登録日:2020/04/03 (金曜日) 0:17:00
更新日:2024/05/17 Fri 11:11:31NEW!
所要時間:約 20 分で読めます
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イース 日本ファルコム 原点 塔 起源 女神 ゲーム ps4 psvita xbox one xboxone nintendo switch イース・オリジン 700年前
全ての運命は その《塔》に紡がれる────
『イース・オリジン』 (Ys ORIGIN) とは、日本ファルコムから発売されているARPG、『イース』シリーズの第7作目。
そのタイトルの通り、イースの起源・つまりイースI・Ⅱに繋がる、700年前のイースを舞台としたストーリーが展開する。
上記の通りⅠ・Ⅱの時代から700年前が舞台である為、イースシリーズでお馴染みの主人公・アドル=クリスティンはストーリーでは登場せず、
3人の主人公によるそれぞれ違ったストーリーが描かれている。
【ストーリー】
『黒真珠』による魔法と、魔力を増幅する魔法の金属『クレリア』。そしてそれをもたらした双子の女神の統治によって繁栄してきたイース王国。
突如そのイース王国を襲った『魔』の勢力に対し、人類は劣勢を窮め、女神の住まう『サルモン神殿』に追いつめられる。
とうとう女神と彼女らに仕える6神官達は、黒真珠の魔力を用いてサルモン神殿を周囲の大陸ごと天空に浮上させた。
しかし、『魔』の勢力はそれを追うように天高くそびえる《塔》を建立し、塔の上層から翼を持った魔物達がサルモン神殿を襲うようになる。
危機迫る中、ある日双子の女神がサルモン神殿から突然その姿を消すという事件が起こる。
人々の心の拠り処を失う訳には行かないと考えた6神官たちは、選抜隊を組織し地上へと女神達を探しに行かせる決定を下した。
選抜隊に選ばれた少女・少年の運命は。そして双子の女神達はなぜ突然姿を消したのか?
全ての運命は、天高くそびえ立つ禍々しい《塔》に集まっていく────
【システム】
システムは6(ナピシュテムの匣)、及び前作にあたる『フェルガナの誓い』を踏襲したクォータービュー(斜め上方からの視点)の3DARPG。
基本操作や、MPを使用して発動する3属性のスキルの存在などは前作とほぼ同様。
違うところと言えば、一時的な強化『ブースト』の効果時間中にもう一度ブースト発動ボタンを押下すると、
ブーストの終了と引き換えに強力な攻撃『バースト』を発動させることが出来る点くらいだろうか。
能動的に使える回復アイテムが無い点もフェルガナの誓いと同様である為、(ノーマルでもクリアまでに何回も死ぬ前作に比べれば幾分かは易しくなってはいるものの)敵の攻撃範囲や火力が上昇する高難易度では前作とほぼ変わらぬ難し目の難易度となる。
だが、雑魚敵は前作までに比べ属性耐性が細かく設定され*1、更にいやらしい行動を取る魔物が増えたので道中の難易度は前作までより高め。
【登場人物】
・ユニカ=トバ
主人公の1人であり、力の神官・トバ家の娘。Ⅰに登場したサラ・ジェバ・ゴーバンの祖先にあたる。
神官の家系でありながら生まれつき魔法が使えないという境遇にあるが、神殿騎士団の団長を務める父親譲りの腕力を以て斧を振り回して戦う神殿騎士見習いの少女。
鍋つかみのようなミトンを手袋代わりに、カントリー風なゆるふわ衣装(敵勢力の少女からは『野暮ったい』と揶揄されている)で斧を振り回し戦うその姿はギャップが有る。
双子の女神大好きっ娘であり、他の人物が女神を崇高たる存在として一歩引いて接する中、彼女だけは堂々と『年上の友達』のように接しており、女神達もそんな彼女を妹のように可愛がっている。
