クローム(AC)

ページ名:クローム_AC_

登録日:2016/05/30 Mon 18:57:49
更新日:2024/01/23 Tue 13:40:42NEW!
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ac アーマード・コア 企業 腹黒 ブラック企業 変態企業の始祖 ac企業項目 架空の企業



クロームとは、プレイステーション用ソフト
アーマードコア(以下、初代AC)』
アーマードコア プロジェクトファンタズマ(以下、PP)』
アーマードコア マスターオブアリーナ(以下、MOA)』に登場する企業である。





◆概要
地下複合都市アイザック・シティに本社を置く巨大複合企業であり、大破壊後の地下都市開発計画『百年計画』の中心となっている組織。


初代ACシリーズ登場の企業で最大規模を誇り、事業内容も自動車・航空・船舶から生活・食品、宇宙開発や兵器製造と極めて多岐に渡っている。
グループ会社の数はざっと20ほどで、完全なピラミッド型のコンツェルンタイプの大企業。


大破壊前から設立されているためにその歴史は古く、社会の大半がクロームに依存していたこともあってか
プライドが高くかなり強気な姿勢であり、クロームによる地下世界の独占支配を公言しているほど。
本社ビルの前には警護としてレイヴンを雇っており、自社の力と威圧をアピールしている。


自社の利益と支配権強化のためには手段を選ばず、自作自演によってレイヴンに都市を襲撃させたり、
子会社に開発させた生物兵器を都市に放たせたりと、えげつないことまでしでかす辺りはやはりACの企業である。


そのために毎回、シティガード達が苦労させられる破目になるわけである…。


その強引な姿勢から反発を抱く企業も多く、企業体連合が解体される原因となった。
特に二大企業の片割れであるムラクモ・ミレニアムとは明確に対立しており、鎬を削り合っている。



ただし、やり口そのものは強引ではあるが支配下にあった地下都市の福祉制度や生活環境、住民への配慮・待遇などはとても充実していたという意外な一面があり、あくまで自社の利益と信用のためとはいえ、実際に一般人の車両が普通に通りかかるミッションでは「一般車両の安全を考えろ」と注意もしていた。


2シリーズの地球政府が地上都市を復興させる際にはクロームの福祉制度をモデルとして採用したほどである。


同じ腹黒企業と同類なのに、4シリーズのパックスエコノミカとは雲泥の差である…。



ちなみにNXで明かされたが、企業の代表者はかなり渋いダンディな声の持ち主。



◆主なグループ会社・関連組織


●ケミカルダイン
クロームの子会社の一つである生化学系メーカー。クロームと提携して合成食品を生産するC&Cフーズという会社を設立している。
このため地下世界ではかなり重要視されている一方で企業としての評判はあまり良くないようで、裏ではやばい薬物や実験をしているのではないかという黒い噂もある。


……実際にそれは当たっており、裏ではムラクモほどではないが強化人間の研究を行っている他、生体兵器の研究を行っているという変態的企業であった。



●R&Gインダストリー
クロームの子会社の一つ。宇宙開発関係の事業の他、海上開発も手がけている。
潜水艦を保有しており、海上の資源採掘施設を軍事施設に改造したりしていた。



●クロームマスターアームズ
クロームの子会社の一つで兵器開発を手掛けている。同社のMTやブランドAC、AC用パーツなどはこの会社が作っている。
クローム製のMTやACは全体的に直線的で無骨なデザインであるのが特徴。



●イミネントストーム
アイザックシティを中心に破壊活動を行うテロリスト集団であり、かなり武闘派で名高い存在である。
「人類の地下世界からの解放」を標榜としているが実際はクロームの下部組織にして実働部隊であり、非合法活動やムラクモへの攻撃を行っていた。


一応、クロームの下部組織であることを隠すためかムラクモ製のMTなども使用している。



●ウェンズデイ機関
元はムラクモの下部組織であったが、クロームとも一定のパイプで繋がっており、技術提供を行っている。


このために同社のカスタムAC・ヴィクセンがスティンガーの愛機として渡った。




◆主な戦力・兵器



●ウォリアーバグ/センチュリオンバグ
変態企業の始祖、ケミカルダインが極秘裏に開発していたACシリーズ恒例、生体兵器の元祖。
ノッペリとしたアリのようなクモのような外見をしている。
クチャクチャとグロテスクな音を立てており、口からはビームを吐く。


