ジャスティス・リーグ:神々の墓所

ページ名:ジャスティス_リーグ_神々の墓所

登録日:2019/12/24 Tue 21:30:15
更新日:2024/05/16 Thu 10:38:58NEW!
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『Justice League: Graveyard of Gods』は2018年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。


+ 作品情報-

『Justice League Vol.4』#8~#12
発売 2018年9月から
脚本 ジェームス・タイニンⅣ(#8、#12)、スコット・スナイダー(#9~#11)
作画 ミケル・ハニン(#8)、ホルヘ・ヒメネス(#9)、フランシス・マナプル(#10~#11)、フレイザー・アービング(#12)、ブルーノ・レドンド(#12)


『Justice League/Aquaman: Drowned Earth』
発売 2018年10月
脚本 ジェームス・タイニンⅣ
作画 ハワード・ポーター


『Aquaman/Justice League: Drowned Earth』
発売 2018年11月
脚本 スコット・スナイダー
作画 フランシス・マナプル、ハワード・ポーター、スコット・ゴドルフスキー


クロスオーバーの順序は『JL』#10→『JL/A: DE』→『JL』#11~#12→『A/JL: DE』の順。


レギュラーシリーズ・タイイン
『Aquaman Vol.8』#41~#42と『Titans Vol.3』#28とクロスオーバーが行われた。
『Aquaman Vol.8』#41と『Titans Vol.3』#28は『Justice League/Aquaman: Drowned Earth』と同時期の出来事が描かれ、
『Aquaman Vol.8』#42は『Justice League Vol.4』#11と#12の間のアクアマンの姿が描かれた。


日本では2019年に小学館集英社プロダクションから邦訳本が発売されている。


スコット・スナイダーとジェームス・タイニンⅣによる『ジャスティス・リーグ』・サーガ第2巻。
『総和体』を巡る戦いの余波とアクアマンを中心とした宇宙の海神との戦いを描いた作品。


#8は『リージョン・オブ・ドゥーム』がメインの作品で、ルーサーとバットマン・フー・ラフズの会話を中心に今後の伏線が張られている。
#9はスナイダーがお気に入りの『ホール・オブ・ジャスティス』がメインの作品で、ヒーローの憩いの場としての役割をしっかり描いている。


本編となる宇宙の海神との戦いは映画『アクアマン』公開に合わせた作品。
バットマン・メタル』から続くテーマである未知への挑戦を主軸に、アトランティスの歴史を巻き込んだ壮大な戦いが描かれる。
クトゥルフ神話を思わせる宇宙の海神や海賊のような『ジャスティス・リーグ』などビジュアル面にも力を入れている。
3年弱に渡ってアクアマンの個人誌を担当してきたダン・アブネットの最終章に当たる作品でもあり、
本作の後のアクアマンは『Captain Marvel Vol.7』などで知られるケリー・スー・デコニックが引き継いだ。




『Justice League Vol.4』#8
『Justice League Vol.4』#9
『Justice League Vol.4』#10~#12、『Justice League/Aquaman: Drowned Earth』、『Aquaman/Justice League: Drowned Earth』




『Justice League Vol.4』#8



【物語】

後一歩のところで『ジャスティス・リーグ』に敗北した『リージョン・オブ・ドゥーム』。
自分が思い上がり敵を侮っていたことを思い知ったレックス・ルーサーは、
勝利を確実なものにするため『ホール・オブ・ドゥーム』に隠していたバットマン・フー・ラフズに助言を求める。
一方『ジャスティス・リーグ』は突如現れたスターマンの調査を進めていた。



【登場人物】

  • レックス・ルーサー

『リージョン・オブ・ドゥーム』のリーダー。大企業レックス・コープの社長でスーパーマンのライバル。
『ジャスティス・リーグ』に敗北を喫したため、『総和体』について自分の知らない情報をバットマン・フー・ラフズから聞き出そうとする。


  • バットマン・フー・ラフズ(ブルース・ウェイン)

