登録日:2016/12/05 Mon 16:35:22
更新日:2024/02/01 Thu 13:39:38NEW!
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やあやあ はじめまして わたしは ナリヤ・オーキド
リージョンフォームを 調べておる ポケモン研究家です
リージョンフォームとは、ポケットモンスターシリーズ第七世代の『サン・ムーン』から登場した新たなポケモンの姿である。
概要
元々ポケモンは第一世代で進化、第二世代で色違い、第三世代でフォルムチェンジ、第四世代で性差、第五世代ではキュレムの合体、第六世代ではメガシンカと、シリーズが進むにつれて様々な形態の変化や違いといった概念を生み出してきた。
また、第二世代では持ち物の登場、第三世代では特性の登場、第四世代では技ごとに物理・特殊が分化、第五世代では隠れ特性の追加、第六世代ではメガシンカのみならず既存ポケモンの種族値見直しがなされ、旧作から登場し続けているポケモンも強化が行われてきた。
これら「形態要素」と「既存ポケモン強化」の新たな形が、リージョンフォーム(Region Form)である。
英語では「Regional Variant」という呼称だったが、第八世代では「Regional Form」に変更された。
「Regional Form」の英名が示す通り「地方の別形態」であり、同じポケモン、同じ種族でありながら今まで見られたものとは姿が大きく異なる。
これは「その地方の環境に適応して姿を変えた」ものという設定。
トリトドン系統の「にしのうみ/ひがしのうみ」がより発展的に推し進められたようなものである。
「環境に合わせ世代毎に形態を変化させていく」という意味では、本来の意味での「進化」に近いと言える。
ポケモンが地方の環境に応じて「見た目」「タイプ」そして「種族値配分」が変更されるのが大きな特徴。
サンドパンやガラガラなど多数のポケモンは進化条件まで変更された。
第八世代に入ってからはマッスグマ、カモネギなどにはリージョンフォーム限定の更なる追加進化系が、ニャースなどに至っては従来とは異なる分岐先が登場している。
モンハンで言う亜種と捉えても間違いではない。
……亜種だからと言って、必ずしも原種より強いわけじゃないが。
極論で言えば、鳴き声と図鑑No.、タマゴ発見の際に同種として扱われる事以外は完全に別物とも言える。
このタマゴに関しては結構重要であり、例えばアローラ地方で原種ロコンの子を産ませるとアローラロコンになってしまう。その地方にいない姿で産ませるには対象の親に「かわらずのいし」を持たせて姿を固定する必要がある。
その上であくまで同種扱いなので、原種ロコン♂(かわらずのいし持ち、特性問わず)とアローラロコン♀(隠れ特性:ゆきふらし)を預けると、生まれる原種ロコンは50%の確率で隠れ特性:ひでりを持つ個体となる。
その他オシャボに関しても同種扱いとして、リージョンフォームを跨いでボールを引き継げる。
『ソード・シールド』単体では原種のニャース、バリヤード、デスマスはモンスターボールでしか手に入らないが、ガラルのすがたの同種でオシャボを決めて2匹を預ければ原種もオシャボにできる。
ちなみにこれらの形態変化はトリトドン系統以外のポケモンにも存在し、
- アーボック、タマンタ:「生息地域によって体の模様が異なる」という設定がある
- ビビヨン:プレイヤーの居住地(3DSに登録されている国や地域)に姿が依存している
- Pokemon GO:個体ごとに大きさのバラツキがあるという設定がある
これらを設定にのみ活かすのではなくもっと新要素として掘り下げられないかと考えられたのがリージョンフォームなのだろう。
アニメではオレンジ諸島編のクリスタルイワークなどが近い存在である。
『サン・ムーン』発売前のPVで発表がなされた際には「ロコン系統」「サンド系統」及び「ナッシー」が紹介された。
……が、なんとナッシーが後述の理由で一番インパクトを残してしまった。
『ソード・シールド』ではジグザグマ系統、マタドガスが紹介され、さらに「リージョンフォーム初の追加進化」としてマッスグマの進化系のタチフサグマが発表された。
「フォルム(Forme)」ではなく「フォーム(Form)」である点に注意。
ゲーム本編や正式名称は地方名をつけて「○○(××のすがた)」と呼称する。
