登録日:2019/05/02 (木) 23:15:39
更新日:2024/04/04 Thu 13:28:21NEW!
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一番強いヤツは、どこだ。
『ザ・プレデター(THE PREDATOR)』とは、2018年に公開された米映画。
20世紀フォックスの人気SFホラーアクション映画『プレデター』のシリーズ第4弾である。
監督は、87年の初代『プレデター』でホーキンスを演じ、『リーサル・ウェポン』の脚本のほか、監督作品として『キスキス、バンバン』『ナイスガイズ!』といったアクションコメディだけでなく『アイアンマン3』でアメコミヒーロー映画も監督したシェーン・ブラック。
現代版の『プレデター』を銘打った本作は、アメリカの田舎町や山奥を舞台に2体のプレデターが人間の兵隊たちと死闘を繰り広げる原点に返った作風となっている。
しかし、初代のシュワちゃんといった筋肉質の俳優が活躍するバトルアクションというよりも、軍の問題児たちが生死をかけて一念発起する、『特攻野郎Aチーム』のごとき人々に愛されるストーリー展開なのが特徴。
シェーン・ブラック作品特有の、子供とおっさん主人公の交流もまた見どころの一つである。
さらに、今回のプレデターはさらに進化したハイブリッド種が登場。シリーズ最大の巨体を誇るプレデターが大暴れする。
また、グロ描写もシリーズでトップクラスであり、これでもかというくらいに悪趣味な死に様もまた魅力である。その結果、日本ではR15+指定に区分されている。
ストーリー
遥か遠い宇宙から逃げるように地球へと墜落してきた一隻の宇宙船。
その墜落現場に偶然居合わせた陸軍スナイパーのマッケナは、宇宙船から逃げ出した謎の生物に仲間を惨殺されてしまう。
マッケナは証拠となる異星人のヘルメットとデバイスを別居中の息子ローリーの元へと郵送するが、何も知らないローリーはデバイスを起動させてしまった。
やがてマッケナは口封じのために精神病棟へと連れて行かれる羽目になるが、同じ輸送車の軍人たちと、ある研究所へと送られる。
そこでは、異星人「プレデター」に関する研究が行われていた。
しかし、信号を探知した別の宇宙船が飛来したことを機にプレデターが復活し、研究所員を惨殺しながら逃走。
その隙を見てマッケナたちは来客として招かれていた科学者のケイシーと共に脱走し、ローリーの家へと向かう。
ところが、プレデターはローリーを襲おうとし、応戦する一同。だが、そのプレデターをあっさり打ち負かす者がいた。
それはなんと、もう一体のプレデター。遥かに巨大なそれは、地上で最も強く、賢い生物を「捕食」するために来たのである…!
登場人物
- クイン・マッケナ
演:ボイド・ホルブルック/日本語吹替:小川輝晃
陸軍の暗殺専門のスナイパー。任務に忠実であり凄腕の技量を持つ。
仕事にかまけすぎて家庭を疎かにしてしまい、現在妻子と別居しているが、今もなお愛情は変わらず、特にローリーには無償の愛を捧げている。
殺人に躊躇はないが、子供の手前ではよき父親であろうと心掛けている。
成り行きからプレデター同士の抗争に巻き込まれ、またも成り行きから知り合った問題軍人たちとチームを組んでプレデターに立ち向かうこととなる。
- ローリー・マッケナ
演:ジェイコブ・トレンブレイ/日本語吹替:鶴翔麒
マッケナの息子。中学生。
アスペルガー症候群を患っており、極端に周囲の変化に敏感で挙動が不審になり、いじめの対象になっているが、高い記憶力と知能を持っている。
父から送られてきた謎のデバイスを解析するうちに発信機を起動させてしまい、プレデターから狙われる羽目になる。
人間世界に憧れる海の怪物ではない。
- ケイシー・ブラケット
演:オリヴィア・マン/日本語吹替:木下紗華
進化生物学を専攻する科学者。
プレデターを研究するプロジェクト・スターゲイザーのアドバイザーとして招かれ、墜落した宇宙船から回収されたプレデターの生体分析を行う。
だが、途中でプレデターが覚醒し逃走する際に生体サンプルを持ち出したため、CIAから狙われ、マッケナたちと逃亡しながらプレデターの研究を行う。
- ネブラスカ・ウィリアムズ
演:トレヴァンテ・ローズ/日本語吹替:三宅健太
元空軍特殊部隊の隊長で、チーム「ルーニーズ」のリーダー格。
自分のミスで隊員を死なせてしまい、自殺未遂を引き起こしてPTSDを患った。
的確な指示でチームを動かし、プレデターとの戦いの指示塔となる。
ネタバレ
アサシン・プレデターの船に飛び乗った際に、フォース・フィールドの外にいたため宇宙船の上昇によって酸素不足となり、自ら手を放して宇宙船のエンジンに突っ込み、宇宙船を墜落させ死亡。
