登録日:2020/02/27 (木) 22:17:36
更新日:2024/05/16 Thu 12:48:15NEW!
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ファーさん イケメン 悪のカリスマ 反逆者 世界の敵 星の民 科学者 マッドサイエンティスト ラスボス 全ての元凶 全ての始まり ルシファー グラブル グランブルーファンタジー 櫻井孝宏 銀髪 000(トリプルゼロ) 堕天司の王 異常に知を求める星の民 超高難易度マルチバトル
神は堕ちる。結論の出た議論に興味はない。
ルシファーとは、ソーシャルゲーム『グランブルーファンタジー』に登場するキャラクター。
3周年イベント『どうして空は蒼いのか』~5周年イベント『000 どうして空は蒼いのか Part.III』までの空蒼3部作において、
ルシフェル、サンダルフォンに並んで重要な役割を果たす。
担当声優は櫻井孝宏。
概要
その容姿はルシフェルと同じ、短い銀髪の美青年。
ルシフェルはルシファーが自身に似せて製作した星晶獣なので、この顔はルシファーの方がオリジナル。
ただし、実はルシファーの顔にはさらにある秘密がある(項目下部の「本編での活躍(ネタバレ注意)」参照)。
服装は、本編登場以前は占い師のような白いローブとフードを纏った姿だが、『000』で再登場してからは、
下半身は具足とズボンと赤い腰巻き、上半身は手甲だけの裸身を黒い物質に侵食され、首をぐるりと巡る傷跡という出で立ちとなっている。
一人称は「俺」。
ストーリー上、最初に名前が出るのは『どうして空は蒼いのか』のエンディング後の「竜の試練」。
天司長ルシフェルの口から「決着をつけよう。我が友、ルシファーよ」という発言があり、
同じ存在を意味する名前であることとルシフェルが「友」と呼んだことから、その正体への読者の関心が高まった。
星の民であり、研究機関の最高責任者。天才的な頭脳と超越的な意思により、原初の星晶獣を始め全世界を揺るがす程の研究成果を幾つも生んだ。
だが天司を造り「進化」の研究を進める中で神々の思惑に気づき、堕天司を組織して「終末」を計画するなど、世界を破滅に導こうと企んだ。(ルリアノートより)
『000』ではしばしば「堕天司の王」と形容されるが、これは「堕天司を率いる人物」という意味であり、ルシファー本人は堕天司ではなく星の民である。
グラブルでも重要な設定の一つである星晶獣の発明者という、物語の核心に関わるとも言えるキャラクター。
その性格、立場、目的、バトルにおける難易度などを総合すると、本編における真王などと並ぶ、
現時点(2020年2月)におけるグラブル全体でも最大の敵の一人と言えるだろう。
人柄
全てに超然とした、物静かで冷淡な性格。
神すらもただの障害物としか思わない、尊大きわまりない俺様イズム全開な男でもある。
その性格は同盟者である黒衣の男とも共通するが、同時に、科学者らしく自分自身の生命や身の安全すら実験材料の一つとしか見ない、氷のごとき客観性の持ち主。
マルチバトルでのボイスの一つに「生命など、神々の都合に過ぎん」という言葉があるように、
自分の命も他人の命もルシファーにとって、すべて実験室のフラスコの中の微生物と同じなのだ。
そのゆえに他人や世界の痛みにも一瞥もくれることはなく、作中で彼の行いによって犠牲となった存在は数知れない。
同時に、ひたすら他人に対して横暴な黒衣の男と比べると時折ユーモアや人間味を見せることもある。
自らの被造物であるルシフェルのことは自分と対等の存在とみなし、同じく被造物のベリアルに対しては、
ルシフェル「友よ。溜息など吐いて何かあったのか?」
ルシファー「たった今、設計ミスがわかってな。まさか俺の被造物が言伝も出来んとは。」
ベリアル「ウフフフフ……ごめんよ、ちょっと議論が弾んでねえ。」
ルシファー「フン……獣の廃棄処理の効率化でも検討するか。」
ベリアル「でもオレが一番、体を張ったんだぜ。ちょっとは労ってもいいんじゃない?」
