メジャーリーグ(映画)

ページ名:メジャーリーグ_映画_

登録日:2020/06/04 Thu 21:46:19
更新日:2024/05/17 Fri 13:24:13NEW!
所要時間:約 16 分で読めます



タグ一覧
映画 名作 メジャーリーグ 大リーグ コメディ 洋画 パラマウント映画 徳光和夫 wild thing スポーツコメディ デヴィッド・s・ウォード



『メジャーリーグ(原:Major League)』は、89年4月に公開された、米国のスポーツコメディ映画。
デヴィッド・S・ウォード監督。


パラマウント映画、日本での配給は日本ヘラルド。



【概要】

米国の国民的スポーツであるメジャーリーグ(大リーグ)を題材に、当初は衝突ばかりだったポンコツ選手達がオーナーの身勝手な悪巧みに奮起し、一丸となって優勝を目指す姿を描く。


主人公達が所属するクリーブランド・インディアンスをはじめとして、登場してくるチーム名は全て実在の物である。
因みに、映画内で語られている通りにインディアンスは30年以上に渡り低迷していたというのは事実であった。
このように弱小チームの代名詞であるが、本作のヒットにより地元は勿論、大リーグの中でも人気の高いチームとなり、のちには現実でも94年にはワールドシリーズに進出、95年から99年まで地区大会で連続優勝を飾る等の大躍進を遂げた。


00年代からは緊縮財政により主力選手が流出する等、再び低迷するが、チームの地力は着実に上がり地区でも上位の成績を残すチームとなっている。


また、多田野数人、小林雅英、大家友和、福留孝介、村田透が所属していたり、続編ではとんねるずの石橋貴明が出演していたりと日本人にとっても馴染みのある球団であり、本映画の知名度から純粋な野球ファン以外にも名前が通じる程。特に石橋は本場のメジャーファンやメジャーリーガー*1からも「あの日本人」と呼ばれるほど。


尚、ストーリー上の主人公はトム・ベレンジャー演じるジェイクなのだが、子役を経て若手スターとして知名度を上げていたチャーリー・シーン演じるリックに人気が集まり、宣伝ではシンボル的な扱いを受けている。
チャーリー・シーンの他にはウェズリー・スナイプスやデニス・ヘイスバートも出演しており、彼等のその後のスターとなる地盤を固めた作品でもある。


続編として『メジャーリーグ2』(94年)と『メジャーリーグ3』(98年)があるが、シリーズ物の宿命として公開順に評価を落としている。*2



【物語】

長い歴史だけが自慢の、34年間も地区優勝から遠ざかっている地元のお荷物球団クリーブランド・インディアンス。
地元住民からも冷笑され、球場はいつも閑古鳥という有り様の上にオーナーが急死してしまう。


オマケに、新オーナーとなった前オーナーの妻で派手好きで野球を愛してもいないレイチェルは、寂れた工業都市であるクリーブランドを嫌い、年間観客動員数が80万人を下回れば本拠地を移転出来ると定めたMLB憲章を利用して、わざとポンコツチームを編成させてチームを最下位に追い込み地元民にも見捨てさせて、来年から本拠地をマイアミ*3に移す計画を実行に移させる。


レイチェルの思惑に従い、前監督でGMのチャーリーにより集められたのは全盛期を当に過ぎたベテランや、メジャー経験の無い無名の新人ばかりで、新監督もマイナーチームの監督経験はあるが本業はタイヤ工場の社長であるルーといった、海千山千の一筋縄では行かない連中ばかり。


シーズンが始まってからも、当初は思った通りのポンコツぶりであったが、試合をこなして経験を積んだり、単純な問題を解決してゆく中で徐々にチームは勢い付いて勝ち星も重ねるようになる。


そして、チームの勝率がイーブンに戻った所でレイチェルの横暴に反旗を翻したチャーリーからのリークにより、レイチェルが敢えてチームの設備環境を悪くし、更には自分達のことも来年にはクビにするつもりなことを知った監督以下のチームメンバーの心は一つとなり快進撃を続け、遂には首位を走っていたニューヨーク・ヤンキースに並びプレーオフに進出する。


各々に問題を抱えつつも、果たしてインディアンスは地区優勝を飾ることが出来るのか?



