アナザーゴースト(仮面ライダージオウ)

ページ名:アナザーゴースト_仮面ライダージオウ_

登録日:2018/12/10Mon 23:13:15
更新日:2024/03/28 Thu 13:09:57NEW!
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GHOST


2015




「人ヲ傷ツケル奴ハ…許サナイ……!!」



アナザーゴーストとは、『仮面ライダージオウ』に登場する怪人「アナザーライダー」の1体。


身長:204.0cm
体重:96.0kg
特色/力:人間の魂を吸い取る
変身者:2015年(ゴーストの時代)のマキムラ
契約したタイムジャッカー:ウール
モチーフ:仮面ライダーゴースト
デザイン:出渕裕
登場話:第13話、第14話
※身長・体重は、仮面ライダーゴースト オレ魂と全く同じ。



概要

第13話、第14話に登場したアナザーライダー。
変身者は警察官として働くマキムラという男性。
2015年の時代において、工事現場の鉄骨の落下事故から妹のミカを庇って死亡したマキムラに対し、
タイムジャッカーウール本来の仮面ライダーゴースト天空寺タケルから奪った力で作り出した「アナザーゴーストウォッチ」を埋め込んで強制的に変身させた。


ウールはマキムラに対し「自分と契約すれば、妹の命を助けることが出来る」と契約を迫ったが、マキムラはその契約を跳ね除け自らの命を犠牲にミカを救うことになった。
その為、アナザーライダーの中では初の死者が変身する怪人である。


既に一度死んでいるマキムラを素体としている為、アナザーゴーストを倒してアナザーウォッチを停止させると再びマキムラが死亡する仕組みとなっており、
それ故ソウゴ達は迂闊にアナザーゴーストを倒せない状況に追い込まれることになる。
また、アナザーゴーストはアナザービルド同様に変身者の自我とは関係なく活動する、謂わば暴走状態にある。


後に第25話でアナザーゴーストが再登場しているが、変身者だったマキムラは既に加古川飛流によってアナザーゴーストの力を奪われている。


容姿

容姿は仮面ライダーゴースト オレ魂を模しているが、その姿は元のゴースト以上に死霊・亡霊のイメージが強く、
契約の経緯も含めて全体的にゾンビやフランケンシュタインに近い不気味な外見。


本来のゴースト同様にパーカーを着用し、頭にフードを被っており、背中には「GHOST(ゴースト)」「2015」の文字が描かれている。*1
だが、パーカーは至る所に鋲が打ち込まれたヘビメタ風の外観となっており、その見た目はゴーストというよりアンデッドに近い。
パーカーの裾や袖、爪先はボロボロに破れており、爪先からは指が飛び出している。
剥き出しになった腕は、死体のように茶色がかった黄色い色合いで、赤と緑の血管のような不気味なモールドがある。
腕の紋様はデザインした出渕氏曰く囚人服イメージとのこと。


顔は元のゴースト同様にオレンジ色だが、複眼の形状はダークゴーストを思わせる歪んだ物となっており、
アナザービルドのように人間のような鼻と口がある。複眼が黒くて気付きにくいが、アナザーライダー特有の眼もある。
顔の質感も歪んだシワが目立つ有機的・生物的な物となっており、オレ魂の顔を顔面に無理矢理縫い付けた風貌と化している。
その表情は怒りの形相を浮かべているようにも、口角の上がった口の形状から気味の悪い笑みを浮かべているようにも見える。
額に生えたツノ「ウィスプホーン」は黒く染まっており、後頭部からは白い頭髪が生えている。
見た目から、ハロウィンのジャック・オー・ランタンに見えるという意見も。


胸には「ブレストクレスト」が変化したと思われる巨大な眼球が形成されており、
素体部分にはフランケンシュタインの如くツギハギにした縫い目のようなモールドが全身に確認できる。
腰にはゴーストドライバーを歪ませたようなベルトを巻いており、元々ゴーストドライバーは「眼」をモチーフとしていただけあって、より不気味な印象を与える。


また、誕生の経緯からこのアナザーライダーは死体が変身するライダーと表すことができ、本物の仮面ライダーゴースト=タケルが「死者の魂」だったこととは対照的になっている。


