登録日:2016/08/01 Mon 00:47:34
更新日:2024/01/25 Thu 13:58:25NEW!
所要時間:約 4 分で読めます
▽タグ一覧
mother mother2 最低国 過去の最低国 地底大陸 ギーグ ポーキー ラスボス エンディング ラストダンジョン 怖いbgm トラウマ タイムスリップ the place 時空を超えろ
この項目にはネタバレが含まれます。閲覧は自己責任でお願いします。
最低国/過去の最低国(The Under World/The Great Under World)とは『MOTHER2 ギーグの逆襲』に登場するダンジョンの1つである。
前はマジカント。
【概要】
地底大陸の最深部にある洞窟。
現代の最低国は地面が崩れていて奥に進むことはできないが、スペーストンネルの移動技術によってギーグが待ち構える過去の最低国に行くことができる。
ネス達は現代の最低国でアンドーナッツ博士の技術により頭脳プログラムをロボットに移し、機械仕掛けの身体で過去の最低国へ飛ぶ。
なお、「最低国」という地名は通常のプレイでは確認できない。文字通りに受け取れば、最低国とは「"最"も"低"いところにある"国"」だろうか。
過去の最低国は、単純に現代の最低国の過去と解釈してもよいのだが、ポーキーの発言によると過去の最低国、少なくともギーグの潜む洞窟内は"異次元空間"とのこと。
つまり、過去の最低国の未来がそのまま現代の最低国にはならない可能性もある。
【名所・名物】
◆スペーストンネル
アンドーナッツ博士とアップルキッド、そしてどせいさんたちの知恵と技術を総動員して完成させた時空間瞬間移動装置。
博士のセリフにある「じくうかんのにんいの2てんをつなげてしまう」とは、すなわち某どこでもドアの実現である。博士やべえ。
オネットに落ちた隕石のかけらを回収することにより、時空のワープの機能が完成する。
ただし生命の時間の跳躍はできないとのことで、ネス達はロボットに脳のプログラムを移植しスペーストンネルに乗り込むことになるのであった・・・。
しかし、あなぬけネズミなどの生き物系アイテムは持ち出し可能。小さいので時間移動での負荷がないのだろうか?
ちなみにスペーストンネルの数は現代の最低国にある壊れたもの、ネス達が現代の最低国まで乗ってきたもの、そしてアンドーナッツ博士たちが現代の最低国まで乗ってきてその後ネス達が過去の最低国へ乗りついで行くものの3つがある。
博士の発言によると、壊れたスペーストンネルは初期型のもので、服を着たブタのようなものがどせいさんたちを脅して盗んでいったものらしい。
ポーキーはロボット化していない生身でワープできているのを見ると、スペックは初期型のほうが上なのかも知れないが、
後の彼を考えるとこちらの跳躍でも欠陥や副作用が存在し、当時は気付かなかっただけという可能性も否定はできない。
過去の最低国でもネス達の冒険のサポートとして、体力回復とパパへの電話(セーブ)の機能が搭載されている。
◆まぼろし老人
プーに星を落とす方法を教えた老人。スペーストンネル2で最低国(ひみつのたからばこではキョムの空間と呼ばれている)を
進むネス達の前に現れ、戦いはあとわずかである事を告げ、プーにPKスターストームΩを伝授し、去って行く。
◆ギーグ
本作のラスボスであり、物語の元凶。
その衝撃的な姿、狂気に満ちた言動、壊れたBGMは多くのプレイヤーにトラウマを植え付けた。
ギーグ戦はもちろんある程度の強さも必要だが、戦闘中のとある行動によりラスボス戦を上手くシナリオにリンクさせる、姿の描写にこれまでの背景演出を活用するなどといった技巧を凝らしている。