『ダーク・マルチバース』の『Earth -22』のバットマン。バットマンの知性とジョーカーの狂気を併せ持つ。
ルーサーに捕まり『ホール・オブ・ドゥーム』の地下に厳重に閉じ込められていたが、実際はいつでも抜け出せたらしい。
ルーサーから助言を求められ、ある条件と引き換えに情報を提供する。ルーサーの傲慢さを評価している。


  • チーター(バーバラ・ミネルバ)、ブラックマンタ(デビッド・ハイド)

『リージョン・オブ・ドゥーム』のメンバー。それぞれワンダーウーマンとアクアマンのライバル。
ある目的のため、チーターが得た『絶滅の涙』の神を殺す力で人間社会に紛れていたポセイドンを殺害した。
ブラックマンタはアトランティスへの復讐のためにルーサーを利用しており、場合によってはチームを去るつもりでいる。


『リージョン・オブ・ドゥーム』のメンバー。ルーサーがバットマン・フー・ラフズを隠していたことに気が付き警戒を強める。


  • スターマン(ウィル・ペイトン)

『リージョン・オブ・ドゥーム』に勝利した『ジャスティス・リーグ』の前に現れた謎の男。過去には『Nthメタル』を巡る戦いにも協力していた。
マーシャン・マンハンターが気を失った彼の記憶を読み取ったところ、彼の過去とルーサーの姿が断片的に見えた。
1988年にルーサーの父ライオネルが関わっていた組織が衛星を使い『総和体』からエネルギーを採取しようとしたところ、
衛星が崩壊し地球に光線が放たれ、その光線が当たった場所に彼の姿があった。
『総和体』のエネルギーと共に目覚めた彼はスターマンとしてヒーローになろうと飛び立ったが、
その直後に未来から現れたルーサーの攻撃を受けた。この時点で記憶は終わっており、その後実験で記憶と情報を奪われたらしい。


  • ジャスティス・リーグ

世界を守るヒーローチーム。
登場するメンバーは
メトロポリスを守る鋼鉄の男スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル)
ゴッサムを守る闇の騎士バットマン(ブルース・ウェイン)*1
超人的力を持つアマゾン族の王女ワンダーウーマン(ダイアナ)
宇宙の治安維持組織『グリーンランタン・コァ』の一員グリーンランタン(ジョン・スチュワート)
超スピードを操る鑑識官フラッシュ(バリー・アレン)
海底王国アトランティスの血を継ぐ者アクアマン(アーサー・カリー)
特殊な技術で半身が機械化された青年サイボーグ(ビクター・ストーン)
様々な超能力や変身能力を持つ火星人マーシャン・マンハンター(ジョン・ジョンズ)
猛禽類のマスクをつけた悠久の時を戦い続ける戦士ホークガール(ケンドラ・ソーンダース)


スターマンの謎を調べるため、マーシャン・マンハンターの能力で彼の記憶を目撃し、ルーサーの脅威を再認識する。




『Justice League Vol.4』#9



【物語】

スーパーマンがヴァンダル・サベッジとの戦いで破壊された月を修復する中、
ヒーローたちは『ホール・オブ・ジャスティス』で思い思いの時間を過ごしていた。



【登場人物】

『ジャスティス・リーグ』のメンバー。メトロポリスを守る鋼鉄の男。
破壊された月を修復中、月に隠れていた太陽からエネルギーを得る怪物コロナボアと戦闘になる。
『ホール・オブ・ジャスティス』の自室は自分を知ってもらうためにガラス張りで、デスクの他にクリプトのベッドもある。


『ジャスティス・リーグ』のメンバー。ゴッサムを守る闇の騎士。怪我が長引きミスター・テリフィックとアルフレッドの治療を受けている。
月を修復中のスーパーマンにただ直すのではなく何らかの強化をするべきと提案する。
そんな中、巨大なコロナボアの襲来を知りチームに招集をかける。
『ホール・オブ・ジャスティス』の自室はスーパーマンと対照的に完全封鎖で、誰もその中を知らない。