【登場人物】

※吹替はソフト版/日テレ版の順。


  • ジェイク・テイラー

演:トム・ベレンジャー
吹替:津嘉山正種/小川真司
右投右打・捕手。背番号7
嘗てはオールスターに選出され、そこでMVPを獲得する程のスター選手であったが、両膝の故障により落ちぶれ、かといって野球以外の生き方が出来ないままに遂にはメキシコにまで都落ちしていた。
チャーリーからのキャンプへの誘いの電話も二日酔いの状態で受け、録に話も聞かない内に冗談だと決めてかかる程であったが、誘いが本当だと知ると復活をかけてクリーブランドにまで戻ってきた。
若い頃は如何にもスター選手らしい放埒な振る舞いにより最愛の女性であったリンを失う等していたが、一度挫折を味わいストイックに復活を目指す現在は新人であるリッキーやヘイズの良き兄貴分となり、更に後にはチーム全体のまとめ役となっていく。相手打者へのささやき戦術など、キャッチャーとしての力量も確かなもの。
また、シーズン開始前にリッキー達を連れていった高級フレンチにてリンと再会した後は、彼女を取り戻すことにも形振り構わなくなっていき、ルーから現オーナーの悪巧みを聞かされた後は一心不乱に優勝を目指すことが唯一の生き残れる道だとしてチームを鼓舞する。
若い頃はスラッガー(強打者)だったのか、シーズン前に予告ホームランを行う自分をイメージしていたが……。



  • リック(リッキー)・ボーン

演:チャーリー・シーン
吹替:池田秀一矢尾一樹
右投・投手。背番号99。*4
恐喝と車の窃盗の罪で刑務所入りしていた不良少年で、キャンプへの誘いの電話も刑務所で受けた。
野球は取り柄だったのか、以前にマイナーリーグで投げていた経験があり、直ぐに参加の意思を見せるが期日までに出所できるどうかを心配していた。
キャンプには友達のバイクの後ろに乗って現れ、いきなり周囲を呆れさせた。
短髪で後頭部をシェブロン(ストライプ)のように刈り上げ、逞しい腕に施したタトゥーを誇示するようにユニフォームの袖無しの服を好む。(練習用ユニフォームやCM撮影のタキシードの袖ももいでしまっている。)
暫くは不良気質が抜けず、親しくなったジェイクとウィリー以外とは打ち解けず、赤紙が貼られていると勘違いして監督の部屋に怒鳴り込みに行ったり、新人いびりをしてきたドーンに掴みかかって乱闘する等、気の強さを見せていたが、投手として成長してチームプレーが出来るようになると、個人の感情を抑えて監督の命令に従うようになる等、野球選手としても人間としても成長する。
軽々と150km越えの速球を放れる力はあるもののコントロールが壊滅的で、ルーも一度はマイナー送りにして調整を試みようとしたものの、その際のやり取りで実は視力が悪いことが判明。
試合の際には太いフレームの黒縁眼鏡をかけることになり、当人は不満タラタラだったが、そのことで制球力を身につけ、一躍リーグの三振王候補となる等、上昇気流に乗ったチームのシンボルとしてアイドル的な人気を獲得していくことになる。
バーでのシーンからリッキー自身が好きな歌だと思われるパンクバンドX版の『Wild Thing』*5を入場曲に用いており、活躍と共にリッキー自身のニックネームとして浸透し、オリジナルTシャツまで作られ老若男女のファンに着られているのが解る。
最終のヤンキース戦にて、過去の相性から先発を外され落ち込んでいた所で声をかけてきた女の誘いに乗ってしまうが、実は相手は夫の浮気への復讐を企んだドーンの妻・スザンヌであったというトラブルを抱えてしまう。
因みに、演じたチャーリー・シーンは実際に野球の経験があり、本当にメジャーリーグのスカウトに目を付けられた程の投手であったとのこと。
映画の撮影時にはステロイドを使用することで10km程も投球スピードが上がっていたとのことだが、元から127kmもの速球を投げることが出来たそうで、上昇した分を加味すると本当にプロ並のスピードで投げていたことになる。
ジェイクを演じたトム・ベレンジャーとはプラトーンでも共演しており、本作での良好な師弟関係とは違ってこちらでは敵対関係である。