◆ポーキー
物語の各所で異変に関わってきたポーキー。
ついに最終決戦でネス達と決着をつけることとなる。
オネットでのブンブーンとの会話から、自分も運命の3人の少年の内の1人ではないかと期待していたが、結局彼はギーグを利用する形で決戦に臨む。
やはりネスが運命の少年に選ばれたことに憧れ、あるいは嫉妬を感じていたのだろうか。
【出現する敵】
名前が赤字になっているものはボス
○フィールド
- タコ・ソ・ノモノ
HP792 PP0 OF163 DF181 SP44 LK24
タコそのもの。タコシリーズ最上位種で、色は真っ赤。
確かに今までのに比べればタコっぽい色ではあるが…。
一つ目のフロアにしか出現しないが、出現率自体は高め。
行動は一つ前のカナ・リ・タコと同じで、通常攻撃・怪電波・アイテム盗みをしてくる。
此処の敵の中では弱い部類だが、相変わらずアイテム盗みがウザい。
さとりのべんとうなどの高額アイテムは盗んでこないので、その点では安心。
どうせ最後なのだから、此処に来る前の買い物では所持金をケチらずに盗まれないものを揃えておくべきだろう。
PSI耐性は下位種と同じで、PKファイアーが弱点。
- スーダララッタ
HP722 PP212 OF144 DF171 SP38 LK63
ウィンターズの敵「スイスイ」の上位種。色は純白。
単体だと訳の分からないネーミングだが、下位種の名と繋げると「スーダラ節」になる。何故スーダラ節から名前を取ったのかは本当に謎。
こちらもタコと同じく一つ目のフロアにしか出現しない。
下位種の純粋な強化版であり、サイコシールドとPKフラッシュがβになっている。
PKフラッシュβには即死効果があるが、この時点なら全員に耐性装備を用意できるはずなので、さほど気にする必要はない。
ただし、実質的に耐性装備を装備できないプーだけは注意。
サイコシールドβによる反撃が地味に怖いので、なるべくPSIに頼らずに倒そう。こちらもタコと同じく、此処ではさほど強い部類ではない。
PSI耐性は下位種と同じで、PKファイアーに耐性を持つが、それ以外はおおむね有効。
- スーパーエナジーロボ
HP798 PP0 OF142 DF185 SP46 LK12
ストーンヘンジ基地のトラウマエネミー「エナジーロボ」の上位種。分かりづらいが、紫の光沢が付いている。
相変わらずエネルギー注入で敵メンバーのHPを全快してくる。倒すと自爆する点も変わらず。
コイツとスターマン・センゾ、後述するさいごのスターマンの3体という組み合わせでの戦闘は慣れたプレイヤーでも苦戦必至。
PSIはPKファイアーとパラライシスが無効、PKフラッシュとさいみんじゅつに弱耐性を持つが、PKフリーズが比較的有効。
また下位種と同じくプーが変身できるので、運次第だが全回復の恩恵に与る事もできる。
- スターマン・センゾ
HP750 PP462 OF152 DF170 SP46 LK16
終盤のオネットから続投。
ステータスに変化はないので、詳細はオネットの項を参照。
レアドロップを所持している点も変わらないので、後述するクラーケンバイオのついでに狩るのも一考。
- クラーケンバイオ
HP900 PP60 OF155 DF195 SP42 LK32
サマーズのボス「クラーケン」の上位種。色は紫。
二つ目以降のフロアで登場するが、出現率が低く気付かないプレイヤーも少なくない。
他の敵とは組まず、必ず単体で出現する。
行動パターンはクラーケンとほぼ同じだが、PKフラッシュβは使ってこない。
竜巻の威力はクラーケンのものより高く、全員が270前後ダメージを受けるので注意。
