グリムリーパー隊(地球防衛軍)

ページ名:グリムリーパー隊_地球防衛軍_

登録日:2018/01/10 Wed 10:36:27
更新日:2024/02/16 Fri 13:19:35NEW!
所要時間:約 9 分で読めます



タグ一覧
地球防衛軍 edf フェンサー 精鋭 英雄 地球防衛軍5 edf5 グリムリーパー ブラストホールスピア






小僧、守ってやる。





グリムリーパー隊とは、地球防衛軍5に登場するフェンサー精鋭部隊である。



前置き

そもそもフェンサーとは、前々作にあたる地球防衛軍4に初登場した兵科のこと。
パワーフレーム(5ではパワードスケルトンに名称変更)とアーマーに身を包んだ重装備の兵士。
パワーフレームの恩恵により、設定上生身の兵士では扱えないとされる重火器を左右それぞれの腕に持つことができる二刀装甲兵である。
他兵科と比べると基本動作は鈍いものの、スラスターダッシュとブースタージャンプによる機動力の高さ、フェンサーのみが扱える各種シールド(攻撃反射機能付き)、そして最大4つの強力な武装で近遠を問わず戦闘可能…と、高機動・重装甲・大火力を兼ね備えた非常に強力な兵科なのである。
プレイヤー的にも最初はその操作に戸惑うが、使いこなせれば敵の大群を殲滅可能。
シールドと近距離武装または火砲や機関砲でもって大物相手に「単独で」「真正面から」仕掛けられるのはフェンサーのみである。他兵科ではサンダーしてしまうところをフェンサーは平然と生き残ったりする。
扱いは難しいが、上手く扱えれば戦場の主役になりうる。



地球防衛軍4では味方NPCとして多数の隊員が登場する。当然、フェンサー部隊もいるのだが…


  • NPCは兵科に関わらず体力一定

これはどういうことかというと、散々アーマーがあるから敵の攻撃はへっちゃらとか言ってるフェンサー達と、
アーマー着てないから被弾するなと言ってるウィングダイバー達の体力は同じということ。
装甲兵とは一体……。
まあこれはまだよしとしよう。プレイヤーが使うフェンサーだって育てなければ紙同然だし、
そもそもフェンサーの高機動で当たらなければどうということはないのだから。


  • NPCフェンサーはスラスターダッシュとブースタージャンプを使わない

なん…だと……?
つまりNPCの彼らはノロノロのっしのっしと移動する。
大量の敵と戦うこのゲームにおいて鈍いNPCフェンサーは瞬く間に敵に囲まれ蹂躙されてしまう。
NPCウィングダイバーは普通に飛行するのである程度攻撃を避けてくれるのだが、彼らはそれすらしない。
繰り返すが、NPCの耐久は兵科に関わらず一定である。
また、素だと低機動なレンジャーやエアレイダーよりも遅いのでNPCフェンサーを連れて大移動をしようものなら、いざ戦闘となった時ですら遥か後方でのんびり近付いてくる。働け。
しかしフェンサーには盾がある。オーバーテクノロジーな、攻撃を反射できる盾が…


  • NPCフェンサーは盾を使わない

…あれぇぇぇ……?
彼らの武装は盾+ブラストホールスピアorハンドキャノンorガリオン軽量機関砲。
そして彼らは盾を使わない。使わないのである。
両手に武器だ!」とか言ってるけど、「構えすらしないので実質片手」である。
盾は飾り。というか盾は武器にカウントしていいのだろうか。
使わないなら使わないでいっそ両手機関砲とかやってくれたらまだ擁護のしようはあった。
二刀とは一体……。


ちなみにハンドキャノンの弾丸は重力の影響で徐々に落ちていく弾道を描くのだが、彼らはそれを考慮せずに撃つので近距離以外では全然当たらない。
そして何故かプレイヤーのそれと違ってガリオンより火力が低い。それでいてハンキャ特有の反動硬直はきっちりあるので……。



纏めると、地球防衛軍4のNPCフェンサー達は「謳い文句に反して別に高くもない体力で、敵の攻撃は当たり放題で、盾は持ってるけど使わない」と木偶の坊も良いところなのである。
ぶっちゃけ劣化レンジャー。その鎧を脱いでレンジャーに転科すべきだった。
一応フォローすると、低射程のスピアや当たらないハンドキャノンはともかく、ガリオン隊は火力、弾速に優れているので割と強いし、それ以外も火力はそこそこあるので乱戦時の護衛や固定砲台や篭り戦法をするときは頼りになる。
人数が揃えば航空戦力からの弾除けにもなってくれる。
……NPCレンジャーやNPCウィングダイバーも同じことが出来るけどね。


