6月の花嫁殺人事件(名探偵コナン)

ページ名:6月の花嫁殺人事件_名探偵コナン_

登録日:2015/05/26 Tue 21:31:54
更新日:2024/04/13 Sat 17:34:59NEW!
所要時間:約 19 分で読めます



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そうか…


あいつか…


先生のドレスを血まみれにしたのは…



あのヤローか!!!



『6月の花嫁殺人事件』は、『名探偵コナン』において、かつて江戸川コナンが解決した事件のうちの一件。
単行本第8巻に収録されている。テレビアニメでは第18話として1996年6月3日に放送され、2010年6月12日にはデジタルリマスター版として再放送された。



●目次


以下、ネタバレにご注意ください。


【あらすじ】

蘭たちの中学校3年間の担任であった松本小百合が結婚することになり、結婚式が執り行われる教会に来たコナン・蘭・園子。
かつて、コナンは新一の時に小百合に散々目の敵にされ、彼女に好印象を持っていなかった。
しかし、花嫁姿の小百合はコナンも「きれい」と認めるほど美しく着飾っていた。


その後、小百合の友人、父親、教え子、花婿が次々と訪れ、そろそろ結婚式が始まるためコナンたちが花嫁控室を後にしようとした時に、花嫁控室内で変な音が聞こえた。
小百合の事が心配になりコナンたちは花嫁控室に入ると、そこには血を吐いて倒れている小百合の姿があった。
コナンは急いで蘭に救急車を呼ぶように指示をして、コナンも小百合の応急処置を行ったが、小百合は意識不明のまま救急車で運ばれることになった。
はたして、小百合は助かるのか、そして小百合を毒殺しようとした犯人は誰なのか…?



【事件関係者】

  • 松本小百合(まつもと さゆり)

CV:岡本麻弥
元帝丹中学校音楽教師。27歳。
中学の3年間、蘭たちの担任で音楽教師であった。ウェディングドレス姿は、彼女を毛嫌いしていたコナンですら見惚れるほどの美しさ。
レモンティーが好きで、結婚式当日はもちろん、授業中まで飲んでいたらしい。
コナンと2人になったとき、新一にそっくりなコナンに、初恋の思い出などを話し始める。
「この顔見てるといじめたくなっちゃうのよねー!!」と、新一のことは「初恋の人にそっくりだから」という理由でからかっていた模様。
レモンティーに混入された毒で血を吐いて倒れて救急車で運ばれ、生死の境を彷徨うことになる。

  • 竹中一美(たけなか かずみ)

CV:高乃麗
小百合の大学時代の友人。27歳。
サバサバして世話好きな性格。小百合曰く「悪友」。
新郎の高杉とはかつて恋人同士だったらしい。
余談だが、後に放映されたアニメオリジナルエピソード『小五郎のデート殺人事件』の被害者の名前は彼女と読みが同じで一字違いの「竹中和美」である。

  • 松本清長(まつもと きよなが)

CV:加藤精三
小百合の父で警視庁捜査一課の警視。54歳。
怖い顔つきで一見ヤクザに見えるが、決して悪人ではなく、自分も花嫁の部屋に出入りした1人だ(から容疑者になるのでは)というコナンの指摘に対し、諫めようとする目暮を制止、怒りもせず肯定している。
小五郎の元上司でもあり、彼(実際はコナン)が事件を解決する度に肩身が狭い思いをしているらしい。
この期に及んで娘の結婚相手に難色を示すなど、結構往生際が悪い。
実は意外な過去が…?
なぜか、毒が入っていた缶からは、触っていたはずの彼の指紋が出なかった。
名前の由来は作家の「松本清張」からだと思われる。

  • 梅宮淳司(うめみや あつし)

CV:松本大
蘭と園子の一学年上。帝丹中学の元生徒会長であり、元音楽部の部長。18歳。
小百合にぞっこんだったらしく、卒業式ではギター弾きながら「先生との別れの歌」を歌い(ここまではアニメではカットされている)、今回はバラの花束をプレゼントした。
毒が入っていた缶を触っていたはずが指紋が出なかった1人。
コナン曰く「キザなヤロー」。

  • 高杉俊彦(たかすぎ としひこ)

