極晃星(シルヴァリオシリーズ)

ページ名:極晃星_シルヴァリオシリーズ_

登録日:2018/3/31 (土) 13:00:00
更新日:2024/02/19 Mon 13:47:46NEW!
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シルヴァリオ ヴェンデッタ 極晃星 ゼファー・コールレイン 滅奏 闇の竪琴、謳い上げるは冥界賛歌 ケルベロス スフィア 英雄譚 カグツチ クリストファー・ヴァルゼライド ヘリオス ケラウノス 閃奏 アマテラス 人造惑星 シルヴァリオシリーズ ヴェンデッタ 逆襲譚 シルヴァリオ トリニティ シルヴァリオ ラグナロク 大和創世、日はまた昇る。希望の光は不滅なり 天奏 森羅超絶、赫奕と煌めけ怒りの救世主 烈奏 アシュレイ・ホライゾン 天地宇宙の航界記、描かれるは灰と光の境界線 界奏 天霆の轟く地平に、闇はなく。閃奏之型 第二太陽 銀月神譚、竜人の輝く旅路に青空を 人奏 ラグナ・スカイフィールド ミサキ・クジョウ 晃星神譚、大祓え天地初発之時来至れり 神奏 グレンファルト・フォン・ヴェラチュール 九条御先 神天地 灼烈恒星 第二冥月 ナギサ・奏・アマツ



星は祈るものだろう?託された願いがなければ意味もなく彼方に浮かぶだけの宝石石ころ


旅人に利用されない北極星。夜空に映らない星座の数々。そんなものは無価値以下だろう


祈る者がいるからこそ人の住めない惑星にさえ光輝ヒカリが宿るというのなら……逆に、祈る者さえいれば・・・・・・・・極晃星は光輝チカラを発してしまう







極晃星スフィアとはシルヴァリオシリーズに登場する重要用語である。
シルヴァリオ トリニティ』から本格的に登場し、その詳細が明かされた。
星辰光アステリズムの極致にして、到達点。疑う余地なく新西暦最強の力であり、並ぶ者無き覇者の王冠。
到達者は星辰奏者ではなく「極晃奏者」と呼ばれるようになる。
極晃は特異点として高位次元に記録され、至った本人が滅びても星の輝きは永遠に刻み付けられる。
つまり隣のラインにおける太極に相当する概念である。
現在世界を覆っている極晃(法則)は第二太陽アマテラス




◆到達条件

極晃星が誕生する条件は3つ。
1.星辰奏者の規格を超え、出力か何某かの性質面のどれかで限界突破を果たすこと
2.オリハルコンのような高位次元干渉用の触媒を保有
3.同じ想いを共有している他人がいること


最重要は3.であり、極晃星を描くには同じ想いを抱いた上で互いが互いを唯一無二だと認識する「双方向の意思」である必要がある。つまり太極と違いぼっちには到達不可能。残念だったなオルフィレウス。


また、問題になることはまずないが既に極晃に至った存在は別の極晃を描くことができない。
ただ極晃は2人が力を得るのではなく、AがBに押し上げてもらうという形になるので、主体となる者を入れ換えれば異なる星を描くことは一応可能。無論かなりの離れ業には違いない。




◆本質

例えるなら「願えば叶う魔法のランプ」のようなもの。
接触するのに多少苦労するものの、繋がりさえできてしまえば制限なし。祈りを捧げるだけで星の力を享受できる。


また極晃星は「観測者に応じて相手の印象に依存した外見を取る」という余計な性質まで備えており、星辰光そのものが自我と外殻を与えられ地上に顕現するのである。
『トリニティ』ではアッシュから見た天奏(英雄譚)がヘリオス、レインから見た滅奏(逆襲劇)がケルベロスとして現れた。
特にケルベロスはレインの尊敬ゆえの美化によりかつての本体より理知的で優しく立派な人格を形成している。
逆に言えば極晃星は潜在的に悪しき祈りをそのまま受け取り、他者を鏖殺するだけのヘリオスやケルベロスを生む危険性を宿す*1


別の極晃星が新たに世界を覆えば法則もまた改変されるが、第二太陽に代わって世界を託せる極晃は未だ生まれていない。




◆極晃の七性質

性質能力登場した極晃
出力出力の無限上昇天奏
集束性法則の突破・破壊烈奏、閃奏
拡散性射程距離・範囲の無限化神奏
操縦性星の完全制御・超精密操作人奏
付属性特殊能力のエンチャント界奏
維持性永遠の獲得第二太陽、神奏
干渉性星辰体そのものへの干渉滅奏

