんでいるというマクレーンに最後の情けとして自分のアスピリンを渡したことが仇*9となり、逃亡前に居場所を突き止められてしまい次々と仲間が逮捕されていくが、カティアの操縦するヘリコプターで逆にマクレーンとゼウスを追い詰める。しかしマクレーンが近くの電線を撃ったことで、電線がヘリに絡まり墜落し炎上、カティア共々死亡する。
元々の脚本では船の爆破の後で逃げきった後で、カティアも含めた仲間達を皆殺しにして無数のエンパイア・ステート・ビルの模型に加工して国外に持ち出した金塊を一人占めしている。
そして、その責任*10で警察をクビになりながらも自分を追いかけてきたマクレーンに報復として“生死を賭けたまぬけのサイモンゲーム”を迫られる……という展開であった。
マクレーンが映画の様に最後に勝利する展開は『ダイ・ハード』シリーズだからという理由でそっちに変更されたとのことだが、脚本担当で、前述の様に事実上の原案を書いたジョナサン・ヘンズリー自身は、最後まで納得していなかった旨を、元の原案通りのマクレーンが一度は敗北して警察を辞めさせられた後で私的にサイモンを追い詰めるエンディングが初公開された特典映像でのコメンタリーにて述べており、そもそも脚本を元に書かれた小説版では元のままになっていた。*11



  • マシアス・タルゴ

演:ニック・ワイマン


テログループの一員でサイモンの同盟者。カティアの夫。
元(社会主義国家時代の)ハンガリー陸軍兵士で、サイモンと同じく自分の信奉していた国が滅びた後は西側諸国に対抗するテロリストとなり、最近ではイラクに雇われていた。
堅物で短気。かなりの大柄。
爆発物のスペシャリストとのことで、一連の高性能爆弾の製造者だと思われる。
サイモンとも対等に話せる関係だが、実は出自の違うマシアスと彼の直属の配下はサイモンの本当の狙いを聞かされておらず、ロングアイランド洋上に到着してから配下に金塊が屑鉄にすり替えられていたことを聞かされた。
苛立ちもあったのか、その直後に発見したマクレーンを散々に打ちのめすが、途中で鎖で転ばされると、後は気絶するまでマクレーンに鎖で打ちのめされる。
爆破直前、ボロボロの姿で脱出ボートでサイモンを待ち構えて金塊の在処を聞き、傍らにいたカティアにサイモンが裏切ったことを伝えるが、実はサイモンと通じていたカティアに射殺される。サイモンからは最初から利用されていただけで、その上に妻まで寝取られた挙げ句殺害されるという悪党ながら哀れ極まりない結末となった。



  • カティア・タルゴ

演:サム・フィリップス


テログループの一員のセクシー熟女。マシアスの妻。
FBIやCIAの情報では、モサドにより自宅に仕掛けられた爆弾で死んだと報告されているが実際には生きており、今回の計画にもサイモンの片腕として参加していた。
しかし、その時の爆発の影響で声帯をやられたらしく言葉を発することができず*12、劇中では唸り声しか発していない。
実は、堅物で所詮はただのテロリストでしかない夫マシアスを見限り、野心家であるサイモンの方に惹かれて愛人となっており、夫と直属の部下には聞かされていなかった、金塊を爆破せずに奪い去る計画も知っていた。但し、別エンディングではサイモンに裏切られて他の部下共々殺害される末路を辿っている。



  • オットー

演:リチャード・カウンシル


テログループの一員でマシアスの部下のブルガリア人。仏頂面でおデブな男。英語が喋れない。
上記、リッキーの項目にあるように、本来は計画の内に無かったのに先走ってリッキーを射殺し、彼のバッジを奪って警官になりすました。しかしそのバッジが仇となって、マクレーンに他のテロリスト諸共撃ち殺された。
こいつが余計なことをしなければ、と思うがどの道バッジを見られたならマクレーンにバレていただろう。



