登録日:2019/09/05 (木) 06:57:56
更新日:2024/05/09 Thu 13:41:02NEW!
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fe 風花雪月 feヒーローズ 石川界人 ファーガス 王子 ロード マスターロード 闇堕ち 精神病 味覚障害 殿下 義弟 級長 復讐鬼 オリジナル笑顔 金髪 槍 怪力 王道 王の中の王 伝承英雄 ゴリラ サバイバーズ・ギルト エンゲージ 紋章士 ディミトリ=アレクサンドル=ブレーダッド 嵐の王 青獅子の学級 槍の王子の立ち直り 西川舞 手槍 ブレーダッド置くだけ 病みゴリラ 良くも悪くも王道主人公 無双の癒し
俺は言葉の裏ばかり読んで、猜疑心にまみれたくはない。
出典:『ファイアーエムブレム』総合Twitter、https://ux.nu/L5g4h、19年8月3日閲覧、
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■概要
『ディミトリ=アレクサンドル=ブレーダッド』とは『ファイアーエムブレム 風花雪月』の登場人物。
CV:石川界人、西川舞(幼少期)
金髪の前髪をかきあげた美青年。星辰の節(12月)20の日生まれ。
第一部の時点で17歳、身長180㎝。
前ファーガス神聖王国国王ランベールの長男で、ファーガス神聖王国の王子で王位継承者にして『青獅子の学級』の級長。
実母(名前は不明)はディミトリが物心付く前に王都で流行した病で亡くなっており、記憶はほとんどないとのこと。兄弟姉妹についての言及はなく、「第○王子」のように誰かと区別する呼び方をされていないので一人っ子のようだ。
その他、直接登場しないが伯父に当たり摂政も務めているリュファス大公がいるものの不仲らしい。
同じ級のドゥドゥーは従者で、フェリクス・シルヴァン・イングリットとは幼い頃からの付き合いがある幼なじみ。
また、レスター諸侯同盟の現盟主であるリーガン家はブレーダッド家の分家でもあるため、『金鹿の学級』の級長であるクロードとは遠い親戚同士。
趣味は武術の稽古、鍛錬、武具の手入れ。
好きなものは戦い、質の良い武具、体を鍛えること、遠乗り、力仕事。
嫌いなものは細かい作業、壊れやすいもの、暑さ、損得勘定。
フォドラ十傑のブレーダッドからブレーダッド家に代々受け継がれてきた『ブレーダッドの小紋章』を身に宿す。
この紋章の力によってブレーダッド家は代々、見た目以上の怪力の持ち主が生まれている。
ディミトリも力加減を間違えば武器や裁縫道具を次々とへし折り、荷馬車すら簡単に持ち上げられる。
本人もこの怪力を持て余し気味で「怪力のせいで武器を壊さないようにするにはどうしたらいいか」と悩み相談を寄せることがある。
温厚で礼儀正しく、騎士道を体現している好青年。一人称は「俺」で意外とフランクな喋り方をする*1。
イメージカラーが「青」であることも相まって、歴代のFE主人公における王子様系ロードの系譜に連なるキャラクター。
一方で『ダスカーの悲劇』のせいで明るさの中に陰りを見せており、フェリクスからは「猪」と呼ばれている。
▷ ダスカーの悲劇とは
本編開始の4年前にファーガスの隣国、ダスカーで起こった国王暗殺事件。
現場には国王のみならず王妃や多くの護衛も同行していたがディミトリを除き皆帰らぬ人となった。
この地獄を唯一人生き残ったディミトリはダスカーの民が犯人でないことをわかっていたが、
王を喪った国民達は怒りのままにダスカーへの報復を行う。
幼かった王子はそれを止める術を持たなかったが、それでも身を挺して救った唯一のダスカー人がドゥドゥーであり、以降二人は強い絆で結ばれることとなる。
実母の死後に嫁いできた継母アンゼルマ(王国ではパトリシアと名乗っていた)はエーデルガルトの実の母親であるため、ディミトリと彼女は義理の姉弟。
幼い頃には一緒に過ごしていた時期があり、この時エーデルガルトからダンスを習った。
また、ディミトリは別れ際に短剣*2を彼女に贈ったことがシルヴァンとの支援会話などで描写されている。
しかし第一部の4年前に『ダスカーの悲劇』で義姉以外の家族、および友人を喪ってしまっている。
普段は温和な笑顔を見せるディミトリの裏側に潜む影とは『ダスカーの悲劇』を起こした犯人への復讐心のせい。
元々王子も士官学校に入るのは伝統ではあるのだが、ダスカーの悲劇以降、
国王不在で国内が乱れているファーガス神聖王国に王子を王子のままでいさせられる余裕がない。