CV:水島裕(放送時は水島裕允)
花婿。28歳。
高杉グループの跡取り息子で、園子と知り合いらしい。
園子曰く「優柔不断で頼りない」「高杉グループは彼の代で終わりと評判」。
過去に、ある女の子にレモンティーをあげていたことがあるらしいが…。
余談だが、高杉を演じた水島裕は一時期「水島裕允*1」の名義で活動しており、本作でのキャスト表記では水島裕允名義になっている。



【レギュラー陣】

  • 江戸川コナン

ご存知主人公。
音痴だったことで3年間、小百合に目の敵にされており、小百合にいい感情を持っていなかった。
今回、「物好きな結婚相手の顔が見たい」という理由で結婚式に参加している。
控室では、新一にそっくりなことを小百合に見抜かれ、さらに小百合が自分をいじめていた本当の理由を知ることになる。
その後起こったこの事件について少し感情的になっている事から、コナン(新一)は内心では彼女を完全に嫌っているわけではなかったかのかもしれない。

  • 毛利蘭

ご存知蘭姉ちゃん。
園子と共にビデオ係。
初対面の松本警視を小百合の父だと気付かず、危うくやっつけるところだった。

  • 鈴木園子

ご存知蘭の親友。
蘭と共にビデオ係。
小百合と同じくレモンティーを飲んだが、それをたまたま置いて行ったことが意外なヒントになる。

  • 目暮十三

ご存知警部殿。
上司の娘だということで、結婚式に出席していた。
当初、松本を容疑者から外そうとするも、本人に止められた。
逆に、蘭や園子はおろか、当初は小1のコナンまで容疑者に数えており*2、身内贔屓と言われても仕方ないことをしている。コナンまで数に入れるくらいなら、いくら被害者の父親で警察官(しかも自分の上司)でも、出入りした1人である松本を外すべきでは絶対になかったろう。
…松本も松本で、コナンが指摘する前に「自分も入れて7人だ」と自ら言うべきだったが。
(ちなみに、少なくとも蘭とコナンは問題の缶に1度も触れていないので、最初から犯行は不可能なのだが、彼もコナンも、なぜかそこには全く触れない。)



【以下、事件の真相…さらなるネタバレにご注意ください】






















あんたにも味わわせてやりたかったんだよ…


20年前にオレが味わった思いをなあ!!!


  • 高杉俊彦

今回の事件の犯人。
毒と溶けかけのカプセルを別々にレモンティーに入れることで、犯行時間を錯覚させ、容疑者から外れようとした。
しかし、たまたま同じレモンティーを飲んでいた園子が、蘭とともにビデオの電池を買いに行く際、小百合と同じテーブルのより手前の位置に缶を置き、さらに小百合がそれを自分の缶と間違えて取ってしまったために、園子と小百合本人以外で毒を入れるチャンスがあった唯一の人間*3になってしまい、犯行が露呈した(事前に触っていたはずの松本警視と梅宮の指紋が毒入りの缶から出なかったのはそのため)なお、缶が入れ替わった事実は、映像の缶のラベルの向きが変わっていたことで立証された。


動機は復讐。20年前に母親と路上を歩いていた際、松本に追われて逃げていた連続殺人犯の車が突っ込んできて、母親が撥ねられてしまう。その後、病院まで運んでほしいと松本に頼むが相手にされず、母親はその場で死亡。そして松本への恨みを抱いたまま高杉家の養子として暮らすこととなる。
そして7年前。一美が連れてきた小百合と出会い、彼女が松本の娘だと知ると、忘れかけていた復讐の炎が再燃。大切な人を失った悲しみを松本にも味わわせようと、彼女を殺す計画を立てた。
真相が明らかになると自棄になって小百合のことを「どうせ高杉家の財産に目がくらんだんだろーけどな」と吐き捨てるが、一美からある事実を聞かされて愕然としてしまう。


境遇に同情できなくはないが、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の感覚で何の罪もない娘の小百合を手にかけようとしたことは、流石に擁護しがたい。

