ボロス軍/Boros Legion(MtG)

ページ名:ボロス軍_Boros Legion_MtG_

登録日:2020/05/22 (金曜日) 01:12:00
更新日:2024/05/17 Fri 13:14:37NEW!
所要時間:約 10 分で読めます



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ボロス軍は正義のために立ち上がる。


だが決して独りではない。



ボロス軍/Boros Legionとは、TCG、マジック・ザ・ギャザリングの背景世界に存在する組織である。


概要

次元、「ラヴニカ/Ravnica」を支配する10のギルドの一つ。配色は正義のと激情の


正義の証「」と高潔さの証「」を重視するギルドで、ラヴニカにおける警察や軍隊の役割を持つ。
下部組織である警察組織の「ウォジェク連盟/The League of Wojek」や、各々の特別任務を担う「戦域/The Theaters of War」と呼ばれる部隊、空中要塞「パルヘリオン/Parhelion」など多数の戦力を持ち、その戦闘力は全ギルドの中でもトップクラス。


法を遵守し法を破る者を罰することが使命。一般的には「警察」「軍隊」の類を想像すればおおよそ間違いではない。
ただし、ここでいう「法」とはボロスの意そのものであり、要するに「ボロスに従わない者は全て敵」という独善的な思想を持っており、生理的に相容れない者たちも数多くいる。


どこも大抵そうだが他のギルドの存在についても快く思っておらず、特に悪役的なニュアンスの強い[[ディミーア家/House Dimir>ディミーア家/House Dimir(MtG)]]ラクドス教団/The Cult of Rakdosのことはいつか皆殺しにしてやろうと画策している。
また、似た役割を持つ[[アゾリウス評議会/The Azorius Senate>アゾリウス評議会/The Azorius Senate(MtG)]]とは一応協力関係にあるが、若干見下している節がある。
最も独善なばかりではなく、その役割上基本的にはラヴニカ市民らに与するギルドであり、ボーラス率いる永遠衆との戦いでも真っ先に立ち向かっている。


所属する種族としては、上位職に就く天使や社会性を持つ人間が多いが、意外にもゴブリンやミノタウロスといった野蛮なイメージの強い種族もいる。
最もゴブリンに関しては、「飯にありつける」、ミノタウロスに関しては「合法的に暴れられる」といった理由があるらしいが。


『ラヴニカ・ブロック』のストーリーではギルドマスターであるラジアの戦死やパルヘリオンの崩壊など大きな打撃を受けたが、その後の『ラヴニカへの回帰ブロック』の時代では天使オレリアが新たなギルドマスターとなり、ギルド創設以来続いてきた他ギルドへの攻撃計画の書き直しなど大幅な改革を行った。


なお、プレインズウォーカーであるギデオンも一時身を置いていた。*1
ボーラスの侵攻時には再びギデオンと協力し、中隊を派遣したりペガサスを貸し出したりしている。


ラヴニカのギルド間の思想差が非常によく表れているのが《焦熱の結末》というカードのフレーバー・テキスト。
追加コストとしてクリーチャー1体を生け贄にして5点のダメージを飛ばすというものなのだが、このカードのフレーバーを語る一文はギルドの相いれない思想差をものがたっている。

ボロスの軍団の兵が見たのは尊い自己犠牲だったし、ラクドスのごろつきが見たのは焼身自殺だったし、イゼットの錬金術師が見たのは失敗した実験だった。



主要人物

ラジア/Razia
パルンと呼ばれるギルドの創設者である天使。超然的な人物だったようで、近寄りがたい存在だったようだ。
ギルド創設以来長きにわたりボロスを率いていたが、ディミーア家のパルンであるサデックとの戦いで死亡した。


登場カード

  • ボロスの大天使、ラジア/Razia, Boros Archangel

アグルス・コス/Agrus Kos
ウォジェク連盟のメンバーである老兵。『ラヴニカ・ブロック』のストーリーにおいての主人公である。
各ギルド内外でおこる事件の解決や、[[イゼット団/The Izzet League>イゼット団/The Izzet(MtG)]]所属の魔導師が企んでいた世界支配の阻止など、老齢ながら獅子奮迅の活躍を行った。


