登録日:2017/09/03 Sun 14:51:53
更新日:2024/02/09 Fri 11:11:45NEW!
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融合!
\テアッ!/
I go!
\ハァッ…!/
ヒア・ウィー・ゴー!!
フュージョンライズ!!
見せるぜ! 衝撃!
ジィィィィィィィィィィド!!
ウルトラマンヒカリ! ウルトラマンコスモス!
画像出展:ウルトラマンジード(2017年7月8日~) 第5話「あいかた」より
@円谷プロ、「ウルトラマンジード」製作委員会
ウルトラマンジード!
ア ク ロ ス マ ッ シ ャ ー !
アクロスマッシャーとは、特撮ドラマ『ウルトラマンジード』に登場するウルトラマンジードのフュージョンライズ形態のひとつである。
DCDゲーム『ウルトラマンフュージョンファイト!』における属性は『斬』。
◆≪スペック≫◆
身長:51m
体重:3万5千t
飛行速度:マッハ9
走行速度:マッハ5
水中速度:マッハ2.5
地中速度:マッハ2.5
ジャンプ力:1100m
腕力:12万t
握力:7万5千t
◆≪概要≫◆
主人公・朝倉リクが『[[ウルトラマンヒカリ>ハンターナイト ツルギ/ウルトラマンヒカリ]]』と『[[ウルトラマンコスモス>ウルトラマンコスモス]]』のウルトラカプセルを装填ナックルにセット後、
ジードライザーでリードすることによりフュージョンライズした姿。
名称の「アクロ」は「アクロバット(Acrobat)」からと思われる。また坂本監督のインタビューから「アクロバトル」もかけられていると思われる。
またスマッシャーは「撃破」「粉砕」を意味するスマッシュもあると思われるが、コスモスの技であるムーンライトスマッシュからであろうか。
ぐんぐんカットはリクの全身にヒカリとコスモスの姿が重なった後、
ヒカリ変身時における直線状の閃光が交差し爆発する様からコスモス変身時の光の波紋へと変化し、
煌めく水面にも似た空間から青と白のオーラを経て巨大化する……というもの。
着地時もヒカリの光の直線とコスモスの穏やかな光を纏ったもので、女性のスキャットが彩るテーマ曲もその神秘性を強めている。
さらに着地の際も土砂を巻き上げず、静かに着地するという合体元のやさしさのルナモードに相応しい描写に……
おい誰だ、コスモスはほぼ毎回高所から飛び降りて思いっ切り土砂巻き上げてたとか言ってるのは!
本編に登場したジードのフュージョンライズ形態の中で、唯一M78系列ではないウルトラマンの力を持っている形態である。
◆≪特徴≫◆
全体的にシンプルで、白銀の姿に青いラインが引かれた青いウルトラマン特有のデザインだが、
頭頂に施された青いメット部分がかつてのハンターナイト ツルギのマスク部を髣髴とさせる。
ジードの形態のなかでは頭頂部以外はかなりシンプルなウルトラマン体型である。頭だけ初代マンマスクに変えれば新しい青トラマンで成立するかも。
体重もジードのフュージョンライズ形態の中でも一番軽い。
握り拳を作らず、菩薩のように平手で身構え太極拳を思わせる流麗な仕草が目を引くが、
左手を右胸に、右掌を前にかざす独特なファイティングポーズが最大の特徴。
これ以外にも独特なポーズを何個か持っていたりすることが直前スペシャルで判明している。
本編でもこの菩薩にも似た構えを取りながら、蝶のように舞い蜂のように刺すアクロバティックでスピーディな戦法を得意とする。
また、その動きは流れるようにゆったりしたものだが、時折コスモスのように体を動かさず瞬く間に高速移動していく。
OP映像やフュージョンライズ時にも見られた水のエフェクトにも見られるが、
時に清らかなせせらぎのように穏やかに、時に激流のごとく苛烈に戦うスタイルともいえる。
なお、このフュージョンライズ形態が出た後世間の評価も変化。
初陣後のニュースの世論調査コーナーでは「好き:50%/嫌い:40%/分からない:9%」、
ベリアル融合獣サンダーキラー戦第2ラウンド後は「好き:52%/嫌い:37%/分からない:11%」というように賛否両論な結果を出している。
また、アクロスマッシャーデビュー時には「スタイリッシュでクール」という女性の評判を集めていた。土砂を巻き上げないのも好印象の理由か?