  • ロジャー・ドーン

演:コービン・バーンセン
吹替:納谷六郎/羽佐間道夫
右投右打・三塁手。背番号24。
若い頃は強打攻守で鳴らし、ジェイクも認める程の名サードだったが、今では野球を道楽としか考えていないベテラン選手で、キャンプ場にまでゴルフバッグを持って颯爽と降り立った。
株式投資等のサイドビジネスに手を出し財産を順当に増やし、既にフリーエージェント権も獲得しているという気楽な立場であり、まだまだ実力はあるものの過去の負傷の経験から注意されても球を正面から受けない等怠慢なプレーが目立ち、リッキーの手前もありプレー中は抑えていたジェイクに邸宅に乗り込まれてブチ切れられたりしている。
ルーキーいびりが趣味の嫌味な性格で、特に因縁が生じたリッキーのことはリッキーが自制するようになってもしつこく絡んでいた。
チームが昇り調子となってからもマイペースのままであったが、オーナーの真意を知るとプライドをかけて全力でプレイすることを決意し、生傷を作りながら守備練習に臨み気迫の籠ったプレイを見せるようになる。
何だかんだで選手としては優秀で、最終戦で知らされた打率は.271、打点86。
……が、良くも悪くも昔ながらの野球選手の為に享楽的な性格までは直らず、最終戦進出を祝うパーティーにてカメラがあるにもかかわらず、若い女とキスするばかりか部屋に消える場面を捉えられてしまい、邸宅で見ていた妻のスザンヌをブチ切れさせる。
そして、上記のリッキーとのスキャンダルを発生→最終戦に夫を送り出す前に罪(すっとぼけ)を告白という、優勝の障害になりかねない爆弾を仕掛けられてしまう。



  • ウィリー・メイズ・ヘイズ

演:ウェズリー・スナイプス
吹替:富山敬/山寺宏一
右投右打・中堅手。背番号00。
キャンプ初日に突如として現れた男で、自らの名前にかけてウィリー・メイズのようにプレイし、ボブ・ヘイズのように速いと豪語した。
実は、名声を求めてやって来たリストには入っていないモグリであり、初日の夜に寝ていた所をベッド毎外に運び出されてしまうも、走力判定をしている場にパジャマ姿で乱入。
裸足で、しかも後からのスタートにもかかわらず走っていた二人をごぼう抜きする俊足を見せつけ、ルーの独断で正式にユニフォームを与えられた。
こうした経緯からも解るように上昇志向が強く、フォルクスワーゲンの前面をベンツ風に改造した珍妙な自家用車で現れた他、リッキーとは違ってちゃんとスーツも所有していた。
しかし、俊足こそ本物だが打撃はからっきしで上に打ち上げてしまう癖があった。
上に打ち上げる毎に腕立て20回のペナルティを課されるが、この癖は最終戦でも直っておらず、本人は不満もあるが俊足で塁に出ることでチームの勝利に貢献していたようで、何だかんだで最終戦で知らされた打率は.291。
盗塁はCM撮影でのオチに使われる等、リッキーと同じく新人ながら昇り調子となったチームの要として認識されている模様で、ジェイク、リッキーとは最初から馬が合いつるんでいた。
また随所でお調子者ぶりを発揮し、ジェイクやブラウンから諌められる場面も目立つ。
盗塁を決める度に手袋を替えては自室の壁に打ち付けていくと豪語しており、初戦ではベテランのヘイウッドの口車に乗せられて敢えなく失敗に追い込まれてしまうが、シーズンでの経験を積む中で本当に盗塁王へと成長し、本当に壁から溢れんばかりの数の手袋を打ち付けていき、最終戦では初戦とは打って変わってヘイウッドを始めとしたヤンキースの面々をきりきり舞いさせる。
また、驚異的な身体能力を活かしたアクロバティックな守備力も発揮している。流石はアクション番長。