それ以外の攻撃は耐性装備で軽減できるものばかりなので、そこまで警戒する必要はない。
前述の通り単体でしか出現しないので、全員で畳み掛ければさほど苦戦はしないだろう。
PSI耐性は下位種と同じで、PKファイアー・PKフリーズ・さいみんじゅつに耐性を持つが、PKフラッシュとパラライシスが比較的有効。
倒すと超低確率でネスの武器の一つ「ガッツのバット」を落とす。
攻撃力は此処で手に入る「でんせつのバット」より10低いが、代わりにガッツが127も上がるというとんでもない代物。
しかし、クラーケンバイオ自体、ここでまれにしか出ないという狩りづらさから、入手難易度はあの「おうじゃのつるぎ」をも上回る。
- やどかりデビル
HP774 PP60 OF158 DF192 SP45 LK32
スリークのボス「ばけテント」の上位種。オレンジ色の口に薄紫の目玉と牙という不気味な配色。
毒の牙で毒に冒してくる他、さいみんじゅつαやジェフのアイテムのシールドキラーを使ってくることもある。また、噛みつかれるとダイヤ状態になることも。
毒の牙のダメージと毒の追加効果がやや怖いが、せいぜいその程度であり強敵ではない。
さいみんじゅつαやダイヤ状態にする噛みつきは頻度が少なく、シールドキラーに至っては完全にサービス行動。
何より単体でしか出現しないため、全員で畳み掛けるだけで割とあっさり倒せてしまう。
PSI耐性は下位種と同じで、PKファイアーが弱点。
一つ目のフロアでのみ出没する上、出現率がだいぶ低いため、一度も会敵せずにクリアした人は多い。
その為インパクトのある外見とは裏腹に影が薄く、肝心の実力も微妙と色んな意味で不遇な敵。
- さいごのスターマン
HP840 PP860 OF178 DF187 SP47 LK24
ストーンヘンジ基地のボス「DXスターマン」の上位種。ピンクの体に黄色の光沢という派手なカラーリング。二つ目以降のフロアで登場する。
ぞっとするような笑い(無駄行動)でターンを潰す事もあるが、PKスターストームαとΩ、ブレインショックΩ、
シールドβ、ヒーリングΩという多数のPSIを使いこなす驚愕の存在。
更にデフォルトでサイコシールドβがかかっており、こちらの攻撃PSIを跳ね返してくる。
ステータスも非常に高く、通常エンカウントする敵の中では作中最強といっても過言ではないだろう。
こちらのPSIはいずれも効果が薄いが、唯一さいみんじゅつだけはそこそこの確率で効く。
ある程度PP消費に目を瞑れるなら、ポーラのサイコシールドΩでPKスターストームの反射を狙うのが良い。
スターマン・センゾと組んで出た場合は尚更である。
ただし、センゾと違いこちらはランダムで行動するので、必ずスターストームを撃って来るとは限らない点には注意。
サイコシールドで無効化できないブレインショックΩを使われると面倒な事になるので、過信は禁物。
ブレインショック対策として「ダイヤのうでわ」を装備しておくといい。
いざという時はペンシルロケット20の使用や、倒すのを諦めて逃げる事も考慮に入れたい。
- じゅうそうびポーキー
HP2000 PP0 OF145 DF255 SP60 LK255
ネス! 驚いたか。 僕だよ、ポーキーだよ。 強い者の味方! ポーキーだよ。
みっともない姿になったな。 君たちがここまでやっと辿り着くことは「ちえのリンゴ」がちゃんと予言してたことさ。
‥‥でも「ちえのリンゴ」の予言どおりにはならないんだ。
君たちは、倒れる。
ギーグ様はもっと強い、もっと恐ろしいものになる。
何故かって? 僕さ‥‥僕が、このポーキー様が、ギーグ様に導かれてここに来たからさ。