ルシファー「煩い。」
ベリアル「あだッ! 蹴った、傷を爪先で蹴った!」
ルシファー「何故まだ世界が在る? 俺の“終末”はどうなった?」
といった具合に、漫才めいたやり取りすら展開するほど。
何だかんだで、悪友か腐れ縁のような関係となっている辺り、完全に他人に無関心というほどでもないことがうかがえる。
ベリアルの方でも、一見気さくなようでいて、ここまであけすけな態度を取るのはルシファー相手の時だけである。
(それ以外の他人を相手にする時には、たいてい本心を見せない)
そして、一見冷静沈着なようだが、その内心は自分の運命に干渉しようとする存在を許さない、強烈なエゴの持ち主。
似たように尊大かつ横暴な黒衣の男が世界を支配することに執着していたのに対して、
ルシファーは自分の存在が神々の都合に左右されているという事実を許しがたいものを感じ、何者にも自らの自由意志を譲ろうとしない。
たとえ、そのために世界を滅ぼすことになってでも。
本編での活躍(ネタバレ注意)
『どうして空は蒼いのか』での活躍
『どうして空は蒼いのか』では、ルシファーの名前が出たのは最後のステージである「竜の試練」だが、ルシファーの存在自体は第6話『獣』1節で初登場する。
名前は「???」、グラフィックは影がかかっているが、後に『失楽園』で登場するローブ姿のもの。
ルシフェルから「何のために自分にサンダルフォンを創らせたのか」と問われ、
「非常時のためのスペアだ。ルシフェルが完全だと判明した今、奴はもう用済みだ。適当な時期に廃棄する」と冷酷に言い捨てる。
この言葉を偶然聞いてしまったサンダルフォンは、存在意義を否定されたことに絶望して暴走し、原初の星晶獣の反乱に加担することになる。
その絶望と憤怒は2000年後にも癒えてはおらず、『どうして空は蒼いのか』における空の島々の『災厄』を引き起こすに至る。
つまり、『災厄』を起こして空の人々を苦しめた元凶は、間接的にはルシファーだとも言える。
仮に彼がそのことを知ったとしても、毛筋ほども感傷を抱くことはないだろうが……。
この時点のルシファーは「フフフ」と笑ったり一人称が「私」だったりと、キャラが定まっていない。
『失楽園』での活躍
3話『嘘』3節で、カナンを航行する主人公たちが見た過去の幻影に登場。
ルシフェルとの会話で、原初の星晶獣の反乱を裏で扇動していたこと、その目的は星晶獣たちのコアを大量に入手するためだったことなどが明かされる。
さらに、そうした行動の最終目的は、創世神への反逆と世界の滅亡。
進化を研究し続けたルシファーは、空や星の世界も人間をはじめとする生命も、すべて神のホメオスタシスに過ぎないと知る。
ホメオスタシスとは恒常性維持機能、人体が暑くなれば汗をかいて体温を調節したり、体内にばい菌が入れば排除しようとしたりする機能。
すなわち人の一生も社会の成り立ちも、すべて神のかく汗や呼吸に等しい、というのがルシファーの得た結論だった。
このことに強い不快感を抱いたルシファーは、神の否定を最終目的に設定。
それを知ったルシフェルはその場でルシファーを斬るが、意識を失う寸前にルシファーは、「俺の遺産は引き継がれる」と言い残す。
その「ルシファーの遺産」、すなわち複数のコアをつなぎ合わせた合成星晶獣アバターが、『失楽園』における最大の敵となる。
このルシファーの神への強烈な反抗心をベリアルは、「ファーさんの偏り具合は、無限にイキまくれるほど際どい物だった」と称賛している。
『000』での活躍
オープニングにて、ついに回想以外で登場。原初獣を封じた巨大な塔パンデモニウムで、ベリアルに見守られて棺の中で眠り続けている。
2000年前、ルシフェルに斬られた時に首だけの状態となっていたが、
その後『失楽園』の時にルシフェルが黒衣の男に斬首された時に、その肉体をベリアルが回収してルシファーの首と接続して現状に至っている。
このくそったれ野郎の首から下はわしの創造者ルシフェルの肉体をのっとったものなのじゃあああーーーーーーあああ!!