  • ペドロ・セラノ

演:デニス・ヘイスバート
吹替:大友龍三郎/菅生隆之
右打右打・右翼手。背番号は13。
熱心なブードゥ教の信者で、信仰の自由を求めてキューバより亡命してきた。
驚異的なパワーは直球ならば軽々と場外に運んでしまう程だが、軽い変化球にすら対処出来ず、インディアンスに来るまでは何処も拾ってくれなかった過去がある。
彼が信仰を捧げるのはジョブーという神で、ロッカーの中はさながら祭壇であり、戦力外通告の赤紙が貼られているかを確かめる際にはニシキヘビを首に巻き付けて印を描く等、異様な振る舞いが目立つ。また変化球の対応は専ら神頼みで、普段はバットやスキンヘッドの手入れや筋トレをしている。
そんな訳で、敬虔なキリスト教徒であるハリスとは当初は衝突しており、キリスト教への改宗を薦められた時には「キリストは好きだがカーブが駄目だ」と答えている。(そうした発言や本作の終盤や続編での姿から、実はブードゥ教徒としても日が浅い可能性もある。)
高級な葉巻やラム酒を備えては変化球を打たせて貰えるように願っていたのだが…。
何気にシリーズを通して皆勤しており、次作からはタカ(石橋貴明)と相方のような関係となる。ちなみに、演じるデニス・ヘイスバート氏は、1992年に公開された高倉健主演で中日ドラゴンズを舞台にした野球映画「ミスター・ベースボール」にも助っ人外国人選手役で出演しており、こちらは非常に真面目で温厚な性格で、主人公・ジャックの良き相棒である。



  • エディー・ハリス

演:チェルシー・ロス
吹替:嶋俊介/仁内建之
右投。投手。背番号10。
リッキーとはタイプも経歴も対照的なベテラン投手で、自分でも十分に自覚している球威の無さをコントロールや変化球、ジェイクの誘導や守備を利用しながらマウンドに立ち続ける、老獪なピッチングが持ち味。
実際、制球力を身に付けたことで瞬く間に三振王候補となったリッキーの様に個人の活躍が取り沙汰されることは無いものの、対ヤンキース戦ではローテーションを崩してまで先発投入される等、信頼が高いことが窺える。
前述のように敬虔なクリスチャンであることからセラノとは対立していたが、悪戯心から景気付けにお供え物のラム酒を飲んでからグラウンドに出た途端にすっぽ抜けたバットがぶち当たり、以降は自分でもジョブー様を信じるようになり、投球練習の際に偶像を傍らに飾っていた。
体に油やローションを塗っていることを不思議がったリッキーに質問された際に、これを秘かに指に付けるとカーブの落ちが7cmは変わると豪語しているが、「お前の腕なら必要ない、年取れば分かるよ」とも漏らしている。(本当に実行した場合は不正投球となる訳で、劇中で実行している様子は見られない。)
何気に、彼もシリーズの皆勤である。



  • ルー・ブラウン

演:ジェームズ・ギャモン
吹替:大宮悌二
前任のチャーリーがGMとしてフロントに引き抜かれたことで、新たに白羽の矢が立てられた新監督だが、長年マイナーリーグの監督をした経験はあるものの、メジャーリーグの監督は初めてで、普段はタイヤ工場の社長をしている。
……が、レイチェルの思惑に反して監督としては非常に有能なやり手であり、選手の実力を的確に見抜き、ドーンのような有名な選手相手でも物怖じしない他、直ぐに交代の策を執らず、選手に任せられる所は任せられる度量も持つ名監督。
設備の不良を訴えてやると息巻いていた場面で本当にレイチェルが現れた時にも、現状を訴える為にも恥ずかしがらずに股間を丸出しで立ち塞がった。
ポンコツチームに呆れつつもチームメイトのポテンシャルを信じ、勝率を戻した所でチャーリーから明かされたオーナーの真意を明かしてチームのやる気を引き出した。
また、一人一人に対しても必要ならば的確に労いの言葉をかけることもする。
選手達からの信頼も高いようで、実績を残しているリッキーは最終戦の先発を外されたことに内心ではショックを受けつつもルーの前ではチームの為にと口にしつつ指示を受け入れている。