- コイル
演:キーガン=マイケル・キー/日本語吹替:櫻井トオル
元海兵隊員。いつも冗談ばかり言っているお調子者。
湾岸戦争中、自分の誤射で味方の車を吹っ飛ばしてしまい、同乗していたバクスリーを負傷させて以来、犬猿の仲となっている。
ネタバレ
バクスリーを串刺しにしたアサシン・プレデターに激昂して勝負を挑むが、槍を放り投げられ串刺しになり、その後バクスリーと撃ち合って死亡。
- バクスリー
演:トーマス・ジェーン/日本語吹替:烏丸祐一
コイルと同じ隊にいた元海兵隊員。
前述のコイルの起こした事件で精神に重い障害を遺し、常にパニックを起こしておりコイルとは口論ばかりだが、一種の友情も感じている。
高知能のサメや霧の中の怪物と戦ってPTSDになったわけではない。
ネタバレ
火だるまになったアサシン・プレデターに飛び掛かるが、プレデターに放り投げられ木の枝に串刺しになる。その後、向かい合ったコイルと撃ち合って死亡。
- ネトルズ
演:アウグスト・アギレラ/日本語吹替:三宅貴大
ヘリコプターの操縦士だったが墜落事故で脳に障害を負っている。
宗教に信仰が厚く、「世界の終わり」を狂信している。
ネタバレ
宇宙船に飛び乗るが、展開したフォース・フィールドに足を切断され、転落死する。
- リンチ
演:アルフィー・アレン/日本語吹替:北田理道
元陸軍の外人部隊隊員。
武器に詳しく、車の運転が上手い。また、手癖も悪く、手品やスリもお手の物。
ネタバレ
狙撃位置にいたところ、アサシン・プレデターに見つかりプラズマキャノンに撃たれ死亡。
- ウィル・トレーガー
演:スターリング・K・ブラウン/日本語吹替:田村真
プロジェクト・スターゲイザーの責任者を務めるCIA捜査官。
プレデターの研究に執念を燃やし、その力を手に入れるためなら如何なる手段も辞さない卑劣漢。
ネタバレ
プラズマキャノンを装備しご満悦だったが、ケイシーに名前を呼ばれて振り向いた瞬間にキャノンが自分の首目がけて発砲され、誤射によって死亡。
- ショーン・キース
演:ジェイク・ビジー/日本語吹替:下川涼
プロジェクト・スターゲイザーの科学者。
『プレデター2』に登場したキース博士の息子であり、彼の後を継いでいる。
ちなみに演じている2人は実際に親子関係にある。
登場プレデター
- フィジティブ・プレデター
同胞を裏切り、追われるうちに地球へと墜落したプレデター。
よく知っている極めてオーソドックスなプレデターであり、トレードマークのヘルメットとガントレットは健在。
脱出ポッドが不時着して早々に素顔を晒した挙句人間に捕まってしまい、敵のアサシン・プレデター到来と共に目覚めて丸腰の研究者たちを惨殺。
その後、お気に入りのヘルメットがないことにキレ散らかして、結局保管してあった別のヘルメットを着用した。
逃走後はローリーの目の前に現れ、マッケナたちに襲い掛かるが、直後現れたアサシン・プレデターには手も足も出ず、脊髄ごと首を引っこ抜かれて死亡する。
彼が地球へやって来たのは、地球に「あるもの」を届けるためだったが…。
- アサシン・プレデター
フィジティブ・プレデターを処刑するために遣わされた大型のプレデター。
一般のプレデターよりも遥かに巨大であり、ヒトの遺伝子だけでなく多数の生物と交配して生まれた究極のプレデター。
格闘術も優れており、武器もよく使いこなしている。
さらに、常時ヘルメットなしで視界は良好、呼吸も可能であり、地球圏内での戦闘も可能と、一般プレデターの弱点を完全に克服している。
フィジティブ・プレデターを倒した後、信号を送ったローリーに目をつけ、次の優秀な遺伝子を「餌」とすべく人類に襲い掛かる。
- プレデター・ドッグ
アサシン・プレデターが獲物を狩るために使っている猟犬。
主人に服従し、目標を執念深く追い詰め、噛み殺す。
…が、そこそこ弱い上に忠誠心はあまりない。
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- プレデター・キラー
フィジティブ・プレデターが地球人に贈ろうとしたもの。
その正体は対プレデター用のアーマースーツ。
普段はガントレット型のアイテムだが、瞬時にプレデターを模した装甲を展開する。
前述のように見た目はメカっぽいプレデターだが、どう見てもあのスーツである。
追記・修正は優性遺伝子を狩ってからお願いします。
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▷ コメント欄
- フィジティブは何の為にあのスーツを地球に持ち込んだんだろ 人類の為・・・・では絶対ないよなぁ、本人も虐殺してるし -- 名無しさん (2019-05-02 23:31:55)