  • 竹中一美

犯人が高杉だと知り、自暴自棄になって失言までやらかした彼に一発ビンタをかました後、小百合が高杉の素性を知り、罪の意識を感じていたこと、高杉が小百合の初恋の人だったことをぶちまける。
実は彼女は、高杉が初恋の人と似ていると余りにもうるさい小百合のために調査を行い、彼が本当に彼女の初恋の人そのものだったことを突き止めてしまう(彼女がこのことを教えたため、小百合は高杉の素性を知ることができた*4)。
ここまでいろいろなことを知りながら、2人を黙って見ているしか道がなかった彼女。
理由が理由なので下手な口出しができなかったのであろう。
彼女もまた、悩み苦しんでいたのかもしれない。

  • 松本清長

この事件のきっかけを作ってしまった、ある意味元凶。
とはいえ、高杉の母親を見殺しにしてしまったのは事実だが、犯人を追うことを第一に考えて巻き込まれた人間を故意に見捨てた、というような冷徹なものではなかった。理由はいたってシンプルで、犯人の車の影に隠れていたせいで、高杉の母親が倒れているのが見えなかったためであった。
犯人は目の前を逃げている最中であり、確認している余裕がなかった面もあったと思われる。
とはいえ、泣きながら母の救助を求める高杉がいたのであるから、確認くらいはできたはずである。
確認もせずに頭ごなしに高杉を怒鳴りつけ、結果として母親を死なせたのは、不注意と言われてもやむをえないであろう*5


しかも、その後母親の件を知って訪ねたら引っ越していたとは言うものの、逆に言えば引っ越した後になるまで高杉を訪ねなかった。
犯人が運転中に母親を交通事故で死なせている(交通事故も立派な犯罪である)以上、現場で一部始終を見ていた高杉は重要な目撃者・証人であり、すぐに松本以外の警察官から事情聴取を受けたはずであるし、例えすぐに引っ越したとしても居場所は把握される。
従って警察が高杉から事情聴取すらしない不手際をしたか、松本が訪問を後回しにしていたのでない限り「引っ越すまで訪ねない」ことはあり得ない*6
これでは、誠意としても十分であったかは疑問符が付く。
この辺は作者の考証ミスの可能性も高いが。


とはいえ、彼自身も、事情を知ってすぐ謝罪に向かったり、今回高杉に言われてすぐ20年前のことを思い出すなど、不十分なりに負い目を感じていたのは間違い無いだろう。
真相を知り、「どうしてワシを殺さなかったんだ!?」と高杉に詰め寄ったが、先述のようにあくまでも高杉の目的は「あの時の自分と同じ目に合わせること」であり、実際に(かなり冷めた表情で)言及している。
彼を以てしても図りきれなかったほど、高杉の恨みは深かったのである。


なお、小百合が現に倒れた際にも「自分は真相解明の義務がある」として病院にも行かず、冷徹な対応を見せていた。
もっとも、職務に忠実なのは悪いことではないし、病院に行ったところでできることがある訳でもないのも事実。娘に対する愛情は確かにあるので、感情表現が得意ではないだけかもしれない。
ただ、事件も彼の冷徹すぎる対応が原因とも言えるだけにやるせない。
『名探偵コナンの推理ミス2』では、小百合が自殺に近い対応を選んだのはそんな父との関係も原因なのでは?と言う仮説も立てられている。
なお、原作では高杉が「てめーが覚えてるわけねーよな」と言って、松本が「まさか…」と思い出したような素振りを見せる、というやりとりがあったが、アニメではカットされている。


ちなみに、この動機については捜査中に一切のヒントが与えられない(しいて言えば、松本の冷徹すぎる対応に共通点があるという程度)ため、動機を見抜けた人はほとんどいないだろう*7


松本小百合
高杉を一目見た際に彼が20年前の初恋の少年に似ていると気づき、一美に頼んで素性を調べ上げてもらっていた。
その中で父親が捜査中の事故に巻き込み、彼の母親がそのせいで死んだ事も知りながら、それでもなおプロポーズを受けた。
高杉が復讐のために近づいていた事も承知しつつ、彼が自分達親子を許してくれる方法に悩んでいた。
高杉がレモンティーに毒を入れていたのを見ていたらしく、彼の恨みを晴らさせてあげるためか、あえて飲んだとされる。
そうだとしたら、この行いについては、気高い自己犠牲で高杉の願いを叶えてあげたとみるべきか、高杉を犯罪者にした責任があるとみるべきか…。
いろいろな意見があるだろう。