しかし、その一方で、女神が好きだからという理由だけで捜索隊に志願し、ほかのメンバーを呆れさせている。就職面接だったら変な奴認定されてお祈りされた可能性大。
めっちゃやり込むと制服姿が解禁される。
攻略本の設定資料集によると、初期設定では鉢巻をしたパンツスタイルだった模様。
操作キャラとしての性能は以下の通り(クリックで開閉)。
通常攻撃……斧もしくは大剣による連撃。斧は従来のアドルに近い性能。
大剣は攻撃力が斧に比べ1.1倍高いが、連撃のスピードが遅いという欠点がある。
<使用スキル>
【旋風】……周囲に風属性の渦を巻き起こし連続ヒットする攻撃。前作のアドルの【風霊】スキルと同じ。
【金剛】……地面に斧を叩き付け、真上に雷撃を発生させ複数ヒットする雷属性のダメージを与える。発動時は敵の攻撃をガードする効果も有る。
かわいい少女が斧を豪快にオラァ!と地面に叩き付けて衝撃波のような雷を発生させるという絵面がギャップ大。ファルコムメルマガ会員に配信されたイース新年会でも披露してユーゴにびっくりされている。
【紅蓮】……亡き父親から受け継いだ『紅蓮の大剣』によって発動。火の鳥を前方に撃ち出すスキルだが、溜めうちで放つとさながらフェニックスのような大きな火の鳥が前方に飛んでいく。
溜めうち状態の火の鳥は敵を貫通し、更に敵と至近距離で放つとヒット→少し吹き飛ばされる→またヒット……という具合に複数ヒットするようになり使い勝手は◎。
イメージとしてはこんなん。
バースト時には周囲に魔法が使えないのに魔法陣を描き、範囲内の敵に連続ヒットする杭のような衝撃波を発生させる。
3人の主人公の中では従来の主人公アドルに一番近く、難易度ノーマルまでは彼女が一番クセが少なく扱いやすいだろう。
だが高難易度になると何かと強みが活かしにくくなり、ユーゴや鉤爪の男に比べ『困った時の拠り所』に欠ける為、途端に難しく感じる事も。
一方で3人の主人公の中で彼女だけの特権である『ジャンプ2連撃→3撃目は方向キーを離して下突き』の連撃テクを駆使出来れば他2人には成し得ないゴリ押しも可能ではある。
・ユーゴ=ファクト
主人公の1人であり、心の神官・ファクト家の息子。『ファクト』の名から分かる通り、Ⅰにおけるラスボス・ダルク=ファクトの祖先にあたる。
魔道具『ファクトの眼』を操る『魔導の若き天才』として名を馳せつつあり、既に神官ファクトの後継者に内定している。
魔法の腕は確かであり冷静な性格だが、歯に衣着せぬ物言いをする為、しばしば他の捜索隊メンバーと対立してしまう事も。しかし、そのわけはゲームをプレイすると少しずつ分かっていく。
ファクト家の理念である終わりなき力の追求や、父親からの密命の内容に苦悩する様が描かれる。その苦悩の中、ダレスの甘い誘いに乗ってしまって…。
ミュシャという幼馴染が居るが、彼女そっちのけで何故か敵勢力の女性達に引っ張りだこという若干のハーレム気質が有る。
鉤爪の男編では2回中ボスとして立ちはだかる。
操作キャラとしての性能は以下の通り(クリックで開閉)。
通常攻撃……杖と2個の『ファクトの眼』から射出される魔法弾。敵を怯ませられない代わりに遠距離攻撃が可能。
操作感はさながら弾数無制限のシューティングゲーム。
<使用スキル>
【結界】……バリアを張り、一回だけ敵の攻撃を無効化し、触れた相手には微量の風属性ダメージを与える。溜めうちで発動すれば2回まで無効化。
このスキルと遠距離通常攻撃のおかげで、ユーゴは高難易度でも他キャラに比べ幾分かラク。