サイモンセッズ、サイモンとんまなWiki篭りに追記修正を命令した。


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  • 元の結末は確かにダイ・ハードらしくはないが、ヘリを落とすだけの結末はいくらなんでもあっけなさ過ぎた。 初見ではてっきりまだ続くのかと・・・ -- 名無しさん (2020-08-08 11:02:50)
  • ↑でもラスボスの死にかたがショボいってものお約束ではあるよね。(次はもっとショボいし) -- 名無しさん (2020-08-08 11:31:53)
  • 体位ハード過ぎー -- 名無しさん (2020-08-08 12:46:35)
  • ↑ わかるひとにしかわかんねえよw アスピリンが逃走先の決め手になったけど、トラックターミナルで有名な場所の地名が印字されてたからだったとか -- 名無しさん (2020-08-08 16:49:19)
  • ↑サイモンゲームの問題といいアメリカの話に詳しくないと解り難いけど、向こうだと薬は処方された地域が印字されとるそうな。んで、それが指摘の通りトラックターミナルとして有名な所なんで直ぐにピンときた(薬を買うほど居着いてた)ってことらしい。 -- 名無しさん (2020-08-08 17:16:06)
  • そこはかとなくダーティハリーを思い起こさせる演出(犯人から公衆電話への呼び出し、ボート漕げよの歌)。さらに元ネタがあったりするんじゃろか。 -- 名無しさん (2020-08-08 22:48:53)
  • 5リットルと3リットルの容器で4リットル計れ -- 名無しさん (2020-08-08 23:30:57)
  • ↑(5+3)÷2=4 両方の容器に半分づつ注げば4リットルになる -- 名無しさん (2020-08-09 07:30:10)
  • ↑ワロタ。わかっていて言っているんだろうけど、そういうことではない。 -- 名無しさん (2020-08-09 08:46:28)
  • 2作目を気に入らないマクティアナンが1作目の直接の続編として撮ったものなので、”2"を無視すると設定が繋がりやすいとか -- 名無しさん (2020-08-14 15:55:48)
  • 兵力や爆弾に余裕があったとはいえ、公園の爆弾や野球場のスナイパーは完全にマクレーンを殺すためだけのための配置だし復讐自体は本当だったんだな -- 名無しさん (2020-08-14 18:45:29)
  • ↑4 5リットルの水を3リットルの容器に入れると、2リットル余る。それを3リットルの容器に移し、再び5リットルの容器に水を入れ、2リットル入った3リットルの容器に1リットルだけ入れて満タンにすると、5リットルの容器には4リットルになる、だっけ? -- 名無しさん (2020-09-18 10:22:50)
  • 劇場版名探偵コナンとかでも使えそうなネタだな。 -- 名無しさん (2020-09-21 15:22:05)
  • ↑9 ゼウスを説得しに行くときにマクレーンが爆弾の発見場所を尋ねてチャイナタウンって聞いて渋い顔したのはハーレムとは正反対の区画にあるから、ってのもあるな -- 名無しさん (2021-09-28 20:54:03)
  • 吹き替えだと「黒人は嫌いだ」だけど本来はもっと侮辱的なニュアンスなんだよな看板 -- 名無しさん (2023-06-04 19:44:05)

#comment(striction)

*1 90年代後半に同名のゲームが出たり、タイトルを纏めたソフト化もされた。
*2 所謂“別エンディング
*3 現在ではBlu-ray版にも収録されている。
*4 クリスマスが舞台じゃない。そもそも冬じゃない。なのであの歌が最後に流れない。ホリーが出ない。ソーンバーグも出ない。マクレーンの邪魔をする無能上司が居ない。…etc.
*5 ド直球な差別用語なので決して口にしないように。日本語で発音が似ている「苦い」も余所では言っちゃダメ。
*6 ちなみに実際にやるとガチで半殺しの目に遭いかねないので、実際の撮影では何も書かれておらずCGで合成されている
*7 演者はハンス役のアラン・リックマンより年下なのはご愛敬。
*8 サイモン曰く「好きと怒りは別物」とのこと
*9 処方した薬局の住所がケースの底に印字されていた
*10 共謀者として疑われた
*11 ただし、確かに殺人上等ではあるもののマクレーンが陰湿に見えるとして関係者は勿論、別エンディングとはいえ、ファンからも戸惑いや疑問を呈する声は少なくない。
*12 喉にうっすらと傷がある

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