『ジャスティス・リーグ』のメンバー。超人的力を持つアマゾン族の王女と海底王国アトランティスの血を継ぐ者。
2人揃って海に異変を感じ眠れずおり、ワンダーウーマンが礼拝堂を建設しているとアクアマンが声をかけた。
ワンダーウーマンが自室を作っていなかったため2人で他のメンバーの自室について話し合い、
最後にはアクアマンが海で起きる異変の不安を吐露したため、ワンダーウーマンが励ましの言葉を送った。
アクアマンの『ホール・オブ・ジャスティス』の自室は海の上に建てられたアトランティス様式の建物。
亡き父のボートも運び込んでおり、普段はボートの上で過ごしている。


  • グリーンランタン(ジョン・スチュワート)、フラッシュ(バリー・アレン)

『ジャスティス・リーグ』のメンバー。宇宙の治安維持組織『グリーンランタン・コァ』の一員と超スピードを操る鑑識官。
フラッシュは『ホール・オブ・ジャスティス』の音声案内を担当している。
レストランで自分の常識を超えた数々の出来事に悩むグリーンランタンを、フラッシュが持ち前の知識と明るさで元気づけた。
グリーンランタンの『ホール・オブ・ジャスティス』の自室は特にこだわりがないためシンプルなもの。
フラッシュの『ホール・オブ・ジャスティス』の自室はすぐに自宅に帰れるため、研究用のラボになっている。


  • マーシャン・マンハンター(ジョン・ジョンズ)、ホークガール(ケンドラ・ソーンダース)

『ジャスティス・リーグ』のメンバー。様々な超能力や変身能力を持つ火星人と猛禽類のマスクをつけた悠久の時を戦い続ける戦士。
自分たちに何らかのつながりがあると知り、訓練の中でそれを確かめようとする。
マーシャン・マンハンターの『ホール・オブ・ジャスティス』の自室は何も存在せず、彼の超能力で好きなものを再現している。
ホークガールの『ホール・オブ・ジャスティス』の自室は過去の戦いで使用した武器を飾っている。


  • ジャスティス・リーグ・ダーク、ジャスティス・ファウンデーション、テリフィックス、タイタンズ

『ホール・オブ・ジャスティス』のレストランでくつろいでいたヒーローたち。
彼ら以外にもブルービートル(ハイメ・レイエス)やアニマルマンが姿を見せている。


  • ホール・オブ・ジャスティス

ワシントンD.C.に建てられた『ジャスティス・リーグ』の新たな基地でヒーローたちの憩いの場。
基地としての機能はもちろんのこと、各個人の自室やレストラン*2などの共有スペースも持つ。
一般人にも一部を解放しており、コスチュームや過去の戦いで手に入れたアイテムを展示している。




『Justice League Vol.4』#10~#12、『Justice League/Aquaman: Drowned Earth』、『Aquaman/Justice League: Drowned Earth』



【物語】

『ジャスティス・リーグ』は火星とホークガールの翼の謎を追い惑星サナガー・プライムに向かう者、
ポセイドンが残したボトルシップに導かれ北極に向かう者、『ホール・オブ・ドゥーム』を探しに火山へ向かう者の3チームで活動していた。
北極に向かったチームがアトランティスの英雄エイリオンの船から『神々の墓所』への鍵を発見した直後、
かつてポセイドンとエイリオンに敗北した『三大海神』がブラックマンタと共に地球侵攻を開始した。
『ジャスティス・リーグ』はメラと協力して立ち向かうが、アクアマンを捕らえた『三大海神』は触れた者を変異させる液体で地球を飲み込んでいく。
仲間を失い分断されながらも『ジャスティス・リーグ』は逆転の方法を求めエイリオンの墓とポセイドンが待つ『神々の墓所』へ向かうが、
そこにはエイリオンとポセイドンそして『三大海神』にまつわる真実が待っていた。
一方『ホール・オブ・ジャスティス』に独り残ったバットマンには『リージョン・オブ・ドゥーム』の魔の手が迫っていた。