このことは「ちえのリンゴ」も予言しちゃいなかったんだぜ。
‥‥もうギーグ様は、いや、ギーグは悪の化身‥‥なんかじゃないんだ。
ギーグ自身にもコントロールできない「悪」そのもの‥‥ 邪悪な力そのものになってしまったんだ。
その名の通り奇怪なマシンに乗って重装備したポーキー。
キャラクターとしての詳細はポーキーの項を参照。
最初の戦闘でギーグと共に戦闘に入る。いわばラスボスの前座。
戦闘面について クリックで開閉
強化攻撃の体当たりと突進のほか、とても臭いガスでオフェンスを下げてくる事もある。
強化攻撃のダメージが中々痛いので、回復はなるべくこまめに。
また、ガスで下げられたオフェンスは以降の戦いでも引き継がれてしまうので注意。
スピードが非常に高いため、攻撃を回避されることが多い。また、ペンシルロケット20を撃ち込んでも一撃では倒せない。
ディフェンスの値もカンストしているため、PKフリーズΩなどの攻撃PSIと合わせてHPを削っていくと良い。
また、ブレインショックに弱いという意外な弱点があり、変状態にさせれば攻撃の頻度を減らせる。
だが、彼にはブレインショックよりも致命的な弱点がある。それはパラライシス。
ブレインショックと違い必ず効くわけではないが、通りさえすればPSIの使えない彼はただの口うるさいブタと化する。
仮にもラスボスの片割れなのに…。
最初の戦闘では彼を倒せば自動的にギーグの第2形態に移行。以後は直接手出しはしてこないが、
戦闘不能になったわけではないようで、戦いの合間にネス達(と、それを操作するプレイヤー)に対して容赦のない罵声を浴びせてくる。
- ギーグ
HP???(2000) PP999(0) OF255 DF255(127) SP80 LK255
※HPの括弧内の値は第二形態のもの。
※正確には第二形態以外にはダメージを与える処理が行われないため無敵状態になっている。(HPは9999。)
戦闘面について クリックで開閉
最初の戦闘では、ネスの必殺PKであるPKキアイαとβをひたすら乱射してくる。
また、この形態の時はいかなる攻撃も通用せず、ダメージは全てパーティ内の誰かに跳ね返されてしまう。
前述の通りこの一戦はポーキーを倒せば終了する。
ギーグはPSI攻撃しか使ってこないので、サイコシールドΣを張って放置しておくのが得策である。
ちなみにサイコシールドΩだと二重に反射されるので使わないように。
攻撃PSIは全て無効(PKフラッシュ以外は反射)だが、ポーキーと同じく何故かブレインショックが弱点となっている。
こちらから使うことの滅多にないブレインショックΩの数少ない出番かもしれない。
また、この形態のみサイマグネットでPPを回復できるので、道中でPPを使いすぎた場合は試してみるのも良い。
ポーキーのHPを削りきると、彼はネス達を嘲笑しながら「悪魔のマシン」のスイッチを切る。
そして、世にもおぞましいギーグの真の姿があらわになる……。
お前たちは、すっかり英雄気取りでいるらしいけど、ギーグ様に刃向かうなんて8万年早いや!
大体、ギーグ様のお姿さえ見えないで戦ってるなんて、虚しいだろ! ハハハハ!
この姿を見たら、それだけで腰を抜かすぜ! ‥‥ほんっとに怖いんだから。
ちょっとだけ「悪魔のマシン」のスイッチを切って見せてやろうか! 驚けよ!
怖いだろ! 俺だって怖いよ。
ギーグはもう考えることすらできないし、自分が何をしているのかも、もう分からないんだ。
ギーグは自分の力のあまりの強さで、自分の人格さえ破壊してしまったのさ。
とんでもない力の大バカ野郎さ! ギーグは!
けっけっけっ! ネス。
エサになれよ‥‥ギーグの!