  • 鈴木園子

小五郎が不在の為、探偵役をやらされる。
加えて前述の通り、彼女がたまたま飲んでいた缶が小百合のものとすり替わったことが犯人特定の決め手となった。


なお、原作のこの事件は『山荘包帯男殺人事件(5巻収録)』の後の為、迷うことなく園子を探偵役にしているが、アニメではこちらが先に放送された為、何の躊躇いもなく園子を狙い撃つコナンにかなり違和感がある。
また、麻酔銃誤射の件も後に放送する『山荘包帯男』でそのまま使われるので余計に奇妙である。

  • 江戸川コナン

小百合に対して、新一の時に目の敵の様な扱いでイジメられていた為、最初はいい感情を持っていなかったものの、小百合の真意を知ったためか、毒を盛った高杉に対しては非常に怒りを感じており、


(あのヤローか!!!)*8


と静かにキレていた。
高杉と同じく、小百合が毒のことを知りながら飲んだと推測した。



【以下、さらなるネタバレ】




真相発覚後、駆けつけた警官から知らせが告げられた。






















小百合が一命を取り留めたのだ。











喜ぶ一同の傍で涙を流す高杉。
もしも小百合が本当に死んでいたら、間違いなくその場か逮捕後に自殺していただろう。



そして2ヶ月後、退院した小百合の口から、「あれは私が勝手に飲んだ」と高杉を擁護する言葉が聞かれた。
推測通り、毒入りであることを知りながらレモンティーを飲んだのはほぼ間違いないだろう。
経緯や具体的罪状は不明だが、高杉の罪も軽くなったらしい。
刑法で考えると、殺人罪の故意で同意殺人(未遂)罪を犯したことになるが、この場合は同意殺人未遂罪(懲役3月~7年)となる。


そして退院祝いに、また小百合はレモンティーを買うのであった。




もちろんめでたい結末なのだが、「殺人事件」とついている以上、これはタイトル詐欺だろう。
ちなみに、原作でも最終章が「殺しの理由」となっており、タイトル詐欺はアニメだけの問題ではない。
(もっとも、原作では「●●殺人事件」と冠しておらず、被害者の生存が判明したのは最後になってからなので、かなりギリギリなところだが) 


なお、レモンティーを飲む直前に「心配ないわ、すぐ行くから」と言っているが、
毒と分かって飲んでいたとするとこの台詞の意味も違っていた可能性がある。




【以下、本当に最後のネタバレ】





















なんと



小百合は3年後に高杉と結婚するのである。




まさかの未来描写、そして殺人未遂の被害者と加害者の結婚という結末に驚いた読者も多いであろう。


高杉は3年で出所できる程度の罪とされたのか*9。罪状や世間への公表はどうなったのか。
どのような経緯でこの2人が最終的に結婚することになったのか。
前科者との結婚について障害はなかったのか。
いろいろなことが疑問になる人もいるだろう。
20年前から3年後に至るまで、裏側にものすごいドラマがありそうなので、ぜひ舞台裏を知りたくなる話である。


ちなみに、3年後の結婚式の写真には、松本警視も写っている。
きっとこの事件を通じて和解し、出所した時に晴れて小百合との結婚も認めてもらったのだろう。
ただ、松本警視は物凄く複雑な心境が思いっ切り顔に出ており、未だに晴れぬ葛藤を抱え込んでいたのは容易に想像できる。
そりゃまあ、高杉に対しては負い目と一緒に娘を殺されかけたことへの怒りも抱いているわけなので仕方ないんだけどね…。


【余談】

小百合先生は今に至るまで本人の再登場はないが、映画『漆黒の追跡者』で名前だけがちらっと登場する。
あの映画は七夕の時期なので、この事件から日は経っておらず、まだ入院中なのであろう。
そんな時系列や裏事情を考えながら映画を見るのもいいかもしれない。
しかし、原作には事件が6月だという記述はなく、2ヶ月後の退院後の場面で皆長袖着用なので、放送された時期もあってアニメでは「6月」が追加されたのかもしれない。


小百合先生について、アニメでは最初に「オレや蘭の中学の時の担任」という説明があるが、原作では園子が「中学の3年間ずっと私たちの担任だった」と説明しているだけである。