能力

固有の能力は「襲った人間の魂を吸い取る」というもの。襲われた人間は肉体から魂だけが引き抜かれ、アナザーゴーストの胸の眼に吸収される。
吸収した魂からパーカーを生み出して自身をパワーアップすることが出来、この状態では頭部のフードを脱いだ見た目となる。
更に透明化能力も使え、眼魔コマンドに似た怪人を呼び出して配下として使役することも可能。


英雄ゴーストの召喚も可能で、作中ではゲイツ ゴーストアーマーとディケイドゴーストとの同時召喚でロビンとニュートンを召喚している。
一方でゴーストの専用武器であるガンガンセイバーは所持していない為に基本は素手による格闘で戦うが、ドス黒く歪んだ紋章を背にオメガドライブに酷似した飛び蹴り技を放ってみせる等、地の戦闘能力もそこそこ高い。


歴史改変の影響

アナザーゴーストの出現による歴史改変が起こった結果、タケルは仮面ライダーとしての記憶と力を失っているが、
2018年現在でもシブヤやナリタと共に「不可思議現象研究所」の活動を続けている。
また、アナザーゴーストの能力で肉体と魂を分離させられた霊体のソウゴの姿が見えていたり、
自身も霊体であった経験を微妙に覚えているなど、『ゴースト』本編における記憶が若干ある様子を見せていた。
少なくとも霊視に関しては、いつの間にか手にしていた「ゴーストライドウォッチ」の存在を自覚してからだという。


月村アカリや御成は登場していないが、彼等も「不可思議現象研究所」の活動を続けている様子らしく、
第14話では霊体のソウゴの姿を見えるようにするべく、原典『ゴースト』でもアカリが開発した「不知火」が登場。


『ゴースト』の敵であった眼魔やガンマイザーは、歴史改変の影響で人間世界へ侵略してくるという歴史そのものが消滅していると思われ、
それ故にアラン/仮面ライダーネクロムは人間世界を訪れていないと考えられる。



劇中での活躍

第13話「ゴーストハンター2018」

概要にもあるように、落下してきた鉄骨からミカを庇おうとしたマキムラの元に、周囲の時間を停止させつつウールが登場。
ウールの契約を跳ね除け、自己犠牲によってミカを救い死亡したマキムラにアナザーウォッチが埋め込まれ、時間停止が解除されると共にアナザーゴーストと化す。


アナザーゴーストと化したマキムラは、タイムジャッカーから与えられた未来の新聞記事の情報を確認し、「近い内に事故を起こす人々の魂を奪い未然に事故を防ぐ」という半ば歪んだ正義感による暴走を行っていた。


公園で青年の魂を抜き取っていた所をソウゴに目撃され、そのままジオウと戦うが、透明化によってその場は撤退する。


今度は有毒ガスの死亡事故が起きるはずだった研究所に現れ、研究員を襲っているところでゲイツと戦闘になり、ゴーストライドウォッチを装填した「ザックリカッティング」で撃破されるが、
そこでアナザーゴーストの正体が死亡したマキムラであることが判明、現れたウールがアナザーウォッチを再度埋め込んだことで復活して逃走した。


その後はフードを脱いだパワーアップ状態となり、ジオウやゲイツと交戦。
二人に押されて劣勢になりトドメを刺されそうになるが、「そいつを倒したら死ぬ」というウールの言葉にジオウが動揺してしまい、更にそこへディケイドアギトが横槍を入れたことでゲイツが撃破され、ジオウもディケイド響鬼とアナザーゴーストの連携で変身解除に追いやられた。
そしてソウゴの肉体から魂を抜き取るもタケルの念動力らしき能力による妨害で吸収に失敗。今度はタケルを狙うが、ディケイド響鬼から撤退を促されたことでウールやディケイドと共に撤退した。


第14話「GO!GO!ゴースト2015」

ゲイツが肉体と魂を分離させられたソウゴを救うべく、2015年に向かったことでそこで対決することになる。
ゴーストアーマーに変身したゲイツと戦うが、そこへディケイド龍騎がアナザーゴーストの助っ人として登場。
更にネオディケイドライバーのカメンライドによって、ディケイドゴーストに変身した。
これにより、「ゲイツ(ゴーストアーマー装着)VSアナザーゴースト&ディケイドゴースト」というゴースト本人を差し置いて3人のゴースト(紛い物)が揃うという珍事ゲイツにとって不利な状況となる。
ゲイツを追い詰め、ディケイドゴーストとのライダーダブルキックによってゲイツを返り討ちにした。しかもゲイツの所持していたゴーストライドウォッチは、ディケイドによってブランクウォッチに変換されてしまう。
しかし、ディケイドは代わりに「ディケイドライドウォッチ」をゲイツに置き土産として放り投げ置いていった。