故に、伝統を無視してでもディミトリは早急に王位を継がねばならなかったのだが、そんな彼が無理して士官学校に入学したのも犯人捜しのためだった。
エーデルガルトが「大義のための犠牲は仕方のない事」と割り切っているのに対し、ディミトリは犠牲を出すことを厭い、そうすることは最終手段と考えている。
王は部下に「自分のために死ね」と言える覚悟が必要なのに彼は優しすぎてそれが出来ず、イングリットからは「上に立つ者としては甘い」とまで言われている。
さらに、エーデルガルトは相手の言葉の裏を読もうとするが、ディミトリは相手の言葉をそのまま受け止めてしまうなど、彼女とはあまりにも考え方に差異があり対照的な存在と言える。
ムービー『舞踏会』では、別々のパートナーと踊っているエーデルガルトとディミトリが至近距離で背中合わせに一度だけすれ違う、という何とも意味深なシーンがある。
エーデルガルトと似ている所と言えば、二人とも実は暑さが苦手というところだろうか。二人とも暑さの対処法を知るべく悩み相談をしてくる。
しかしそのアプローチもまた別物で、エーデルガルトは暑い夏をやり過ごす方法を、ディミトリは暑さを耐え凌ぐ方法をそれぞれ知りたがっている。
犠牲を嫌がる考え方は『ヒーローズ』の主人公・アルフォンスなど多くのシリーズ主人公と通じるものがあり、『想いを集めて』で共演した際には彼の思想に共感していた。
特に、当時のアルフォンスは第3部の後半であるためもっとピンポイントな共通点があり……(後述)
さらに『ダスカーの悲劇』の後遺症のせいで味覚がない、そして死んだ人間の幻覚や幻聴に悩まされている等、極めて重度な精神疾患を患ってしまっている。
この事実は忠臣のドゥドゥーですら知らず、彼はディミトリの好物を知ろうとするたびに上手くはぐらかされているという。
このため食堂で苦手なものを食べさせても、他のユニットのように嫌がったり落胆したりする素振りは全く見せず淡々としている。好物を食べた時すら「好きだった」と過去形で表現するほど。
というかそもそもの好き嫌いがいずれも明らかに少ない。
また「一緒に料理」コマンドで料理をしても味の微調整はできないので「味付けは他の者に頼もう」と言うし、
お茶会で好みの茶葉を出しても「いい香りだ……どんな味がするのだろうな」とコメントするだけ。
ちなみに、この味覚障害はフレンとの支援で多少改善の兆しを見せる。
そんな色々と病んでいる彼は物語が進むとさらなるドン底へと堕ちることになるが、
そこから無事に立ち直る姿が見たい人は是非青獅子ルートで味方として支えてあげよう。
ディミトリのことに焦点が絞られた結果大半の伏線が他ルート任せになるが、物語としてはまさにFEの王道ストーリー。
第一部にて暗躍する「炎帝」は、おそらく当事者として『ダスカーの悲劇』の現場にいた。そのことをディミトリは知っていたのだ。
そしてその正体は他でもない、学友であり義姉、そして淡い初恋?の相手であるエーデルガルト。
青獅子の学級を選んでいる場合、自らの手でその正体を白日の下に晒した後のディミトリは
もはやこれまでの「騎士道に篤い王子」ではなく、復讐鬼の顔を隠そうともしなくなる。
その姿は他学級に対しても隠そうとせず、散策で出会った事情をよく知らない他学級の先生は「どうしたディミトリ!?」状態だろう。
しかし結局エーデルガルトは取り逃がし戦争勃発、ディミトリは王国の主として国に戻った。
だが親帝国派となった宰相コルネリアにクーデターを起こされ、伯父のリュファス大公まで喪う。
ディミトリは濡れ衣を着せられ、その廉で表向きは処刑されたことになっているが、実際にはドゥドゥーの挺身によって身一つで落ち延びる。
そして心の支えであった先生や仲間たちと別れ、ただ復讐に身を任せてゲリラ戦術で帝国兵を殺しまくる日々を送ったのだ。
結果、あくまで裏の面が顔を出しただけに留まる第一部終盤から闇はさらに加速し、
5年の時を経て復活した先生、そしてようやく消息を掴んだ仲間たちの前に現れた頃には何があったやら隻眼となり*3、当たり前のように幻聴と会話し始めるほど精神状態も悪化、狂った復讐鬼そのものとなっていた……。レスバトルも滅茶苦茶強くなった。
先生がついている場合に限り、第二部中盤のとある悲しい一件を経て立ち直るのだが、それが発生するまではセリフも言動も荒みきっており、
戦闘に出撃させることはできるものの修道院での食事やお茶会、合唱練習など一切のアクティビティに誘うことができない。このため支援を上げたいなら計画的に。