【爆雷】……ファクトの眼を爆雷として設置し、数秒後に起爆して周囲に複数ヒットの雷属性ダメージを与える。ジャンプして空中に設置も可能。
そのままだと攻撃の発動が遅く使い辛いが、溜めうち状態で設置した爆雷は設置後にもう一度スキル発動ボタンを押した瞬間に起爆出来るので使い勝手が格段に良くなる。
敵に容易には近づけなくなる高難易度ではこの溜め爆雷→即起爆が重要なメインウェポンとなるが、
ゲーム中でこの『即起爆』の説明は無い為、この仕様に気付かず『ユーゴの雷スキルって発動遅くて当てにくいし使えねー』と早々に見放してしまうプレイヤーも少なくはない。
【火輪】……ファクトの眼に炎を纏わせ、周囲をグルグル回転させて当たった敵に火属性ダメージを与える。溜めうち状態では更に前方にレーザーを射出するようになる。
難易度ノーマルまではこのスキルと通常攻撃を組み合わせてグリグリやってれば敵を倒せてしまうことも多いが、敵との接触が危険な高難易度では通用しにくく、
また溜めうちのレーザーも無防備なままずっと同じ方向を向いていないと複数ヒットせず火力が低くなるため、高難易度ではお留守番になりがち。
バースト時には無敵の結界を張り、触れた者にダメージを与える。火力は低いが発動中も自由に動けて接触ダメージもそこそこな為、まあまあの使い勝手。
3人の主人公の中では1人だけシューティングゲームのような操作性である為、従来のシリーズに慣れてきたプレイヤーにはクセを感じるかもしれないが、
慣れれば遠距離からの無属性攻撃、結界による保険など安全性が抜群のキャラ。瞬間火力も溜め爆雷即起爆でそれなりに有る。
・鉤爪の男
ユニカ編とユーゴ編に登場する、敵対勢力に与する謎の男。
その正体はかつての神殿騎士団副団長にして、サルモン神殿浮上までの時間稼ぎの為にユニカの父と共に地上に残った後、行方不明になっていたユーゴの兄・トール=ファクト。
そして3人目の主人公でもあり、他2人のストーリーをクリアすると彼のストーリーが選択できるようになる。
神殿騎士であった彼が何故剣を捨て、闇の勢力に協力しているのか?ユーゴ編最終盤で彼に語った『見出した道』とは?
その真実は彼のストーリーをプレイすれば判明するだろう。
初期設定では顔に布を巻いた怪しい外見だった。
操作キャラとしての性能は以下の通り(クリックで開閉)。
通常攻撃……鉤爪による攻撃。とても出が早く高速の連撃が可能。低難易度ではこの通常攻撃を連打していれば雑魚敵は片付いてしまうくらい爽快な速さ。
また、ジャンプ攻撃すると自動的に4ヒットの攻撃を繰り出すが、これは空を飛ぶ敵だけではなく背の高い敵にも有効。ヒットする敵には通常攻撃連打よりこちらの方が効率が良い。
<使用スキル>
【神速】……風の力を利用した超高速移動。敵を貫通し、当たった敵には風属性ダメージを与える。
攻撃の為というより、高速移動で敵の攻撃を回避したい時や、方向キーを押していない状態で発動すると最寄りの敵の元に瞬間移動する特性を利用したりと補助的なスキル。RTAでは専ら扉の不正入場の手段。
【雷爪】……鉤爪に紫電を纏わせ、当たった敵に連続ヒットの雷属性ダメージを与えつつ微量のHPを吸収する。
溜めうちでは広範囲化、威力上昇、更に敵を引き寄せる効果も有りと、ゲーム中屈指の強スキル。
どの難易度でも雷属性が効く相手にはとりあえずコレ、と言っていいくらい汎用性の高いスキルである。
【劫火】……読み方は『ごうか』。炎を纏いジャンプし、火属性ダメージを与える。発動中はガード性能有り。
難易度ノーマルまではあまり頼る必要性は無いが、高難易度ではこのスキルを駆使して適宜カードしていくことが必要になる。
