ザザ(恐竜大戦争アイゼンボーグ)

ページ名:ザザ_恐竜大戦争アイゼンボーグ_

登録日:2019/03/21 (木) 09:28:29
更新日:2024/04/04 Thu 11:15:42NEW!
所要時間:約 4 分で読めます



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恐竜大戦争アイゼンボーグ 宇宙怪獣 怪獣 暗黒星雲 不死身 埴輪 円谷怪獣 ザザ 邪光怪獣 怪奇!呪いの怪獣人形




100万年前、暗黒星雲をメチャメチャにしたあのザザだ!



さては、誰かがあの埴輪を太陽の下へ持ち出したな! 大変な事になったぞ、ザザは大暴れするぞ!




恐竜大戦争アイゼンボーグ』の第22話『怪奇!呪いの怪獣人形』に登場した怪獣。



出典:恐竜大戦争アイゼンボーグ/円谷プロ/第22話「怪奇!呪いの怪獣人形」/1978年3月3日放送


身長:57m
体重:4万4000t
出身:暗黒星雲
別名:邪光怪獣



【概要】


はるか100万年前、暗黒星雲を荒らし回った凶悪な宇宙怪獣。
凍りづけにされて宇宙鉱物でできた棺に閉じ込められ、地球に追放されていた。
鬼輪田峡谷の奥にある洞窟の中に封印されていたが、封印の鍵となっている怪獣型の埴輪に太陽が当たる事で復活し、再び大暴れを始めた。
恐竜魔王ゴッテスでさえも噂でしか知らず、復活した時には恐怖するほど恐ろしい怪獣である。
その恐ろしさを知るゴッテスは、最初こそザザの復活を脅威に考えていたがザザの暴れっぷりを見て大きな期待を見せるようになった。


跳び跳ねるように移動し、地面を掘り返しながら街を破壊していく。
を吹くなどの特別な武器は持っておらず、もっぱら怪力で暴れ回るだけだが、
このザザの最大の特徴にして武器は不死身である事で、如何なる攻撃を与えても絶対に倒す事ができない。
また、復活する時に埴輪が放つ光には人間を白骨化させる力がある。


しかし、弱点はあり、復活の鍵となっている埴輪に日光が当たっている間しか活動できず、日没など太陽の光が届かなくなると姿を消してしまう。
そのため、洞窟など太陽の光が届かない場所に埴輪を隠されると復活する事ができなくなる。


これまで、恐竜軍団の送り込む恐竜怪獣と戦ってきたD戦隊の前に現れた初めての宇宙怪獣である。



【活躍】


鬼輪田峡谷の洞窟に封印されていたが、地震の影響で現れた太陽の形をしたレリーフを調査に来た考古学者の萩原博士らが、
封印の鍵となっている埴輪を洞窟の外に持ち出してしまい、太陽の光を受けた事で復活し、地球に出現した。


すぐにD戦隊が向かうが、太陽が雲に隠れたために姿を消してしまう。
そこで、最初に怪獣が現れた付近を調べると三体の白骨死体と埴輪を発見する。
しかし、埴輪が宇宙から来たものであれば誰も知らない特殊な細菌がついている可能性があり、
白骨化の原因がそれかも知れないとの判断から調査は翌日に持ち越しとなる。


翌日、善と愛が洞窟の調査を行い、太陽のレリーフを発見する。
しかし、太陽の光が埴輪に当たった事で再びザザが出現してしまう。


アイゼン号のミサイルや、アイゼンボーグ号のドリルをものとせず、
墜落したアイゼンボーグ号を踏みつけて破壊しようとするが、善と愛はアイゼンボーに変身し、戦いに突入する。


アイゼンボーを相手にしても、その力で優勢に立っていたのだが……、


一人、余計な策を巡らせている者がいた。
埴輪の前にやって来たゴッテスが、何とかザザを永続的に暴れさせようとしていたのだ。


ザザは絶対に死なない。死なないザザは最後には勝つ。問題はこの埴輪だ!


そうだ! これをザザに……! ザザはこれを持って太陽の下を、地球の上をぐるぐる走り続ければいいのだ!


恐竜魔王様ともあろう者が、どうしてこんな事に気がつかなかったのだ……!

いや~、不覚であった!


ザザ! 受け取れぇ!


ゴッテスが投げた埴輪を見つけたザザが、埴輪を受け取ろうとしたその時!
後ろからアイゼンボーがザザを押さえつけ、何とザザは埴輪を飲み込んでしまった。


そして、無情なナレーションが流れる。


あっ! ザザが埴輪を飲み込んでしまった!


馬鹿なザザ! 埴輪は太陽の光から遮られた!


本当に愚かなザザ! これで、ザザは力が無くなってしまうのだ!


宇宙怪獣ザザは、再び凍ってしまった……

埴輪を飲み込んでしまったザザは、二度と甦る事はあるまい


こうして、不死身の怪獣ザザは永遠に封印される事になった。



【その他】


ナレーションで馬鹿だの愚かだの散々に言われてしまったザザだが、どう見ても敗因は余計な事をしたゴッテスである。
D戦隊はザザと埴輪に何か関係があるらしいとまでは気づいたものの、
あの時点では対処法などは全く見つけていなかったため、何もなければザザは確実にアイゼンボーに勝っていた。
本当に馬鹿で愚かなのはゴッテスである。


にもかかわらず、何故こんな言われようになったかと言うと、脚本の段階にあった設定が一部無くなったからである。
脚本では、ザザは目についた物を何でも食べてしまうという習性があり、飛んできた埴輪を思わず飲み込んでしまうという流れだった。
しかし、この設定は無くなりナレーションの台詞だけが残ったためにこんなあんまりな扱いになったのだ。


ちなみに、脚本では埴輪は「ザウラ」という名前がついていてザザは現地で知られる伝説の怪獣という設定だった。


着ぐるみは26話に登場するゾビーに改造され、さらに38、39話に登場するゴールダに改造された。



ザザはこれを持って太陽の下を、地球の上をぐるぐる追記・修正し続ければいいのだ!



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