文字通り名状し難い姿となった第2形態のギーグは、正体不明の攻撃でこちらを攻めてくる。
攻撃には3種類のパターンがあり、PKサンダーβと同じ効果・全員にPKフリーズαの効果・PKフラッシュΩと同じ効果のいずれか。
1つ目の効果はHPが減っていなければさほど警戒する必要はない。
フランクリンバッジがあれば跳ね返す事もできるので、ポーラかネスのどちらかといった重要キャラに持たせておこう。
2つ目の効果は素の威力は1つ目の効果よりも大きいが、耐性装備があればダメージを軽減できる。
ただし、一定確率で体が固まって1ターン行動不能になるので注意。
3つ目の効果は耐性装備があれば無害だが、無い場合は様々な状態異常を受けるので危険。
特に耐性装備を付けられないプーは最悪これだけで即死する事もあるので要注意。
この形態になると、それまで通らなかった攻撃が通るようになる。
ポーラにはPKフリーズΩ、ジェフにはスーパーバズーカを使わせ、積極的にダメージを与えていこう。
この形態を倒した後も戦いは続くので、ネスとプーは回復と通常攻撃だけをさせたほうが良い。
また、前述の通り第1形態では有効だったサイマグネットはこれ以降は逆に無効となる。
PSIは相変わらずブレインショックが有効だが、攻撃によって状態異常が解けることもあるので注意。
また、ジェフのペンシルロケット20は効かないので使わないように。
ただし、キャンディバグ等でスピードを底上げしていれば通るようになる。というか、一撃で倒せてしまう。
キャンディバグがなくともルミネホールで手に入る「うさぎのおまもり」でスピードを上げる事でも当てる事ができる。
更に言うと、GBA版ではこの形態のギーグにアイテムの「どくへび」を使って毒に冒し、
その毒のダメージで倒すと、次の形態に移行せずにすべての戦闘が終了してしまうというバグがある。
感動やその他諸々が吹き飛ぶ事間違いナシなので、実行は自己責任で…。
この形態を倒すと再びポーキーが現れ、さっき以上に辛辣な言葉を投げかけてくる。
そして未だに倒れる様子の無いギーグは第3形態へと移行する……。
けっ けっ けっ けっ。 お前たちの力も、そんなもんで精一杯だろ。
この異次元空間に、正義の味方とやらはお前ら四人だけ‥‥。
誰にも知られず宇宙のゴミになって、消えるのを待つばかり‥‥。
くっー! 悲しい話だよ。 涙が出るね。
俺もドキドキしてるんだよ。 ‥‥怖くてさ。
この真っ暗闇に向かって、助けを呼んでみるかい。 ハハハハ。
ママーッ! って、叫んでみろよ。 ネス!
ママーッ! パパーッ! おしっこ漏れちゃいそうに怖いよう! ってか。
テレパシーでも何でも使えるもんなら、助けを呼んでみればいいさ。 弱虫毛虫の正義の味方さん!
だーれも、来ちゃくれないぞ。けっけっけっけっ‥‥。
早く楽になりなっ!
第3形態のギーグは行動こそ第2形態と変わらないが、その歪み始めた姿にはいくらダメージを与えても倒れる様子が無い。
それもそのはずで、彼は「あるもの」を使わないと絶対に倒せないのだ。
そのあるものとは……ポーラの「いのる」コマンド。
「いのる」といえばDQの「パルプンテ」の様なコマンドであり、恩恵をもたらす事もあれば災厄をもたらす事もあるもの。
普通ならまず使わないコマンドであり、そんなものが最後の切札になると初見で気付ける人はそうそう居ないだろう。
よく考えれば、直前のポーキーの台詞に「いのる」が攻略の鍵であることを示唆する内容が含まれているのだが…。
以降の攻撃は完全にポーラだけが頼りなので、他の3人はガードするか回復に徹しよう。
PSIの使えないジェフには、出来る限り回復アイテムを持たせておきたい。
また、それまでは有効かどうかが微妙だったプーのブレインショックも、この形態相手には役に立つ。
攻撃の頻度を減らせる上に、通常攻撃の必要がなくなるため状態異常が解けにくい。
1回目の祈りにはどせいさん達が応え、ギーグのディフェンスを不安定にする。
この時、255あったギーグのディフェンスが半分の127まで下がっている。
その後画面が数秒間暗転し、元に戻ったときにはギーグの姿がより一層禍々しい物に変化している。