ポケモンカードゲームやポケモンガオーレでは「地方名+種族名」(例えば「アローラコラッタ」、「ガラルジグザグマ」など)と呼称される。ユーザー間での呼び方はこちらが主流。
アニポケや第9世代の最強のテラレイドバトルなどでも「地方名+種族名」で呼ばれることもある*1のでこちらも公式の呼称と考えてもいいかもしれない。
今までの種類は原種という呼び方が一般的。
一応ナッシーやジグザグマのようにリージョンフォーム側が「生物学的には本来の姿」という説があるポケモンもいるが大体これで通じる。
他方、ガラル三鳥のように「身体的特徴から長らくリージョンフォームと考えられていたが、近年の研究により全くの別種である可能性が浮上した」種類もいる。
なお第8世代までは原種/リージョン両方の図鑑説明が見られたが、第9世代からはその地方で捕獲できる姿以外そもそも登録されなくなってしまった。例えばヤドキングが未登録の状態でガラルヤドキングを連れてきても、ヤドキングを捕まえたことにはならず図鑑には登録されない。
ただしウパーは例外で、DLCを購入すれば原種がキタカミ図鑑に登録される。
ちなみに環境に適応して姿を変えたという設定上、環境が整っているか人工的に環境を整えてやれば特定の地方以外でもリージョンフォームのポケモンは生息できる。
実際にアローラのすがたやヒスイのすがたのポケモンはアローラ地方とヒスイ地方以外でも見ることができる。
アローラのすがた
アローラ地方はこれまでの地方に比べても温暖な環境である点に加え、何かと特異な要素が多いため、それらに適応した姿になっている。
なお、アローラ地方のリージョンフォームは現時点では第一世代で登場したポケモンに限られる。
進化でアローラのすがたになる種族の場合、アローラ地方で進化させると必ずアローラのすがたになる。ライチュウ、ガラガラ、ナッシーが該当。
もちろんこれだと原種に進化させることができないが、USUMではウルトラスペースで進化させると原種になるという仕様になった。
- コラッタ/ラッタ
タイプはノーマル単からあく/ノーマルに変更。
特性も『くいしんぼう』と原種の隠れ特性だった『はりきり』に、こちらの隠れ特性は『あついしぼう』となった。
見た目は両者黒くなっており、コラッタは風呂敷を顔に巻いた泥棒みたいな髭が生え、ラッタはまるまると太っている。
ちなみに、コラッタの時点で二足歩行も出来るようになっている模様。
元々はカントーと同じ姿のコラッタがアローラ地方にも生息していた。
が、アローラの人々がコラッタ駆除のために他の地方からヤングースを連れてくると、ヤングースに追われたコラッタが都市部に住み着いてしまった。
……悪化してるじゃん。
高カロリーで新鮮な食べ物にありつけるようになり偏食家と化しているらしく、ラッタが太っているのもそれが原因なんだとか。また、高級食材も食うため、こいつらがたかるレストランは美味いものがあるというジンクスがアローラにあるという。
ちなみに、ラッタは元々硬い木の実を食べて歯を研いでいたため、柔らかいものが多いイメージがある高級食材ばかり食ってたら太って当然だし、大丈夫なのかとあの柳田理科雄氏は心配している。*2
ピカチュウは変わっておらず、ライチュウのみタイプがでんき単からでんき/エスパーに変更。
体と目の色がそれぞれ薄い茶色と青になり、とがっていた耳が丸っこくなった。
しっぽが肥大化してその上にサーフィンするように乗っており、そのため浮いているが「じしん」はちゃんと効く。
特性は専用の『サーフテール』に変更となり、エレキフィールド下で素早さが上がるが「じしん」はしっかり効く。
また、タイプの性質上「イカサマ」に弱くなっているので注意。
他が形態変化の理由を研究されているのに対して、こいつに関する研究はまったく進んでいない。
しかしアローラの人々は「ふわふわのパンケーキでも食べたんじゃない?」と全く気にしていない模様。いいのかそれで。かわいいは正義
- サンド/サンドパン
タイプはじめんからこおり/はがねに変更となり、名前が当てはまらなくなった。
砂漠に住んでいたのが火山噴火で雪山に追われ、結果そこでの生息に適応したんだとか。
氷の外殻を持ち、青くなっただけでなく見た目が若干変わっている。
進化はレベルアップではなく「こおりのいし」を利用するものに変わったので注意。