【登場人物】

≪ジャスティス・リーグ/JL≫

世界を守るヒーローチーム。チームを3つに分けて活動中、『三大海神』による地球侵攻に直面する。
分断されたまま必死の抵抗を試みるも、次々と街が海に飲まれ多くのヒーローが敵の手に落ちてしまう。
それでも伝説を頼りに過去の英雄が眠る地に向かい、逆転の手段と真実を得て『三大海神』に挑む。


  • アクアマン(アーサー・カリー)

海底王国アトランティスの血を継ぐ者。姿を消したポセイドンから送られた魔法のボトルシップに導かれ、
北極でエイリオンの船と『神々の墓所』への鍵を発見するも、侵攻を開始した『三大海神』に囚われてしまう。
そして彼らの手で『罪人の刻印』*3を刻まれさらに地球の悲惨な状況を見せつけられた結果、
肉体的・精神的に追い詰められ、海の生物とつながる力『生命力ライフフォース』を宿敵ブラックマンタに奪われた。
用済みとなり全てを破壊する渦『カリュブディスの渦』に投げ込まれかけるが、バットマンから学んだ技術で脱出、
救出に現れたワンダーウーマンと共に『神々の墓所』へと向かい、かつて海神を倒したポセイドンの力を借りようとする。
『生命力』を取り戻させようとするポセイドンの槍に刺され、力は得られなかったが幻の中で父に導かれ精神の強さを得た*4
そしてポセイドンから『三大海神』の真実を教えられ、彼らを倒すための『生命力』を宿したトライデントを渡された。
ポセイドンの最後の力で地球に帰還すると、彼の遺志に反し犠牲者でもある『三大海神』を救う方法を模索する。


超人的力を持つアマゾン族の王女。アクアマンと北極で行動していたが、『三大海神』の襲撃に巻き込まれ姿を消した。
その後、追い詰められたアクアマンを救出し、彼と共に『神々の墓所』へと向かう。
ポセイドンの助力を求めるアクアマンに神の危険性を語っており、実際にポセイドンが攻撃した際には激昂している。
姿を消している間に荒海魔の液体に耐えられる装備を手に入れた他、双頭の異形の鳥をアステリアと名付け手懐けている。


  • メラ

アクアマンの婚約者で浮上したアトランティスの女王。政権を巡る混乱の中で現在の地位となった。
敵の攻撃を水を操る力で抵抗するも、アトランティス全体が海に飲まれ追い詰められていく*5
最後の抵抗にオーシャン・マスターを解放し、彼から神を殺す力『絶滅の涙』の存在を知り国から脱出した。
その後エイリオンの聖遺物『宝玉貝クラリオン』の導きでスーパーマンと合流し、砂漠に隠されていたエイリオンの墓で神を殺す力を探す。
しかし既にブラックマンタたちに先回りされており追い詰められるが、エイリオンの遺骨から『絶滅の涙』を手に入れ反撃を開始した。


メトロポリスを守る鋼鉄の男と超スピードを操る鑑識官。
ボルケーノマンが暮らす火山で『ホール・オブ・ドゥーム』を捜索するも、既に特殊な機能で姿を消していた。
『三大海神』の攻撃が始まると人命救助に奔走するが間に合わず、決着を急ぎバットマンから知った敵の居場所に向かう。
そこでスーパーマンはドローグ司令官と戦闘になるも、彼の能力で太陽エネルギーを奪われフラッシュの協力で撤退した。
スーパーマンは左目を負傷しエネルギーが足りず、フラッシュは変異を『スピードフォース』で無理矢理抑える中、
変異したヒーローたちの襲撃を受け追い詰められるも、メラの援護で難を逃れ彼女と共にエイリオンの墓に向かう。