バースト時には複数ヒットする広範囲のレーザーを前方に放ち、途中で方向を変える事も可能。3人の主人公のバーストの中では一番扱いやすい。
3人の主人公の中では真の主人公なだけあって最も強力なキャラ。とにかく高速の通常攻撃や雷爪が強く、ブーストの効果が一番てきめんであり持続時間も長い。
他2人に比べギミック突破の為のアクセサリーが必要無い為、その枠に有用なアクセが入っているのもポイント。
ただ他2人のように遠距離攻撃スキルが無い為、近接戦闘が不安な初心者には慣れるまで少々扱いつらいかもしれない。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){さらにブーストしてルーに話しかけると言葉がわかる。}
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・フィーナ
双子の女神の一人。イース1では彼女がヒロインであったが、今作はその座をレアに譲り気味。
鉤爪の男編のストーリーでは、ダレス達の正体を少ない発言から察してみせた。
・レア
双子の女神の一人。今作では彼女が正ヒロインと言えるかもしれない。
イース1の時代、何故彼女の愛用していたハーモニカがあんな廃坑などに安置してあったのかがラストにて判明する。
・ガレオン
神殿騎士団副長の1人にして、隊長ともう1人の副長であるトールが行方不明になった現在は隊長代理を務めている男。
真面目で実直であり、部下にも優しさと厳しさ両方をもって接する優秀な人物。
鉤爪の男編序盤ではボスとして対陣する。
・セシリア
現在の神殿騎士団の副長補佐。黒髪ロングの凛としたお姉さんで、部下であり見習い騎士であるユニカにも厳しい態度で接する。
女神フィーナとレアに対して忠誠心が非常に高く、2人に無礼な発言をしたユーゴに激昂し、ガレオンに止められるシーンもあるほど。ぶっちゃけ見せ場が全く無いのは内緒
・ラモナ
神殿騎士団の女性。
セシリアに比べ軽装であり、性格もフランク。セシリアが鞭担当なら彼女が飴担当。
・ロイ
神殿騎士団員であり、ユニカの1つ歳上の幼馴染の男子。
幼馴染という事はつまりそういう事である。
だがユニカ編のストーリーでは彼は……
・カデナ
捜索隊の魔導士部隊を率いるリーダー的存在の女性。
魔導に関しての知識は随一。味方側のエロエロお姉さん枠
・ミュシャ
魔導士部隊の1人であり、ユーゴの幼馴染の女子。
ロイと同じく、幼馴染という事はつまりそういう事である……と言いたいところだが、後述するエポナの存在によりそっち方面ではけっこうな空気。
ユニカ編・ユーゴ編では中盤に魔物に襲われている彼女を助けるイベントがある。
・リコ=ジェンマ
魔導士部隊の1人。名前的には女性っぽいがメガネ男子である。
こちらもユーゴの幼馴染であり、ユーゴのやや面倒な性格をよく理解している友人でもある。
ユニカ編、ユーゴ編では彼に拾ったクレリア鉱を渡すことで武器を強化して貰える為、ある意味捜索部隊の中で一番お世話になるし印象に残る人物。
名前から分かる通り、イース1、2に登場したルタ=ジェンマの祖先である。
・シオン
サルモン神殿祭司長を務める柔和な雰囲気の若い男性であり、捜索隊の実質まとめ役。
歳下にも敵にすらも敬語で話しかける丁寧な人物だが、清浄な魔力を駆使した魔法の実力は6神官に次ぐほど優秀。
鉤爪の男編中盤ではボスとして登場。その実力を見せつけてくる。NGワード:ノーコン、安全地帯
・エオリア
サルモン神殿祭司の1人の若い女性。知的な雰囲気を含んだ微笑みが素敵。
ユニカ編、ユーゴ編では彼女と連絡が取れるアイテム・リラの貝殻をくれ、使用すると彼女と連絡が取れる。1つくれ