本編の序盤では堕天司の足跡を追うカリオストロとガブリエルが、ルシファーの計画の骨子を記録した調査報告書を発見し、それを通して読者にもより深くルシファーの思考と計画が示される。
赤き地平の正体、終末計画による世界滅亡の方法など、そこで開示された情報はスケールの大きいもので、尊大なカリオストロですら「オレ様の他に本物の天才がいたとは」と称賛した。
ルシファーが世界滅亡にこだわる理由を、サンダルフォンはかつての自分と同じ、存在証明のためと推測した。
そして戦いの終盤、主人公たちがパンデモニウムの頂上に到着し、造反した黒衣の男がベリアルに重傷を与えた瞬間に覚醒。
体慣らしついでに黒衣の男を瞬殺し、ルシファーの最高の頭脳とルシフェルの最強の身体が合わさったパワーを見せつけた。それを見たベリアルが大量に達した。
その場でついにかつて自らが絶望に突き落としたサンダルフォンと対面するも、一瞥すらくれずに飛び去る。
一行の相手をベリアルに任せ、ルシファーは終末計画の障害となる神の塔エテメンアンキを破壊しに行くのだった。
そしてエテメンアンキ内部で、創世神の預言者ルシオと対峙。
終末計画の中止と神への反抗心を収めるよう説得されるが言下に拒絶する。
さらにルシオからは、自分がルシオの写身であると告げられる。異世界から来た創世神が空の世界を作った時、元の世界の人間や物質の構造をモデルとして創造したが、ルシファーのモデルはルシオだった。
ルシファーとルシオは同じ顔をしているが、それはルシオが原型だからであり、ルシファーこそルシオのコピーに過ぎないのだった。
それを知ったルシファーは、自分が神の預言者の模倣であることに衝撃を受けるどころか、「お前の力は神の塔を壊すには好都合」として戦いを挑む。
自分が不完全な存在だと知らされたことすらも、ルシファーの強靭な自我を揺るがせはしないのだった。
そして主人公たちが到着する頃にはルシオを撃破して吸収。終末計画は失敗だと宣言する一行にも全く動じず、「俺の計画? あのふたりが改変を加えた粗末な物だ」と切って捨てる。
お前達が阻んだのは、数ある方法の一種に過ぎん。
予備の計画など腐る程ある――
そしてエテメンアンキを境界に落として崩壊させようとする。
ベリアルの敗北とパンデモニウムを利用した計画の挫折ですら、全くルシファーは痛痒を感じていないのだった。
再びの空の危機に、主人公たちはルシファーとの最終決戦を始める。
一時は優勢に見えたが、ルシファーが吸収したルシオの力で黒き十二枚羽を発現させると形成は逆転。
天司長と四大天司の力を得たサンダルフォンですら歯が立たなくなってしまう。
立て。性能の検証に付き合え。
十二枚羽は俺も未知数だ。故に試験台に使ってやる。
満足だろう? かつてルシフェルより報告があった。お前が役に立ちたいと言っていると。
その“願い”を叶えてやる。
かつて自分が用無しだと言ったサンダルフォンに、新しい力をテストするためのサンドバッグという「役割」を無理やり押し付けるルシファー。
その極悪非道な振る舞いは『空蒼』三部作の最後の敵にして全ての元凶にふさわしい、まさしく堕天司の王のそれと言えるだろう。
サンダルフォンはもとより、カタリナ、ラカム、イオ、オイゲン、ロゼッタ……頼もしい旅の仲間たちさえも、ルシファーの圧倒的な力の前に次々と打ち倒されてしまう。
万策尽きた一行の前で、ルシファーはサンダルフォンにとどめを刺そうとするが、その瞬間割って入ったのは、ビィだった。
一番ボロボロのヤツを……ひねてばっかの仲間を……たったひとりで戦わせねえ!
うおおおおッ!