ゴッサムを守る闇の騎士。まだ怪我が治っておらず、車椅子と特殊なスーツを身に着け活動している。
『ホール・オブ・ジャスティス』で司令塔として動き、科学チームと共に『三大海神』への対策を講じる。
地球が海に飲まれ『ホール・オブ・ジャスティス』にも危機が迫ると科学チームたちを撤退させ、
『総和体』の安全を確保に動くも『リージョン・オブ・ドゥーム』の襲撃を受ける。
旧式のレックス・ルーサーのアーマーを身に着け抵抗するも、眼の前で『総和体』を奪われてしまった。


  • ジャーロ

オメガ・タイタンズとの戦いでバラバラになったスターロの破片が、瓶の中で再生した存在。
肩に乗る程度の大きさだが強力な超能力を持ち、スターマンの記憶再生やチームの交信に手を貸している。


  • ミス・マーシャン(メガン・モーズ)

マーシャン・マンハンターの姪で『タイタンズ』の一員。他の『タイタンズ』が人命救助や戦いに挑む中*6
バットマンの頼みで敵の攻撃で使えなくなった衛星通信の代わりにテレパシーによる連絡役を行う。
科学チームの安全を確保するとバットマンと共に『ホール・オブ・ジャスティス』を脱出するつもりだったが、
『総和体』の保護を優先するバットマンの手で『タイタンズ』の元に転送された。


  • グリーンランタン(ジョン・スチュワート)、マーシャン・マンハンター(ジョン・ジョンズ)、ホークガール(ケンドラ・ソーンダース)

『総和体』や火星とホークガールの関係性の情報を求め惑星サナガー・プライムに向かったヒーローたち。
その影響でマーシャン・マンハンターのテレパシーが使えないため、地球のメンバーは通信機を使っている。


  • ファイヤーストーム(ロニー・レイモンド/マーティン・ステイン)、アダム・ストレンジ

原子を操る合体ヒーローと惑星ランの英雄。それぞれ北極へ向かうチームと火山へ向かうチームに参加した。
しかしファイヤーストームは最初の攻撃で、アダム・ストレンジは人命救助の中で怪物に姿を変えられてしまった。
彼ら以外の多くのヒーローも人命救助の中で同じ目にあっている。



≪ヴィラン≫

  • 三大海神

かつて地球を狙うもエイリオンとポセイドンに敗北した宇宙の海神。宇宙のサンゴ礁『紅血暗礁ブラッド・リーフ』を拠点にしている。
メンバーは
リーダーで惑星アクオスの女性神タイド元帥
生物の改造に長ける惑星アンキスの老人神ドローグ司令官
強力な水圧を操る惑星オッカリの男性神ゴール船長
ドローグ司令官に操られ、触れた者を怪物に変える液体クラーケン荒海魔フラッド


伝説ではエイリオンの呼びかけに応え地球に迫る侵略者と戦ったとされたが、実際は彼らが侵略者でエイリオンに敗北していた。
敗北後『神々の墓所』に封印された結果、自分たちの惑星は壊滅しその怒りを長年貯め続けていた。
『リージョン・オブ・ドゥーム』の協力によって『神々の墓所』を脱出し、エイリオンの子孫アクアマンと地球への復讐を開始した。
信者たちの宇宙船団によって連絡手段を封じ、荒海魔の力で地球を支配しようとする一方、
アクアマンを捕らえ彼を絶望の淵へと追い込み、彼が持ちかつて自分たちを封印した力『生命力』を奪い去った。
後一歩のところまで『ジャスティス・リーグ』と地球を追い詰めたが、彼らが『絶滅の涙』を得たことで焦り、
ブラックマンタの呼びかけで荒海魔より危険な存在死海魔デス・クラーケンを呼び出し決戦を挑む。


伝説では協力者とも侵略者ともされる『三大海神』だが、その真の姿は地球の海神ポセイドンの犠牲者だった。
宇宙とつながることを夢見てポセイドンの力を借りたエイリオンの『生命力』で彼らは呼び出され協力しようとしていたが、
ポセイドンは闘争を根源とする『三大海神』に生命をつなげる力『生命力』の存在を教えることを恐れていた。
そしてポセイドンに恐怖を植え付けられたエイリオンは『生命力』と『絶滅の涙』を組み合わせ、
『宝玉貝』を通じて『三大海神』を『神々の墓所』に封印したのだった。