AAAEXを分かつ異界法則。
上限が撤廃され、それぞれの性質が本当の意味で限界を突破する。




◆極晃一覧


───これが、我らの逆襲劇ヴェンデッタ


闇の竪琴、謳い上げるは冥界賛歌Howling Sphere razer


基準値発動値集束性拡散性操縦性付属性維持性干渉性
CAABCCBCEX



新西暦第一の極晃星。初出は『シルヴァリオ ヴェンデッタ』。
到達者はゼファー・コールレインとヴェンデッタ。
星を滅ぼす者スフィアレイザー」、極晃としては「滅奏めっそう」と呼ばれる。


  • 能力

星辰体の性質を直接反転させ反粒子を生み出す。
相手の星辰体アストラルの一部を反星辰体アンチ・アストラルに置換することで、2倍や3倍の出力では相殺すら覚束ない圧倒的な相性差を実現する死滅と否定の究極。つまりはどんな性質を備えようと星辰体である限り滅奏には勝てない。
発動値AAA・集束性AAAを誇るヴァルゼライドの天霆ですら話にならず、相性差を覆す可能性があるのは極晃のみ。


なお滅奏は星辰体を無効化するだけの所謂「異能を殺す異能」ではなく、星辰体の影響下にある全てのものに効果を発揮する。
星辰体の影響下から突如引き剥がされるという急激な環境変化に有機も無機も耐えられず、人も草木も鉱物も死に絶える。
星辰奏者の使う星辰体だけを殺すといった生易しい性質はなく、むしろ活動する星たる星辰奏者にこそ効果覿面。近づけば死ぬ。


  • 特異点

第二冥月タルタロス
滅奏の影響がそのまま地上全体に波及する。全生命体は死に絶える。





───これが、我らの英雄譚


大和創世、日はまた昇る。希望の光は不滅なりShining Sphere riser


基準値発動値集束性拡散性操縦性付属性維持性干渉性
AAAEXAAAAAAAAAAAAAA



新西暦第二の極晃星。初出は『シルヴァリオ ヴェンデッタ』。
到達者はカグツチクリストファー・ヴァルゼライド
星を掲げる者スフィアライザー」、極晃としては「天奏てんそう」と呼ばれる。


  • 能力

核融合。出力の無限上昇、無限進化、無限覚醒。
覚醒を繰り返すことで天井知らずに出力が跳ね上がり、滅奏の反星辰体すら純粋な火力で真っ向から押し返す。
超出力と同時に全ステータスがAA以上という圧倒的な汎用性を持ち、攻撃手段は非常に多彩。豪快かつ精緻たる星。






──創世神話マイソロジーは此処にある


森羅超絶、赫奕と煌めけ怒りの救世主Raging Sphere savior


基準値発動値集束性拡散性操縦性付属性維持性干渉性
BAAAEXEDAABD



新西暦第三の極晃星。初出は『シルヴァリオ トリニティ』。
到達者はヘリオスとアシュレイ・ホライゾン。
星の救済者スフィアセイヴァー」、極晃としては「烈奏れっそう」と呼ばれる。


  • 能力

炎熱集束。光速突破、因果律崩壊。
限界を超えた集束性により地球法則は愚か空間すらも耐えきれない程の超密度に集束された熱量は、ただ疾駆するだけで次元の位相に亀裂を生じさせ、光速突破という矛盾を以て凡ての道理を粉砕し、特殊相対性理論すらもガン無視して己の都合を押し通す。


身も蓋もなく言えば気合と根性であらゆる不可能を破壊・突破し否定する能力
滅奏すらその芯までは侵せず、果ては絶命した後で「死んだという事実」を否定し、その場で完全復活を果たしてしまう。



  • 特異点

灼烈恒星アルカディア
意志力の強さによって能力に上昇補正がかかり、心一つで物理的限界を突破できるようになる。
なおヘリオスにとっては非常に不本意なことに、この特性は彼と同じ光の奴隷と凄まじく相性が良い。





──至星三界トリニティは此処にある


天地宇宙の航界記、描かれるは灰と光の境界線Calling Sphere bringer


基準値発動値集束性拡散性操縦性付属性維持性干渉性
BAACCCEXAC



新西暦第四の極晃星。初出は『シルヴァリオ トリニティ』。
到達者はアシュレイ・ホライゾンとナギサ・奏・アマツ。
星をもたらす者スフィアブリンガー」、極晃としては「界奏かいそう」と呼ばれる。


  • 能力

星辰光の共存共有化。
現存する星、既に滅びた星、歴史上のあらゆる星辰光を自他や空間を問わずあらゆるものに付属エンチャントさせながら、それぞれの特性を打ち消し合わずに共存・融合させる能力。
自分が仲間の星を使う、過去の星を使う、融合させるは序の口。共に戦う仲間にもその権能を譲渡し、仲間が自分の星と過去の星を融合させることもできれば、対極である光と闇をも同じ場所に共存させうる。
星辰光どころか極晃星すら借り受けることが可能というのだから凄まじい。


