登録日:2018/08/03(金) 00:29:44
更新日:2024/03/21 Thu 13:12:17NEW!
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ポケットモンスター ポケモン ポケットモンスターspecial ポケスペ ポケスペ章項目 第9章 hgss 小学四年生 コロコロイチバン! 縦断連載 日下秀憲 山本サトシ 第四世代 ジョウト地方 ゴールド シルバー クリスタル ハートゴールド ソウルシルバー アルセウス 創造 ロケット団 プレート 前日談 ポケスロン シントいせき 伏線回収 前日譚
漫画ポケットモンスターSPECIALの第9章。ゲームのハートゴールド・ソウルシルバー版の世界をベースにしている。
単行本は41~43巻。連載期間は2010年3月~2010年11月迄。
あらすじ
ジョウト地方に新設されたスポーツ施設、ポケスロン。そこに現れたゴールドは、いつも通り気ままに行動しポケスロンを制覇する。
だが、その本来の目的はワタルとの待ち合わせであった。しかし本人は現れず、ゴールドは状況を気にせずまたしても気まぐれに行動していく…。
一方、ロケット団の復活を悟ったシルバーは、父による過ちをこれ以上防ぐべくその活動を探るが、その中で「プレート」を手にする。
それらの事象はアルセウスを巡る危機の幕開けにすぎなかった。ロケット団と三人の図鑑所有者の死闘の果てに創られるものとは何か?
主な登場人物
その他脇役は「ポケットモンスターSPECIALの脇役」の項目を参照。
◆図鑑所有者たち
●ゴールド
本章の主人公。補欠ではない。ゲームの男主人公に比べて、年齢が上がった影響か大人びた印象を受ける。スケボーなどのアレンジはそのまま。
性格は以前ほどではないがやんちゃ。だがバトルの腕前は第3章の頃と比べてとても上達した。
ワタルからのメッセージを受けたオーキド博士の指示でポケスロンに到着したが、肝心の本人とは会えずに気ままな行動を続ける。
しかしトラブルメーカーな気質は相変わらずで、気ままな行動のはずが事件の核心に迫ることになっていく。
アルセウスの絶望により未曽有の危機が迫る中、彼は自分が見過ごしてきた小さなほころびに目を向けざるを得なくなる。
●シルバー
本章のもう一人の主人公。ゲームのライバルと容姿はほぼ同じ。ただし髪ははねていない。
自分の出生と向き合い、復活したロケット団との戦いを自分の宿命ととらえる。
そして何かを知っていると感じたワタルを探すが、その消息をつかむことは出来なかった。
そのさなか、ポケモンの力を飛躍的に強化する「プレート」をロケット団が集めていることを知り、争奪戦へと突入。
しかし、自分の過去がロケット団を生んだのではないかという複雑な思いを一方で抱えてもいた……。
●クリスタル
本章のヒロイン。ゲームの女主人公と服装は同じだが、髪の色やイヤリングは第3章の頃と同じ。
最初はいつもの白衣だったが、母親によって強引に着替えさせられてしまった。
サファリゾーンへと遠足に向かったポケモン塾の生徒を引率していたが、シルバーと出会い、戦いが起こっていることを知る。
子供たちの未来を守るため、自分の仕事を中断してまでシルバーに同行し戦いに身を投じたが、アルセウスに遭遇する。
「捕獲の専門家」としてアルセウスの捕獲に挑むが、それこそがロケット団の狙いだった……。
◆味方勢力
●ワタル
かつてカントー地方を空間的に支配しようとした男。
アルセウスを巡るロケット団の陰謀をつかみ、その情報を図鑑所有者たちに伝えて阻止しようとするが、ゴールドと合流する前に失踪してしまう。
終盤で意外な者たちを連れて助太刀に訪れる。
◆敵勢力
●ロケット団
本章の敵組織。ようやくゲームでも名有りの幹部が出たためか、オリジナルの名前でなくかつオリジナル設定ではない幹部が登場する。
○四将軍
ロケット団最高幹部。三獣士が「サカキの側近」なら、こちらは組織の中で正当な出世をした立場。サカキに忠実であることを是としており、その実力は三獣士を遙かに凌ぐ。
四将軍のリーダー。丁寧な口調から狂気をにおわせる。
サカキへの心酔は強く、アルセウスを支配し生み出される三体のドラゴンをも手に入れ、サカキに献上しようとした。
- ラムダ
変装の達人。プレートの収集を担当している。
変幻自在な変装術と、ドガースによる攪乱で相手を出し抜くことに長けているが、基本的には小物。
だがその分ずる賢く、ワタルに罠を仕掛けて倒している。
- ランス
冷静沈着な分析担当。
アルセウスとシント遺跡の関係を突き止め、その性質を利用した罠をしかけた。
- アテナ
四将軍の紅一点。ロケット団の障害となりうるものを排除する任務を担う。彼女の使用ポケモンは弱点を突かれても簡単には倒れないほどタフで、クリスも苦戦していたほど。
ゲームと違い、ふくよかな体型になっており扇子を愛用している。雑誌掲載時はスリムだったのだが、差別化のためか描き直されてしまった。
作風について
第5章と同じく、追加要素を軸に構成された展開となっている。また、リメイク章の例にもれず、章をまたいだ伏線が多く回収されている。
しかし、作品の比較的明るい空気とは裏腹にスケールは壮大。ここで起きた出来事は複数の章にまたがる伏線を生むことになる。
また、「伝説のポケモンは一体のみ」というポケスペにおける基本ルールを踏まえて読むと、本章のある仕掛けに気づけるかもしれない。
連載についての補足
やはりリメイクはシナリオを考えるのに苦労するようで、日下先生は「第5章と並んで思い入れの強い章」と語っている。
しかし、本章は外の事情で振り回された部分も大きい。
出版不況により、2010年度を以て学年誌は「小学四年生」のみになってしまい、縦断連載として「コロコロイチバン!」*1への連載がスタートする。
だが、2010年9月にブラック・ホワイトが発売。単行本が遅れている状況で掲載誌が少ないポケスペは、第9章を打ち切って第10章へと移行するほかなかった。
そのまま第8章の描き下ろし等で単行本のペースがさらに遅れ、再び一巻分を描き下ろしするわけにもいかず、第9章は歴代で一番短い章となってしまっている。
Before…プラチナ
Next…ブラック・ホワイト
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▷ コメント欄
- 作成乙です。9章凄く好きだったけど、短かったのが残念。この章辺りからリメイク章は大体3~4巻以内の法則が確定化した気がする。もっと新コスで活躍する三人が見たかった -- 名無しさん (2018-08-03 21:35:29)
- 初登場章では町にはかいこうせん撃ち込んでたワタルもずいぶん丸くなったよな・・・ -- 名無しさん (2018-08-04 18:34:27)
- ジョウト組の意外な部分が見えてきてもっと好きになった章だった。しかし相変わらず御三家の印象が薄いような…… -- 名無しさん (2018-08-31 23:14:19)
- シリアスキャラだった奴らが揃いも揃ってギャグやってるエピローグで草 -- 名無しさん (2021-12-25 11:16:47)
- サカキ,ワタル,ヤナギvs.三竜の組合せには膝を打ったね -- 名無しさん (2022-05-12 11:37:56)
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