登録日:2020/01/27 Mon 00:05:19
更新日:2024/05/16 Thu 12:29:03NEW!
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バトルスピリッツ バトスピ リアニメイト 紫 詩姫 蘇生 呪鬼 【不死】
魂の呪法は黄泉へ渡った者だけが会得できる秘術であるぞ
この項では、バトルスピリッツにおけるリアニメイトについて解説する。
▷ 目次
概要
バトルスピリッツでは紫に「トラッシュ(墓地)の利用が得意」という役割が与えられている。
初期の頃からキーワード能力【不死】があり、条件とコストの確保ができれば何度でもトラッシュからの召喚を可能にしている。
ソウルコアを導入した頃からトラッシュからの召喚を補助するカードの種類が爆発的に増えており、
もはや紫にとってトラッシュは第2の手札と呼べるほどまでとなった。
神皇編以降はスピリットだけでなくブレイヴをトラッシュから召喚する効果も増え、その傾向はますます強まっている。
他にも青はネクサスの利用という色の役割により、トラッシュからネクサスを再配置する効果を持っている。
ただし、バトスピの場合「コストを支払わずに」の文がない場合はトラッシュからの召喚でも召喚コストの支払いが必要というルールである。
コストを支払わないカードには強烈なメタカードも多いため、一概にコストを支払うカードが下位ということはない。
最近では「〇コストを支払って召喚する」という召喚コストを固定するカードや、「軽減を満たしたものとして召喚する」というテキストで、
ノーコスト召喚に対するメタを掻い潜るようなものも現れている。
これらの事情もあり、バトスピではどちらかというとトラッシュから直接召喚するよりも、
トラッシュから手札に回収して普通に召喚しなおす戦術のほうが主流となっている。
余談にはなるが紫のマジックにそのものズバリ《リアニメイト》というカードが存在する。
効果は「使用ターン中戦闘によって破壊された【呪撃】を持つスピリットはトラッシュへ行かず疲労状態でフィールドに残る」というもの。
微妙にTCG用語のリアニメイトとは噛み合っていない。
デッキ・カード紹介
前述のとおり紫のカードが多く、次いで赤と黄にも存在する。
逆に緑、青は相手のトラッシュ利用を咎める効果を持つ。
白はそもそもトラッシュへ触らない(触れない)ようにデザインされている。
汎用の蘇生カードというものはほぼなく、対象は系統か色で制限がかかっている。
デッキ
トラッシュ肥しと専用の蘇生、コスト踏み倒しカードを持っている。
デストロイア(完全体)が2枚あれば互いを蘇生するループを起こすため、
破壊以外の方法で除去できなければアタックを通すことすら不可能となる。
- 【呪鬼】
トラッシュからの召喚をメイン戦術とするデッキの代表格。
《No.3 ロックハンド》を筆頭に、蘇生効果を持つ豊富な系統サポートを持つ上にトラッシュ肥しカードも充実している。
トラッシュ肥し
- 《ボーン・バード》《鎧闘鬼ラショウ》
ボーン・バードは3コストで召喚時にデッキ上から3枚墓地肥し+1ドロー、
ラショウは4コストで召喚時にデッキ上から4枚墓地肥し+2ドロー。
他のTCGに比較しても軽すぎる墓地肥し付きドローソース。
さすがにラショウはやり過ぎたのか制限カードに指定された。
- 《混沌の魔術師アマルディ》
召喚時にデッキ上3枚の墓地肥しのあとにトラッシュから紫のスピリット/ブレイヴを1枚手札に回収。
墓地肥しと回収を1枚でこなし、ここで蘇生効果付きのスピリットを回収すれば更なるアドにつながる。
- 《ストロングドロー》《マントラドロー》
3枚ドローして2枚捨てる、手札交換カード。
青のマジックであり、紫とは相性があまりよくないため紫デッキでは軽減せずに使用することが多い。
- 《神託》
創界神の持つ共通能力。
配置するときにデッキから3枚をトラッシュへ落とすのだが、これをトラッシュ肥やしとして利用するデッキもある。
デッキではどちらかと言うと手札に回収して使うのが一般的でリアニメイトにつなげるデッキは少ないが。
蘇生カード
- 《ネクロブライト》
紫のコスト3以下のスピリット/ブレイヴをトラッシュからノーコストで召喚できるマジック。
フラッシュタイミングで撃てることが最大の強みであり、不意打ちのアタッカー/ブロッカーの水増しや、
維持コアを奪っての消滅によるバトル回避など多岐にわたって活躍した。