人間の精鋭たちどころか普通の兵士ほどの力もない、ただの小動物に過ぎないビィの必死の体当たり。
そのあまりに非合理的な行動に、さすがのルシファーも一瞬唖然とする。
その後無造作にビィも斬り捨てようとするルシファーに、主人公が割って入る。
誰もが自分を守ろうとする姿に、ついにサンダルフォンが自ら世界を守りたいと願う気持ちを抱くと、同時にルリアが持っていたルシフェルの白い羽が発動。
サンダルフォンもまた十二枚羽を発現した。
貴様がルシフェル様を造り、星晶獣の礎を築いたのは事実だ。
故にルシフェル様の心に、一度でも思い馳せて貰いたかった。
気に食わんな……その瞳だ。俺と対等に位置する者はひとりでいい。
だがアレは死んだ。そして世界も終わる。
誰よりも偉大な天司長を造った者と、その天司長に造られた者。
死してなおルシフェルを思う二人の男は、彼ゆかりのパラダイス・ロストを撃ち合い、最後の勝負を始める。
様々な者の心を乗せた十二枚羽と、何者にも染まらぬ黒き十二枚羽の勝負の結果――膝を屈したのはルシファーの側だった。
その後、自ら取り込んだはずのルシオの力によって次元の狭間に追放され、これによって一連の事件の首魁は舞台から退場する。
とはいえ死亡や消滅をしたわけではないから、いつの日か再び主人公やサンダルフォンの前に新たな終末計画を携えて現れる時が来るかも知れない。
決着の後のルシファーは、負け惜しみを口にするでもなく、口数少なく瞑目していた。敗者に語る言葉はない、とでもいうように。
そして再び現れたベリアルは、エテメンアンキからの脱出を餌に主人公たちと取引してルシファーを救出し、次元の狭間に消えたルシファーを追って旅立つなど、献身的な行動を取り続けた。
誰一人顧みることのなかった男は、最後は自分が「使えん奴」と侮っていた男の献身を受け続けるという結末に終わったのだった。
原典
「ルシファー」という言葉は言わずと知れた、キリスト教において神に反逆した天使長を示す。
「明けの明星」を指すラテン語であり、魔王サタンと同一視されることもある……が、ルシファーに関する説明を始めると膨大になるため、そちらは他のサイトを参照されたい。
グラブルに登場する星の民「ルシファー」と彼の作った星晶獣「ルシフェル」はどちらも英語の「Lucifer」の日本語読みであり、英語では同じ言葉となる。
(「fer」は「フェル」とも「ファー」とも読める。「Lucifer」には「ルキフェル」という読みもある)
そのため、グラブル英語版(「設定」の言語設定で選択可能)ではルシフェルを「Lucifer」、ルシファーは「Lucilius」と表記している。
「Lucilius」で調べると古代ローマの風刺詩人Lucilius, Gaius(ガイウス・ルキリウス)が出る。「コトバンク」で検索すると、
「風刺詩(サトゥラ)の創始者。最高の教養を備え、『風刺詩』30巻で人の世をありのままに描き、嘲笑、警告、叱責を自由に駆使し、悪事を容赦なく名指しで暴露した」との記述がある。
この他、Wikipediaの「風刺」の項目でも「風刺詩の始祖」として紹介されている。
著名な風刺作家の例としては、『ガリヴァー旅行記』のジョナサン・スウィフト、『1984年』のジョージ・オーウェルといった名前がある。
グラブルのルシファーが神という権威を否定する(=風刺する)存在だと考えると、味のある命名と言えよう。
バトル
ゲームにおけるルシファーとのバトルは、ダーク・ラプチャー(30人マルチ)(通称:ルシファーN)と、ダーク・ラプチャー(HARD)(高難度の6人マルチ版)(通称:ルシファーHL)。ともに、2019年4月11日の5周年アップデート第3弾で追加された。
ラプチャー (rapture)とは「キリスト教終末論においてイエス・キリストの再臨の際に起きるとされる現象。一般的な英語の用法では、狂喜、歓喜、有頂天などの意味で用いられる。」(Wikipediaより)
30人マルチは境界の世界(114章の場所)に出現し、チャレンジ条件はRank120以上と「神撃、究極の竜(アルティメットバハムートNORMAL)」を自発してクリアすること。
