登録日:2017/09/02 Sat 01:03:00
更新日:2024/02/09 Fri 11:11:30NEW!
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サボり スイーツ 漫画 モーニング・ツー 萩原天晴 講談社 飴谷甘太朗 さぼリーマン 飴谷甘太朗 甘味処 スイーツ<<<妄想 アビディ井上
それでは…いざ…甘味の園へ
「さぼリーマン 飴谷甘太朗」とは月刊モーニングtwoにて2015年12月22日から翌年4月22日まで掲載されていたスイーツギャグ漫画である。原作は萩原天晴、作画はアビディ井上。
基本的には1話完結のストーリーで全20話。単行本は全2巻。
2017年7月14日よりテレビ東京によって設定されたドラマ枠、「木ドラ25」にて尾上松也を主役に据えて、「さぼリーマン甘太朗」名義でドラマ化がなされている。
【あらすじ】
吉朝社の営業本部に転勤してきた飴谷甘太朗。その転勤理由は「平日でも東京各地の甘味の名店に行けるから」であった。甘太朗は外回りの仕事を手早く済ませて、今日も余った時間で一人甘味処にてサボりを開始する……。
【主な登場人物】
- 飴谷甘太朗
演:尾上松也
本作の主人公。28歳。
メガネのイケメンで仕事もそつなくこなせるハイスペックな営業マン。絵はヘタクソだが。
社内では真面目にふるまっているが、実際は「外回りの仕事を手早く終わらせて空いた時間で甘味巡りをする」というサボりの常習犯。
そのサボりの時間にかける情熱たるやすさまじく、スイーツ堪能の為に体を極限までイジメ抜いたり(本人曰く「SM(スイーツマゾヒスト)」)、邪魔 (取材、誰かと一緒の営業回りなど) が入ると鬼の様な形相になる。
自身が立ち寄った店で堪能したスイーツを「甘ブロ」というブログにて店舗と共に紹介している。
サボりに関してはバレないよう心掛けてはいるのだが、上の「甘ブロ」が原因でサボりがバレかけるなど、結構ガバガバだったりする。そして4話にてさっそくサボりが会社の人物にバレた}。
- 三宅徹(原作では下の名前は書かれない。)
演:皆川猿時
営業部部長。
関西弁でしゃべる甘太朗の上司。
スパルタな新人教育で甘太朗をしごこうとするも、逆に彼の仕事のスキルの高さに感服させられた。
以降は彼の事を時折不気味がりつつも、仕事に関しては信頼を置くようになった。
直樹と言う息子が登場するが、母親は登場しない。単に出ていないだけなのか、シングルファザーなのかは不明。
- 土橋香奈子
演:石川恋
甘太朗の同僚。
スイーツ好きで「甘ブロ」の更新時間と甘太朗の外回りの時間が同じことから彼がブログの管理者ではないかと勘ぐっている。
別に悪い感じの人ではなく、同じ趣味を共有できる存在として疑念を確信に変えて甘太朗と友達になりたいと思っているが、
彼を問い詰める時の口調が怖い(本人は自然に話しているつもりだが。)事、ブログからサボりの事がばれることを危険視していることから甘太朗からは要注意人物とみなされている。
- 財部豊
「営業王子」の異名を持つ甘太朗の同僚で、彼が来るまでは営業成績1位を11か月連続で守り続けていたが、12か月目の営業で甘太朗に負けてしまう。
表面上は謙虚にふるまっていたが、その実プライドが高く内心では彼にライバル心を燃やし始める。
彼の営業技術を知ろうと後を追ってきた所、彼のサボりの事実を知り彼に突きつけるが、職務怠慢をしている相手に負けていることに屈辱を感じて営業成績で彼に完全に勝つまではその事は会社にばらさないことになった為、甘太朗本人にも訳が分からないうちに事態は収束した。
作中では2度しか登場していないが、彼の秘密に完全にたどり着いた数少ない人物である。ネタキャラだけど。
- 佐野えりか(原作では下の名前は書かれない。)
演:清水葉月
甘太朗の同僚で事務をしている。
仕事を手早くこなし、イケメンの彼にあこがれている。一度彼に関するとんでもない妄想をしたことがある。
- 甘太朗の母(本名不明)
歯科医をしており、大の甘味嫌いである。
それを甘太朗にも押し付けてきた為に彼が隠れてスイーツを食べるという行動をするようになった。要は彼のサボりの元凶。
一応甘太朗本人との関係自体は悪いわけではないが、過干渉で彼が甘味を堪能したりしていないか、わざわざチェックしに来たこともある。(あっさり受け流されたが。)
と、ここまでこの作品の概要に触れてきたわけだが、上記のあらすじでも触れている通り、本作の内容を端的に言うなら「仕事のできる営業マンが外回りの仕事を手早く終えて余った時間で甘味を堪能するストーリー」というものである。
この「仕事の合間に店に立ち寄る」という設定だけを聞くと「なんか孤独のグルメっぽいな。」と思う人もいるかもしれない。(甘太朗本人は別にオッサンではないが。)
が、あちらと同じ様なノリでこの漫画を読み始めたら恐らく唖然とする事だろう。
なぜか?
出されるスイーツがすごいからか?それもあるかもしれない。事実出てくるスイーツは非常においしそうである。だが本作においてはそれ以上に目を引かれるポイントがある。
この漫画の食事のシーンについてだが、「出されたスイーツを味わう」と言うコマだけを抽出してみると、実はそれほど多くはない。
しかしその代わりにそのスイーツにまつわる甘太朗の凄まじくシュールな妄想シーンが展開されており、読者の腹筋を崩壊させているのだ。
幾つか例を挙げてみると、
- お汁粉の滝に打たれていると、突然お汁粉と餅によって甘太朗の顔が描かれる。(しかも甘太朗は特に前ふりなどもなくフェードアウトする。)
- 巨大なあまおうが隕石のように降って来て軌道上に立った甘太朗を押しつぶしながら、地球(?)に激突する。
- 甘太朗が荒野に立っていると、突然降りてきたエッグタルトのUFOに
敬礼しながら宇宙に連れ去られる。
などと言ったカオスすぎるシーンが展開される。
この他にも登場人物達もぶっ飛んだ妄想を数多くしており、それらは甘太朗の妄想に負けず劣らず凄まじいことになっていることが多い。
こういった面も、ある意味本作の見所の一つになっている。
ちなみにこの作品自体はフィクションだが、作中で出てくる店舗及びメニューは全て実在の店舗である。この作品を読んで「このスイーツおいしそう!」「これ食べてみたい!」と思った方は実際に食べに行くのもいいかもしれない。
(ただし頼んでいたメニューが現在では既にない可能性もないとは言い切れないので、そういった点は自己責任でお願いしたい。)
追記・修正をしない者に、夢(サボり)の神は微笑みません。
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▷ コメント欄
- 甘太郎を演じた尾上さんも大のスイーツ好き。 -- スイーツ最高 (2017-12-23 23:49:12)
- え、全部実在の店舗だったのかよ -- 名無しさん (2018-07-31 11:03:18)
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