後に64巻『初恋の傷跡~古き傷跡と刑事の魂』で松本警視(当時は警部補)が20年前に連続殺人犯を追っていたことが明らかとなるので、一部では今回の事件と何か関係があったんじゃないかと考えられたりしている。
しかし、64巻で松本が追っていた殺人犯は、彼を襲った後で5年間行方をくらましている。
今回で登場した殺人犯を追っていた時には既に顔に傷があったので、この2件は無関係と考えたほうが妥当であろう(今回登場した殺人犯と自分の顔に傷をつけた殺人犯を取り違えて追っていたという可能性もあるが)。


ちなみに、高杉が犯行に使った毒は工業用薬品であり、石鹸の材料としてもそこそこ有名で極稀に食品添加物としても使用される「苛性ソーダ」(正式名称は水酸化ナトリウムで、理科の実験でもおなじみである)。
微妙に美味しそうな名前と裏腹にとんでもない劇薬で、相当な毒性がある上にアルミなどの特定の金属に対しても結構な腐食作用を持つ(食品添加物として使用された場合、加熱処理の際に分解されて無害な別の物質に代わる為、一応問題はない)。
ただしプラスチックには反応しないため、コナンはレモンティーの缶の飲み口が腐食していたのにストローが無事だったことから、一発で苛性ソーダであることに気付いた。
コナンによる応急処置の仕方は「タンパク質を多く含んだ液体(牛乳)で口の中を洗浄させる」というもの。
状況的にこれが最善で、実際に小百合が一命を取り留めたのもこの方法(を実行したコナン)のおかげである。
ちなみにアニメでは、応急処置の件やそれに関わるセリフは全てカットされている。(ちなみに、コナンが最初に使ったウーロン茶も、もらうシーン自体がカットされている)


NHK系列の料理番組『グレーテルのかまど』の2021年5月3日放送分において、「名探偵コナンのレモンパイ」というテーマでレモンパイが関わる『初恋の人想い出事件』が取り上げられた。この回では、テーマであるレモンパイに関連し、お菓子が関わるエピソードとして『毒と幻のデザイン』、及びレモンが関わるエピソードとしてこの話も少し紹介されている。


本作はタイトルと違って花嫁殺人未遂事件だったが、アニメオリジナルエピソードである『披露宴と二つの銃声』や『死が二人を分かつまで』では花嫁殺人事件が発生している。



追記・修正はレモンティーを飲みながらお願いします。

*1 読みは同じ
*2 コナンまでちゃんと見て「君達6人なら誰でも可能だった」と発言している。松本も入るとコナンに指摘されたのはその直後。
*3 園子は置く直前まで自分で飲んでいたし、置いた後は缶は高杉→小百合と渡ったのでチャンスは無い。もちろん、置く時に小百合が見ている前で入れることは不可能。小百合自身が入れたとしたら苛性ソーダを持ち運ぶ密閉容器と乾燥剤が必要だが、それが発見されたのは廊下のゴミ箱の中。控室から1度も出ていない彼女が外のゴミ箱に捨てることはできない、ということで除外。
*4 彼の方は残念ながら、小百合がレモンティーを飲むのを見るたびに当時の少女を思い出してはいたものの、彼女がその当人であることには気づいていなかった。すぐ似ていることに気づいた小百合と違い、彼は彼女に当時の面影さえ感じていなかったのだろう。
*5 見たところ松本は1人で犯人を追っていた(普通なら相棒がいるはずで、それ自体もどうか思うとが)ようで、逃がしたら逃がしたで不手際と言われそうなので、どっちみち警察官としては難しい判断を迫られたかもしれないが。
*6 ただ、「あとで事故のことを知った」ということは、それを信じるなら、当初は事故のこと自体を知らされていなかった、ともとれるが。
*7 そもそも本作は、謎解き(誰が犯人か、どんなトリックを使ったのか)をメインとしており、『金田一少年の事件簿』・『Q.E.D. 証明終了』などと比べ、動機の伏線が張られず、犯人(もしくは探偵役や警察官)の口から語られるケースが大半である。
*8 普段、犯人の事は「あの人か!」と言っているので、この時の表現を使う場合は結構感情的と分かる。
*9 同意殺人未遂罪ならば懲役6月~7年。未遂とはいえ死にかけたことや同意を知らなかったことを踏まえると、3年くらい服役するのは大体そんなところと思われる。

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