2回目の祈りにはトンズラブラザーズが応え、わずかながらもギーグにダメージを与える。
その後も祈り続ける事でポーラの家族とポーラスター幼稚園の園児達、トニーとスノーウッド寄宿舎の学生達、
ランマの若い女、オネットのフランク、そしてネスの家族が祈りに応え、次々にダメージを与えていく。
初めは微々たる物だったダメージも、ネスの家族が祈りに応える頃には1000を超える。
この後ギーグはテレビの砂嵐の様な歪な姿に形を変え、BGMもほぼノイズに近い状態となる。
長い戦いも佳境に入り、いよいよ祈りを届ける相手が浮かばなくなったポーラ。
ここで「いのる」を使うとポーラの祈りは闇に吸い込まれてしまい、ダメージも入ることはない。
それでも諦めずに祈り続けると「ある人物」がその祈りに応える。
その人物とは……彼らの姿を画面越しに見守る人物。そう、プレイヤーである。
初めは文字が所々抜けているが、徐々に文字が揃っていき、最終的にプレイヤーの名前が現れる。
そして、最後の祈りによって驚異的なダメージを受けたギーグはついに倒されるのである。
ちなみに、この時のプレイヤー名はグミ族の村での一件を解決した後のグミ族村長との会話で決まる。
それを知らずに滅茶苦茶な名前を入力したりすると、せっかくの演出が台無しに…。
消滅寸前のギーグ。その目の前に三度ポーキーが現れる。ポーキーは去り際、ネスに言い残す……。
ネス! 僕は、今は、つまり、その、あえて逃げるような行動をとる。
何処かの時代に潜り込んで、ひとまず次のプランを練るつもりさ。
縁があったらまた会うさ。 シー ユー アゲイン!
ほんとにカッコイイのは、どっちかな!?
ネスたちの たたかいは おわった。
【ストーリー概要】
ギーグを追ってついに過去の最低国に乗り込んだネス達。
待ち構える強敵たちを倒しながら進むと、最深部で悪魔のマシンに身を隠すギーグを発見する。
そしてその傍らにはあの最悪の隣人ポーキーの姿も。
決戦の火蓋が切られギーグを攻撃するネス達だが、悪魔のマシンに阻まれ攻撃は届かない。
しかし、しばらくするとポーキーがマシンのスイッチを切り、ギーグの正体を明らかにする。
その姿はもはや生命という枠を越え、まるで怨念のような、実体のない姿だった。
スイッチを切ったことによりダメージは通るようにはなるものの、ギーグの力は一向に弱まる気配はない。
さらにギーグの攻撃は苛烈さを極め、その正体すらつかむことができない。
異常な空間のなかでの戦いによりネス達の精神は極限状態に陥る。
永遠にも続くと思われる孤独な戦いの中で、ネス達は藁にもすがる思いで祈り始める。
するとその思いは現代のアンドーナッツ博士とどせいさんたちに届いた。
その思いはギーグの力を低下させるが、決定打にはなり得ない。
それでもネス達は祈り続ける。
すると世界各地の人々がその思いに応えはじめる。
サマーズを訪れていたトンズラブラザーズ、ツーソンのポーラの両親と園児たち、ウィンターズのトニーと寮生たち、ランマに住む国民、オネットにいたフランク、そして大きな胸騒ぎを感じたネスの家族。
そしてネス達も知らない誰かの祈りも彼らに伝わる。
はじめは小さな力でしかなかった祈りも次第に大きくなっていき、ついにギーグを打ち破る。
ギーグの気配が消える瞬間、ポーキーが再び現れ意味深な発言を残し決戦の場を離れた。
そしてギーグは完全に消滅し、ネス達の戦いは終わった。
死闘の末ネス達のロボットとしての体は動かなくなってしまう。
しかしネス達の魂は身体を離れ、現代の自分たちの身体に戻っていく。
奇蹟のような出来事の連続だったが、ひとまず彼らの戦いは終わり各々自身の故郷に戻ることにし、互いに再会を約束する。
オネットの自宅へ戻ったネス。
家族の温かい出迎えを受け、写真屋から届いたというアルバムに目を通す。
そこには仲間とともに映る自分の姿が。
様々な経験を通じて成長した少年の物語は、ひとまずここでハッピーエンドを迎えることとなった。
その日の夜、ネスの家にあの頃のように下品なノックが響き渡る。
ネスが出ると、ポーキーの弟ピッキーがスタンプのないポーキーからの手紙を持って来た。
手紙には「ここまで おいで! おしりペンペーン」とだけ書かれていた。
ピッキー「・・・・どこにいるんだろう?」