登場カード

  • ウォジェクの古参兵、アグルス・コス/Agrus Kos, Wojek Veteran

フェザー/Feather
コスの相棒である天使。本名は「ヴィンレン/Vinrenn」。メタいことを言うと「ラジアが設定的に一般人として動かしづらいことで作られた」ような感じの登場人物。
コスと共にラブニカで起こった様々な事件を解決した。ラジアの戦死後は新たなギルドマスターに就任したが、オレリアによって追放されてしまう*2
オレリア曰く「不名誉な天使」と言われる存在だったようで、理由は不明だが翼を拘束され、下部組織のウォジェク連盟に身を置いていた。
その後、『灯争大戦』にて14年ぶりに登場しカード化もされた。


登場カード

  • 贖いし者、フェザー/Feather, the Redeemed

オレリア/Aurelia
フェザー追放後に新たなギルドマスターになった天使。
超俗的なラジアと比べると、部下とも積極的に交流する行動的な人物。一方で前述のようにフェザーを追放するなど強引な面もみられる。
ボロス軍の組織構造を見直し、兵員配備の改善や「戦域」部門の追加など組織の大改革を実施した。


登場カード

  • 戦導者オレリア/Aurelia, the Warleader
  • 正義の模範、オレリア/Aurelia, Exemplar of Justice

タージク/Tajic
ボロス軍の最高階級であるギルド魔道士の男性。
『ドラゴンの迷路』ストーリーでは迷路走者を務めた。ギデオンとも仲が良かった模様。
テイサとともにオブゼダートに喧嘩を売りに行ったが返り討ちにあい、その後テイサと疎遠になる。


登場カード

  • 軍勢の刃、タージク/Tajic, Blade of the Legion
  • 軍勢の切先、タージク/Tajic, Legion's Edge

フェールス・ロキーリク/Ferrous Rokiric
大昔のボロスのウォジェク連盟司令官。
「暴動鎮圧と人員への負担軽減のために強いゴーレムを10体作って治安維持にあたらせる」という戦略を考えた将軍。


登場カード

  • フェールス・ロキーリク将軍/General Ferrous Rokiric

ゲーム内での特徴

ウィニーの白と攻撃的な赤の組み合わせということで小粒のクリーチャーを展開し殴る戦略が得意。
軽量ながら優秀なクリーチャーやスペルを多く有するのが特徴。


固有メカニズム

光輝/Radiance

Rally the Righteous / 正義の再興 (1)(赤)(白)
インスタント
光輝 ― クリーチャー1体を対象とする。それと、その他の共通の色を持つ各クリーチャーをアンタップする。それらのクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+0の修整を受ける。


『ラヴニカ・ブロック』におけるメカニズム。
対象にしたクリーチャーと共通の色を持つクリーチャーにも効果を与える能力。
自軍のクリーチャー達を強化し、相手のクリーチャー達には被害を与えるのが理想……なのだが、光輝の能力はお互い全てに影響を与えてしまうため、うっかり自軍にも被害をだしたり相手を強化してしまうといったことが起きてしまう。
現在の脳筋ボロスからは考えられないほどよく分からない能力であり、公式からは「ボロスらしくない能力*3」とラヴニカ・ブロックの大きなミス呼ばわりまでされてしまったかわいそうなメカニズム。
カジュアル勢やこういうwikiを読んで楽しむ層の間でも、ラヴニカのキーワード能力(能力語)で思い出せないものの定番が光輝と憑依(オルゾフ)だったなど、あまり人気が高いメカニズムではない。
一応、全体にプロテクションを与える《照らす光》はサイドボード向けに使用された。


大隊/Battalion

Firemane Avenger / 炎まといの報復者 (2)(赤)(白)
クリーチャー — 天使(Angel)
飛行
大隊 ― 炎まといの報復者と少なくとも2体の他のクリーチャーが攻撃するたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。炎まといの報復者はそれに3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。
3/3


『ラヴニカへの回帰ブロック』におけるメカニズム。
大隊持ちを含めた3隊以上のクリーチャーが攻撃することによって誘発する能力。ボロスの特徴であるウィニー戦略にかみ合う攻撃的なメカニズム。
一方劣勢時には扱いづらい弱点もある他、当時のスタンダードには《終末》《至高の評決》を皮切りに《忌むべきもののかがり火》《漸増爆弾》《次元の浄化》《無慈悲な追い立て》《集団疾病》などウィニー戦略を激烈にメタるカードが多かったので、
分かりやすい理念とは裏腹に悲しいほどに使われなかった。3体もクリーチャーを並べたらアド取られちゃうからね、しょうがないね。
『ラヴニカのギルド』や『灯争大戦』にも(大隊の名称はないが)再登場した他、基本セット2013の《熟練の戦術家、オドリック》が似たような能力を持っている。