・ディーノ
サルモン神殿祭司の若い男性。ストーリーでは殆ど目立たないが、転移時に妨害を受け散り散りになった仲間を集めたのは彼の尽力のたまもの。
<敵勢力>
・ダレス
今作の敵勢力のリーダーにして、【闇】の一族を率いる首領の若い男。
イースⅡにて登場したあのダレスと同一の存在であり、この頃から石化大好き野郎。
一方でユーゴには甘い誘いをする一面も。
今作の時点で主人公達によって討たれるが、何故ザバ共々Ⅱの時代で蘇ったのかもストーリーの中で判明する。
・ザバ
妖艶な女魔導士。ヘソ出し巨乳のお姉さん。敵のエロエロお姉さん枠
Ⅱも敵勢力の幹部として登場したあのザバと同一人物。
性格は高飛車で残虐という、解りやすい悪の女魔導士といったところ。
召喚術師でもあり、本作の敵の魔物の多くは彼女が召喚しているようだ。NGワード:年増、痛そうな女
・エポナ
【闇】の一族きっての女戦士。炎を纏った槍を用いて戦う。
作戦を説明されても細かいところは忘れる、一度に2つ程質問されると分からなくなる等、割と脳筋気質。
曰く『魔導士は理屈っぽくて根暗で嫌い』らしいが、ユーゴ編ではそんな魔導士であるユーゴとなんやかんや色々あって実質正ヒロイン。
ユーゴ編の後半、ダレスの甘い誘いに乗ったユーゴの目を覚まさせようとするが…。
・キシュガル
歴戦の雰囲気を漂わせる屈強な男であり、エポナの兄である【闇】の一族の戦士。
バトルジャンキー気質だが、そのイメージにそぐわぬ氷の属性を用いた戦術を得意としている。
サルモン神殿浮上の際地上に残ったユニカの父を激戦の末討ち取った、ユニカにとっては父の仇。
ちなみに前々作ナピシュテムの匣のラストダンジョンとして、彼と同じ名を冠した『廃都キシュガル』という場所が有る(綴りも同じ『Kishgal』)。
登場したのが割と発売時期の近い前々作なだけに、何か関係が有るのだろうか……と思わせといて、特に何も関係無い模様。
<その他の人物>
・サウル=トバ
ユニカの父親であり、元神殿騎士団長。
サルモン神殿浮上の為の時間稼ぎの為に部下のトールと共に地上に残り、数多の魔物を屠りつつも激戦の末にキシュガルに討たれてしまう。
優秀で人望も厚く、彼を殺害したキシュガルでさえ『大剣と魔法を巧みに操る恐るべき男』と評価している。
死後、愛用していた紅蓮の大剣に憑くような形で亡霊となり、3人の主人公にそれぞれ違ったアドバイスを贈る。
・ザレム
レアが愛用しているクレリア製のハーモニカを造った人物。トールの回想の中のレアのセリフの中に1度だけ名前が登場。
名前から察するに、Ⅱのラミアの村にて登場した武具店員のお姉さん・ザレムの祖先と思われる。
・カイン=ファクト
6神官の一人であり、【心】を司る神官ファクトの当代。
ユーゴとトールの父親であり、非常に威厳のある厳格な人物で、カデナは質問する事すら恐れ多くて出来ないと怯えるほど。
名前から推測出来る通り、今作の最大の裏切り者であり全ての黒幕。
【闇】の一族が効率良く地上を侵攻出来たのも女神の腹心の部下であるこいつが内情を漏らしたせい。
力を求める事に妄執しており、息子2人も親愛の情など皆無で『どれだけ強くさせられるか』の実験台としか思っていなかった。
Ⅱにて登場したファクト家の魔法『シールド』を披露し、その鉄壁ぶりを見せつける。
全ての企みを明かした後、ダレスから取り上げた黒真珠と融合した姿こそが……
ルー
瘴気で魔物となってしまった聖獣。道中6体に出会い、いずれもお腹をすかせている。
好物のロダの実をあげると、いいことをしてくれる。
そしてこの人も居るよ!