【余談】
GBA版では過去から現代に戻るバグが存在する。やり方はギーグの部屋であなぬけネズミを使うというもの。
しかし、過去にいる扱いなので道具屋の看板が使えず、ロボット状態の判定のままなのでパパに電話すると「カゼでもひいているのか?」と言われる。
祈りのシーンに出る町に行くとBGMが祈りシーンの物になり、サマーズにはトンズラブラザーズがいる(話しても反応なし)。ネスの家ではエイトメロディーズのオルゴールアレンジBGMが流れる。
ガッツのバットやスターストームΩの持ち帰りも可能で、ネスの家での回復も出来、店も通常営業。
再びどせいさん村から過去にも行けるので進行に支障はなさそうであるが、展開ぶち壊しのバグなのでやる場合は自己責任で。
ネット上では「最低国/過去の最低国」の名称が使われることが多いが、攻略本などでは『時の彼方』という名前になっていることもあるため、人によっては通じない場合もある。
まあ、Wiki篭りすっかりたくましくなって。
いろいろ聞きたいこともいっぱいあるけど
帰ってきたそうそう質問攻めじゃうるさがられちゃうわね。
もし、自分の用事がぜーんぶ片付いたら
もう一回声をかけてちょうだい。
さっき立て主さんが項目を届けてくれたのよ。
一緒に追記・修正したいから。
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,23)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- 完走乙。最終決戦でのメタフィクション的演出は当時としては斬新だったと思う -- 名無しさん (2016-08-01 01:36:10)
- 地表から見て一番低いところにあるから最低国なんだっけ? -- 名無しさん (2016-08-01 01:46:50)
- 敵のデータを勝手に纏めていた者だが、もう少し時間がかかりそう。しばし待たれよ。 -- 名無しさん (2016-08-01 01:52:34)
- 道中のスターマンは今もトラウマ…。 -- 名無しさん (2016-08-01 01:54:53)
- ポーキーがペンシルロケット20でもあまりダメージくらわないのはディフェンスじゃなくてスピードが高いため。ペンシルロケットはジェフのスピードの高さに威力が依存するため、ジェフのスピードを100越えにしとけば普通に2000超のダメージが入る。対ギーグも同様 -- 名無しさん (2016-08-01 06:43:58)
- 毒へびで倒したいのならくれぐれもフランクリンバッヂは持っていかないように -- 名無しさん (2016-08-01 06:46:06)
- ド直球なネーミングで記憶に残るラストダンジョン -- 名無しさん (2016-08-01 07:17:43)
- 前はマジカントって、これじゃまるでマジカントが最低国に変化したかのような書き方だな -- 名無しさん (2016-08-01 07:19:04)
- ポーキーがいなかったら悪魔のマシンのスイッチが切られないから勝てなかったかもな -- 名無しさん (2016-08-01 11:15:38)
- 完走おつかれさん 見てるだけだったけど感慨深いものがあるね -- 名無しさん (2016-08-01 19:00:46)
- やどかりデビルって何処らへんがやどかりなのかずっと気になって仕方ない -- 名無しさん (2016-08-01 19:31:17)
- 生きたまま過去へ招待されたポーキーはこの時点で死なない身体に… -- 名無しさん (2016-08-01 19:38:56)
- キャンディバグでドーピングした状態でせっかくゲットしたガtッツのバットsぴびしたらガッツがカンストして9にまで下がってげんなりした -- 名無しさん (2016-08-02 08:26:48)
- ポーキーがこの後MOTHER3に至ると思うと悲しい・・・ -- 名無しさん (2016-08-03 20:46:47)
- 一部の攻略本では「時の彼方」とも呼ばれている。むしろ自分が最初に目にした地名がそうだったので「過去の最低国」という名称に違和感があった -- 名無しさん (2016-08-03 22:13:31)