ただし、界奏がその効果を発揮するには借りる側と貸す側がお互いを認め合う必要があり、両者に対話と了承が成立しなければ効力は霧散する。
単独では何もできない最弱の極晃。されど秘めたる多様性と可能性は過去のどの極晃をも圧倒する。






邪悪を滅ぼす死の光──“悪の敵”だと知るがいい


天霆の轟く地平に、闇はなく。閃奏之型Gamma-ray Keraunos


基準値発動値集束性拡散性操縦性付属性維持性干渉性
BAAAEXEEADE



番外。極晃星としては甚だ不完全ゆえに、正当な名も詠唱も今は存在しない。初出は『シルヴァリオ トリニティ』アペンドシナリオ「“誰かのために/Hero‘s“」。
到達者はケラウノス
星の裁断者スフィアパニッシャー」、極晃としては「閃奏せんそう」と呼ばれる。


  • 能力

放射能光集束。光速突破、因果律崩壊。
基準値・発動値・集束性以外のステータスがやや劣るが、基本的な能力は烈奏とほぼ同様。
ただしあちらは活動する星辰光としての特性のため不死性で優り、こちらは悪の敵として因果を砕く“概念破壊”の性質で二枚は上を行く。
具体的にはヘリオスは受けた致命傷を全快させるが、ケラウノスの場合自爆覚悟で反撃の絶滅光が敵を襲う。







──拝跪しろ、神天地アースガルドの幕開けだ


晃星神譚、大祓え天地初発之時来至れりRising Sphere Braver


基準値発動値集束性拡散性操縦性付属性維持性干渉性
AAAAAAEXAAAAEXAA



新西暦第五の極晃星。初出は『シルヴァリオ ラグナロク』。
到達者はグレンファルト・フォン・ヴェラチュールと九条御先。
星を導く者スフィアブレイバー」、極晃としては「神奏しんそう」と呼ばれる。


  • 能力

極晃星創造能力。
運命の2人を邂逅させ、数多の極晃を描かせる言うなれば極晃星を生むための極晃星。
光も闇も、強さと弱さも、賢者と愚者も、革新と停滞も。単色の覇で塗り潰さずあるがままを許容し、誰も彼も一人残らず救う。
"お前"を認めてくれる"誰か"はこの世界に必ず存在する。"あなた"がいればどんな困難も怖くない。
戦うためではなく世界を変えることを目的に生まれた極晃星だが、戦闘手段としても当たり前に強力。
マッチング次第でどのような実質的にどんな願いでも実現できる。


  • 特異点

神天地アースガルド
神奏の完成形。全人類が極晃奏者と化し、環境そのものを高次元化させる。
どのような極晃が生まれようと許容可能。むしろ極晃が増えるごとに強度が増していく柔軟かつ堅固な新宇宙。






──礼賛しろ、神祖滅殺ラグナロクの幕開けだ


銀月神譚、竜人の輝く旅路に青空をWishing Sphere Gazer



基準値発動値集束性拡散性操縦性付属性維持性干渉性
AAAAACEXDBC



新西暦第六の極晃星。初出は『シルヴァリオ ラグナロク』。
到達者はラグナ・スカイフィールドとミサキ・クジョウ。
星を観る者スフィアゲイザー」、極晃としては「人奏じんそう」と呼ばれる。
到達条件を無視して技術的に創造された史上初の人造極晃星。


  • 能力

星辰体アストラル運用兵器創造能力。
究極まで達した操縦性(超精密操作)と星辰体結晶化能力を複合させることで、従来の終焉兵装だけでなくあらゆる物を創造できるようになった。
現在の科学力で製造可能な兵器は当然、知識と演算力さえ足りていれば人類が遠い未来に開発するであろう魔法のような科学まで形にできる。
また星辰光も言い換えれば「星辰体運用人間兵器・星辰奏者」の機能でしかないので、人奏の手にかかればより最適化した上での擬似再現からハッキングによる制御権奪取まで可能。
ただし極晃星はその真価まで再現することはできない。*2






第二太陽アマテラス

旧西暦の最後に生まれた原初の極晃星。初出は『シルヴァリオ ヴェンデッタ』。
到達者は大破壊で地上から消えた当時の日本国民(およそ一億数千万人)。


新西暦の始まりから千年間、地球上を常に覆う星辰体を垂れ流している発生源。
人類に魔法のランプを平等に与えればどうなるかという実例であり、内包する全員の願いを同時に叶えている。
中にはくだらない願い、悪しき願いもあるが、それらが全体で打ち消し合うと結局地上に降り注ぐのはある程度真っ当なものだけになる。