紅花の章(帝国ルート)以外の2つでも概ね同じ経緯を辿るが、他学級視点では第二部開始後も死亡扱いであるため、グロンダーズの会戦にて初めて顔を合わせることとなる。
が、その戦闘の後、エーデルガルトを深追いした結果後詰めの兵に討ち取られたことが仲間の口から語られる。
(事実上の)主人公の一人でありながら最期が直接描写されず、いわゆる「ナレ死」に近い扱いをされる、という衝撃的な末路を辿る。
銀雪の章(教会ルート)でのみ、その後終盤で亡霊めいた形でちょっと登場するがそれだけ。
紅花の章では、他ルートより帝国が不利になっていてクーデターが起こらないため無事に即位、
隻眼にもならず(他ルートよりは)健常な精神状態で、大ボスの一角として立ち塞がる。
また、自身が子持ちになったともとれる発言をする。
しかし、仇敵に真っ向から敗れることになり、呪詛を吐きながらドゥドゥーと共に息絶えるこちらの最期もやはり悲惨。
とはいえ、決戦時に特殊な条件を満たして勝利すると最期の展開がだいぶマシなものになる。
その性質上、2周目以降の別ルートは軒並み心が痛むと評判の本作だが、
特に王国ルートが1周目だと、愛着が湧いた状態で悲惨な末路を辿るディミトリを見続けることになる(級長なのでスカウト救済は無理)ため、
「(周回前提なら)青獅子からやるのが一番精神的にキツいのでおすすめ」などと言われがち。
なまじ王国ルートまわりはディミトリ以外にも従来のFEのアタリマエを踏襲した要素が多く、難易度も比較的低めなだけに悩ましいところである*4。
『ニンテンドードリーム』(ニンドリ)によると発売前の好きなキャラランキングで1位、プレイ済みの人が好きなキャラランキングでも1位、と(女性読者が大半なこともあり)高い人気を誇る。
■性能
『青獅子の学級』および王国ルートのロード枠。
メインで扱う武器は槍で、エフラム以来の槍ロードとなるが、本作では魔法など一部を除き扱える武器が兵種依存ではないので槍以外を扱わせることもできなくはない。
成長率は全体的に高く、一番高いのは設定どおり力で60%、次いでHPと魅力の55、技・速さの50と続く。
技能資質は剣と槍と指揮、そして馬術の才能を秘めている。
個人スキルは入手EXPが1.2倍になる『王の血統』→入手EXPが1.2倍になり、HPが満タンの時、回避+20される『王の血統+』
紋章は戦技使用時、まれに攻撃と武器消費2倍になる*5『ブレーダッドの小紋章』
専用クラスは歩兵系の「ハイロード」「マスターロード」。どちらも槍の扱いに長けている。
第二部開始時に連れている小隊は、槍兵による「獅子王隊」。
計略は隣接マスを起点に周囲2マス、計13マス(ただし自分も範囲内にいるため、実質12マス)に重装特効の攻撃を行う「車懸」。皇帝絶対殺す隊。ただし、皇帝は特攻無効である。
回避-5のデメリットがあるが、特に目を引くのは必殺+15だろう。彼のバ火力が必殺に化けると恐ろしいことに。
第二部の中頃で英雄の遺産である魔槍『アラドヴァル』を使用できるようになる。
専用戦技『無惨』は全兵種に有効(武器威力2倍)というイカれた効果を持っており、彼の腕力でぶっ放すとまさしく敵が無惨なことになる。
更に紋章の効果や必殺まで発動すると、ラスボスすらオーバーキルするダメージコンテストの様相に。
但し武器の耐久も消し飛ぶ。紋章が発動してしまうと武器耐久-8と言うえげつない飛び方をするので、使うのはここぞと言う時だけにするのが無難。修理すればいい?残念ながら王国ルートはダークメタルの需要が物凄く高くてな……
FEにおいて設定と成長率がかみ合わない事が多々ある中、設定どおり力が伸びるパワーファイター。
そのトップクラスの力に紋章の効果も合わさり、まさにゴリラ並みのバカ火力で敵軍を薙ぎ払っていく。
順調に育っていれば、「手槍」一本持たせて敵陣に置くだけで重装兵の高い守備ですらものともせずに葬っていくさまが見られる。ブレーダッド置くだけ
しかし魔防と幸運はたいして伸びないため、調子に乗り過ぎると敵の魔法の必殺を食らって即アウトになってしまう。
…のだが、彼は「待ち伏せの陣」と「怒りの陣」を両立できる唯一のユニットという特性がある。この2つはそれぞれ「待ち伏せ」「怒り」の騎士団バージョンで、騎士団戦力が1/3以下で攻撃を受けると発動する。つまり騎士団戦力さえ調整してやれば、何もしなくても最初から発動でき、先制必殺で大量の敵を何もさせずに沈めていく様が見られる。
まぁ騎士団の戦力調整も割と面倒なのだが、やってみる価値は十分にあるだろう。