設定で「重くなったため素早さは下がった」と書いてあるのにS種族値が同じ。どういうことなの……。
子供が種族値なんか見てないといえばそれまでなのだが。
- ロコン/キュウコン
タイプはほのおからこおりに変更。また、キュウコンになるとこおり/フェアリーの複合になる。
他のポケモンの生息圏を避けて雪山に住み着いたために変化した。キュウコンは神の使いと崇められているのだとか。
やはりこおりのいしを使用するが、こちらは原種がほのおのいしを使うため特に違いは感じられない。
見た目が白くなった他、しっぽもよりふわふわになり、分かれ目があいまいになった。美しい。
隠れ特性が『ゆきふらし』と原種の『ひでり』に合わせており、そのため霰パの起動要員になれる。
ドラゴン絶対殺すマンになったが、代わりにはがね技で4倍を取られるのが泣き所。
特に先制技の「バレットパンチ」には要注意。
一応、はがねタイプは「ぜったいれいど」で強行突破できるものの、それすら無力化してしまう『がんじょう』持ちのはがねタイプには滅法弱い。
特にボスゴドラやジバコイルあたりを警戒するなら「めざめるパワー(地)」の採用もありか。
- ディグダ/ダグトリオ
頭の先に毛が生えた。ダグトリオになるとふっさふさになる。一応髪ではなく髭なのだそうだ。
現地では大地の女神の化身という、ご利益がありそうないわくがある。髭を盗んだり乱雑に扱ったら祟られるとか。
その割に特性は『すながくれ/カーリーヘアー』……髭だって言ってなかったっけ?
この髭は金属質のアンテナであり、身を隠す所の少ない火山地帯に適合するために生やしたらしい。一部では3匹ともロバート秋山にしか見えないと話題に。
タイプがじめん/はがねに変更になり、今作の新要素である「なかまをよぶ」では、呼んできた仲間を自分のじめん技で倒してしまったり、逆に助っ人に殺されたりする。何やってんだお前ら……。
原種よりも若干遅くなったが防御が上がった。
そして今作でもやっぱり地面から下の部分は明らかにされていない。
元々王族が所有していたポケモンで、王族に甘やかされて育ったためにわがまま+性悪になってしまった。
それゆえかタイプはノーマルからあくに変更。ニャースはつり目になり、ペルシアンは顔が丸くなって宝石が青くなった。
ペルシアンは可愛くなった分ウザさが増した顔になった代わりに美しさがなくなったようにも思えなくはないが、アローラの人々はこちらのペルシアンをアローラの豊かさの象徴としている。
本編ではアローラニャースのみならず通常ニャースも非戦闘時にモブとして見かけることが多く、前作のヤヤコマポジションになっている。
進化はなつき進化になった。
また、ニャースの特性の一つが『ものひろい』であるため、第六世代からの廃人御用達アイテム『あかいいと』を入手すべくニャースでものひろい部隊を組むトレーナーが後を絶たないらしい。
王政が崩壊してから野生化したため、もともとの生態系には組み込まれていなかったようだ。アローラの生態系が心配である。
なお主人公はカントーから来たため家のニャースは原種。
タイプがいわ/じめんからいわ/でんきに。眉毛が生え、ゴローニャは髭が生えたり背中から柱が生えている。
ゴローニャの柱はレールガン心に刻んだ夢を未来さえ置き去りにしそうであるになっており、体内の岩を電気を纏わせて射出するのだとか。たまにその辺のイシツブテも発射するらしい。
……と、いかにもな設定、容姿になったが、「がんせきほう」は習得してくれない。
隠れ特性はアローニャ専用の『エレキスキン』であり、ノーマル技をでんきタイプで撃てるので、より砕けるのが仕事になりやすくなった。
が、本編でも「じばく」の連発のために捕獲が困難すぎて挫折するトレーナーが続出しているとか。過去作から隠れ特性の原種を持っていって孵化させると楽。
- ベトベター/ベトベトン
タイプにあくが追加されどく/あくに。一致技の範囲が広がり弱点も大きく減った。
色もアローラベトベターは口元が黄色で残りは緑を基調としている程度の地味な変化だが、アローラベトベトンは毒々しいカラフルな姿になっており、口周りに牙のような白い結晶が生えた。
体をうねらせるたびにグラデーションがどんどん動くのでますます元ネタに近づいている。
が、体内に毒素を溜め込む性質上特性から『あくしゅう』が消失し、実際臭くはないらしい。
というのも、アローラのゴミ問題を解決するためにゴミを食わせた結果こうなったとか。外来種多くない?