・アドル=クリスティン
時代がⅠ、Ⅱの時代から700年前である為ストーリーでは登場しないが、条件を満たせばタイムアタックとアリーナモード(雑魚軍団をひたすら倒すモード)で使用可能に。
前作フェルガナを踏襲したverと前々作ナピシュテムの匣を踏襲したverの2種類が使用可能。
<使用スキル(フェルガナ版)>
【風霊】……フェルガナ時代と性能は同じ。ユニカの【旋風】と使い勝手はほぼ同じ。
【地霊】……フェルガナ時代と(ry。タイムアタックとアリーナモードでは迅速さが求められる為お留守番になりがちか。
【炎霊】……フェル(ey。 そのまま使うとユニカの紅蓮の下位互換気味だが、消費MPはこちらの方が少なく、またフェルガナでの高等テク『下突きファイア』も健在。
<使用スキル(ナピシュテム版)>
【メイルストロム】……ナピシュテムの『エメラス剣・リヴァルト』をオリジンのシステムで再現したもの。
スキルボタンでメイルストロムが、通常攻撃連打で周囲に小さな風属性の竜巻を起こす『ウィンド』が発生する。
メイルストロムはナピシュテム時と同様、周囲と上空に複数ヒットする竜巻を発生させる。ためうちで威力、ヒット数、範囲強化。
同じく複数ヒットするユニカの風スキルよりも威力が高い。
【ライトニング】……ナピシュテムの『エメラス剣・エリクシル』をオリジンのシステムで再現したもの。
スキルボタンでライトニングが、通常攻撃連打で無敵の雷属性の突進『サンダー』が発生する。
ライトニングは敵の間で反射する雷を撃ち込むスキル。ためうちで威力、反射時間強化。
少々癖があるが、対単体では勢いよく複数ヒットし雷属性が通る敵にはかなりのダメージになるし、
ゲラルディに対し腕破壊前に額の弱点に直接ダメージを与えられる上に、何故か簡単に腕も壊せる等、ゲーム中でこのスキルでのみ出来うる事も有る。
【イクスプロージョン】……ナピシュテムの『エメラス剣・ブリランテ』をオリジンのシステムで再現したもの。
スキルボタンでイクスプロージョンが、通常攻撃ボタン長押しで複数ヒットする炎の斬撃『フレイム』を発生させる。
イクスプロージョンは直線上の敵に複数ヒットする炎属性のダメージを与え、ためうちで威力、ヒット数、範囲強化。
対単体の威力としてはゲーム中最強クラスであり、ためうちならば範囲もそこそこ広い為タイムアタックにもってこい。
なお、ナピシュテム版のスキルの共通仕様として、ナピシュテムの時と同様『スキル発動時は無敵』という隠れた効果も有る。
更に通常攻撃のオマケとして発動する攻撃にも属性が付いている為、ダレスの属性バリアも削れる。
ナピシュテム版アドルのスキルが上記のように他キャラと比べてやたら強力なのは、そもそもナピシュテムの魔法剣の技は元々は必殺技ゲージ(回復が遅い)が貯まらないと使えず、連発も出来ない代わりに強力なものであったが、
本作に移植するにあたって強さはそのまま、MP(必殺技ゲージよりもずっと回復が早い)があればいつでも発動出来る仕様となった為、安易に使えないというデメリットがまるっと消えこのように強力な仕様と化した。
フェルガナ版、ナピシュテム版共にバースト時には前方に複数ヒットする極太レーザーを発射する。
威力は全バースト中でも最高なのだが、鉤爪の男のそれとは違い方向転換が出来ない上、
発動時に余計なジャンプも入る為方向がズレがち。発動前に上手く方向を調整してやる必要があるだろう。
強力な魔物たち(クリックで開閉)
・ヴァジュリオン
ザバがエポナに貸し出した召喚魔の1匹。
Ⅰでプレイヤーを散々苦しめたあのコウモリである。
分裂も健在であり、攻撃はⅠの時代よりも多彩であるが、序盤のボスとなっているだけあって攻撃のチャンス時間は割と長く、恐らくⅠと比べれば体感的には弱く感じるであろう。
・ベラガンダー
2本の巨大な剛腕を携えた巨躯の赤い魔物。
Ⅱの最初のボスとして立ちはだかったあの魔物である。