そんな彼は順当に専用クラス2種を使っていくのが無難に強いのだが、槍だけを伸ばしていると専用クラスが解禁されるまでの間はかなり悩まされることになる。
……というのも、槍技能だけで取れる資格が初級職の兵士のみで、他の槍を扱う職に就くためには馬術or重装(+斧)or飛行(+斧)といろいろな技能が要る。
しかし、彼は斧が苦手なのでアーマー系およびドラゴンナイト系は不向きで、汎用槍職ではほぼ騎兵一択となる。騎士の国の王というイメージ通りの設定である。
初期から馬術がD+まで上がっているため素直に行けば、才能開花を待たずとも特に手を加えずに中級職で「ソシアルナイト」になれる。
実際『再移動』によってヒットアンドアウェイを仕掛けられる戦術的には恵まれた兵種だが、
今作の騎馬系クラスは速さの成長率が下がるという育成にあたって致命的なデメリットがあるため、
(元が速くて強いので、多少下がっても致命的ではないものの)あえて踏み台として選ぶのは躊躇われる。
女性専用のペガサスナイトにも当然なれないため、速さ鈍化がない槍系クラスが中級以降の汎用クラスに存在しない。
そこで彼の場合は若干手を加える必要があるものの、中盤までは剣術得意を生かして剣を使うクラスを目指していくのが有効である。
剣術レベルBまで上げれば「斧殺し」を習得できるため、皇帝の得意武器に対してメタれるしアーマーキラーやレイピアを持っても良くなる。
そちらに着目すると、技が伸びやすく槍にもわずかに技能経験値ボーナスがある「ロード」、
力と速さどちらも伸びやすくマスターボーナスで『待ち伏せ』を獲得できる「傭兵」、技と速さに優れ森などの移動難な地形に強い「盗賊」と中級職の選択肢が広まる。
その延長で上級職では「ソードマスター」になると速さも伸ばしつつ長所の力を存分に生かせる。
また意外にも踊り子の兵種取得の際には最有力となるユニットの一体でもある。
踊り子自体との相性はそこまでだが、剣をメインにしていると常時発動するスキル「剣回避+20」、
魅力が非常に高くなりやすいので高火力を叩き出せる剣戦技「剣の舞」の2つのオマケと凄まじく相性がいい。
特に剣回避+20は王の血統+と効果が重複するため、高回避の騎士団と掛け合わせれば回避盾としてはブッチギリの超性能となる。
難易度ハード以下ならば、いきなりワープでディミトリを敵陣のど真ん中に送り込んで攻略するという荒業も可能となる。
専用クラスでは無条件で剣の威力が上がる『剣の達人』は失うが、剣術の技能経験値ボーナスが一定量つくし、
何より反撃不可特性を持つ剣の戦技『風薙ぎ』を剣術レベルAで習得する数少ないキャラであるため、伸ばした分の見返りは十二分にある。
■支援会話
イングリットとの支援では、友人で彼女の婚約者だったグレンの思い出話に花を咲かせる。
しかしイングリットはグレンの死を美化して受け止めており、その見解に対してグレンの死を実際に目の当たりにしたディミトリは賛同できず、彼女についキツく当たってしまい……。
ラファエルとの支援では、ディミトリの怪力についての噂・評判を聞いたらしく、筋肉を鍛えるために筋肉の極意を知りに来る。
しかし、ディミトリの怪力は筋トレよりも紋章によるものだったためラファエルに教えられるような事はなにもなく、
とりあえず自身の経験を話し、やってみて辛かった事や筋肉も裏切ることはあることを教えた。
メルセデスとの支援では、お互いに得意な分野である裁縫と剣の稽古をそれぞれ教え合い苦手を克服しようとする。
やがて紆余曲折を経てメルセデスは剣の扱いにも慣れ、ディミトリもあまりの怪力で針とはさみを破壊したものの何とか扱えるようになるのだった。
■台詞
- 正義を掲げる戦いほど醜悪なものはない。俺はそう思う
- ……筋肉も、裏切る事はある。覚えておいてくれ、ラファエル。
- 理由はどうあれ、人を殺すのは悪しき行いだ。そう簡単に割り切れはしない。
- 人を殺めて得た誉れに、価値などない。……本来ならば「英雄」など、何よりも、誰よりも蔑まれて然るべき存在なのにな。
- 一人の力で成せることは、意外と少ない。困った時にはいつでも俺や、皆を頼れ。俺たちはお前を支えるためにいるのだから。
- さあ行こう、先生。この命に代えても、あの女の首をへし折ってやる……!
- その首を刎ね落として──帝都の門に晒してやるッ……!!
- 大義や家族のために死体を積み上げるのも、死者のために死体を積み上げるのも……とどのつまり、同じ人殺しだ。 化け物同士仲良くしようじゃないか、なあ?
- お前も、あの亡霊の群れの中へ行くのか。お前も、俺のせいで……俺が……俺が、殺した……!