攻守のバランスに優れ、高速移動能力を持ち、ジードクローによる高い威力の必殺技の援護もあるためかジードの形態の中では戦績はなかなか高めな形態である。そのため現在、ザンドリアスとメカゴモラwithレムにしか敗北及びまともなダメージを受けていない。
◆<<使用技>>◆
◆アトモスインパクト
両腕で大きく円を描いた後、ヒカリの必殺光線・ナイトシュートと同じく右腕を前に十字を作る構えを取ることで発動。
O状の光線が直撃するとその衝撃で敵が地表から浮かび上がり、被害が出ない安全な場所に移動させるために使われる。
一応、児童書によれば破壊力はあるらしく、『ウルトラマンフュージョンファイト!』では破壊力を持つ普通の必殺技扱いになっている。
最終回では実際に破壊光線として使用された。
SEはナイトシュートのものが使われている。
一応ジードクローを使わないアクロスマッシャー単体の最強攻撃技のようだが、
アクロスマッシャーの役割とジードクローとの相性のよさゆえか初登場回と最終回の二回しか使われていない。
◆スマッシュビームブレード
左人差し指と中指で印を作り、右腕にエネルギーを集中させることで発動。
ナイトビームブレードにも似た、黄金の光の刃を形成し光を超える速さで敵を切り裂く。
残像と共に敵に乱れ斬りを浴びせるバリエーションもある。
◆スマッシュムーンヒーリング
アクロスマッシャー最大の技。
両腕を交差し、エネルギーを集中させることで発動。
上に掲げ虹を描きながら胸部に集め、両掌からルナモードの得意技であるフルムーンレクトにも似た興奮抑制光線を放ち、凶暴な怪獣の暴走を鎮める。
ただし、明確な獰猛さ・凶悪さを持つ怪獣にしか効果がない模様で、駄々をこねてる程度の興奮にはあまり効果がない様子。
◆スマッシュパーム
指先から水色の光の矢を放つ。
OPで使用されていたものの、本編では未使用。
◆スマッシュストリーム
作中未使用の技。
掌から強烈な水流を放つ。
◆ディフュージョンシャワー
ジードクローを用いた必殺技。
CMを除けばほとんどアクロスマッシャーが使用していた技だったが、最終回ではロイヤルメガマスターも使用している。
インナースペースに存在するリクの意思がジードクローを構え、ジードライザーを介することにより「シフト・イントゥ・マキシマム!」の音声が鳴り響く。
その後、クロー中央部を押すことで爪が三叉状に展開。トリガーを三回引くことで高速回転。
トリガー部中央のスイッチを押すと光子エネルギーがチャージされ、真上に掲げると中央部から収束されたエネルギーが上空へと放たれ、
無数のエメラルド色の針状光線が雨のように降り注ぎ敵に大打撃を与える。
◆コークスクリュージャミング
ジードクローを用いた技。トリガーを2回引いてボタンを押すことで発動。
プリミティブとソリッドバーニングではサイコクラッシャーやスクリュードライバーのようなエネルギーを纏った突撃技であったが、
17話でアクロスマッシャーが使用した場合は、回転させたエネルギーで敵の攻撃を受け流す「コークスクリューブロック」という応用技となっていた。
◆<<活躍>>◆
本編登場は5話から。
これ以前に4話にてヒカリ、5話にてコスモスのウルトラカプセルを起動させている。
◆5話『あいかた』
ヒーリング芸人新井タカシに飼われる宇宙生物ルナーシュの子モコの体から分離したリトルスターが分離し、コスモスのウルトラカプセルが起動。
そのままアクロスマッシャーにフュージョンライズ、初陣に移行される。
その凶暴さでプリミティブを圧倒していたアーストロンをアトモスインパクトで吹き飛ばし、
蝶のように華麗なジャンプで突進攻撃をかわし、スマッシュビームブレードで蜂のように鋭く攻撃。
マグマ光線をも難なく回避し、スマッシュムーンヒーリングで鎮静化させ地下へと戻していく。
伊賀栗レイトの目を通して戦いを見届けたウルトラマンゼロもアクロスマッシャーの力にヒカリとコスモスの面影を感じるのだった。
◆6話『僕が僕であること』
プリミティブがジードクローを入手後、クローカッティングで足止め攻撃をしてからアクロスマッシャーにフュージョンライズ。
手にしたクローでサンダーキラーの光線を粉砕し、瞬間移動しながら連続攻撃。
その勢いを保ったままディフュージョンシャワーを放ち、サンダーキラーを撃破した。
◆8話『運命を越えて行け』
