登録日:2018/07/15(日) 23:57:25
更新日:2024/02/26 Mon 13:58:52NEW!
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サン sm usm アローラ地方 ポケットモンスター ポケモン登場人物項目 ポケスペ 図鑑所有者 トレーナー ポケモントレーナー 運び屋 ネタバレ項目 第七世代 主人公 ポケモン ポケットモンスターspecial カントー地方 グレンタウン 第14章 貯める者
オレっちはサン!!運び屋サンって呼んでくんな!
サンとは、「ポケットモンスターSPECIAL」の登場人物。
デザインモチーフはポケットモンスター サン・ムーンの男主人公(黒髪・黄色人種)。
原作との主な容姿の相違点は帽子を斜めにかぶっていること。
14章中盤からUSUM版の服装と髪型に変わった。
○プロフィール
メイン担当:第14章
誕生日:8月31日
年齢:11才(第14章時)
血液型:B
出身地:カントー地方・グレンタウン
○人物
ポケモンライドを用いた運び屋を生業としており、図鑑所有者の中では異色の職業持ち。
同じく第14章の主人公であるムーンも職業持ちであり、しかもいずれもゲームの世界観にはあまり出てこない職業という共通点がある。
カントー出身らしく、言葉遣いは下町訛りに近い。
また運び屋として知名度があることからしばらくアローラに住んでいるものと思われるが、「しまめぐり」の風習を全く知らなかった。
尤も、この作品の設定ではそれに挑む者すら数年前に二人いたというレベルで風化しており、知らなくても仕方ないのかもしれない。
細かいことは気にせず配慮を一切しない性格をしており、その行動は周囲の人間を毎回振り回している。
更に普段の態度もヘラヘラしていて、自分が価値を見出せないものに対してはやる気が出ない。
あろうことか、図鑑に対してもバンバドロの糞に落としたり、ナマコブシの粘液がついた手で触ったりと、壊しはしなかったものの極めてぞんざいな扱いをする始末。
そのため周囲からはあまりいい目で見られておらず、サン自身も自分の行動で周囲がどう思うかということには無頓着である。
しかし、ある一点においてのみサンはやる気を出す。
それは…
「お金」
である。
彼が仕事をしているのも、ひとえに「一億円貯金する」という途方もない目標のため。
金がかかることとなれば何でもやる気を出し、金になると思ったものはすぐに売ってしまおうと考える。
その執念は足を骨折して運び屋ができないときでもナマコブシ投げのバイトをして稼ごうとするほど。
仕事に対する姿勢の真摯さには一定の評価がなされており、マオには
「ああいう目的がはっきりしてて自分の能力がわかっている子は無責任なことしないわよ。」
と評されている。
サン自身もそれなりに誇りをもって仕事をしているらしく、その姿勢を疑われることが一番我慢ならない。
ただし貯金額はまだまだ少ないらしい。
そんなぶっきらぼうさが目立つサンだが、実はそれは表面的な部分にすぎない。
本来は洞察力もあり、「金のためなら何でもやる」というわけではなく倫理感も持ち合わせている。
ただ、理由は不明だが表面的にふざけたり話を切り替えたりして、自分の評価を下げることで他人が自分に深入りしてこないようにしているのだ。
その秘密主義は当然金遣いにも表れており、ひそかに複数の銀行に口座を持っていて、それを合計すると一億円までもう少しという所まで来ていた…。
なぜ彼がそんな大金を必要とするのか。先行版3巻ラストで明かされたその理由とは、「エーテル財団に奪われた『ひいじいさんの島』を買い戻す」というものだった。
本章開始時(5年前)にサンと会話していた彼の曾祖父は、サンをアローラに招待した直後に亡くなっていた。
遺体を前に呆然とするサンは、島を「エーテルパラダイス」にしようとするため冷淡な扱いをするザオボーへの怒りを示すが、ザオボーは「1億円用意できたら島を返してもよい」と回答した。
それから5年もの間、サンはアローラで働き続けていたのだった。このため、親族への敬意をとても大事にする一面がある。
しかし、本作におけるザオボーが子供との約束を素直に守るはずもなく…。
ムーンに対しては、初対面の行動の賠償として顧客になってもらったゆえか、契約を履行しても「お客さん」と呼んでいる。
ごく初期はアローラに不慣れなムーンを振り回していたが、徐々に手痛いツッコミを受けたり彼女の実態に振り回されたりと、力関係が逆転しつつある…。
また、ダイレクトアタックを受けたりしてやたら怪我の多いサンは、ムーンに「無料で」治療をしてもらうのがお約束のやり取りとなっている。
金がかからなければバトルをしたがらないサンであるが、初対面の際ムーンがスカル団の下っ端に傷つけられたときは、
その下っ端が雇用主であったにもかかわらずバトルを仕掛けた。
仕事柄荷物を守るためバトルすることも多いらしく、戦う実力はある。
基本的には不意打ちと理詰めを兼ね備えた戦術をとるが、Z技を取得してからは力押しの戦術もとれるようになった。
○サンの手持ち
該当項目参照。
○各章での活躍
【第14章】
物語の冒頭、サンは足を骨折しナマコブシ投げのバイトをしていたところ、ムーンの顔面にナマコブシをぶつけてしまい、弁償を要求される。
紆余曲折を経てバイトが終わったのち、金を払いたくないサンは本業である運び屋でムーンをククイ博士の元へと届けることを提案する。
その途上、突如として現れたカプ・コケコとの戦いののち「かがやくいし」を拾う。
そして到着したククイ博士の研究所で、先に使用していた図鑑をムーンの連れてきたロトムと合体!