- 今聴いても怖いBGMだ・・・ -- 名無しさん (2016-08-03 22:20:00)
- 自分が見た攻略本では「過去の洞窟」だった。うぃきぺ見ると”Cave of the Past”との表記もあり、諸訳あるとか -- 名無しさん (2016-08-03 23:22:34)
- 地底大陸より低い場所にあるってことは地球の中心なんだろうか? -- 名無しさん (2016-08-04 10:30:30)
- 最低国という呼び名はデバッグ画面とかにあったような -- 名無しさん (2016-08-04 17:13:07)
- 自分の持ってる攻略本では過去の最低国だった。アドバンス版の攻略本だけど -- 名無しさん (2016-08-04 17:30:50)
- 「過去の」最低国とあるが、いったいどれだけひどければ大昔にあんな白色の環境になるのやら -- 名無しさん (2016-08-05 11:53:23)
- ここと3のラスダンが似ているから、3の封印されたドラゴンは 力を殆ど失ったギーグがマジプシーに封印されたものとか妄想してたw マジプシーは一万年以上生きてるみたいだから過去にいるギーグとも 出会ってても不思議じゃないし -- 名無しさん (2016-08-05 13:01:34)
- 現代にも残る謎のオブジェは何なんだろう? -- 名無しさん (2016-08-09 00:10:24)
- ↑現代と過去で大きさ違う(過去<現代)から何かの植物だろうかね。 -- 名無しさん (2017-01-03 20:53:14)
- てかバグで倒せるんかい! 今知ってわ -- 名無しさん (2017-03-02 17:48:41)
- ネスたちが最後に復活できた理由、ロボットが現代まで完全に朽ちずに残っていたから…なんて説があったな。 -- 名無しさん (2017-03-02 18:28:34)
- 現代の最低国のBgmha -- 名無しさん (2018-03-04 15:05:07)
- BGMはフランス国家のサンプリングらしいが問題にならないのだろうか。 -- 名無しさん (2018-03-04 15:05:42)
- 「ポーキーはロボット化していない~」って記述あるけどポーキーがスペーストンネルを使ったのは空間移動のためだけだろうから初期型の方がスペック上という推測は無理がある気がする -- 名無しさん (2018-11-22 18:14:23)
- ↑スペーストンネル3は生命体の転送ができないからロボ化の話になったわけで、初期型(「~1」)は生命体を時空間転送可能(副作用は未知数)ってことかと。ポーキーが生命体じゃないならアレだけど。 -- 名無しさん (2018-11-22 20:48:49)
- MOTHER2知らずに名前聞いた時、エルネスト・フォルトゥナートやミスト・レックスやポーキー・ミンチみたいな国民ばっかのひっでえ国と勘違いしてた -- 名無しさん (2019-01-12 23:05:48)
- ↑4自分はずっとAll You Need Is Loveのイントロだと思ってた -- 名無しさん (2019-07-13 21:55:15)
- 「お おまー あっ あ あほやろー」 -- 名無しさん (2020-08-26 04:32:00)
- ↑2 正解、ソース:https://youtu.be/E_oc9Ypcb2Q -- 名無しさん (2020-10-20 18:31:23)
- タコはマジックトリフを盗むのが厄介だよな。他は高いものを揃えられてもこれだけはどうにもならん。 -- 名無しさん (2022-04-12 22:42:09)
- やっとのことで習得したスターストームΩを当たり前のように反射してくるさいごのスターマンさんマジ鬼畜 -- 名無しさん (2022-10-29 12:20:06)
- 字面から何か最低なことでもしたのかと思った・・・ -- 名無しさん (2023-03-12 11:09:38)
#comment
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