■ファイアーエムブレム無双 風花雪月
風花雪月のスピンオフにも引き続き級長の一人として登場。
良くも悪くも本編とさほど変わりはないが、早々に内乱に決着をつけるためやさぐれるような事態が起きない。
それと並行し、ダスカーの悲劇について裏糸を引いていた黒幕の片鱗が見え始める。
■ファイアーエムブレム エンゲージ
DLCで追加される紋章士として登場。
「三級長の腕輪」に宿る「三鼎の紋章士」で、名前の通り一つの腕輪にディミトリの他、エーデルガルト、クロードの三人が宿っている。
紋章士としての特徴はエーデルガルトの項目を参照。
他、DLCで入手できる紋章士の腕輪の他に、装備アイテムである絆の指輪に「ディミトリの指輪」が存在している。
貴重なスキル付き指輪の一つで、装備すると隣接して戦闘した後、敵と反対の方向に自分が1マス移動する「幻月」コマンドが使用できるようになる。
ファーガスの王位継承者、ディミトリ=アレクサンドル=ブレーダッド。
これよりは我が刃、お前のために振るおう。
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
スマホゲーにはゲーム発売前の2019年7月に先生や級長たちと参戦。イラストは藤坂公彦氏。
青属性の槍だが原作と違って騎馬ユニット。どうやらソシアルナイトにCCしたらしい。
武器スキルは攻撃+3、戦闘開始時、自身と敵のHPが100%、または99%以下の時、自身は絶対追撃する『高潔の戦槍』
Aスキルは自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃+8される『鬼神の一撃4』
Bスキルに戦闘中、敵の攻撃、守備-3、かつ敵の攻撃、守備の強化の+を無効にする『攻撃守備の凪3』
発売前の参戦だがしっかりデフォ奥義が『復讐』。
速さは微妙(ソシアルナイトになるから……)だがバ火力の絶対追撃によって殴り殺す、わりと原作ライクなゴリラ性能。
攻撃と守備の強化も一切許さない。たとえ敵の守備が固くても貫き通す。
しかし片方の条件が満たしていないと発動しないかなり癖のありすぎるタイプで見切り追撃効果では簡単に対策されてしまう。
攻撃が高かろうとも魔防は相当低く、魔法武器はほぼ墜とされる。
そんな中、2023年2月のアップデートでクロードに続いて高潔の戦槍が錬成可能。
錬成すると戦闘開始時、自身のHPが99%以下の時、または戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、絶対追撃
癖ありすぎる条件が自分のHPが減ってるor敵のHPが多少残っているかの片方が満たしていると発動するように緩く、全ステータス強化も加えられた
特殊錬成は自分から攻撃した時、または戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、
与えるダメージ+自分の攻撃の10%、受けるダメージ-自分の攻撃の10%(範囲奥義を除く)かつ戦闘中、敵の奥義以外のスキルによる「ダメージを○○%軽減」を半分無効
(無効にする数値は端数切り捨て。例えば敵の「ダメージを45%軽減」なら半分の「22%」分を無効にし、「ダメージを23%軽減」にする)
発想がもはやゴリラ並だがダメージも増やしながら抑え、軽減効果を僅かに対応するゴリ押し効果。
それでも追撃の条件が緩くなったことやダメージを抑えるメリットは大きいので場に残りやすくなっている。
エーデルガルトとは違う道を歩む結果になってしまったが……、
彼女の意思の強さは幼い頃から変わっていないな。
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
2020年8月には男性部門1位を記念して総選挙版が登場。イラストはlack氏。
青属性の槍使いであり、歩兵ユニット。
時系列としては王国ルート後の世界から他級長と共に召喚されており、他級長も各々のルート後からのため、会うたびに微妙な雰囲気になっているらしい。
また鍛錬には自信があったが、この世界でクリスに出会ってから、自分もまだまだだと思うようになったそうだ。
『想いを集めて』のメインシナリオでは級長+リシテア(総選挙)が集まり、フォドラでのあれこれをアスクには持ち込まないという取り決めを決める。
この時クロードから5年前の自分達に未来を教えないように接触しないように言われるが、ディミトリは未来を教え、あの惨劇を阻止しようと考えていたので納得できなかった。
しかしクロードのアスク王国に来た事で生まれる変化が、過去の自分達に良い影響を及ぼし、未来が変わる可能性に賭けるという話を聞き、納得した。
『想いを集めて』の自分シナリオではアルフォンスの身内が皆殺しになり、国も崩壊して闇落ちした異界での姿であるリーヴと交流する。
やはり幻影や頭痛に悩まされるディミトリをリーヴが自分側に引き込もうとするが……。
武器スキルは敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃する『蒼月グラディウス』
戦闘中、敵の攻撃によりダメージを受けた時、奥義発動カウント変動量+1(同系統効果複数時、最大値適用)
(この効果は受けたダメージが0の場合も発動する)
Aスキルに周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、守備+5、かつ、
自分が攻撃、守備の弱化を受けていれば、攻撃、守備が弱化の2倍だけ上昇(能力値ごとに計算)する『攻撃守備の連帯』
(例えば、攻撃-7の弱化を受けていれば、-7+14+5で、戦闘中、攻撃+12となる)