なお原種の方は都会の環境改善で絶滅危惧が予期されてる。
歯のように見えるものが口の周辺についているが、これはゴミを食い続けた結果できた結晶であり、未知の毒であるという。
ゴミ処理場の人もベトベターたちをうまく扱えるか腕の見せ所が問われているらしい。他の処分方法を考えるんじゃ駄目なんだろうか。
新特性『かがくのちから』はダブルバトルで倒れた味方の特性をコピーするという個性的なもの。
相変わらず『ヘドロえき』は習得しない。
タイプがくさ/エスパーからくさ/ドラゴンに。
だがなんと言っても最大の違いは外見。
原種から非常に首が伸び、しっぽにも顔がついた。
その圧倒的インパクトは話題となり、発表当日から全世界的にクソコラグランプリが開催され、果ては先輩のフラダリやヌマクローまでも巻き込んで騒動を引き起こした。
あまりに高くなりすぎたため、なんとゲーム中にも見切れている。ゲーフリ楽しんでやってるだろこれ。ナッシーは見切れたのにそれよりデカいホエルオーときたら…
この姿の変化はアローラの太陽を燦々と浴びた結果によるもので、アローラの人たちは「これこそ本来のナッシーだ」と自慢の模様。
表情がそれまでに比べて異様にアッパー系になっており、一部では「ガンギマリナッシー」という不名誉な渾名までつけられた。
「ウッドハンマー」のほか、専用技の「ドラゴンハンマー」を覚えるが、勿論その頭で殴る。
ポケットモンスター(穴久保版)でもヤシの木型で描かれていてよく似ている点でも話題になった。
タイプがじめんからほのお/ゴーストになった。
自分たちにとっての天敵であったくさポケモンに対抗するためほのおタイプになり、仲間の魂を感じ取るために霊感が身についたためであるという。
カラカラは従来通りじめん単。進化の際は夜にレベルアップする必要がある。
持っている骨は両端が燃えており、これをトーチのように振り回して踊る。
原種同様『ふといホネ』に対応し、アローラガラガラ専用技「シャドーボーン」を覚える一方で「ホネブーメラン」もしっかり習得。
さらに「フレアドライブ」も覚えるため、論者の間では他のヤケモンのアイテムを消費せずヤーティの相性補完に使えてもってこいと重宝されているのだとか。
ほのお/ゴーストなのに『ひらいしん』ででんき無効なのも人気のひとつだろう。
『のろわれボディ』や「フレアドライブ」と好相性な隠れ特性『いしあたま』も優秀。
タイプ相性は弱点と耐性がほぼ真逆になったが、相変わらずみずタイプには弱くでんきタイプには比較的有利と従来の面影も残している点は面白い。
カキの試練では「ハイッwハイッwハイッハイッハイッハイッハーイッwww」という音楽に合わせて踊るためそれだけでも笑える。
……それを超えるインパクトが待ってるんだけどな。
ガラルのすがた
前作に引き続き、ガラル地方特有の姿も登場。
今回は初代出身のみならず第二・三・五世代出身者にも新たなリージョンフォームが追加された。
前作同様進化前後共にリージョンフォームが設定されているポケモンもいるが、今回は新たにガラルのすがたからのみ進化できる新形態があるポケモンも登場した。
ガラルのすがたからは進化できないペルシアンとデスカーンを剣盾だけで入手できる(=図鑑を完成させられる)ようにするためか、NPCとの交換で原種ニャースとデスマスを手に入れられるようになっている。
DLC「エキスパンションパス」では伝説のポケモンも含めた新たなリージョンフォームが追加されており、『鎧の孤島』からはゲーム内での交換やマックスレイドバトルにより、ガラルマーク付きの原種、アローラのすがたのポケモンが入手できるようになっている。
古代の海洋民族と暮らすうちに鍛えられ、体毛が多くなりひげを蓄えた立派な姿になったことでこれまでのニャースとは大きく異なる印象を受ける姿となった。