ゼロビヨンドとなったウルトラマンゼロが放つクアトロスラッガーの援護を受け、プリミティブからフュージョンライズ。
ギャラクトロンの一体に対し、スマッシュビームブレードで目にも止まらぬほどの乱れ斬りを炸裂させる。
[[???「光を超えて、闇を斬る!!」>ハリケーンスラッシュ(ウルトラマンオーブ)]]
やがて、点滅するカラータイマーを見て制限時間を知りジードクローを召喚。
ディフュージョンシャワーで完全に撃破した。
◆第10話『ココロヨメマス』
プリミティブからフュージョンライズし、空を飛ぶザンドリアスを追跡するが、グライダー飛行の余波により土煙を浴びて墜落。
両目からの怪光線を回避しながらスマッシュムーンヒーリングで鎮静化させようとするが効果なし。
逆に突進攻撃を受けてそのまま足で踏まれて馬乗り状態で痛めつけられてしまう。
ゼロの参戦で反撃に移ろうとするが、ゼロがキックを繰り出して倒れ込んだ隙をついたゾベタイ星人サトコの能力により悪意がないことが判明。
モアの言葉を受け必死に取り押さえようとするが、滝みたいな号泣による超音波で身動きが取れなくなる。
サトコの能力によると、「好きな子が最近素っ気なくて、もう嫌われちゃったのかと思って帰れない」とのこと…要は失恋である。
八つ当たりの怪光線をかわした後、ジーっとしててもドーにもならないとモアのメガホン激励を受けた、
ゼロビヨンドのクアトロスラッガーメガホンの超音波攻撃で、ザンドリアスは宇宙に飛ばされ大好きな子と両思いになるのだった。
ちなみに、この後のリクとモアの告白に話題が持ってかれがちだが、この回がアクロスマッシャー初黒星だったりする……。
◆第17話『キングの奇跡! 変えるぜ! 運命!!』
ソリッドバーニングからバック転回避し間合いを取る形でフュージョンライズ。
キメラベロスの攻撃を回転ジャンプで華麗にかわすなか、
ようやく女性の声援から流れる形で民衆の応援を勝ち取った。さすが、女性の評判を集めたスタイリッシュでクールな形態のことはある。
その後、ジードクローを手に四方八方から高速攻撃しキメラベロスを翻弄。
デスシウムフレアもコークスクリュージャミングで受け流し、爆風をものともせずマグニフィセントにフュージョンライズした。
◆第19話『奪われた星雲荘』
レム人間態を取り込んだメカゴモラ相手にプリミティブからフュージョンライズ。
メカゴモラの猛攻をさばいてはかわすものの、突進により地に伏してしまう。
何とか立ち上がり胸部からのカッターを階段代わりにして空を駆け上がるが、チェーンナックルを受け落ちてしまう。
自力で伏井出ケイのコントロールを振りほどいたレムにより星雲荘のシステムは奪還され、彼女から首の下が弱点だと知らされたリクはロイヤルメガマスターへと変化した。
メカ怪獣にはソリッドバーニングが妥当かもしれないが、
この時はさすがに仲間であるレムをも破壊しかねない危険性があったためこの姿にチェンジしたと思われる。
◆第20話『午前10時の怪鳥』
午前10時に現れる怪鳥・ギエロン星獣が現れた1日目にプリミティブからフュージョンライズ。
荒れ狂うギエロン星獣に対し、スマッシュムーンヒーリングで鎮静化させ追い返したが、2日目にまた現れることに……。
◆第25話『GEEDの証』
アトロシアスとの最終決戦の最中、
「あなたとの決着は……僕がつける!!」とリクの声に応えるかの如くウルトラカプセルに宿ったウルトラ戦士の力が反応、キングの意志を介して他の三形態と共にアクロスマッシャーが実体化。
ソリッドバーニングとタッグを組んで掌底打ちを浴びせた後、プリミティブの「ヒア・ウィー…ゴー!!」の号令を受けアトモスインパクトを放った。
他形態の光線技と同時に放ったため、威力はかなり上乗せされているものと思われる。
◆劇場版『つなぐぜ! 願い!!』
ギャラクトロンMK2との戦いで、オーブハリケーンスラッシュおよびルナミラクルゼロと青き高速戦闘形態繋がりで共闘した。
ジードクロー、オーブスラッガーショット、ミラクルゼロスラッガーを使用し、空中を縦横無尽に飛び回って攻撃する(PVでも使われている)。
その後、スマッシュビームブレードとオーブスラッガーランスによる同時斬撃でダメージを与え、マグニフィセントにチェンジした。
◆<<余談>>◆
このフュージョンライズに必要なウルトラマンであるヒカリとコスモスは、
これらが主な共通点としてあげられる。
後に本編でゼロに力を与えた繋がりも生まれた。