ウォリアーバグはいわゆる子供であり、こいつらを生み出す女王がセンチュリオンバグと呼ばれる大型である。



●スウィフト/スパイトフル
クロームマスターアームズ製の青い量産型AC。
とはいっても、実際はプレイヤーも組めるパーツを流用したものに過ぎない。見た目はワイルドキャットの青バージョン。


どちらもフレームは同じ機体構成で区別がつかなそうに見えるが武装は異なっており、スパイトフルはブレードを装備して迷彩塗装が施されている。
また、スウィフトはプレイヤーのACよりも一回りでかい。



●ヴェノム/ヴィクセン
同じくクロームマスターアームズ製の高級量産型ACで、長い腕が特徴。


ヴィクセンはヴェノムをベースにしたエリート用カスタムAC。
詳細はこちらを参照。


ちなみにヴェノム自体はゲームに未登場。ただし、ライトニングという似たような人型MTが存在する。



●CHAOSシリーズ
クロームがムラクモに対抗して開発していた最新の無人型AC。
量産型のハリアーとそれらを指揮する上位機のハンターが存在し、パイロットを考慮しない設計なのでかなり高次元な機動性を誇っている。


戦闘状況に対して能動的に判断し臨機応変にな戦略・戦術が行えるAIが搭載されており、
1機のハンターで10機分のハリアーを指揮することが可能とされている。


ところが小説版ではとんだ無能ぶりを発揮していた…。



●デヴァステイター
クロームが極秘裏に開発していたACシリーズ恒例の巨大兵器の元祖。
その大きさたるや実にACの数倍であり、しかも巨体の反してAC以上の機動力を誇る。
武装もグレネード、ミサイル、レーザー、マシンガンと極めて重武装であり、まさに鬼に金棒。


追い詰められたクロームの最後の切り札であり、こいつが本格的に武力制圧に乗り出したら地下都市の住民にとっては恐怖そのものだっただろう。




※末路


ムラクモルートにストーリーが分岐した場合、ケミカルダインの生体兵器がムラクモに雇われたレイヴンにより解放され、街に溢れさせてしまい、ケミカルダインと生物兵器開発の関係と実態が公にされたことでクロームは社会的信用を完全に失墜してしまう。


もはや地下世界における経済的・社会的な支配権を維持することが困難となったクロームは、なりふり構わない強行手段に出てくるようになる。


イミネントストームに都市のエアクリーナーを占拠させてムラクモを即時解体しろと脅迫した挙句、ついにはCHAOSシリーズを筆頭にした軍事クーデターにまで踏みきった。


それでもムラクモと主人公に返り討ちにされてしまい、瓦解。クローム残党は最後の切り札の巨大兵器・デヴァステイターによって支配権を取り戻そうと悪あがきを見せるも、結局は敗退する。


文字通りに『秩序を破壊する』存在と化したクロームは解体されることになり、残った資産も全てムラクモに吸収される結果となった。


これで二大企業による不毛な企業間紛争は終わった……かと思いきや、その後釜として新興企業のバージュ社が都合よく現れ、
結局の所クロームがムラクモに、ムラクモがバージュになるという無限ループを繰り返すだけだった。


まるで何者かが崩れかかった世界のパワーバランスを修正し維持しようとするように、企業間の紛争は永遠に続く…。




◆続編
正統続編となるARMORED CORE 2(AC2) でもクローム社は言及されており、初代ACの戦乱「大深度戦争」ではイレギュラーの存在もありムラクモ共々、戦争初期共倒れした模様。
しかし、大深度戦争が終結すると旧クローム系企業はエネルギー企業セプテムを中心に再編され、エムロード社として再結集する。強気な経営姿勢等はまさにクローム社の後継である。



「ムラクモ社と、新興のバージュ社とのシェア争いはさらに激化する傾向にあり、今後の動向に注目が集まって……」


ガシャンッ!! パリーンッ!!


「何も変わらないのかよ……結局」



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  • ここの兵器はどれもイカス。カオス系やヴィクセン系列のテナガザル系デザインは特にすばらしい。 -- 名無しさん (2016-05-30 19:17:36)
  • ムラクモよりこっちのほうが好きだった -- 名無しさん (2016-05-30 19:39:28)
  • そして、本当の終わりが始まる…。この場面覚えてるは -- 名無しさん (2016-05-30 22:24:20)

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