教導/Mentor

Hammer Dropper / 槌落とし (2)(赤)(白)
クリーチャー — 巨人(Giant) 兵士(Soldier)
教導(このクリーチャーが攻撃するたび、パワーがこれよりも小さい攻撃クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンターを1個置く。)
5/2


『ラヴニカのギルド』におけるメカニズム。
攻撃時に自分よりもパワーの低いクリーチャーを強化する能力。文字通り上官やベテランが部下や新米の兵士を指導するようなイメージ。
大隊同様ウィニー戦略にかみ合う能力で、特に後続の速攻持ちと合わせて攻撃すればより大きなダメージを与えられる。
こちらは「ボロス教導」というアーキタイプ名がつくほど活躍した。
後にまったく別の次元を舞台にした「統率者2021」でも《シルバークイルの牙、フェリーサ》の能力として登場。
キャラの設定から考えるに、取り巻きの生徒に嫌いな奴のいじめ方を教えているのかもしれない。



主なカード

Lightning Helix / 稲妻のらせん (赤)(白)
インスタント
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。稲妻のらせんはそれに3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。


ボロスを代表する非情に優秀なスペル。
相手クリーチャーに撃てば盤面処理と延命を両立でき、対戦相手に撃てば事実上のドレイン呪文としても扱える。
モダン以下の環境ではトリコロールと呼ばれる赤白青デッキなどに採用される。墓地から再キャストを可能にする《瞬唱の魔道士》との組み合わせが特に強力。
『ラヴニカへの回帰ブロック』でも再録を検討されたが、上述の組み合わせが強すぎるため見送られてしまった。*4
さらに後に《鋳造所のらせん》という亜種も作られるなど、赤白の「らせん」はすっかりボロスのお家芸になってしまっている。


Sunhome, Fortress of the Legion / 軍の要塞、サンホーム
土地
(T):(◇)を加える。
(2)(赤)(白),(T):クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは二段攻撃を得る。


ボロスのカードといってもクリーチャーや呪文だけがすべてではない。ラヴニカには「本拠地ランド」というものがある。
しかしいくらなんでも「5マナ使って二段攻撃を与える」では使いづらく、このカードは登場から10年ほどはストレージの中で眠る典型的なカードだった*5
だがモダンで発見されたアミュレットコンボのキーパーツとして、《ボロスの駐屯地》とともに1枚だけ投入されるようになる。《原始のタイタン》のETB能力でサーチして二段攻撃を与えるという打点向上用のパーツになるのだ。
今となっては後発の土地に似たような役割ができるものが多いのですっかり出番のない本拠地ランドサイクルだが、こちらは未だに独自性と有用性を保ち続けている。
そして「非常にニッチなデッキに1枚あれば十分なアンコモン」というカードなので、高騰するには程遠いという財布弱者の味方でもある。



Boros Reckoner / ボロスの反攻者 (赤/白)(赤/白)(赤/白)
クリーチャー — ミノタウルス(Minotaur) ウィザード(Wizard)
ボロスの反攻者にダメージが与えられるたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。ボロスの反攻者はそれに、その点数に等しい点数のダメージを与える。
(赤/白):ターン終了時まで、ボロスの反攻者は先制攻撃を得る。
3/3


3マナ3/3と優れたサイズに加え、先制攻撃も得られるミノタウルス。
ダメージ反射能力が何より強力で、迂闊に攻撃やブロックしてしまえば逆に被害を受ける。
次弾の『テーロス・ブロック』の信心ギミックとも相性がいいため、この次期のスタンダード環境では広く使われた。
パイオニア以下なら20点ダメージを振りまく《絶滅の星》と組み合わせて一撃必殺するロマンコンボも可能。
モダンではクリーチャーに宣言した点数のダメージを与える《火山の乱暴者》を用いた瞬殺コンボでも使われる*6
5000兆点を反攻者に与えます」


Assemble the Legion / 軍勢の集結 (3)(赤)(白)
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、軍勢の集結の上に召集(muster)カウンターを1個置く。その後、軍勢の集結の上に置かれた召集カウンター1個につき、速攻を持つ赤であり白である1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを1体生成する。