適応の影響で体毛が黒鉄となったことでタイプもノーマルからはがねへと変更。
新進化形態のニャイキングはペルシアンとは全く別の新形態で、ニャースの直立体型のままパワーアップした姿となる。
名前・設定から察するにモチーフは北欧の海賊であるバイキングと思われる。
またニャースは現時点ではアローラ・ガラルの複数の地方でリージョンフォームが確認されている唯一のポケモンでもある。
- ポニータ/ギャロップ
ガラル地方の『ルミナスメイズの森』に生息していた個体が、森に満ち溢れる不思議な生命エネルギーを長年に渡り浴び続けた結果変化した姿。肌は原種よりも白くなり、たてがみは虹色の長毛に。ギャロップはこれに加え目が青くなり、まるでマ○リト○ポニーおとぎ話に出てきそうな姿になった。
タイプはほのおからエスパー→進化後はエスパー/フェアリーとなる。
なお初報時にはガラルポニータしか公開されず、「デザインはいいがエスパー単は使いにくい」と言われていたが、進化後はちゃんとフェアリーが付属する。
初登場から苦節23年、まさかのカモネギの進化形。一本のネギを背負った目付きの悪いカモネギから、まるで熱血漫画に出てきそうな顔をした姿に変化。体色も白くなったほか武器も騎士槍のような形のネギと盾のようになったネギの葉を装備するように。
タイプはノーマル/ひこうから進化前後ともにかくとう単となり、進化条件は「1バトルで3回急所攻撃を発生させて勝利する」というもの。
スタッフインタビューによると現地取材の際に欧州のネギ(リーキ)の太さに驚いたことからインスピレーションを受け「ネギならカモネギだろう」ということで産まれた新形態らしい。その顔から、「おそ松さんのカラ松」だの「お前こそふつくしいZOY…」だののファンアートが出回った。ネギということで初音ミクにコスプレさせたファンアートも
通常版は進化もしない上に種族値も壊滅的と長年救済を望まれていたが、ネギガナイトは隠れ特性『きもったま』によりゴーストにも強力なかくとう技を叩き込める鈍足重火力アタッカーとしてランクバトルでも充分に一線を張れる能力になった。
前作でのガラガラやライチュウ同様、進化前はこれまでと変わらないが進化後に新たな姿が追加されたポケモン。
頭部が煙突のように伸び、周囲のガスをまるで髭のようにまとった結果英国紳士のようなオシャレな姿に。
タイプはどく/フェアリーになっている。舞台のモチーフとなった英国を連想される要素*3を詰め込んだ秀逸な姿はファンは特に好評。
ヒスイ地方でもガラルマタドガスを模した建造物が確認できる。どうやら昔から存在した姿らしい。
サトシの実家のお手伝いでおなじみのアイツの新形態と新進化形。なお進化前のマネネはこれまでと同様の姿である。原種から青くなったバリヤードからマタドガス同様英国紳士のような姿に。タップダンスが得意だとか。
青い見た目通りタイプはこおり/エスパー。
図鑑設定や見た目を加味するとモチーフはイギリス出身の喜劇王「チャールズ・チャップリン」でないかと言われている。
第二世代からは初のリージョンフォームが登場したポケモン。
かつて海だった場所が陸になったことで滅んでしまった古代種サニーゴ…の亡霊。モチーフはサンゴの白化現象で、現実のサンゴも死ぬとこのように白くなってしまう。
サニゴーンに進化すると上半身が砕け、その中から亡霊のサニーゴが浮かび上がる衝撃的な姿に。
亡霊なだけあって進化前も進化後もタイプはゴーストタイプ単体となっている。
進化後のサニゴーンは鈍足特殊アタッカーだが、現在対戦で注目されているのは進化前のサニーゴの方。その弱々しい見た目とは裏腹に『しんかのきせき』を持たせると前作までのポリゴン2に匹敵する高耐久になる上、ゴーストタイプなので優秀な耐性を持つ。