下部の口を攻撃して一定ダメージを与えれば真の頭部が露出しダメージを与えられるのだが、
口から吐き出すスリップ効果のある粘液のせいで滑って上手く攻撃や回避が出来なかったり、
せっかく弱点を露出させても腕を上手く登れないと時間切れで再び塞がってしまうなど、いやらしい要素を含んだ強敵。
ちなみに各主人公で微妙に仕様が違っており、ユニカ編を基準とした際、ユーゴ編では通常攻撃に高い耐性&泡がしばらくその場に残る、鉤爪の男編では炎のレーザーが緩急が付いて避けにくくなっているという違いがある。
・ニグティルガー
柱に石化した状態でくっついていた巨大なムカデ。Ⅰの最弱ボス候補であったあのムカデである。
しかしあの頃とは比べものにならない程強く、Ⅰの頃の弱さに油断しているとあれよあれよという間にダメージを蓄積され敗北するだろう。
……だが、慣れてしまえば高難易度でも割と攻撃は避けやすく、上手くくねらせて中心部を叩けば効率的にダメージも与えやすい。やっぱりニグティルガーはこの頃からニグティルガーでした。
・ゲラルディ
髑髏のような頭部に2本のメカのような腕を携え、下半身が溶岩に浸かっている巨大なロボットのような敵。
……上記の内容からは想像も付かないかもしれないが、Ⅱの同じく溶岩地帯にて虫を吐くキモ顔お化けとして出てきたあのゲラルディである。
Ⅰ、Ⅱの時代と比べて最も面影の無い魔物である。どうしてこうなった。
共通点は口から魔物?を吐くことくらい。700年の間に何故ロボットから虫吐き顔だけお化けになったのかはよくツッコまれがち。
2本のメカっぽい腕にダメージを与えて破壊すると顔を突き出してくるので、その時に額の弱点に攻撃。
・ジェノクレス
ザバが召喚した魔物。
Ⅰの最初のボスとして立ちはだかったあのジェノクレスである。
Ⅰと同様の炎攻撃をしてくれている時は対処がしやすいのだが、周囲の像から発生する気円斬攻撃や雷玉攻撃を連発されると隙のほとんど無い強敵。屈指の気分屋ボスである。
・コンスクラード
巨大な花のような魔物。
ニグティルガーと並んでⅠ最弱ボス候補であったあのコンスクラードである。
だが適当に回りをぐるぐるしてれば数十秒で倒せたあの時代とは違い、この時代では砂地に召喚するヒトデのような岩を攻撃して沈めない限り本体にダメージを与えられない。
ヒトデの処理スピードが鍵となるが、ヒトデにかまっている間も本体は色々と攻撃してくる上、足場が流砂な為こちらは思うように動けないというハンデもある。
実はヒトデが居る間も本体にダメージを与える(HPは減らない)ことで一定時間気絶させられ、その間は安全にヒトデを攻撃し放題なのでそこに気付けるかが重要なポイント。
・ピクティモス
巨大なカマキリのような魔物。Ⅰのダームの塔に出現したあのピクティモスである。
他の巨大ボスとは違い最初から普通に攻撃が通るが、その分攻撃が激しい。
下部の口だけではなく頭にも当たり判定が有るので、攻撃範囲の広いスキルなら下部と頭に同時にダメージを与えることで素早く倒せる。
だがHPが減ってくると吐いてくる雑魚を殲滅しない限り何度でも復活するしぶとさもあり、その雑魚の対処が上手くできないととても長引く。
一応、雑魚を吐いてこない行動パターンもあるので粘っていればそのパターンを引いて勝てる。ナピシュテム版アドルのイクスプロージョンのおやつ
・ザバ&ヨグレクス&オルムガン
Ⅰのデカい顔だけお化けコンビがザバに召喚されました。
Ⅰでは赤い顔にしかダメージが通らなかったが、本作では青い顔の方にもダメージが通る。
また、ザバはⅡの時代と違ってうねうね妖怪には変身しない。Ⅱの時代はどうしてああなったのか……
いかに空中を浮遊するザバを叩き落としダメージを与えていくかがポイントとなる。
・ダレス
Ⅱの魔導士形態とは違い、魔の根源を取り込んで巨大な魔物と化す。
Ⅱの時代の隕石や小さい光弾の他に様々な多彩な攻撃を繰り出してくる。