つまり星辰体による環境変化こそ第二太陽が定義するより良い世界の姿形であり、新西暦という時代は彼らのデザインした物理法則に沿って動いている。
例えば「燃料類の低出力・高燃費化」、「金属類の電気抵抗ゼロによる精密機械類の全滅」、「空気抵抗の増大による宇宙進出の阻害」「瞬間火力の低下に伴い省エネ化した燃料」「星辰奏者」「日系の血が濃い人間に高い才能を発揮させやすく(星辰光に適応しやすく)する」などがそう。
これにより長い年月を経て非常に少なくなった資源でも問題なく生活できるようになった反面、文明水準は大幅に低下し、かつ科学技術の進化に制限が課されている。




◆帝国と極晃星

本来、光と闇の決戦でカグツチが滅びた時点で彼が独占していた人造惑星の知識・核心技術も失われ、帝国の星辰技術発展は大きく鈍るはずであった。
実際の歴史がそうならなかったのは、ギルベルト・ハーヴェスというとてつもなく優秀な男が計画の深い部分に噛んでいたためである。


彼と後に計画に参入したシズル・潮・アマツによって、人造惑星はおろかその場限りの偶発的現象だったはずの極晃星すら理論的に分析され、再現まで成功。
極晃奏者の雛形というコンセプトを冠した「第二世代型人造惑星」を確立し、目論見通りに烈奏という新たな光の極晃星を誕生させた。*3


ギルベルトの死後も遺された研究成果は活用され、後に自らが極晃に至るのではなく、既に存在する極晃の眷属となるをコンセプトとする「第三世代型人造惑星」が実用化されるに至る。




◆聖教国と極晃星

聖教国を支配する四柱の「神祖」は元々旧西暦の日本で星辰体を研究する科学者の一団であり、第二太陽に取り込まれず地上に置き去りにされた残留者である。
肉の体でこそあるが第二太陽(極晃)との繋がりを持ち、パーソナルデータが向こう側に保存されているため不老不死。
怪我や老化が発生した際は自動的に大破壊発生時の姿まで再生され、力の枯渇とも無縁である。
彼らを滅ぼすには肉体の破壊と同時に不可視の接続を断つことが必須となる。








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  • 星辰体は全生物に大なり小なり益となる作用が有るが、反粒子は性質を真逆に変えるので、害でしかない劇毒に星辰体を変えてしまう -- 名無しさん (2018-03-31 14:31:19)
  • ↑ 普通の人に対しても致死的な能力なんだよね。あの世界の物質は生命体含めて星辰体の影響下にあるので急激に性質を反転させるととんでもないことになる。 -- 名無しさん (2018-03-31 19:19:55)
  • しかしこの能力本編ではそうなってないけど救いようのないクズ(ゼファーみたいに自己嫌悪に陥らずに無双したいだけ)が共鳴して使えるようにならないのが不思議だよな -- 名無しさん (2018-03-31 20:07:44)
  • ↑すまんゼファーとは違ってだ、ゼファーは使った後に自己嫌悪に陥るしそもそも闇は屑で無双した後にこんなもんかみたいな感じだし -- 名無しさん (2018-03-31 20:09:31)
  • 自分がスフィアになる場合だけでなく、既存のスフィアに祈って力を借りるだけでもオリハルコンは必要だしね。オリハルコンが無ければ滅奏に共鳴する祈りの持ち主でも滅奏にはアクセスできない。 -- 名無しさん (2019-04-17 22:50:22)
  • これって通常物質と反物質みたいに星辰体と反粒子を対消滅反応させて大爆発を引き起こすこともできるそう。下位互換の能力持ちであるレインが使っているのでオリジナルに当たるゼファーも使えるはず。 -- 名無しさん (2019-11-17 22:01:33)
  • 雑魚でも力借りればヴァルゼライドに圧勝はさすがに言い過ぎ。ギルベルトは本家滅奏ケルベロスにギリ時間稼ぎできるしアドラー部隊長↑レベルなら勝てなくても逃げるくらいはできる -- 名無しさん (2021-09-28 23:25:32)
  • やや薄めだと思うのでこの項目に加筆して極晃星(シルヴァリオシリーズ)に改名します -- 名無しさん (2022-02-27 17:04:15)
  • 天奏に「核融合能力」であることを追記してほしいなあ -- 名無しさん (2022-03-02 02:29:51)

#comment

*1 特に天や滅はそういった排斥の祈りとの親和性が高い
*2 天奏の場合、現象は創造できても無限進化の理を付与することはできない
*3 結果世界が終わりかけるが、界奏の誕生により事なきを得る

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