発表時のスチール写真にも写っていたファイティングポーズが非常に奇抜で独特な事から、
登場前にも関わらずこの姿のジードが襖を開けるコラ素材として凄まじい人気を集めていた。通称:「アクロ襖ッシャー」。
初登場回担当の市野監督曰く「青いジードさんが扉を開ける?」。その他、初登場回のサブタイトルから「あけかた」とも。
実際登場した際も、腕の動きの中にそっと開け閉めするように左右に動かす動作が存在していた。
映像作品において登場した、青が基本色のウルトラマンはウルトラマンアグルが最初だが、
アグルのテーマである「アグル降臨」も女性のスキャットが印象的な曲で、アクロスマッシャーのテーマ曲もそれを意識している模様。
また、デビュー戦の5話でも華麗な剣技とアーストロンへの挑発でアグルを思い出した視聴者もいたとか……。
ちなみに、ヒカリおよびアクロスマッシャーが右腕部から光の剣を生成するのに対し、
アグルは右手の指先からアグルブレード/アグルセイバーという光の剣を生成している。
刀身もヒカリおよびアクロスマッシャーのものよりかなり細い。
なお、ゼロもコスモスの力を借りた形態としてルナミラクルゼロにフォームチェンジする。
ルナミラクルゼロもアクロスマッシャーと同様に姿が青い形態で、超高速戦闘と興奮抑制光線を得意としている。
追記・修正は衝撃を見せてからお願いします。
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▷ コメント欄
- 「開けろ襖ッシャー」やら「ジープ…僕は強くなる」やら、コメントがいちいち凝り始めているw -- 名無しさん (2017-09-03 16:53:34)
- ↑他にも「ブラック企業が吹き荒れるぜ!」「ラムネのお姉ちゃん」「ジャンボ☆チート」など -- 名無しさん (2017-09-03 20:20:24)
- ↑「あけかた」も追加で -- 名無しさん (2017-09-04 23:55:14)
- 余談だが、現時点ではメイン脚本で使用されていない形態である。 -- 名無しさん (2017-09-16 20:15:07)
- ↑「運命を越えていけ」でガッツリ使われているんですが… -- 名無しさん (2017-10-14 18:18:28)
- 初期三形態の中では一番戦績がいいな。ジードの各形態はニセウルトラマンがモチーフらしいが、そういえばコスモスのニセウルトラマンはやたら強かったな -- 名無しさん (2017-11-01 13:42:22)
- ↑ジードクローありなら初期三形態のなかでは一番戦闘バランスいいしね。高速型でときたまある攻撃能力の低さをジードクローが補ってるし。 -- 名無しさん (2017-11-01 13:57:39)
- キメラベロス戦で初めてシリーズ構成の乙一さんが手掛けた脚本で使われた。 -- 名無しさん (2017-11-09 19:36:18)
- OPのアクションシーンかっこいいなー、いつ本編でみられるのかなー→18話経ってもこねーじゃねぇか! -- 名無しさん (2017-11-09 20:35:34)
- ↑そういや、マグニフィセントよりも長い期間OPアクロスマッシャー来てないのか…… -- 名無しさん (2017-11-09 20:45:00)
- 苦戦・敗北は二回だけ。変身解除のみを敗北とすれば最強形態を差し置いて無敗とかなり戦績はいいな(登場回数と登場時期を考えても)。そしてOPのは…… -- 名無しさん (2017-12-24 22:13:53)
- ソリバに比べると出番は控えめながら戦闘以外の能力もあるため、出番は作れなくもない。 -- 名無しさん (2017-12-29 17:51:40)
- ↑2苦戦・敗北の理由が攻撃できない理由があるからだったりする。 -- 名無しさん (2018-01-03 11:50:10)
- アトモスインパクトは威力を調整できるんだと思う。ぶっ飛ばす技だとアトロシアス戦での効果はいまいちだし。 -- 名無しさん (2018-02-13 23:42:41)
- スピード形態はパワーよりも技に優れて変化球的な攻撃が多いから -- 名無しさん (2019-01-19 13:54:42)
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