6人マルチの条件は、「ダーク・ラプチャー」30人マルチを自発してクリアし、さらにRank170以上となること。
ルシファーNの詳細
そんなに死に急ぎたいか
公式で、「「シヴァHL」よりも難易度が高い」とされている。
実際、ルシファーのHPは6億もあり(シヴァHLは4億3000万)、通常の攻撃力・防御力DOWNをはじめとする数々の弱体耐性、通常攻撃が高い威力の全体攻撃と、上級者向けのバトルとなっている。
特殊技や特殊行動も、キャラ単体に即死級の大ダメージを与える「ポースポロス」、アビリティ封印、恐怖効果付与付きの多段ダメージの「イブリース」、
強化効果をすべて消去する「セフィロト」など、強力で厄介なものが揃っている。
しかし、Rank120に上がったばかり程度ならいざ知らず、Rank170、180の猛者が、それも30人も集まれば、決して困難なバトルではない。
30人マルチとしては、かつてのアルティメットバハムートN(HP10億。現在では6億7千万に調整)の方が上かも知れない。
天上人と言われるほどのプレイヤーが集結すれば、HP6億のルシファーNでもあっという間に溶けてしまうのがグラブルなのだ。
ルシファーNの特徴は難易度以上に、報酬が非常に美味しいということがある。このバトルでは、シヴァ、エウロペなどのマグナ2アニマが確定でドロップするのだ。
ごくまれにドロップしないこともあるが、ほぼ確定と言っていい確率で、6種類のアニマのどれか一つが出る。
マグナ2アニマは、レガリアシリーズの4凸、マグナ武器の5凸、マグナ石の4凸、アーカルム召喚石の4凸、終末の神器の4凸と嫌というほど用途があり、そのつど膨大な量を要求される
(4凸ではマグナアニマを10個要求され、マグナアニマはアニマ10個で1個と交換。5凸で要るのはマグナアニマ15個、つまりアニマ150個)。
しかもそれが取れるマグナII HLバトルではアニマは確定ではない(アポロンなどの旧召喚石HL、ヘクトルなどの高級鞄マルチHLではアニマは確定)。
貢献度10万程度ではほとんど落ちず、30万ほど頑張って稼げばある程度安定するが、それも確定ではない。それが200個も300個も要求されるのである。
それを思えば、確定でマグナ2アニマがドロップするルシファーNが非常に美味しいバトルであることがわかるだろう。
オメガウェポン、十天衆最終解放などで必要となる銀天の輝きも、低いながらそれなりの確率でドロップする。もちろん栄光の証も出る。
野良でルシファーNが流れると、同様に報酬の美味しいアーカーシャHLや四大天司HLと同様、飴に群がる蟻の如くプレイヤーが殺到し、たちまち溶けていく様はグラブルの風物詩の一つである。
その他、ルシファーNでは「シャード・オブ・ダークネス」が確定で手に入り、これを5個で「ダークネス・マテリアル」が交換できる。
ダークネス・マテリアルは各属性の『終末の神器』と交換する時に必要な素材。
『終末の神器』は、各属性ごとに1個のみ入手でき、装備も1個ずつしかできないが、そのスキルは攻撃力と最大HPを大幅に上げ、
追加スキルで通常攻撃、奥義などを選択してダメージ上限の上昇ができるなど、グラブルでも最強クラスの武器の一つ。
4凸まではルシファーNをクリアすれば入手できるので、腕に覚えがあるなら、ぜひとも挑戦したいところだ。
ルシファーHLの詳細
肉体を捨て、次の次元へ…
公式で、「「アルバハHL」の難易度を大幅に超える超高難易度」とされている。
挑戦用アイテムの「ダークネス・マテリアル」はルシファーNで簡単に入手できるため、黄龍・黒麒麟HL(四象金印が必要)やアーカーシャHL(マリス・フラグメントが必要)などと違って挑戦だけはしやすい。挑戦だけは。
……が、その内容はこれまでの最高難易度バトルとされていた「アルバハHL」を「大幅に超える」と言われるもの。
クリアするのは並大抵ではない――というより、現時点(2020年2月)での最高難易度である以上、このバトルをクリアすることは、
『グラブル』そのものを制覇するに等しいと言っても過言ではないだろう。
アルバハにも言えたことだが、ルシファーのNとHLは全くの別物。