  • ブラックマンタ(デビッド・ハイド)

『リージョン・オブ・ドゥーム』のメンバー。特殊な潜水服を着たアクアマンのライバル。
チームの力を借りて『三大海神』を呼び起こした張本人。『三大海神』に囚われたアクアマンの前に現れ、
彼らの協力でアクアマンから自分が最も憎む存在である海を支配することができる『生命力』を奪った。
その後エイリオンの墓でメラたちの前に現れ、新たな海の王としてドローグ司令官と荒海魔と共に襲いかかるも、
『絶滅の涙』の力で荒海魔が倒されたことで撤退を余儀なくされた。
『三大海神』が弱気になる中、完全なる勝利のために死海魔を従え地球に侵攻する。


  • リージョン・オブ・ドゥーム

世界の解放を目指すヴィランチーム。
メンバーは
大企業レックス・コープの社長レックス・ルーサー
犯罪の道化王子とも呼ばれる狂人ジョーカー
呪いによって姿を変えられた考古学者チーター(バーバラ・ミネルバ)
相手の感情の闇を力に変えるサール・シネストロ
天才的頭脳とサイキック能力を持つゴリラ・グロッド


『三大海神』の侵略の最中、『ホール・オブ・ジャスティス』を襲撃し『総和体』を狙う。
抵抗するバットマンをジョーカーたちに任せ、ルーサーとチーターは『神々の墓所』の鍵を破壊し新たな力を得た。
そして『総和体』と共に『ホール・オブ・ジャスティス』を脱出した。



≪その他≫

  • ポセイドン

ギリシャ神話の海神。『三大海神』の解放を目論むチーターの攻撃で『神々の墓所』に囚われるも、
死の間際にエイリオンの船に眠る『神々の墓所』の鍵へと導く魔法のボトルシップをアクアマンに送っていた。
そして『神々の墓所』でアクアマンとワンダーウーマンと出会い、アクアマンの力を取り戻そうと彼に槍を突き刺した。
しかし失敗したため、自らの過ちと『三大海神』の真実を明かし、彼らを倒す力を持つトライデントを渡した。
そして最後の力でアクアマンたちを脱出させ、つぐないとして『神々の墓所』の崩壊に飲まれていった。


  • オーシャン・マスター(オーム)

アクアマンの弟。彼への強い思い故に敵対し、以降地上で生活をしていたが最近海に戻ってきた。
メラに敗北しアトランティスで監禁されていたが、『三大海神』の攻撃を前にメラに解放され協力する。
アトランティスの王だった頃に真の歴史を教えられており、メラに切り札となる『絶滅の涙』の情報を与えた。
直後ゴール船長の襲撃を受け、メラに全てを託し怪物に変化した。


  • エイリオン

海に沈む前、発明と探求の王国として知られていたアトランティスの英雄。アマゾン族をはじめ全ての人々と交流を持っていた。
宇宙ともつながることを目指しポセイドンから与えられた『生命力』を宿した『宝玉貝』を使ったが、
恐れを抱いたポセイドンの嘘が原因で『宝玉貝』を兵器に変え『三大海神』を葬り自らも命を落とした。


  • トム・カリー

アクアマンの父。回想シーンの他、ポセイドンがアクアマンに見せた幻の中で息子を導いた。


  • ジェームズ・ゴードン

ゴッサム市警本部長でバットマンの良き理解者。バットマンに助けを求めるも、あえなく姿を変えられてしまった。




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*1 前回の戦いの怪我が治っておらず、特製車椅子を使用している。
*2 ワンダーウーマンの友人フェルディナンドがコックを務め、どんなメニューも再現する。
*3 映画のアクアマンのタトゥーに似ている。
*4 『Aquaman Vol.8』#42での出来事。
*5 『Aquaman Vol.8』#41での出来事。
*6 『Titans Vol.3』#28での出来事。

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