第三世代からは初兼唯一のリージョンフォームが登場したポケモン。
ジグザグマ・マッスグマの見た目は白黒のUKロックなスタイルとなっており非常にかわいらしい。タチフサグマに進化することで直立した獣人の姿に。その派手な見た目から「KISS」の通称が付いた。あっちはイギリスではなくアメリカ出身のバンドだが…
タイプは三形態ともにあく/ノーマル。
なお我々が知っていた茶色いジグザグマ系統は元はこの種が変化した物で、作中設定的にはこちらが原種になるとのこと。
つまりガラルの人々からすると、茶色いジグザグマ系統のほうがリージョンフォームということになり、「ホウエンジグザグマ」などと呼んでいるのかもしれない。
モチーフはおそらくヨーロッパ一帯に生息するヨーロッパアナグマ。
- ダルマッカ/ヒヒダルマ
原種がほのおタイプだったのに対し、寒冷地に適応してこおりタイプとなった雪だるま。ダルマッカと言うよりもダルマッサオやダルマッシロ下記の2種とともに第五世代初のリージョンフォームが登場したポケモン。
新特性である『ごりむちゅう』を持つが、原種同様隠れ特性である『ダルマモード』も備えており、ダルマモード時には雪だるまを思わせる姿となる。
ちなみにダルマモード時には初のこおり/ほのおタイプとなる。某極大消滅呪文や某個性のエリートは関係ない。
- デスマス/デスバーン
呪いの粘土版がデスマスに寄生。
デスマス時点では原種に近い姿なのだが、デスバーンに進化するとエジプトの棺桶モチーフだったデスカーンとはことなりルーン石碑が怨念を取り込んだような全く異なる姿へとなる。
タイプはじめん/ゴースト。
特性も原種の専用特性『ミイラ』から『さまようたましい』へと変化している。
無進化ポケモンに追加進化もなく本人のみ新たな姿が追加されたパターン。
鉄分の多い地面に潜み続けたことで身体に鋼鉄のキバを持つはがねタイプに変化した。
タイプはじめん/でんきからじめん/はがねとなる。
フィールドトラップ的な意味で今回のビリリダマ・タマゲタケ枠と言える。
モチーフは間違いなく「トラバサミ」。実際にそのまんまの名前の専用技を覚える。
2020年1月のポケモンダイレクトで『ソード・シールド』のDLCシーズンパス『エキスパンションパス』が発表され、その先行要素としてガラルヤドンがゲーム内で入手可能になった。
「ガラナツ」というスパイスになる植物を食べたことによって頭と尻尾が黄色くなっている。
タイプはみずタイプを失いエスパーのみとなり、タイプが「増える」でも「変わる」でもなく「減る」という新たなパターンとなった。
DLC第1弾「鎧の孤島」で入手できる道具「ガラナツのえだ」を8つ集めると、使うことでガラルヤドランに進化する「ガラナツブレス」という道具に変えることができる。
ガラルヤドランはどく/エスパーの複合で、左腕についたシェルダーの刺激でガラナツの成分が変化し、サイコガンみたいな左腕と毒を操る力を手に入れた。黄色かった部分は紫色になっている。
相手に与えられる威力によって殴打する物理技にも毒液を打ち出す特殊技にもなる専用技「シェルアームズ」を持つ。
DLC第2弾「冠の雪原」では「ガラナツのえだ」を15個集めることで「ガラナツリース」に換えることができるようになり、これを使ってガラルヤドキングに進化させられる。
こちらもどく/エスパーの複合だが、毒素の影響でシェルダーの知能が向上。目元を覆うほどに大きくなり、ヤドキングの意識を乗っ取ってしまった。シェルダー側面の穴からは脳髄緑色の毒液が漏れ出すなど不気味な様相になった。
DLC第2弾「冠の雪原」から登場。
何十年か一度にカンムリせつげんに姿を現す、伝説のポケモンのリージョンフォームという類を見ない存在。