そうなる最大の要因の一つは、6人という参戦人数の厳しさだろう。
ルシファーHLのHPは5億であり、プロトバハムートHL(つよばは)の13億などに比べると低いようにも見えるが、
問題はそれをわずか6人で削り切らなくてはならないということ。
数の暴力が使えない以上、敵の動きを理解し、しっかり対策を練って、時には面識もない参加者と打ち合わせをして強制敗北やデバフ解除を潜り抜けたりしなくてはならないのが、6人マルチなのだ。
そのルシファーHLの最初の関門はバトル開始直後。こちらが行動すら起こさないうちから、「パラダイス・ロスト」を撃って来る。
そのダメージは無属性全体3万ダメージ。
3万以上のHPがなければ、そもそも参戦することすらできない。
その後の展開も、パーティーに同じ種族(ヒューマン、エルーンなど)が2人以上いた場合に発動し、強制的に戦闘不能にする「ゴフェル・アーク」、
味方が一人戦闘不能になるごとにカウントが減り、0になるとバトル自体が強制敗北する「終末へのカウントダウン」など、
他のバトルとは明らかに次元の違う特殊技や特殊行動が目白押しだ。
そしてルシファーとセットで出てくる「黒き羽」のHPが50%以下になると、HLではルシファーの姿が変化し、
銀髪の美青年の姿から、青黒い炎に包まれた霊体のような姿になる。
変身時のボイスから察するに、より高次元の霊的存在に進化したということなのかもしれない。
ルシファーHLでの難関の一つである「12の試練」もこの時から付加される。
さらなる詳細は攻略wikiを見ていただきたいが、ルシファーHLのバトルに関する情報量は対策なども含めると膨大なものとなり、
理解するだけでもかなりの労力となる。超高難易度バトルは伊達ではないのだ。
ルシファーHLを攻略すると、『終末の神器』の5凸や第3スキル追加に必要な「終末の暗晶」や「福音の恩寵」が入手できる。
この2種類のアイテムの使い道は、現時点では『終末の神器』のみ。5凸すると、渾身、背水などの強力な第3スキルが追加できるが、
必要素材は前記のものだけでなく、ヒヒイロカネ1個、バハムートの紫電角やオメガユニットを50個などと非常に重い。
天上人がさらなる高みへ昇るための上限解放だと言えるだろう。
ルシファー戦の専用BGM「Zero/ゼロ」は、賛美歌やゴスペルを思わせる荘厳かつどこか物悲しい響きの名曲。
しかし、英語の歌詞の和訳を見ると、その内容は、
「神とは何なのか」「世界は神を称えるために生まれてきた」「ならば、その運命を書き換えよう」「穢れた命をすべてゼロに還そう」
といった、反逆の意志に満ち満ちたまさに闇の福音とでも言うべきもの。
そしてその反逆は、理不尽に虐げられる人々を救うための圧制者への抗議ではなく、日々を懸命に生きる人々の犠牲を一顧だにしない暴挙なのである。
余談
基本シリアスなキャラであることと、登場回数が多くないことから『ぐらぶるっ!』での出番も多くはない。
しかし第1260話で初登場した際には、液状化したビィに耳から浸入されそうになった挙句、ルシファー・耳トントンで吐き出すという強烈なインパクトの芸当を披露している。
その後もユエルたちの水着姿に無表情で全く反応すらしていないなど、基本ボケ殺し属性だと思われる。そこホモだから反応しないとか言わない
先述の通り『ぐらぶるっ!』ではユエルとソシエの水着姿を見ても全く反応していなかったルシファーだが、実はバトルではN、HL共に魅了デバフは普通に効く。
そのためうまくいけば思惑通りメロメロにできた可能性も0ではなかったと思われる。上述の人柄には似合わぬ意外な一面である。
実際のバトルでわざわざ魅了だけを狙う事は少ないだろうが、風属性でHLに挑む場合などは、高難度適性の高いユリウスの1アビで魅了を引く場合もあるため気づいたら魅了が入ってたという経験がある人もいるのではないだろうか。
ちなみに後に黒衣の男ことベルゼバブとベリアルもマルチバトルが実装されたが、この2人にはしっかり魅了は無効化されるので彼のこの地味な弱点は多少目立ってしまっている。
見ているか、ルシフェル…追記・修正!