Bスキルは敵から攻撃された時、絶対追撃する『蒼き獅子王』
かつ守備が敵より高い時、受けた範囲奥義のダメージと、戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを守備の差×4%軽減(最大40%)(巨影の範囲奥義を除く)
Cスキルにはターン開始時、周囲1マスに味方がいる場合、自分と周囲1マスの味方の攻撃+5(1ターン)にする『攻撃の相互鼓舞』
総選挙版は守りに適したスキル構成。
攻撃と守備が弱らせられようともAスキルで帳消し、その弱化を利用して強くする。しかも距離関係なしに反撃も行えて奥義の発動を早める。
Bスキルも攻撃されても絶対追撃して回避効果と鉄壁。並大抵の攻撃だと彼は墜とせない。
ステータスは問題だった速さは大きく改善。
守備は高いとはいえ、魔防が低いことはそのまま。軽減が発動したとしても深手を負う。
2022年9月で他の第四回総選挙英雄共々武器錬成可能に。
特殊錬成は周囲3マス以内に味方がいる時、戦闘中、自身の速さ、守備、魔防+5
与えるダメージ+自分の守備の20%、受けるダメージ-自分の守備の20%かつ戦闘中、敵の守備-5、敵の攻撃、守備の強化の+を無効
いくつかの効果があるが、中でも守備の20%分だけダメージを軽減できる効果が非常に大きい。
これは専用スキル等の割合軽減から算出されたダメージから、更にこの効果の分だけダメージを軽減するという性質のものである。
仮にレベル40での守備力40にこの錬成とデフォルトのスキルのみで、この状態で敵から本来は50になる威力のダメージを受けると仮定する。
この時、「50 - 20(専用スキルによる軽減分)- 10(この錬成効果分)」で最終的なダメージは20にまで軽減されることになる。
守備の上昇量を更に増加したり、ニフルの「絶氷結界」の範囲に入るなどして、やろうと思えばここから更なる軽減が可能。
ここまでくると、不利が付くはずの緑魔相手ですらほぼノーダメージで耐えて超火力の反撃を叩き込む事さえ可能という恐ろしい事態になる。
ただし、この軽減効果には「範囲奥義を除く」という弱点がある。範囲攻撃持ちは警戒しよう。
未来は、王でなく民衆が選び取るものだ。
戦いの終わった今、俺が王としてできるのは彼らの道を整えてやることだけなのだろう。
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
総選挙版から二ヶ月後、同年の10月から水の伝承英雄で実装。イラストは「風花雪月」のキャラクターデザインを担当した倉花千夏氏。
同様に槍・歩行ユニット。
何故か衣装は第二部序盤のハイロードだが本編後の時系列で精神も落ち着いている。一年後には来るのだが
武器スキルは奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、
かつ、速さが敵より高い時、受けた範囲奥義のダメージと、戦闘中に攻撃を受けたときのダメージを速さの差×4%軽減(最大40%) (巨影の範囲奥義を除く)『アラドヴァル』
Aスキルは自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃+6、守備+10、かつ敵は追撃不可『鬼神金剛の瞬撃』
Bスキルは戦闘開始時、敵のHPが50%以上なら、戦闘中、ダメージ+自分の攻撃の25%。
戦闘開始時、敵のHPが50%以上なら、戦闘後に、敵と、その周囲2マスの敵の攻撃、速さ、守備、魔防-5(敵の次回行動終了まで)、
かつ、奥義発動カウント+1(敵の奥義発動カウントの最大値は超えない)『無惨』
Cスキルは奇数ターン開始時、移動+1(1ターン、重複しない)『迅雷風烈・奇数3』
重い一撃でねじ伏せる原作さながらのディミトリを味わえる。
何より専用スキル「無惨」が特徴。
敵のHPが半分以上で更なる攻撃を上乗せしつつ、弱化+鼓動の幻煙と原作以上のチートスキル。流石に全有効(特効)はバランスブレイカーとなるので特効は無いが相手を一撃で倒せる荒技は据え置き。
しかもアラドヴァルには回避効果が搭載。速さ次第だが倒し切れなくてもダメージを抑制するので耐えやすい。
ダメージを抑えながら相手の追撃、反撃も許さず一撃で倒すまさに圧倒的パワー。
ステータスは総選挙版より攻撃と速さが高い。
いつも通りに魔防が低い。魔法やマムクートに警戒することを頭に入れておけば頼りになるはず。
2023年11月のアップデートで上方修正。
Aスキルは攻撃した側(自分からなら自分、敵からなら敵)の移動後のマスが移動前と異なる時、戦闘中、自分の攻撃、速さ+6
さらに、移動後のマスが移動前から○マス離れていれば、自分の攻撃、速さ+○(最大4)
○が2以上の時、戦闘中、自分の攻撃、速さの弱化を無効『攻撃速さの激突4』
守備強化と追撃を封じが出来なくなるが元々速さは高いので心配無用。攻撃と速さの弱化も移動距離に応じて通用しなくなる。
Bスキルは『無惨・承』
戦闘開始時、敵のHPが40%以上なら、戦闘中、敵の攻撃、速さ、守備-4、自分が与えるダメージ+攻撃の25%(範囲奥義を除く)、自分が最初に受けた攻撃のダメージを40%軽減
戦闘開始時、敵のHPが40%以上なら、戦闘後に、敵と、その周囲3マスの敵の攻撃、速さ、守備、魔防-6、【キャンセル】を付与(敵の次回行動終了時まで)、かつ、奥義発動カウント+1(敵の奥義発動カウントの最大値は超えない)
条件の緩和はもちろんだが敵の戦闘中(戦闘後)ステータス弱化と軽減の防御力強化、そしてキャンセルも追加とこれでもかと守りにも万全な対応を取った。
同時にアラドヴァルも錬成可能に。