ストーリー的には敵であるフォーリナーの新兵器であるシールドベアラーを突破するための秘策として登場するのだが、上記のような有様なので結局プレイヤーが頑張ることになる……。
その上で他の隊員はNPCフェンサー達を褒め称えるのでよく分からないことになっている。
「俺たちには盾がある!」←使わない


4のリメイクである地球防衛軍4.1では様々な要素にテコ入れが入ったものの、NPCフェンサーには全く救済なし
頭数自体(特にガリオンは出番が大幅増加)は結構増えたので弾除けとしてはまあまあ優秀になったが、依然として木偶の坊で劣化レンジャーには変わりなかった。





と、NPCフェンサーはこんな有様であり、5でも登場することが報じられた際にはプレイヤー達の反応も「4.1でも変わらなかったしどうせ今回も役立たずだろう」といった感じだったのだが……。


いざ地球防衛軍5が発売されるとそこにはしっかり盾を構え、きちんと射撃をするようになった彼らがいた。
火力は健在、ハンドキャノンの弾道も修正され、乱戦でもしっかり活躍してくれる頼れる奴らになった。
ブースト系も使うようになり(ハンドキャノンは何故か使わないので相変わらず鈍足だが)、他部隊より速く頑強で火力がある点が頼りになるのは間違いない。


そして強化されたNPCフェンサー達の中の精鋭部隊こそ、死神部隊ことグリムリーパー隊なのである。
なんと彼らはスラスターで高速接近し近距離からスピアをブチ込むのである。
到着するや某ハイスピードメカアクションの如く
       \ドヒャア/
                                            \ドヒャア/
とブースターを吹かしながら敵陣に突撃、恐ろしい勢いで敵軍を溶かす精鋭の姿がそこにあった。勿論盾も使うのでとても硬い。


冷静に考えれば4の時がおかしすぎた






概要

彼らの黒いパワードスケルトンは、「ブラストホールスピア」に特化している。
パワードスケルトンと同時期に開発された恐るべき兵器「ブラストホールスピア」は、
物理衝撃+プラズマで物体を爆砕する特殊な槍。
その重量と衝撃から通常の歩兵では使用できないため、
パワードスケルトンの装着が必須である。
この武器は、凄まじい破壊力を持つ半面、近距離でしか効果を発揮しない等リスクが高く、
グリムリーパー以外には使用者はほとんどいない。


彼らは厳しい訓練と実戦の中で、この武器を用いた戦術を練り上げていった。
戦場で彼らは素早く動き、的を絞らせず、ブラストホールスピアで粉砕する。
最も頼りになる味方だといえるだろう。


グリムリーパーの隊長は以前の紛争でコンバットフレーム3機を撃破。
英雄と呼ばれたが、その戦いで多くの仲間を失い、以後、死に場所を求めて危険な戦場を渡り歩いている。
常に困難な任務に志願し、捨て身の戦術を駆使する彼らを、兵士たちは死神と恐れるようになった。


しかし、グリムリーパーが求めるのはただ無意味なだけの死ではなく、
多くの仲間たちを救うことができる意義のある死なのである。

「地球防衛軍5」公式サイトより引用


黒いパワードスケルトンに身を包んだフェンサー部隊。
「死神部隊」「精鋭中の精鋭」「黒いフェンサー」と恐れられており、戦略情報部から派遣が報じられると途端に味方達が色めき出すほどの部隊。



4では結構な人数のNPCフェンサーが持っていたブラストホールスピアだったが、
5では上記にあるようにグリムリーパー以外には使用者はほとんどいないという設定に変わっている。
彼らは厳しい訓練と実戦の中で、この武器を用いた戦術を練り上げおり、戦場で彼らは素早く動き、的を絞らせず、ブラストホールスピアで粉砕する。


そう、素早く動くのだ。


具体的には、スラスターダッシュを4連続まで使用できるので物凄く速い
機動力の低い兵科だと合流することすら困難なレベルで超高速で移動する。


更に、精鋭部隊補正なのか体力が他のNPCより高めで、特に隊長は不死属性持ち(後述)。


盾はグリムリーパー・シールドという専用のペイントが施されているもの。
これといって特殊な性能があるわけではないが、DLCで購入すればプレイヤーも使うことができる。


スピアによる高火力、どこまでもプレイヤーの周囲について回れる機動力、盾と体力補正による防御力と歴代でも屈指の強力なNPC部隊。
大群に囲まれていても、彼らの手にかかれば次々とアイテムに変えていってくれる頼れる奴らなのである。
反面、攻撃的なAIを積んでいるため、金蟻や蜘蛛といった接近すら危険な相手には全滅されられてしまうことも……。
強いことに違いはないが、彼らだけで無双するレベルではないのでフォローは必須である。
得意な相手には滅法強いが、苦手な相手はわりとさっぱり。対空戦力などはプレイヤーがなんとかしてあげるとよい。