- ↑もしかするとフィジティブの個人的な理由で地球にいる誰かに渡そうとしてたとか?プレデターって認めた相手には敬意を見せたりしてるし実は過去に地球に来ていてその時に何かあったりしたとか… -- 名無しさん (2019-05-03 02:44:05)
- ↑ キース博士の息子さんが出てたりするし、意外とシリーズの登場人物の誰かだったりすると個人的には熱い。話のスケールがちっちゃくなっちゃうかも知れないけど。 -- 名無しさん (2019-05-03 04:18:43)
- 友達と観に行ったけど微妙て言われた -- 名無しさん (2019-05-03 23:46:56)
- 確かに地球にプレゼントって訳でもなさそうだし個人に送ろうとしてたのかね -- 名無しさん (2019-05-04 02:03:01)
- 初代プレデター序盤をベースに『インディペンデンスデイ』『マーキュリー・ライジング』味を加えた、頭空っぽにして男の友情とアクションを楽しむなら良作。これまでのシリーズで積み上げてきた「異民族としてのプレデター」が観たい人にはおススメしないという感じ。せめてアイアンマン風のピカピカデザインはやめて欲しかった -- 名無しさん (2019-05-04 23:15:21)
- プレデター達が狩り以外にやっている事がクローズアップされた印象。そしてプレデター達はそれぞれ思想は持っているが、地球人に対して情けはこれっぽっちも無いのがむしろ良い。 -- 名無しさん (2019-05-09 03:01:47)
- このエンディングから続編作る場合、はたしてプレデター映画として成り立つんだろうか・・・?いや、路線変更で売れたのはエイリアン2とかあるけど -- 名無しさん (2019-05-09 11:54:00)
- コイルとバクスリーの最後の記述が、仲間割れとか誤射みたいに読み取れるので、そこだけは詳しく書いてほしい -- 名無しさん (2019-05-09 14:42:58)
- トレーガーの死亡シーンだけは映画館で見てて笑いこらえるの必死だったわ -- 名無しさん (2019-05-12 23:58:49)
- プレデター・キラーが入ってたポッドから『プレデターズ』で生還したロイスとイザベラが登場する予定だったらしいが「インパクトがない」とか「話が続かない」等の理由で没になったという話を聞いた -- 名無しさん (2019-10-08 15:15:06)
- 種族間での対立があって仕方なく地球の人間を味方(手下)にしようとしたとかかな? -- 名無しさん (2020-02-01 15:20:23)
- フィジティブが助けに来たわりに攻撃的だったのは使うに相応しい戦士を選定してたのだろうか、この作品つまらなくはないけど味方が強すぎて全員生存するんじゃないかとか思ってしまった、クライマックスで死亡フラグ乱立して一気に散ったけど全員が主人公って感じで活躍するのはまあ面白いか・・・か? -- 名無しさん (2020-03-31 14:46:13)
- 監督が初代プレデターの脇役だったけど、初代がシュワちゃんが主役でその他はかませだったのに反して今作では全員が主人公レベルで大活躍するからそういうのが本当はやりたかったのかもねえ・・・と思った -- 名無しさん (2020-03-31 14:50:34)
- PTSDになったわけではないし非情の私刑執行人でもない -- 名無しさん (2021-06-03 22:35:51)
- 映画としては面白いがプレデターとしては面白くない、そんな映画。↑フィジティブプレデターは「種としての人類の保護」が目的なのであって人間を守ろうという気は一切ない。だからプレデターキラーを与えて自衛させる気はあるけどそれを届けるために人間がいくら死のうとたいして気にしてない -- 名無しさん (2021-08-13 09:45:56)
- アサシンがデカいだけで設定のわりにそんな強い感じじゃなかったのが残念、フィジティブがアサシンの前のプレデター戦チュートリアルみたいな扱いの強さだったのちょっと残念かな、アサシンに叶わないにしてもプレデターズのクラシックプレデター位に善戦して欲しかった -- 名無しさん (2022-01-22 02:46:43)
- ケイシーが序盤でウィルに「プレデター?呼び方ならハンターの方が合ってない?」って言ってたのを中盤で落ちこぼれ達が同じ事言った際に「やっぱりそう思うわよね!?」って食いつくシーンと、フィジティブが車の上で銃を下ろす様にジェスチャーで示すシーンがすごい好き。 -- 名無しさん (2023-12-01 11:42:33)
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