錬成すると速さの差を比較するスキルの比較判定時、自身の速さ+7として判定
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、かつ速さが敵より高い時、受けた範囲奥義のダメージと、戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを速さの差×4%軽減(最大40%)(巨影の範囲奥義を除く)(範囲奥義のダメージ軽減は、範囲奥義開始時の能力値を参照する)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘後、7回復
ステータスと回避の効果はそのままだが虚勢と回復が付与したことで気軽に差を付けやすく回復も出来る。
特殊錬成は自分から攻撃した時、または周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、敵の奥義発動カウント変動量+を無効、かつ自身の奥義発動カウント変動量-を無効
敵の奥義以外のスキルによる「ダメージを○○%軽減」を半分無効(無効にする数値は端数切捨て。例えば敵の「ダメージを45%軽減」なら半分の「22%」分を無効にし、「ダメージを23%軽減」にする)
拍節効果に軽減半分無効と有利な効果も妨害も対応する荒技を獲得した。やっぱり猪だこれ…
俺の前にいたのは……人の顔をした獣だ。
殺さねばならない……だから殺した……それだけだ……。
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
21年5月には同月恒例の闇堕ち版が登場。イラストはsena氏。
こちらも青属性の槍使いであり、歩兵ユニット。
これは紅花ルート以外の第二部序盤で復讐鬼となっていた頃の姿。
ただ、これまでの闇堕ち英雄とは明確に違い、他人やアイテムによる洗脳、支配、道具、暴走などによるものではなく、
自身の精神状態だけが原因で堕ちた、という初のケースとなった。そのため、従来の闇堕ち英雄のように目が赤くなっていない。
武器スキルは周囲1マス以内に味方がいない時、戦闘中攻撃、速さ+6、
かつ戦闘中自分の攻撃が敵の守備より高くかつ追撃できない時、ダメージに(自分の攻撃-敵の守備)の50%を加算する『復讐鬼の槍』。
ちなみにこの武器、原作で登場しているデビル系武器に近い見た目をしているが、槍のデビル系武器は存在していないため、ゲームでは初公開のものである。
Aスキルは周囲1マス以内に味方がいない時、戦闘中攻撃、速さを+7する『攻撃速さの孤軍4』。
Bスキルは専用で、自分から攻撃、補助、地形破壊の行動をした後直後に残った移動力+1分再移動できる「再移動(残り+1)」を発動し、
かつ周囲1マス以内に味方がいない時、戦闘中敵の速さ、守備を-3し、反撃不可となる『蒼き殺人鬼』。
Cスキルは奇数ターン開始時、移動を+1する『迅雷風烈・奇数3』。
ステータスは伝承版と比べると攻撃が上がった程度で他はほぼ同じ。
単独行動を前提とし、反撃不可、再移動、追撃できないとしてもダメージ1.5倍という特性で一方的に殺し尽くすことに重点を置いた構成になっている。
魔防の低さは相変わらずで、伝承版のように回避効果がないので魔法は大ダメージ確定になってしまう。
そもそも受け向きのスキルが全く無いため物理受けも危うく、原作さながらに無謀な死を遂げないようにヒットアンドアウェイに徹させたい。
故郷の豪雪には慣れているが、南国の日差しに馴染むのは少し時間がかかりそうだな。
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
2022年6月には水着の超英雄版が実装。イラストは西木あれく氏。
今回のディミトリは初の超英雄。
通常版以来の騎馬ユニットで(槍)斧を持ってきた(どうみてもアラドヴァルっぽい槍なのに斧と言い切る青獅子の学級級長。しかも原作で苦手技能なはず……)。
武器スキルは【再移動(残り+1)】を発動可能。奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、かつ敵が【有利な状態】の時、または速さが敵より10以上高い時、2回攻撃の『蒼波薙ぐ剛力の櫂』
Aスキルは敵のHPが100%で戦闘開始時、または敵が【不利な状態異常】を受けている時、戦闘中、自分の攻撃、速さ+7
敵のHPが100%で戦闘開始時、かつ敵が【不利な状態異常】を受けている時、
戦闘中、さらに自分の攻撃、速さ+2 【不利な状態異常】「敵の次回行動終了まで」の効果全般(弱化、移動制限、パニック、反撃不可、相性激化等)『攻撃速さの機先4』
Bスキルは伝承版と同様『無惨』
Cスキルはターン開始時、周囲4マス以内に敵がいる時、最も近い敵の速さ、守備-6(敵の次回行動終了まで)、かつ自分の速さ、守備+6(1ターン)『速さ守備の脅嚇』
なんだこのゴリラ戦車は……。
伝承版と同じように超アタッカーで武器はカウント減・バフこそ同じ(やっぱこれアラドヴァルじゃね?)だが回避効果の代わりに条件つき2回攻撃を搭載。
元々は連続攻撃系のスキルと合わさっていなかった「無惨」のバフを背負って固定2回攻撃を出してしまうのである。
条件に関しては相手依存orステ差必須……だが自分も敵も有利だろうと不利だろうと関係なしに、
速さバフデバフ満載であるため機先も合わさって速さ10差もゴリ押しで広げる芸当も狙える。
成立さえすれば超馬鹿力の2(4)回攻撃で敵を容易く粉砕すること間違いなし。
幼馴染「誰かあの猪を止めろ」
鉄壁の固さで実装している全てのエーデルガルトを問題なく倒せる。皇帝絶対殺すマン。