登場自体は最初のチュートリアルミッションでしているのだがこの時は通りかかるだけ。
本格的な参戦は中盤のオフM38「激突する平原」
この時作戦エリアに到着とほぼ変わらないタイミングで現れた敵を一方的に蹂躙して何事も無かったかの様に合流して、その後も戦場を縦横無尽に動き回り、次々とやって来る敵を屠っていくのに唖然としたプレイヤーは多いだろうが、このミッションは遠方から登場する大軍と大勢の味方NPCと共に戦うミッションなので真価を発揮するのは次の機会となる。


オフM40「苛烈なる戦場」では、プレイヤーと軍曹チーム4人の少人数で友軍の撤退の為、満身創痍の中敵の大軍と戦うという絶望的な状況に立たされる。


圧倒的な物量差に押しつぶされそうになっている最中、情報部との通信が回復。
軍曹は「安全な場所から何ができる!」と憤るものの、情報部がグリムリーパーに軍曹達の座標を送信したことで
「感謝しなければならないようだな……」と態度を改めた。
軍曹と同じ反応をしたプレイヤーも多いはず。


その後、グリムリーパーと合流したプレイヤー達はこの戦況をひっくり返し、帰還することができるのだった。
以降のミッションでも度々登場し、プレイヤーの強い味方になってくれる。




  • グリムリーパー隊長(CV:間宮康弘)

こちらグリムリーパー、救援に行く。持ちこたえて見せろ


渋さとワイルドさが同居したボイスが響くステキなおっさん。
侵略者プライマーとの戦い以前の戦争にて、歩兵の身ながらコンバットフレーム*13機を撃破し英雄と称された男。
しかしその戦いで多くの仲間を失ってしまい、それ以降は死に場所を求めて危険な戦場を渡り歩いている。
その為無謀ともいえる戦いにも積極的に参加し、常に困難な任務にも捨て身ともいえるスピアの戦法で戦い続けている故に、
兵士達からいつしか隊をひっくるめて死神と恐れられるようになった。


そんな背景があってか、発言はやたら死にたがりなものが目立つが、決して自分の命を軽んじている訳ではない。
多くの仲間達を救う事が出来る意義のある死こそ彼らの本望である。


実際オフM40では副隊長が「見ろ、数が違いすぎる……。俺達も全滅するぞ」と比較的冷静な発言をしているのを受けて
それがどうした。これが俺達の仕事だ」と言い返し、救援に来てくれる。
他にも「地獄には俺達だけで行く。お前は生きろ」や「俺達を盾にしろ!」など、自身を捨て駒にして味方を生かそうとしている。
やたらプライドの高いウィングダイバーの精鋭部隊スプリガンから「グリムリーパーも噂ほどではないな」と言われようと、
後から彼女らが窮地に陥った際に「手のかかるお嬢さん方を救出に向かう」と言って救援にいくイケメン。


そんな活躍もあって今作屈指の人気NPCである。


ゲーム的には隊の中では彼のみ不死属性が付いており、体力がなくなると膝をついて動かなくなる。
アクティブの敵を殲滅するとある程度体力を回復させ復活してくれるため頼りになる。



  • グリムリーパー副隊長

これで一つ貸しだ


隊長よりは落ち着いた青年といった感じのボイス。
グリムリーパーは二部隊編成で登場することがあるが、片方の部隊は彼が率いている。
やたら貸し借りが好きでことあるごとに貸しを作ってくる。
死にたがりな隊長より比較的冷静なのか、絶望的な戦況に対して舌打ちをしたりする。
隊長と異なりこちらは何故かスプリガン隊を敵視しており喧嘩を売るような発言が多い。
しかしなんやかんやで精鋭なのは間違いなく、後半のミッションでもしっかり登場している。


隊長と違って不死属性がないのでゲーム的には普通に死ぬ。
実は厳密にはクレジットされていないため本当に副隊長なのか不明。


  • グリムリーパー隊員

「お楽しみ中だったようだな!」「獲物を分けてもらうぜ!」


こちらも不死属性なし。その為彼らを守るように戦ってやると結果的に戦いが楽になる。
セリフ的に彼らも相当な戦闘狂らしい。




ストーリー後半、グリムリーパー隊はある作戦のため軍曹チーム、スプリガン隊、そしてプレイヤー混成の精鋭部隊に組み込まれる。
反目しあうグリムリーパーとスプリガンの意識を統合するため、作戦本部はこの精鋭部隊を「遊撃部隊ストーム」と命名。
グリムリーパーは「ストーム3」として以降活躍することとなるのだった。
しかしながら地球防衛軍6のPV2において、地球防衛軍5の最終決戦において死亡しており、(軍曹チーム、スプリガン隊も決戦にて死亡している)
どうやら天国でのんびり暮らしているようだ。死神は地獄からも恐れられているらしい。