…させるはずが前述のような扱いをしていたためロトムに逃げられてしまう。
この件とカプとの遭遇を黙っていたことでククイ博士の不興を買い、稼ぎ時にもかかわらずトーナメント「ゼンリョクバトル」にエントリーさせられた。
脱力しつつも戦いに臨むサンであったが、主催者であるハラが優勝賞品として示した「しまめぐりのあかし」に対する観客の反応から、
やる気を燃やし決勝戦にまで残る。
途中で左腕を骨折したが、「かがやくいし」をその意味も知らずにギプスの添え木として使った。
決勝の相手はグラジオ。実力差もあり圧倒されるも、見下されたサンの怒り、
そしてたまたまZ技のポーズをとったことでエンが放った不完全なZ技によって見事逆転勝利を遂げる。
だがサンは「しまめぐり」の意味を分かっておらず、それを模した「カプ達に幻のきのみを捧げる」という役目を金にならないという理由で拒絶するが…。
「ならば『役目』ではなく、『仕事』としましょう。」
このハラの一言でサンはしまめぐりを仕事として受託し、アーカラ島へと移動した。
アーカラ島においてはキャプテン二人にその実力を試され、辛くもクリア。
その後カキがグラジオの手で負傷し代わりに戦うことになった際、ゼンリョクポーズを伝授され、
更にハラの手で加工されたZリングを受け取ったことで正しい形でZ技を放てるようになる。
グラジオが撤退したのち、カプ・テテフに「幻のきのみ」を捧げて仕事を一つ終えるが、
ウラウラ島へと向かう途上ハギギシリのサイコパワーで、合流していたリーリエと共に海に投げ出されてしまう。
漂着したウラウラ島でアセロラに助けられたサンは、またしても試練に挑むことになる。
その裏でキャプテンたちによるポータウンへの突入が行われていることも知らずに…。
試練が紆余曲折を経て終了した後、サンはジーナとデクシオからジガルデ・セルの回収を有償で請け負った。
一方でポータウンから不穏な空気を感じ取ったサンはセルの回収を名目に、リーリエを置いて街へと向かうが、UBの暴走に巻き込まれる。
混乱と破壊の中、サンはムーンを救おうとして負傷。更にUBたちはアローラ各地へと拡散していき、急速に事態は悪化していく。
そんな中、ムーンに問われて自身が貯金をしている理由を語ったサンは、国際警察の一員と名乗るリラとハンサムに出会う。
エーテル財団との過去の拗れから、「ポケモンの保護」を目的の一つとする国際警察にも不信感を隠せないサンだったが、結局有償での協力を受諾。だが、UB出現にエーテル財団が関与しているという事実は、サンの中に「しまめぐり」への迷いを生じさせた。
ムーンの助言もあってなんとかカプ・ブルルへきのみを捧げたサンは、ポニ島へと急ぐものの事態は悪化。UBの脅威は4島全てに及びその解決策が急務となっていた。
「しまめぐり」と自身の目的、二つの狭間で揺れるサンに運命は容赦なく襲いかかる…。
○台詞集
「おまえみたいに深刻ぶってないからって、なにも背負ってないって決めつけて見下すんじゃねえや!!
オレっちだってな、オレっちとエンとダラーだってな、ぜってーゆずれねえもん持ってんだ!
この身一つで、この腕で、ゼンリョクで1億円貯めるってな!」
「『しまめぐり』でやらなきゃなんねえことはきっちり全部やるぞ!!
『風習』だろうがなんだろうが、『運び屋』の仕事なら誠心誠意やる!!
それで報酬もらって何が悪い!!」
「もし199円しかなかったら200円のモンスターボールは買えねえんだぜ!?1円を笑ったら1円に泣かされるぞ!?」
「おまえの必死のカッコを薄気味悪いって言ったのは、オレっちの正直な気持ちだ。ウソはつけねえ。」
「だがよ、ここにこもってプリプリしてたって、ニンゲンはいつまでもおまえのことわかってくれねえぜ。」
「だからよ、オレっちたちといっしょに外をめぐってニンゲンと会うんだよ。」
「そりゃ、はじめはオレっちみたいに気味悪がる人間ばかりかもしれねえ。そんときは、」
「『ミミッキュはこれこれこういうポケモンだから、怖がらねえで仲良くしてくれ』って、オレっちが話すからよ!」
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▷ コメント欄
- サンムーンの項目見てると主人公ズの才能が直接ポケモンに関わるものが減ったような気がする -- 名無しさん (2020-05-13 02:35:25)
- 結構な苦労人なのだが、サイコパスや人間不信の引きこもりと比べると精神的には安定かつまともという…。 -- 名無しさん (2020-12-10 19:03:53)
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