一方、霊体のソウゴはアナザーゴースト誕生の歴史を変えるべく、唯一自分の姿が見えるタケルに頼んで2015年に向かってもらい、タケルが念動力で鉄骨を吹き飛ばしたことで「マキムラが事故で死亡する」という歴史を変えることに成功した。


だが、そこへ現れたウールがアナザーゴーストウォッチを使って数体の眼魔コマンドを呼び出して使役し、無理矢理にでもマキムラをアナザーゴーストにしようと企む。
そこへ2015年当時の深海マコト/仮面ライダースペクターが駆けつけ、更に歴史改変で一時的に力と記憶を取り戻したタケルがゴーストに変身して戦うが、結局ウールに時間を停止させられた隙にマキムラをアナザーゴーストにされてしまう。
だが、上述のようにマキムラは死亡することはなく今度はちゃんと生きている状態での変身なので、「ウォッチを破壊すると完全に死亡するので倒せない」という問題は解決された。


その後は不知火の効果で姿が見えるようになったソウゴが、一先ず2018年に帰還したタケルからゴーストライドウォッチ*2を受け取り、ゲイツと共に2015年へ向かう。
途中でウールとオーラのタイムマジーンに邪魔され、タイムマジーンによるタッグマッチとなるが、ライドウォッチを駆使したジオウとゲイツが勝利する。


工事現場の作業員達を襲っていたところで、駆けつけたジオウとゲイツと戦闘になり、アナザーゴーストも眼魔コマンドを呼び出して戦うが、
ジオウがゲイツからディケイドライドウォッチを受け取ったことで、ジオウはディケイドアーマーに変身。
最後はディケイドアーマー・ゴーストフォームの必殺技「平成ライダーズアルティメットタイムブレーク」を受けて倒された。


アナザーゴーストウォッチを破壊されたことでソウゴの魂は元の肉体に戻ることに成功。生存したまま普通の人間に戻ったマキムラはお弁当を持ってきたミカに職務中だと咎めながらも仲睦まじくしていた。


第25話「アナザージオウ2019」

加古川飛流が変身するアナザーゴーストが登場。
フューチャーリングクイズの攻撃を受けたアナザー鎧武の姿から変身し、黒い影のようなパーカーゴーストの姿となって反撃した。
ゲイツとウォズに抑え込まれるも、アナザージオウウォッチを使ってアナザージオウの姿へと変貌する。


第27話「すべてのはじまり2009」

白ウォズに反抗する黒ウォズとウールの共同作戦で利用された飛流が、マキムラとは別の人間にアナザーゴーストウォッチを埋め込むことで再び出現した。
同じく再生したアナザー鎧武と共に白ウォズを襲撃し、再生怪人の宿命か軽く薙ぎ払われるも、結果的に飛流が白ウォズからライダーの力を奪う隙を作るのに貢献した。


第28話「オレたちのゴール2019」

アナザーライダー軍団の1体としてジオウやゲイツと戦うが、最後はゴーストアーマーを装着したゲイツに倒された。


第42話「2019:ミッシング・ワールド」

加古川飛流/アナザージオウⅡによって召喚・使役されている個体が登場。他のアナザーライダー同様、身体に刻まれている年号が「2019」に変化している。
アナザーエグゼイドと共に飛流の屋敷の警護を担当していたが、アナザージオウⅡウォッチの入手を目論む海東大樹/仮面ライダーディエンドに襲撃され、
ディエンドの召喚した仮面ライダースペクターと戦うも、容易く撃破されてしまう。


第43話「2019:ツクヨミ・コンフィデンシャル」

アナザージオウⅡ率いるアナザーライダー軍団の1体として現れ、飛流の屋敷までやって来たソウゴ達を迎え撃つ。
アナザー龍騎、アナザー響鬼、アナザー電王と共にグランドジオウと戦うが、グランドジオウが繰り出したキングギリギリスラッシュを喰らってまとめて倒された。