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コメント欄
- そんな超高難易度のルシファーHLをソロでクリアする天上人…やりこみの道は果てしない… -- 名無しさん (2020-02-27 23:55:54)
- 十天衆には劣るとはいえ、空の世界トップクラスの使い手を瀕死状態で複数人相手にして歯牙にもかけないバブさんをワンパン出来る、と考えれば異常に強いのは確かではなかろうか -- 名無しさん (2020-02-28 00:57:51)
- マルチのセリフがことごとく印象的なお方 -- 名無しさん (2020-02-28 01:39:30)
- マグナⅡアニマ確定ドロップすらしない使徒他二人を考えると、それらはおろか銀天までくれて更に必須レベルの武器の素材までくれる彼が(マルチの観点ではあるが)優しく見えるのは俺だけではないはず。 -- 名無しさん (2020-02-28 09:15:11)
- ↑5 サンちゃん「俺抜けてね?」 -- 名無しさん (2020-02-28 09:29:22)
- 作成乙です。本文が「ダーク・ラプチャーHL(30人マルチ)(通称:ルシファーN)」になってますがHLではないですよね? さておき割と高確率で銀天くれるし半額期間にも応じてくれる結構気さくな方 -- 名無しさん (2020-02-28 10:29:54)
- ↑ ご指摘ありがとうございます。確かに「ダーク・ラプチャー」が正しいですね。ゲーム本編の記述で確認しました。 -- 名無しさん (2020-02-28 10:46:13)
- ファーさんHL最大の難関は制限時間と思う、素早くやらないとタイムアップ敗北もまだまだ多い -- 名無しさん (2020-02-28 11:10:20)
- 「運命」「神の意志」に従うことを善しとせず自由意思のもと抗う様はまさに堕天使ルシファー。…ところで神の決めたルールをなぞることを誰より嫌う男が第四の壁の向こう側の「元ネタ」をそのままなぞらされているのは何という皮肉 -- 名無しさん (2020-02-28 11:24:32)
- ↑ VSはif世界なので本編とは分けて考えた方がいいのではないでしょうか? -- 名無しさん (2020-02-28 15:12:17)
- ↑2アレについてはほぼベリアルがMVPだし別に... -- 名無しさん (2020-02-28 15:35:50)
- そもそも大抵のゲームやマンガの敵キャラは原則として主人公に負けるものだし、多少はね? -- 名無しさん (2020-02-28 15:48:56)
- ↑3 バブさんはそもそもVSの為に用意されたャラだから基準にすべきはむしろVSの方 -- 名無しさん (2020-02-28 15:51:00)
- ベリアルもだけどメインでのルリアとビィの本来の役目考えるとこの先グラン達と共通の敵が出来るかもなんだよな。 -- 名無しさん (2020-02-28 18:53:00)
- VSでバブさん負けたって演出上カットされてるだけでゾーイついていってるしそもそもゲームとしてはローアイン達でも勝てるんだから -- 名無しさん (2020-02-29 22:09:10)
- 格ゲーだと仕様上、北斗の拳とかならマミヤでラオウに勝てたりするしなぁ -- 名無しさん (2020-02-29 22:12:57)
- グランデでも手に負えない時点でバブさんってグラブル最強クラスだよね -- 名無しさん (2020-03-03 14:07:49)
- 違反コメを削除 -- 名無しさん (2020-03-05 15:08:21)
- Zeroの歌詞を読むと、ルシファーが終末の先に何を見たかったのか少しだけ分かる気がする。本当は誰の意志によるものでもない世界が見たかったんだろうか…? -- 名無しさん (2020-09-28 01:05:53)
- 歌詞の和訳がどんだけ探しても見つけらんない…。 -- 名無しさん (2021-02-09 03:40:10)
- そして願わくば純白の輝き纏う新生を齎せ -- 名無しさん (2021-03-29 16:57:57)
- ↑16 追加料金(輪っかとプシュケー)払えば天破コースでRank170になりたてほやほやの騎空士と接待プレイで遊んでくれる上お土産にほぼ確定でマグナ2のマグナアニマくれる さらに気さくなお兄さんになったな -- 名無しさん (2021-04-08 00:57:54)
- OLD BONDの設定から、この人苦労してたんだな(神があれでは) -- 名無しさん (2022-01-18 22:13:50)
- 真のフェニックスの登場で、ハード版のセリフである「肉体を捨て、次の次元へ」の意味が約5年越しに回収された模様? -- 名無しさん (2024-04-23 05:08:27)
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