その後地球防衛軍6本編でも登場。が、5の頃に活躍しすぎたのか、はたまたライバル枠のスプリガン隊の5の頃の活躍があまりにも乏しかったからなのか、6ではあまり登場することはなく、逆にスプリガン隊の方が多く登場するという逆転現象が起きている。



余談

グリムリーパーが大活躍するM40だが、アーマー稼ぎの場としても有名。
やり方はテレポーションシップを一機残して落ちてくる黒蟻をグリムリーパーに狩らせるというもの。
稼ぎでもグリムリーパーのお世話になっている民間人も多いことだろう。
シールドベアラー初登場であるM59は隊長も副隊長もいない謎グリムリーパー隊が登場し、不死属性を備えていたり高い戦闘力だったり性能自体はグリムリーパー隊のそれなものの何故か歌を歌ってくれたりと通常NPCと同じノリの良い挙動をする*2
グリムリーパー隊が参戦するミッションでは必ず本部がその旨を通信してくるのにこのミッションではそれがない事も合わせて元々は単なるNPCとして出したかったがスピア装備NPCフェンサーのモデリングが間に合わずグリムリーパー隊のモデルと性能を流用したのではと推測されている。



追記・修正よろしくお願いします。

[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,12)

[#include(name=テンプレ3)]


  • それがフェンサーの動き…?じゃあ俺は何なんだ…?(初見の感想) -- 名無しさん (2018-01-10 11:20:06)
  • 高難易度で金蟻とか蜘蛛の大群とかそもそも近寄ってはならない相手に突撃していくのやめてよ -- 名無しさん (2018-01-10 14:51:18)
  • あの渋い声と決して仲間を見捨てない姿にしびれた、ところでストームチームにエアレイダー枠がいないんだが・・・プレイヤーがなれってことかな? -- 名無しさん (2018-01-10 15:15:16)
  • ↑まぁ成り行きとはいえ巨大兵器動かすことになったり、指揮官に援護要請出せって言われたり(他の隊員にい言ってる可能性があるかもだけど誰も出さないし)まぁその可能性はあるかもなぁ -- 名無しさん (2018-01-10 16:50:48)
  • ↑何だ⁈よく聴こえない! エアレイダーが何だって⁈ くそッ、敵の罠か…! -- 名無しさん (2018-01-10 17:13:46)
  • もう記事が出来る辺り、それだけインパクトがデカかったんだろうな。実際カエル共を倒してこっちに来たときは唖然とした -- 名無しさん (2018-01-10 18:04:53)
  • ↑「苛烈~」で援軍はどこだよお!?ってダメ元でマップ確認したら青いポチポチが赤い絨毯を緑一色に染めていくという衝撃もとい笑劇 -- 名無しさん (2018-01-10 18:19:50)
  • プレイヤー→ストーム1 ペイルウイング→ストーム4 グリムリーパー→ストーム3 ストーム2→誰だお前!? -- 名無しさん (2018-01-11 00:11:38)
  • ↑ストーム2は主人公と一緒に最初期から最前線で戦い続けてる軍曹たちだぞ。 -- 名無しさん (2018-01-11 01:01:35)
  • ストームチームはどのメンバーも強いから頼れるけどその中でもグリムリーパーが飛びぬけて強いんだよな。 -- 名無しさん (2018-01-11 11:30:31)
  • プレイヤーが乗ってる戦車を吹っ飛ばす悪い子達。 -- 名無しさん (2018-01-12 00:46:34)
  • ↑↑スプリガンの方が強いでしょ、火力だけならグリムリーパーでも生存力が段違いすぎる -- 名無しさん (2019-05-23 20:09:18)
  • Hardまでなら殲滅力もスピードもあって一番頼りになる…が、INFだと一瞬で溶けるから一番弱いも追記で(事実だからね) -- 名無しさん (2019-11-13 17:31:06)
  • ネタバレ注意的な感じで地球防衛軍6でのことも書いていいんじゃないかな? -- 名無しさん (2022-10-11 15:03:55)

#comment

*1 今作のベガルタ枠。他のEDF隊員の反応的に本来歩兵で相手できるようなものではないらしい
*2 ストーム隊の面々は指揮下に置いても歌ったりノリの良い挙動をしてくれないように調整されている。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