これを出した次のターンには1体、その次のターンには2体……とクリーチャーが無料でターン開始時に補充され、しかもその補充数が増えていくといういかにもボロスらしいカード。
兵士トークンが速攻を持つのも嬉しいところ。しかも一切のデメリットがない、とテキストだけ読むと強いことしか書いていない。しかし5マナと重いので、入るデッキを非常に選ぶ。
赤白絡みのコントロールデッキではたびたびフィニッシャーとして用いられた。トークンが自動的に補充されるので除去に対して耐性が高い上に、合計打点が1→3→6→10と増えていくのでライフを詰める能力は十分。
一方でスタンダードでさえ《集団疾病》に弱いこと、出してから2~3ターンくらいは満足な仕事をできないことなどから主流とまでは言えず、「優秀なサイドボード」といった評価だった。現在ではさすがに遅すぎて全く入らないが、パイオニアなんかではもしかしたら……無理かなぁ、やっぱ。


Legion Warboss / 軍勢の戦親分 (2)(赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 兵士(Soldier)
教導(このクリーチャーが攻撃するたび、パワーがこれよりも小さい攻撃クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンターを1個置く。)
あなたのターンの戦闘の開始時に、赤の1/1のゴブリン(Goblin)・クリーチャー・トークンを1体生成する。ターン終了時まで、そのトークンは速攻を得る。この戦闘で、そのトークンは可能なら攻撃する。
2/2


2015年度の赤デッキで大活躍した《ゴブリンの熟練扇動者》のリメイク的存在。
教導先を自己生産できるのが大きな強みで、毎ターン攻撃すれば2/2に強化されていく新米ゴブリン兵団ができる。
モダンでは上述のゴブリンの熟練扇動者と一緒にゴブリンデッキに採用され、レガシーの赤単にも新戦力として活躍している。


Deafening Clarion / 轟音のクラリオン (1)(赤)(白)
ソーサリー
以下から1つまたは両方を選ぶ。

  • 轟音のクラリオンは各クリーチャーにそれぞれ3点のダメージを与える。
  • ターン終了時まで、あなたがコントロールしているクリーチャーは絆魂を得る。

極めて優秀なアグロ殺し。全体除去にもなり、ライフレースを耐え抜ける。弱いことが書いてないのでそれはもう頻繁に見かけたカード。
当時スタンローテの直後ということでMTGAが流行しはじめ、カジュアルMTGが大流行を見せたのだが、そういったプレイヤーには印象深いカードだろう。
自軍を巻き添えにするという点も弱点とは言い切れず、当時スタンダードで共存していた恐竜の「激昂」を誘発する際に役立った。
「ラヴニカへの回帰」ブロック期の脳筋ボロスっぽさはないが、どちらかというと光輝などのフレーバーに近いのだろう。



Feather, the Redeemed / 贖いし者、フェザー (赤)(白)(白)
伝説のクリーチャー — 天使(Angel)
飛行
あなたが、あなたがコントロールしているクリーチャーを対象としてインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、それの解決に際しそのカードをあなたの墓地に置く代わりに追放する。そうしたなら、次の終了ステップの開始時に、それをあなたの手札に戻す。
3/4


自軍を対象にしたスペルを使い回すことができる優れた天使。
パワーを上げるスペルを使い回せば相手や相手クリーチャーへのダメージ源になるし、破壊不能を付与するスペルを回収すれば除去にも強くなれる。
特にキャントリップ付きの呪文を回収することで、ウィニー戦略の弱点である息切れも防止できる。
同弾で登場した《第10管区の軍団兵》*7との相性が特に抜群。
スタンダードではこのカードの名前を冠するボロス・フェザーが活躍し、パイオニアでも引き続き活躍している。
統率者戦でも白単と並んで最弱とされてきた赤白に、ようやく光を差し込む程度の強さは持っているようである。カジュアルフォーマットで強弱ってなんだよって話だけど



Parhelion II / パルヘリオンⅡ (6)(白)(白)
伝説のアーティファクト — 機体(Vehicle)
飛行、先制攻撃、警戒
パルヘリオンⅡが攻撃するたび、飛行と警戒を持つ白の4/4の天使(Angel)クリーチャー・トークンを2体攻撃している状態で生成する。
搭乗4(あなたがコントロールする望む数のクリーチャーを、パワーの合計が4以上になるように選んでタップする:ターン終了時まで、この機体(Vehicle)はアーティファクト・クリーチャーになる。)
5/5