あまりにも便利すぎたため現在は制限カード〈1〉となっている。
- 《魔界幻龍ジークフリード・ネクロ》
煌臨時にコスト0/1/3/6/9のスピリットカード1枚ずつをトラッシュからノーコスト召喚する能力【煌霊術】を持つ。
この能力はコスト以外の制限がないため紫以外のスピリットも召喚でき、応用性が非常に高い。
更に自身も場にコスト6以上のスピリットがいれば〈煌臨〉能力で場に出ることができ、煌臨元の色を問わない。
アイドルのライブ会場を整えたり、怪獣を引き連れて地球を滅ぼそうとしたり、自身2枚を使ってループを形成したり*1と様々な使用法が考案されている。
- 《百鬼夜行》
トラッシュにある系統:「妖戒」を持つスピリットを召喚コストを支払わずに100体召喚するマジック。
バトスピはスピリットを場に維持するためにもコアを置く必要があるため実際は100体も場に維持することは難しい。
実際に使う場合はその時に必要な枚数までほぼ上限なしで使える蘇生カードという位置づけである。
一応、無限ループでコアを増やしつつデッキを100枚以上で構築*2、なんてことも理論上不可能ではないが現実的ではない。
- 《ハイドランディア》
召喚時にトラッシュにあるコスト2のスピリット3体を召喚する効果を持つブレイヴ。
黄のカードだが軽減もシンボルも持たないためコスト2を中心とするなら色に関係なく採用される。
- 《式鬼神オブザデッド》
フラッシュタイミングで使え、対象も3系統と広く便利な蘇生マジック。
ただし召喚コストは別途支払いが必要であるため軽量スピリットの蘇生に使うことが多くなる。
自己再生型のカード
- 【不死】
紫のキーワード能力。場の指定条件のスピリットが破壊された時にコストを支払うとトラッシュから召喚できる。
互いが互いの不死条件になっている場合は召喚用のコアが続く限り2枚でループするということも可能。近年では紫よりも黄の印象の方が強いような…
- 《魔神竜騎ガルデア》
異魔神ブレイヴが召喚されるたびにトラッシュからノーコスト召喚できる便利スピリット。
レベル3効果で除去もあるがそこまで活用せず、もっぱら手軽に出せる大型スピリットとして扱われる。
- 《[学園制服]ディアナ・フルール》
【歌】マジックが場に置かれるとトラッシュからノーコストで召喚できる詩姫で、おまけに召喚時に除去効果まで持っている。
ドローマジックや防御マジックを使うだけでぽこじゃがと湧いてきて、お手軽さから1バトルで十数回召喚することも珍しくない過労死アイドル。
このカードを中心にした構築はゾンビ詩姫なんていうあんまりな呼び名がついている。
トラッシュ対策
- 《巨顔石の森》《青の聖遺物》
青のネクサス。互いのトラッシュのカードは効果を受けなくなりトラッシュで効果を発揮することも不可能となる。
対象に取ること自体は可能であるため、例えばトラッシュの効果をコピーして自分の効果として発揮するカードは使用できる。
- 《インペリアルドラモン パラディンモード》
相手スピリット1対を破壊し、その後その破壊したスピリットもろとも相手墓地全てを除外する効果を持つ。
アーマゲモンやディアボロモンが墓地利用をすることから原作再現でメタ効果が内蔵されている。
アニメにおいて
- 紫鬼神蘭丸
バトルスピリッツ 烈火魂に登場した紫デッキの使い手。
キーカードとする《妖術師ヤクモ》《妖術師ムメイ》がともにトラッシュからの召喚を行う効果を持つ。
バトスピではリアニメイトを戦術の中核にしているプレイヤーは少ない。
半蔵戦は逆に百鬼夜行による大量展開から敗北するという意趣返しバトルであった。
- 茂上駿太&ヨク・アルバトロサ
バトルスピリッツ ダブルドライブ最終回において二人の力が合わさった奇跡のブレイヴ《光魔神》を召喚。
その効果によりトラッシュから十二神皇を12体全て召喚するというド派手な戦術を披露した。和巳が絶甲氷盾を燃やさなければ負けてたが。
フラッシュ:トラッシュから「追記」を1コスト支払って召喚する。
更に、自分のソウルコアがトラッシュにあるとき「修正」をコストを支払わずに召喚する。
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*1 ネクロ2枚以外に秩序軍司令官ノブレス・オブリージュも2枚必要なため準備は難しい*2 バトスピはデッキ枚数の上限がない
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