余談

  • マキムラの妹ミカを演じたのは、後に『騎士竜戦隊リュウソウジャー』リュウソウピンク/アスナを演じる尾碕真花氏である。
    そのため一部では、「マキムラがリュウソウジャーの追加戦士」やら、「リュウソウジャーライドウォッチの出所」やらと言われてしまっている。


追記・修正は、タイムジャッカーと契約してアナザーゴーストになってからお願いします。


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  • タケル殿はゴーストライドウォッチを持っていることを自覚してから霊が見えるようになった、と言ってたけど、他のライドウォッチやゲイツのゴーストウォッチのことを考えると、関係があったとしても本人の能力や眠っていた才能を開花させただけな気もする……w
    もしくは見えるようになったタイミングとウォッチ所持自覚が被ったとか -- 名無しさん (2018-12-10 23:17:58)
  • 警察官→幽霊という変化は、ドライブ→ゴーストへの主役交代を思わせる(ちなみにドライブも本編中で一度心肺停止した経験がある) -- 名無しさん (2018-12-10 23:32:01)
  • 本家ゴーストが人魂だとするとこっちは動く死体ってなってるのが良い。 -- 名無しさん (2018-12-10 23:36:26)
  • アナザーゴーストがDCDゴーストと共にライダーキックをゲイツゴーストアーマーをするという本人はいないのにゴースト三人という奇妙な事態に -- 名無しさん (2018-12-11 09:17:33)
  • そういえばアナザーゴースト再登場時に何であの場にいたマコト消えなかったんだ?眼魔の存在も消滅するはずだから深海マコトという人間は存在できないはずなのに… -- 名無しさん (2018-12-11 13:10:01)
  • ↑そもそも別世界の人類って事もあって「存在しない」ってよりも「侵略してこなかった」って解釈なんじゃないかな?本編とは違う理由で存在してるのかもしれない。もしかしたら「3人の父さん」も3人共生きてたりして。 -- 名無しさん (2018-12-11 23:06:43)
  • ヘルヘイムも歴史が変わっても存在してたし多分異世界の存在はそのままで人間界に関わった歴史が消える、って事なんだと思う。 -- 名無しさん (2018-12-11 23:09:22)
  • ↑2マコトは眼魔界で造られた人造人間だから眼魔が侵略してこないならなおのことタケルと一緒にいるのはおかしい -- 名無しさん (2018-12-13 09:24:19)
  • アナザーライダー誕生後も戦兎や永夢がしばらく記憶を保ってたみたいに、マコトの存在が消滅するまでにもタイムラグが生じたとか?劇中のシーンでは消えなかったけど、しばらくした後にあの世界から消滅したとか…違うかな -- 名無しさん (2018-12-15 12:44:22)
  • ↑2 普通の人間と言う歴史に変わった。それだけじゃない? -- 名無しさん (2018-12-16 09:15:36)
  • 不知火の件はどうなんだ?あれはイーディスがアカリの知らぬ間に介入したからこそ完成したものだけど -- 名無しさん (2019-01-22 21:13:39)
  • まず天空寺や龍さんのオカルトパワーがぶっ飛んでるからな、それをSFで再現しようとした結果マコトというデザイナーベビーを作ることにしたり不知火という薬品を -- 名無しさん (2019-03-12 15:39:20)
  • 多分マコト兄ちゃんは全部マコト兄ちゃんだし子供が生まれる歴史 -- 名無しさん (2019-03-16 14:55:53)
  • (マコト兄ちゃんに当る生物自体)は変わんなかったから全部あのマコト兄ちゃんが背負ってるんじゃない?(だとしたら業が深いけど)もしくはガンマイザーに繋がってるから結果的に過去と未来のマコト兄ちゃんが一つになったか -- 名無しさん (2019-03-16 15:18:21)
  • 「誰も、傷つけさせない……」「人を傷つける奴は、許さない……!!」これは正義のヒーローですね間違いない -- 名無しさん (2021-11-09 18:08:08)

#comment

*1 GHOSTの「O」の文字と、2015の「0」の文字はゴーストの顔や目玉の形状になっているという細かいハロウィン風のアレンジが成されている。
*2 上述のディケイドにブランクウォッチにされた物とは別物で、「最終的にディケイドにブランクに戻されることになる、後に2068年でゲイツがオーマジオウから奪う予定のゴーストウォッチ」というのが正確か。

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