ただし、この3匹は一般ポケモンのリージョンフォームとは若干毛色が違い、身体的特徴などからそれぞれ「フリーザー」「サンダー」「ファイヤー」と呼ばれてきたが、呼ばれているだけで同種という確証はないという奇妙な設定がある。
他のリージョンフォームの例に漏れず鳴き声は同じだが。
ちなみに色違いは原種と同じカラーリングになる。この為初めに確認された個体が色違いだった為に原種と同一視されるようになったという説が浮上している。
ガラルフリーザーはエスパー/ひこうタイプで、目から放つサイコパワーによって相手の動きを凍り着かせる冷酷なポケモン。
ガラルサンダーは飛ぶより走るのが得意なかくとう/ひこうタイプで、走るたびに雷のような音を立てることからその名が付いた。
ガラルファイヤーは全身から炎のようなオーラを放ち、触れたものに疲労感を与える邪悪な性格のあく/ひこうタイプ。
なお、3体とも原種のタイプの技は一切覚えない。
ヒスイのすがた
シンオウ地方の過去の姿であるヒスイ地方にも特有の姿のポケモンがいる。これにより、大昔からリージョンフォームのポケモンがいることが判明。
ガラル地方同様進化前後共にリージョンフォームが設定されているポケモン、リージョンフォームからのみ進化できる新形態があるポケモンも登場している。
図鑑説明では原種がヒスイの環境によって変化したものと記されており、この時代から既に他の地方では原種として生息していたポケモンも多い。
今作では第一・二・五・六・七世代のポケモンにリージョンフォームが追加された。また、御三家、600族のリージョンフォームも今作が初である。舞台が舞台なために追加出来なかったのだろうが、これで第四世代だけ唯一リージョンフォームが登場していない事になった
現在のシンオウでは姿を見れないのは環境の変化による絶滅、ストライクやリングマは必要なアイテムが枯渇して採取出来ずに、オドシシは力業・早業の失伝により手段を失ったというところだろうか。
ただし第五・六・七世代はBDSPに送れないので現在のシンオウでも進化できるのではないか?とも言われている。
そして第九世代のDLCである碧の仮面の舞台であるキタカミの里にてヒスイ地方のリージョンホームのポケモンが現在でも存在していることが確認された。
藍の円盤の舞台であるブルーベリー学園内のテラリウムドームにも数種類のポケモンが存在している。
体毛が丸みを帯び、より狛犬らしい姿をしている。
頭部には岩でできた角があり、タイプもほのお/いわ。
当時のぼんぐり製モンスターボールを想わせる木製になり、タイプもでんき/くさ。
表情も原種とは反対になり、ビリリダマはどこぞの警官のようなコミカルな顔つき、マルマインは一転して怒りの形相を浮かべているかのように。
現代のモンスターボールが発売されたのと同時期に発見されたはずのこの種が、
過去の時代にも存在していたと判明したことでプレイヤーの間で様々な議論や考察が交わされている。
天冠の山麓の霊気の影響で、タイプがほのお/ゴーストに。
炎の吹出口が背中だけでなく首周りにも拡がり鬼火のように揺らめく炎を吹き出す。
針の先から毒が染み出しており、身体の上半分も黒くなるなど原種以上に毒々しさが強調されている。
水棲ポケモンだがタイプはどく/あくとなり、みずタイプが消滅。
この姿のみ、ハリーマンと言う進化形を持っている。
ニューラのシルエットは原種とほぼ同様だが体色は白が多くなり、爪からは毒をにじませる。タイプもあく/こおりからかくとう/どくとなる。
進化形もマニューラではなく、新形態のオオニューラとなる。
ただし、原種のニューラおよびマニューラも時空の歪み限定で出現する。
貝殻の兜や装甲が黒くなり、赤い模様が入っているほか、頭部の角も波打っている。
原種よりも非情な性格で、タイプもみず/あくとなっている。
チュリネはそのままだが、こちらはダンサーやバレリーナを想わせる姿に変貌。タイプはくさ/かくとうに。