  • チャーリー・ドノヴァン

演:チャールズ・サイファース
吹替:水島鉄夫
インディアンスの新GM。
前任の監督だが、本拠地の移転を企むレイチェルに腹心とするべくフロントに引き上げられ、リストアップされたダメ人材をかき集める実行役を担った。
……が、実際には誰よりも熱心なインディアンスファンであり、チームが勝率を戻した所でポンコツチームのポテンシャルを引き出して見せた手腕を見せたルーにレイチェルの思惑を明かして、秘かに反旗を翻した。
インディアンスの活躍や勝利を喜んではレイチェルに窘められていたが、ヤンキースとの最終戦では堂々と逆らう構えを見せた。



  • レイチェル・フェルプス

演:マーガレット・ホイットン
吹替:沢田敏子/弥永和子
亡き夫の後を継いだインディアンスの新オーナー。
元ショーガールの派手好きの美人で、野球は勿論、地元のクリーブランドも愛しておらず、自分の嗜好の為だけに球団の本拠地をマイアミに移すべく、最下位を目指せるチームを編成させようとした。
嘆願があっても老朽化した設備の中にチームを放置してトコトンまでやる気を削ごうとするも、結果的にやり過ぎたことと、チャーリーの裏切りにより反対にチームをやる気にさせることになる。
インディアンスが人気チームとなったことで、最低観客動員数の目論見は崩れたと思われるが、最後までインディアンスの敗北を願う等、全く改心する様子を見せず、抑えの為に登場したリッキーの為に大観衆が熱唱する『Wild Thing』にも一人だけ苦々しい表情を浮かべ、この歌大嫌いと漏らしていた。
次作では経営権を奪われ、追放されていたのだが……。
尚、当初の予定では一連の悪巧みは全て低迷するチームを優勝に導く為のレイチェルの策であり、敢えて憎まれ役を演じることで自分の選んだメンバーによるチームを発奮させることが目的だった=実際にはレイチェルは野球好きで、新生インディアンスの面々はレイチェルの思惑以上の結果を出したとする展開にされる予定で、実際にルーとの会話シーンも撮影されていた。(実際、冒頭の場面にて元ショーガールであることを理由に野球を知らないと書かれたことに怒っている台詞がある。)
……しかし、流石にこの展開は無理があると思われたのか試写会での受けが悪く、結局は公開版では一連の流れをカットし、レイチェルを単純思考の悪役とした。
結果的に憎まれ役とはなったが、それが続編での再登場に繋がることになった。



  • リン・ウェルズ

演:レネ・ルッソ
吹替:高島雅羅/小山茉美
本作のヒロイン格で、ジェイクの元婚約者。
しかし、スター選手でヤりたい放題だった頃のジェイクに付いていけなくなり破局。
その後は数年間も連絡を取り合っていなかった。(ジェイクがメキシコ行きになったことを知っていたりと気にはなっていた模様。)
元は自由形200mでオリンピック候補になる程のスポーツウーマンだったが昔から文学志向が高く、現在では弁護士の新しい婚約者までが居たが、再会したジェイクからの猛アプローチに戸惑いながらも再び惹かれていくことになる。



  • ハリー・ドイル

演:ボブ・ユッカー
吹替:浦野光/徳光和夫
インディアンス専属のベテラン実況アナウンサー。
何十年も低迷していたチームへの愛ある毒舌が持ち味だったが、チームの上昇には素直に喜びを見せる場面も。