弱点は下部のコアのような部分だが、第二形態ではバリアの色に対応したスキルで、最終形態は2体のビットを撃破する事でバリアを壊さないとダメージを与えられない。
ユニカ・ユーゴにとってはこいつがラスボス。
- ダーム
黒幕カインが黒真珠そのものと融合して誕生した魔王であり、本作の真のラスボス。Ⅱのラストボスは本作で誕生したのだ。
両腕か本体中央のどこかに隠れている黒真珠を攻撃して黒真珠を露出させればダメージを与える事が出来る。
戦うのはトールとなるので、溜め雷爪で中央と左右どちらかの2か所を同時に攻撃して効率良くダメージを与えるのがポイント。
……また、最終決戦としては少々興醒めではあるが、
舞台から飛び降りるとこちらを引き戻しに捕まえてくる触手の攻撃はタイミング良く炎のスキルを発動すれば完全にガード出来るので、
飛び降り→触手攻撃を火スキルでガード を繰り返せば安全にブーストゲージを溜められる為、安全に勝ててしまったりする。
- ピッカードン
イースシリーズお馴染みのピッカードを統べる王であり、本作の裏ボス。雑魚敵をひたすら倒しまくる『アリーナモード』の隠しステージとなるステージ7にて戦える。
可愛らしいデフォルメ調のイノシシに鎧を着せたファンシーな姿をしているが、最高レベルのこちらの体力を平然とゴリゴリ削ってくる狂った火力の持ち主。
……なのだが、実はスキル攻撃を受けるとしばらくのけぞり、その間は何も行動しない為、
スキル攻撃と通常攻撃を絶え間なく連打していれば最初に受ける攻撃以外は全く受けずに倒すことが出来てしまう。おかげでユニカ特殊衣装解禁の為のSP稼ぎの専らのカモと化してしまっている。
Continued in
Ancient Ys Vanished: Omen……
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▷ コメント欄
- ユニカの説明文の項目ですが、「画像の出展元、権利者を必ず明記するように」という「画像を掲載する際のルール」が全く守られていません。相談所にも報告しておきましたが、ちゃんと「りどみ」に目を通して下さい。 -- 名無しさん (2020-04-03 07:31:50)
- 出典書いてありますよ?履歴見ても建ててすぐに指摘される前に追記されてるみたいですけど -- 名無しさん (2020-04-03 08:35:34)
- トール編の最後は泣いた。ユニカ偏とユーゴ偏がパラレルなのがちょっと勿体なかったかな。3人のストーリーが全て繋がっていたら更に完成度が高かったと思う -- 名無しさん (2020-04-03 11:59:43)
- 仕様のせいではあるが、ナピシュテムアドルがやたらと強いのは設定も考慮されてるかもしれん。6アドルの最終装備は恐らく全シリーズ通して最強の装備 -- 名無しさん (2020-04-03 12:00:59)
- ↑↑↑申し訳無い。ダブル括弧で編集してあるのを完全に見落としていました。ですが権利関係の大事な事ですので、パッと見だけではっきりと見えるように、ダブル括弧は使わないようにすべきだと思うのですが、どうでしょうか。 -- 名無しさん (2020-04-03 20:06:02)
- いっつも最終ボス戦でバグる -- 名無しさん (2021-06-21 00:35:53)
- ピクティモスはトールだとノーダメ完封可能 -- 名無しさん (2022-05-19 01:48:11)
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*2 出典:Ys ORIGIN PLAYING MANUAL 44ページより(2006年・日本ファルコム株式会社より発売)
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