他の地方で人間に迫害されヒスイ地方に追いやられたゾロアが生存競争に敗れ絶命。恨みからタイプはあくからノーマル/ゴーストに転生した。
ゾロアは色が白と赤になった以外は原種とそう変わらないが、表情が悲しげになっている。
一方ゾロアークは頭部の毛がざんばら状になり表情も鬼のような形相になるなど、原種以上に「ばけぎつね」感が増した(実際の分類は「のろいぎつね」)。
ワシボンはこれまでと同様。
サイコパワーを操るエスパー/ひこうタイプで、原種の頭部の羽根にあたる部分は紫色のオーラ状のものが揺らめいている。
ヒスイ地方の水に含まれる鉄成分が自身の粘液に作用した結果、金属質の殻が形成されドラゴン/はがねに。
初の600族のリージョンフォーム。
また、ヌメラがこれまでと同様のすがたなので、中間進化からリージョンフォームになるというのも初めての例。
カチコールはこれまでと同様だが、ヒスイ地方で進化したクレベースは岩と氷で身体が構成されている。そのためタイプはこおり/いわ。
頭部には2枚の板のような部位があり、装甲として顔を覆うこともできる。
ちなみにヌメルゴン達ともども第六世代のリージョンフォームとしては初登場となった。
極寒のヒスイ地方に適応するためにこの姿に変化。タイプはくさ/ゴーストからくさ/かくとうに。
得意の弓も矢羽根そのものではなく、自身の闘気を凝縮して撃ちだす。
第七世代初のリージョンフォームである。
イダイトウに進化する筋が白いバスラオ。
姿形の類似からヒスイ図鑑では、ラベン博士によってバスラオのリージョンフォームと定義されていた。
しかし、性格や生態が異なる上に姿名が「ヒスイのすがた」ではなく「しろすじのすがた」。ヒスイ以外の地方でも「かわらずのいし」が無くともしろすじの姿が生まれる。別地方のキタカミの里でも棲息が確認されるなど、リージョンフォームの定義から外れている。
バイオレット版のキタカミ図鑑では、最近の研究ではバスラオとは別種のポケモンとの見解が有力視されており本当にリージョンフォームなのかは不明。
パルデアのすがた
パルデア地方を舞台とする『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、ウミディグダ、リククラゲ、ヤバソチャのような「既存の種に似ているが全くの別種」というポケモンや、「既存ポケモンの近縁種と思われ見た目もそっくり」な''「パラドックスポケモン」''が多数登場している。
それに対し、リージョンフォームは2種のみとかなり少なめとなっている。
- ウパー/ドオー
縄張り争いに敗れて泥地に適応した姿。タイプはみず/じめんからどく/じめんとなった。
体色は茶色で、お腹の模様や顔の横のエラの形も異なる。毒タイプに恥じることなく身体を覆う粘膜の毒性は原種よりも強い。
進化形もヌオーではなくドオー。
また、作中に原種ウパーとパルデアウパーの交換を持ちかけてくるNPCがいる。
原種と異なり体色が全身真っ黒となっている。
またこの姿はさらに、力強い筋肉を持つかくとうタイプのコンバット種、高温の鼻息を吹くかくとう/ほのおタイプのブレイズ種、ツノから水を噴き出すかくとう/みずタイプのウォーター種に分けられる。
追記・修正はリージョンフォームを発見してからお願いします。
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*2 ポケモン空想科学読本③より。
*3 紳士な装いはもちろん工業革命時に発生した霧、2つのボイラーが前後部に繋がって1組の走行装置を取り付けた「フェアリー(Fairlie)式機関車」からか
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