日テレ版の吹替が病的な巨人ファンプロ野球好きとして知られる、元日テレアナウンサーの徳光和夫であった。演じるボブ・ユッカー氏は、アトランタ・ブレーブス等で活躍した元キャッチャーであり、現在はミルウォーキー・ブルワーズの専属実況アナウンサーを勤めている。ドーン、セラノと同様にシリーズ皆勤賞キャラでもある。



  • モンティ

演:スキップ・グリッパーズ
ハリーのアシスタントの若手アナウンサー。アナウンサー学校卒にもかかわらず口下手で、ハリーからも「居ても居なくてもいいアシスタント」「なんのためにアナウンサー学校を出たのか」とまで言われる始末だが、最終戦では興奮のあまりウイスキーをラッパ飲みするなど、彼もまた熱狂的インディアンズファンである。



  • クルー・ヘイウッド

演:ピート・ブコビッチ
吹替:中畑清(日テレ版)
右投右打・一塁手。背番号6。
宿敵ヤンキースの4番打者で、前年のアメリカン・リーグの本塁打王。
映画のシーズンでも三冠王が確定しており、リッキーが二度もホームランを打たれている他、彼との対戦では昇り調子となってからもインディアンスは苦汁を舐めたようで名うてのインディアンスキラーと評されている。
演じたピート・ブコビッチは、ミルウォーキー・ブルワーズ等で投手として活躍した本物の元メジャーリーガーである。
また、日テレ版では元プロ野球選手の中畑清(映画が公開された89年に引退)が声優に起用されていた。



【ゲーム】

映画が公開された1989年にアイレムから発売。
FC用。
一応、正式に映画のメディアミックスとして制作されたソフトながら登場する球団は架空の物に差し換えられ、更に日本のセ・リーグ6球団をモチーフとしたチーム+映画の主役であるインディアンスを含むMLB4球団をモチーフとしたチームという組み合わせとなっている。
件のインディアンスをモチーフとしたIチームは映画の登場人物と当時の実際のインディアンスのチームメイトをモデルとしたキャラが混在しており、更に全キャラの名前が平仮名になっている上に微妙に捩ってある。



【余談】

ソフト版では、江夏豊、掛布雅之、堀内恒夫が声優に起用されている。
役柄は順に、ヤンキースの監督、コーチ、インディアンスのコーチ。






追記修正はWild Thingをバックにお願いします。


[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,2)

[#include(name=テンプレ3)]


  • え?石橋貴秋って2からなの?そう言えばテレビでも2か3しか放送してなかったような… -- 名無しさん (2020-06-04 21:53:45)
  • 名門!第三野球部 飛翔編のシナリオはかなり影響を受けてる気がする -- 名無しさん (2020-06-04 22:07:33)
  • ↑2 優勝して慢心したチームメイト達に、ガムシャラなプレーで喝を入れてく役だからな。3ではかなりスピリチュアルなキャラになっちゃったがキャラ -- 名無しさん (2020-06-05 08:48:07)
  • トリロジーBlu-ray、待ってます。 -- 名無しさん (2020-06-06 22:35:39)

#comment(striction)

*1 特にこのメジャーリーグシリーズを見て野球選手を志した選手も多い
*2 この続編二作は、日本ではとんねるずの石橋貴明が出演したことで有名。因みに、三作目は正確には大リーグを舞台としていないので、本国では外伝扱いで主役となるチームもインディアンスではなく架空の「サウスキャロライナ・バズ」となっており、監督の他にもキャストの殆どが入れ替わってしまっている。
*3 公開された89年当時、春のスプリングトレーニングの開催地でも知られるマイアミにはメジャーリーグのチームがなかった。後にイチローが移籍したマイアミ・マーリンズ(当時はフロリダ・マーリンズ)が誕生するのは1993年からである。
*4 時速99マイル=159kmの意味で豪速球投手の意。
*5 日本ではオリジナル版が『恋のワイルドシング』として紹介されていた。本作以降は本作のテーマとして認識されるようになり、スポーツ中継で流されたり、大仁田厚が入場テーマに使う等されている。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