灯争大戦というラヴニカ全土を揺るがす危機に、ついに動き出したボロス軍の空中機動要塞*8
攻撃するたびにセラの天使相当のトークンが2体出撃し、本体も飛行先制攻撃警戒の3つの能力で戦闘ではまず落とされない、「動きさえすれば」無敵の要塞である。
問題は8マナと重すぎる上、速攻を持っていないために出したターンに何もしないこと。当時のスタンダードではコストを踏み倒して出す手段もなく、多大なロマンを秘めつつも実用性皆無のカスレアとして埋もれることになった。
時は流れ、「神河:輝ける世界」においてパルヘリオンⅡの問題点を全部解決する《大牙勢団の総長、脂牙/Greasefang, Okiba Boss》という最高の相棒が登場。
最短3ターン目で墓地から飛来し天使を残していくパルヘリオンⅡは今日も暴走族の本拠地として爆走している。



General Ferrous Rokiric / フェールス・ロキーリク将軍 (1)(赤)(白)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
単色からの呪禁
あなたが多色の呪文を唱えるたび、赤白の4/4のゴーレム(Golem)・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。
3/1


モダンホライゾン2で登場した、ラヴニカらしく単色をメタる能力と多色の呪文に関わる能力を持つクリーチャー。
3マナでタフネス1という貧弱さはネックだが、多色呪文を唱えるだけで4/4もの戦力が出てくるのは驚異の一言。
同じくモダンホライゾン2で登場した《縄張り持ちのカヴー》、《ドラコの末裔》らと共にトライバルズーを大幅に強化した。


……なのだが、実はヴォーソスの間でも「なんだこのオッサン!?」感がすごかったという変なカード。ストーリーでは名前がちょろっと出た程度に過ぎなかったキャラが突然のカード化。ブルース・タールとかジョー・カディーンとか、赤白のレジェンドってそんなカードやたら多い。
モダンホライゾンや統率者レジェンズなどでは、こういった「カード化の機会を逸したカードに出番を与える」という目的でカジュアル勢を喜ばせるという目的もある。ホガークやウルザで環境を破壊するだけが仕事ではないのだ。



判事どもなら、全部の書類に署名して、それから追記・修正といくんだろう。
だが、俺が追記・修正するのは今だ!


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  • マジックストーリーのボロス回はすごく良かったと思います -- 名無しさん (2020-12-09 22:17:03)
  • ウドの大木だったパルヘリオンⅡを完璧に操縦できる暴走族の総長が神河で発見されたので、ボロス軍も白黒の暴走族になった方がよいと考えられる -- 名無しさん (2022-02-02 18:55:19)

#comment(striction)

*1 背景小説ではエルドラージと戦うために離れ、オレリアとも平和に別れた。一方、《ギルドとの縁切り》のフレーバーテキストでは方向性の違いから離別したように書かれている。
*2 「ミラディン」「ラヴニカ:ギルドの都」のあたりに非常に顕著なのが、当時の設定を徹底的に否定するという流れで旧時代の設定を排除して「舞台だけ流用した新しい登場人物の世界」を作るというもの。ジャラドの性格の豹変や前回主人公グリッサの悪堕ちなどが挙げられる。
*3 一応クリーチャーを並べるという点で考えればそこまで相性は悪くはない。
*4 代わりに4マナ4点火力+回復になった、《戦導者のらせん》が作られた。
*5 《聖なる鋳造所》のようにライフを2点払ってアンタップインする土地の通称は、wikiを読む層には「ショックランド」とされているが、プロ志向の強いプレイヤーには「ギルドランド」と呼ばれている。これはショックランド派からは「ギルドランドはこの本拠地ランドのサイクルやバウンスランドなどの他の土地のことも指すかもしれない」という意見なのだが、プロ側にしてみれば「そんなの見ないんだからギルランって言った方が通りがいいだろ」である。呼び方の是非は置いといて、「一般的な対戦環境では縁のない土地だった」ということを示すエピソードである。
*6 実際には自分のライフにも軽減できないダメージを与えてしまうため、何らかの方法でこれを帳消しにする必要が出てくる。無限ライフで相手を投了に追い込む以外のフィニッシュ手段として用いられる、という意味
*7 自身を対象にした呪文を唱えることで、+1/+1カウンターが得られ、さらに占術1ができる。
*8 ちなみに初代は最初のラヴニカブロックで当時のアゾリウス評議会の本拠地プラーフに墜落した。

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