ステータスは伝承版と大差なし。機動力が上がったVerとも言うべきか。
やはり魔防の低さは相変わらずでどんな魔法でも重たいダメージは喰らう。
闇堕ち版同様回避を失っているので物理耐久力もあまり期待できず、騎馬特効も用心。
再移動持ちになっているのも闇堕ちと同じなので、騎馬の機動力でしっかり避けていきたい。
ファーガスの厳しい冬に比べればアスク王国の冬はまだ過ごしやすい。
この国は恵まれているな。
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
2023年12月にはクリスマスの超英雄で他の級長などと共に登場。イラストはargon氏。
水着版同様の斧装備騎馬ユニット。水着版の櫂とは違ってちゃんと斧。
戦禍の連戦では、学級の仲間へのプレゼント選びに腐心している様子が描かれている。
武器スキルは『青獅子の聖夜の斧』。
【再移動(2)】を発動可能、奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
ターン開始時自身のHPが25%以上なら、自分の攻撃、速さ+6(1ターン)、【見切り・追撃効果】を付与
戦闘開始時自身のHPが25%以上なら、戦闘中攻撃、速さ、守備、魔防+5、さらに攻撃、速さ、守備、魔防が戦闘開始時の速さの15%だけ増加、
自分の最初の攻撃前に奥義発動カウント-◯(攻撃した側(自分からなら自分、敵からなら敵)の移動前と移動後のマスの距離)。
(最大3、自分が受けている強化を除いた【有利な状態】の数が4以上の時は3として扱う)、戦闘後、7回復。
奥義は『車懸』。発動カウント3。
攻撃の◯%を奥義ダメージに加算(◯は、敵が重装の時は40、そうでない時は30)、奥義発動時、奥義以外のスキルによる「ダメージを○○%軽減」を無効。
この奥義は専用ではなく、重装以外の剣・槍・斧に継承可能。
Aスキルは自分が【有利な状態】を受けている時、戦闘中攻撃、速さが、自分が受けている強化を除いた【有利な状態】の数x2+3だけ増加(上限9)、
かつ、自分が受けている強化を除いた【有利な状態】の数が4以上の時、戦闘中、距離に関係なく反撃する『攻撃速さの備え4』。
Bスキルは戦闘開始時敵のHPが25%以上なら、戦闘中敵の攻撃、速さ、守備-4、自分が与えるダメージ+攻撃の25%(範囲奥義を除く)、最初に受けた攻撃と2回攻撃のダメージを40%軽減、戦闘後、自分に【待ち伏せ】【回避】を付与、
戦闘開始時敵のHPが25%以上なら、戦闘後に、敵とその周囲3マスの敵の攻撃、速さ、守備、魔防-6の『真無惨』。
Cスキルは戦闘後、敵とその周囲2マス以内の敵の攻撃、速さ、守備、魔防-3(敵の次回行動終了まで)、【パニック】を付与、自分と自分の十字方向の味方に【敵弱化増幅】を付与する『恐慌の幻煙4』。
ゴリゴリの攻め重視だった水着版に対し、こちらは攻めにも受けにも対応したスキル構成。
自分から攻撃してもお得意のダメージ増加に加えて高い速さでの追撃能力、「最初の攻撃前に移動距離に応じて奥義発動カウントを一気に加速させる」効果によって移動距離2マス以上で即発動する「車懸」により十分に強力で、再移動でヒットアンドアウェイ。
車懸も汎用奥義の竜裂に重装相手への強化と軽減無効を加えた優秀な奥義。
この時、自身も敵も戦闘開始時にHP25%以上であれば待ち伏せと回避を追加。
同時にCスキルで敵弱化増幅、武器ではターン開始時に見切り追撃を追加しているため、自分のスキルだけで有利な状態4つを確保し、Aスキルの遠距離反撃効果などの条件を達成する。
そこからは返しのターンで敵の攻撃を受けても遠距離反撃+待ち伏せが発動、カウント加速も最大で固定される=即死級の先制車懸を毎回放つというブレーダッド置くだけ状態に。
弱点は何より有利な状態が付与されていることへの依存、そして自力付与のために一度戦闘する必要があること。
有利な状態を剥がす効果、次いで不動の姿勢などの待ち伏せ無効化や反撃不可によって戦法を崩されることがないか気を配る必要がある。
自ターンで殴れる敵を確保してないと敵ターンで力を発揮できないので、雑に使っても強いと言えば強いが、単純な受けユニットとは異なる運用が要求されるクセの強いユニットではある。
攻撃速さがトップクラスな分、相変わらずの魔防の低さに加えて守備のほうも水着版にさえ劣り、素の守備性能は低い。
それでも攻め特化の闇落ちや水着版と違って、Bスキルの40%軽減+付与できる回避による二重の軽減持ち、速さ重視で見切り追撃もあり追撃も受けづらいといったある程度の耐久能力はあるが、耐えれればラッキー程度で決して過信できる内容ではない。
万が一にも、攻撃することなく遠距離から一発で倒されるようなもったいない損失は避けたい。
「ニンテンドー」ステージのプチゲームの一つ「ファイアーエムブレム風花雪月」のレベル2に登場。
お題は「きもちを つたえろ!」で、お茶会で「ナイス!」や「がんばれ!」といったポジティブな言葉を選べばクリア。
中には「ナノヌ!」や「がんぼわ!」といった紛らわしい言葉がまぎれており、選ぶと当然失敗となる。よく見てから選ぼう。
追記・修正は槍をへし折ってからお願いします。
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*2 ファーガス神聖王国において短剣は「未来を切り開く」という意味を持つとされ、またその願いを込め親しい相手に贈る習慣がある。
*3 隻眼になったいきさつは不明。
*4 実際、青獅子・王国の青色はシリーズ伝統の自軍カラーでもある
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